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ドラゴンフルーツなんて
普段は食べないものを
あの人からもらった。
あの人とは他の人に知られれば
後ろ指をさされる関係。
だから、鍵付きのレシピに綴っている。
義実家からの頂き物もあり
ドラゴンフルーツは
すぐ食べるわけでもないので
ジャムにしてしまおうと思った。
ハチミツという甘い嘘をたっぷり使って
レモン果汁の酸味をほんの少し。
煮詰めてしまえば
本当も嘘もすぐには分からない。
せっかくだから
ジャムパイをしようと
「本当」が見えないように
パイで包み隠してしまう。
オーブンで焼けば
ドラゴンフルーツのジャムを
包んだパイが出来上がった。
パートナーが育ててくれている
夾竹桃の花を彩りにそっと添える。
花言葉、石言葉とかあるけれど、
果物言葉なんてものもあるのを
最近知ったので
パートナーとパイを食べながら
その話に花を咲かせよう。
※
ドラゴンフルーツ→『燃えるココロ』『永遠の星』などの言葉が有名ですが、果物言葉も諸説あるようで、『危険な愛』という言葉もあるそうです。
夾竹桃は家庭菜園もされているようですが、毒性があり、花言葉として油断大敵」「危険な愛」「注意」「用心」「たくましい精神」などがあるようです。
誰かが言った
何に惹かれて
あの海へことばは流されてゆくの
あんなにうつくしいのなら
ずっとここにいればいいじゃない
出ていっては勿体無いじゃない
誰かが言った
ことばは
足首にちいさな地図を結ばれて
生まれてくるのだから
ここを発つべきなんだよ
誰かが言った
人間の隠した孤独が
この水面をゆるやかに海へ向かわせる
人間はそうやって
人間を愛してきたんだ
誰かが言った
うつくしさに慣れない
人間のうぶなところに
ことばは好んで棲みついて
人間の奥にある 新鮮な部屋に
なれなれしく出入りするの
誰かが言った
ことばなんて
全ての劣化品じゃないか
肝心なのは
体がたしかに震えていることだろう
色んな人に囲まれて
僕はもうわからなくなって
月夜の下
新しいことばを送りだす
運河のほとりの石畳に腰掛けて
ぼんやりと光る 新しいことばが
水門を抜けて海へゆくのを
見つめているほかなかった
今回も読んで貴重なアドバイスありがとうございます。
細かい点までアドバイスしていただき、なるほどと思い、とても勉強になりました。
まだまだ未熟な私ですが、このアドバイスを大切に頑張ります。
ありがとうございました。
今回も貴重なアドバイスありがとうございます。
私も少し難しい題材かな?と感じて書いていました。
アドバイスを大切にして、これからに活かしていきます。
心のズレで枕を濡らし
ズレを合わせようとシーツを濡らす 二人…
そんな日々の流れの中で
僅かなズレを見過ごしてきた
重ねた身体は紙一重で
月明かりの中 あなたの背中を眺めて
枕を濡らす夜が増える
これほど近くにいてくれるのに
手を伸ばしても届かない気がしてしまう
離れていた頃は とても近くにあなたを感じていたのに
今はあなたの愛し方が時々わからなくなるの
ちゃんと愛せてる?
ちゃんと愛してる?
あの頃に描いた未来は幸せのはずだったのに
でもきっと幸せなんだと思うの
ただ二人の心をピタリと合わせたくて
わずかなズレはストレスでしかなくて
不信感 不安感 ズレた部分をちぎり取り
合わせようとして傷だらけになった心
あなたは黙ったまま 散らばったカケラを拾い集めて
私の心に戻してくれた
重なり合う二人の心 ズレたままの二人の心
そしてあなたはまたシーツを濡らす夜でズレを誤魔化す
月夜の中のあなたの背中
手を伸ばしてみた 背中に触れる私の手
このままでも良いのかな…
あなたのことがまだ愛しいから
ワタシとニイチャン ゲイ
わかれられないの
ニイチャン やんちゃ
だけど にくめナイ
ワタシハ バカ メソメソオンナ
いつも ふたり 世間のした あるく
いまでも した あるく
けっして うえ あるかない
何でも ない ワタシト ニイチャン
泣くのが 好き
三浦様、お体の調子はいかがでしょうか。本当に毎日毎日外に出るたび顔をしかめてしまうような暑さでたまりませんね。
夏は暑くて苦手な面もありますが、それとは別に、詩の題にあふれる季節だと思っているので嫌いになりきれません。むしろそういう点で好きな季節でもあります。夏の夜というのは誰にとってもなんだか特別で、魔法的な魅力があると思っています。夜の散歩が趣味なのですが、やっぱり夏の夜の散歩が1番気分が上がりますね。今作はそんな散歩中に昔のことを思い出しながら書いたものです。
高い評価をいただけてとても嬉しいです。僕だけのものが詩の中にあると言っていただけて、とても恐れ多いですが嬉しいです。
自分がいいと思う感覚や表現は大切にしながらも、詩としての流れの美しさや丁寧さを忘れずに、これからも詩作に励みたいと思います。
余談ですが、評の中に出されていたETですがなんだかんだ見たことがないんです。世代が少し違うとはいえ流石にまずいなと思っています。この夏時間がある時にでも見てみようかなと思います。
本当に毎日暑いですから、お体に気をつけてお過ごしくださいね。これからもよろしくお願いします。
井嶋様、いつも評をしていただきありがとうございます。受賞に関するお仕事などで絶対お忙しいのに、評をしていただいて本当にありがたいです。
ご指摘いただいたとおり、すごく唐突感があるラストでした。自分の詩作におけるよくないクセが思いっきり出てしまっていました。最後にもひとつ盛り込もうとなんだか欲張ってしまいました。気をつけたいです、、。気を抜くとやってしまうんです、。
暑すぎる日が続いて夏真っ盛りですが、井嶋様もお体にお気をつけてお過ごしください。僕は浴びるように水を飲んで、この夏を倒れずに乗り越えたいと思ってます。
いつか井嶋さんのように活躍したいなあ、、なんて夢見ている日々ですが全くまだまだなのでがんばりたいです。
井嶋様の益々のご活躍をお祈りしております。これからもよろしくお願いします。
お久しぶりです(*^^*)。お元気そうですね!受賞の取材やメディアへの出演は 落ち着かれましたか?弛まぬ活躍を お祈りいたします。素晴らしい素敵なご感想をありがとうございます。井嶋さんも同じような空想をなさった事があるんですね🍀*゜今回, 抽象と想像のままに詩をしたためてみましたよ。人は 深層に夢を抱いているものでしょうね!頑張ります。
黄昏時の我が家の廊下に
ひっくり返って助けを待っていた
闖入者のクワガタ
最近元気のない私に夫が放ったに違いない
昆虫学習サイトによると
寝床は細かく刻んだ新聞紙
餌はスイカより栄養のバナナがグッド
「明日からは私との二人生活だからね」
「もっと居心地いい部屋にしてあげるからね」
モゾモゾ カサコソ カリカリ
やんちゃに動き回る音を耳に
やれやれ 夜も更けて 眠りにつこう
だが早くも翌朝の鮮やかな逃亡よ
木箱にいるはずのクワガタ君がいない
切り刻んだ新聞紙の奥にあの3センチほどの
黒くて凛々しくカッコイイ君が身を潜めていて
ギザギザの大あごを高く突き上げて
私と一夜ぶりの麗しい対面をするはずだった
捜索はソファー、ゴミ箱、靴の中、カーテンの裏
家中を探しながら 諦めつつ やがて 悟る
慣れない世話で身の細る私を案じて
亡夫が彼を呼び戻したのだ
そうに違いないのだ、と。