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編集・削除(編集済: 2023年10月25日 04:10)

滝本さんへ  雨音

滝本政博様

詩集「エンプティチェア」のご上梓、
本当におめでとうございます。
ご活躍が本当に嬉しく、しみじみとしています。
現在、日本を留守にしていて手に取ることができないのが
とても残念ですが、帰国しましたら、読ませていただきますね。

編集・削除(未編集)

評ですね。11月24日〜27日ご投稿分  雨音

「冷え込む」大杉司さん
大杉さん、お待たせしました。すっかり寒くなりましたね。
冬の朝、特に冷え込んで強風の日、布団から出るのが嫌ですよね。
さらに家から出ていくのはもっと「思い切る」気持ちが必要です。
私は子どもの頃からそうでした。
「子どもは風の子なんて、迷惑なこと言ったの誰だろう」と
思っていたような気もします。
さて、この素直な気持ちをさらさらさらと書かれたのではないかしら。
思わずくすりと笑ってしまったんですよ。
このままでも日常の一場面として切り取って素敵ですが、
そうですね、もし手を入れるとしたら、面白みのようなものを加えるか
寒さや冷たさが間接的に伝わるような表現を少し取り入れると
もっと立体的になっていくかなと思いました。
寒い、という言葉を使わずにどれだけ寒さや冷え込みを表現できるか
というような感じです。

「いちじくと蟻ん子」上田一眞さん
上田さん、こんばんは。お待たせしました。
タイトルがとても楽しくて、興味を惹かれました。
とても素敵な作品だと思いました。佳作一歩手前です。
少々厳しく細かく拝見したので、以下、参考にしてください。
二連です。春と秋、秋の運動会、秋いちじく、と続いて出てきます。
これだけ書いておいたら、上田さんなら、どれか減らそうってことだと
察してくれるのではないかと思います。私なら、秋いちじく、という言葉が
とても良いので残します。そこに秋いちじくがあれば、運動会は秋のと
つけなくても秋なんだなとわかります。ご一考を。
最終連です。ここまで素敵に書いたので、少ししっとりさせて
余韻が残るようにしたいですね。今のままでもいいけれど、
少し元気が良すぎるかなあという気がしました。
私ならどうするかなあっと考えてみました。こんな感じかな。

昔から続く
我が家の小さなドラマ
秋いちじくを頬張りながら
おじいちゃんも見たんだろう
蟻ん子たちの行列を

〜参考にしてみてくださいね。


「神の意思」えんじぇるさん
えんじぇるさん、こんばんは。お待たせいたしました。
愛よりも優しさである、という一行目がこの作品の主題となって、
その後、作者の見解が述べられていきます。
今、少し横長になった作品なので、縦長にしていくと
えんじぇるさんの意思が伝わりやすいかなと感じました。
それから、特に三連目が少しわかりにくかったです。
ここはえんじぇるさんの持論の一番大切な部分です。
ですから、もう少し優しさが欠落である、に対比した愛が
「愛よりも優しさである」を導き出す明確な理由があると
説得力がありますね。壮大な物語ですからぜひ推敲を続けてみてください。
ところで、愛が先か優しさが先か、というのは、鶏と卵みたいな感じだなと
私は思います。愛があるから優しくするのか、優しくされたから愛するようになるのか、
結局どっちもどっちじゃないかなとか。なかなか難しいですね。
優しくされて愛されているのかという勘違いも確かにありますね。
男女関係ない気がします。人と人ってやっぱりいろいろ。人生いろいろですね。

「上総亀山駅」小林大鬼さん
小林さん、こんばんは。今、私のいるイギリスは夜なんですよ。
日本はもう月曜日ですね。
この駅のことを調べてみました。作品の通り、無人駅の終着駅なんですね。
私の田舎も無人駅なんです。この駅と似ていますが、終着駅ではないので、
終着駅っていうとさらに雰囲気があるなあと思いました。
雰囲気がとてもあって、電車に乗って旅に出たくなりますね。
中盤から後半に向かって、声をかけられた人と歩くところとか、
銃声が響くところとか、もう少し細かく書いていってもいいのかなと
少し物足りなさを感じました。だってなんだか面白そうですよね。
だから、もっと詳細があったら読んでいる人たちが引き込まれていくのかなと。
そして、主人公がこの駅に向かった理由や心の機微のようなものが
ちらっと見えてくると、共感という部分が増えていくと思います。
連作だったのかな。すみません。前作は読んでいません。
小林さん、期待がありすぎるので、ちょっと厳しめにしてみました。

「君にはじめて手紙をかくよ」ベルさん
ベルさん、お待たせしました。
最近、お手紙って書かなくなったんですよね。スマホでっていうのが
本当に主流になってしまって、あの人がどんな字を書くのか、も知らなかったり
することがありますね。そんな中でのこのタイトルはきらりと光っていました。
思い出の中の君と僕、が生き生きと描かれていると思います。
ひとつだけ気になった部分を書きますね。
5連めなのですが、この作品の中ではとても大切な部分です。
ここが前半と後半の切り返しみたいになっているわけですから。
ですが、ここの部分の時制が少しこんがらがっているかなと感じました。
「泳いでいく魚たちは水を得た」という過去の景色が、
あの日の僕らに似ていたと今の自分が思っているのだと解釈しましたが
もしそうだとしたら、

あれは僕らに似ていて
あの日にも似ていて

の方がいいかもしれません。逆に過去の中で思っているのだとしたら、
また少し違うのかもしれないですが。
なんと言っても後半の2連がとっても素敵でした。
特に最終連は秀逸でしたね。これからも期待していますね。

「季節は風とともに」ふわり座さん
ふわり座さん、こんばんは。お待たせしました。
佳作一歩手前です。
まず、内容がとてもいいです。とても感心しています。
1連から2連、2連から3連、と心の流れもまるで四季のようで
とても美しい流れがありました。自然でしたし、とてもよかったです。
ただ、推敲をもっとしてください。
ひとつづつ、少しづつ、丁寧に丁寧に、直すところないかな?
ここはこれでいいかな?とゆっくりゆっくり手を入れてみてほしいんです。
きっと言葉を入れ替えたくなったり、減らしてみたくなったり
増やしてみたくなったりすると思います。
少し直してみようと思いましたし、もう少し細かいヒントを書こうかとも
思ったのですが、あえて、これだけにします。
この作品はこれからもっともっと素敵に育ちます。
ふわり座さんに育ててほしいなと。
とっても素敵な作品でした。

「通信簿」妻咲邦香さん
妻咲さん、こんばんは。今日のトリは妻咲さんです。
通信簿、というタイトルにドキッとしました。
私の世代では通信簿って相対評価だったんです。今は絶対評価ですよね。
相対評価ってすごく残酷な評価の仕方だったよなって思います。
だって、本人の努力じゃなくて実力ですからね。
さて作品です。通信簿というのは主題なような主題じゃないような
不思議な作品です。なんで鶏肉が出てきたのか、なんだかよくわからないんだけど
それがまたなんとも言えない味わいを出していると思いました。
ついつい躍起になってなぞなぞを解くような気持ちになりましたけれど
こういう時「感じるだけ」でいいのかなとあっさり思ってしまうのが
私の良いところです。実際、感じるだけ、と思うと、鶏肉も必要な気がしてきます。
全体としてはもう少しだけ起伏をうまく利用できるとよかったかもしれませんね。
最終連に向かって主題に近づいて行きますが、今回、私は最終連よりも
四連がとても好きでしたし、一番よかったと思います。
なんだか色がとっても鮮やかに浮かんできました。
というわけで佳作一歩手前です。
だって妻咲さんだもん、そんなに簡単に佳作にしたりしませんよ。

:::::

12月、みなさんお忙しい季節ですね。
インフルエンザがとても流行っているようなので、皆様どうぞ気をつけて
楽しい年の瀬をお過ごしくださいね。

ところで私は頭痛持ちです。YouTubeで頭痛に効く体操やツボをいっぱいみています。
なので、まず薬を飲まずにいろいろ試みます。
これ絶対やってみてというおすすめがあったら、ぜひ教えてくださいね。

今年の評はこれが最後かもしれないなと思っています。
今年も大変お世話になってありがとうございました。
どうぞ皆様お健やかにお幸せな新しい年をお迎えくださいね。

編集・削除(未編集)

三浦様、評のお礼  理蝶

三浦様、いつもお世話になっております。
この詩は風呂上がりにふと月を歌う歌や詩って多いなと思ったところから、どんどん想像が膨らんで作ってみようと思ったものでした。
月から地球を眺めるのが結構夢だったりします。ろくに海外も行ったことないので、まずは地球を探検することから始めようと思います。
冒頭佳作ありがとうございます。励みになります。
またよろしくお願いします。

編集・削除(未編集)

三浦志郎様 評お礼. えんじぇる

ありがとうございます。
自分が現代という時代に冷めていたということが、次第にわかりつつあります。
そのため、文章全体に、その白けが出ているのではないか?
私はお年寄りにとても好かれます。礼儀マナー愛想行儀がいいからです。
親世代の価値観。特に舐められるというような言葉遣いに、私は幼少期から馴染めませんでした。
現代に居場所がないまま、老境の中で、なにをすれば良いかわからずにいたのです。
それが段々今後の作品でわかってくれば、この詩で僕がなにを言いたかったのかわかってくるのかもしれません。
またよろしくお願いいたします。

編集・削除(編集済: 2023年12月10日 21:57)

三浦志郎様 評ありがとうございます  積 緋露雪

三浦様、評ありがとうございます。
いつも丁寧に読んでくださりありがたいです。
この詩に関しては「人はパンのみに生きるに非ず」というテーゼはそれほどは意識していませんでしたが、私は絶えず「人はパンのみに生きるに非ず」は意識して生きています。
それをずばりと言い当てての読みに凄みを感じました。
それですので、三浦様は拙詩を切れ味がもの凄く鋭いメスで解剖するかの如く読み解いていただいたこと、とてもありがたかったです。
佳作との評、久しぶりのことでこれまた、ありがたいです。

編集・削除(未編集)

三浦志郎様  御礼  静間安夫

 今回は初めての投稿で、おそるおそるだったのですが、
丁寧なご感想を頂き、本当にありがとうございます。
また投稿致しますので、お目を通して頂ければ幸いです。

編集・削除(未編集)

三浦志郎様 評のお礼です 上田一眞

こんばんは。上田です。

私の拙作「法廷・暗きもの」に佳作を頂戴しましたこと、まずもってお礼申し上げます。

また、裁判という事情を考慮して、評価の文章に特別なご配慮を賜わり、ありがとうございました。それだけ詩の題材として相応しくないものだともいえるのでありましょうが、自分の中で書きたい感情が突き上げて来て、このようなものをテーマに致しました。

訴訟や法律という専門性が、ある意味邪魔をして、説明に腐心して長い作品となり、読み難くしてしまったことが反省点です。ここらは文章力の欠如の問題ですからまだまだ文章修練が足りないと実感しています。

また、投稿致しますので宜しくお願いいたします。

編集・削除(未編集)

感想と評 12/1~12/4 ご投稿分 三浦志郎 12/10

お先に失礼致します。


1 荒木章太郎さん 「見えない軍隊」 12/1 初めてのかたなので、今回は感想のみ書かせて頂きます。

よろしくお願い致します。初連・2連は不条理にして荒唐無稽な詩行ですが、どこかユーモアを含んだインパクトはあると思います。3連は解釈的には「遠い国の戦争を対岸で見ている私たち」のようなニュアンスが感じられました。現実に行われている戦争を風刺風に反戦した、
そんな雰囲気を感じました。真意はよくわかりません。また書いてみてください。


2 上田一眞さん 「法廷・暗きもの」 12/2

特に詳しく調べたわけではありませんが、これはある物質の有害性にまつわる裁判と思われます。
長年その物質と関りを持つ環境に身を置き、発症したり死亡した人々の補償をめぐるものと思われます。具体的名称を書くと支障があるでしょう。伏せます。あくまで詩という文学範疇ということで。ところで、以前の戦記詩と比べると本作は詩的純度ははるかに高いのです。前者は作者の体験がない、いきおい聞き書き的事実羅列に終始した。ところが本作は違います。濃厚に上田さんが入っています。入っているどころではなく当事者、しかも訴えられる側に立たされます。そこに生じる板挟み。すなわち文中「被害者を救いたいという気持ち/会社を守らねばならないという立場」――詩の心情又は葛藤はこれに尽きるわけです。構図として,
「*会社人=公人VS私人」と置き換えてもいい。およそ利害関係のない一市民は個人を擁護し企業を糾弾しがちですが、このケースのように、企業の当事者、ましてや経営陣でありステークホルダーがある以上、この詩のこの立場はむしろ自然と言えます。しかし人間である以上上記の構図はちらつくわけです。そのあたりの苦渋を、この詩は浮き彫りにさせます。その心情の動きに、今回、詩としての価値基準を置きたいと思います。筆致も臨場感を備え、迫力、手に汗握るものを感じました。政治性、裁判に伴う専門性をできるだけセーブして、詩という文学範疇に納めているのも詩の真性を高めているでしょう。これは佳作を。

*「会社人=公人」は議論のあるところだが、構図的にわかりやすくするため、便宜上このようにした。


3 えんじぇるさん 「CHANGES」 12/2

ごめんなさい。わかりません。お手上げです。でも何かコメントしなければ(汗、涙)。
こういった詩の場合、僕の場合はタイトルを唯一の手掛かりにするしかありません。テーマは変わっていくこと。幸い終連がそうなっています。では中身はどうなのか?前半で感じるのは、余分なものを全て削ぎ落した結果出来た自分という自我。案外、この人は自意識が強いのかもしれない。それが強いからこそ、余計、対岸にいる人々が気になってくる。影響を受けて変わっていってしまう。全くの推測です。これは評価は保留させてください。


4 妻咲邦香さん 「まめばたけ」 12/2

はて? これは変化球で来たか?バリエーションの一環か?この詩を出してきた、その思惑が、かえって楽しいような、怖いような、そんな気分です。そういう思惑抜きで、純粋的、額面的に読むと、これは裏も表もなく、この通りでしょう。冒頭2行目などは、男どもと言えど、どこか可愛らしいです。3連4行目も同様でしょう。作品ムードから言って、漢字がひとつもなく、ひらがな・かたかなにしたのも、意図して合わせたものでしょう。でんしゃの降り方「パンッ」がおもしろい。タイトルはどこから来たんでしょうね。陽気な謎として残ります。それとも、このかいしゃいんたちがタイトルの比喩か?それはないと思うんですが……。
すいませんが、この評価は保留させてください。


5 エイジさん 「大航海」 12/3

寝る時は比較的、静かに寝るのが普通なんですが、これは勇気りんりん、勇ましく眠りに就くといっった感じがかえって面白いんです。初連の比喩は(なるほど)といった部分があります。2~3連の動作も同様で、3連はオノマトペあり、リズムあり、で心地よいですよ。ただし、この陽気さは4連目にある「心配事があるそんな夜は/すべて忘れて無心になって」に微妙に影響を受けての反作用かもしれない。その意味で上記フレーズは記憶しておいていいかもしれない。なかなか面白い寝方ではあるわけです。比喩法はいつものエイジさんと比べると、ややベタで“いかにも感”がありそうです。佳作半歩前で。


6 理蝶さん 「詩的宇宙旅行」 12/3

冒頭佳作ですね。奇想天外!楽しくもうるわしいファンタジーです。
月へ――。自ら地球からの詩の伝道師たらんとする。かといって偉そうな感じは全然ないですね。
しかも、月からも教えを受けようとしている。思えば、地球人は古来より月から詩的ヒント、詩的エナジーを存分に授かったという歴史があります。もちろん、他のことも……。そんな返礼的な意味合いも含まれるのかもしれません。
「僕は月に文学を植える」――これは、これは、全くユニークで壮大なフレーズです。めったにない。
このファンタジーならではのもの。そして、この詩を代表するものにもなり得るでしょう。この言葉以降の詩行の考え方も大変素晴らしいです。


7 ベルさん 「十二月」 12/4

シチュー、コーヒー、お酒、お菓子、住宅、何でもいいのですが、街の表情、帰宅の風景がCMなどで取り上げられますが、ほのぼのとして質のいいCMとはそれ自体映像詩のようなものでしょう。この詩はそんな一瞬を感じさせるということです。「クリスマス~サンタクロース」――今の時節は特にそうです。タイムリーですね。それに3連の群像は粋ですね。人々のこころ模様を描き、やっぱり本論は最終連であるわけです。
これは性別問わず読める。年齢は若め。読み手の想像しだいですが、僕は新婚夫婦をイメージしましたね。最後に、これは“お好みで”になりますが、最後はもそっとソフト&マイルドのほうがいいかもです。 ケーキのように甘め佳作を。


8 積 緋露雪さん 「痩せ我慢」 12/4

「人はパンのみにて生きるものにあらず」――“当たらずとも遠からず”の感覚で、この格言を援用し、本作を考えたいと思います。前半は詩的誇張があるでしょうが、積さんの精神に、こういったエッセンスはあるのでしょう。さながら、「パン」と「それ以外の高尚なもの」との相克です。これらは後に出て来る「日常」の姿の一端でもあるでしょう。それ以降、日常がスポットされます。それは嘲弄するもの、不合理なもの。しかし盾にも防波堤にもなるもの。昔のCMコピーを借りると「このくだらなくもすばらしいもの」――その表裏一帯を積さんは生き抜いていきます。しかし、それだけで終わらせないのが積さんの本領。冒頭格言をもう1枚ひっくり返す。日常をもう1枚ひっくり返す。すなわち「瘦せ我慢」という仮面人格を使って、世界を狙撃する、反逆する、復讐する。痩せ我慢とはこの場合、雌伏と同義かもしれない。この詩のフィーリングとして各種英語の形容詞が浮かびます。いわくニヒル、シニカル、アヴァンギャルド。この詩が狼煙となって、生を、世界を、知的に、詩的に反逆する日がやがてやって来るか? 
佳作とします。


9 静間安夫さん 「追憶」 12/4 初めてのかたなので、今回は感想のみ書かせて頂きます。

よろしくお願い致します。
お名前をそのまま詩化したような詩の佇まいです。正統派ド真ん中。ひたすら優美。どこか西欧の詩を読んでる気分にさせてくれます。うっとりしてしまいます。後半浮かび上がるのは、今は非在の人への追憶と思慕です。ここが最も言いたいところでしょう。
これだけ美しいとかえって平板とか、作られたものとか、ガラス細工のような危うさも伴うものなんでしょうが、ともかく初登場。表現だけでなく、文節、連分け等、構成もいいですね。基本、書けていれば、後はいかようにもなろうというもの。また書いてみてください。


評のおわりに。

先日、小山正孝(故人)という詩人にまつわる場所での合評会に行ってきました。
5人の詩人が各作品を持ち寄り朗読し、意見を述べ合うというものです。
ホント、評されるというのはドキドキものでありますね。音楽で言うと、一発セッションに
行ったようなもの。エッ、僕の詩がどう評価されたかって?それはナイショ! では、また。

編集・削除(編集済: 2023年12月10日 16:13)

理想  司 龍之介

彼女はコップを掴むとぐっと一息
朝日を感じて椅子に凭れ掛かる
ふうと一息吐いて目に輝きを灯らせる
今日からまた仕事が始まる

仕事は楽しい 今の仕事を好きになれたから
収入もそこそこあってみんな良い人
嫌なこともあるけど光は見失わない

幸せな朝食を済ませて
彼女は椅子から立ち上がり身支度する
昨夜聴いた歌がまだ耳に残ってる
鼻唄に乗せたら小鳥が囀る

外に出ればカラスが出迎え
カアカア鳴いて同じ行き場所へ飛んでいく
「おはよう、カラスさん」
彼女はそう言って乗車

人には笑顔で挨拶して向こうも笑顔を返してくれる
仕事仲間とは友達の様で出来ない事をお互い助け合う
知ってる事は惜しみなく教え教えられたら「ありがとう」と言う

仕事が終わり「今日もよく頑張った」と言って
一番星と月を見つけて
好きな音楽をかけて赤信号で止まって
耳を傾ける

「ただいま」
我が家に着いて綺麗な玄関が出迎え
今日は質素な夕食を「美味しい」と言って食べ
今日のご褒美はスーパーで買ったショートケーキ
二個あるから明日も食べれるヤッター

彼女はお風呂に入り神に感謝を捧げる
外で静かに虫が鳴いている
元通りになった体は
ほとんど虫が癒してくれた

本を読んでいたら眠たくなって
ベッドに行って
セットされたベッドメイキング
きっと彼女をずっと待っていた
体が沈み込むのを感じて電気を消す
「おやすみ、みんな」
今日も一日が無事に終わった

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音の精  エイジ

音符と音符の間を
フェアリーが舞っている
いたずらっぽい笑みを湛えて

Amの音間から出てきて
Eへと綱渡り
また次のAmから
ひょこっと顔を覗かせて
D9へと飛び込んでいく

四分休符でひと休み
その周りには春の花畑が
ぼんやり透けて見える
清い空気を纏って
やって来る美しい精

いつもほのかな笑顔の
フェアリーは音の精
優し気な楽曲を見つけては
音譜の中を舞っている
そんな楽曲が世に残る限り
彼女は舞い続けられる

綿の柔らかな布を
肌のすぐ上に纏い
オーガンジーの布を
その上にひらつかせている
とても軽やかな音の精

次はCで舞っていたら
Gが彼女を呼び寄せる
Amへ飛んで行ったかと思うと
そっと目を伏せて
Fの中で眠りについた

ミントの香りがふっと
音譜に香っていた

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