必ずお読みください。
※「自作ヘルプ掲示板」のガイドライン→ http://www.op316.com/bbs/bbsrule.htm
※トラブルシューティングのヒント → http://www.op316.com/bbs/hint.htm
◆◆◆ここに書込まれたトラブルの95%は結局はハンダ不良または配線ミスでした 自分のミスを部品のせいにしてはいけません◆◆◆
こちらは「自作ヘルプ掲示板」としてご利用いただけますよう、よろしくお願いいたします。
「なんでもあり掲示板」はこちら → https://bbs1.rocketbbs.com/TubeAudioEvery
opampで作るMIC ampを製作しました。
両chとも50mvのノイズが出ます。opampのノイズ、発振ノイズ、又は電源ノイズなのか特定できないので困ってます。復帰間抵抗にpfのコンデンサーをパラってもNG、電源を切るとコンデンサーが放電している0、5秒間はノイズは消えて綺麗な波形です。基板配線、ハンダ不良も何度も確認しましたがお手上げです。秋月電子のACアダプターを自前トランスで12v電源で実験をためす予定ですが、DCーDCコンバーターoutにはノイズは確認できません。アドバイスをお願いします
>電源を切るとコンデンサーが放電している0、5秒間はノイズは消えて綺麗な波形です。
ACアダプタのスイッチングノイズを、信号ラインが拾ってるのでは?
ACアダプタの位置を変更すると、何か変化が見られる様な気がします。
porque ポルケ様
入力側の状態に関わらず、同じノイズが出続けているのでしょうか。
MCW03-12D15の1-2ピン間と、7-6, 7-8ピン間を測定するとどうなるでしょうか。
トランスの1次側、OPアンプの+端子間、-端子間、出力端子間を測定するとどうなっているでしょうか。
MCW03-12D15の1ピンとGND間で導通はありますか。
MCW03-12D15周りのコンデンサは何を使っていますか?
何かわかるかどうかは不明ですが、
お世話になります。素人ながらトランジスタ式ミニワッターPart5の基板を作成しました。
終段のトランジスタは「2SC3422-Y」と「2SA1359-Y」を使用し高域特性を改善した2017年6月のレイアウトで作成しています。
トランジスタ類はすべてぺるけさんから頒布を受けた物を使用しています。
電源分、右チャンネルと作成しましたが左チャンネルが出鱈目な電圧になっています。
2SA1680のコレクタ電圧、出力段のエミッタ抵抗(0.68Ω)の両端電圧がほぼゼロ、UF2010の電圧測定するたびに違います。
部品と配置、値、ジャンパー線の導通確認を何度も確認しましたが不甲斐ない事にどうしても原因が見つけられません。
電圧を記載した画像をアップしますので諸先輩方のご意見を頂ければ幸いです。
> "寿々郎"様
> 半田付けの練習はどこかでぺるけさんが書かれていましたが、秋月電子通商などで100本100円の1/4W炭素皮膜抵抗(カーボン抵抗)と2.54mmピッチの片面ユニバーサル基板を購入してYouTubeなどで動画を見てから100本はんだ付けしてみるのが確実にレベルアップします。
ハンダ千本ノックですね。早速、抵抗と基板を購入して挑戦してみます。
ハンダの腕を上げて余計なトラブルを減らして行きたいと思います。
ありがとうございました。
芝犬さん
写真を見る限り、全体的にはんだ付けがしっかりできていない感じがします。
半田盛りすぎ。ランドに半田が乗っていない。そもそもランドを使おうとしていない(部品どおしの足さえ繋がっていればよいとの考え?)。
半田付けの練習はどこかでぺるけさんが書かれていましたが、秋月電子通商などで100本100円の1/4W炭素皮膜抵抗(カーボン抵抗)と2.54mmピッチの片面ユニバーサル基板を購入してYouTubeなどで動画を見てから100本はんだ付けしてみるのが確実にレベルアップします。
はんだ付けのレベルをアップしたいならおすすめです。
まぐなむ様
> 回路の各電圧もほぼ正常値になったとのことで、良かったです。次段左側220Ωの電圧が高めなのは問題ないと思います。ケースに入れて基板周囲の温度が上がると値が変わるはずです。
なるほど、安心いたしました。
> 0.68Ωの電圧が元々の測定値(0.053V)の約10倍なのは誤記ですよね?
> もし、実際に0.50Vだとしたら、6.8Ωが付いている可能性があります。
すいません。誤記です。誤) 0.50V )→ 正) 0.05V
本日、音出しをしてみました。角が取れたアナログサウンドでPart2と比べ十分な音量で満足しています。
今後、ケース加工が待っていますが完後エージングを経てどう変わるか楽しみです。
本当にありがとう御座いました。
柴犬様
無事解決したようで良かったです。
貴殿が赤丸で囲った2SA1680のコレクタ電圧が範囲を超えているのは、2SA950のベース電圧が0.995V→1.04Vとなっていることがもとと思われ、おそらくhFEを250~300のものに変えてもあまり改善しない可能性が高いでしょう。
2SA950のベース電圧が0.995V→1.04Vと0.045V高いことでエミッタ電圧が0.34V→0.38Vと0.04V上がり、定電流回路に流れる電流が7mAほど多くなっているのです。
ところが2SC3422/2SA1359が接続されている側にはNFBが働く関係で電流を多く流せないために対となる側により多くの電流が流れて黄色丸のコレクタ電圧が上がっているものと思われます。
2SA950のベース電圧を作っている1S2076Aは温度上昇するとVfが下がりますから、まぐなむ様もお書きのようにケースに入れるとこのあたりは変わると思われます。
差動回路は動作中点が多少ずれても問題ないことが多いので、ケースに入れてバランス調整ができないなどの不具合が出ない限り、2SA950を交換することはあまりお勧めできないかと思います。
芝犬様
回路の各電圧もほぼ正常値になったとのことで、良かったです。次段左側220Ωの電圧が高めなのは問題ないと思います。ケースに入れて基板周囲の温度が上がると値が変わるはずです。
0.68Ωの電圧が元々の測定値(0.053V)の約10倍なのは誤記ですよね?
もし、実際に0.50Vだとしたら、6.8Ωが付いている可能性があります。
まぐなむ様、VT様、
私一人では不良個所を見つけるのは不可能でした。半ば諦めておりましたが、お二人のご助言のお陰です。心より感謝致します。本当にありがとうございました。
ご指摘の不良個所を修正し再度電圧を測定しました。1右側の2SA1680のコレクタ電圧を除いてほぼ規定の電圧に収まっていると思います。この電圧でぺるけさんの音になるか不安ではあります。
もしかしたら今回使用した2SA950-YのhFEが右314、左335と規定より高めかつ左右不揃いの物を使った影響があるかもしれません。今後規定のhFEの物を入手して差し替えるつもりです。
今回思い知らされたのは、半田の下手さです。円錐形のコテ先を使用していますが、ご指摘の通り半田の盛り方も量を減らしてブリッジしないよう気を付けます。また、半田付けの講習会などあれば参加して勉強するつもりです。
芝犬様、こんばんは。
自己解決されたようで何よりです。
あくまで写真を見ての判断なのですが、はんだブリッジの疑いがある箇所にマークを入れてみました。全体的にはんだの量がやや多いように思います。もしC型を使われているのでしたら円すい型のこて先に替えるのも良いかと思います。
まぐなむ様、VT様、ご助言有難うございます。
ご指摘の部分を中心にミスを探した所、画像の赤丸部分に半田ブリッジを発見しま,した。テスタでチェックすると完全にショートしています。この部分を修正すると0.68Ωの両端電圧は0.51V、UF2010部分はそれぞれ0.65V、-0.65V、220Ωは0.79Vとなりました。明日、再度全体の電圧をチェックしご報告させていただきます。
柴犬さん、おはようございます。
2SA1680のエミッタが7.4V-0.38V-0.30V=6.72Vという計算になり、左側2SA1680のコレクタ側が6.76Vということでほぼ同電位ですから、まぐなむさんがお書きになっているように左側2SA1680のエミッタ-コレクタ間がショートしている可能性は高いかと思います。
これ以外に少なくとももう一か所異常がある可能性があるかと思います。
初段のドレイン抵抗の両端が1.14Vと1.36Vとなっており、1.36Vの方は次段定電流回路の0.38V+0.30Vの和との間で0.68Vの差があり、2SA1680のVBEを超えていますが、1.14Vの方は0.46Vしかないことから2SA1680のVBEを下回っていますので右側2SA1680はカットオフ(コレクタ電流が流れない)と思います。(このことは左側2SA1680にほぼ全てが流れているというマグナムさんの推測とも一致します。)
そうすると右側の220Ωの電圧降下はほぼ0Vの筈ですので、本来現状では紫のポイントも緑のポイントも負の電圧を示すと思われますが、実際には0~+6Vほどの電圧が観測されています。
これは右側の220Ω周り~UF2010の間にはんだ付け不良や断線などの異常がある可能性を示唆していると思われますので、左側2SA1680周りの異常を解決してもまだおかしい場合、まずは右側220Ωの2本の足、2SA1359-Yのベースの電圧をチェックしてみては如何でしょうか。
回路図次段2SA1680左側のコレクターエミッタ間のショートが疑われます。
220Ωに流れる電流を計算すると
{6.76V-(-7.4V)}/220Ω=0.064A
なので、2SA950で作られる定電流約60mAがほぼ全てこちらに流れています。
基板Lch側(添付図の付近)の写真をアップロードしていただくことはできますでしょうか?
こんにちは。
この掲示板は話題ごとにまとまっていますから、いわゆるツリー型っぽい表示形式ですが、私にはとても見辛いです。
もし可能なら、本来のツリー掲示板の形式で表示すると見易いと思うのですが。
例えば総務省のサイトにある電子掲示板の解説の末尾にあるような「ツリー型の例」掲示板です。
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/security_previous/kiso/k01_bbs.htm
もしこの掲示板も管理者の方が設定機能を使ってそのようなツリー形式の表示に変更出来るなら、変更して頂けると有難いです。
他の皆さんの意見も聞いてみたいです。
皆様ありがとうございます。
返信の順序については、情報・知識を得るためという意味では西村さんのご意見のように新しいものが下の方が好ましいとは私も思っているのですが、実際に今トラブルを抱えて相談に来ている当事者にとってどうかということを優先すると新しいものほど上の方がよいだろうと考えております。
返信機能の有無とツリー形式についてはさらに皆様のご意見を伺えればと思いますので、よろしくお願いいたします。
こんにちは、毎日チェックするのが日課になっています。
ぺるけ師の考えもあったのではと推測も含めて
以前のような新規投稿が一番上になるのが好きです。
次に現在の方式、ツリー方式は慣れないためか見にくいです。
現状維持でOK
無料の掲示板ですので、多少の制約は仕方がないと思いますよ。
私は現在のままでも読み難いとは思いませんので現状維持でOKです。
伝言板型とツリー型、一長一短があるので好みの問題かと。
私はツリー型が見ずらいので嫌いです。
返信については、新規を上にしないと新規投稿の確認が面倒くさいので、現状維持を希望。
個人の意見です。
> ツリー形式
自分に関係するところだけを見たいということでしょうが、賛成できません。
ぺるけさんのアンプを自作している方はトラブルがあるか否かにかかわりなく、すべてを読んでおいたほうがいいと思っています。これはteacupのときからそう思っていました。
①はんだ付け
②配線が回路図と実体配線図に合致していない
③抵抗値の確認ミス
があまりにも多くトラブルを起こす方に共通点が多いと思われるからです。
ちなみに私はぺるけさんのアンプは一台も製作したことはなくすべてオリジナルですが拝見しております。自分にも当てはまることがあるかもしれないと思っているからです。
> 返信について新規を上にするか下にするかの選択肢
これは現在は上になっていますが、上述と同じですべてを見ておいたほうがいいと思うため、下のほうがいいなと思っております。
いずれにせよ、VTさんのように見識の高い方がおられないことには成り立たない掲示板です。感謝申し上げます。
田中さん
ご意見ありがとうございます。
この板の管理人をしているVTです。
残念ながら現在使っているこの掲示板はツリー形式には対応していないようで、親となる投稿に対する返信を使えるようにするか否かと、その返信について新規を上にするか下にするかの選択肢しか見当たりません。
返信を使わない設定にすれば、ぺるけさんが管理なさっていた頃のように階層が全くない状態にはできますので、皆様がそちらの方が使いやすいということであれば設定を変更しようかと思います。
また、ツリー形式についてはご要望が多いようでしたら来年の契約更新の際に引っ越しを検討したいと思います。
お世話になります。
2年ほど前に、ぺるけさんの6AHAGT全段差動PP・アンプを製作して、これまでいい音で聞かしていただき感謝しています。ただ、気になることがあります。作った当時から右側の出力段のバイアス調整VRで0.2V以内に調整しようとしますが、0.01Vまでにはなりますが、不安定で時に1V以上になったり、常に変動します。ただし、音はいい音で左右とも鳴ります。左側は0.03Vあたりであまり変動しません。そこで、今回、出力管を左右入れ替えしましたが、同じように右側だけ不安定な状況です。構成は23K30Yー6FQ7-6AH4GTーノグチFM-12P-8K 出力段バイアス回路は、0.33μFから220KΩで10K2連VRセンタ、たすき掛け、両端のVR端子はアースとー5.8Vです。初段、二段の各電圧異常なし、左カソード17.5V、右カソード16V、どの辺を着目すればいいか、ご指導おねがいします。
VTさん
いろいろとご指導いただき、感謝してます。今帰ってきて再度、バイアス電圧調整をVRでしましたが、同じような状況です。
VTさんから教えていただいた調整VRの不具合など、一つ一つ確認していきたいと思っています。どうしても状況が変らないときは、
ぺるけさんの設計図とおりの+24Vをかけた単連10KΩでのバイアス回路に作り替えようと考えています。また、迷路に入りましたらご指導のほど、よろしくお願いいたします。お世話になり、本当にありがとうございました。
ozakさま
6FQ7を抜いて頂いたのは、その電圧の揺らぎがどこから来るのかを絞り込むためでした。
もともと右だけですので、左右で共通している電源部分が原因ではないと思われ、6FQ7を抜いても残ったので、2SK30-6FQ7までとNFBによる可能性も低いと思われます。
さらに出力管を左右入れ替えてもチャンネルが変わらないという結果から、右チャンネルの6AH4そのものではなく周りに不具合があると思われます。
しかも信号入力経路を遮断しても電圧がフラフラするということですから、現時点で疑わしいものとしては接触不良(ソケットと真空管やオフセット調整用の可変抵抗の摺動子、はんだ付け不良などを含む)、ヒーター回路のアースが接続されていない、0.22μFコンデンサのリークを考えています。
ということで、この接触不良のチェックとして「叩いてみる」という検査をお勧めしました。
VTさん
いろいろとお世話になりありがとうございます。
アンプの回路図は、ぺるけさんの全段差動の庭の6AH4GT全段差動プシュプル・アンプの回路図(1999.7,2005.9.3)で、出力段バイアス回路部分だけ、たすき掛けの2段VR10KΩにマイナス5.7Vで調整すようにかえました、
ご指導いただいた6FQ7を抜いて、出力段バイアス回路のVR調整したところ、なんと、左右chとも0.02V前後で大きな変動はなし、左は変動+-10mV、右は+-30mV、以前のように右、常に電圧が変動し、たまに1V超えることもありました。ちなみに、電圧はプレート電圧左右とも263V,カソード電圧右は+16.5V、左+18.7、右グリッド電圧ー2.6Vとー2.82、左ー2.82Vとー1.6Vです。定電流TRのエミッター電圧6.4Vで抵抗110Ωです。本当にありがとうございます。このあとどうしたらいいか、お忙しい中、よろしくお願いいたします。
ozakさま
アンプの回路はどれでしょうか。
6AH4を用いた全段差動PP・アンプは複数のバージョンがあるので。
6FQ7を抜いた状態ではどうでしょうか。
この状態で(できればダメにしても良い)スピーカーを繋いで出力段のグリッド周りとカソード周りのパーツや配線を絶縁物で叩いてみてはいかがでしょうか。(ぺるけさんからはアンプを落としてみるというチェックを教えて頂いたことがありますが。)
どうぞよろしくお願いします。
USB DAC+Bluetoothレシーバー Version4.0のアクティブフィルタ部分のみを作成中です。回路や定数はサイト上のものとほぼ同じですが、定電流回路のみLM334Zを1mAで設定しました。電源オンすると、マイナス電源が当初-15Vであったものが、15秒ほどで-1Vまで上昇してしまいます。と同時に12AX7のプレート電圧も110V→180Vまで上昇しています。配線ミスは今のところ発見できていません。回路図を何度も見直していますが、マイナス電源電圧が上昇する理由がよく分かりませんでした。思い当たる原因など、ご指摘いただけたら幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます。
VT様
丁寧なご指導に感謝いたします。12AX7のプレート抵抗は仰せの通り240KΩです。
1. 12AX7をLR入れ替えても同じ結果でした。
2. 12AX7のカソード電位は12AU7なしでRch -7.3V、Lch 1.9Vでした。
3. 「現状のままLRの2SK208のIDSS」でなるほど!!と思いました。部品を装着したままでのIDSSの測定は思いつきませんでした。RchのIDSSは「真空管ソケットのKと電源ユニット3のアクティブフィルターへ接続されている端子を使って」測定すると2.22mA、そして2SK208(変換基板使用)の足を使用して測定しても2.22mAでした。ここでIDSS0.96mAの2SK208に交換すると、バッチリ動作が安定しました。
【12AU7あり】B電源電圧 249V、マイナス電源電圧 -15.0V
Lch(IDSS=0.97mA)【入力側】プレート電圧 117.5V、【負帰還側】プレート電圧 106.9V、カソード電圧 0.8V
Rch(IDSS=0.96mA)【入力側】プレート電圧 119.3V、【負帰還側】プレート電圧 109.4V、カソード電圧 1.4V
VT様のご指導のおかげで12AX7のプレート電圧が105V~115Vの範囲に入り、動作も安定しました。これで先に進めます。
ありがとうございました!!
ティグラン
ティグラン様
1. 12AX7をLR入れ替えても同じ結果でしょうか。それともLRの結果が入れ替わるでしょうか。
2. 12AX7のカソード電位(対GND)はどうなっていますでしょうか。
3. 現状のままLRの2SK208のIDSSを測定してみて下さい。この際、FETの足は使わず、真空管ソケットのKと電源ユニット3のアクティブフィルターへ接続されている端子を使って測ってみて下さい。
4. 電源ユニット3の330KΩ1/2W, 100KΩ及び24KΩのそれぞれの抵抗値と、電源を入れた状態でのそれぞれの抵抗の両端電圧を測って下さい。
確認ですが、12AX7のプレート抵抗は何KΩを使っていますか。(240KΩかと思いますが)
VT様
ご返信ありがとうございます。特に何もいじったわけではないのですが、12AU7を差したままでもマイナス電源は-10V前後で安定しました。しかし想定よりも5Vほど高い値です。次に、ご指導の12AU7を抜いた状態での測定を開始したところ、Rchの異常を発見しました。
●(12AU7なし)B電源電圧 305V、マイナス電源電圧 -9.8V
Lch【入力側】プレート電圧 190.0V、【負帰還側】プレート電圧 174.7V、【マイナス電源1KΩ両端電圧】0.953V
Rch【入力側】プレート電圧 60.6V、【負帰還側】プレート電圧 12.7V、【マイナス電源1KΩ両端電圧】2.49V
Rchに倍以上の電流が流れるのはなぜかが分らず、テストのため定電流回路を両チャンネルとも、IDSS=0.97の2SK208に変更しましたが症状は変わりません。Rchの配線ミスは間違いないと考えてにらめっこしていますが、Rchの電流が大きい原因は分りませんでした。現在お手上げ状態でおります。さらなる原因追及のために何かできることはないでしょうか?ご教授いただけたら幸いです。
マイナス電源電圧の変化はOn直後から始まるのでしょうか。
また、マイナス電源にある1KΩの両端電圧はどうなりますでしょうか。
「15秒程度で」ということですので、マイナス電源電圧は真空管が温まって動作するのにつれて変化が生じ、On直後は変わらず、少しすると急激に電圧が変わり、10~15秒程度で一定になるという動作をしていませんか。
先ずは出力側の12AU7を抜いた状態でどうなるかをチェックしてみては如何でしょうか。
12AU7を抜くことでマイナス電源電圧の変動が抑えられるようになるなら、カソード側に接続されている抵抗の抵抗値の確認とマイナス電源-GND間の抵抗値の確認、ヒーターバイアス電圧の確認をしてみては如何でしょうか。
これまでCQ版FET差動ヘッドホンアンプを始めとして、トランジスタ式ミニワッターpart5、同19ボルト版、6N6Pシングルミニワッターなど制作させていただき、自作オーディオをマイペースでゆっくり楽しんでいます。今回、続理解しながら作るヘッドホン・アンプを読み、差動2段ヘッドホン・アンプを制作しました。本当にすばらしいアンプを制作でき、このようなアンプの作り方を公開していただいたことに心から感謝します。今までのアンプ以上に音楽の躍動感が生き生きと伝わってくる感じがあります。
さて、質問というのは一応アンプが完成し、通電しても焦げ臭いにおいもしない状態を確認してDCオフセット調整に取り掛かりましたところ、片チャンネルはうまくいったのですが、もう一方が20mV以上ずれた状態で調整できません。各部の電圧を測定したところ、ずれている側の初段3.3Kの両端電圧が1.15V 1.86Vのようにかなり指定された電圧とかけ離れており、2段目の62Ω両端は1.168Vと設計値の0.72Vから50パーセント以上かけ離れた値でした。2SA1015GR、2SC1815GRともに昔に秋月で買ったストックからテスターで簡易選別したものでいずれもその中でhFEが高い方でそろったものを4本づつ選びました。C1815は430前後、A1015は310前後のhFEでした。(C1815の値はGR規格を越えていますが、メモに残っていた数値をそのまま書いています。)LEDはオレンジのものを使っており、テスターでのVFは約1.7Vでした。電源電圧はプラス側マイナス側とも約7.1V(アダプターは秋月の15V1.2Aのもの)。以上より、初段に電流が流れすぎて2段目の調整範囲を越えてしまったのではないかと考えて、初段の電流を決定している6.8Kに300Ωを直列に入れて7.1Kにしたところ安定しました。その後、電圧、電流の指示されているところを両側測定したところ、300Ωを入れていない側の2段目の変動する側の1KΩのコレクタ側電圧、0.8+-0.2Vが(GND基準で)マイナスの値を示していました。反対側6.8Kにも300Ωを追加したところ両側とも極端に異常な値はなくなりました。オフセットもきちんと調整できています。
以上のような考え方でで抵抗の値を変更しましたが、勘違いをしている部分がないかどうか教えていただければ幸いです。
追加報告です。
一番最初にトラブルを起こした基板ですが、なんとか直すことができました。2枚の基板を作る際に、DCオフセットを起こすトラブルを3通り経験しました。
1.16列の1本線のジャンパ忘れ。これを忘れるとLchのヘッドホン出力がアースに接続されないため、数ボルトの大きなオフセットが生じる。
2.初段の6.8K抵抗の取り付け位置間違い。これによって100Ωの偏りが発生するので50㎷前後のオフセットが生じる。
3.初段のトランジスタE-C間の半田不良によるショート。これによりー5Vのオフセットが発生しました。
恥ずかしい失敗ばかりですが参考になればと思い報告しました。
最初の基板はC1815はhFEの高いものは外してhFE250前後のものに変更しましたが、初段はhFE310前後のままです。初段の抵抗は6.8Kで組んでみましたが、2段目のLEDのない方の1Kとコレクタの電圧が約0.35Vとなり、6.65mA流れることになり、多すぎるようなのでバランス調整のために初段の抵抗に120Ωを足しました。LEDのない方の1K-コレクタ電圧は0.65Vとなり、許容範囲に入りました。初段の抵抗の値を増やすことで2段目の1K-コレクタ電圧を調整できることもわかりました。
音は規定通り作った基板とほぼ同じですが、低音の出方はこちらのほうが好みです。バイアス用LEDも違うのでそちらの影響が大きいのかもしれません。この辺のことも試してみたいと思います。
作り直したアンプが完成しました。定数はオリジナルのままです。A1015はhFE270近辺のもの、C1815はhFEが240近辺のものを使いました。ぺるけさんの本のP93図6-11を見ると56KΩの電圧は100±20㎷になっているのでそれに相当するhFE値250±50位を考えて設計していると考えました。LEDは赤の低輝度LEDがたまたま見つかったのでそれを使いました。まず、電源回路を作成してテストしたのち、初段の差動回路とその周辺を組んでテストしました。非常に安定していて、DCオフセットは無調整でも1mv以下でした。2段目を組んでテストしましたが、2段目の回路の1KΩのアース基準での電位はLEDのついている方もついていない方も測定値が常に変動してしまい測定は不能でした。回路図から考えてもSEPP回路がついて初めて電位が定まるので当然の結果だと考えました。62Ωの両端電圧は0.84Vで安定していました。出力段のトランジスタを取り付けてみると2段目のLEDなしの側の1KΩの電位は0.76Vと0.79V、LEDありの側は0.87Vと0.88Vで望ましい値が得られました。その他の電圧値も近い値におさまりホッとしました。電源のLEDの両端電圧は1.73V、出力段のバイアス用LEDはそれぞれ1.72V、1.73Vでした。バイアス電流は47.8mA、48.5mAでした。wavegeneの1KHz出力を使いテスターでGAINを測定しました。LPFはオフにして抵抗はショートしてバイパス、2.55倍、2.56倍と設計の通りになりました。出音に関してはたいへん気に入ってしまい他の人に聞かせたくてうずうずしています。とりあえずご報告まで。
TYさん、こんにちは。
hFEはGRの範囲に収まっていたなら、私の推定は誤りということでしょう。
もし、一から再組立てなさるのであれば、出力段のTTA008BとTTC015Bだけはまだ取り付けていない状態で一度初段及び2段目関係の電圧チェックをするとともに、出力段のバイアス用のLEDのアノードとカソード電位がGNDを挟んでほぼ対称に調整でき、調整しろがあることを合わせてしておいては如何でしょうか。
この段階では出力段の電流による電圧降下が無いために計算上電源電圧は0.3V弱高めに出てしまいますので、その分はズレますが。
VTさん
貴重な考察をいただき、ありがとうございました。2段目のトランジスタのhFEにつき、メモに残っている値がありそうもないので外して測定したところ、いずれもマーキングはGRでhFEの値も338,339,323,328とGRランク範囲内のものでした。外しているときに2.2Ωの一方が半田ブリッジでショートしていたのでショートを解除して再組立てしようとしましたが、一部のランドが剥離してしまったため再組立てして正常に動くかどうかの検証ができませんでした。初段の抵抗値を上げて確かにDCオフセットは直せたのですが、2重に間違っていたかもしれません。混乱した投稿をしてしまい反省しています。(組み立て時の記録をきちんとする、もっと回路の動作について理解を深める必要がある、はんだ付けの確認を確実にすること。)再度、基板を組み立てます。完成したらまた報告させてください。
TYさん、こんにちは。
単純に考えると、初段エミッタに流れる電流を減らすとバランス調整用の100Ω半固定抵抗に生じる電圧は小さくなるにもかかわらず、実際にオフセット調整ができるようになったということで、「実態として」初段電流が大きかったからというのはおそらく正しいものと思われます。
ただ、「ずれている側の初段3.3Kの両端電圧が1.15V 1.86V」から、初段の共通エミッタに流れていた電流は0.91mAで、図面の値から求まる0.87mAに対しては5%程度大きいものの、94頁に記載されている「2SA1015-GRのコレクタ電流は0.455mA]という記述には一致するので、ぺるけさんの設計通りの電流が流れていたということになるかと思います。
であるならば、なぜ初段電流が大きすぎたということになったのかが気になります。
これは単なる思いつきにすぎませんが、気になるには貴殿の投稿の中にある「hFEが高い方でそろったものを4本づつ選びました。C1815は430前後」という部分で、もしホントにhFEが高ければ高いほど良いならBLを使うという設計になっていてもよいのがあえてhFEが200-400のGLを指定していることと、hFEが大きくなるとVBEが小さくなる傾向にあることを考えると、hFEが大きすぎるトランジスタを選んだことでVBEが設計範囲より小さい傾向となったために初段電流を減らす必要が生じたという可能性があるのではないかと。
ちなみに、初段3.3Kの両端電圧が1.15V 1.86Vになっていた時は、1.15Vがわの2SC1815はエミッタ電圧よりベース電圧が低くなっているので完全にカットオフしてしまうので1.86V側のトランジスタのみが働ている状態になり、2段目の62Ω両端は1.168Vは1.86V側のトランジスタがエミッタフォロワとして働いた結果だったと思われます。
katc(自作歴4年)と申します。「真空管+トランスで作る全段差動マイク・プリアンプ」の回路図中の終段6DJ8差動PPのグリッド抵抗についてについて質問です、よろしくお願いします。
今までいくつか製作した差動PPミニワッターの場合は必ず同じ値でしたが、このマイクプリの場合はそれぞれ「3.3KΩ」と「220Ω」になっています。回路のことは今一つ理解できていないのですが、なぜ違うのか気になりまして、ご存じの方がいらっしゃいましたらよろしくお願いします。
Y@札幌さん、早速のご返答ありがとうございます。
「グリッド抵抗は3.3KΩ」とのことすっきりしました。
尚、先ほどから実装パターン図と回路図を見比べておりますが、他にも微細な相違点が数か所あるようです。もう少し検討してみて製作したいと思います。ありがとうございました。
実装パターン図を見るとグリッド抵抗はすべて3.3KΩとなっているので回路図の220Ωが記載間違いだと思います。
アンプの特性を測定するときのダミーロードの構成について質問があります。
オーディオアナライザやスペクトラムアナライザのように入力インピーダンスが低い測定器をアンプの出力端子につなぐ場合、ダミーロードの値や構成はどうするのが適切なのでしょうか?
特にプリアンプの場合ですと47kΩのダミーロード両端に入力インピーダンスが50Ωや600Ωの測定器をつなぐと負荷が大きく変わってしまいます。
SO-man様
詳しく解説していただきありがとうございます。高周波の測定になるとオーディオ帯域とは別の知識が求められますね。勉強になります。
Y@札幌様
このような測定器はアマチュアが扱うにはハードルが高いですね。(金額的にもスペース的にも)
まぐなむ 様
50Ω入力インピーダンスの測定器をハイインピーダンスで使用したい場合は、FETプローブを使用するのが測定器メーカーの解です。しかしプローブ先端の並列容量と入力インピーダンスの関係から周波数帯域は限定されます。ACカップルとDCカップルがあり注意が必要です。スペクトラムアナライザではそのための電源端子が用意されているものもあります。
観測信号レベルが下がることを覚悟でシリーズに抵抗を入れる方法も考えられますが(実際そういうプローブも製品として過去にありました。)が減衰量、周波数特性の検討が必要でしょう。
基本的な考え方はオシロスコープのパッシブプローブの構造を模擬するような考え方を応用してもらえれば周波数特性を伸ばすこともできるかと思います。
まぐなむ様
<プリアンプやDAC出力端に表れるスイッチングノイズを測定できる測定器を探しているときに表題の疑問が生じました。
なるほど、そのような用途で使用されるのであれば無線機のスプリアスを測定するのと同じようなことなので「あり」かもしれませんね。
測定器の入力インピーダンス切り替えを1MΩにして47KΩを負荷とすれば測定できるとは思います。
ただ、それだけのためにこのようなスペアナを揃えるのはもったいない気がしますが。
Y@札幌様、回答ありがとうございます。用途が異なること理解しました。
プリアンプやDAC出力端に表れるスイッチングノイズを測定できる測定器を探しているときに表題の疑問が生じました。
HP3585AもHP8561Eもオーディオ用の測定器ではないと思います。(オーディオ帯域から測定できたとしても)
オーディオ用測定器の入力インピーダンスは低くても600Ω、大抵はHI受け(100KΩとか)との切替が付いています。
入力インピーダンスが50Ωや75Ωのものは基本的に高周波用の測定器であり用途が異なります。
まさみち様、回答ありがとうございます。おっしゃる通りHP3585Aは1MΩ/50Ω/75Ωの切り替えができますね。スペアナにはHP8561Eのようにオーディオ帯域から測定できるものもありますが用途が異なるということですね。
ふつうは入力抵抗の入り切りの機能があるはずだけど?
オーディオ用じゃないインピーダンス固定の無線専用の測定器は使えないのです
皆様こんにちわ。
ハムノイズに関しまして、「アース設計上のミス」を懸念し、リプルとは異なるためトピックを分けてみました。
ハム退治のため、ヒーターの直流点火やリプルノイズの低減など図ってきたのですが、
そもそも全段差動回路はリプルやヒーターノイズのような同相信号にはめっぽう強いはずなので腑に落ちません。
やはりアースループかと思い、試しに一度きれいにつないだ信号線をばらして様々な配線経路を試してみたのですが、特にハムノイズのレベルは変わらず暗礁に乗り上げていたのですが、ふとここで気が付きました。
実は、出力管の大電流が重畳することを嫌って、入力部は最短でシャーシアースに、初段のアースは左右独立マイナス電源のアース線に、出力管のアースは電源部最後のコンデンサーのマイナス端子に、出力トランスのアースは入力部と同じ場所のシャーシに落としていたのです。
ひょっとして、初段~出力管~出力トランスの電位差が増幅されて出力に乗ってしまっているのではないかと今疑っています。
だとすればB電源のコンデンサーを増やしたことでB電源そのもののリプルだけではなく、アース電位のリップルが減り、結果的にB電源コンデンサ末端のアース電位が他の小電流を扱うアース電位と近似したことによりハムノイズが減ったとすれば納得がいきます。
配線の設計を大幅に練り直すことになるため検証できずにいるのですが、皆様はアース設計などいかがされていますでしょうか?
入力部はそのままで、初段と出力管、出力トランスのアースなど信号系アースを最短で一つにまとめてしまって共通インピーダンスを作ってから電源部アースにつないでシャーシに落とす経路に変更しようか検討中です。
SO-manさま
VTさま
こんばんわ、いつも返信ありがとうございます。
本日、大々的にアンプのアース回路を組み直し、試行錯誤の甲斐があってジョンソンノイズ(熱雑音)と同程度までハムを押し下げることに成功しました。
やはりぺるけさんのおっしゃる通り、アースは設計こそが1番で、妥協結果としての1点アースや面アースは色々な問題を抱えていると実感できました。
ハムの原因ですが、意外なことにアース母線でした。
どうも母線がシャーシやシャーシアース点から見てアンテナ化していたようで、整流用チョークの磁束漏れを拾って100hzのノイズが発生していたようです。
こちら、初段管にアース母線を設置するのを諦め、代わりにアース線をねじりながら延長し、チョークコイルを迂回する形で後ろから箒状に配線することでハムを激減させることに成功いたしました。
母線とチョークコイルがハムの原因ならば両chのハム量が同じだったことも納得で、つくづくアース設計は難しいのだと実感しつつ、半導体リプルフィルターは磁界を発生させないので、昔ながらのLC整流回路と比べてその点でも圧倒的有利を感じました。
RI さま
ご紹介したアースの取り回しで経験上大事なところは、シャーシアース点の位置です。回路インピーダンスの関係だと思いますがVRに近い所一か所でシャーシに落とすのがミソです。
ご参考になれば幸いです。
VTさま
こんばんわ、アドバイスありがとうございます。
おっしゃる通り、トランスのアウトは入力の方がよさそうですね、試してみます。
そういえば、電源リプルを入力にわざと入れるという荒業について考えていたのですが、
出力段はちょうど位相が180°回転しているので、整流用チョークコイルにあえてアース線を近接させる実験を合わせて行おうと思っています。
普通はアース線を整流用チョークの近くに配線するのはご法度なのですが、整流ノイズ≒ハムと同相のノイズを反転回路のアースに微量加えることで相殺できないかなと。
SO-manさま
記事紹介ありがとうございます。 なるほど、確かに記事のような配線ならば物理的距離があるので信号アースラインへのリプルの影響はかなり抑えられそうですね。
共通インピーダンスよりもアースに流れる電流のアースポイントに与える影響のほうがよほど厄介そうなのは段々わかってきたので、より意図的に信号アースと出力段・電源アースの距離を持たせる方法も検討してみたいです。
アース配線の取り回しは
6畳間の真空管アンプたち ぺるけさんの6DJ8差動ミニワッター2017
http://web1.kcn.jp/tube/6DJ8MW2017.html
に記載されている方法がGood!でした。
R.Iさん、こんにちは。
出力トランスの2次側、スピーカーへ行くGNDは、同時にNFBのGNDですよね。
ということは、そこは初段回路のGND側にした方が良いのではないかと思います。
例えば6N6P全段差動PPミニワッター2012 Vesion2のラグを見るとInputの近傍に左右別々で0Ω OPT SPとラベリングされたラグが見て取れます。
ご参考まで
本日アースの取り回しを大幅に見直し、整理しました(投稿記事を間違えたため、再掲です)
ハムはあまり減りませんでしたが、アースが太くなり経路も整理されたぶん、定位感などは改善したように聞こえます。
磁束を横切っていることやアースループ原因の場合、左右でハムの差が出てくるはずですがそれが無いので、やはり最後に残っているのはAC点火をしている出力管のノイズとB電源のリプル漏れと思われます。
ハム対策としては期待していたほどの効果はありませんでしたが、音質面では影響があったので、焦らず気長にいじりながら原因を探していくこととしました。
VTさん
こんにちわ、返信ありがとうございます。
やはり現状のアース配線だと電源部のリプルが信号ラインのアースに乗ってる可能性が高いですよね……。
とくに入力信号のアースが電源部の裏にいるのが大変悪さをしていそうなので、
まずはこちら信号側をひとまとめとしてからシャーシアースにつなぐ形に変更し(アース棒もしくは圧着による1点アース)、
電源部はあえて別の場所で一度アースをまとめて共通インピーダンスを持たせたうえで、信号線アースの出力トランスに近いほうに接続すれば、ぺるけさん推奨の形に近づけそうなので、そちら検討してみます。
R.Iさん
おはようございます。
なるほど、その配線だとアンプ本体から見ると入力のGNDが電源の向こう側にあるのですね。
そのように配線されると、電源に残っているリップル電流による電圧降下が入力のGND側を揺さぶってしまいますから、入力信号にハムを乗せてしまうことになるでしょう。
私のアンプ設計マニュアル / 基礎・応用編 アース回路その4の様に、電源部のアースと入力部のアースはアンプから見て反対側にあるようにした方が良いと思います。
もう一つが、「ライン・ノイズ・フィルターはしっかりシャーシに密着して取り付けます。フィルターからのアースラインも最短でシャーシに落とします。相手が高周波ノイズですのでオーディオ回路の常識は通用しません。」とあるようにフィルターからのアースはアンプ部のアースとは別で、ACの引き込み部分の直近にフィルターを設置して、その直近でアンプ部のアースラインとは別にシャシに接続するということかと思います。
「シャシグランド」は、シャシがアンプの基準電位・参照電位というわけではなく、シャシというアンプ回路を覆う静電シールドが基準電位に対してフラフラと電位変動を起こしてシールド効果を失わさせないためにアンプにある真の基準電位に接続するラインに過ぎないと私自身は理解しています。
寿々郎さま
こんばんわ、返信ありがとうございます。
大変分かりずらいので、わかりやすく図面に起こしてみました。
入力を最短でシャーシに繋げている理由は、入力はプリアンプにつながるアースなので、アースループを防ぐために最短でループを閉じつつ参照電位につなぐためです(とはいえシャーシ入力直前に他のアース回路と合流します)
3P電源部が最短でアースにつながっている理由は、
「http://www.op316.com/tubes/tips/tips3.htm」のぺるけさん推奨ACラインを真似たためです。
大変分かりずらい表記になってしまって申し訳ありませんでした。
R.Iさん
言葉だけだと分かりづらいです。
結局全ての回路で3点シャーシに接続されているので合ってますか?
そうであるなら1点で十分です。
出先なので十分に検索できてないのですが、こちらの回路図を見ると、電源や増幅器、出力部全て含めて信号入力の1点のみシャーシに接続されています。
http://www.op316.com/tubes/mw/mw-6n6p-2012v2.htm
何故シャーシに接続させるか今一度確認されてはいかがでしょうか?
寿々郎さま
こんにちわ、返信ありがとうございます。
自分の書き方がまずかったようで、一応入力と電源アース以外ではシャーシに落としている箇所は1箇所で、後は全て線で繋がっている構成です。
図で書いたほうが分かりやすいかと思うのですが、ソフトが自宅にしかないのでまずは文面で失礼いたします。
シャーシアース(1点)
←電源アース端子・シャーシアースに最短で落とす
←LR入力部アース・シャーシアースに最短で落とす
←LRボリュームアース・LR入力部アースに接続
←共通インピーダンス1(主+B電源コンデンサ末端、出力トランス-端子、主-C電源コンデンサ末端)アース棒でまとめてシャーシへ
←共通インピーダンス2(左右別-Cコンデンサ末端、初段~負帰還などその他弱電流信号系アース)1点でまとめてアース棒1に接続
←共通インピーダンス3(左右別+Bコンデンサ末端、出力管アース)1点でまとめてアース棒1に接続
といった形です。
ご紹介していただいたページ改めて参照いたしまして、
シャーシアース(1点)
←電源アース端子・シャーシアースに最短で落とす
←LR入力部アース・シャーシアースに最短で落とす
←LRボリュームアース・LR入力部アースに接続
←共通インピーダンス1(主+B電源コンデンサ末端、主-C電源コンデンサ末端)1点でまとめてシャーシアースに接続
←共通インピーダンス2(左右別+Bコンデンサ末端)それぞれ共通インピーダンス1に接続
←共通インピーダンス3(左右別-Cコンデンサ末端)それぞれ共通インピーダンス1に接続
←共通インピーダンス4(出力管・トランスを先頭に信号系アース)順番に気を付けながらアース棒でまとめて共通インピーダンス1に接続
といった形にまとめてしまおうかと思っています。
LTSpiceでも簡易的な実験をしたのですが、出力管と初段、出力トランスのアースにリプルの電位差があるとまさに今観測されている現象に類似したハムが観測できたので、現在ハムの原因として最有力なのは「信号アース」と「出力管・出力トランス」の電位差です。
もしくは、主+Bのアースポイントが整流不足でリプル電流が重畳してしまっていて、それがハムの原因になっている可能性もあるようです。
シャーシに落とされている箇所が多いのですが、初段,出力管,出力トランスのGNDは
シャーシで繋がっている構成でしょうか?そうであるなら、シャーシに落とす箇所は1箇所で、
後は全て線で繋がっている構成にすると良いです(シャーシに電流を流さない)。
詳細は 私のアンプ設計&製作マニュアルの以下の章を参考にされるのが良いです。
アース回路その1
アース回路その2
アース回路その3
アース回路その4
http://www.op316.com/tubes/tips/tips0.htm
先日購入した2.7kΩ抵抗器のうち1つが、写真のように赤紫黒茶茶のカラーコードで270Ωになっていました
テスターで測定してみるとちゃんと2.7kΩを示します
このようなカラーコードのミスはよくあることなのでしょうか?
印字ミスの可能性があるならテスターでの確認が必須になると思いますが皆様はどうされてますか?
皆様回答ありがとうございます
自分がカラーコードの読み間違いしているだけでしたね。お恥ずかしい限りです
カラーコードミスはまず無いということも知ることができてよかったです。
コードの覚え方まで教えてくださりありがとうございます。勉強します
カラーコードミスは製造工程からみてないと思います。
店頭で購入すると混ざっている場合はありえます。戻すときに間違える場合です。特に茶と黒は色がにている、赤と橙も前違えやすいです。
私は必ずテスターで確認してから使うようにしています。
PS;ちなみに数字と色は暗記しています。黒い礼服(レイ)、茶を一杯(イチ)・・・岸恵子(黄はヨン)・・・・(笑
参考になれば幸いです。
https://www.akaneohm.com/column/marking/
>写真のように赤紫黒茶茶のカラーコードで270Ω・・・
最後の「茶」は許容差を表しています(茶=1%)
参考にされてください。↓
http://www.op316.com/tubes/tips/data7.htm
270×10^1=2700で合ってますよ。