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ありがとうございました。一人よがりではなく読み手に伝わる詩が書けるようになりたい。そんな思いで、この掲示板に投稿しています。
ですので、今回の滝本様の厳しい評はとても有り難かった。むしろ励みになりました。いつの間にか投稿すること自体が目的になってしまう。今後は投稿にノルマを課すのをやめて、次は作品を仕上げることにもっと力を注いで書いてみます。
滝本政博 様、「ウォーキング」に関する感想と評価を有難うございました。
この詩は実際に、川の土手沿いを散歩した後すぐにそのことを思い出しながら描きました。
出来るだけ抽象的にならずに、説明せず具体的にありのままの姿を描くことに注視しました。
あまりにもそのまま過ぎて長い詩になってしまったので、どうかなと思っていたのですが、ところどころ散りばめた表現が評価をいただき、少し胸を撫で下ろしました。
最後はカーディガンを落としたところで終わるつもりでしたが、なんだか尻切れ蜻蛉になってしまいそうだったので、帰宅した後のことも付け足しました。こちらも評価をいただき、大変嬉しく感じます。
またこれからもこちらに投稿させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
青島江里 様、「無念」に関する感想と評価を有難うございます。
団体の不正に対して、問いただそうとする母を傍で見てきて、つい母に「詩に描くわ」と言ってしまい、母も「詩に描いて」と切望したため描くことになりました。
「描く」とは言ったものの、いざ描く段となってどのように描こうか迷った挙句、同じ会員としての私の視点からみた有様をそのまま表現した方が良かろうと思い、この詩が出来上がりました。
母の正義を貫こうとする姿やそれに対する理不尽な圧力、やるせない思いとそれにも屈せない姿勢が少しでも届いたなら、母も私も救われると思います。
本当に有難うございました。
青島様
今回もご指導いただきまして、ありがとうございました。
ご指摘のとおり、
会話をうまく表現できなくて苦しんでおりました。
会話部分の整え方について、具体的なご教示をいただき、
大変感謝しております。
これからの詩作に生かしていきたく存じます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
このまま夜空の果てへ行こうか
あなたとわたし、手を携えて
月の光を翼にかえて
譲れぬひとつを胸にいだいて
このまま夜空の果てへ行こうか
果てなき日常 無粋な詮索
取り巻く重荷に別れを告げて
よく似た誰かの影を残して
あなたとふたり、ただ身ひとつで
このまま夜空の果てへ行こうか
朝のきざはし蹴りつけて
水平線のそのまた先へ
今回のご指導、とても勉強になりました。自分でも歌詞のような流れかな?と考えました。やはりご指導された箇所、自分なりにもう一度直して完成させてみようと思います。ありがとうございます。
暗闇になんて逃げやしねぇ
思いっきり太陽の下
青空の中を飛んでやる
早朝のゴミ置き場
残飯を漁るカラス
俺が近づこうとも
睨みをきかせて逃げやしない
おちょくるようにひょいひょいと
その場で煽るように
黒い目で見てやがる
まるで逃げることなんかしねぇ
かかってこいやとニヤけてるよう
闇夜にまぎれて逃げやしねぇよ
群れる事なんてがらじゃねえ
太陽の下 青空に黒い点
白い雲じゃねえ 黒い点さ
ただの黒い点さ
小さな点だからこそ 大きく響くように喚くのさ
俺はここにいる 自由気ままに飛んでいる
分からせる為に喚くのさ
響くように喚くのさ
早朝のゴミ置き場
残飯を漁るカラス
俺に睨みをきかせる
怯む俺の弱さに薄笑い
なぜか負けるものかと胸を張り
社会の流れに身を投げて
社会の空に染まってゆく
「糸しい」 喜太郎さん 5月21日
前の詩でも書きましたが、詩の書き出しがとてもいいです。
<きっかけを探してる>
ズバッと本題に切り込んでいく形で次の展開への興味を引きます。
<授業では教えてくれない恋の方程式
答えは数学の様に一つとは限らない>
この行も良いと思いました。
ただ一行目は少しありきたりなので、一考した方がよいかな。
あまり良い例ではありませんが、
「解けそうで解けない方程式」とか
「学校じゃ教えてくれない恋のGOサイン」とか。
う~ん、あまりよくないですね、ご自分で考えてくださいね。
詩は自分の気持ちにあった言葉をさがすのも重要ですが、いかに常套句やありきたりの語句を避けるかの勝負であったりもします。
最終連に「でも」が二つあります。どちらかの「でも」は取ってもいいでしょう。細かなことですが、気になりました。
全体として、恋愛時の感情表現が、今回はLINEを小道具にうまく展開していると思います。
タイトル「糸しい」は「愛しい」の当て字です。他の評者がどう言うかはわかりませんが、私は詩は何でもありだと思うのでこれはこれでよいでしょう。ただ今回これが効果をあげているかというと疑問が残ります。
「交差点」 紫陽花さん 5月21日
佳作とします。
<やがて峠が見えてくる>
峠、それは後ろを振り返ると過ぎ越し方が一望に見え、これから下ってゆく道もはっきり見える地点。象徴的な意味合いが浮かんできます。
<峠を越えて少し経つと
緑に包まれた静かな寺に着く>
<ここは交差点です
お父様と会える場所です>
眺望がよくきく場所でお父様と再会するのです。
荷物をおろし一息入れる峠。年で言うと40代くらいに当たるでしょうか、作者は今後の道のりに思いを馳せるようであります。
詩の構造からみると、
一連目、
自動車に乗り峠の寺に向かう私
二連目、
私と父との関係性が描かれる
さりげなく書かれているが、父との葛藤もあったのだろうと推察される。
3連目、
<あれから30年
父の一回忌を迎えた>
とジャンプショットで年を飛び越えます。
再び車、そしてお寺に着く
4連、
<ここは交差点です
お父様とまたここで会える場所です
住職が優しく話を始めた>
5連、
まとめ、今後の展望
となっており、よく出来ていると思います。
「雨の物語」 あこさん 5月22日
息子がびしょ濡れで帰ってきて、心配する母の気持ちがよく伝わります。それでも、事情を聴き子供の優しさを思うと複雑な感情ですね。
<傘をさして帰った人の心に
その傘はずっと さされ続けるのだろうか…>
<雨が上がると同時に
全ては 消え去ってしまうのだろうか>
ここのところはとてもいいですね。作品の中で一番印象に残った表現でした。
二連目「まあいいか。。」と「。」が二つあります。誤記だと思いますが、一つに改めたほうがよいと思います。
リーダーの使い方ですが、いま二点であったり三点であったりしていますが、三点が正しいです、できれば記号の中にある「…」を使用してください。基本的には「…」×2、つまり「……」の形で使用します。とはいえ必ず「…」×2の形で使わなければいけないというわけではなく、「…」の表記のでもOKです。
現状は三点リーダーの代わりにナカグロ(・)の連打になっています。これは一般的な用法ではないので三点リーダーを使うことをおすすめします。
また、文字のアキを一字アキと二字アキとを併用していますが、一字アキに統一するのが良いでしょう。
「詩情を挟む」 荒木章太郎さん 5月22日
<痛みは解釈では切り取れない
抱きしめて受け入れるしかないのか>
ここのところ、とてもいいですね。これをふくらませて作っていったらと思いました。
<分厚い精神分析の書籍に
詩情を挟んだ>
これも面白い表現でしたが、前後の脈絡が分かりませんでした。
言葉でしかできない表現に挑戦していて好感が持てます。好きなタイプの作品なのですが、これ言葉と言葉(あるいは文章と文章)の繋がりは作者の中では成立しているのでしょうか。わたしにはもう一つよくわからないのです。成立していると言うのなら読者に伝わるようにそれを書く必要があります。テーマ等何も考えずに書き出していき、書きながら方向性を決めて行くのもありですが、最終的にまとめて推敲する作業も重要です。
今回はちょっと厳しい評になってしまいました。
「ウォーキング」 秋乃夕陽さん 5月23日
<6時を過ぎたばかりの夕方の空は
まだ明るい>
から
<できるだけ暗くなりきる前に
家に付きたい一心で歩く>
まで
夕方の散歩の様子がきめ細かく描写されています。
歩く作者の周りで展開される情景や人物、またそれへの観察、反応が上手くスケッチされる
タイトル通り作者は歩く。こんな風に「歩き」「見て」「感じる」ことで一遍の詩になることが素晴らしいと思う。詩を書くという行為そのものについて考えさせられました。
落としてきてしまったカーディガンの
<カーディガンは橋を降りた土手のすぐのところに
体を地面に伸ばして待っていた>
この表現はグッドだと思いました。
最終連もカタルシスがあってよいです。
佳作一歩手前とします。
君は 突然 窓のブラインドゥを 上げると
部屋の中から 飛び出してきた
ラトビアの 森林から
果実の実が 塩漬けにされた 花瓶に
太陽の光が 反射している
サウジの砂漠で アカシアは語る
南極のペンギンは 壮健かと
このランプの 下で いったい
何年の月日が 揺らめいている のだろう
部屋の中は 殺伐としてる
人工衛星が 墜落しかねないぞ
君の力で なんとかするんだ
調べなさい って
このオレンジは 何 Carat だ
そのグレープは 何 Ounce か
神の 出る 幕はあるのか
果たして それは ある?
今 舞台は 第何幕を 回っているのだ
さあ 銀河の交差点は
喧騒と狂騒の 大通り
異星人が 果実を狙っている
MIX は 勘弁してくれよ
この星の独立は 保たれるのか?
今 何時 だろう
時計の針は 12 : 00 を 回っている
遠い 昼下がりの 出来事
まるで 50年前の きのうのよう
幸せな 中学生の僕が
生きていた 翌日
かもしれない