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皆様に分かるように、具体的に書く努力をもっとしたいと存じます。
「約束の春」 紫陽花さん 3月28日
毎年やつてくる春。当たり前のことだけれど、その不思議が書かれています。
そして春は色彩であるということ。
ムスカリ、たんぽぽ、れんげ、地面から色とりどりの春がやってくる。
そして、桜。
<そうしてるうちに
あのごつごつした黒い幹に
桜の花の白っぽいピンクが
頭上いっぱいに広がる
あっという間に>
ここのこところ、とてもいいですね。桜とはそういうものですね。そういう美であると読者である私も胸がいっぱいになる。
それを作者は春の約束だという。
<これは約束なのだろう
春には 春のこの道には
この桜の木があって
私はここにいるという存在感
足元の小さい春の子たちとは
また違う存在感を持って
桜の木は花を咲かせる>
上手く言えないので、また引用させてもらったが、これはやはりひとつの発見であろう。約束の春。この地球で日本で春の道に桜の木があり、私はそこにいる。今年もその季節がやって来るのだ。
詩は四連で構成されて無理なく展開され、一連は最終連によって回収される
一つだけ気になったのは
<れんげそんな色とりどりを>の個所で、ここは<れんげ そんな色とりどりを>とれんげの後を一字開けたほうがよいと感じました。
佳作といたします。
ポテトチップスを食べる
いろんな味がある
僕たちと同じように
塩味を食べる
汗の味 海が流す涙の味
地球にも同じように
パリッと口の中で割れる
卵の孵る音……
ああ なんてこと!
僕たちの知らないうちに
僕たちが子供たちを産んでいたなんて
もっとたくさん食べなきゃならない
もっとたくさん生まれてきて!
ウミガメさんそんなに泣かないで
嬉しいの悲しいのどっちでもいいけど
待って雛鳥たち!
先に生まれたお兄さん
だめだよ弟妹たちを蹴っ飛ばしちゃあ
鮭さんそれ全部卵なの!?
多すぎない面倒見れるのそれって
えっほとんど食べられちゃうから
仕方ないって
ああ ごめんなさいごめんなさい!
僕でした 僕が食べてました
だってパリッてたくさん産んで
僕もお母さんになりたくて
お父さんになりたくて
違うの 食べすぎはよくないって
なーんだそんなこと
ポテトチップスを食べる
みんなで食べる
僕と同じように
食べることで
僕らは生まれる
みんな同じように
かけがえのない何かがある
食べることに感動がある
お母さんあなたもですか
じゃあこうしましょう
お母さんも隣にお父さんも
親戚の皆さんもご一緒に
先祖さまも子孫たちも
食べ終わったら
お気に入りの水着か
はだかんぼで
空へ泳ぎにいきましょう
次はあまーい雲ですよ
滝本様
おっしゃられる通り、前半と後半で別のスタイルになっています。
書いて推敲しているときに気づいたのですが、前半のわりに後半が弱いかなあ。
別の詩に直した方がいいかなあと思ったのですが、これはこれで繋がってるし、
前半はいいフレーズがぽんぽんと出てきてこれでいいかと、ちょっと妥協した部分があります。
お見通しですね。
自分なりのスタイルを確立したいユーモアを大事にしたいと思っておりますが、
それは他の人の優れた部分を真似する度量がないとか、
関西人なので、ネタにはしって笑いでごまかしちゃえとか、
ネガティブな部分が多々あり、反省せねばとも思っております。
また別の詩にて、評お待ちします。
すばらしいサイトに出会えてお礼改めて申し上げます。
ありがとうございます。
3/26〜3/28までにご投稿分の評と感想です。
一生懸命読ませていただいておりますが、見当はずれな感想になったりする場合もございます。そのように感じた場合には、そんな読み方もあるのだとスルーしていただけると助かります。どうぞ宜しくお願いいたします。
「Energy Wave」 益山弘太郎 3月26日
はじめての方なので感想となります。
詩の中で一つの奇跡がおこります。
<すぐ暫く宵闇迫りビル3階明かりが灯った
すると どうだろう
街中へと 愛が 溢れかえった のだ
東京湾の 方から さざ波が 聴こえてくる
街は 潮騒に 包まれて いるよ>
このあたりの書き方、感覚、面白いです。光が愛に変換され潮騒に包まれる。美しいイメージであります。
小さな初老の男とは何者なのか、SFのようにも読めます、太古の昔から生き延びてきた神のような賢者なのでしょうか。大いなる推知の比喩なのでしょうか。
一、二連と、六連から最終連に、もう少し関連や統一感を打ち出せればさらに良くなると思います。
エネルギーに満ちた詩で、推敲するとさらに良くなるでしょう。
数字表記ですが、縦書きにした時のことを考えて、一〇〇年 五〇〇年 一五〇〇年 二〇二二年のような表記が見栄えがいいかなと感じました。
文章がぶつぶつと単語で区切られていますが、私の感覚では分断しすぎです。効果をあげている部分もあるのでもう少し整理して、繋げて書くところは繋げましょう。
また書いてください。
「寄せ書き」 喜太郎 3月26日
佳作とします。
<あの子から手渡された寄せ書きの色紙>
この詩の書き出しがとてもいいです。色紙が唐突に目の前に現れた新鮮さがあります。
本文18行の詩ですが過不足なく言いたいことが書かれていて好感が持てます。
最終行
<うん 元気を忘れないよと心の中で呟いた>も
余韻があり、良い表現だと思います。
作者の気持ちがストレートに出ています。
寄せ書きに書いた「いままでありがとう」という言葉がいいですね。いろんな感情の詰まった言葉であり、とても胸を打ちます。
文中の表記の「見れない」ですが
学校文法での規範的言い方では「見られない」です。
方言としては中部地域で、また関西以西で一段活用での受身&尊敬態との分別性を持たせた可能形として「見れない」が通用しています。とのことです。
また書いてください。
「居ない」 あこ 3月27日
はじめての方なので感想となります。
居るはずの人がそこにいない、不在感、喪失感を短く端的に書いた詩であると読みました。
ラムネの比喩が効いていて、よく書けていると思います。
連分けに行間を多くとっていますが、一行か長くて二行取りで書くようにしましょう。そうじゃないと読みにくいし、今後も変な癖がついてしまいます。連分けに二行以上の空白の行を取る場合は、それによって特別な効果がうまれる場合に限って行う方がよいと思います。
三浦志郎さんが詳しくアドバイスされていました。そちらを参考にしてください。
この詩でいえば、下記の感じでしょうか
不思議だね
居る筈のひとが
居ないのは
ラムネの球は
何処へ行ったの
最後の二行ですが、私なら
<ラムネの球は
いつも瓶の喉にあるのに>
とするかな。これは好みかな。参考までに。
今回の短詩は一つの挑戦だったのでしょうか?短詩は短いセンテンスで言いたいことを的確に述べねばならず、難しいものです。少し長めの、10行くらいの作品を数書くと上達が早いかもしれません。
また書いてください。
「コミュニケーション」 相野零次 3月28日
はじめての方なので感想となります。
前半部分、かっこいいフレーズが多くあり読ませます。
最終連は一見ナンセンスなようで、意識の流れをそのままに書いていて、自動筆記のようで面白いし、興味深く読みました。ユーモアがあるのも好感が持てます。言葉が溢れて出てくる感じ。
面白い構成ですが、前半と後半の結び付きが弱いように感じました。タイトルはよいです。このタイトルがあるので前後が繋がります。
詩は散文ではないので、必ずしも論理的に書く必要はありませんが、何らかの連続性、整合性(感覚的なものであれ)は必要なのではとお思います。少なくとも、読後に違和感がありました。感じとしては、前半と後半の詩が別物であり、それを並列に並べた感じでしょうか。
前半と後半を別の詩として作成することも可能ですし、現状のスタイルにこだわるのなら、書き方にもう一工夫必要な気がします。
また書いてください。
三浦様
こんにちは。
詩の評、お礼です。
上席佳作の評価有難うございます。
三浦様の評を拝読させて頂いた時、嬉しさのあまり涙目になってしまいました。
子供向けの詩を中心に書かせて頂いていますが、今回、詩の基本がどこまで上達したかなと思い、年齢層を上げて書かせて頂きました。私なりの昇級テストみたいな感じです。
まさかこんな評価を頂けるなんて思ってもいませんでした。
今回に満足せずに、これからも頑張ります。
これからも宜しくお願いします。
靴ひもを結わえる夫の背中にいつものように
「行ってらっしゃい」
何ごともなかった日の当たり前に返ってきた
「行ってきます」
落ち葉を掃き終えた我が家の前を女の子が通る
ピカピカの大き過ぎるランドセルを背負い
緩い勾配の道を小さな靴で踏みしめながら
籠りきりの私の口から思いがけず声が出る
おずおずと嗄れ声で
「行ってらっしゃい」
女の子ははたと立ち止まり
私の目を真っすぐ見て
私に言い聞かせるかのような口調で
「行 っ て き ま す」
見つめ合った二人の間に一瞬優しい時間が流れた
箒と塵取りを手に遠ざかる女の子を見続ける
次の角を曲がるまで
スカートの裾が隠れるまで
忘れそうになっていた
行ってらっしゃい
行ってきます
・・・・・
読む方にとって何を言おうとしているのか分からないかも
しれません。タイトルの脇に・・亡き夫を偲んで・・などと
入れたほうがいいのかと迷いました。
三浦様ヘ
この度は「暗い春」をお読みいただきありがとうございます。
暖かい春ではなく、寒い春が続いてますね。
4月からは春らしくなるだろうと期待しております。
また、23日は高校の卒業式でした。日々精進していきます。
佳作の評価ありがとうございます!次回も宜しくお願い致します。