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編集・削除(編集済: 2023年10月25日 04:10)

三浦様、評のお礼  朝霧綾め

このたびは「優しい人」にあたたかい評を下さりありがとうございます。
つねづね優しい人になりたいなーと思っているのですが、なかなか難しく、疲れてしまったときにこの詩を書きました(笑)
なので少しひねくれた考え方になってしまっていたかと思います。このような考え方もあたたかく受け入れて下さり感謝いたします。

終連をお褒めいただきありがとうございます。どうやって終わらせようかなと迷って、結局これになりました。シニカルな着地、ということは正直に申し上げるとあまり意識していなかったのですが、確かに思い出してみるとそうかもしれないです。自分では気づかなかった部分を褒めていただき、くすぐったい気持ちです。佳作をいただきとても嬉しいです。

お忙しい中本当にありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします。

編集・削除(未編集)

キューブアイスちきゅう 松本福広

ウィスキーの中に浮かぶ丸氷。
飴色の液体に仄かに漂う燻ぶりを
次第にゆるやかに、まろやかにして、華やかにする丸氷。
それは、地球の歴史における琥珀の位置と似ている。

透明な氷漬けの地球は
銀河の透き通る黒や、星の瞬き、他の惑星の一粒の艶やかな姿を
透過させて、その姿を映し返す。
銀河系と呼ばれた姿は、人間の想像の限界で
さらにその先に進む〇〇系を映し出すことはできない。
内包されたものが、外側の姿を映し出すことはできないからだ。

凍れるアースボールは
恐竜を絶滅させたり、
人々に火を灯らせて、囲み、手を繋ぎあい、物語を作る余白を与えたかもしれない。
丸氷の白い部分はきっと物語。
化石は黒板。みんなで物語を共有するんだ。

凍れるアースボールと、限りなく透明に近い青の惑星は似ているようで似ていない。
紡がれた軌跡はどちらも短いかもしれないが。
生命たちはそっと手を繋ぎあう。
火を囲んで、マンモスの燻製、未来に伝わるウィスキーを酌み交わしあい、ずっと僕らが話し合ってきた物語を
花束にして、地球に捧げるんだ。

編集・削除(編集済: 2023年07月27日 08:02)

あの海へ 紫陽花

あんまり毎日暑いので
今は 水槽に私を泳がせている

朝が来ると
私は 酸素を求めて
水底から水面へ上る
私は息継ぎをする
そうして また ゆっくりと
水底へと沈んでいく
白い石と青いビー玉の
水底では時間が止まったよう

そのうち夕日が私を
呼びはじめる
私は 酸素を求めて
また水面へ上がる
夕暮れ時の空を見上げる
そして思い出している
防波堤に座ってあなたと
夕日を描いていた日々
水平線に夕日が沈むまで
オレンジ色を重ねた

こうやって水の中にいると
思い出すのは
あなたのことばかり
またふらっと帰ってきて
あの海辺に誘ってよ

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ごまか詩  妻咲邦香

詩はごまかし、ている
言いたいことを、ごまかして、いる
本当の気持ち、ごまか、している

ごまかさないで、伝え、たいけど
ごまかさないと、言えやし、ないので
結局ごまか、す

改行で飛ばす
句読点で引っかける
比喩を使って覆い隠す
愛した人はそれぞれいたよ
みんな元気にしているよ
会えない理由も何となくで
今じゃすっかり訳ありなのさ

存分に語ったか
後悔はないか
山の頂が、白い煙を吐き出して
もくもくもくもくと
そんな次々と湧き出る現実に
目も眩み、足もすくむ
だから

詩で、ごまかす
詩は、ごまか、す
上手くごまかせば、ほめられる
下手くそだったら、通り過ぎ、てしまう
夜毎くり返される、それは
1ミリグラムにも満たない、それは
ただの強がり
ただの照れ隠し
そしてただの、言い訳

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ウサギ先生  山雀詩人

とある町の動物病院
待合室は今日も満室

まるで小さな動物園だ

犬や猫はもちろんのこと
オウムにウサギ 両生類
トロピカルなカメレオン

すごいな 動物病院って
こんないろんな生き物を

そういえばまだ幼い頃
犬猫病院にいる先生は
犬や猫だと思っていた

だって人と動物じゃ
感覚が違いすぎるし
会話すらできないし

だから
犬には犬の 猫には猫の
お医者さんがいるんだと

ならこのドアの向こうには
どんな先生がいるんだろう

白衣まとった犬先生
聴診器つけた猫先生
カラフルなのはオウムかな
ウサギ先生は美人だろうな 
ただ問題はしゃべれないこと
それを言ったらみんな同じか

でもだいじょうぶ 問題ない
動物には動物式会話があって
ちゃんと通じあえるんだろう
もしかしたらヒトとヒトより

どんな会話をするんだろう
聞いてみたいな その会話
できれば僕も参加したいな

と そのとき アナウンス

やっと僕の番が来た
うちのウサギの番が来た

グリちゃん 先生のとこ行くよ

グリの耳がぴんと立つ
まるで何かを察したように

まさか

おそるおそる ドアを開けた
 

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闇は闇のままで  積 緋露雪

闇は闇のままでゐ給へ
これ以上光にその身を曝してはならぬ
闇が一つ暴かれる毎に
吾らは逃げ場を失ふ
それは真綿で自分の首を絞めるやうなもので、
闇なくして人間は一時も生きられぬことを知るべきなのだ。
それを知らずに光に希望を見てしまったのが運の尽き。
光に希望を見た基督(キリスト)でさへ磔刑に処され
今以てロザリオで磔刑に処されてゐる。
闇は闇のままこれ以上Spotlightを当てられて暴かれるべきではない。
何にも気付かぬものが闇を闇のままにしておくのを嫌ひ
闇暴きをしてゐるが、
それは古代の人間の墓を暴く物珍しさにも似て
闇に対する畏れと戦きが全くなきに等しく、
暴いた闇に祟られてゐることも知らず、
認識領域が広がったと馬鹿騒ぎをしては
闇の祟りで斃れて行くのだ。
それをFrontierと呼んで
周りが囃し立てるから
闇暴きは止まらぬやうに見えるが
闇の逆襲が始まれば、
黙示録のHarmagedonなどといって
右往左往と逃げ惑ふのが関の山。
これ以上闇を暴いてはならぬ。
闇こそ浄土の謂なのだから。

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高い目  理蝶

乱暴なカメラスイッチで街中のスクリーンに
女の裸が映し出されたのは
ちょうど凪の時間帯だった

LED粒子が意地悪く光って描像
西陽が右頬に熱く
俺は気づいたら
スマホのライトをつけそれを撮影していた

彼女は仏頂面 恥じらいはない
俺もならば恥じらいはない
頭をくすぐる微かな違和感
よくよく見るとそのスクリーンの
LEDの一つ一つは小さな小さな人間が発光していた
一人一人が曖昧な光を放ち
集まり彼女の裸を描いていた

俺はいつしか女の裸より
その発行する小さな人間を見つめていた
スマホのライトは光ったままただ茫然と

俺はふと空を見上げると
真っ赤な空に大きな目が!
まつ毛の長い大きな充血した目が!
やけに白っぽい小ぶりな太陽がその隣にある!

その目は俺をみていない
この場にいる誰もみていない
俺達が光らせたスマホのライツ
それらを総体として見つめている

俺達のライトも
あの目には女の裸に映るだろうか

しばらく瞬きもせずに
その目は俺達を見下ろしていた
大きな瞬きをした後
その目は確かに俺達を見た
その瞳孔をキュルリと絞り
俺達をしかと認識した
瞬間白い太陽の光が辺りを飲み込んだ…!

ライトのついたいくつものスマホだけが
街中の広場に落ちていた

編集・削除(編集済: 2023年07月25日 12:01)

齋藤様 評のお礼です 喜太郎

ありがとうございます。
表現の仕方ひとつで大きく変わるんだと改めて、とても勉強になりました。
ご指摘の方、よく考えて今後の創作に活かしていきたいと思います。
誠にありがとうございました。

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モラハラ 喜太郎

あなたは気付いてない あなたの言葉が痛いよ
『大丈夫?』
それは優しさじゃないことに 
気付いてしまったの
あなたが退屈で構ってほしいだけ
静かに私を支配し始めてることも
あなたは気付いてないでしよ
『君らしくないよ』
私らしさは あなたの都合の良い女
『○○○して良いよ』
それは『○○○しろ』の命令
『君が決めて良いよ』
それは優しさじゃない 責任を負わせてるだけ
選択肢も無いよ
私は言葉の『大丈夫?』より
あなたにそばにいてほしいだけ
私らしさは あなたらしさを愛おしく感じる私
何もしなくても何かをしても
何も考えなくても何かを考えても
一緒なら不思議と楽しめるものだよ
あなたとの日常を夢見ていた私
思い描いた日常は長くはなかった
何も無い日常でも あなたがいる
それだけで特別だったのに
あなたには退屈でしかなかったんだね
私が掃除のやり方が下手だった時
あなたは手伝ってくれながら
『人はホコリぐらいじゃ死なないよ』
そう言って笑ってたあなたが大好きだった
でもね ホコリぐらいの言葉でも
人は心が死ぬ時があるんだよ

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齋藤純二様、評ありがとうございます  積 緋露雪

齋藤純二様、一筋縄ではいかないような代物にしっかりとした評をして下さりありがとうございます。
まだ、私の思い込みで書いていることがあるご指摘、ありがとうございます。
読者を意識して書いたことが余りなく、自己完結してしまっているのが私の大いなる欠点です。
それれを直さなければ、さらなる高みはありませんね。
佳作一歩手前とのこと、ありがたく思います。
もっともっと読者がいることを意識しなければならないことを肝に銘じ精進します。

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