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三浦様。明けましておめでとうございます。
拙作「忘却の空へ」を読んで下さりありがとうございます。佳作の評を頂き励みになります。試作について「時間」を捉える事が苦手です。三浦さんが構成について考察して下さったお陰で、第五連目を現在のところの7連目の後に持って行けば、もっと読み手に伝わったのではないかと感じました。苦手だからとやらないのはもったいない。時間軸を色々動かしてみる。推敲の仕方をまた一つ学びました。さらに精進致します。今年も宜しくお願いします。
明けましておめでとうございます。
今年もご指導よろしくお願いいたします。
佳作の評をいただき、ありがとうございます。
縁、『えにし』ですね。
本当は『えん』と言ってしまいたいけれど、あまりに私を引っ張る力が強いので、『えん』と書いたら、きっと嘘になってしまう。
ここは自分から逃げてはいけないですね。
自分を見つめることからは逃げてはいけないけど、一つの物思いに振り回され過ぎるのもよくないし、、、
よし!2026年にもなったことだし新たな気持ちで詩をかいていきたいと思います。
ありがとうございました。
毎朝同じ服を選ぶ
少しの変化も許さず
変わらない君が完成する
最寄りの駅まで
逆算して5分
以前は立ち寄っていた
喫煙所を視界にも入れず通り過ぎ
職場までの残りの一本道を
高架下をくぐって歩いていく
スニーカーを履かなくなったね
同じタイプの革靴を
ローテーションで履き続けている
雨の予報だからと
折り畳みの傘を
ちゃんと持って出かけたけど
君は使わないのを知ってる
仕事の帰り
雲行きが怪しくなって
夜に傾いた群青の最下層を
鈍色が遮蔽していく
君は見上げることなく
足早に駅まで向かい
決して傘は開かない
高架下に入る頃に
ついに雨は落ち始め
君の肩をほんの少し濡らした
吹き抜ける風にも反応せず
雨宿りをする君は
どこかずっと遠くを見ている
旧友が通りかかり
君に声をかける
君は懐に用意している顔で
そつなく挨拶を交わす
近くだからと
君に傘を貸して
駆け足で雨の中を去っていった
君は傘を握りしめて
高架下から出られなくなった
※前作「作り笑顔」の連作を意識したものです。
_______________
明けましておめでとうございます。
ひょんなことから詩の世界に戻ってきた昨年、自分の変化に地味に驚いています。
皆さま本年もどうぞよろしくお願いします。
三浦志郎様
明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願いいたします。
拙作「脱落」に評とご感想をいただき、ありがとうございます。
佳作とのこと、今年も頑張ります。
本作、ご指摘の通り結論から入り、中性的な文字を用いた比喩で人間を批判しました。
「同質と批判」は私自身の人間を憎むところに詩の主題があります。
平仮名、確かに中途半端のところがあります。
無くすか、突っ走るか、推敲してみます。
次回もご指導のほど、お願いいたします。
新年明けましておめでとうございます。
本年も何卒よろしくご指導のほど、お願い申し上げます。
今回も私の詩に丁寧なご感想を頂き、誠にありがとうございます。佳作
との評をくださり、とても励みになります。
本当にそうですね、当初から史実に正しく資する歴史書があるべきだと
思います。AIとか、新たな技術がもてはやされる一方で、こうした点では
昔からあまり進歩がないようです...。
今後とも、どうかよろしくお願い致します。
明けましておめでとうございます。
皆さま 今年もよろしくお願い致します。
今年初めての評をお届け致します。
1 上原有栖さん 「風船」 12/26
前回はキツイ評を書きましたが、あれと比べて今回を読むと「こうでなくちゃ!」と快哉を上げたい気分ですね。まず風船という物をじっくり落ち着いて客観的に考えてみる必要がありそうです。曰く「人間を含む事物、その森羅万象の法則性を多く包含・象徴したもの、すなわち―喜び・悲しみ。永遠・刹那。自由・束縛。その他いろいろ……」豊かに膨らんで、人々の願いや憧れを載せて自由に飛ぶが、いつかは割れて、THE END。
ことほど左様に、風船はその属性で、今まで多くを語られてきたはずです。この詩もそういった伝統や慣習の中にあります。風船の特性を踏まえた上での描写が切なくなるほど美しく優しいです。終連を味わいます。「風船が落ちた時」とは風船の死を意味するでしょう。しかしながら、風船は果たすべきものを果たし終えてから最期を迎えたのでしょう。本当にけなげで切ない詩です。それだけでも充分なんですが、この詩にはもうひとつ美点があって、この詩を独白する主人公(おそらく女性?)の横顔やキャラクターにも注目でき、その優しさ、繊細さを思う時、この詩はさらに美しさを増すのでした。この詩は風船と同時に、”彼女の“詩でもあります。当然のように佳作でもあります。
2 aristotles200さん 「脱落」 12/26
これは面白い!! しかし、それだけではないのです。
「人間とは/人間を不愉快と思う生き物」―これは残念ながら真理です。人間とは不思議な生き物で「人間が好きで嫌い」です。それを日常実感できるのは、人が集まる場所。たとえば街の雑踏であったり、駅中であったり、電車内であったりするでしょう。それに導かれた初連は人間の本質を巧みに言い当てた名言で、この詩の全ては此処から始まります。テーマは「同質と異端」でしょう。それを比喩するに、大変面白く、伝わりやすいエピソードを採用しています。これは日頃から文字に対して興味を持って接していないと、こうはいかないものです。素晴らしい発想力でした。
そしてさらに、この詩の内包する課題とは人間・アルファベット・平仮名、どれも同質化された世界の中でも異端は存在する、といった状況の示唆であり、問題の投げかけであります。それこそが最重要かもしれません。この詩の主旨は、人間・組織・社会・世界の両極端現象を文字特性に置き換えて表現したもので、極端に言えば、“初めに結論ありき”です。そして終連も初連に帰結してゆくタイプ。ひとつの論をわかりやすく展開して、つまりは、これは極めて人間的な詩と言えるでしょう。筆致の流れで少しギクシャク感もあるのですが、この思考的背景は貴重。よって佳作です。
アフターアワーズ。
大勢に影響ないので、こちらに―。
平仮名の扱いが、ちょっと宙ぶらりんかな?という気はしました。アルファベットだけにして、も少し話を膨らませて、押し切ってもいいかな?あるいは後半、筆致がちょっと忙しくなったかな?―と軽く思ったことでした。
余談 「笑止千万」―歴史ものを読んでるとよく出て来ますね。大好きです!(笑)。
3 相野零次さん 「価値」 12/26
ハスに構えた物言いながら、これまた真理を掴んで、ある意味名作。
「受け取りやがれ畜生め!」「徒手空拳」など物騒な言葉あり。かと思うと、「とっても可愛いあの子の」「泣きそうになるくらい」など美しい言葉あり。その不思議な同居がこの詩の妙味でもあります。
「飯を炊き」「車にガソリンを入れる」の具体例も面白く事情を説明しています。この詩はある意味、面白可笑しく書いてはいるのですが、重要な部分を外していない。すなわち価値測定しやすいもの、しにくいものがあり、「あなた、どうします!?」と問うてもいるのです。そこも含めて読んでおきたい。今回はぶっ飛ぶような表現をセーブして、むしろ、実質かつストレートなアプローチ。こういうのも大いにアリだと思って佳作を。
4 晶子さん 「縁」 12/27
まず先にアドバイスめいたことを書きます。タイトルです。「えん」と読むか「えにし」と読むか?
読み手は自由ですが、作者にはそれを特定する権利があります。それを発動すべきで、ルビを振りましょう。ところが作者によっては(どう読んでもらっても構いませんよ)といった鷹揚な人もいるでしょうね。どちらでも構わないのですが、僕の詩的感覚では「ルビありの“えにし”」になりますね。あくまで参考ですけどね。その言葉の響きから出発して、この詩を読んでいます。
晶子さんって優しいかたですね。この詩は事実に近いのだろうと思うにつれ、その優しさがよくわかる気がします。多少の軋轢があったのかもしれない。従って今は会えない。でも、全く会えないというわけでもなさそうです。その曖昧さというか、微妙さの中にこそ優しさは差し出されるかのようです。そして「今度、会った時は……」というほのかな期待。この詩には繋がっていくものがありそうです。
「これは誰に対してだろう?」とは、あまり考えないほうがいいように思います。それを考えると、この詩のデリカシーが崩れる気がするのです。壊れないように大切に扱う必要があります。このままでー、ひっそりと佳作を―。
5 荒木章太郎さん 「忘却の空へ」 12/28
この詩の主人公(荒木さん?)は今は現実、この場にいます。ただし、心境、その表れとしての詩行により時間軸をいろいろ動かしていきます。
たとえば、こんな風?
1連……現在。2連……過去。 3連・4連……現在。5連・6連……過去。7連……現在。
8連……過去。9連……現在。
この動きは、僕はこの詩の構成上、思考の流れ上、有効なものと考えています。
今回の詩群では抽象度が最も高いです。デティールや細部の解釈はよくわかりません。僕の場合、わからないものはわからないで行きます。ただ大局は捉えておきたいと思います。おそらくですが、時の流れ、その感じ方、それによっての身の処し方がだいぶ違ってきた。それは年齢に応じて当然なことなんですね。そんな感触を当然ながら作者も感じている。若い頃の、時に対する発想の自由、それは輝かしく懐かしい。いっぽうで「いやいや、この歳になっても有意義な時間はあるはずだ!」の模索。と同時に若い頃の価値も捨てきれず、今も引きずって歩く。そんなジレンマを詩行から感じます。隠喩としての出国審査室がひとつの解法の糸口のように思えます。終連の審査官は真理を言います。好むと好まざるとにかかわらず、彼は真理を見つめています。それは主人公への宣告であり癒し言葉でもあるでしょう。 佳作を。
6 静間安夫さん 「クレイオー」 12/29
「わたしのことを/ご存じでしょうか?」
いえ、存じ上げないので調べさせて頂きました。
クレイオー……簡単に言ってしまうと英雄詩と歴史記録を司る女神。まあ、文科系の守護女神様の一人といったところ。(余談……フェルメールが可愛い神様として描いていますよ)
この詩はいろいろなことが書かれていますが、その主旨は「厳正中立、恣意によって左右されないありのままの歴史実像を伝えること」と把握できます。ところが洋の東西を問わず、歴史は多くの場合、そういった正しい歴史観を残していないのが現状です。立場によって書かれます。たとえば、僕は鎌倉時代が好きなので、やや極端に言うと、その公式記録「吾妻鏡」にしてからが、「源氏・その他をコケにして、北条さん、エライ、バンザイ!」の歴史観なんです。(まあ、徳川家もそんなところです)。この書物、多くの大学教授・歴史家が使っているのですが、そこは割り引いて考えるのが常です。
しかし、そういった余計な作業をせず、当初から史実に正しく資する歴史書があってしくはないわけです。それを手助けするクレイオーです。この詩はそのことを言っている。そして彼女は人間について、二通りの考えを持ちます。
〇 歴史を誠実に正しく捉えよう、正しく受け取り受け渡そうとする人々→期待、応援。
〇 歴史を自らに都合の良いように恣意的にゆがめる人々→弾劾。
いつもながら終連の着地点は見事ですね。この詩の言うところは静間さんが、僕が、皆さんが、今日、明日どうするものではありませんが、ただこれを考えるにあたり、現代との接続性はありそうです。たとえば、靖国問題、韓国、北朝鮮、中国などの日本への歴史観を考える上で、背景になりそうです。
最後に、この詩の書かれたタイミングに触れておきます。年末年始。時の意識が人々の中で高まる時期です。時を考え、その集積である歴史を観じるのは大変時宜を得たものと心得ます。そのタイミングの概念がこの詩をさらに押し上げていると思うわけです。佳作へと。
アフターアワーズ。
ここからはもう余談。最後の「ゆめゆめ~なりますまい」―いや、気に入りました!ナイスな言い回しですね。
評のおわりに。
*ある交響楽団の、ある首席バイオリン奏者(=コンサートマスター)を調べていたのですが、
その人の好きな言葉に次のようなものがありました。
「練習は嘘をつかない」―具体的・実際的かつ感動的かつ耳が痛いほどの真理であります。
全ての分野に応用可能でしょう。
*全員、佳作となりました。ギャラリーの人々は「お年玉佳作」?―と見る向きもあるでしょうが、
いえいえ、さにあらず。対人・対物・対象。物事は深いことを平易に伝えるに、しくはないのです。
詩でも音楽でも言える事だと考えます。一般の人に対して、です。そして一般こそが世間であると心得ます。私たちは世間を相手にしたい。そういった「DEEP AND SIMPLE」を6人の作者さんが、こぞって達成した、と考えます。この年末・年始、歳月の潮目に(皆さん、しっかり力(リキ)入れた!)。全員佳作はむしろ当然過ぎるほどです。 なにやら新年から佳い予感があります。
ありがとうございました。 では、また。
恒星は寿命を迎え
母星を呑み込もうとしている
人類は存続を賭けて
衛星を
外宇宙移民船へと改造し
地球を捨て、太陽系を離れた
幾世代を経て
人間は知識を失い
与えられる環境に満足しきっていた
制御するAIは
忠実に仕事を行う、微塵の狂いもない
ある日、移民船は
第二の母星に辿り着く
困難な旅を終えたのだ
AIはアナウンスをする
ピンポンパンポン
ご乗船の人類の皆様
間もなく移住星に到着いたします
下船準備を願います
与えられる衣食住に満足し
退化した人間たち
絵を、指し示してAIに命令する
以外、したことがない
アナウンスは繰り返されるも
人間たちは、一向に部屋から出ない
AIは設計された通り
第二プロトコルに移行する
移民船の
住居区域が切り離され
惑星へ降下
移住星に着陸した
ピンポンパンポン
ご乗船の人類の皆様
移住星に到着いたしました
母船は
衛星軌道上にて休眠状態となります
長らくのご搭乗
ありがとうございました
そうして住居区域の電力は止まり
暗闇に包まれた
与えられることが当たり前
衣食住と娯楽
安全な生活は終わりを告げた
大半の人間は
暗い住居で生を終えた
立つ、歩くすら出来ない脂肪の塊たち
辛うじて、それほど太っていない
好奇心に溢れた
子供たちだけが出口に向かう
開け放された扉の向こうには
緑と水が溢れ
原始動物たちの世界が広がる
文明を失った人間たち
再び、原始時代から
植物の実を食べ、狩りを
洞窟に住み、火を使いだす
歴史が始まる
産業革命、大戦を乗り越え
現代と同程度の生活を得た
新しい人間たち
ここで母船に異常が発生する
エネルギーが枯渇
AIは動きを止め
衛星軌道上に留まれない
日々迫りくる
巨大な衛星に人間たちは気づく
ようやく宇宙に飛び出したばかり
存亡がかかっている
宇宙船が衛星へ派遣された
衛星、機能を失った母船に
辿り着いた人間たち
開け放たれた入り口を見つけ
巨大な宇宙船である事実に驚愕
調査が繰り返され
遥かな過去の、人間の偉業と知る
中央制御室らしき部屋に辿り着き
闇雲に制御ボードを触る
奇跡が起きる
休眠中のAIが目を覚ました
おかえりなさい
戸惑う人間たち
状況を把握
母船の惑星への墜落を察知したAIは
最後の言葉を告げる
自爆シークエンスを発動します
直ちに本船より退避してください
船内に警報音が響く
逃げ出す人間たち
地上に迫っていた衛星は爆発する
空を覆う流星
地上から呆然と見上げる人間たち
母船のAIは最後に
これまでの日誌データを地上へと放つ
いつか
新しい人間たちが文明を発展させ
解析することを願って
旅は終わったのだ
✳✳✳✳✳✳✳✳✳✳✳✳
島 秀生様、評者の皆様
明けましておめでとうございます。
本年もご指導のほど、宜しくお願い申し上げます。
水無川様、明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
拙作「戦争」を読んで下さりありがとうございます。ご指摘の通り、本作は推敲の際、「論」の一貫性に拘ってしまいました。振り返れば、作中に出てくる「私」が被害者側にいたつもりが、知らないうちに加害者側に回っているという恐怖の感情を強調すべきでした。本作についてはもう少し考えてみたいと思います。
僕の見る夢の話をしよう
寝ているときに見ている夢は
いつも希望に満ちている
起きているときに見る夢は
残念ながら絶望だ
だからといってめげたりしない
不確定要素が多いから
ちゃんと整理してひとつひとつ
片付けていくんだ
それが僕の夢の仕事だ
夢はいつも星空に似ている
流れ星がおいしそうなパンなら
光り輝く一等星は最高のスープだ
夢はいつも誰かに話しかけている
とても大きな声で
とても澄んだ音色で
軽やかにステップを踏んでいる
夢がもし叶うなら
晴れた朝になって
君を迎えにいこう
夢が破れるときもある
涙をふいたハンカチが
風に飛ばされて
遠くへ飛んでいった
まるで希望みたいに
夢……夢……夢……
夢に浮かされて僕の心も体も
宙に浮いている
ほとんど小さな点になって
見えなくなっても
確かに夢は存在している
夢の欠片を拾い集めて
また元通りに戻して
それを何度も繰り返すのが
僕のいままでと
これからの人生
水無川さま 評ありがとうございました。
深い考察を読んで改めて自分の詩について考えさせられます。
書いているときは何も考えていなかったです。
世界とはいったい何なのか?
ひとつのテーマとしてこれからも書いていこうと思っています。