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★★ << 2つの掲示板のご案内 >> ★★

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編集・削除(編集済: 2023年10月25日 04:10)

10月31日(火)~ 11月2日(木)ご投稿分、評と感想です。  (青島江里)

【10月31日(火)~ 11月2日(木)ご投稿分、評と感想です。】 

※都合により、お先に失礼いたします。


◎2つの靴下  喜太郎さん

二つでひとつが当たり前のもの。結構周りにあると思います。今回は靴下について書かれていますが、この内容はあきらかに人の世界にもあてはまるように思えました。人のことと言えば、身近な話題として、二人組の芸人さんのことを思い出しました。一人は売れっ子で、相手は、もう片一方の人とか呼ばれたり。比べられて、そっちは仕事がないよねって言われたり。あとは、兄弟で上はできるけど、下はちょっと・・・。同じ兄弟だけど違うよね・・・と、言われたり。二つで一つって、寂しくないようで寂しかったりする。こんなことを考えていくと。そのようなことが、読み進めていくうちに思い浮かんできました。

作者さんは経験者さんなのだろうか、それとも身近の身近にそういう人がいたのだろうか。そのようなことを思わせるくらいに、メインの言葉の数々は心に迫ってきました。

片っぽの靴下は捨てられるだけ
ただのゴミなんだよ
君は泣きながら初めて僕に怒鳴ったね
片足だけでも温める事がでる
片足だけど可愛くできる
きっと必要としてくれる人はいるはず
その為に美しい心は捨ててはいけない

ゴミという単語からの必要という言葉。とてもあたたかい。

全体的に見て、少し整理ができそうなところもありそうなのですが、このような胸にせまるようなたくさんの表現に遭遇した時、少し整理というくらいのことよりも、その表現の方が圧倒的に勝ってしまう。そう感じさえてくれることがあります。今回がそうでした。この言葉を拝見して、誰かの気持ちがあたたまればいいな。そう感じさせてくれました。今回は、ふんわりあまめの佳作を。



◎帽子屋と喧嘩した三月うさぎは  紫陽花さん

童話の世界を感じさせてくれる作品。喧嘩したけれど、離れてしまって初めて知る寂しさなどを感じました。

えっと、思ったことをいろいろ・・・・・・。

こちらは想像された物語風な作品となっていますが、月はうさぎと関係するのですが、帽子屋とはどういう関係なのか知りたいなと思いました。また、童話風味なので、てっきりお茶会はうさぎと帽子屋がテーブルで向かい合って座ってしているのだと思ったら、本の中を飛び出したとなっていました。そのあたりがわかる表現があればいいなと思いました。

ものすごく単純なことなのですが、どうして三月うさぎは三月なのか?そのあたりが、なんとなくてもいいので、わかると楽しいなと思いました。意味もなくその意味を作中に探ってしまった単純な私でした(笑)

月に飛んで行って、月からあたらしいお茶について帽子屋に招待状を出すところは、メインになるところかもしれないと思ったのですが、途中から人間にも招待状がくるよという内容で着地しているところ。できれば、人間よりも、もう少し帽子屋さんと三月うさぎさんの繋がりについて強調できれば、離れている距離からくる寂しさや会いたさに関する表現が深まるのかもと思いました。かわいらしくやわらかなイメージが半端なく伝わってくる作品。今回は佳作二歩手前を。



◎脳の肉眼  積 緋露雪さん

「宇宙際タイヒミューラー理論」という論文があるのですね。世間を騒がせた画期的な考えのようですね。日常の90%以上と言っても過言ではない、公私共々文系の空気の輪の中にいる私にとって、今回はテーマ自体がハードル高すぎました(笑) 内容を絡めてお話をすることは困難だと感じました。力不足で申し訳ございません。今回は保留でお願いします。

考えに考えたあげく、いつもとは別方向な感じで、内容がわからない人が拝読するとどうなるのかという方向で感想をお返しすることにしました。何でもいいので、今後の何かのお役に立てるとよいのですが。

「脳の肉眼」というタイトルはよかったと思います。もしこれが「宇宙際タイヒミューラー理論考」のような感じになっていたりすれば、その時点で、数学アレルギーのガチガチの文系人間はスルーしてしまうと思います。「脳の肉眼」って何?そこから入ることができたことは、とてもよかったと思いました。

難しそうなテーマの長文を読む。これは多くの人が、よっぽどの関心がない限り、かなりの確率で、苦手だなと感じると思いました。一人でも多く、誰かに読んでもらえたらということに重きを置きたいとする場合、二つのことを思いました。

ひとつは「脳の肉眼」を引っ張っていく感じで、さりげなく「宇宙際タイヒミューラー理論」について絡めていくということ。もうひとつは、これだけは外せないという文面だけを選択し、今よりも更に短めに濃縮するということでした。

特に読み手を意識しない場合は、自分の書きたいことを遠慮なく、自由に表現するということが満たされるので、それはそれで、よい点になると思いました。対象にすることが変わってくると、書き方や表現も変わってくるようにも感じました。

積さんは数学がとてもお好きなのですね。数学アレルギー的な私からは、ほぼ理解できない内容で申し訳ないです。ですが、好きで熱弁されている気持ちの温度は、しっかりと伝わってきましたよ。



◎ハロウィン  大杉 司さん

最近は、明るいニュースがものすごく少なくなりましたね。物価高で、必需の食料品にも
相当な負荷をかけられて、皆が皆、相当な倹約生活を強いられていますよね。また、賃金が上がらないことや、過酷な労働条件が加われば、それは大変を通り越してしまいそうです。希望が見えない世界、それを作中の「廃人」というワードから感じました。

ストイックも、どんなに強い人であっても、永遠に続けていこうと決めつければ壊れてしまいますよね。だからこそ、息抜きする必要があるのだと。ただ、たった一人では勇気が出ず、大勢が参加するイベント、例えば、ハロウィンのようなイベントで発散し、楽しむのだと。

馬鹿騒ぎで楽しんでいる間はいいけれど、それはとても短い時間だということ。その部分には、締め付けられるような胸の内側を感じました。そして、明日になれば廃人に戻る。この部分には、無理やり受け入れなくてはならない虚しさを感じさせてもらいました。

廃人のような生活についてからの、最終連の言葉。

それまで何も考えるな
今が楽しいならそれで良い

これは、予想外の展開。一見、投げやりのように見えますが、そうではなく、どうにかして生き延びてやるという底力のようなものを感じさせてくれました。遠くを見すぎてしまうと、力尽きてしまうような日々。ゴールを近くにおいて、ひたすらどうにか生きてやろう・・・・・。そのような意味にも捉えられるようにも思えました。大げさに、「生きてやる!石にかぶりついてまでも!!」のような表現とはまた違う、妙に説得力をもたらす表現になっていると感じました。

全体的にまとまった作品になっていると思いますが、読んでいて単調に思える部分も多めなだと思うので、あと少し、作者さんの表現したいカラーを肉付けしてみるのもよいかなと感じました。今回は佳作一歩手前で。



◎幽霊の木  妻咲邦香さん

わかりやすい言葉が伝えるもの。身近な言葉で。だけど、意味するものは結構奥が深くて、明確にはできず、ぼんやりとした感じ。それでも充分だいたいのことが伝わってくる。というか、はっきりわかりすぎてはいけないものかもしれない。もしくは、形にするには、言い表しにくいものかもしれない。

そのような思いの全体像をうまく表現してくれている言葉が「幽霊」であるように思えました。

幽霊→怖い→寒い→冬
幽霊→死→悲しむ、恐れる
幽霊→死→土にかえる
幽霊→姿がなくなる→人として生きる心もなくなる
幽霊→今はいない人→過去→懐かしむ
幽霊→人の生と死→何度も繰り返す→先人たちの記憶
幽霊→天国→心配事を忘れて天界で暮らす

このキーワードになる「幽霊」の一言で様々なイメージが広がり、掘り起こされるものも生まれていると思います。読み手にこのような思いにまで持っていかせるという表現は、やはり、作者さんの筆の力によるものだと思いました。

また、作中に幾度も出てくる「詩を忘れる」は、人の心を忘れるという意味にもとらえられるし、「詩を書きたいけれど、このままずっと書くことができない自分」という風にも捉えられることができて、読み手各々に、共感できる世界が広げてゆく幅を持たせてくれるようにも感じさせてくれました。

作中でしめされた「幽霊みたいな木」という表現。「みたいな」もわかりやすい表現だと感じました。「幽霊の木」では想像がつきにくいのですが、一般的に「柳」のような木を想像することもできますよね。

詩を書くこと。人としての心を、人として生きることのできる最期まで表現すること。見えるようで見えない、ぼんやりとした、ゆく先のあれこれ。どこか淋しいような悲しいような、そのような空気も感じさせてくれました。あいまいさのようなもの。どこの何についてかはっきりとは言えないもの。とっぷりと暮れてゆく余情のようなものも感じさせてくれました。

特に印象に残った表現は、「誰にも教わらず、教えてもらえず/ここから先はもう言葉などは役に立たなくて/土の匂いをただ懐かしむ」でした。はっきりとは言い表せない切ない世界、どうしようもないものに対する気持ち、切なさをたっぷりと感じさせてくれた作品でした。秀作を。



◎俺に何の関係がある?  司 龍之介さん

とてもユニークな作品。面白いスタイルの作品。難しい四字熟語ばかり並べているかと思えば、蓋を開けてみれば、美女を表現するものばかり。日頃はほとんどと言っていいほどなじみのない熟語。(まぁ、これは単純に私自身が美女という言葉と接触が少ないだけかもですが・・・笑)こんなにたくさん集めることができたなぁと、感心したり。蓋を開けてみて、面白おかしく笑ってみたり。

「どうせ俺には関係のないこと」等と、思いっきり突き放したり、相手にされないといっているので、美女を皮肉るのかと思えば、そうではなく、美女は好きとくる(笑) この正直さにとても好感がもてたりしました。そうかと思えば更に、

女性は凄いな
綺麗になるために努力して
お金もかけてその姿勢だけで十分美しいけど
男の俺も何か頑張らなくちゃと思う

更にその上、

男の俺も何か頑張らなくちゃと思う
それは恐ろしく不可能だけど
努力はしようと思う
人生に一輪でも多くの花を咲かせるために

と、このようにものすごくポジティブな表現が重なり続けての爽やかな着地。本当にいい意味で予想を裏切られました。「どうせ美女なんて縁がない→美女なんて顔だけだろ→俺は俺の道を行く!」なんていうのが、割とよくあるパターンなのですが、すっかり生真面目な言葉の行進が続き、よい人100%に感じられるように終わっているところが面白く。楽しいエッセイを読んでいるかのような気持ちにさえなりました。表現を飾らす、素直な気持ちを軸に表現されている作品。展開が面白く、楽しく読めました。佳作を。


+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

11月なのに夏日?!かき氷に冷やし中華?秋はどこにいるの?と、思った数日。寒さと暑さのジェットコースター。遊園地でも気温でも、ジェットコースターは苦手です。

落ち着かない寒暖ウェーブ。おからだご自愛ください。
みなさま、今日も一日おつかれさまでした。

編集・削除(未編集)

憧(あくが)れ出たものは  積 緋露雪

もしや平安期に連れ出されたとでも言ふのか、
吾の思ひは憧れ出て地上を彷徨ふ。
夜ばかりでなく昼間も藪ばかりの地上では闇深く
魑魅魍魎が跋扈する。
彼方此方に人魂が浮遊して
それに続いて百鬼夜行の如き鬼ばかりの行進が現れる。
吾は何を求めて憧れ出たのだらうか。
鬼に吾を見たのか。
魑魅魍魎に吾の希望を見たのか。
それとも、吾は吾を見捨てて憧れ出て行ったのか。

憧れ出るのは心の臓が口から飛び出るほどの苦痛を伴ふ。
それでも吾の思ひは憧れ出てしまった。
これは夢現の幽体離脱とはまるで違ふ。
吾の思ひが憧れ出たとはいへ、
意識ははっきりとしてゐて
正に感覚は研ぎ澄まされて行き、
頭蓋内の水面の表象に落涙する雫は
頭蓋内に波紋を広げ、
吾はその音さへも聞き漏らさぬまでになってゐる。
その落涙は憧れ出た吾の思ひの落涙か。

陽の面が雲に陰ると
辺りは矢鱈に冥くなり、
冥界に迷ひ込んだかのやうに
死んだものたちの相貌が
ピカソの「ゲルニカ」の人間のやうに
人面人魂と化して
盆踊りをしてゐる最中かに吾は迷ひ込んだか。

谷崎潤一郎に『陰翳礼賛』といふ随筆があるが、
正に日本といふところは光の暴きよりも
冥き陰翳の曖昧さにその本質があると思ふ。
冥きを心底愛した吾は
明るい文明に背を向けて
只管に冥さばかりを追ふ趨暗性が
その性質の一つに成り下がったが、
それが昂じて思ひが憧れ出るのが当たり前だった平安期の事象まで
闇を追ってしまったのだらう。
闇の中では人は死んでばかりで
中には生き存へるものもゐただらうが、
闇は黄泉の国が相応しいといふのが自然に思へるが、
しかし、それは本当か。
その常識は猜疑に曝されるべきものに違ひない。
闇こそが秘め事が行はれる中で生命を育み、
或ひは快楽を貪り生を謳歌するものではないのか。

さて、朝には吾の憧れ出た思ひは吾の元に帰るはずが、
いづれも一向に帰る気配がなく、
悪霊、若しくは生き霊がその隙を見て吾に取り憑いた。
吾は泡を吹きぶっ倒れて吾を呪ってゐたといふ。
さうして吾は此の世に思ひを残して死んでいったそうだ。

吾の残りし思ひがさう書き残しけむ。

編集・削除(未編集)

夜を知りたい息子へ 紫陽花

中学生になった息子が言う
お母さんは過保護だよ
友達はほとんど門限がない
俺はそこまでは言わないけど
夜10時までは夜に遊びたい

夜10時まで息子は
何をするのだろう
遊びの内容を聞いてみる
分からない
友達についていくだけだと

それでは私から
私という大人を通しての
夜を伝えよう
夜暗くなってから
塾でも部活でもなく
出歩くという意味を

夜は決して怖いところではない
いやむしろ楽しい
繁華街は
闇の中きらきらとした灯り
仕事終わりお酒の入った
男女の笑顔
こんな楽しい店がありますよ
なんて声をかけてくる黒服
黒服たちの踊るような動き
一本小道に逸れなければ
そこには輝きと自由が
あふれているように見える
ただそれは虚構だ
虚構の中で遊べる人間が
楽しめる場所だ

夜の繁華街にあるのは
本当の悲しみ
お昼の仕事だけでは
子どもにご飯を
食べさせられない
母たちの労働の悲しみ
家庭からはじかれてしまって
繁華街に混じる
子どもたちの悲しみ
笑ってるのは
彼らを使ってお金を
儲けようとしている大人だけ

そろそろあなたの
夜10時まで外で
遊びたいの話に戻ろう
長くお友達と一緒にいると
そのうち繁華街に出たくなる
繁華街ではやはり家庭に
いたくないお子様のグループと
合流する可能性もある
そこに悪い大人が関わっている
そんなこともある
残念ながら この世の中
良い大人ばかりではない

あなたが分別を持ち
夜の繁華街を楽しめる日は
そのうち必ず来る
私は今の状態では
夜遊びを容認できない
大げさだが
私はあなたの命と幸せが
なにより大事だ
自分を大事にするために
もう少しあと何年かは
夜暗くなる前に
家に帰ろう
私はあなたが大好きだから

真面目な話が少し
気恥ずかしい母は
ようやく頭をまとめ
上記内容をラインで
送った

編集・削除(編集済: 2023年11月08日 19:52)

島 秀生さま お礼  江里川 丘砥

大変遅くなってしまいまして、本当に申し訳ありません。
先日は「言葉を」という作品に評をいただきまして、誠にありがとうございました。
名作、代表作入りをいただき、とても嬉しかったです。
言葉を受け取れなかったときは、自分が一杯一杯だったり頑なになっている時なので、メンタルのバロメーターにもなるのだろうと思うのですが、とりこぼしに気づいた時はやっぱり毎回残念なというか、申し訳ない気持ちになります。そのくせ受け取らなくていい言葉にはがっつり反応して傷ついてしまったりして、、思うようにはいかないというか、人間て不思議だなぁと思います
 また投稿をすると思いますのでよろしくお願い申し上げます。

編集・削除(編集済: 2023年11月08日 13:12)

選ぶ  妻咲邦香

絵を選ぶ
私には目があって
心がある
丁寧に
選り分けていく
一枚また一枚と
手にとって
語りかけながら

こんにちは
ご機嫌いかが
また今度

今日も選ぶ
食事の後の僅かな時間
温かな飲み物と一緒に
テーブルの上
並べて置いて
選ぶ
悪いとも良いとも言わない
違うのと違わないのと
それだけ告げて
また別の日に別の心で
再び出会えるように

今日のあなたが素敵なことは
私たちだけの内緒に
最初は不安だったけど
ずっと引っかかっていたもの
その謎が今日は解けたから

選ぶ
カップに触れる
喉を潤す
手を止める
この世界が永遠でないことは
もう知っている
悲しいけれど
悲しいからこそ
私は選ぶ
そうしなければ
生きてはいけないから
今は選べなくとも
いつかの日を信じて
手を離す
そうしてきたのだ
今までもそうやって
どうにかやって来た
わかってる
だから
私だって
信じてるんだよ
あなたのこと

こんにちは
今日はどうしたの?
ゆっくりでいいから話して
話したくないなら
それでもいい

私は選ぶ
優しさも厳しさも
冷たさだって邪魔なだけ
最後のひと口、飲み終える頃には
郵便受けが音を立てて
とっくに始まってる一日に
気付く

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★日本ペンクラブ「読みたいラジオ」のご案内  島 秀生

やるな! ペンクラブ!!

こういう言い方したら怒られるかもしれないけど、
この一年くらい、日本ペンクラブは本当に積極的に活動するようになったなあと思う。
感心してます。
これもその一環です。

企画:日本ペンクラブ「子どもの本」委員会 から

 「読みたいラジオ」

が配信されるようになりました。
この番組は、それぞれの本作りに関わった、作家・翻訳家・編集者などが
自らその想いを伝えてくれるものです。
下記リンク

https://stand.fm/

に入り、「読みたいラジオ」で検索すると、
番組が出てきますので、良かったら聴いて下さい。
これからの配信予定については、下記チラシをご覧下さい。
とてもおもしろい試みだと思います。

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井嶋様 評のお礼でございます 喜太郎

今回も貴重な評を頂き、誠に有難う御座います。全文ひらがなにするかどうかは、かなり迷いました。でも、それで良かった気がします。ありがとうございます。

編集・削除(未編集)

好きなだけなのに 喜太郎

好きなだけなのに
切ない
好きなだけなのに
苦しい
好きなだけなのに
悲しい
好きなだけなのに
見てしまう
好きなだけなのに
話してみたい
好きなだけなのに
一緒に歩きたい
好きなだけなのに
手も繋ぎたい
好きなだけなのに
………キスしたい
好きなだけなのに
嬉しいよ
好きなだけなのに
楽しいよ
好きなだけなのに
どうして良いか分からない
好きなだけなのに
どうして良いか分かってる
好きなだけなのに
好きなだけなのに
なんでこんな私になったんだろう
好きなだけなのに
なんで私が嫌いになっちゃうんだろう
好きなだけなのに
恋しちゃうんだろう

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玄関の花瓶には― 三浦志郎 11/7

花の精
わたしはトルコキキョウとして
いのちを与えられました

この家の奥さまに
愛され 求められ
玄関の花瓶の中で
美しさを語ります

ありがとう

この家の人々が
出かけ 帰ってくるたびに
訪れる人があるたびに
扉が開くと 
やさしく風も会いに来てくれるのです

ありがとう

わたしはその訪れに
感謝を込め
首を動かしうなずきながら
あいさつをする

ようこそおいでくださいました

この家の奥さまに
こよなくめでられ見守られ
彩り添えて応えたい

ここでいのちの限り咲きほこる
わたしはトルコキキョウです

***********************************

紗野玲空様
評者就任、おめでとうございます。お祝いにまいりました。
記念として軽くコメント下されば幸いであります。

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床を 拭く  まるまる

「キッチンマットふかふかー」 
新しく敷かれたマットに 
気持ちよさそうに寝そべる息子は
幼稚園生
 
私の胸の奥深くまで
ずん と何かが届いた

全身を預けてしまう 解放された息子
言葉にして共有できる 感動
マットを替える家族がもたらす 安らぎ
そして
台所は そこに居るママ そのものだから 
私自身が気持ちいいと言われているような 
勝手な錯覚

息子がたまらなく 愛おしかった

そんな彼も大きくなった 私よりうんと

一日の終わりに
私は台所の床を拭く
足裏に触れる床には 独特の爽快感
拭かれる前とは別物

感じるかな
床つるつるー とは聞けなくても
 おっ 気持ちいいな と
味わってくれるかな

台所の床は いつも台所にあるから
床の気持ち良さは 母さんの気持ち良さ
今もそう 思ってくれるかな

台所は母さん なんて私の錯覚だったけど

念入りに床を拭いた

編集・削除(編集済: 2023年11月06日 22:59)
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