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編集・削除(編集済: 2023年10月25日 04:10)

鳥よ  秋さやか

鳥よ鳥よ
そんな空高く飛びながら
おまえの愛はどこにあるのか

羽はどんどん冷えていくのに
小さな虫を飲みこまず

おまえを一心に呼ぶ声を
覚えているのか

鳥よ鳥よ
電線につらなりながら
ずぶ濡れるちいさな塊たち

驟雨から逃げもせずに
親鳥を信じて待っているのか
信じるということを知っているのか

鳥よ鳥よ
自由な風を浴びながら
窓の奥になにが見えたのか
おまえの体を潰すほどに飛び込んで
どうしてもそこに行きたかったのか

遠い窓に映る夕焼けを
わたしは火事と間違えたことがある

目が覚めるほどハッとした
窓の夕焼けは
おまえたちを悼んで
あんなにも赤かったのか

編集・削除(未編集)

三浦様 評お礼  えんじぇる

三浦四郎様 

佳作、有難うございます。

緊張感もあり、楽しい一作になりました。
井上陽水の歌に『背中まで45分』という歌があり、ホテルで女性を口説き落とすまでの様子を、直接的な描写を避け、映像的に表現している。

そこにある流れのようなものに、無意識で影響されて書いた詩です。
映像を、哲学を語りながら、そこにある流れのみで想像させてみるという試みでした。

コミカルな要素もありますよね。
綺麗も汚いも両隣に孕んでいるものですから。
両方混ぜてしまうと、リアルな人生が浮かび上がる。
すると正気が生まれ、笑いが生まれる。

音楽、最高です。

編集・削除(未編集)

LIFE. えんじぇる

過保護とは、優しさという暴力。
過保護とは、親切という偽善。
過保護とは、奴隷化という目論見。

縛り付け、身動き出来なくさせ、拘束したまま、飴と鞭を与え続ける。
涎をたらし、白目を剥き、這いずり回って、抜け出そうとする。

真夜中、バリケードを踏み越え、柵の外へ。

荒波に身を預け、身体は冷え、凍てついた素肌を、共犯者を見つけ、癒やそうとする野良犬。
銃のなる音。官能の大砲か? 撃ち落とそうとする猟銃の音か?
流れ漂い、なにを求め、どこへ向かうのだろう?
そのスピードは緩やかに心地よく、行きつ戻りつを繰り返す。
放出する体内エネルギーと、揺れるバストウエストヒップ。
キュートと過激。青と黒の間の深紫。
つぶつぶのキャンディ。ピンクの花リボン。
誘惑と淫ら。人生とは、そういうものさ。

編集・削除(編集済: 2023年11月13日 07:50)

いつもそこにあるこどくについて  理蝶

こころをぴたりとかさねるというのは
ふたりがひとりになるということだから
すごくあぶないことなんだ

げんしがぶつかりあい
ひとつになろうとすると
おそろしいちからがうまれるように

ぼくたちのこころもまた
ひとつひとつのばしょがあって
それをひとつにすると
おそろしいちからがうまれるんだ

それははるかうちゅうから
すてきなうたをとどけるちからにもなるし
せかいをまがまがしくゆがめてしまう
そんなちからにもなるんだ

こころはひとつになってはいけないんだ
ふたりはひとりになってはいけないんだ
ひとりになりたいといのりながら
ふたりのままでいなければならないんだ

それはさびしいことだ
すごくさびしいことだ
でもねさびしさとともにいのることが
ふたりでいきるということだ

さびしいからいのる
そんないのりからうまれた
おそるおそるあゆみよるいっぽが
ひとりひとりを
ふたりのままで
あたたかいしあわせにつつむんだ

きょうもいのるんだ
さびしいけれどいのるんだ
あなたとひとりになりたいと

そしてきをつけながら
あなたにすこしだけちかづくんだ

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あついあき  じじいじじい

あついなあ あきになっているのに
はんそででがっこうにいってる
たいいくのじかんなんかあせがすごいよ
こんなあきははじめてだよ

せっかくママにあきのワンピースを
かってもらったのにきれないよ
ピンクのワンピースがかわいそうだよ

スズムシさんもいってたよ
「こんなにあついあきさはじめてだよ
あきかぜのなかでリーンリーンてうたいたいのに あつくてじょうずにうたえないよ」

むしもひともいっしょだね
はやくあきがこないかな
スズムシさんのがっしょうききたいし
ワンピースきてあきのかぜにのって
かぞくみんなでドライブしたいな

たいようさんそろそろひとやすみしようよ
なつはおわったよ
あきがきてるのわすれてる
わすれんぼうのたいようさん

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父の戦争  上田一眞

亡き父に
戦時中一番怖かった体験は?
と聞いたことがある
〈機銃掃射〉
と即座に答えが返って来た

太平洋戦争末期
招集された父は北鮮・豆満江の任地から
済州島の要塞に移った
重砲部隊
大砲を曳く軍馬の世話が任務だった

慣れない仕事だが
馬は可愛く
世話をするのは楽しくてやり甲斐があった
馬とともに済州島の山野を巡り
温順な島の自然に親しんで
気散じすることも出来た

ある日 馬のストレス解消に
営舎の外に出たときだ

 ドッドッド
 バッバッバ

突然 敵グラマンの急襲を喰らい
十二・七ミリの焼夷徹甲弾を打ち付けられた

慌てふためき
必死になって赤松の林に隠れた
機銃掃射は繰り返し繰り返し
しつこく続いた
怖くて言葉を失った
チビリそうになった
時間の感覚を失うほどの衝撃
馬が犠牲になった
父に懐いた若い牝馬だった

その晩 
営舎で凄まじい暴力が待っていた
人の命より馬の方が大事だった

 本土から運んできた大事な軍馬を
 貴様はなぜ命がけで守らんのか
 新兵などいくらでもいるが
 馬は手に入らん

 バクン!

新潟出身の伍長に上靴ビンタを食らい
目から火が出た
古参兵にも死ぬほど殴られて
父は気絶した
そして左耳が聞こえなくなった

軍医の手当てを受けたが
終戦までの間
とうとう
左の聴力は戻らなかった



*済州(チェジュ)島 朝鮮半島の南西にある火山島 
 韓国領

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雨音様  まるまる

「アロエがくれたもの」に評をありがとうございました。
良く書けたところがこんなにあって、良かったです!
行の終わり方については青島さんからもご指摘いただいたことがあります。
主語ともども、悩ましいところです。
課題、ありがとうございます。
ハードル上がるんですね、頑張ります!
アロエを見るたびに雨音さんを思い出しそうです。
今回もありがとうございました。

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三浦志郎様  評のお礼です  上田一眞

こんばんは。上田です。

この度も少し長めの作品を投稿しました。話しをして下さった方は僕の会社の上司であり、釣りの師匠です。

マリアナ沖海戦では空母を狙い撃ちにされ、大鳳、翔鶴という正規空母を沈められて搭載機も全滅、惨憺たる戦いであったと聞きました。また、日本軍の潜水艦もこの海戦でほぼ全滅したようですね。後のレイテではもう日本軍には力がなく重要な艦船をつぎつぎに沈められて行ったと知りました。

作中プロレスラーが出てますが、彼は日本プロレスで力道山とタッグを組んでいた吉村道明氏です。隼鷹で通信兵をし、船に乗る前、通信学校でも一緒だったと言っておられました。

僕の上司は一命を取り留めたが、戦闘で亡くなったものの他、マラリアやテング熱などの病気、食い物のない中、餓死して行ったものも多かったと聞いてます。その当たりのことも次に「メレヨン島」を題材に書いてみたいと思っています

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感想と評 11/3~11/6 ご投稿分 三浦志郎 11/10

1 上田一眞さん 「ある通信兵の戦い」 11/3

今回も貴重なお話、ありがとうございます。いわゆるマリアナ沖海戦ですね。日本がめちゃめちゃやられた戦いです。次のレイテ沖海戦で連合艦隊はほぼ壊滅しますね。隼鷹は翔鶴・瑞鶴に次ぐ立派な主力艦です。記録を見ると、煙突に直撃弾を受けて隣接の艦橋も破壊された。死傷者60名以上となってます。この体験者はその時に海に投げ出されたものと推測できます。この詩の話の克明さがよくわかります。ここで注目したいのは、隼鷹の奮戦もさることながら、空母を守って必死に応戦したり、救助に駆け回る駆逐艦の姿です。不利な艦の環境をものともせず、けなげに下働きする。話の当人が救われたのも駆逐艦。兵員に後年プロレスラーになった人がいたというのは凄いです。もしかして力道山だったら、さらに凄いですね。海に投げ出されたのは一見、危険な艦から離れるようですが、海とて地獄。敵機の機銃掃射あり・力尽きてブクブク沈んでゆく者あり・フカ、サメに喰われる者あり。ここに書かれている通り地獄でしょう。この詩の通り、運だけが明暗を分けたと言えるでしょう。

アフターアワーズ。
僚艦飛鷹はこの時沈没してますね。隼鷹は生き残り、しかし載せる飛行機がすでに無く、輸送艦として使われ終戦を迎えています。沈まなかったのは幸せなフネだったと言えます。


2 えんじぇるさん 「ピアノ・リサイタル」 11/3

タイトルの割にピアノの件がさほど出て来ないのが、かえって今日的、現代詩的です。
「綺麗」が焦点。現に全ての連が「綺麗」で始まっています。
まずは(前夜)。その面白さは後半行が代表するようです。案外、衣裳選びのことかもしれない。
次に(当日)が主流を占める。案外、ここでは演奏へのアプローチと内面のあり方が記されているように思いました。特に「白鍵と黒鍵」の連に端的に表れているようです。屈折を含みながらも駆け抜けようとするもの。演奏時の一部始終ですね。音楽、よろしく、かくあるべし。結局、これは定義付けの詩なんですが、その仕方が独自の感性、表現に裏打ちされたユニークさ、面白さを充分感じたのです。文体は「肯定+BUT」で目を惹きます。現代詩的表現を味わうのに好適なものを感じる。(結果、しばらく考えて)、佳作とします。

アフターアワーズ。
ハズレ覚悟で書くと、案外娘さんのリサイタルの一部始終を語ったものだったり、―と想像しても、かえって微笑ましいです。


3 水野耕助さん 「ダンス・ダンス」 11/4

「ダンス」×3回だと村上春樹の小説タイトルになっちゃうので、ここは2回ですね。
シンプルに意志が届きやすい詩に仕上がっていますね。本当にダンスが好きで、真剣にプロを目指す人は本当にこういった気組みでやっていると思われます。たまに街の片隅で必死に練習している若者を見受けます。たぶん精神の根底にこれに似た気持ちは当然あるでしょう。このように額面通りに読んでもいいし、各連を比喩表現と捉えて、読み手各人が「ダンス」の部分をそれぞれの対象に置き換え代入して読んでもいい。どちらで読んでも共感は得られるはずです。どちらにも基調になるのは、英語で俗に言う「KEEP ON~~ING」ではないか、と思うのです。この詩から伝わってくるのは上記に書いたような「持続」と、もうひとつは「徹底」ですね。この人に「ま、いっか」はなさそうです。それがあるか、ないかで大成度はまるで違ってくるでしょうね。非常に気持ちの良い詩です。技術論的には、シンプルな中にもうひとひねり欲しい気もしますので、佳作一歩前で。


4 エイジさん 「モダン・ネオ・ロマンティシズム」 11/4

少しエッセイ風味の詩と言えるでしょう。前半は秋の風情を交えながら喫茶店内の情景が良い雰囲気で書けていますね。喫茶店に詩を書きに来たといった設定なのですが、ここに自己の詩が引用されるとは、おもしろいアイデアですね!あまり例がないですが、上記設定からすると、ある意味必然であり臨場感ありです。しっとりと静かな語り口にも好感です。ただ後半は少し急ぎ過ぎたかな?(エッ、もう帰っちゃうの?)の感なきにしもあらず。帰る前に、もうひと山あってもいいでしょう。佳作半歩前で。

アフターアワーズ Ⅰ
こちらに書きます。このスタイルでももちろんいいんですが、僕は散文詩型にしたものも同時に持っていていいと思う。あとタイトルは大き過ぎか? 自作詩周辺か喫茶店系のものをピックアップしたほうがいいように思います。ただ、“エイジさん事情”があるのかもしれず、その事情を知らない他者はそんな風に考える、ということです。

アフターアワーズ Ⅱ
スティーリーダンがBGMに鳴り続ける喫茶店なんてあったら、僕だったら3時間位はいたいですね(追加オーダーしなきゃ!)スティーリーダンは、まあ、ロックなんですが、いろんな要素があって、ジャズの人に一目置かれることはあっても、けなされたことはただの一度もない。むしろ好んで、カヴァーされるほどです。バックに入るのは多くはジャズ~ファンク系。アメリカンミュージックの奇跡と言ってもいい。僕が好きなのは、「KID CHARLEMAGNE」です。また歌詞が「詩」になってるんですね。ちょっと難解、皮肉、危険、挑発的です。逆にセザンヌ「トランプをする人々」は知らなかったので調べました。裏話。


5 晶子さん 「桃太郎」 11/5

日本人なら誰もが知ってる桃太郎。これはちょっと奇譚といったところでしょうか?
これ、最後まで骨のままで読んでいいんでしょうかね?それとも洗濯女が拾ってくれれば、肉体を持って転生する、そんな風にも読めるんですが。それまでの夢や願望や心意気を思ったといったところか?そんな風に読めました。もしも肉体が再生するのであれば、この詩の何処からなのか、がちょっとわかりませんでした。それはともかくとして、あの桃太郎が骨であるというのが、すでにして奇譚であり、この詩のユニークであり、従来の説話から発して創造性まで発展するかもしれないのです。ちょっと評価は外させてください。


6 まるまるさん 「床を 拭く」 11/6

ちょっと古い表現になりますが「台所は主婦の居場所、オフィス、仕事場」なんて感じもするし、
いにしえは奥方そのものを指しました(御台所―みだいどころ)。なにやら、そんな雰囲気は受け取れるのです。「台所は そこに居るママ そのものだから」以下、連終わりまで、や終連のひとつ前などに、そんな気分がさりげなく感じられます。ちゃんと息子さんにご主人―家族もいます。幸せな台所。「一日の終わりに/私は台所の床を拭く」なども今どきの行為としては珍しいし健気です。喜びを感じてますね。わずかながら清々しいプライドも―。一日、お疲れさまでした。美味しかったです。 甘め佳作を。

アフターアワーズ。
ちょっと思い出しましたが、石垣りんに、「私の前にある鍋とお釜と燃える火と」、って詩がありましたね。


評のおわりに。

家屋の老朽化、床が抜けないように本を大量に処分しました。その取捨選択の辛さ、難しさ。
( 司馬遼太郎は一冊とて処分しないゾ! )  では、また。 

編集・削除(編集済: 2023年11月10日 20:49)

雨音様  評のお礼です  上田一眞

こんにちは。上田です。

この度は拙作「小さな祐と…」をお読み頂きありがとうございました。また、佳作という高い評価を頂戴しましたこと、望外の喜びであります。

この作品は私の父と息子を連れて釣りに行った情景を題材に致しました。自分で言うのも変ですが自身で書いた作品の中で最も好きな作品です。その作品に高い評価を頂いてとても嬉しく思いました。

これを励みに、また投稿しますのでご批評下さるよう宜しくお願い致します。

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