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(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
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いつもお世話になり、ありがとうございます。23日投稿の詩の、終連の最後の一行を書き直しました。投稿から二日経っての変更で大変恐れ入りますが、今一度お目通しいただけませんでしょうか?お手数おかけして申し訳ございませんが、よろしくお願い申し上げます。
今年も
街中が煌めく季節
イルミネーションを横目に家路を急ぐ
玄関を開けると
美味しそうないい匂いが漂よってくる
ただいまと言うと
キッチンから顔を出し
おかえりなさいと言う
一緒にキッチンに立ち盛り付けを手伝う
今年も色々あったけれど
この日を迎えられてよかったと思う
テーブルに座りグラスを持ち乾杯をした
一緒に居られるだけでも幸せを感じる
また来年も迎えられるといいな
買ってきたケーキも食べ心も身体も大満足
レコードをかけながらゆっくり時を刻む
うたた寝している横顔を見ながら
また幸せを感じる
そっと言ってみる
メリークリスマスと
日が落ちたところに
琥珀色の溜り
青から藍に移ろいゆく
空の中ほど
冬浅し
黄昏時
あざやかな夕陽が
去り際に そっと
いちばん遠い空に
描いていった
ビーナスベルト
薄黄色
薄紅色
薄紫色
淡い色が重なる
東の地平線
柔らかなグラデーションが
残照の橙色に手を伸ばして
くるり
穹窿の縁を
綾なす色彩
束の間
日常は
現実と幻想の
狭間を揺蕩う
ほどなく
東の空からほどけはじめて
藍にとけてゆく 色彩の環(わ)
街並みは
徐々に凹凸をなくして
墨ベタの街に 点々と
人灯りが散りばめられる
最後に残った
西の空の薄明かりに
つややかで透きとおった
黄金糖を思う
目を瞑って
手元にない鼈甲飴を
ひと粒ふくんでみる
懐かしさを
丁寧に溶かして
素朴な甘みが
なくなった頃
深い藍の空に
冴ゆる星々が
冬の星座を描いて
夜の帳に包まれた
こんばんは。お礼が遅れ申し訳ありません。
初回にもかかわらず、たくさんのご感想をくださり大変嬉しく思います。
「その場にいるかのような」というお言葉をいただき、心が浮ついております。
色のこと、構成のこと、時制のこと、ご指摘いただきとても勉強になりました。
黄金色については穂の実りの色と知っていたのに安直に使ってしまったと反省しました。色の表現、難しいです。
アンサーになるかは分からないのですが、
ちょうど月が変わる頃、渋谷周辺を徒歩で移動した時に(普段は電車)、明治通りの銀杏並木が圧巻で、何とかしたためようと試みたのがこの詩です。ただ私、一つの詩を仕上げるのに半月以上かかるんです。そこで、投稿の「旬」を逃してはいけないと、詩題をちょうど投稿期間の被る時節、「閉塞成冬」=(12/7~11頃)に決めて一週間ほどで必死に書きました。多分、それがよくなかったようです。黄葉がまだ見ごろの時期なのに、枝が寒空を見上げるイメージのタイトルにしてしまったため、なんとかその間をつないでズレを埋めようとした結果がこちらの詩です。あと、絵心もないのに、詩全体の形を銀杏の木の半身にしたかったのです。以上、言い訳でした、長々と失礼いたしました。
お忙しい中、そして気がざわつく中、長い詩を丁寧にお読みくださり、ご感想、ご教示をくださりありがとうございました。
痛い 肺が痛い
苦しい 息苦しい
痛い 足が重く痛い
もう倒れそうだ
もう死にそうだ
身体が揺れる
足も手も頭もフラフラと
もう走れない……
『走れ!生きてるぞ!』
生きてる!
生きている!
しっかりと息をしろ!
もう一歩前に足を出せ!
もっと大きく早く手を振れ!
もっと息を
もっと足を
もっと手を
生きている!俺は生きているじゃないか!
息をしろ!
足をもっと前に!
手をもっと早く!
倒れない!倒れない!
しっかりしろ!
吼えろっ!
走れえええええええっ!
前に!前に!前に!
手を早く振って
足を前に大きく出して
高く!高く!飛べっ!飛べっ!
答えなんか
答えなんか後でいい
今を
今を生きろ!走れ!
答えはついてくるんだ!
あっ………気持ち良い
まるで地上5センチ上を走っているみたいだ
視界は真っ白 唯一見えるのは先の一点だけ
不思議だ苦しくもない
足も軽い気がする前に出せる
手を大きく振れる気がする
飛んでいるんだ!
ああ見える 見える 見えるよ
近づく 近づいてくる
見えるぞ
胸を晴れっ!
答えを掴み取れ!
アスファルトが冷たい
微かに何かが聞こえた気がする
歓声か?分からない
ただ溢れ出る涙だけが温かくて確かだ
嗚咽も追いつかない荒い呼吸
全身に鳥肌が浮き立っている 震えてる
俺 走れたのか?
走れたんだ
こんな感覚を知ってしまったら
また走らずにはいられない気がする
そんな事を思ってる
答えなんか正解だろうが何でもいい
今はすごく心地良い疲れなんだ
きっと正解かどうかなんて
思い出話で分かるんだよきっと
「主」の前に小さな男の子がおずおずと現れます。
みすぼらしいですが、小さなタイコとバチを持っています。
「イエス様、僕は貧しくて捧げられる品物を持ちません。
かわりに、僕の叩くタイコの音色を捧げます」(歌詞要約引用)
*
タイコとは
人を愉快に楽しく鼓舞したりもしますが
少々騒がしい楽器です
ですが この曲のタイコは
ちょっと可愛らしい音がするのです
「Shall I play for YOU?」
「ロポポンポン ロポポンポン」
「I played my best for HIM」
「ロポポンポン ロポポンポン」
「Then HE smiled at me and my drum」
おそらく物語に出て来る
貧しいタイコ少年の音色のように
可愛く優しいものなのでしょう
*********************
クリスマスのお祝い。即興の為、評なしで。
拙作「地球人」をお読みくださり、ありがとうございました。後半部分へのご助言に深く感じ入っております。ご指摘いただいた「時制のにじみ」を受け、冒頭を「俺は過去を生きてきた」とし、後半を「大きな石に生きざまを彫ろうとし真実の欠片を刻もうとする」と修正しました。あわせて結びを「そこに主体性が生まれる」としました。その結果、石は意志としての比喩、また言語・記録・文化の象徴として明確になり、時制を整えることで「信仰=主体性の放棄ではない。洗脳ではなく主体的な信仰である」という主題の一貫性を保ったまま、未来への比喩としての惑星へとつなげることができたと感じています。また、前半で扱った考古学・神話・信仰・重力・哲学も、「過去を生きてきた」主体が現在の地点から思考しているものとして読み取っていただける形となり、誤読を避ける安定感を得ることができました。詩の技術としても多くを学ばせていただきました。ありがとうございました。今後とも、キビシメのご評価をどうぞよろしくお願いいたします。
トッテンチッテンパラッタン
オレカッパラッタン
童謡のような
ラップのような
変なフレーズを繰り返す山田くん
意味を訊いても
「Don't think, feel」
とブルースリーの真似をして
教えてくれない
トッテンチッテンパラッタン
オレカッパラッタン
下校途中の一本道を
猛ダッシュしては
振り向いて
私との距離を確認してから
また戻ってくる
ずっと同じ距離で帰った
帰りたくないと
思わずこぼしたあの日
職員室の裏口の
秘密の開け方を
こっそり教えてくれた
困った時の
必殺技みたいで
ドキドキした
マンモス校に進学してから
山田くんの姿は
見なくなった
あれから
私の人生に
ダークヒーローは現れていない
私のことを
ちゃんと振り返って
ずっと同じ間隔でいてくれる人は
どこかにいるだろうか
今でも時々
ポケットの中で
秘密の必殺技を
そっと転がしている
島様 大変な中、丁寧な評をありがとうございました。
改善点を具体的に教えてくださったので、次に活かしていけたらと思います。
視点の違いは自分では気がつきませんでした。風はいけなかったですね。
今後もご指導の程、よろしくお願いいたします。