◆ここは「MY DEAR掲示板」です。
詩をある程度の期間書いている方、詩に意欲的に取り組みたい方、詩人に向け成長を目指す方はこの掲示板をご利用下さい。
あなたの詩をしっかりと読み、評や感想を、しっかりと書かせて頂きます。
ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。
(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
あきらめてしまう前にMY DEARに来ませんか?
MY DEARは投稿された作品全部に評をお返しします。
本来、こつこつ実力をつけてから、賞などに挑戦するのが、スジだと思いませんか?
MY DEARはあなたのこつこつを、支援するところです。)
なお「MY DEAR掲示板」では、新規ご参加の際に、ペンネームとメルアドの届け出が必ず必要です。
これは掲示板内の安全を守るため、管理人に限って把握させて頂くものです(他へは一切出しません)
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◆初めて詩を書く方や、おっかなびっくり詩を書いてみようかなあーという方、
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こちらは、「メルアド届け出不要・いきなり書き込みOK・出入り自由」ですので、
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身の丈5mのロボットが
後ろにいる
つい、この前気がついた
家の前
会社の前で隠れている
動きは、かなり素早い
いつも後ろにいて
振り向いても、姿は見えない
何気なく
スマホで後ろを見ると
鉄の、赤錆たロボットがいる
胸には大きく909
どこか、記憶に残る数字
足音も立てない
ただ、見守っているだけ
人のいない森を歩いていると
すぐ、後ろで
落ち葉を踏みしめる音がする
よく見れば愛嬌のある
拙い、60年代風のロボット
いつから居るのか
いつまで居るのか
小さなころ
クレヨンで描いた気もする
マンションの部屋番号も
✳
よく転ける
いつも、かさぶただらけの男の子
方向音痴で
いつも、迷ってばかり
心配ばかりするお母さん
その絵に向かって
おまじないを唱えました
「ちちんぷいぷい
この子を守ってくれますように」
ちちんぷいぷい
ある日
ロボットが消えた
何の兆候もなく
ただ
息子が生まれた、その朝に
障害・障がい・障碍。時代や文脈によって表記が移りゆく。表記による障壁で引っかかる。言語、文脈、表記、その歴史が渦巻を作り、排水溝に吸い込まれる。手に残した紙片にはインクが滲んでしまって、何が書いてあったかは判読できない。
「言葉を多くすれば伝わる。」という偽物の神話を信じている純粋な人は多い。例えば、地球を知りたい人がいる。その相手が知りたいことなのかは分からないままに説明をはじめる。太陽から三番目に近くて、丸くて、青くて、大きな星だと伝えていく。言葉を尽くして、懸命に伝えようとする。懸命になればなるほど、無駄な装飾が増えていく。いつまでも地球の核の話にならない。今、やっと世界の人口の話を始めたところだ。
伝えたいのは何だろう。伝えたいのだろうか。目的を考える。伝えたい訳では、ないこともある。主体の矢印はどこを向いているのだろう。誰でもない君なのか。誰にという訳でもなくみんな、になのか。それとも、無自覚な投影なのだろうか。渦巻きだったものが澱みをもってチョロチョロと少しずつ横に流れる。悩み事を話し始めた、君の悩み事が小さく思えて、笑ってしまった。矮小化された一つの心が消滅する音を、私は聞こえなかった。話を聞いて、君に伝えたかったことは、こんなことだったのだろうか。
ロボットだけの街。お互いに作られた時期が違い、機能も、仕様も違うロボットたち。齟齬が生じないよう互換性のチェックを再三行う。プログラムされたチェックリストを間違いなく行う。外国産、国産関係なく確認は行われる。適材適所に割り振られる。不完全だけど補い合うシステム。学習された優しいコードを交わし合う姿が人間に似ている。
自分が困っていること。他人は困っているのか。
他人が困っていること。自分は困っているのか。
他人で困っていること。本人は困っているのか。
ロボットが運んできた新しいページには、そう綴られていた。次のページに新しい未来が綴られている……願望こそが人間だ。
私が話す言葉は伝わる──そう思い込んでいたけど違ったようだ。と察する。
障壁を見つめる。障壁は営みの中で、偶々そこに道が出来たから障壁だと呼ばれただけなのかもしれなくて。障害は、どこの目線から害と呼ばれたのだろう。自分勝手な私と、優しいロボットのすれ違いを修正する術は、透明で美しいロジックを知ることだ。けれども、概念が生まれる速度についていけない。
※ユニバーサルコミュニケーション
ユニバーサルコミュニケーションとは、年齢、障害の有無、言語、文化などの違いに関わらず「すべて」の人が相互に意思疎通できる環境やスキルのこと。
バリアフリーは「障壁(バリア)」を取り除き、社会参加を可能にする考え方です。
つまり、前提からすべての人を対象にしたものと、予めある物事に、特定の障壁に対して後から取り除くことであるかの違いです。
青島恵里様 拙作「絶望という名の曖昧」をお読みいただき、誠にありがとうございます。お礼のお返事が遅くなり失礼いたしました。・・・タイトルに曖昧とあるだけに、いかにももっさりとした仕上がりになったかもわかりません。また、これは単なる言い訳なのですが、ちょうど第一詩集を編集しており、その絶望感をどうしても滲み出してしまったキライはあったかもわかりません。ともあれ丁寧に評していただきありがとうございました。またよろしくお願いいたします。
水無川さま 拙作「それ」をお読みいただき、ありがとうございました。お礼がすっかり遅くなり大変失礼しました。今回はご指摘の通り自分でもよくわからない「それ」というものを扱ったために、当然、わからない詩になってしまったと思います。ただ言い訳を一つだけしますと、ちょうど第一詩集を編集中でして、なんだかあまりわかったようなことを(反語的に)言いたくなかったという気持ちだったのかも、わかりません。
次回はもう少し、味わえてわかるものを物したいと思います。またよろしくお願いします。
令和は昭和の繰り返しか
戦火の火種が飛び散り割れる
ロシアとウクライナ
イスラエルとパレスチナ
アメリカとイラン
悪夢の連鎖よ
国家が人を駒にする塵になる
感情の渦が世界に感染する
旗が閃き対立が広がる
人々よ
怒りより嘆くより沈黙せよ
無常な現世に心静かに祈りを捧げよ
透明なプラスチックの蓋ごしに
斜めにライトが差し込んで
秩序正しく整列した
サンドイッチの断面を
宝石のように照らし出す
ふわりとした
柔らかな薄い層の下には
黄色いタマゴ
鮮やかな緑のレタス
真っ赤なトマト
外見は似ていても
一口かじれば
みんなそれぞれの季節の彩りと
違った雨の匂いがする
ハムとチーズが仲良く重なり
マヨネーズが
バラバラな具材を
優しく繋ぎとめる
時折 ピリリと辛い
マスタードの程よい刺激
違うもの同士が密着して
一つの「おいしさ」という
調和を作り上げていく
ひんやりとしたパックの中
お互いの角を潰さぬよう
それでいて
体温を失わぬよう
隙間なく寄り添って
蓋を開けた瞬間に
誰かを
微笑ませるために
その手に取られるのを
黙って待っている
私たちは
このパックの中に詰まった
密やかな知恵を
まだ
知らないままでいる
雨音様
こんにちは。
詩の評、お礼です。
今回と次回の二作は、あえて同じテーマで違う表現の詩を作成してみました。
雪が降るをシンシンとフワフワのオノマトペでとう表現出来るかチャレンジしてみました。
ご指導頂きました事をこれこらも活かしていきます。
これからもよろしくおねがい致します
はじめまして、Ema(エマ)と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
この度は貴重なお時間をつかって「はなつけ」にご感想をくださりありがとうございます。少し投票のことに触れてらっしゃったので、多少そこに甘えて投稿させていただきました。感じ入ったというお言葉、とても嬉しいです。
36年ぶりという冬の選挙、太平洋側の平地でも降った雪、自分との熱量の差などを書き残しておこうと思いこちらの詩を書きました。突飛かもしれない、説明が足りないかもしれない、と思う箇所もあったのですが汲み取ってくださりお言葉をくださりありがとうございました。また書けましたらよろしくお願いいたします。
ちなみに、ニュースで見たのですが、日曜始まりできれいに見た目が4週におさまる2月は11年ぶりだったそうです。前回と違うのは祝日がひとつ引越ししてきたことですね。
「どっちも」じじいじじいさん
じじいじじいさん、こんばんは。大変お待たせしました。
とても優しい情感が伝わってきました。この詩は、「シンシン」と「フワフワ」という対照的なオノマトペを軸に、雪の降り方の違いをやさしく描きながら、「違って見えても本質は同じ」メッセージを伝えています。音の選び方はとても的確で、雪の気配が自然に立ち上がってきます。全体として穏やかで親しみやすいですね。「わたしはゆきがすき」という結びにも現れているようにとても素直な作品です。佳作一歩手前です。完成度は高く、佳作にかなり近い位置にある作品だと感じました。
語り手はひらがなで子どもの言葉を使っていますが、とても整理されています。子どもの思考特有の揺らぎや気まぐれさ、もっというと意外性、そういったものを加えてみるのはちょっと難しいけれどいいかもしれませんね。じじいじじいさんの素敵なメッセージ「ふっているすがたはちがうだけ」という一行が、大切な届けたいメッセージだけに読み手に価値観の方向づけをしています。ですから読んでいる子どもたちはとてもよく整理された道を歩いている、そんな感じかもしれません。もしも、じじいじじいさんが「子どもの目線でわかりやすく優しく日常からそういったメッセージを送りたい」という目的をお持ちだとしたら、誠実に正しく成立しています。
もしも、子どもたちの目線にもっと近づけていくのでしたら、詩の中に遊びや無駄を取り入れると良いかもしれないですね。
「トルソー」上原有栖さん
有栖さん、お待たせしました。今日は暖かかったですね。
この作品は本当に素敵ですね。読み始めてすぐに、美術室の空気、鉛筆の乾いた音、時間に区切られた集中の張りつめ方が、はっきりと思い浮かんで自然とうっとりしました。クロッキーはほんの短い時間ですが、その短い時間の中で、少女の内面に芽生える感覚が、さりげなく重ねられていて巧みでした。クロッキーを選んだこともすごく良かったと思います。
とくに、美術室という小さな空間がふっと反転するような印象を受ける箇所もあり、観察する目から触れたい衝動へと移ろう心の動きが、説明されることなく、淡々と、けれどはっきりと伝わってくることで、この作品に足を絡め取られるように一瞬この空間にいるような気持ちになりました。
「首から上がないから/驚くほど大胆になれる」はとても鮮やかです。少女らしい未分化な感情をさりげなく描いていて、最後の一行も余韻を残していきました。
佳作プラスです。動く絵画を見ているようなそんな不思議な感覚に陥りました。
「電子化の帰り道」荒木章太郎さん
荒木さん、こんばんは。お待たせしました。
佳作です。とても密度が高く、引き込まれました。新宿西口という具体的な場所から始まり(ざわめきが聞こえてくるようです)、電子化という現代的な行為を通して、肉体・記憶・信仰・思想という構成が無理なく自然に展開していきました。構成がお上手ですね。老朽化した肉体の立て替え工事と都市の再開発を重ねていることに、ほんの少しくすりとしながら妙に納得しました。時間の蓄積と切断が同時に進行する感覚が鮮明でした。聖書や聖霊という神聖なものさえもが情報に置き換えられる感覚も、実感として描かれています。最後の「神様がいた頃のほうが汚れていた」や涙の結びも、静かな余韻を残します。AIが隅々まで行き渡る世界で、見えない何かが忍び寄ってくるような感覚、きっと多くの方が持っているはずですし、そういった気持ちとも重なって読ませていただきました。
一方、豊かな世界観ゆえに、どこに立とうか、と視点を少し迷う瞬間もあります。荒木さんの明晰さゆえなのだと思います。どれか一つをわずかに際立たせるだけで、全体の輪郭がさらに鮮明になって、読者はよりこの世界を楽しむことができそうです。たとえば「電子化」に回帰する、あるいは「祈る」「捧げる」の位置を整理するなど、ごく小さな調整で十分だと思います。少しやってみてくださいね。
「何もない夜に」相野零次さん
相野さん、こんばんは。今日から3月ですね。
佳作半歩手前です。この作品には、静かで確かな誠実さがあります。「今日もこれといって何もなかった」という冒頭の一行は、飾りのない率直な言葉ですが、とても多くの人の胸に届くことが容易に想像できます。「時間が鉛のように身体に絡み付いていく」という感触もまた、その重さに共感を感じる方も多いはずです。
詩の核になっているのは二連でしたが、この配置もとても良いですね。日常から始まり、静かにどこかで起こっている虚しい戦いにつなげています。何もしない「僕」と、世界で絶えず起きている愛・誕生・殺戮・死を並べて無力感と対比させていますが、あえて、何もなかった=日常の自分からの距離感のある視線が、その虚しさを深めつつ、淡々としていてとても良いと思います。
ここから結びにかけてはとても率直になり、「無条件に降伏する」「感謝します」「神様に祈ります」という部分は、その率直さゆえに心の残ります。仲間を求める声も、押しつけがましさは感じられず、むしろ暖かく人間らしいです。
半歩手前の部分はほんの少しのことです。三連から四連のつながりが少し淡泊に感じられました。具体的なイメージが一つ加わると全体の流れがとても良くなると思います。
「友」多年草さん
多年草さん、お待たせいたしました。良い日曜日でしたか?
こちらの作品は日常から生まれてくることが何より素敵です。参考書の染みやゴミ箱の空き缶など、そういった日常の断片に貴方を見つけることがとても優しく、その気持ちが鮮やかに感じます。そばにはいないけれど、共に歩む気持ちで、という乙女心は愛らしくて、慈しみがあります。日常の視点ですが、実はとても意外性もありました。「染み」とか「空き缶」ってどちらかというと生活の匂いを感じさせるのですが、それがこんな風に甘酸っぱい感情を引き出したことです。ラストシーンは「灰色の雲」や「冷たい風」に対比させるように「そよいでいる」という希望を感じさせる言葉が加わって、なんだか力強く、良い最終連になっています。
このままでも十分素敵ですが、視線の繋ぎ目をほんの少し意識してみると良いかもしれません。三連ですが、誰かの跡と同じ跡、を指でなぞるような場面が入ると、行為として共に歩む気持ちを重ねる暗示となり立体感が増しそうです。そのことで、気持ちの深い部分に読者を誘うことができるような気がします。佳作半歩手前です。
::::終わりに
また心が痛くなるようなニュースが聞こえてきました。
こんなに平和を祈っている人が多いのに、悲しいですね。
それでも祈らずにはいられません。世界中の人が安心して眠れる日がきますように。
青島江里様
拙作「カスタネット」に評とご感想をいただきありがとうございます。
佳作一歩前とのこと、励みとします。
本作、日常に+少し不思議を用いました。
玄関、ドアホン、そこから、私は生楽器を鳴らしたかったのです。
深夜や夢落ちは後付けでした。
改善点の3点のご指摘、推敲してみます。
感謝いたします。
次回も、よろしくお願いいたします。