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下着をこちらに見えるように干すな
マンションの部屋の隣のおじいさんが声をかけてきたらしい
彼はずっと独身で女の人と
付き合ったこともないって
そう言ってた
恋したことないのかな
この頃は、暑くてしんどいと日がな1日テレビの前で右に転がり左に転がりしてるみちこちゃんが薄笑いを浮かべて隣人の事を呟いてる
衣食住足りて みちこちゃんは、恋多き人だ
3回結婚して、3回最愛の人は他界している
70歳になったけど まだまだ恋に貪欲だ
先月から、デイサービスのお迎えの担当が男性に変わった
彼は送り迎えの車への道中ずっとみちこちゃんの手を繋いでくれるそうだ
もちろんみちこちゃんのご機嫌もいい
ただ、みちこちゃんは言う
彼は私と手を繋いでいても心の中はきっと奥さんの事考えてるのよ
奥さんがいるかどうか聞いた事もないくせに
外は茹だるような暑さ
流しのゴミ置きに2匹の蝿が
くっついては離れ仲良く飛んでいる
みちこちゃんは、この蠅達恋してるの なんてまた無邪気に笑う
恋の成就を見届けていない彼女は
恋を探し続ける
真の恋の道は茨の道ってどこかで読んだことを思い出しながら、私とみちこちゃんはエアコンの効いた部屋で、一緒に素麺を食べてる
ああ、衣食住足りてこれ以上恋を手に入れたいなんて
罪深き恋も薬味に加わって
今日の素麺はどこかソーダのようなシュワシュワした味がする
雨の中を
雨の中を
歩く人よ
歩く人よ
誰もいない道を
車だけが過る道を
ふと立ち止まる
時が立ち止まる
冷たい雨が降りしきる
雨音だけが静かに響く
雨の中を
雨の中を
私は歩く
私は歩く
傘を差しても雨は舞う
冷たい雨が私を濡らす
お庭の隅にこぼれ落ち
くるくる巻いた朝顔の
つぼみを指の先で摘み
ガラスの花瓶に入れましょう
水が染み浮いて漂い
ほどけて咲こうとするけれど
茎の思いが途切れてしまい
じっとするしかありません
くるくる巻いた花びらは
ひらいた花を夢みたの
わたしにひろわれようとして
わざとつぼみで落ちたのかしら
あなたはほんとに咲きたいの
わたしにそっと教えてほしい
わたしがいつもちいさな庭で
お掃除するのを見ていたから
わたしはあなたをひろいあげ
丸い花瓶に水を汲み
銀の湖面に寝そべると
波紋と一緒に戯れて
わたしにだけは咲いてほしい
こんなちいさな花瓶だけれど
きれいな水をくべるから
つぼみのままで咲いてほしい
ロンドン街の蜻蛉はテムズ川へと混じりゆく
歯車は回り 白霧をまとふ
西日も見えぬ炭鉱で
春をも知らぬ土で死ぬ
今この上に立つ者で
ブルジョワジーは何を食ふ?
ブーツは今日もご機嫌で
帝都を抱くは我なるや
骸のつくりし何ペンス
坑道潜りて昇るは切羽
彼らの汚れた足の裏
息をも詰まる狭窟ぞ
それでも続くは労働か
出で来てすぐに炭を吸ふ
栄えありし帝国で
それでも生きき人々よ……
いったい何を探し求めているんだろう。
迷い子のようにうずくまって考えてみる。
星空の下をゆっくりと歩きながら答えを
探し続ける。
永遠とも思える宇宙の中では人生なんて
あっという間、早く答えを見つけなくちゃ
探し物は一つだけ?答えは一つだけ?
それすらも解らずに人生を歩んでいる。
子供の頃感じていた胸が踊るような感覚は
もうない。でも探し物を見つける事で
僕の人生にも意味が生まれると思うんだ。
努力や才能、経験を持ってしても
成功できないこの世界にも存在する理由が
必ずあるはず。それこそが僕の希望だ。
何事にも変え難いそれが僕を突き動かして
いる。
子供が大人になる瞬間てどんなだろう。
笑顔の意味が変わったとき?
涙の意味が変わったとき?
わからない。僕はまだ大人になりきれて
いないのかな。
人間とはなんて儚い存在なんだろう。
それでもこの星を動かす者として生きて
いる。
僕は忘れない。今までに愛した人達が
僕を動かしているという事を。
そして僕もいつか愛されてそれらを
動かしていくという事を。
僕の事を誰よりも分かっていると
いつも言っているのだから
もうあなたの決めたルールに
付き合うつもりはない事も
分かってくれるよね
坂道を自転車で風を感じながら
一瞬でいいから手を離してみたい
きっと痛い思いはするだろうし
傷も残るかもしれない
あなたは怒るだろう
気さくで誰とでもすぐに打ち解けられる
あなたとは違う僕を誰に似たのかしら
うちにはそんな人はいない筈なのにと
期待に応えられない僕を
突き放す冷たい言葉に心が砕けて
散らばった破片はもう元には戻らない
悲しみの代わりに憎しみが
僕の中に育ってしまう前に
今はただ自由になりたいんだ
分かってくれるよね
母さん
ダイヤル錠の
重たい数字
カチカチ回しつづけても
ちっとも指に馴染まない
だってそれは
厳めしく人を寄せ付けずに立っているのが
この子の役目だから
鉄の金具は私の心も
閉ざしまうような気がして
0000のままの暗証番号
私が旅行にこれをつけていくのを見たら
昔の人たちは怒るだろう
そして悲しむだろう
旅が、油断ならないものに
なってしまったことを
思いやりであふれる世界には
まだずっと遠いことを
盗みの手段が
巧妙になったなら
守りをより、堅くするしかないのか
私が落とした定期を拾って
走って追いかけてまで届けてくれる
やさしい人も確かにいたのに
カチリ、と私の鞄を留める
その音で
すべての好意をも、閉ざしてしまった
人は
己自身の悲惨さを
知っているが故に
偉大であるという
ならば人は
世に溢れる悲惨さに
感謝すべきなのだろうか
そんなふうには
誰も思わないだろう
人が感謝すべきなのは
己に降りかかる悲惨さに
堪えうる力を
持っていることだろう
だがその力は
生来のものなのだろうか
人は死者を憶う存在である
と同時に
死者に憶われる存在でもある
という
人が己自身の悲惨さに
堪えうるのは
死者に憶われているから
死者にその力を
与えられているから
なのだと思う
死者を憶い
死者に憶われ
常に死者と共に歩むもの
そうであるが故に
人は偉大であるのだろう
お忙しいところ、あたたかいご講評ありがとうございました。自分の作品に評をいただくのは、嬉しいものですね。私にとっては、詩はまだ自分のためのものですが、他者に向けて詩を書いてみようと思いました。本当にありがとうございました❗️
今日も透析 しあさっても透析
ごあさっても透析
こう暑いと透析病院に
駅から歩いていくのもやっとだな
日に日に行くのが辛くなる
そんなに体力擦り減ってるかなあ
今日は35度いくっていう話だ
こんなに暑いのに
みんなよく汗もかかずに
平然と歩いてられるなあ
トンネル抜けて
バス停へのなだらかな坂を上る
バス停の道を横切って
ひと坂あがっていく
僕はと言えば
額から 首筋から 腕にも
汗が滝のように流れる
はぁ また今日も汗だくかぁ
汚いけどマスクも濡れている
坂を上がったところに
急な階段がある
一段一段踏みしめていく
今日は腰の調子はましだな
最悪な調子の時は
起きたらいきなり腰が痛いもんな
あれは参るよ 勘弁してほしい
階段を登り終わったと思ったら
また小さな だけど急な坂
さあ あともう少しで
病院に着くけど
ここからまだ登りがある
陸橋を渡ってしばらく平坦な道
商店街を抜ける
そこにまた急な階段
段数はさっきより多い
最後の階段から先は
よく見ると緩く坂になっている
その坂の上にポツンと
透析病院がある
病院に入ったらまず更衣室で
滝のような汗を拭わないと
毎度毎度の僕の儀式
もう
夏の酷熱の空気の中に
このまま 歩きながら
溺れ死んでいきそう