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ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。

(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
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MY DEARは投稿された作品全部に評をお返しします。
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編集・削除(編集済: 2025年01月02日 01:55)

萩座利守様 お礼  ゆづは

とても丁寧で深い評をいただき、ありがとうございます。「輪郭のない影」というタイトルについて、存在の不確かさを感じ取っていただけたことにとても嬉しく思います。
冒頭の「足元に落ちた微かな温もり」に関して、最初は漠然としたイメージでしたが、こうして言葉にしていただくことで新たな解釈が生まれました。また、哲学的な側面にも触れていただき、その考察の深さに刺激を受けました。「西洋的な独立した存在観と、東洋的な関係性の存在観との対比」という視点は新鮮でした。
最後に「輝く世界はまだ私を知らない」という一行に込めた想いを、汲み取っていただき感謝しております。
今後とも、さらに表現力を磨いていきたいと思いますので、引き続きご指導いただければ幸いです。

編集・削除(未編集)

荻座利守様 御礼  aristotles200

荻座利守様
拙詩「缶」への評とご感想、ありがとうございます。
佳作半歩前との評価、励みとします。

ご指導いただいた点に関しては、精査し、改め、次回作に活かします。

星新一さんのショート・ショート、大好きでして、世界観、等かなり影響を受けています。
最近の私の作風ですと、自由詩よりはショート・ショートに近く、想像力・アイデアをどう詩の言葉にしていくかが課題です。

自由詩を始めて半年目の我が身、
これらが私の強みになるのか、弱みになるのか、正直、よくわからないのが現状です。

次回もご指導のほど、お願いいたします。

編集・削除(編集済: 2025年11月19日 10:54)

荻座様へ 評のお礼です 喜太郎

今回も読んでいただき誠にありがとうございました。
ご感想、素直に嬉しく感じています。その上、アドバイスまでいただき、ありがとうございます。アドバイス、納得としか言いようがありません。まだまだ未熟さが痛感いたしました。これからもアドバイスを念頭に置いて、創作に励みたいと思います。本当にありがとうございました。

編集・削除(未編集)

11/11〜11/13ご投稿分の感想と評です  荻座利守

11/11〜11 /13ご投稿分の感想と評です。宜しくお願い致します。
なお、作者の方々が伝えたかったこととは異なった捉え方をしているかもしれませんが、その場合はそのような受け取り方もあるのだと思っていただければ幸いです。

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11/11 「The Color of My Night」 佐々木礫さん

今回は初めてなので、感想のみとさせていただきます。
今はいない大切な人への、想いや寂しさを綴った詩ですね。
全体を流れるメランコリックな雰囲気が、その寂しさを映し出していて、いいと思います。
1連目に「あなたの星」とあるのは、その「あなた」が既に亡くなっていることを表しているのでしょうか。そのように受け取ると、2連目の「無機質な雨の隙間から、あなたが私を覗いていたの。」というところからは、思い出の景色や物事から、その人の存在を身近に感じているような印象を受けます。
3連目の「私の静かな毒」とは暗い孤独感を表しているのでしょうか。そのすぐ後の子供の笑い声や綺麗に揺れるグラスの水との対比がいいですね。
そして「季節を過ぎて薄らいで、柔らかな影になったあなたが、ふわりと消えてしまわないように。」という表現に、「あなた」の記憶が薄れてしまうことを恐れる心情が美しく表されていて、秀逸だと感じました。
最終連の「濡れた心臓のほつれた」「雨上がりの夜を紐解いた」も美しいですね。
ただ全体的に、人によっては表現が冗長に感じることもあるかもしれないとも思いました。でもそれは読み手一人ひとりの好みにもよるのでしょう。
とても繊細な感性によって綴られた詩のように思います。それは読み手にも、その感性の鋭さを求めるものでもあるかなと、そんなふうにも思いました。


11/11 「輪郭のない影」 ゆづはさん

まずタイトルがいいですね。これが何を指しているのか明確にはわからないのですが、存在の不確かさのようなことを表していて、それが中盤の「形を求めることに/意味はあるのだろうか」とつながるように感じました。
冒頭の「足元に落ちた微かな温もり」とは何でしょう。道端に咲く名もなき花への優しい眼差しでしょうか。そしてそれが「あなた」の眼差しと同じものだったのではないかと、そんなふうにも受け取れます。
3連目で人との触れ合いを、「ぼんやりとした境界の向こう/透明な指先が触れたとき」と表現しているのも巧みですね。そして、その触れ合いが自分自身の存在を気づかせるのでしょう。
その後の展開は何か哲学的な感じですね。「あなたの目」の問いかけとは、自らの内に潜む「問い」の表れであるようにも思えます。
そして最終連の、「輝く世界はまだ私を知らない」という一行に、何かとても重要な意味が込められているように感じました。
輝く世界ををまだ私は知らないのではなく、輝く世界はまだ私を知らないということは、「私」は世界に知られることによって存在し得る、ということを示しているように思いました。そのことがその後の、「けれど あなたの瞳の中で/今もひそやかに息をしている」につながっているように感じました。
そう考えると、「存在とは〜」で始まる6連目は、西洋的な独立した存在観と、東洋的な関係性の存在観との対比であるようにも受け取れます。
哲学的な内容を含みながらも説明的にならず、表現の美しさが光っている作品だと思います。
特に改善点などはないように思います。評については、佳作としたいと思います。


11/11 「缶」 aristotles200さん

何だか星新一のショートショートのようで、面白いですね。
全体的を通して難解なところはなく、とても読みやすく仕上げられていると感じました。
底に謎のアルファベットだけがあるだけで、何のラベル表示もなく、何が入っているのかわからない缶詰が、いつの間にか机に置かれていた、というシチュエーションが面白いです。
また、それが何の缶詰なのか、本人が亡くなる最後までわからない、というところがこの作品の魅力ですね。
中身がわからないから、果物、豆、農薬、毒薬と想像し、さらにはUSBメモリ、フッ化タングステン(VI)、時限爆弾、そして宇宙船、金貨、多次元宇宙に至るまでその想像を膨らませてゆくところも、どこか滑稽でいいですね。
また、本人が亡くなって遺族が、「このまま一緒に天国に行ってもらおう」と言うところは、アイロニカルな中にも、どこかほのぼのとした温かさを感じます。
ただ最初の方で、缶の大きさや色合い(何cmくらい、鈍い銀色など)を描写してもいいかなと思いました。それにより缶の平凡さや特徴のなさを示すことで、中身がわからないことの不気味さや異様さがより強調されるのではないかと思います。
また些末なことですが、2連目の「重さは、固形物らしい」というところの「重さは」の後に、3連目の「500g(くらいか)」を持ってきて、「軽く振ってみる」の後に「中身は固形物らしい」と入れたほうが、よりスムーズに読むことができると思います。
それでも、一つの缶からこのような面白い物語を紡ぎ出す、その想像力の豊かさには敬服します。
評については、佳作半歩手前としたいと思います。


11/12 「剣豪なりけり」 喜太郎さん

剣に生涯を捧げた男の孤独を描いた作品ですね。
宮本武蔵がモデルでしょうか。ただ、宮本武蔵は大規模な合戦で大きな成果をあげたという記録はないそうです。
それはさておき、冒頭で幼い頃の様子から書かれているところに、読み手が入り込みやすくなる配慮が窺われます。
特に、「我が掌が赤く染まれども」という表現が、懸命に稽古に励んでいた様子を上手く表していて、いいと感じました。
また4連目の、「刹那の人生」という表現もいいですね。「今ここ」に己の全存在を注ぎ込んで生きてきた様子がそこに滲み出ていて、その後の、幸を必要ない思いだと切り捨てる姿勢につながっています。
さらに、死も地獄も恐れないながらも、己の死後に「剣豪」として名を残すことを願っているところが、名誉を重んじる武人の姿をよく表していると感じました。
だた欲を言えば、「胸の内は満たされぬまま」という心の内を、もう少し掘り下げてほしかったとも思いました。それがどのようなものだったのか、何らかの比喩(例えば木枯らしの吹き抜ける荒野など)を用いて表現してみてもよかったかもしれません。
また、ほぼ全編を通して本人の独白のスタイルをとっていますが、最終連だけ第三者の視点からの描写となっています。このような場合は、最終連の前にアスタリスクなどを置いて、何らかの区切りを表したほうがいいとも思います。
でも、剛毅ながらも哀愁と寂寥を内に秘めた「剣豪」の姿を見事に描いた作品だと感じました。
評についてはやや厳し目に、佳作半歩手前としたいと思います。

編集・削除(未編集)

堕天使 喜太郎

不思議な事に
多くの男達の亡骸は
笑っていた………

羽をもがれて
地上に落とされた堕天使
悪魔に恋をし
神の怒りを受け
純白の羽をもがれ
地上へと落とされた
それでもなお悪魔への想いは青白く燃え上がる

人間の男どもの心の中に
悪魔の素質を見抜いた堕天使
それならば悪魔の為に一つでも多くの魂を持って行けば
黒光の羽を与えられて生まれ変われるかもしれない
悪魔の元へ近づけるかもしれないと
一心不乱の笑みを浮かべた

愚かな人間の男どもを
天使の笑みで
虜にして
跪かせて
一つ一つと魂を取り除く
堕天使の美しすぎる微笑みは
男どもの視線と交わるたびに
男どもは身動きが取れず
身震いし叫び続ける
「ああ全てを捧げます」と

男どもの亡骸は全て
微笑みをうかべ
積み重なっていく

堕天使は抱えきれないほどの多くの魂を
悪魔の足下へと差し出す
あなたのそばで支えさせて欲しいと願う
そして黒く光輝く羽を……
悪魔は微笑みながら容赦なく
堕天使の胸に鋭い爪の手を捩じ込み
堕天使の魂を抜き取り喰った

悪魔は悪魔でしかないのだ
取引などしない
堕天使だろうと天使の魂は
悪魔の力を高める
幾千幾万の人の魂より価値があるのだ

胸元を赤く染めた堕天使は
満たされた様に微笑みながら
亡骸となる
ああ あなた様と一つになれたんだと
満たされた笑顔を残して
塵となった

編集・削除(未編集)

あかくなるまで  さんぷく

耳をかじる霜の声に
白い息で応えてみる
家は眠っている
山は起きている
二つコブを越えた先で
被害者ぶった鹿が鳴く
暖冬で殖えに殖えたそいつらに
ちぇ、と舌うち
誰のせいでしょうね
クマの不眠は

街灯すらない国道を
懐中電灯ひとつで下っていく
5m先でリスがしっぽを振って
白の破線をうろちょろしている
車が来たら、退いたげてね

鼻をつつく木枯らしを
マフラーにもぐって弄ぶ
イタチだかタヌキだか知らないが
もふもふが歩道を走ってる
偉い子だね、お前らは

家がぽつぽつ光り始める
山のシフト 次は小鳥
もう電灯はいらないか
かち、と切って

ポッケに赤い手を沈める
朱色の日が顔を出した

編集・削除(編集済: 2025年11月18日 20:37)

(The choice is yours)  上原有栖

「明日、やろう」
「今度、行こう」
「後で、食べよう」
「次は、言おう」
「いつか、話そう」

そう思っていた
思っていただけで
いつの間にか

・どうにも考えがまとまらない、実現は先延ばし。
・足が痛んで、もう遠くには出掛けられませんよ。
・こちらは人気商品の為、完売してしまいました。
・君は意見が無いのか、もうやっていけないかな。
・貴方は永遠に旅立った、私は墓の前で後悔する。

どうして思い立った時に行動しなかったのだろう
願わくば、もう一度選び直したい
人生の岐路はいくつもあったはずなのに
夢や希望は
手が届かなくなってからのほうが
より欲しくなってしまうものなのかもしれない

編集・削除(未編集)

門  aristotles200

巨大な、黒曜石に刻まれた
地獄の門がある

黒光りするダビデの胸像は
苦悩の叫びをあげる

番犬ケルベロスの
口からは赤黒い炎が見える

扉は今、開こうとしている
地獄の亡者どもは
沈黙のままに
微動だにせず、門の前に控えている

扉は今、現世から地獄へ
開かれた
黒色の炎を纏いし
死の、恩恵すら見放された
呪われし百億もの不死の人間たち
安寧を求めて
群れをなして地獄へと迫る

地獄の獄卒は叫び声を上げる
地獄は、我らのもの
亡者ども、この地獄を
人間たちより守るのだ
地響きをあげて、一斉に
地獄の門を閉めにかかる亡者たち

扉の向こう側には
押し寄せる人間たち
助けてくれ
死を、死を与えてくれ
悲鳴が聞こえてくる

踏ん張れぇぇー
大音声を地獄の獄卒はあげた
最後の力をふり絞り
数十万の亡者たちは扉を閉める
巨大な閂を、地獄の門にかける

危なかった
地獄の獄卒と亡者たちは
顔を見合わせて安堵する
昨夜、天国は
人間たちに
陥落したとの知らせを受けていた

ギシ、ギシシ
嫌な音がする
とんでもない重量物が押す音がする
凄まじい振動と叫び声がする
ああ
地獄の扉が
外側から、内側に向かい軋んでいる
閂は、砕け散る
と、
地獄の門は、内側に倒れる
ズズズッズズズン
亡者たちが潰されていく

砂ぼこりと、沈黙

地獄の門があった巨大な穴
全て
人間たちの
赤く光る目で埋め尽くされている

地獄の獄卒は、亡者たちに叫ぶ
逃げろおおおー

バケツに水を注ぐように
瞬く間、物理的に
地獄は人間で埋め尽くされた
世の中、あの世この世の全て
不死者となった人間たちで溢れている
助けてくれ
死を、死を与えてくれ
あらゆるところから
悲鳴が聞こえる、苦しみは続く

これが真なる世界である
あらゆる存在とは
苦しみと、苦しみそのものに他ならない

編集・削除(編集済: 2025年11月18日 19:27)

在りし日の君の、名はテロル。  佐々木礫

「もうすぐ全部終わるから、モラトリアムなんていらないよ」
そう言った君の心臓は、モラルで首を取り合う透明な世界に、赤いインクを一滴垂らした。
呼吸の混じった石ころみたいで、こんな半端な命なら掻き消えた方が美しい。なんて、何度同じ結論に辿り着いたことか。
にじり寄る陰に怒号を打って、「まだ少し生きなきゃならないな」って、笑う君の顔が見えなかった。
もう誰も、「俺は屑だ」と卑下した時に、蒼白な顔で「そうだね」と都合よく言ってくれない。
その事実は、底なしの虚しさを俺に与えるが、君の元へ行く想像力は、うすら寒い夜にすら湧かない。

夏の日差しに記憶が死んでも、秋の紅葉思い出す。冬の風当たりが突き刺さっても、また春を待ち眠りにつく。
そうやって生きることを拒んだ君は、大人にはなれなかった。
君は渇く記憶に自分の血を与え、凍える心を自分の身体で覆い隠した。
ガラスに張る霜が浸食したような君の言葉は、俺の心を傷つけ、膿を洗い出した。
今ある尊い何もかも、流された始末に、残るは惨めで孤独な未来。その未来を生きる俺が酒と煙草で誤魔化しているそれを、君は生前、「絶望」と呼んだ。
そして、君は自分が抱いた絶望を、君もろとも捻り潰した。
その美しい去り際に、部外者の俺は途方に暮れた。
それ以上深く考えることもなく、俺は、遠くに聞こえた君の絶叫を、思春期の痛みのせいにした。
言ってはいけない「ずるい」が、喉に張り付いた。
君の絶望から逃げた先で、君が貫いた孤独と過ちに敬意を払うと共に、君の絶望が怒りへ転化し、破壊へと繋がることで君が生き延びるなら、どれだけ良かっただろうと思う。
俺は君に刻まれた傷を撫ぜては、君がその鋭利さを以て世界を癒す高名なテロリストたる世界を、思い描く。

***

テロル。この世で最も美しい孤独。
高空に聳える塔の呻きに涙を流し、
火薬の束に着火した。
在りし日の君の、名はテロル。

真理の名の下、
弾ける自尊の爆片は、
正義と乱心のcomplex。
爆炎は熱く柔らかに、
心地よい風を人々に届けた。

そして見よ!
瓦礫と化した街の中、
かつて涙したテロルの赤子を、
嘲笑っていた人々の棒立ち姿。

彼らは野山の獣たち。
人は狩りして糧とする。
増えた狼は間引きする。

その狩人の、名はテロル。
深い萬緑の山中にて、
世の破壊者を狙い撃つ。
願わくばその病根を、
悪の中枢を破壊せん。

テロルの正義は乱心にあり。
その過ちは詩的な銃弾、
その孤独こそ、至高の銃身。

在りし日の君の、名はテロル。
その欺瞞こそ、尊き慈愛。
その呵責こそ、永遠の美学。

編集・削除(編集済: 2025年11月18日 12:02)

死者の息吹  ゆづは

静寂に支配されたその地に
石の道を行く影たち
足音さえ 風に溶けて消える

灰色の空が重く垂れ込め
光を失った街の隅々で
墓標が並ぶ 
その先に眠る者たちの 
幽かな声が響く

生者の足が届かぬ地
過ぎし時の流れは
冷たく凍りつき
それでも 彼らの記憶は
消えることなく残り続ける
深い闇に 刻まれたまま

墓石の間を彷徨う風は
黄泉の扉を静かに開き
遠い昔の歌を運ぶ
それは死者たちの 無言の祈り

ここは眠れる者たちが見守る街
生きる者よ 忘れるなかれ
その名は 永遠に刻まれし

死を超え 時を超えて
なお語り継がれしこの地に
闇と光が交わるその刹那
死者の息吹が
新たなる命を ひそかに呼ぶ──

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