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★★ << 2つの掲示板のご案内 >> ★★

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ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。
自分の大切な表現としての「詩」に、どうぞ、ここで磨きをかけていって下さい。

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編集・削除(編集済: 2026年05月30日 02:08)

秋の沈黙  ゆづは

真夜中を横切る
掠れた鳴き声
あれは鹿だろうか

仄白い闇に浮かぶ
引き絞られた弓のような月
張り詰めた夜気を
一筋の悲鳴が裂く

誰かを呼ぶ声なのか
何かに怯える息遣いか

姿の見えぬその主は
一瞬の気配を
窓の硝子に宿し
翳る木々の隙間へと
駆け抜けてゆく

残されたものは
鼓膜の奥にこびりつく
幽かな震えと
深くなってゆく
秋の沈黙だけ

編集・削除(未編集)

水無川様 ありがとうございます  れもん

お読みいただきありがとうございます。
感想をいただいて、とても嬉しいです。まだまだ未熟ですが頑張りたいです!よろしくお願いします。

編集・削除(未編集)

紗野玲空様 お礼 れもん

ありがとうございます!
関わりのない人から得る温かさみたいなのをなんとなく感じてます。和菓子のアンいい小説ですよね。僕も大好きです。

編集・削除(未編集)

小指  TICO

待ち合わせに来なかった
君のことより
今は遠く
忘れて来てしまった
私の小指を探しにいかなきゃ

太陽はとっくに沈んだのに
まだ明るい空に
小さな月が
ピン留めしてある

生温い風が漂泊する
夜にもなれない
明るい帰り道

飛び石のような縁石が
五線譜の上で
アルペジオを奏でだす

   (とびきり明るい
   夜の色を
   小指に塗っておけばよかった)

頷いた君の顔を
明るい墨を垂らした
ちぎれ雲が侵食していく

太陽もなく
月明かりも届かない
昼でも夜でもない時間に

約束しなおそうよ
次の待ち合わせ場所は
せーので

アルペジオがもうすぐ終わる

そのまま月の遠地点まで
あの小さな月のピンを
手にしたら

小指を忘れた
場所も
小指を忘れた
私も
小指と一緒に

君を知る
その前に

編集・削除(未編集)

評のお礼 三浦様  長谷川ひかり

詩にご評価いただきありがとうございます。
ストーリー性が誰から見ても自然であるように心がけたことが伝わったようでよかったです。
しかし、自分の文体の風変わりというかちょっと意味不明なところと、読み手にとっての読みやすさ、この2つのバランスの取り方を今模索していますし、それが上手くいっていないのも伝わっているんですね。精進します。

編集・削除(未編集)

水無川様 お礼  そらねこ

遅くなってしまい申し訳ありません。丁寧な感想ありがとうございます。SNSなど、現代社会の状況を鋭く描いていると受け取って頂けて本当に嬉しいです。
言葉の表記についてもご指摘頂きありがとうございます。確かに、最後の「言葉」は今までの言葉やコトバと違うニュアンスなので、変えた方が良かったですね、納得です。
私は、鋭くありつつも傷ついてる人に寄り添える詩を書いていきたいと思っております。また投稿しますので、これからもよろしくお願い致します。

編集・削除(未編集)

紗野玲空様 お礼  ゆづは

この度も、『繋がる』への丁寧なご講評をありがとうございます。
日常のささやかな情景や、何気ない言葉に込められた想いまで、細やかに読み取っていただき、とても嬉しく思います。
また、「私の時間」という表現についてのご指摘も、ありがたく拝読いたしました。自分の中にある想いを、どこまで言葉に託し、どこまで余白として残すのか。これからも大切に考えていきたいと思います。

編集・削除(編集済: 2026年10月12日 21:04)

三浦志郎様 お礼  ゆづは

この度も、『遠い雨の和音』への丁寧なご講評をありがとうございます。
「雨音ボリュームのつまみを調節する」というお言葉が、とても印象に残りました。作品に込めた幽かな響きを、そのように受け取っていただけたことを嬉しく思います。
「楽譜の匂い」や「名前のない部屋」にも触れてくださり、言葉の奥に置いていたものまで掬い取っていただけたことに感謝いたします。
「弱くては聴こえない、強くては詩にならない」というお言葉を、これからも大切にして参ります。

編集・削除(編集済: 2026年10月12日 21:13)

10/6〜10/8 ご投稿分の感想です。 紗野玲空

10/6〜10/8にご投稿いただいた作品の感想・評でございます。
素敵な詩をありがとうございました。
一所懸命、拝読いたしました。
しかしながら、作者の意図を読み取れていない部分も多々あるかと存じます。
的外れな感想を述べているかも知れませんが、詩の味わい方の一つとして、お考えいただけたら幸いです。

******* 

☆「繋がる」 ゆづは様

ゆづは様、こんにちは。
御投稿ありがとうございます。

〈台所のテーブルの真ん中に/小さな箱がひとつ〉という、静かな情景から詩は始まります。
何気なく置かれたように見える箱ですが、家の風景の中心に据えられたような感じを受けます。
これから何が始まるのだろうという、かすかな予感を抱かせます。

続く〈ゲームセンターの喧騒を抜けて/それは そこにあった〉という展開。
ゲームセンターの騒がしい空間から、台所という家庭の日常へ……外の喧騒と、家の中の穏やかさとの対比を感じます。
〈それは そこにあった〉という、少し間を置いたような表現は、箱がそこに置かれているという事実を、改めて静かに見つめ直すような印象を受けます。

第3連では、〈ご飯の炊ける匂いのなか〉という嗅覚の描写が加わります。
その中で、〈説明書をめくる指先は/少しぎこちなくて〉と続きます。
新しいものを前にした戸惑いや、慣れない操作に向き合う作者の姿が浮かんできます。

そして、第4連。
〈耳の奥で小さな電子音が弾ける〉という一行は、作品の転換点になっているように感じます。
それまでの静かな情景の中に、電子音が小さく響き始めます。
「鳴る」ではなく「弾ける」としたところに、瞬間の鮮やかさが表れていますね。
〈透明な電波が/私の時間と繋がるように〉
目には見えない電波を「透明な」と捉え、それが自分の時間と繋がるように、と表現したところに、詩的な魅力があるように感じます。

第5連の〈少し離れたところで/はにかむ息子の横顔〉……息子さんが登場しますね。
〈「三個も取れたんだよ」と〉
母と息子は同じ場所にいながら、それぞれの時間を過ごしているように感じられます。
息子さんの横顔を捉えることで、程よい親子の距離感も伝わってくるようです。
「三個も」という言い方に、息子さんの嬉しさや誇らしさが滲んでいます。
そして、それまで描かれてきた箱や説明書、電子音といった描写の背後に、息子さんの存在が浮かび上がってきます。

最終連、〈届いた音のぬくもりが/新しい私の毎日に/一つずつ溶けてゆく〉
とても美しい結びですね。
ここで「音」は、電子機器から発せられる物理的な音であると同時に、息子さんの言葉や、そこに込められた思いをも含んでいるように感じられます。
「一つずつ」という言葉には、急に変わるのではなく、きっと、小さな発見や喜びを重ねながら、ゆっくりと新しい毎日が形づくられてゆくであろう時間を感じました。
また、「繋がる」という題に対して、結びでは「溶けてゆく」という言葉が選ばれています。
繋がることが、単に二つのものを結びつけるだけでなく、受け取ったものが自分の日常のなかに自然に馴染み、新しい暮らしの一部になっていくことを示唆しているようにも感じられました。

一点、ご検討いただきたいのは、〈透明な電波が/私の時間と繋がるように〉という箇所です。
ここは作品の核となる重要な表現ですが、「私の時間」がどういうことを指しているのか、読み手によって受け取り方が分かれると思います。
その余白も詩の魅力になっていると感じますが、もしゆづはさんの中に明確な思いがあるのであれば、それがより伝わるように、言葉をもう少し吟味してみてもよいかもしれません。

具体的な描写を積み重ねることで、心の微妙な変化を伝えている点が魅力的だと感じました。
母と息子の関係を直接説明するのではなく、二人の間の小さな出来事を通して生まれた喜びが静かに伝わってくる作品です。
ゆづはさんの持ち味である繊細な描写が、家族の日常という身近な題材と結びつき、抒情を生み出していると感じました。

御作、佳作とさせていただきます。
ありがとうございました。

※閑話ひとつ
繋がるということは、思いがけないところで、離れていたもの同士が結びつき、新たな意味が生まれることのように感じています。
何気ない言葉が新たな気づきをもたらす……ふとした出来事が過去の記憶と重なる……自分とは違う世界を生きる誰かの言葉や経験が、それまで知らなかった風景を見せてくれることもあります。
様々な「繋がる」が、思いもよらない形で私たちの世界を広げてくれるように思います。


******* 

☆「人知れず、あなた」 れもん様

れもん様、こんにちは。
御投稿ありがとうございます。

〈餡の声を持つ人がいる〉
とても印象的な一行から始まりますね。
「餡」という言葉には、甘さや温かさ……どこか懐かしい響きがあります。
それが「声」と結びつくことで、単に耳に届く音ではない、聴く人の心にじんわりと染み込んでいくような感覚があわせて想像されます。

〈その重さ、粒子、甘みよ〉という表現も興味深いですね。
声という本来は形のないものを、餡になぞらえ「重さ」や「粒子」といった感覚で捉え、さらに「甘み」へと展開しています。
聴覚だけでなく、触覚や味覚にまで広がる表現が、その声の独特な存在感を生み出しています。

〈ひとの心を、ひとの思想を/淡々、淡々と読む〉という箇所では、その声の持ち主が、言葉の表面だけではなく、人の内面にある思いや思想を丁寧に読む姿が浮かびます。
「淡々」という言葉の繰り返しからは、餡の声を持つ人が、感情をことさらに込めず、静かに読み進めていく様子が感じられます。

そして、〈ただ声のみに宿るあたたかさ/それだけのことで私は満足なのだ〉と続きます。
ここでは、声の持ち主の経歴や人柄などを知ることよりも、声そのものから受け取る温かさが大切にされています。
何か特別なことがあるわけではなくても、声を通して心が満たされる……そのあたたかさが、飾らない言葉で表現されていると思います。

〈たったそれだけ、それだけで〉という繰り返しにも心が留まります。
「それだけ」という言葉を重ねることで、自分にとっては十分に大きな意味を持つのだという思いが伝わってきます。

続く〈僕はあなたを知らない、知ることもないだろう〉という箇所で、それまでの「私」から「僕」へと一人称が変わります。
相手を知らず、これからも知ることはないだろうという認識には、近づくことのできない距離が感じられます。
〈でも忘れることはない〉という一行は、その距離を越えて響いてきます。
さらに、〈わたしにくれたものを、そのじんわりとした温かみを、立ち上がる力をくれる甘みを〉と、「わたし」が受け取ったものが具体的に語られます。
「温かみ」から「立ち上がる力」へと進むことで、声が単に心地よいだけでなく、前を向くための力にもなっていることが伝わってきます。
冒頭の「餡」の甘みが、ここで心を支える甘みとして響き直しているところに、作品全体に流れる「あなた」との温かいつながりを感じます。

最後の〈あなたのような人々に幸あらんことを〉という結びで、感謝は祈りへと変わってゆくように感じられます。
自分が受け取った温かさを思い、そのような声を届けてくれる人々の幸せを願う……静かな感謝の気持ちが際立っているように思いました。

少しご検討いただきたいのは、一人称が「私」「僕」「わたし」と変化するところです。
意図的な使い分けであれば、それぞれの表記がどのような心の動きや声の違いを担っているのか、もう少し吟味してみてもよいかもしれません。

声の持ち主を知ることがなくても、その人から受け取った温かさは確かに自分の中に残っている。
そのことを、冒頭の「餡」のイメージから最後の祈りへとつなげて表現した点に、作品の魅力があると感じました。
「人知れず、あなた」というタイトルも素敵だと思います。
10月10日の評で、雨音さんがタイトルについて書かれていましたが、タイトルのつけ方の重要性を、改めて感じています。
タイトルを手がかりに詩全体を見つめ直し、さらに改稿していくのも楽しいと思います。

初めてのご投稿ですので、今回は感想のみとさせていただきます。

ありがとうございました。

※閑話ひとつ
「餡」と聞いて思い出したのが、坂木司著『和菓子のアン』です。
デパ地下の和菓子店で働くアンちゃんを主人公に、和菓子にまつわる謎や人間模様を描いた物語です。
餡は、和菓子の味わいを支えながら、季節ごとの趣とともに人々に親しまれています。
「餡の声を持つ人がいる」
素敵な表現ですね……。
誰かの心に温かさを届けている「あなた」。
アンちゃんのように、人との関わりのなかで誰かを支える人がいる。
そして私もまた、人知れず、そんな人たちから力をいただいて、今あるのだと思います。

******* 
​以上、2作品をご投稿いただき、誠にありがとうございました。
それぞれに、心を打つ素晴らしい作品でした。
拙い読みの中で、十分に汲み取れていない部分も多かったかと存じます。
もし読み違いなどがございましたら、お知らせいただけましたら幸いです。


三浦志郎さんの「歴詩奇譚・鎌倉篇」を楽しみに拝読しています。
鎌倉幕府末期の権力闘争と政権の腐敗、そして滅亡に際して奮戦した武士たちの矜持……。
三浦さんは、史実を丹念にたどりながら、時代の変転とそこに生きた人々の姿を鮮やかに描き出しています。
最後に敗者への鎮魂と憐憫へと至るところにも、心を動かされました。
私自身、歴史を題材とした詩をいくつか書いてきましたが、史実を独自の視点で組み立て、時代の奥にある人間の姿を浮かび上がらせる三浦さんの歴史詩には、学ぶべきところが多いと改めて感じています。
ありがとうございます。

 人の中で
 人を見て
 人と接して

こつこつ、自分の詩を書き、ことばを見つけていけたらと思います。

秋も深まってまいりました。
皆様の言葉から、また新たな詩の世界に出会えることを楽しみにしております。
どうぞ、実り豊かな秋をお過ごしください。
 紗野玲空

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三浦様へお礼です  May

三浦様、「老老」へ丁寧な評をありがとうございます。
ひとつ、作品について補足させてください。
「手帳給付者」ではなく
「障害者手帳を持つ私」と書くべきでした。分かりにくくしてすみません。
杖をついているのは夫で、障害者手帳を持っているのが私です。視野が欠けているため私自身は運転できず、夫にスーパーまで連れて行ってもらっています。

「ご飯を食べられるのは君のおかげ」は、買い物に連れて行ってもらえることへの感謝です。家の中では私が夫を支えるという、互いの役割の違いも含めて書きました。
作品の意図をお伝えしたく、補足させていただきました。
甘い佳作を頂きありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします。

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