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編集・削除(編集済: 2025年01月02日 01:55)

島 秀生様 お礼  ゆづは

お忙しいところ、丁寧なご講評をいただき、ありがとうございます。
拙作に「美」があるとのお言葉、何より嬉しく思いました。
また、ご指摘いただいた表現につきましても、大変納得いたしました。
「欠落」という言葉が不在を想起させてしまうことは、自分では気づけなかった視点でした。お互いの不完全さをご愛嬌として捉え、より温かな細部へと書き込めるよう、今後の推敲に活かしてまいります。

編集・削除(未編集)

御礼 島 秀生様  aristotles200

島 秀生様
拙作「レプリカ」にご講評とご感想をいただき、ありがとうございます。
秀作とのこと、励みとします。

本作、偽物でも本物と変わらない、本質は、どう生きて、どう死ぬか、そして次世代に繋いでいくかが、真の本物である(初稿)でした。

推敲を28回行い、初稿から見ると、もはや何を述べたいのか、接続詞、形容詞等の言葉を削り過ぎて、骨しか残らない詩になってしまったようです(それを良いと思った自分もいます)。
オリジンは、26回目で加えた後付けです。
ご指摘の通り、意味は繋がりませんね。

スランプ(ずっと続いていますが)のようですが、諦めずに詩を書き続けます。
推敲、15回くらいにして抑えてみます。

次回も宜しくお願いいたします。

編集・削除(編集済: 2026年04月15日 19:10)

島秀夫様  評のお礼  松本福広

言い訳……正直いつもしたい……という本音は置いておいて。ありがとうございます!

島さんが評の時に、平仮名が主になる詩で行きたかったので、今回投稿させていただきました。
課題は残ったけど、秀作プラス⭐︎なかなか良い評価じゃないか?と思う訳です。
平仮名の詩も自分の持ち味の一つにしていきたいところ。
他にも島さんのところで投稿を試みたいのは、色々ありますが。その内、茨城、埼玉、群馬、栃木……どこかを舞台にした詩を書きたいななんて思っています。
また次回もよろしくお願いします。ありがとうございました。

編集・削除(未編集)

評、3/27~3/30、ご投稿分。  島 秀生

たいへんお待たせ致しました。
いつも遅くなって、申し訳ないです。

●ゆづはさん「生活を編む」  

5連の、

 愛の正体を
 探し続けた日々を越えて
 今では
 肺の奥まで呼吸が届く

この表現ステキですね。
距離の近接感と、深さの程度の違いを感じます。

また、続く6~9連もステキですね。私、賛同します。
12連の、

 永遠を誓う代わりに
 今日という手垢のついた一日を
 丁寧に手渡そう

これもステキですね。
ゆづはさんの詩にはいつも「美」があります。

一方で初連から続く数連に、これまでの恋に帯する姿勢の経歴が述べられていて、とりわけ4連と5連の差異に、乗り越えた先にある、ホンモノとの出会いを感じます。

うむ、いいね、おまけ名作を。

一点気になるのは、ここなんですが、

 あなたの欠落と
 私の消えない戸惑いを

「あなたの欠落」っていう言い方をしてしまうと、あなた自体がもういなくなってる人のように読めてしまう。

全体の文意からすると、そうじゃなくて、おそらくここの2行は、お互いの欠点を言いたいんじゃないかなと思う。
1行じゃなく、それぞれ2行使っていいから、どういう種類の「欠け」なのか、もうひと息細部に落として下さい。細部で書いたほうが、欠けてる「部分」とわかっていいと思う。
そしてそれもまた、夫婦にとっては、ご愛嬌の一つにすぎないと言えるものでありましょう。


●Emaさん「おためごかし」  

なるほど、これは統一教会の二世問題を題材にされているようですね。もしかしたら統一教会に限らない宗教的ものとして書かれてるかもしれませんが。
まあ、どの家にも家の宗旨みたいなものが正確にはあるんですが、それこそ葬式の時にお坊さんを呼ぶまで、自分の家の宗旨がどこなのかわからないような、ゆるっとした宗旨もあれば、生まれた時から、埋め込まれてしまうような強い宗教もある。統一教会なんかは後者の典型ですね。親が狂信的なので、当たり前のように子供を巻き込み、物心つかないピュアなうちから、その信じ方、考え方を強制するわけです。
しかしながら、その裏で宗教団体の肥え太ってる姿を見ると、自分たちの利害のために利用されてるだけではないかと疑わないではいられない。自分たちの利益のために、まことしやかなことを信じ込まされているだけではないのか。実際、統一教会についての新聞報道を見ていると、そうとしか思えない。それを「おためごかし」という言い方で批判されているのが、この詩なんだろうと思います。

ただ、「罫線」の意味については、もう少し幅広いかもしれません。親のエゴで、子供を赤ん坊のうちから巻き込んでしまう強い宗教的なもの、あるいはもしかしたら強い思想的なものも含まれているかもしれませんが、そうした親から子へ、強制されたものを指しているようです。

また、これは単に社会問題の時評ということでなく、

 (何人も)罫線入りのノートをもっている子

に出会ってきたこと。

 成人を迎えた頃
 ノートの線を懸命に消している子がいた
 
ことを重ねて、友人・知人体験として書いてくれていることで、説得力を持つ人間物語になっています。

言われてみれば、いつも真っ白いページから埋めてこられたのは、幸運な育ち方をしたってことなんですね。なるほどです。

しっかり書いて下さっている大作です。思考も深い。
名作を。
また、現時点、Emaさんにとっての代表作に挙げていい作品ではないでしょうか。

細かいとこ一点だけ。
ラストの1行ですが、
「せせら笑う」には動詞形があるんですが、「うすら」の方は「薄ら笑い」の名詞形しかないのです。「薄ら笑う」だと俗語になるので、「薄ら笑いを浮かべている」で使う方がいいです。


●光山登さん「沈黙を学んだ冬」  

今回はちょっとハードボイルド調で来られてる感ですが、
各センテンスとも、ちゃんと比喩を踏んでいて、意味が通っています。情景や色彩感もあるし、もちろん話の骨子もある。欲望に任せた罪意識のようなものが描かれています。

また、2連で書かれていることは、まさに「沈黙を学んだ」、沈黙に辿り着いたということなのでしょう。この連は秀逸ですね。
書き方として、この詩はこれ以上、大きくしにくいものがあるし、この詩はこれで出来上がりでいいんじゃないでしょうか。
光山さんなりに、よく推敲を重ねられた作品と感じる。よく書けています。進歩がありました。
きょうは掛け値なしの、秀作を。


●上原有栖さん「nothing」  

いいね!! 
終盤になって、「棺」や「亡くす」などの言葉が出てきますが、そこがこの詩の解答であり、本論でもあるのでしょうが、すぐそこに話を固定しないように書かれているのがいい。
前半はただ透明人間になった「あなた」と話すような不可思議な世界観と正体のわからない寂寥感に包まれている。それは死というよりも、異次元の存在になったかのような去り方、別れ方の感覚で読める。いずれにせよ、いないのにはちがいないんだが、悼む、悲しむというより、空虚が鳴り響いている。
それは生死を問わず、いろいろな別れ方をした人を思い出させ、共感させてくれる。
ある意味、亡くなった人を悼む、既存の形、固定された形に、終盤まで入ってこないのがいい。ただ寂寥感に包まれた空虚な世界を、7連までは味わわせてくれる。無色透明な時間が流れ、主人公もなにか動作をしたり、つぶやいたりするんだが、全部が無為に空を切っている。そうした様子を読者側として想像する世界観の広がりが、この詩にはあります

出だしの、

 あなたが透明になった世界では

もいいし、
4連の、

 いつのまにか左胸には
 ドーナツの穴みたいな
 何も無い空間が生まれて
 そこにはあなたの影だけが
 まだ消えないで腰掛けている

の表現も、おもしろかったです。
「R.I.P.」は、安らかに眠れの意ですね。リップクリームはそれと絡めているわけだ。
8~9連、甘ったるくなりすぎてるのが、やや気になるんだけど、流れで読めるから、まあ、いいとしましょう。
名作を。


●三津山破依さん「わたしがむせてるのはお酢のせいです。」  

おっと、トマトと黒蜜、意外な組み合わせだ。でもアリらしい。

冒頭行のインパクトがいいですね。

 玉ねぎをあなたに贈ろう。

 きゅうりをあなたに贈ろう。

もうこの1行だけで、パッと詩が広がる気がする。
それに語り口がやさしいのがいいですね。
ただ、それぞれの連の内容はお料理ネタonlyになってるんですが、「あなた」の感情を絡めて書いてもいい気がする。「~して、切ないあなたに玉ねぎを」みたいな感じ。で、料理を述べて、それによってあなたの表情が変わるような、連のシメで。

冒頭行からは、そんなイマジネーションが広がるのです。料理ネタonlyだと、ちょっともったいない気がしました。もしかしたらバックボーンにそういう気持ちもあって書かれてるのかもしれませんが、その情感が詩行に入ってきてもいい気がしました。

詩行自体は料理ネタしか書かれてないため、現状、暗喩と呼ぶには、少し距離が遠いのです。

あと、意識されてるかどうかわかりませんが、

 あなたが泣いているのは
 玉ねぎのせいですか?

 わたしがむせているのはお酢のせいです。

が、対の言葉になっているので、
この対部分が、連の前半と考えて頂いて、連の後半部だけ、終連に置いてもいいと思います。

新たに連を起こしたような、

 昨日、あなたは何をした?

の1行から始めなくても大丈夫、という意味です。

料理ネタの詩、いいと思いますよ。私も好きです
今回は私は初めてなので感想のみになりますが、しっかり書かれている方なので楽しみです。


●松本福広さん「言い訳」  

「 」部分がおとうさんの言葉だと思うのだけど、
そこは良いのだけど、問題はそのあとで、そのあとの2連は、そこから転じたロジックで、主人公が作戦を練っているように思えるものだし、

 たまたま まちがいが
 ここに しゅうちゅう しただけなのです。

これなんかは典型的で
トドメは、「これで だいじょうぶなはず。」と、作戦を考えた証拠となる言葉も、自ら吐いている。

なので、そのあとの、おかあさんとの場面でも、その「予定していた作戦感」を出す必要があると思うよ。

この流れで行くと、終連の初行は、

 予定していた おとうさんのことばを いったら
or
 作戦通り おとうさんのことばを 言い始めたら

こんな感じの方が合うと思う。


しかしながら終連は、素直な疑問になって終わってるので、この終連から言うと、むしろ先の2連の方が「作戦的」過ぎで、
そこ、もうちょっと素直な信じ込みで書いたほうが、終連との相性はいいとも言える。

 そうだ こどものうちは いくらまちがったっていいんだ
 おとなになるために まちがえるんだ
 まちがいをみとめられる にんげんになるんだ

 おとうさんがいってたんだから まちがいない
 ぼくは じしんまんまんで
 おかあさんに いどむ。


こんな感じ。

どっちかの調整がいりそうに思うので、ま、ちょっと、そこ提案しておきます。

あとはおもしろいと思います。
とりわけ、初連の後半と、うしろから2連目が良かったです。
秀作プラスを。


●aristotles200さん「レプリカ」  

最後の

 たった一つのオリジン

が、ちょっと意味わからない。

 本物たちは
 本物の太陽に
 呑み込まれてしまった

で、オリジンはなくなったかに思うのだが、
そして

 巨大な
 レプリカの船は
 宇宙を進む

で、つまり、レプリカばかりの世界になってしまったかの意に思うのだが、
終連では、

 たった一つのオリジン

と、そのレプリカの船の連を指して、言っているかに読める。
このロジックがよくわからない。
「本物」のところも「本物たち」と複数形にしてるから、それに対しこっちは「たった一つ」と単数形だから、そこに係るとも思えないし、
また、「*」で、この3つの連は区切られているから、そこ以外に係ってるとも思えない。

この終連は、この書き方ではちょっと意味わかりかねます。
(精一杯良心的に読んで)レプリカが、もはやオリジンにかろうじて繋がるたった一つのものであるって言いたいのかしら??? 
この書き方では、その意に取るのも難しいですね。

全体として偽物への批判精神で一本貫かれてる詩だと思うんだが、
3連も異質で、

 偽物でも
 何処か
 本物の匂いを纏う

これって、否定してないんだよね。いいとこもあるよって書いてる意なので、この連だけトーンが違うので、この連の位置づけもよくわからない。

詩では、一般的には接続詞がなるべくない方がいいんだけど、
とりわけ短めタイプの詩を書かれる人は、接続詞を嫌う傾向にありますが、長めの詩の場合はそうもいかないんです。また、凝縮や省略度合いも両者は異なりますから。基本的に両者は書き方が違うものだと理解された方がいいです。
また、接続詞を全部なくしてしまうと、次の連との関係が順接なのか逆接なのかもわからなくなるんで、順接は略せても、逆接は略せない場合がままありますよ。読み手任せにして、受け取りが180度変わってしまうような場合には、私は接続詞やっぱり入れた方がいいと思うんです。

この詩、この2箇所が引っ掛かりましたし、解釈しかねたので、
とりあえずそこを除いて読みまして、
まあ、具象的なところでは、国によってキャラクターグッズのニセモノが溢れてる国もあるんですが、この詩はもうちょっと抽象のところで書かれていて、たとえばすっかり画像・映像に慣れ親しんでますが、それとて生身のその人じゃないという意味ではレプリカですし、今の世の中を形成する多くのものについて、言ってるように思われ、読みました。
趣旨を買って、秀作とします。
作品的には、もっと順をおって、丁寧に書かれた方が良かった。
今回は、故意に違う書き方を試されたところもあるなあと思っています。

編集・削除(未編集)

能無しの洋梨様へ  島 秀生

能無しの洋梨 様へ

ご投稿ありがとうございます。
「MY DEAR掲示板」管理人の島 秀生です。

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(管理人のみが把握致します。他には出しません。)
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(その際、ここの書き込みは削除して、「初心者掲示板」の方に、再度書き込んで下さい)
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編集・削除(未編集)

タミフル・リフレイン  能無しの洋梨

命は手の上 手のひらの上
利き手の逆 左で持つ 邪魔なもの
終わらせるのも やり直すのも 僕次第

利き手の方 右で書く リフレイン
書き足すのも 書き換えるのも 僕次第

リフレイン 繰り返す 何度でも 命をやり直せ
最終列車 通り過ぎる 行き過ぎた熱 38.5℃
高熱ランナウェイ 暴走中 タミフル 深夜テンション

命は手の上 手のひら返せ
利き手の逆 左をくるっと 狂った僕を
終わらせたのも 諦めたのも 僕の選択

利き手の方 右で書く リフレイン
書き続けるのも 諦めるのも 僕次第

リフレイン 繰り返す 何度でも 命をやり直す
最終列車 の夢を見る 幻覚を穿つ 当たり判定ナッシング
高熱ランナウェイ 酸性雨 タミフル ブラックアウト

編集・削除(編集済: 2026年04月15日 07:09)

Agneau Pascal ―春を告げる仔羊―  ゆづは

雪解けのアルザス 
窓辺に陽が射し
陶器の型から 
そっと 放たれて
白い粉糖を 背中に纏えば
香ばしい焼き色の
仔羊が目を覚ます

復活祭を告げる鐘の音
テーブルに ひそやかに佇み
バターと卵の 豊かな香りが
冬の結び目を ほどいてゆく

首元に飾られたリボンの襞から
春の足音が 聞こえるかしら
ナイフを入れる その痛みさえ
ひとくちごとに 
喜びに変わる

黄金色に輝く 
ふかふかな記憶を
誰かと分け合う 
午後のティータイム

分厚い毛布を 折りたたみ
窓を明け放てば 
こぼれる花の香り
アニョー・パスカル
眩しい光を 連れてきて



※Agneau Pascal(アニョー・パスカル):フランス・アルザス地方に伝わる、復活祭(イースター)を祝う羊の形の焼き菓子。

編集・削除(編集済: 2026年04月14日 18:28)

雨を歩く  aristotles200

雨靴と
雨傘をさして森を歩く

薄い靄
水滴が傘に当たる音
黒く濡れたアスファルト

雨に散る
花びらを眺めながら
薄緑の桜並木を歩く

雨と濡れた森の匂いを
吸いこみ
ゆっくりと森に戻す

溜まった
人間の喧騒と穢れ
嫌悪を
薄めている

ビニール傘を下ろし
雨粒を
一つ一つ顔に感じ
空を見つめる

人間が
人間にする
愚かさと哀しさを
洗い流している

雨と私が
ここにいる

編集・削除(編集済: 2026年04月14日 10:14)

白い名札  松本福広

まっさらな布がある。
一本一本の糸が始まりの色で
紡がれている。
始まりには二つ意味があるだろう。
スタート。あるいは、リセット。

令和と元号が変わった翌年の2020年。
雑然と作られた街中に、
織り込まれていた人々が
ほつれて、まばらになるように……
白は意味を変えていく。

赤も、黒も
白に染まるような
街並みを滅菌で望むような白が漂う。
不織布で覆われていく過程で
隔離や排除の声が染み込んでいた。

外側にも、内側にも消毒を促すような日常が
今までを「以前」と裁断した。
粗末な布も幾重にも重ねれば
鉄にも似たような圧の声になる。
その群れは白を極彩色に汚そうとする。

以前と呼ばれた頃、以後と呼ばれた場所
その中間。
あの時の興奮は異物だったようで
潔白の白に狂騒の針が刺さる。
浮かび上がる赤……血を流したものがあった。

アルコールスプレーによる
永遠の凪のにおいが布に染み込む。
今まで意識されなかったものが
汚れと認識されて
別の形に拭おうとする。

過去を見て
当時の流行りの模様を知れても
その質感までは伝えにくい
今を見れば自身が帯びていた熱すら
漂白するように明日へと流していく。

白が変容していく過程を
忘れたくないから
自分の心臓に縫いつける。
名前すら残せない私が
この時代に生きていたという名札だ。

編集・削除(編集済: 2026年04月14日 04:03)

迷探偵とドジな学者  月森うさこ

突然、ここに置いてあったコーヒーが溶けてなくなった
共に食べようと用意したガトーショコラ
行き場を失いどこか悲しそうにお皿に残った

突然、ある学者の論文が盗まれた
共に研究していたラブラドールは
犯人の臭いを覚え不満そうに探しに行った

溶けて消えていったコーヒーも
盗まれた論文の行方も あっという間に
ラブラドールが見つけてしっぽを振ってお座り

学者が楽しみにしていたコーヒーも
学者が心血注いだ最高の論文も
助手のラブラドールが見つけた

ガトーショコラのもとにコーヒーの帰還
待っていたよ、と喜びを隠せない
学者の安堵な顔をみてワンと鳴く

我に返った学者は考えた
コーヒーはなぜ溶けてきえたのか?
論文はなぜ狙われたのか?

ラブラドールはにやりと笑った
研究室には学者が爆睡しており
そこには真っ白な論文と床に落ちたカップがあった

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