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詩に意欲的に取り組みたい方や、詩をある程度の期間書いておられる方、
また、詩人に向け成長を目指したいという方もこの掲示板をご利用下さい。
あなたの詩をしっかりと読み、評や感想を、しっかりと書かせて頂きます。
ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。
自分の大切な表現としての「詩」に、どうぞ、ここで磨きをかけていって下さい。

「MY DEAR投稿掲示板」は、投稿された作品全部に評をお返しします。
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MY DEARはあなたのこつこつを、支援するところです。

なお「MY DEAR投稿掲示板」では、新規ご参加の際に、ペンネームとメルアドの届け出が必ず必要です。
これは掲示板内の安全を守るために、管理人に限って把握させて頂くものです(他へは一切出しません)

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誰でも、どんな人でも、気軽に詩に親しんでもらうための掲示板です。学生さん、小中学生の方も歓迎です。
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どうぞご希望に応じて、各掲示板をご利用下さい!!!

編集・削除(編集済: 2026年05月30日 02:08)

青の旅人  松本福広

某(それがし)に名前はない。
時に豆蔵、五分二郎、一寸法師などと
呼ばれている。
その時々、呼ぶ者によって某の名前は変わる。
今は気ままに旅をしている。

テレビで見かけたら
ネモフィラがきれいに咲く場所へ。
お椀の船旅では海原は越えられず
潮風に吹かれる若葉につかまり
空路にてやってきた。

道中の天気は晴天なり。
空はどこまでも透明な青さを反射させ
海はどこまでも深みのある青さを沈ませて
遥か遠方に青の境界線一本が
異界への彼方のようである。

海岸沿いの街に
ネモフィラが咲き乱れる丘が見える。
地面が空を写したような色に染まっている。
空の青だけではなく
雲の白を降らせたようなネモフィラの群れ。
その一輪に某は降り立つ。

吾輩の背丈からすれば
ネモフィラの一輪でも
目の色を青に染める。
若山牧水氏の白鳥の短歌を思い出す。
白鳥の孤独が此処にあるようである。

空も、海も、地面も
すべてが青に染まる世界の中に
某だけが一輪と同じでしかない。
無限かのように青が注がれる中に
若葉を傘のように差す某の色が孤立している。

青を普段から意識していない。
でも、世界は青に流れている。
某の視界を染める青。
某の周りを包む青・青・青。
此処だけはなく空と海が青を繋ぎ
世界の青へ繋がるような錯覚。

青の迷宮を作るような
ネモフィラの群れが
風にせせらぎ
あざ笑うような音に聞こえて
目を覚ます。

小さな個である某が
空に繋がる感覚
その孤独が丘の片隅に転がっている。

※補足
舞台は 茨城県にあるひたちなか海浜公園
みはらしの丘 ネモフィラより
写真はフリー素材サイト フォトACより

ご存知だとは思いますが、若山牧水の短歌もあわせて。
白鳥はかなしからずや空の青海のあをにも染まずただよふ

編集・削除(編集済: 2025年05月16日 06:03)

ロックンロールケーキ  荒木章太郎

ロックンロールケーキだ
棘のついたものばかり
がっついて飲み込んできたから
喉が爛れて歌えなくなった
ロックンロールはあきらめた
権力はフェイクに丸めこまれた
敏感で繊細な世界で
どかどかシャウトする度に
君を傷つけてしまう

今の時代、傷を塞ぐのに
バンドとは言わないらしい
俺の頃はロックンロール
バンドエード
言い方は違えど
暴力に対して暴力で
やり返していた

歪みと騒音が
人をイラつかせてしまう
閑静な住宅街で
シェルターは造られた
学校や教会や寺院が
避難所となる
墓地は聖地として
お金を稼がなくては
いけない世界では
壁ではなく傷が問題となる
静かに寛げねば
周りに迷惑をかけてしまう

傷をなめ合うことで
真実はカーペットの下に滑り込む
ぶつかり合いは騒音とされ
声を上げる者は
空気の読めないやつになる
黙ることでしか
愛を示せなくなった

ロックンロールは死んだか
いいや、まだ役目はある
心だけを揺さぶるのだ
ロックンロールケーキだ

くるくるとした優しさで
世界のてっぺんを目指す
「結局はとんがるのね」
君に呆れられた
ロックンロールケーキだ

編集・削除(未編集)

夏生様 評のお礼です。  荒木章太郎

 本作「隣で眠る君に」を丁寧に読み込んで下さりありがとうござます。佳作と評して頂きとても嬉しいです。
 主人公は年老いてゆくごとに、さまざまな喪失を重ねていく中で、重病を患う妻の看病を体験します。そんな時に、なぜか幼少期に母や父に手を引かれて、蛙や虫が鳴く畦道を歩いて銭湯に通った事を思い出します。当時の父母は何も話してくれなかった。だけど、今は、当時の自分が父や母の孤独感を敏感に受け取っていたことに気づきます(看病することで、ようやく妻との関係に目覚めたのです)。だから、かつて「目覚めることを知らない夜」の中にいた彼は、悲しみのあまり言葉は失ってしまったが、死に向かう妻よりも朝、早く目覚めることができた。言葉を持たなかった頃の自分を思い出して、妻との関わりを改めようと試みます。「目覚めることを知らない夜へ向かう妻」に対して、目覚めることを信じて交流し続けることが愛だと理解するのですが、まだ不十分です。
 私自身が、作品を通じて人と触れ合うことを恐れ、読み手(他者)に解釈を委ねていることに気づきました。これでは、主人公の愛は妻に伝わらないでしょう。やはり鳴いているだけではだめで、言葉を失っても、なお言葉で表現しようとする心根が必要だと思いました。

編集・削除(未編集)

たびだち  じじいじじい

「いってきま〜す!」
「いってらっしゃい」
「いってきま〜す!がんばるね!」
「いってらっしゃい!がんばってね!」

あっちでもこっちでもおおきなこえの
ごあいさつがきこえる

タンポポのタネさんたちがとんでいく
しろいわたげにつかまって
おかあさんタンポポからとんでいく
「きをつけてね」
「こわくないよ」
「わたげにしっかりつかまって」
おかあさんタンポポはしんぱいがおと
がんばれがおがまざってる

タンポポのタネさんたちはわらってる
「だいじょうぶだよ」
「わたしはあっちのやまにいこう」
「ぼくはむこうのかわらにいこう」
みんなおかあさんタンポポにてをふってる

タンポポのタネたちはみらいをゆめみて
りっぱなタンポポになるとこころにきめて
おかあさんタンポポからたびだった

おかあさんタンポポはしんぱいなかお
なみだをながしても
さいごはえがおでてをふった
「だいじょぶ がんばれるよ」
こころのなかでそっといった

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青島江里様  訂正のご連絡  温泉郷

青島江里様 お世話になっております。申し訳ございませんが、投稿作品の中に「ダンボール」を「ダンポール」と誤記した箇所がございましたので、訂正いたしました。ご了承ください。

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紗野玲空さん おめでとうございます!

紗野玲空さん

日本詩人クラブのご入会、おめでとうございます。

日々、詩作を発表する場をみなさんに提供してくれる
紗野さんの活動はほんとうに素敵ですね!

私も日本詩人クラブの会員なのですが、
まだ一度もイベントに参加したことがないので、
そろそろ顔を出そうと思っています。
なので紗野さんにも会える日を楽しみにしております。

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島 秀生様 評のお礼です。  白猫の夜

挨拶が遅くなり申し訳ありません。島様、評価をありがとうございます。
ご指摘ありがとうございます。読みなおすと確かにラストの3連は「桜」のイメージが切れていました。
先生のお言葉を手本に、練り直してみます。
助詞のご指摘もありがとうございます。「向日葵」は私は気づけなかった配慮でした。
こちらも、少し別の表現に変えてみます。
ありがとうございます。もっと精進します。またよろしくお願いいたします。

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三浦志郎様 評のお礼です。  白猫の夜

挨拶が遅くなり申し訳ありません。三浦様、評価をありがとうございます。
今回の詩は、先生の読み取ってくださった通り「赤い靴」をベースに描きました。
「アンデルセンのカーレン」だけでは、「赤い靴」参照したことを伝えるのに弱いかな……と思って、
お祖母さまと木こりも入れてみたのですが、かえって混乱を招いてしまいました。
確かにその2行だけ雰囲気が変わってしまっていると感じます。言葉を入れ替えてみます。
注釈の考え方も勉強になりました。ありがとうございます。またよろしくお願いいたします。

編集・削除(未編集)

饗宴  温泉郷

赤、青、紫、白
カクテルを手に
砂漠の屋敷の二階では
黒い仮面
まだらの仮面
動物の仮面
匿名の舞踏会が
クライマックスの
音楽を控えている

招待者は
定員を超えて
音楽に合わせる踊りも
本当の踊りの強度を超えて
音楽もそのテンポが限界を超えて
参加者のカクテルの酔いも限界を超えて

最後の饗宴に向う
外の車列に砂塵が舞う

一階では
給仕がタキシード姿
調理師がエプロン姿
雑用係がジャージ姿
案内係がスーツ姿で
幸福感に満ち
疲れを忘れて
くるくる
くるくる
回っていた

天井の異常な軋み
みな あわてて
天井を長い棒で支えはじめ
手分けして
クッションやらダンボールやら
柔らかいものを
敷き詰めはじめた
待機中の運転手たちも
応援に駆け付けた

二階から
何人かが
するっと外に出て行った

木材の断裂音
二階の床が抜けて
全員が落下した
落下寸前
一階の人たちは
咄嗟に自らもクッションとなり
二階の客はみな無事であった
二階の客だけは……

床には
色とりどりのカクテルの痕跡と
仮面が散乱して
美しい模様となって
怪しい光を放っていた

編集・削除(編集済: 2025年05月14日 21:59)

潮風の匂いと血の記憶  aristotles200

私は何処にいるのか
深い霧に囲まれ、周囲は何も見えない
私は何処に立っているのか

古びた、海賊船の甲板に立っている
左手は義手、右眼は義眼らしい
側に控えるは、腹当を着けた髭もじゃの男たち

大砲の砲弾の音が左右から聞こえる
甲板は、荒波で濡れている
海賊船の船首を、右方向に旋回させる
左舷に並ぶ大砲が敵船を捉えた、轟く砲声

右舷、敵船からの砲弾がマストを擦る
接舷戦闘、用意、取舵一杯、右舷の船に突撃
衝撃、刀を抜いて叫ぶ、乗り込むぞ!

夕暮れ、潮の匂いが立ち込めている
何故、古びた時代の戦いの記憶が
鮮やかに脳裏に甦り、言葉を紡げるのか
一族は代々、四国、伊予国の生まれとか

一つ理解している、これは血の記憶
何処でも、何処までも、戦う人である
理由がある限り、守るべき人がいる限り
後先など知らぬ
生きている限り戦う
そういう国と民であると、潮の匂いが告げるのだ

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