2026・6月度みんなのネット俳句会 互選結果
金賞 37 【ちとせ 】 立ち漕ぎの生徒眩しや更衣 (11点)
銀賞 33 【ヨ ヨ】 新茶入れ朱泥急須の淡緑 (9点)
銅賞 17 【弥 生】 歓声はきっと缶蹴り夏木立 (7点)
々 23 【岩 宮】 子らの言ふじじ反抗期冷奴 (7点)
々 25 【ふうりん】 忍冬咲いて愁眉を開きけり (7点)
次点 39 【にゃんこ】 父の日に黒いクレヨン画の眼鏡 (6点)
々 73 【かをり 】 水無月や碁石をあらふ父の息 (6点)
々 84 【てつを 】 捩花や断ちきりたきは負の連鎖 (6点)
※銅賞の3句はそれぞれ特選1のため同点としました。
※参考
総合点
ヨヨ21点、かをり19点、ちとせ17点、弥生14点、アイビー12点
2026・6月度みんなのネット俳句会 互選結果一覧表
1 ✤ 1点 【岩宮】 明易し夢の続きは又今夜 ✤ 胴長おじさん
2 ✤ 2点 【あんのん】 鯵大漁釣果の報にうそ少し ✤ ダイアナ、アイビー
3 ✤ 0点 油虫探し求めて朝が来る
4 ✤ 2点 【ダイアナ】 ドアフォンの上に雨待つ雨蛙 ✤ にゃんこ、ふうりん
5 ✤ 1点 【ヨヨ】 行かないで心地よき風五月尽 ✤ ラガーシャツ
6 ✤ 3点 【和 談】 初孫の六月賞与初傲り ✤ ちとせ、◎ヨ ヨ
7 ✤ 5点 【かをり】 裏富士の雲ほどけたり桜桃忌 ✤ ちとせ、ヨシ、てつを、森野、アイビー
8 ✤ 3点 【アイビー】 えいやあと五句を投ぜり心太 ✤ ヨシ、弥生、コビトカバ
9 ✤ 1点 【コビトカバ】 お局の小言も交わす若葉風 ✤ ふうりん
10 ✤ 2点 【アイビー】 鬼平になつたつもりの鮎の飯 ✤ ラガーシャツ、岩宮
11 ✤ 0点 降りぐせの梅雨空罵りペダル踏む
12 ✤ 0点 カーテンの向こうに聞こゆ四十雀
13 ✤ 0点 燕子花あやめ菖蒲か紺光る
14 ✤ 0点 各駅の車窓に見つけ花柘榴
15 ✤ 1点 【てつを】 かはたれの雲の澱みて栗の花 ✤ ちとせ
16 ✤ 1点 【あんのん】 蚊遣香先を知りたし栞ぬく ✤ ダイアナ
17 ✤ 7点 【弥生】 歓声はきっと缶蹴り夏木立 ✤ ヨシ、◎てつを、にゃんこ、ナチーサン、ラガーシャツ、かをり
18 ✤ 1点 【茶々】 黄菖蒲の八重咲き揃ひ踊りかな ✤ ふうりん
19 ✤ 1点 【胴長おじさん】 貴婦人の頃が懐かしバナナかな ✤ ナチーサン
20 ✤ 0点 酷暑かな歳時記忘れた自然界
21 ✤ 1点 【ちとせ】 子育てらし威し鳴きすや夏烏 ✤ ふうりん
22 ✤ 0点 子燕の口犇めいて餌を求め
23 ✤ 7点 【岩宮】 子らの言ふじじ反抗期冷奴 ✤ ちとせ、にゃんこ、森野、ダイアナ、あんのん、◎ナチーサン
24 ✤ 3点 【ダイアナ】 彩雲の流れて初夏の十四夜 ✤ 森野、ヨ ヨ、岩宮
25 ✤ 7点 【ふうりん】 忍冬咲いて愁眉を開きけり ✤ 弥生、てつを、森野、ヨ ヨ、◎ダイアナ、岩宮
26 ✤ 1点 【てつを】 召集の命下りしかウリハムシ ✤ 和 談
27 ✤ 0点 焼酎瓶買物篭に鎮座して
28 ✤ 0点 樟脳の匂ふ押入れ衣更
29 ✤ 2点 【ラガーシャツ】 初夏晴れに熊鈴の鳴る遊歩道 ✤ ちとせ、ふうりん
30 ✤ 3点 【ちとせ】 白壁に青田広がる散居村 ✤ ヨ ヨ、岩宮、かをり
31 ✤ 0点 白南風や部下のデートを目撃す
32 ✤ 2点 【ちとせ】 新じゃがを束子で擦るつるり膚 ✤ ふうりん、岩宮
33 ✤ 9点 【ヨヨ】 新茶入れ朱泥急須の淡緑 ✤ 胴長おじさん、ヨシ、てつを、◎和 談、ナチーサン、ラガーシャツ、◎茶々
34 ✤ 2点 【ラガーシャツ】 素麺や喉ごしも良しその細さ ✤ 和 談、茶々
35 ✤ 2点 【森野 そぼつ降る泰山木の咲く寺苑 ✤ ヨシ、ヨ ヨ
36 ✤ 1点 【ふうりん】 ダービーを取つて競馬の二連勝 ✤ アイビー
37 ✤ 11点 【ちとせ】 立ち漕ぎの生徒眩しや更衣 ✤ 胴長おじさん、◎ヨシ、てつを、◎ふうりん、あんのん、◎アイビー、コビトカバ、ナチーサン
38 ✤ 4点 【ヨヨ】 頼りたき身内は遠く梅雨間近か ✤ 胴長おじさん、アイビー、和 談、ラガーシャツ
39 ✤ 6点 【にゃんこ】 父の日に黒いクレヨン画の眼鏡 ✤ 胴長おじさん、ヨシ、◎弥生、岩宮、茶々
40 ✤ 1点 【胴長おじさん】 父の日や空白の文字のみ占めて ✤ 森野
41 ✤ 0点 夫剪定羽抜鶏ごと羅漢槙
42 ✤ 1点 【にゃんこ】 梅雨曇ますます重き貨車の列 ✤ ちとせ
43 ✤ 0点 梅雨間近繙いてゐる闘病記
44 ✤ 5点 【かをり】 手鏡に映る水無月風過ぐる ✤ 弥生、にゃんこ、森野、ヨ ヨ、あんのん
45 ✤ 1点 【アイビー】 でで虫のオブジェの上の蝸牛 ✤ にゃんこ
46 ✤ 0点 でで虫を見らば口つくあの唱歌
47 ✤ 0点 てふてふに蕾のあらば柿の花
48 ✤ 1点 【森野】 天国と思へる一歩冷房車 ✤ 弥生
49 ✤ 4点 【ヨシ】 剥く手間も美味しさのうち夏蜜柑 ✤ アイビー、ナチーサン、かをり、茶々
50 ✤ 0点 搭乗の手続はスマホかたつむり
51 ✤ 2点 【ラガーシャツ】 登山帽ウェストン碑より動き出し ✤ ◎かをり
52 ✤ 2点 【ナチーサン】 樋伝ふ雫を染めて柿若葉 ✤ ふうりん、岩宮
53 ✤ 0点 夏風にだるだるせざるを得ない吾
54 ✤ 0点 夏蝶の色深まりて海賊旗
55 ✤ 1点 【和 談】 夏場所や土俵が命藤凌駕 ✤ 茶々
56 ✤ 0点 夏野菜紫小かぶカリカリと
57 ✤ 2点 【森野】 何にでも神宿りてか花は葉に ✤ ◎ラガーシャツ
58 ✤ 3点 【弥生】 なみなみと注ぐ地酒や江戸切子 ✤ あんのん、かをり、茶々
59 ✤ 3点 【ヨシ】 俳句本開いたまんま明易し ✤ コビトカバ、◎岩宮
60 ✤ 1点 【アイビー】 バイク見て柴犬吠ゆる夕薄暑 ✤ あんのん
61 ✤ 2点 【弥生】 博学なシニアガイドや街薄暑 ✤ アイビー、コビトカバ
62 ✤ 0点 初夏の藤無料ガイドの五稜郭
63 ✤ 3点 【かをり】 薔薇切るや呼ばれし気して振り向かず ✤ ◎あんのん、コビトカバ
64 ✤ 0点 昼下りエアコン洗い野球観る
65 ✤ 2点 【てつを】 壜に香を詰めて帰らむ花蜜柑 ✤ ◎にゃんこ
66 ✤ 1点 【弥生】 プードルがよく似合う場所薔薇の園 ✤ コビトカバ
67 ✤ 0点 深くまで木曽駒は碧夏の風
68 ✤ 1点 【岩宮】 襖戸の何やら重き梅雨入かな ✤ ヨ ヨ
69 ✤ 2点 【ヨシ】 故里の四方の山々新樹光 ✤ ◎ちとせ
70 ✤ 0点 細麺を食べて至福の涼夜かな
71 ✤ 1点 【ナチーサン】 またまたか横綱不在五月場所 ✤ 和 談、
72 ✤ 5点 【アイビー】 待つといふ揺るがぬ知略蟻地獄 ✤ ヨシ、てつを、あんのん、◎コビトカバ
73 ✤ 6点 【かをり】 水無月や碁石をあらふ父の息 ✤ 弥生、てつを、ダイアナ、あんのん、コビトカバ、ラガーシャツ
74 ✤ 3点 【あんのん】 満ち足りて留守居の夫に買ふ鰻 ✤ ヨ ヨ、ダイアナ、茶々
75 ✤ 2点 【森野】 耳遠き夫に老鶯届く今朝 ✤ 胴長おじさん、かをり
76 ✤ 1点 【ヨシ】 耳鳴のしては止まらぬ走り梅雨 ✤ 森野
77 ✤ 0点 ジメジメもめげぬ六月の花嫁は
78 ✤ 0点 山開き誰となく詠む俳句かな
79 ✤ 3点 【ヨヨ】 柔らかに万緑生みし大地かな ✤ 和 談、ラガーシャツ、岩宮
80 ✤ 1点 【茶々】 湯上りのあやめ紺染め浴衣かな ✤ 和 談
81 ✤ 0点 夕闇に皐月のあかり庭照らす
82 ✤ 1点 【コビトカバ】 幽霊海月毎日同じ事をして ✤ 弥生
83 ✤ 1点 【ヨシ】 よく見れば愛しき花よどくだみは ✤ 茶々、
84 ✤ 6点 【てつを】 捩花や断ちきりたきは負の連鎖 ✤ にゃんこ、◎森野、ダイアナ、アイビー、ナチーサン
85 ✤ 1点 【あんのん】 リズムごとつかず離れず夫婦生く ✤ 胴長おじさん、
86 ✤ 1点 【岩宮】 老鶯をしかと聞きたる木立かな ✤ かをり
87 ✤ 2点 【ナチーサン】 若葉風入れ墨の香の流れけり ✤ 弥生、にゃんこ
88 ✤ 1点 【弥生】 わんぱくの怖くて好きな蜥蜴かな ✤ ナチーサン
89 ✤ 2点 【胴長おじさん】 山滴る惚けないことは惚れること ✤ ダイアナ、アイビー
90 ✤ 4点 【ヨヨ】 数独を競ふ夫婦や走り梅雨 ✤ 胴長おじさん、てつを、和 談、かをり
91 ✤ 1点 【ダイアナ】 洞爺湖を見下ろすホテル五月晴 ✤ ちとせ、
煩雑を避けるため、二つの記事を一つに纏めました。文責アイビー。
アイビーの俳句鑑賞 その3
6 ✤ 3点 【和談さん】 初孫の六月賞与初傲り
お孫さんが就職して、初めてボーナスを貰った。当人、両親はもとより、お爺さん、おばあさんも喜ぶ様子が目に浮かぶ。初めのボーナスだから、奢ってくれたのは良いが、新入社員のこととて給料は安い。お爺さん、おばあさんとしては、その気持ちが有難いのであって、高価なものを期待してるわけではない。何をご馳走してくれたのか、具体的な料理名があったらと思う。それも、こっちが微笑ましく感じるような…。なお、「傲り」は「奢り」の方が句の内容に相応しい。
17 ✤ 7点 【弥生さん】 歓声はきっと缶蹴り缶蹴り夏木立
「缶蹴り」とは、また懐かしい遊びが出てきたものだ。よく詠めているが、ただ、季語はもっと良い季語がありそうだ。「夏木立」でも悪くないが、やや平凡。中七で「きっと缶蹴り」と言っているから、作者はその場所にいた訳ではない。遠くにいて、「あの歓声は缶蹴りに違いない」と想像しているに過ぎない。そうであるなら、「夏木立」の必然性がで無い。「心太」や「アイスクリーム」など、夏に相応しい季語はないか。
21 ✤ 1点 【ちとせさん】 子育てらし威し鳴きすや夏烏
子育ての夏烏(なつからす)が季語。全体的に少し分かりにくいのが、難点と言えば難点だ。少し整理して「威嚇して夏の烏は子を育て」。
37 ✤ 11点 【ちとせさん】 立ち漕ぎの生徒眩しや更衣
頂くかどうかで最後まで迷った一句。更衣と自転車通学の生徒の取り合わせは、よくあると言えばよくある。逆に言えば、それだけ魅力ある句材と言えば言えるだろう。私が迷ったのもその一点である。
42 ✤ 1点 【にゃんこさん】 梅雨曇ますます重き貨車の列
果てしなく続く貨物列車と「梅雨雲」を取り合わせた作者のセンスが光る。当地にも半田市から西三河を通る臨海鉄道があり、日に数回貨物列車が通る。数回のことはいえ、それが延々と続くと来ている。陰鬱な梅雨雲を重ね合わしたところが首肯される。
53 ✤【無点句】 夏風にだるだるせざるを得ない吾
夏風は夏風邪の間違いか。折角、ユニークな「だるだる」を思いついたのに…。
91 ✤ 1点 【ダイアナさん】 洞爺湖を見下ろすホテル五月晴
洞爺湖の旅と五月晴を組み合わせたのはお手柄だが、いささか常識的に過ぎる点がマイナス点。常識を突き破る荒々しさが、時には必要となるのではなかろうか。
完
アイビーさん、洞爺湖の句を鑑賞して頂きありがとうございます❗️
そうですよね〜。常識を破る荒々しさ
を求められるのてすよね。なかなか凡人の殻を破れません。そこが凡人たる所以なんです😅ぼつぼつと精進していきます。これからもコメントよろしくお願いします🙇😊
アイビーさんへ
夏風の句の鑑賞ありがとうございます。
夏風邪の間違いではないのですが、夏風邪の方が合ってたなと提出した後に思いました。
夏の風が暑すぎるという意味合いだったのですが、それであれば違う季語の方が良かったなと。
難しい。
江戸切子について
今日16日㈫のNHK BS午後7時半からの「美の壺」で江戸切子が放映されます。興味のある方はぜ是非ご覧ください。58 なみなみと注ぐ地酒や江戸切子【弥生】の鑑賞が深まること請け合い。お楽しみに。
ナチーサンさんのメッセージをテレビ前に見ませんでしたが、たまたま居間のテレビが付いていて、弥生さんの句を読むまで切子が季語と知りませんでしたので、とても興味深かったです😊
凄い美しさでした。超絶技巧ですね〜🤗この季語忘れません👍
アイビーの俳句鑑賞 その2
84 ✤ 6点 【てつをさん】 捩花や断ちきりたきは負の連鎖
二句一章の俳句。アフォリズムと植物の取り合わせは、作者の得意中の得意である。座五の「負の連鎖」は読み手の解釈次第であるが、悪いことは重なって起きるということ以外、案外、真相は別のところにあるのかも知れない。あるいは最近の風潮に対する、警鐘であるかも知れない。そこでヒントとなるのは、作者が選んだ季語の「捩花」ではないか。捩花は一癖も二癖もありそうな形で、一筋縄でいきそうもない。作者は何に対し怒っているのか。謎は謎のまま残しておくのが賢明だろう。
89 ✤ 2点 【胴長おじさんさん】 山滴る惚けないことは惚れること
二句一章は同じでも、すっと砕けた調子が目をひく。季語の「山滴る」が良い雰囲気を出している。中七から座五にかけて「惚けないことは惚れること」に妙な説得力があり、つい「なるほどなあ」と思ってしまう。冷静に考えると滅茶苦茶な論理だが、その場はそれで通ってしまうのだ。「言い切ること」の強みを遺憾なく発揮した例だろう。俳句は「言ったもん勝ち」の世界だ。
以下、アイビーの選には洩れたが、佳作を紹介したい。
3 ✤ 【無点句】 油虫探し求めて朝が来る
惜しいところで油虫を取り逃してしまった。たかがゴキブリ一匹のことだが、忌々しい。こうなったら根比べだ。ところが杳として行方が知れない。気がつけば朝になってしまった。ユーモラスな一句。
9 ✤ 1点 【コビトカバさん】 お局の小言も交わす若葉風
どの職場でも「お局(おつぼね)」と称する人がいて、若い女子社員を、まるで御殿女中の様にいびる。職場の雰囲気をうまく詠んだが、字を改めてはどうか。「交わす」は「躱す」の方が意味が通じると思う。
23 ✤ 7点 【岩宮さん】 子らの言ふじじ反抗期冷奴
父親の視点からではなく、子から見た父親像が新鮮だ。あれは反抗期だから仕方がないと、妙に冷静な批評が可笑しい。
26 ✤ 1点 【てつをさん】 召集の命下りしかウリハムシ
頂くかどうかで最後まで迷った句。「ウリハムシ」は畑の作物を食い荒らす害虫で、それと召集の関係がイマイチ吞み込めなかった。
43 ✤【無点句】梅雨間近繙いてゐる闘病記
季語の「梅雨間近」に良い雰囲気がありながら、誰の闘病記が分からないのが選句できなかった理由だ。句に具体性が欲しい。
51 ✤ 2点 【ラガーシャツさん】 登山帽ウェストン碑より動き出し
登山を趣味にする人ならウオルター・ウェストンを知らない人はない。英国人ながら、黎明期の北アルプスを初め名峰に足跡を残した。登山帽がウェストン碑より動き出したとする、擬人法・風景描写は適格だ。上方から俯瞰しての叙述がまことに効果的。
以下次号、不定期掲載
アイビーさんへ 選句頂き有り難うございます。
これは、ある高齢者の方の会話をヒントに作りました。
惚けると惚れるは同じ字で、惚けないためには、人を好きになることのニュアンスでした。
山滴ると何か繋がる感じがしたので、投稿しました。
やや押しつけがましいというか、上から目線は気になったんですが、欲望に負けました。
ゴキブリの方は、絶対このような体験はしたくないというイメージで作りました。
アイビーさんへ
交わす→躱す
ですね!
この漢字、恥ずかしながら人生で初めて見たような。
また一つ勉強しました。
ありがとうございます。
特選 51 登山帽ウェストン碑より動き出し【ラガーシャツ】
上高地の句ですね。上高地いわずにウェストン碑という登山史の象徴をもってこられたこと。
登山の歴史、始動点、山開きの賑やかさも感じられます。付けます
靴音ひとつ霧へ溶けゆく かをり
17 歓声はきっと缶蹴り夏木立【弥生】
「きっと」という言葉に想像の余地が残されています。
だからこそ読者もまた、自分の記憶の中の缶蹴り遊びを呼び起こしながら句の世界に入ることができます。
75 耳遠き夫に老鶯届く今朝【森野】
生活の中でふっと立ち上がる“音と老い”でしょうか。
「耳遠き」と「届く」が対が綺麗で、良き御夫婦の朝を捉えております。
30 白壁に青田広がる散居村【ちとせ】
景が確か。安定した写生句ですね。
散居村で完成しすぎている感がありますので、砺波村とか、具体的な地名だと映える気がします。
90 数独を競ふ夫婦や走り梅雨【ヨヨ】
夫婦の静かな競い合い、現代生活の切り取りが自然ですね。
夫婦関係の温度も出ている、この句も良き御夫婦がうかがわれます。
58 なみなみと注ぐ地酒や江戸切子【弥生】
「江戸切子」を選んだセンスが、この句の格を上げています。
満ちる液体と光を刻む器の対比、やで切ったのが効いております。
49 剥く手間も美味しさのうち夏蜜柑【ヨシ】
私はせっかちなので、面倒な食べ物は疲れます。むきえび、蟹ですら。
この句の良さは理屈抜きの実感です。誰にも分かる言葉でまっすぐ表現した一句。もう憶えました。
86 老鶯をしかと聞きたる木立かな【岩宮】
目立つ句ではないかもしれませんが、自然との交感を率直に詠んだ一句。
点数が伸びなかったとすれば、「老鶯」と「木立」の取り合わせが予定調和に。ええ、無理に意外性をさがすことはないです。
かをりさん、夏蜜柑の句を鑑賞していただきありがとうございます(^^)
これは、かをりさんの仰る通り実感そのものです。うちの家族は夏蜜柑を剥いてまで食べませんが、剥いておけば食べます。夏蜜柑って他の蜜柑より野生味が溢れていると思うのです。それはやっぱり剥きながら食べる事で増し夏蜜柑をダイレクトに感じて食べられるのだと。なので是非剥いて味わってみてくださいね。
かおりさん!
ウェストンの句鑑賞ありがとうございます。
5月31日から上高地に行ってきまして私たちはウオーキングでしたが
たくさんの登山者がたぶん槍ヶ岳や穂高に向かって行きました
そんな風景を詠んでみました天候にも恵まれ最高の旅でした。
かをりさん、
缶蹴りの句と江戸切子の句の鑑賞ありがとうございます。
缶蹴り、今の子供たちもするのでしょうか?
アルミ缶ではあの「カーン」と響く音もないし、そもそも蹴ったらグシャっと潰れてしまいますね。
江戸切子、
実は、始めは「切子」が季語とは思っておらず取り合わせの季語を探していました。
また一つ勉強した次第です。
弥生
アイビーの俳句鑑賞 その1
従来は同じ人が重複しないよう注意していましたが、管理人をナチーサンさんに交代してからは、同一人が選に入ることもあります。
2 ✤ 2点 【あんのんさん】 鯵大漁釣果の報にうそ少し
季語は「鯵」。年中見かける魚だが、一応季語としては夏に分類される。鈞果を大袈裟に言うのは釣りの世界ではよくあることで、大目に見られる。もっとも聞く方の側も、いくらか割り引くから結論は同じだ。日常の生活をユーモラスに描写した作者の手柄だ。真面目な作者らしく、座五で「うそ少し」とことわっているのが可笑しい。
7 ✤ 5点 【かをりさん】 裏富士の雲ほどけたり桜桃忌
桜桃忌は作家・太宰治の命日。代表作に「走れメロス」「斜陽」「富嶽百景」など。青森県の大地主に生れ、愛人・山崎富榮との心中事件を起こした6月13日が命日。「富嶽百景」にちなんだ「裏富士」が、さりげなく織り込まれているあたり、ワザありと言ったところ。忌日俳句は、俳句に独特なものでほかの文芸には見られない。いきおい季節感に乏しくなる傾向がある。太宰のように人気作家で、世間の耳目を集めたスキャンダラスな事件は別として、そうでない場合、季節感と言われてと戸惑ってしまう。よくあるのが、その俳句結社に所属した人でなければ分からないような人が死んだ場合だ。俳句にとって一番大切な季節感の有無である。
36 ✤ 1点 【ふうりんさん】 ダービーを取つて競馬の二連勝
私以外、この句を選んだ人は無いようだ。一番の理由と思われるのが、「ダービー」が載っている歳時記と載っていない歳時記があることである。世間的に認知された季語ではないが、私は意に介さない。「ダービー」は今や、国民的な行事として定着した感があり、国民の大きな話題であろう。正式には「東京優駿」とか「日本ダービー」とか言うらしいが、「ダービー」で立派に通用する。作者は競馬が好きのようだが、小遣いの範囲で楽しむ分には問題ない。それこそ紳士、淑女の嗜みとしての教養であろう。
38 ✤ 4点 【ヨヨさん】 頼りたき身内は遠く梅雨間近か
季語が良い。何かにつけて相談すべき身内は遠く、心細い思いを余儀なくされている。わが身の境遇を述べ、一転して「気候」の話しに転ずる、このあたり、俳句の呼吸だろう。立派な二句一章の句になった。五月の句で「一皮むけた」と失礼なことを申し上げたが、その思いはもはや確信に近いものがある。夫君の和談さんともども、今後も「みんなのネット俳句会」を盛り立てて下さい。
49 ✤ 4点 【ヨシさん】 剥く手間も美味しさのうち夏蜜柑
アイビーは酸っぱいものが苦手で、夏蜜柑は敬遠したいほうだ。個人的な嗜好はさて置き、俳句の話しに戻る。上五、中七での「剥く手間も」「美味しさのうち」と断定したところが上手い。自信無さげに言うのと、言い切る方が良いに決まってる。少々、自信がなくても、言い切ることだ。言い切れば説得力が違うし、俳句の上達方法も早道だ。
61 ✤ 2点 【弥生さん】 博学なシニアガイドや街薄暑
最近「ふるさとガイド」と称して1暇はあって、2生活に余裕があって、3そこそこに物知りで教養がありと、自他ともに認める人たちがガイドを買って出る。無論、プロではなく、生活もかかっていない。作者が出逢ったガイドで、えらく物知りのガイドがいた。博学と言っても良い。おまけに説明の対象が、ご本人が得意分野なこともあって、微に入り細を如く穿つ如く熱が入った。おかげで「旅の余得」を満喫した。
以下次号、不定期掲載
重複当選について
この句会は匿名性を重視していますから投句者がどの俳句を出したかは発表まで担当者以外には解りません。従って重複当選があったとしても意図的なものでは無く偶然の結果に過ぎません。ですのでご心配はいらないと思います。
ただ100句もあると選者の好みの多様性から票が分散します。一方個人的には好みが偏りがちです。「なるだけ多くの投句者に選が行き渡るように」とのことですが少なくともここは研修の場、切磋琢磨する意味からも、「佳い句は良い」の姿勢でいいのではないでしょうか。「重複当選が無いように配慮した」とのことお気持ちは分かりますがその必要はないのではないでしょうか。句が共感を呼べば結果として3賞独占の作者(作品)が出るかもしれません。
アイビーさん、博学なシニアガイドの句の評ありがとうございます。
先日山形県を旅しました。
大正時代の建物の旧県庁舎が山形県の郷土館となっており、ここで無料のボランティアガイド
の男性から一時間程かけて案内を受けました。
歴史、文化、県民性、あらゆる分野での質問に即丁寧に答えていただき深い知識があることが明らかでした。
今もなお山形を盛り上げる為に日々活動されているとのこと。
お名前が「最上」さんなのですが、山形城主の「最上義光」のご子孫では?と勝手に想像しておりました。
弥生
アイビーさん、お元気そうでよかった。
自句自戒しなくても、アイビーさんがみな言ってくれました。
はい、御坂峠天下茶屋からの一句です。グーグルマップで御確認ください。
太宰の中短編が本質が出て好きです。多分本人は逆ピエロを演じていたのでは。
本当はもっとユーモアと快活、俗人だったかもしれません。
心中も一度やってみたかったんだよー、という。。あ、此処では宰論はおしまいです。
かぶらないようにというのは、アイビーさんの優しさですね。
無点でも声をかけていただくと、うれしいものです。注ぎ頑張ろうと。
そういう句会、歌会は続きます。
同じ投句者が2度選に入らないように気を配ったということです。重複当選が無いように配慮したということです。なるだけ多くの投句者に選が行き渡るようにしたいと思ったからです。今は、投句者がどの俳句を出したのか分かりません。
「従来は同じ人が重複しないよう注意していましたが、管理人をナチーサンさんに交代してからは、同一人が選に入ることもあります。」
とのことですが具体的にご指導ください。改善したく思います。よろしくお願いいたします。
7 【かをり】 裏富士の雲ほどけたり桜桃忌✤ 5点
9 【コビトカバ】 お局の小言も交わす若葉風 ✤ 1点
10 【アイビー】 鬼平になつたつもりの鮎の飯 ✤ 2点
16 【あんのん】 蚊遣香先を知りたし栞ぬく✤ 1点
ナチーサンさん、
この自句自解のコーナー(コーナー?((´∀`)))楽しいですね。
「へぇ~」と知識が増えて嬉しいです。
弥生
ナチーサンさんへ
そう言われてみると男の人はなんてゆうんでしょうね。
お局的な男の人、いるところにはいそうですよね。
最近イケてる(素敵な)おじ様のことはイケおじといいますよね。
逆にイケおば とは言わないので、日本語ムズカシイ。
コビトカバさんへ
そうでしたか。お局さんね。、平安時代の事を考えてしまいました。
お局さんと言うんですね。分かったところで1点献上。男の場合、上司は?
こんばんは。
若葉風の句に目を留めて下さりありがとうございます。
会社で出会うお局様。
どこにでもいると思いますが、小言を言われて嫌だなぁと思う日も、気にせずさらーっと流せる日もある。
そんな日は若葉風がより爽やかに感じる。
そんな意味合いで作った実体験です。
主人には
若葉風が小言を流してくれているかんじもするね
と言われました。
成程。そのような逸話があったんですか。最近テレビでも放映されているようですので視聴します。
岩宮さんいつか鮎飯をアイビーさんとご相伴しましょうか。
残念ながら選に洩れたといえ、拙句がお目に留まったとは光栄です。原作者の池波正太郎先生は食通としても名高く、数々の食にまつわるエッセイを残しておられます。鬼平こと長谷川平蔵の言いそうな台詞です。このあたりの機微は若宮さんが、上手いこと代弁してくれました。
鬼平になつたつもりの鮎の飯 鮎飯など食ったことはないが鬼平に言わせれば絶品らしい。鬼平フアンに取ってもらえれば幸いというところかな。 こりゃ旨えや、たまらねえ、猫殿もう一杯(いっぺえ)。
サッカW杯は今日15日未明行われ、F組の日本は強豪オランダと対戦接戦の末2対2で引き分けた。勝ち点1を挙げた日本は21日13時からチュニジアと対戦決勝リーグ進出を目指す。
削除の項目の中に私のデータを入れる項目があり、何のことか不明で頓挫しました。
本会に入会した時の印象が全く思い浮かびません。控えの資料もないのでパニックです。
お助け賜りますようお願い申し上げます。
茶々さん、愛猫茶々の無事が確認できたのでルンルン気分。毎日車で7Kほどの畑へ餌をもって出かけるそうです。複数の野良ちゃんと小屋で待っているとか。車に気を付けてくださいね。3~4週間おきに不在になるのが心配の種。句材にしてくださいね。
茶々さんのAI俳句の解明に挑戦するなど歳を感じさせない旺盛な研究心には感服しています。多くの方がアイビーさん手を煩わせることなく消去し、協力してこの会の特性を守り会の運営をスムーズにしたいものです。よろしくお願いいたします。
消し方の練習をしました。これでうまくやれると思います
削除について
最終的にアイビーさんが消去してくれますのでそのままにしておいてください。
消去についてはご案内の手引きの通りですが練習のつもりで挑戦してみてください。