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編集・削除(編集済: 2023年10月25日 04:10)

アート  秋冬

視覚や聴覚で
頭を
心を
かき乱される作品
に出会ったとき
アート
と括って
落ち着こうとする

絵画でも
音楽でも
文学でも
アート

わたしが
口にする
アート
とは理解不能なもの
という意味なのかもしれない

芸術ではなく
人間であっても
時として
アート
だと思う

わたしが
口にする
アート
とはわたしにはないもの
という意味なのかもしれない

つまり
わたしが
口にする
アート
とは
嫉妬だ

理解できないものを
理解しようとすると
苦しくなるから
せめて感じたい
と思うのだけれど
感じることすら
できないものを
わたしは
アート
と呼ぶ

たぶん
わたしが
口にする
アート
とは
憧憬だ

やりたくても
やれないもの
なりたくても
なれないもの
すべてが
アート

わたしは
アート
になりたいが
わたしは
アート
にはなれない

なのに
世界は
アート
だらけ

悲しい
けれど
それが
現実だ

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斎藤様 評のお礼  鯖詰缶太郎

初めまして、鯖詰です。
こちらこそ何卒、よろしくお願いいたします。
お忙しい中、詩を読んでもらいありがとうございました。
フードロスが問題となっている昨今。
安心してください。
この二人はちゃんと全部食べましたよ。
朝からお腹の中が目玉焼きでパンパンになりましたけども。
たぶん、こういう事も笑い話にしていけるような二人なんじゃないかなあと思います。
これからもああでもない、こうでもないと思索に耽りながら詩を書いていこうと思っています。
また、ご意見よろしくお願いします。

編集・削除(未編集)

おんなじ

どうろにさくはなも
かだんにさくはなも
のやまにさくはなも
みんなおんなじひとつのいのち

にんげんもおんなじだよ
どこのくにのひとだって
おかねをもっていてもいなくても
えらいとかえらくないとか
そんなのしらない
みんなおんなじひとつのいのち

いのちにさべつなんてないよ
いのちにおおきいちいさいないよ
いのちはみんなおんなじだよ

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詩の評、お礼です。  じじいじじい

三浦様に

今日は。
詩の評、有難うございます。
起承転結が上手く書けていないという感じでしょうか。毎回、書いていて思うのですが、毎回、何かが抜けてしまっている。
作成後の見直しがたらないのか?何なのだろう?といつも考えてしまいます。

これからも宜しくお願い致します。

編集・削除(未編集)

魔法使いの血  朝霧綾め

冬になると
私の身体の中で
魔法使いの血が騒ぎだす

たとえば
つめたい木枯らしが吹いたときは

箒に乗って空を飛びながら
風に飛ばされそうな山高帽を
あわてて手で押さえつけた、
そんな記憶が呼び起される

他にも
台所でカレーをよそっていると

錆びついた古い大鍋に
さまざまの薬草を入れ
火を焚き 煮詰めていた
その音をなつかしく思い返す

きっとスープの類ではなかった
鍋の中で煮え立っていたのは
たいてい紫色の液体だったから
あれが魔法薬というものだったろうか

箒で空を飛んだことも
大鍋で魔法薬を作ったことも
もちろんない
どうしてそんなこと
思い出すのだろう?


今から二十万年前
人間は世界に数百人しかいなかった
そしてみんな魔法使いだった
ひとたび呪文を唱えれば
薪に一瞬で
火をつけることができた
湖に住む人魚と仲良くなって
水中に城を建てて遊んだりもした

しかし世界に
村ができ 町ができると
人々はみな 魔法の使い方を忘れてしまった
魔法使いたちは少しずついなくなり
代わりに耕作人や商人になった

歴史が誰にも見つけられないまま
消え去ることは
それなりにあるらしい
呪文の本は焚き火の燃料になった
大鍋は鋤や鍬に変えられた

最近になって人間はますます
魔法の使い方を忘れてしまった
それで現代に生きる私たちの
魔法使いの血は薄い

けれども冬になると
その血がさわぎ出す
ちょうどつめたい風が
コートの裾をはためかせたとき
ふいに
空を飛びたくなる
山高帽をぐいとかぶりたくなる

一年の最も厳しい季節が来るたび
魔法が世界に存在した
遠い古代に思いをはせる

どうして魔法を忘れてしまったのだろう
覚えていたらよかったのに

魔法使いの血が騒ぐのは
きっと私ばかりではないはず
人々はみな
山々を箒で飛んでいた
魔法使いの子孫なのだから

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齋藤純二様  まるまる

「その覚悟が できた」に評をありがとうございました。
長男との関係と「長男と私の過ごす時間の様子」をお伝えすることができたようです。
とてもよかったです。
理想の母親には程遠いのですが、「大きな一歩」を踏み出せたと前を向いてやっていけそうです
......と、これでは詩作と違う所でのお礼となってしまいますね。
お伝えしたいことをしっかりと表現できるよう、やっていきたいです。
今回もありがとうございました。

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失われたヒト  ロンタロー

青空を呼び戻そうと
鉛色の空に向かって
テロルの果実
檸檬爆弾を投げ飛ばす
思いっきり弾け飛んで
窒息しそうな息詰まる曇天を
あの頃に感じた真っ青な空に変えたい

ロスト・ジェネレーション
ロスト・レボリューション
ロスト・サルベーション
失われた世代・革命・救済

青空を呼び覚まそうと
鉛色の空に向かって
幾度となく何度も
テロルの果実
檸檬爆弾を投げ飛ばしてきたけれど
何ひとつ変わることなく終わるだろう
ひとりぼっちの気取ったゲリラ戦

干乾びて腐り果てても
掌に隠し持っている
たとえ握り潰しても
レモンスカッシュにもならない
ただの不吉な塊なれども
来るはずもない何時の日にか
弾け飛ぶような青空を夢みて

ひとり呟く

ラ・ボンバ・レモン

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三つの印象 ~琵琶湖疏水第1竪坑~ 暗沢

私の中にあるのは三つの印象である


第一の印象はざら紙上の粗い印刷。

社会見学を兼ねた遠足の資料として配られた
殆ど黒と灰色だけの雑な印刷上に浮かんでいるのは一見
網目状の円蓋を施された、老化著しい古井戸である。
辛うじて見える円筒状に帯びる繋目から
それが煉瓦の建造物である事は、余り血の巡りの良くない子供であった、
私にも分かった。A4用紙の一隅に載る
ごくありふれたオブジェである。
ざら紙のプリントは禄に見られることもなく机中へ放り込まれて
後は、もう忘却の底。


第二の印象。

手軽な遊歩にお誂え向きな峠越えも、あまり体力のない子供には堪えるもので
小雨のなか心もとない山道を登って、それから下って行くのは
なかなかの骨である。
劣等生だった私は汗をかくのが大変嫌いな子供だったし
徒労感と疲労、脇腹の痛み
山間の道の薄暗さで覆われた麓までの記憶は
ぼろ生地のキャンパスに描かれた
暗く拙劣な筆致の印象派に過ぎない。
額内の筆致に写実派のリアリズムを帯同させるには
決定的な威力が要請される。

麓に差し掛かる、山道の傾斜も一段落付いた途上にて、
喬木の見下ろす開かれた場所である。
突兀と出現した巨大なもの。

手軽な峠とは言え、傍には常緑のひしめく蓊鬱(おううつ)の下である。
鈍色の薄ら寒い空からの小雨は山気をより靄掛からせていた。
鬱蒼からの唐突な登場であった。あのざら紙に印刷されていた
古井戸のようなものとよく似た建造物。

そのギャップ
無理もない。ずんぐり巨大な古い円筒は
大人の背丈をゆうに越える高さであり、
何処ぞで拾ってきた古井戸のイメージの如きを払うには
十分過ぎる程であった。少なくとも井戸ではないことは、
馬鹿な子どもだった私でも容易に分かった。

笹や葉叢の重なる天然の敷物の上
身を苔に侵されつつも沈立しているレンガ造りの円筒は
丸みの帯びた厚い網状の鉄蓋で
口を塞がれている

一世紀以上の時間を経て開かれ続けるその深み
拘束具にも似た鉄蓋にも笹の侵食は斟酌無かったが
故にその背負い続けた時間の重さを成立させている
屹立を間近に、思わず足を止めたものだった。

いや、白状するならば私はすぐ早足に通り過ぎたのだ。
他の生徒に習って脚を動かしたに過ぎなかった。しかし
山中に佇み続けている竪坑の重々しい存在感は
あまり健脚とはいえない子供の脚に、疲労とは異質の引きつりを生じさせるには
十二分であったろう。

印象は長く、長く残り続けた。


今、私が得たのは第三の印象である。

どういう行政の吹き回しであったか関心はないが
二十年余を経た第一竪坑の周辺は整備がなされていた。
山道も、開かれた場所も手軽な舗装道路が通り
何よりも古い文化建造物の周囲は、返し付きのフェンスが設けれている。
水道局の示す「立入禁止」の扉の側には
歴史を示す概要が載ったアクリルの看板。
しかし刻まれている明朝体は仕切りのチェーンに阻まれ見えにくい。
私の目は本当に悪くなってしまっていた。

開かれた明るい場所に、竪坑は尚も変わらず立ち続けていた。
煉瓦造りの建造物は明朗であった。
取り払われた苔と笹とともに、幾分もの幻滅もなかったのかと訊かれれば
嘘も生じてしまうのだが、それは依然として大きいままであったし
今も窮状の鉄蓋の被された深さは
永く開き続けているにだろう。
古い印象に縋ることほど容易な事などありはしない。

それは正しく一個の文化であり
時の砂塵をも耐え得た建造であった。
一回の生身たる私の如きが時間が掠め取った後も
依然として、残り続けている堅牢に相違無かった。

詩と歴史の前へ不審に佇み続けて、麓へ下る折には
既に山路は心許なくなっていた

灯り続けているのは、見出したその印象
叩頭の念にも似た情感は
消えること無く残り続ける筈である。


今一度白状するならば

今際の果に
虚しく薄れゆく中、あの開かれた竪坑の下へと
降りていくことが出来るのであれば
幸甚であるのだが。

その詩と歴史さえ胸にあるなら、死などという現象の如きは
さしたる問題にはならないのだが。

いや、誰でもよい。この身の残骸の一欠片でも
あの竪坑の開かれた口へと密かに
投擲してはくれないだろうか。


●テキスト量が多くかつ散文的であり本来であればこれらから切り取りつつ記述するのが正しい詩作の形です。
 しかしこの度はあえて上記を省いた形での投稿とさせていただきます。
 そのため批評に耐え得るテキストではないと判断し、「評不要」の但書を付記させていただきます。大変我儘な投稿かと思われ恐縮ですが、よろしくお願い致します。

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美しい世界に生きている  江里川 丘砥

美しい世界に生きている
それは春に桜が咲く
夏を蝉がしらせる
紅葉ゆれる秋はつかの間
一夜で白銀へと変わる
冬がくる

美しい世界に生きている

静かに流れゆく星と
ぐうぜんに夜空を見上げるわたし
その巡り合せはまたとない

遠くで生まれた人と
なぜか出会い親しくなる
積み重ねた過去や目指す未来が連れてきたと
思い当たるのは先のこと

美しい世界に生きている

朝見た桜が夕方には散る
水面にうつる空
夜光虫でひかる海
丘一面に咲く花を
ゆするように風が吹き
どこかで鳥の羽ばたく音がする
満月に照らされたわたしの影に手を振り
青い夜空を見上げている

美しい世界に生きている

別れに泣いては
出会いに驚き
積み重ねた時間に笑うような
この一瞬のために生きてきたのかと
あなたに会うために生まれてきたのかと
思わせるような
美しい世界に生きている

編集・削除(編集済: 2023年02月06日 15:23)

 齋藤純二さま 評のお礼です。 森山 遼

今回も、深く、暖かく読み込んでいただきまして、
ありがとうございます。
まことに、的を射た、評を頂きまして、ほんとうに、嬉しく思っております。
励みになります。
また、一生懸命書いてみます。
高い評価をありがとうございます。

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