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編集・削除(編集済: 2023年10月25日 04:10)

井嶋様 詩集ご上梓、おめでとうございます。  エイジ

改めまして井嶋様、詩集ご上梓、おめでとうございます。
井嶋様の詩の活動の重要な一歩に立ち会えてとても嬉しく思います。
今後もますますのご活躍をお祈り申し上げます。

編集・削除(未編集)

テレビサイズ  妻咲邦香

三分で伝えてください
あなたは特別人気がないのですから
ストレートに要約してください
ギャラもうんと安いのですから
私こう見えて時間がないの
スケジュールぎっしりなの
ご不満なら代わりは他に幾らでも
様子見のつもりならそれで十分

ニ分で伝えてください
無理やり引き伸ばしたメッセージ
その道のプロが手抜きで書いた
芸術だなんて言わせないで
勝負をしようと思わないで
すぐに飽きられ捨てられて
ブラウン管の向こう側
とびきりのスマイルだって黒歴史
いつか忘れたい思い出に変わる
それを待っている私

一分で伝えてください
私、本当に時間がないの
わかってるでしょ?
早く此処まで降りて来て
十秒で伝えてください


ーーーーーーー

井嶋りゅう様、初詩集出版おめでとうございます。詩集作りはかなりのエネルギーを必要とする行為で、その産みの苦しみを乗り越えてまでも世界に問いたいことがあるのだということなので、どうかその船を大切に、そしてその行方を見守ってあげてください。

編集・削除(未編集)

介護の現実 2  Liszt

寝たきりになってから
母はめっきり年老いて
ぼんやりする時間が長くなり
わたしを見つめる眼も
光が乏しくなった気がする
楽しみと言えば
テレビを見ることくらい

それなのに
最近ニュースと言えば
怖ろしい事件ばかり
やれ銃撃だの
やれ強盗だの
やれ戦争だの
そのうえ台風は近づくし
地震もあちこちで起きている

そんなショッキングなニュースを見ると
母の神経は高ぶって
血圧や脈拍の値がおかしくなる
夜もよく眠れず
ついつい睡眠導入剤のお世話になってしまう
あまり飲ませたくないのだけど…
母にとって
近頃の出来事は どれもこれも
刺激が強すぎるのだ

それでも母は
世界に向かって ただ一つ開かれている この窓を
決して閉じようとはしない
なぜって わたしが
怖ろしい事件を報じているニュース番組を
気を利かせたつもりで
たわいもない おもしろおかしいバラエティに
変えようとすると
不自由な身体にもかかわらず
こぶしを振るって怒るからだ…
「なんでチャンネル変えちゃうの!
今、わたしが見てるところでしょ!」

どうやら
こちらが思うより
母の心はずっとタフなようだ
それもそのはず
九十年近く
この世の中を生き抜いてきたのだから

案外
いつの間にか心弱くなり
前向きな気持ちになれないのは
介護している
わたしの方かもしれない
弱気の色眼鏡で見るから
母の衰えばかりが目に付くのかも…

そんなことをつらつらと
考えているわたしの横で
母は今日も「正午のニュース」を
真剣な眼差しで見つめている…

編集・削除(編集済: 2023年06月20日 21:34)

おめでとうございます!!  水無川 渉

井嶋りゅう様

このたびは初詩集『影』のご上梓、心からお祝い申し上げます。
まさに「満を持して」という表現がぴったりですね。
装丁も素敵です。ゆっくり味わいながら拝読させていただきます。

おめでとうございました!!

編集・削除(未編集)

山師  積 緋露雪

生きてゐるものはそれだけで罪であると
最期に言ひ放ったその言葉が
今も耳に残るのであるが、
果たせる哉、その言葉は貴女の言葉である以上に、
私の言葉でもあった。
私は、何人の私を私の内部で抹消してきたか。
それは鏖と言っても言ひくらゐ完膚なきまでに
徹底的に抹消にしてきた。
さうせずには私は生き残れなかったのだ。

そもそも私は私の一貫性などといふものは
全く信じてをらず、
私は私の内部に生滅する私を
そのままにしてゐたのであったが、
ある時、その中に鬼子が生まれ、
私はずっとそれに気付かず仕舞ひであった。
しかし、その鬼子は郭公の雛のやうに
托卵された巣で一番に孵り
親の直系の卵全てを巣から追ひ落として、
親鳥の餌を独り占めするといふ有り様に似て、
私が気付いたら私の鬼子、
それは異形の吾と呼ぶに相応しい私は
他の内部に棲まふ私を抹消にしてゐて
私はその異形の吾の意のままに生きることをさせられたのだ。

それは、しかし、私が受け止められる範疇を超えてゐて、
私は直ぐに病に伏せ
何年も起き上がることもままならぬ身に落ちぶれたのである。
何故にさうなったのか、
初めは何にも解らず仕舞ひであった私は
只管に私を責めたが、
さうすればさうするだけ、
私が傷つき私の病が悪化するのは火を見るよりも明らかであった。
私に取り憑いた異形の吾は
鬼のやうにあり、
そして、私の内部で私が生まれては抹消して喰らふのを常としてゐたのである。
私はその異形の吾が
不意にげっぷをしたところで、
私が何か私でない私が棲まふ退っ引きならぬ事態にあることを
察したのであった。
さうして、私の目を内部に向けて凝視し続けてゐたら、
その異形の吾は
――へっへっへっ。
と、不意に嗤っては
私の頬をぶん殴り私自体を喰らはうとしたのである。

其処で、自己齟齬を起こした私は
最早自己同一性を失ひ
私がどうしても他人で山師にしか思へぬのであった。
しかし、それも束の間、
異形の吾は私の自我が少しでも芽生えると
その芽を摘んで天ぷらにでもして美味さうに
喰らふので、私が私であることは一瞬たりともなかった。

私の内部は澱んだヘドロの溜まり場のやうに変化してしまひ
私は最早私を育むことすら出来なかったのであるが、
異形の吾もまた、そんな場に化した私の内部では
毒にやられるやうに弱りだしたのであった。

さうかうするうちに異形の吾が溶け出して、
異形の吾に喰はれた内部の私たちが一斉に解放されたのである。
さうして内部の私たちは荒れ果てた私の内部を少しづつ清掃をして
多少は濁ってゐるが、それでも清澄な泉湧く私の内部を恢復したのであった。

さうして何十年かして私の病も恢復しつつあったのではあったが、
もう二度と元には戻らなかった。

編集・削除(編集済: 2023年06月20日 12:03)

井嶋りゅう様 初詩集『影』上梓おめでとうございます  積 緋露雪

まだ、投稿して間もないのですが、
井嶋りゅう様には丁寧な感想を頂いて慶喜の中、
初詩集『影』を上梓されるとのこと、おめでとうございます。
今は、これくらいのことしか言えませんが、
『影」から私の求めていることと同じなのではないかと想像しました。
是非、買って読みたいと思います。

編集・削除(未編集)

おめでとうございます。

井嶋りゅう様

このたびは、初詩集『影』のご出版お祝い申し上げます。
たくさんの方々とのご縁を繋いで夢を実現なさったのは、きっとりゅうさんの素敵な詩と真摯なお人柄によるものだと思います。
これからもますますのご活躍を心よりお祈りいたします。

編集・削除(未編集)

再び 眠る

宇宙
暗黒
二重 螺旋
ひも
超ひも理論
ねじれ

暗黒
うかぶ
合掌の手
sekisyuno 隻手の
 onnjyou 音声

考える
考える
イメージ 見える

まわりに 言葉 つかない
新鮮な 生まれたての イメージ
イメージだけでは 考えられない
失望

暗黒に 浮き上がる
青の 文字
青 理 有 会

かわる
わたし
黙っている

考えられない
悲しい

悲しくない
いつも
さみしい
さみしくない

さみしくない
一度目は さみしい
二度目は さみしくない

ひも 結ぶ
固く
リボン
宇宙
あさ


再び 眠る

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井嶋りゅうさんへ 富士伊真夜

初詩集発刊、おめでとうございます。
富士伊真夜以前の、投稿者時代でしたか。
記憶は定かではないのですけども。
詩の方向性を悩んでおりまして。
井嶋りゅうさんの作品を読んで。
あぁ。
私のリアルを書いてもいいかなぁと思いまして。
今の私があります。
本当におめでとうございます。
詩集はゆっくり堪能させていただきます。
ありがとうございます。

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井嶋 りゅう 様 

この度は詩集『影』の御上梓おめでとうございます。
装丁から井嶋ワールド全開!!!
じっくりと拝読したいです。

改めておめでとうございます!

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