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(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
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編集・削除(編集済: 2025年01月02日 01:55)

食事の用意  相野零次

 夢見ることって大事なこと。いつか忘れてしまったことがどこか
にあるから、今日は列車に乗って銀河を旅しよう。うさぎのスープ
とこぶたのマカロニを持って。青い地球ってこんなに美しいんだね。
 僕が知らない世界がこんなに僕を驚かせる。反対の意味で出来た
雲、言葉を知らない雷。不思議な自然現象で表せられるこの世界。
君はどこにいるんだろう。
 北極の熊から南極のペンギンまで、驚いたらこっちの勝ち。温泉
には肩まで浸かって、冷えないように。宇宙の色って何色? みど
り色、青色、黄色、もっといろんな色。押し寄せる夕日が僕の記憶
を想い起こさせる。
 おとうさん、おかあさん、僕は元気です。地平線の向こうに吠え
る。ライオンみたいにね。意味のない意味。色のない色。何もない
ところから全てが産まれ、全てあるところにみんな還っていく。そ
れが地球らしい。
 僕と君も地球で産まれた。おとうさんとおかあさんも。春が来た
らみんな産まれる。冬が来たらみんな死ぬ。夏に鳴いたセミが、秋
にもみじになってはらりと落ちる。
 全部繋がっているから、全部おなじものなんだって。だから名前
なんて人間が勝手につけたものだから、なんでもいいんだ。飛ぶも
のは鳥じゃなくてゾウだっていいんだ。空をはばたくのはキリンだ
ってかまわない。地球はもっともっと混沌としている。
 そしてみんな思い出す。自分が自分じゃなかった頃のこと。人だ
ってかつて人じゃなかった。虫だったり鳥だったりした。牛や馬、
猿にだってなれた。選択したのは僕じゃないし、君でもない。でも
、僕は僕で、君は君として生まれ、ここにいる。不思議だね。
 世界に紐づけられて、名を与えられて、親がいて、僕と君がいる。
混沌とした鍋のなかから、神様がお箸でつまんで、用意された食器
のなかにみんな並べられて、完成したんだね。神様の料理だね。美
味しいのかな? きっと。
 今日は教えてもらえました。世界の理を少しだけ。旅はまだまだ
続くけど、終わりは必ず訪れる。神様たちが僕たちを食べ終わった
ときがそのとき。
 いただきます、ごちそうさま。

編集・削除(未編集)

井嶋りゅう様 評と感想ありがとうございます。

初めまして。
最後の一行がうまく出てこなくて、昔話風にしたのは安易だったかもしれません。
夫は、私の言うことを認めたようですが、おじいさんほど悟り切れてないかなあと、ちょっと私にも迷いがありました。
その辺がもう少し書けたらと思います。
ありがとうございます。

編集・削除(未編集)

井嶋様へ 感想と評ありがとうございます。

拙作『故星(ふるさと)』の感想とアドバイスありがとうございます。
作る際に、いわゆる故郷をお持ちの方に井嶋さんと同様に「故郷が羨ましいという気持ちが分からない」と言葉をいただきました。お互いの点を結ぶために説明のような描写が長くなり、見せ場である宇宙へ飛ぶところまでが冗長な印象があるのではないかというのが心配な点でした。
井嶋様のおっしゃる通り,構成の見直し。私自身が感じていることは削れる言葉を削っていく必要があるということです。
ありがとうございます。また機会が合いましたらよろしくお願いいたします。

編集・削除(未編集)

 井嶋りゅうさん      丁寧ねご評誠にありがとうございました。

珍妙な詩を丁寧にお読みいただきありがとうございました。
またお褒め頂き感激しております。
あのような詩をまともに取り上げていただき自信となり、詩の幅が広がったように感じてうれしい限りです。
高い評価も頂き、ありがとうございました。
本当に励みになりました。

編集・削除(未編集)

7/30〜8/1までにご投稿分の評と感想です。  井嶋りゅう

7/30〜8/1までにご投稿分の評と感想です。
ご投稿された詩は、一生懸命書かれた詩ですので私も一生懸命読ませていただいておりますが、上手に意味を読み取れなかったり疑問を書いたり頓珍漢な感想になったりする場合もございます。申し訳ございませんがそのように感じた場合には深く心に留めず、そんな読み方もあるのだとスルーしていただけると助かります。どうぞ宜しくお願いいたします。


*****

「ワシ寂しいの」森山 遼さん

森山 遼さん、こんばんは。
はい、とても良い詩でした。トウフを買いに行ったカアチャンがきのうから戻らない。事件か事故か家出か。色んな想像が駆け巡る。「ワシ」の家の背景や実情が、はっきりとは書かれていないところが良かったと思いました。読み手の余白を丁度いい塩梅で残してくれているように感じました。不思議な詩ですね。佳作といたします。

*****

「砂時計」喜太郎さん

喜太郎さん、こんばんは。
実は私は喜太郎さんの恋愛詩を楽しみにしているところがあります。今回の詩はとても良かったです。砂時計って時間をはかるものですが、過ぎる時間とともに恋心も減っていくというところに、ちょっとハッとしました。本当は愛されたくて愛を捧げる、無償ではないところが恋なのでしょうね。ラストで実は同じ量の気持ちであったところが素敵でした。砂時計なんていらないよと言ってるかのようなふたり、どうぞお幸せに、と思いました。佳作といたします。


*****

「おじいさん、良いことをしましたね」津田古星さん

津田古星さん、こんばんは。
はじめまして。井嶋りゅうと申します。どうぞ宜しくお願いいたします。
「笠地蔵」懐かしいです。子どもの頃絵本で読みました。私もきっとあなたのように不満を口にしそうだなと思いました。この詩は後半の骨董市で買った古い懐中時計の修理に関する考え方が素晴らしくて、なるほど!と思いました。修理代のほうが高くつく、というのはありがちですが、そういうふうに考えれば笑顔でいられるのだという知恵を授けていただいたように思いました。ありがとうございます。またタイトルも良いと思いました。気になるタイトルでした。ひとつだけ。最後の「目出度し」ですが、このラストだとお話風になってしまうので、詩とするために、例えば2人の動作で終えるとか、風景で終えるとか、したほうがしっくりくるかなと思いました。宜しかったらご一考くださいませ。


*****

「故星(ふるさと)」松本福広さん

松本福広さん、こんばんは。
訂正の件、承知いたしました。
私にも故郷というものが青森にあります。私も上京組なので、もともと関東で生まれ育ったかたの感覚は正直わからないところがあります。松本さんの場合は転勤という意味合いで故郷というものがわからない、ということに、なるほどと思いました。故郷があるっていいねと昔言われたことを思い出しました。
さて、この詩はエッセイ風味の強い詩であると感じました。とても丁寧で読みやすくわかりやすく、だいぶ推敲されたように感じました。「故郷」を求める気持ちが唐突感なく、きちんと順を追って書かれていました。この詩は全部で8連から成り立っていますね。後半3連は、故郷を求める気持ちが壮大になっていって、宇宙へ想像が飛んでいきます。この部分はとても面白いと思いました。だからこそこの詩の構成に引っ掛かりました。ここからは提案なんです。逆の構成にしたらどうだろうか、というものです。お父様とご自身の現実にとっての故郷を3連分、あとはご自身の求める故郷(この詩でいうと宇宙へ想像を飛ばしている後半3連分のこと)を5連分描く、という提案です。タイトルが「故星」と書いて「ふるさと」と読ませていることを考えても、そのほうがしっくりくるように私は思ったのです。もちろん松本さんのお考えもおありでしょうから、構成は変えられないとお思いならこの提案はスルーしていただいても構いません。ただ、私のように読む者もいるのだと思っていただけるとありがたいです。もし宜しければご一考くださいませ。


*****

「布団掃除機」秋乃 夕陽さん

秋乃 夕陽さん、こんばんは。
いいなあ、と思いました。肌触りがよみがえっていく様子が想像できて、こちらもご機嫌になる詩でした。布団に対する愛情も感じられますね。こういう何気ない動作に、そのかたの思いというものが投影されていると思いますので、そういうものを感じられる詩には好感と安心を抱きます。感謝しながら眠る様子も想像出来て良かったです。
表記上のお話をいたしますね。1連目の1行目の「浪」と3行目の「波」は区別してあるのでしょうか?打ちミスでしょうか?出来れば統一されたほうがすっきりする気がしました。2連目の3行目「初めて君がここにきたように」は、これでも意味はわかりますが提案としまして「初めて君がここにきた時のように」のように、「時」を入れたほうがしっくりくる気がしました。宜しかったらご一考くださいませ。

*****

「ちょっとした迷子は楽しい」紫陽花さん

紫陽花さん、こんばんは。
モネの庭という素敵な場所があるんですね。調べたところ高知県と出てきました。私も行ってみたいです!
この詩は迷子になってみたいという願望を、モネの庭と絡ませて書かれていて面白いです。迷子になりたいのですかー。私は方向音痴なのですぐ迷子になります。毎日同じ道を行かないと変なとこに辿り着いて、こんなところにこんなお店が、などと発見があったりします。ある意味、親の監視下に置かれて育つということは、このような面白い発想が芽生えることもあり、プラスの面もあったりなかったり。対称的な女性が最後に出てきて笑い合う場面、良いですね。互いに人生の影の部分を問うことなくありのままでそこに居る、みたいな感じが良かったです。佳作といたします。最初の1行目なんですが、「心配性な親に育てすぎられた」とありますが、「心配性な親に育てられすぎた」でしょうか?あと、中盤に「あんなにも脅されたのに」のところで笑いました。


*****

以上、6作品のご投稿でした。
この度もありがとうございました。
異常に暑い日々が続く中で、地震まで発生しています。
皆さま、くれぐれもご無事でいてください。

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詩の評、お礼です。  じじいじじい

三浦様

こんにちは。
詩の評、お礼です。
子供向けという感じでオノマトペをオーバーに書いてみましたが、オーバー過ぎて現実的ではなかったみたいです。
反省です。

これからもよろしくおねがいします。

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青い鳥   秋乃 夕陽

喫茶店のカウンター席で
少し苦味の強い珈琲を啜りながら辺りを見回すと
カウンターの真上一直線に吊られた
細いステンレスの棒に
ドライフラワーふた束が仲良く並んで
吊り下げられている
そしてそれらに並ぶように吊り下げられた
焦茶色の小さな鳥籠ひとつ

鳥籠のなかには青い髪の毛を生やし
半分人間なのか鳥なのか判別つかないぐらいに
造形された鳥の人形が
銀色に光る瞳でこちらをじっと凝視している

あゝ青い鳥よ青い鳥
青く燃える羽根は両脇に閉じられたまま
白粉のように白い腹と顔をこちらへ向けて
「幸せはもう見つけたかい」
君のその目の覚めるような橙色の嘴からは
そんな声が聞こえるよ
頭のなかで反響しあいながら

無機質な眼差しに
背筋を少しぞわりと撫でられながら
少し緩くなった珈琲をまたひとくち啜った

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アイスティーをのむ

アイスティーを飲む
ごくごく とは飲まない
ちびちび とも飲まない

アイスティーを飲む
ただただ 飲む
琥珀色の円筒形に
氷が無造作に 浮かんでいる
ごくごく とは飲まない
ちびちび とも飲まない

アイスティーを飲む
とにかく飲む
悲しくも 楽しくも
可笑しくも 苦しくも
なんにもない なんにもない

明日も そして明後日も きっと
アイスティーを飲む

ごくごく とは飲まない
ちびちび とも飲まない

そして いまも
こうして 
アイスティーを やはり のむ

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被爆  上田一眞

母方の伯父の家があった温品(ぬくしな) *1
この地は幸いにも 
小高い丘陵地が防壁となって
熱線と爆風を遮り
災禍を免れた

昭和二十年八月六日 午前八時十五分
米爆撃機エノラ・ゲイより投下された
一発の原子爆弾
このとき
広島惨劇の扉が開いた

被災者を救助するため 伯父は
すぐさま
大八車を牽き
もう一人の伯父とともに市街地に向かった

恐ろしい光景が二人の網膜を焦がした
火傷を負った何百 何千もの人の群れ
焼け爛れ
剥げた皮膚を手の先に垂らし
崩れた顔が水を求める
そして 苦し紛れに
川に入って
そのまま溺死した
累々たる死体が重なり合う太田川
河面はくれないに染まっていた

赤子を抱いた若い女性が
呻いていた

 水 水 水
 水を下さい

この子を助けて と呟きながら
母親は果てた
母の願いも虚しく
赤子は既に骸となっていた

伯父たちは
街の北部
横川駅近辺で救助活動を続けた *2

暫くして
コールタールのように黒くて重い
大粒の雨が降りはじめる
原爆投下直後
広島市一円に降った〈黒い雨〉 *3
それは
危険な驟(はし)り雨だ
強い放射能を帯びている為
水を求めた多くの命を奪った

伯父も
もう一人の伯父もこの雨水を浴び
被爆した



この惨禍
なぜ広島の人々が
被らねばならなかったのか
無垢な赤子が
なぜ尊い命を奪われねばならなかったのか
平和記念公園の慰霊碑には

 安らかに眠って下さい 
 過ちは繰返しませぬから

と揮毫されている
これには
私は些か違和感を覚える

違和感の源泉たる「過ち」の一語
戦前はその国体からして
今の平和国家日本と
著しく思想や倫理観が乖離している
戦禍は
軍国・拡張主義の所産なのだから
総体として
日本人の「過ち」と言わねばなるまい

だが 戦争にはもう一方の当事者がいる
彼らは碑文のように核を捉えていない
米国は
原爆投下を是とし
抑止力の名のもとに
今も強大な核戦力を保持している

核は最終兵器であり
かつ 残酷極まりない悪魔の兵器だ
赤子とともに
泥水を飲んで息絶えた若い母親を
二度と出現させてはならない
人類に対する冒瀆であり
重大な罪だ

バイデン大統領閣下よ
戦略核 戦術核ともに一切の核兵器を廃棄せよ
それが被爆者に対する
責任ある態度というものだ

プーチン大統領閣下よ
所有する核で
他国を恫喝するなどもっての外だ
五五八◯発もの核は
直ちに廃棄し
我欲のウクライナ侵攻を即時中止すべし

金正恩総書記閣下よ
妄想に取り憑かれた核開発を中止せよ
民を忘れたあなたの保身は見苦しい

世の全ての為政者たちよ
人々の顔にケロイドをつくり
煉獄の火炎と黒い雨を齎(もたら)す
核の保持・使用を許容してはならない



今日は
広島原爆の日だ
七十九年前と同じように
陽射しは強く
天は高くどこまでも蒼く美しい

百日紅の赤い花が
風にそよいでいる

改めて
惨劇の犠牲者と
彼らを救おうと努力した
今は亡き二人の伯父に
哀悼の誠を捧げたい




*1 温品(ぬくしな) 現広島市東区温品
*2 横川駅 現広島市西区横川町にある駅
*3 〈黒い雨〉井伏鱒二著『黒い雨』に詳しい

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凪  理蝶

街の呼吸を
しずかにきいている夕凪の時間

こんな尊い夕暮れにも
ひとは絶望をしてのけるんです

よく膨らむ肺も まじめな心臓も
濡れたくちびるも 自由のきく四肢も
みんな与えられて
そしてまた
それら全てがこのうつくしい夕暮れに
染められているというのに
ひとは絶望をしてのけるんです

とめどない日々に 
じっと耐えるための筋肉
千のバーベルをすり抜ける
鍛えようのない すき透る筋肉
それだけは 僕に与えられなかったんです

そのせいで僕は 大切なものを
ゆっくりと ただし確実に
失ってしまったんです

西の空に 易いこたえを
求めにいってはやはり
だめなんでしょうね 

凪が終わると
とたんに風はつよく吹きつけてきました

風は僕をぶったつもりだったのかしれませんが
それすらも 
やさしく頬にひびいてくるのでした

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