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詩をある程度の期間書いている方、詩に意欲的に取り組みたい方、詩人に向け成長を目指す方はこの掲示板をご利用下さい。
あなたの詩をしっかりと読み、評や感想を、しっかりと書かせて頂きます。
ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。

(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
あきらめてしまう前にMY DEARに来ませんか?
MY DEARは投稿された作品全部に評をお返しします。
本来、こつこつ実力をつけてから、賞などに挑戦するのが、スジだと思いませんか?
MY DEARはあなたのこつこつを、支援するところです。)

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編集・削除(編集済: 2025年01月02日 01:55)

嘘笑い 喜太郎

喜んだ時の顔って?
怒った時の顔って?
悲しい時の顔って?
楽しい時の顔は?

わたしは
ナチュラルな表情さえも分からなくなってた

歪んだ作り笑いをして
曖昧に許してしまう
嘘泣きで媚びて
楽しいことなんて無い

わたしは
心に感じた事さえ分からなくなってた

歪んだ愛想笑いで凌いで
熱くなることなんて無い
悲しみは逃げて避けて
楽しみなんて見えてなかった

わたしは幾つもの仮面を持つ様になり
器用に立ち回る

誰も知らない 素顔
誰にも見せない 感情
違う 忘れてしまっていた
心の中の大切なモノを入れる箱は
鍵も無いのに閉めっぱなしでした

両手の手のひら
大きくて暖かい
わたしの頬に当てて
『嘘笑いしてるね』
そう言ったあの人
その時久しぶりに怒った
両手を払いのけて
怒鳴っていた
なのにあの人は笑っていた

何かが心の中の箱を揺らした

編集・削除(未編集)

サラリー  理蝶

電線の上止まるカラス
聡い目で何を見る
電車はまた止まるからすぐ
羽ばたいて消えてった
きついネクタイの結び目に
今日一日が詰まっていて
緩いビールの泡立ちが
今日一日を労う為に待っている

生活は交叉する
繰り出す若い女や消えそうなワークマン
皆どこかで見た顔だ
でも何も知らない
僕も誰かにとっての誰かだ

縁もゆかりも名前もない
いち人間として皆揺られている
それでもきっと乗り合わせただけの僕たちも
無数のベン図を描くことができる

僕達はぼけていた目の焦点を
すぐに合わせて駅へ降りてゆく
人のさざなみとなって
機械的な明滅と共に改札を抜けたなら
とぼとぼと歩き出す
各々の寝床へ
各々の明日へ

やがて一様に僕達は目を瞑り
ほろ苦くほの甘く
生きていた事を思い出す
生き延びたことを確かめる
やがて眠りが訪れる

そして朝のブルーを穏やかに照らす
大きな太陽と共に
山の手はまた回り始め

腹を下した僕は
駅のトイレへ駆け込み
トイレットペーパーがまた回り
そしてそれを切らし

掃除に来た清掃員が
また替えを仕入れねばと
頭を掻く
そうして経済が回る

偉大な愛すべき
時々滑稽にも思える
この世界は回っている

僕が今立っているこの大地だって
黒く深い宇宙の中で
孤独に回転を続けている

それぞれの縮尺で
皆なんらかの歯車となって回転している

時々、飽き飽きする日もある
ふとこの回転の連続から
降りたくなる日も

でもいつか出会う
僕達を幸せにする歯車と噛み合う日が来る
僕は穏やかな太陽に向かい祈る
その日が来ることを

さあ、また始めよう
くだらなくて何もない
思い返してやっと愛しくなる
そんな一日を

編集・削除(未編集)

園  妻咲邦香

新しい国が作られた
それは針の先ほどの遠い渚にあって
土地には音楽しかなかった
もう一つ違うものが欲しいよねって
私たちは話し合ったんだ

飛べない道を空と名付け
潜れない道を海と呼んで
混ざらないよう置き場所を決めた
だから私たちは出会えたんだ
すぐに消えてしまう歌のように

紡いで、繋いで
違うものらが来るのを待つ
そうして幾日も幾日も
私たちは話し合ったんだ
大地も一緒にね
茨や蟹や猪たちも仲間に入れて
何もない真っ直ぐなただの線が
緩やかに波打ち、動き出すのを待って
私たちはそれぞれ花を手に持つ

咲いているものはまだいい
まだ開き切らないで泣いているのもいる
それでも来てしまう朝に
砂と波と太陽しかない場所に
裸足で立って

潮が満ちたら舟を漕ぎ出す
引いたなら歩いて渡れる
非力な国は遠い渚で
歌を愛で、歌で歓迎の合図を送る
彼らをこの国に迎え入れるために

編集・削除(未編集)

雨音様、批評のお礼です  U.

ご批評ありがとうございました。
今回はいつになく手厳しいです(泣)、
でも、大変勉強になります。
なるほどと納得してしまいました。
もう一度時間をかけて温めて、推敲してみます。

編集・削除(未編集)

凧揚げ

お正月の真新しい空に
凧をあげる子供たち

遠い空を泳ぐ凧を眺めながら
たとえば心のようだとおもう

遠い未来や過去を思うほど
遠くの人を思うほど
ピンと張る糸

消えそうな雲を求め
凧はずっと張り詰めたまま
気まぐれな風に怯えている

地上と引き合いながら
安定しているように見えても
それは永遠じゃないから

足元の石ころにバランスを崩し
糸が複雑に絡まってしまう
その前に
心を手繰り寄せよう

そうして
風に鼓動する凧を掴むように
冷えた鎖骨に手を当てて
確かな日常を思い出そう

リビングにある
林檎の清々しい匂い
縁側で爪を切るときの潔い音
両手を温めながら飲む苦いコーヒー

そういうものたちが
ささやかに
わたしに寄り添い
わたしを形作っているのだから

この手が届くものたちを
愛おしむことさえできればと

無邪気に凧をあげながら
走りくるあなたを
ふわりと
風ごと抱きとめる
 

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ある気配  エイジ

毎朝 一人で散歩しているけれど
誰かが付いてきているような気がして
私は二度、三度立ち止まって
ふと後ろを振り返ることがある

振り返っても降り返っても
そこには誰もいない
だが何者かの気配はあるのだ
冷たい朝の背中に気配を感じる
背筋を伸ばして何事もないように歩く
その背中に何者かの息のようなものを感じる

いつも僕がこうして毎朝 散歩しているのを
誰かに感づかれたのだろうか
よくよく背中に集中してみると
誰かに見られているようにも感じる
でも一体この公園のどこに
人を視るような所があるだろうか

ある時 一層強く背中に何者かの念を感じた
僕は怖くなって一目散に家に逃げ帰った

家に着き やっとのことで落ち着いて
自分の部屋で休憩しようとした
すると僕の部屋に古くから置いてある
仏壇の扉が開いていたのに気が付いた
覗いてみると金の観音の置物が一体あり
その前にはお経が書かれてある
縦長の表紙が付いた本が置かれている
久しぶりに見つめる中の様子

僕を毎朝見ている者の正体は
お父さん!あなたですか?

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雨音様 お礼  猫目屋倫理

評を下さりありがとうございます。
体言止め、ご指摘頂き初めて自分が多用している事に気づきました!
確かに前半を変える事で文脈に抑揚がつき、全体を通して
強調したい部分が鮮明に前へ出ますね。
とても勉強になるアドバイスを頂き、ありがとうございます。
この辺りを意識しまた書いてみます。

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身延線  小林大鬼

夏の終わりに朝早く
青春切符を握り締め
鉄道仲間と日帰り旅

向かうは富士から甲府まで
繋ぐ二両の白い身延線

富士は曇って見えないが
街の景色は様変わり

富士川に沿って
山道を抜けて
眼下に広がる河原と山々

大人はまるで子供のように
無邪気に話して写真を撮る

夢の続きはどこまでも
続く線路に思いを馳せる

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その覚悟が できた  まるまる

言ったら変わった
自分の 覚悟
 「聞くよ
 何か言えるかもよ」

長男の悩みは志望校
自分から 言葉にしない
気にして欲しい態度もない
母は 直球で聞けない
 何で迷ってるの?
的確な答のひきだしは無いし
返事をしない予想もつくから

悩みに触れず半年経った
そっと見守るフリだけして
黙っているしか できなかった

そっちから
求めてくれば応えたい
こっちから
問いかけた時は返事が欲しい
そんな理想に阻まれて
踏み込んでやることができなかった
どうせ無駄だと
無いことにしていた
そのつもりだった 最後まで

でも ひと言だけ
 聞くよ
 何か言えるかもよ

顔を上げなかった長男
やっぱり 何の返事もない

でも
口に出して 私が変わった
彼を受け止める姿勢を
絶え間なく
振りかけておくのがいい
それでいい
その覚悟が
できた

編集・削除(未編集)

評と感想の御礼 大杉 司

青島様ヘ。
この度は「濁った感情」をお読みいただきありがとうございます。
この詩は、止むことのない雨を見て、感情までもが濁ってしまったと言うことを伝えたい思いで書きました。
こういった日はヒーターが活躍するもので、身も心も温かくなりました。しかし雨はざーざーと降ったまま。
佳作一歩手前の評価もありがとうございます。また宜しく御願いします。

編集・削除(編集済: 2023年02月01日 22:22)
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