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詩をある程度の期間書いている方、詩に意欲的に取り組みたい方、詩人に向け成長を目指す方はこの掲示板をご利用下さい。
あなたの詩をしっかりと読み、評や感想を、しっかりと書かせて頂きます。
ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。

(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
あきらめてしまう前にMY DEARに来ませんか?
MY DEARは投稿された作品全部に評をお返しします。
本来、こつこつ実力をつけてから、賞などに挑戦するのが、スジだと思いませんか?
MY DEARはあなたのこつこつを、支援するところです。)

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編集・削除(編集済: 2025年01月02日 01:55)

やっぱりだいすき  じじいじじい

がっこうからのかえりみち
はっぴょうかいのれんしゅうでおそくなった
ゆうがたくらくなりだした せまいみち
ザーザーよくふるあめのなかをあるいていると
ピチャピチャとうしろからあしおとがする

うしろをふりむいたらだれもいない
なんだろう?こわいなあと またあるきだした

ピチャピチャとまたうしろからあしおとがする
こわいとおもいながら うしろをふりむいた
だれもいない ゆうれいかな? こわいよ!
バシャバシャおとをたててはしってにげた

うしろからはバシャバシャとはしるおとがする
あしおとがおいかけてくる
こわいよ!わたしはなきながらにげた

だんだんちかづいてくる バシャバシャ!
いきなりうしろから「ワッ!」とおおきなこえ
うでをつかまれた
なきながらふりむくとパパだった

パパだよといいながら パパはわらってる
パパはおしごとのかえり わたしをみつけて
かくれながらおいかけてきたんだ

パパはわたしをおどろかせた
パパのばか!パパなんかだいきらい!
なきながらパパのむねをぶった

くらいみち ほんとうにこわかった
ゆうれいがでたとほんとうにおもった

でもね のこりのかえりみち
パパとてがつないであるいてくれたから
こわくなかった パパがとなりにいてくれるから
パパがわたしをまもってくれるから
やっぱりわたしはパパがだいすき

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魔法  鯖詰缶太郎

「前提」から
忘れられてしまった慈しみがあるように
呪文に縛られなかった魔法が
体温のある魔法があったんじゃないか
と 思うと
生活者は旅人になる

呪文は
罵倒や暴力になり
体内に比較的、解しやすい復讐器官を作り
呪文は
賛美や称賛になり
自分の守るものを増やして
うつくしいようにみえる蜘蛛の糸を
つややかにしている

(なぜか、一本にしか見えないあの糸の事だ。)

たとえば
しなやかな猫の背骨を
指先が深く潜って
とらえ、すべるように踊らせれば
魔法のほんの一部でも
なぞる事ができるのだろうか?

この旅をともに歩んでいく
杖に 肥料に 友に 骨身に
うたうたびに呼吸が
やわらいでいくような魔法に
なりえるのだろうか?

つかれはてて寄りかかる時の背中になる
魔法を心に灯す事ができるだろうか?

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錨を上げよ船を出せ

錨を上げよ船を出せ
(双子の若葉はすくりと立ち)
荒ぶる海へ今乗り出せ
海の神にささげる子羊
(ひとりで跳ぶ若葉悲しく見える 飛ぶか若葉どこまでも)
言われし子羊定めとあれば、行くとしよう犠牲のその園に
(若葉の落ちるその地には、美しい野が広がらん)
あらぶる海の神を鎮めんために
王子は進むローレライの海へ
(野の花となりた若葉は歌う美しい調べで)
王子は漂流五年の長い月日 両目は見えなくなる
(野の花は歌うローレライの歌を 眼が見えず耳の聞こえる王子にはこの上もなく残酷なこととも知らず)
王子は聞くローレライの歌を 歓喜をもって聞きほれる しかし船の難破は激しく続く
(野の花はローレライの歌をこの上もなく美しく歌い続け)
王子は両眼を失い難破しながら、狂おしくローレライを聞きながら海の藻屑となる
【海の神ポセイドンは美しい双葉であったローレライと王子は必ず結ばれるだろと確信する】

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囲炉裏端で写真を焼く  温泉郷

山の麓にある
小さな古民家の
モノクロ写真
父が撮って
わたしが見ている

囲炉裏の中で
乾いて動かない灰が
何年も
次の火入れを待つ
軋んだ扉が
いつ開くのか
疲れた旅人が
いつ来るのか
古ぼけて
隙間のある扉を
風がたたいている
そんな写真だ

そうして
何年も何年も
そこに
そのままある灰
その上には
埃が薄く
積もっている
埃はただ
舞っては積もる

炭を足して
火入れすれば
埃は燃えて
灰は紅く蘇る
灰の願いが閉じ込められた
そんな写真だ

父がこの写真を撮った
わたしは囲炉裏端に座る
静かに火入れし
この写真を焼く…

灰の最後の祈りが
囲炉裏の中に 深く沈み
願いは扉を開けて
旅人とともに 雪空に昇る

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青島江里様  評のお礼です 温泉郷

いつも丁寧にお読みいただき、ありがとうございます。この作品は、枝に挟まったカリンに気づいたときに、一度、スケッチ風に書いていたのですが、その後、改作したものです。枝に挟まったカリンは、私たちの間で、いつも話題でした。落下すれば、物理的に壊されたり分解されるのでしょうけど、あのような状態だと、どうなるんだろうねと。ある日、消えていて、ほっとしたのでした。動きの少ない地味な作品だと思っていましたので、評価いただいて、とてもうれしく思いました。今後ともよろしくお願いいたします。

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bat  津田古星

新聞の広告欄で見つけた「英単語の語源図鑑」
イラストで説明しているのが
わかりやすそうと思い
書店で手に取る
これなら楽しく勉強できるに違いない
続編もあるはずと
店員さんに奥から持ってきてもらい
正続二冊買う

意気揚々と勉学に励むつもりが
少しも頭に入らない
半年で覚えたのは
bat=叩く だけ
batterも battleも combatも
さらに debateも beatも
batから派生しているとは
知らなかった

この本をマスターしたら
英語がよく分かると思ったのに
記憶力の低下を知らされ
昔のドラマ『コンバット』を思い出しただけ
あれは幼いとき家族と見ても
ちっとも分からなかったけれど
戦争ではなく人間を描いていると何かで読んだ

「英単語の語源図鑑」二冊を
本棚に収めると
わたしは『コンバット』のDVDを買った
ドイツ兵が怖いのは
独裁者というものを
歴史で学んで知ったから

アメリカ兵はちゃんと
固形食のようなものを持っている
きっと栄養やカロリーが計算されている
日本が負けるわけだ

combatは
com(共に)+bat(叩く)→叩き合う 戦闘 闘争

素手であっても
武器を持っても
議論であっても
叩き合うのは理解を遠ざける
それは頭に刻んだ

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森を歩く ト短調op129−5  aristotles200

〈ソナタ〉
ただ沈黙、そして絶望を感じる
ひびが入り、壊れかけている心
敵を望んでいる
怒り、戦う、目的ができる

漠然とした不安
真綿で首を絞められる感覚
幸せが、指からこぼれ落ちていく
深くため息をつく、無為の時間だけが流れる

これが老いか
理性的でもなく、感情も起こらない
ニヒリズム、虚無が周囲を覆い伏せていく
あれほど輝いていた世界は、灰色へと変わる

私は何処にいる
何処に向かっている

四季それぞれ
初夏を迎え、森の緑は碧々としている
夕暮れ、穏やかな夕陽が森を紅色にする
何処か風が吹き、木々はざわざわと音をたてる

一人、森を歩いている
生命あふれる世界を、心を暗くして歩いている

ベートーヴェン、ピアノソナタ集を聴いている
映画のエンドロールのような感覚
普通が日常を覆い、昨日、今日、明日、…
私の出番は終わる、舞台は譲らねばならない

これが老いなのだろうか
光り輝く可能性は遠ざかり
灰色の、無為な時間だけが過ぎていく
私は誰か、何をしてきた人か
全てが、消えようとしている

〈スケルツォ〉
何かが埋没しつつある
今、歩いている
目に見えぬ忘却が腰のあたりまで積もっている
プールで歩く感覚、身体の何もかも重い

身体は病み、壊れつつある
私の経験、記憶、出会い離れた人々の顔
全てが、間もなく消えてしまうのだ
火葬場に立ち昇る無色の煙とともに

これは大団円なのだろうか
私は、ただ虚無に満たされている
疲れてもいない、眠たくもない
心が灰色に満たされている

喜び怒り哀しみ楽しみ、これらからの解放
この肉体は、今、滅ぼうとしている

「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」

光り輝いていた時代があり
充実の時を経て、人間のあるべき姿へ戻る
これは安心である
長い旅路を終えた旅人は、安らかに眠り続ける

思いを言葉に、言葉を重ねて詩にしよう
巡る、次の人たちへ遺そう
この灰色の世界を
後悔もない、ただ消える、大団円を迎えるのだ

〈ロンド〉
いつもの森を歩いている
気づくと、周辺に誰もいない

いくら歩き続けても、森は終わらない
夕暮れ、時たま強い風が吹き木々が音を鳴らす
もう、数日以上歩いている気がする
暗くなることはない、喉も乾かない

ずっと、無人の森を歩き続けている
家に帰ろうとも思わない
そうか、こういう世界に来てしまったのか
永遠に、このままも良いかもしれない

広場のベンチに人が座っている
ここに来てから数カ月、数年だろうか
初めての人の方へ向かう
白い服を着た人は立ち上がり、こちらを向く

不思議に顔は見えない、ぼかし画像のよう
こんにちは、と挨拶をする
こんにちは、男女区別のつかない機械音
ここは何処ですか

顔の見えない人はいう、何処でもありません
どうして、私と貴方しかいないのですか
それは、どうでも良いことではないですか
そうですね、といって私はその人と別れた

それからも、ずっと夕暮れの森を歩いている
たまに、顔のない人と出会い、挨拶をする
何となく、亡くなった父を思い起こす
それ以上の会話はなく、必要もない

いつもの森を歩いている
永遠に

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俺は詩人だ  荒木章太郎

俺は詩人だーーー

そう叫ぼうとしたら
「俺は縮んだ」といい間違えた
真っ黒な言葉が俺の体を覆い尽した
無意識を発見したフロイトは
いい間違いには意味があるといった

生々しい言葉を
黒塗りされなくて済んだと
これを聞き齧りの抵抗と知り
少し安心してしまった
すると言葉が萎んだ

知人に届く程度じゃだめだ
このまま叫び続けよう
いい間違いの夜を拭って
真っ黒な言葉をおし拡げると
おお、俺の無意識が
真っ赤な口を開けているではないか

何かないかと欲望丸出しのまま
悪びれていたが
ありのままを恐れていた
実直な影が言葉で名乗らずして
理解してもらおうとは
何て小賢しい狐みたいだ

コーン・コーン・コーンフレーク
できる限り自由連想を試みる
決して纏まろうとしない思念を貫く
しかし、これを病と名づけられないために
劣等感を背負い投げする
そんな勢いで叫んでみるのだ

俺は詩人だーーー

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青島様へ (管理者様へ) 評のお礼とお詫びです  喜太郎

今回も読んでいただき、誠にありがとうございます。ただ誤字や統一感のない単語、読み返しなりちゃんとしていれば直せたところ恥ずかしく反省しています。
せっかく納得いく詩が浮かんでも、しっかりと書けていなければ台無しだと反省です。その点も含めて、ご指導いただき、ありがとうございました。
もっと自分の作品に対して、投稿する際の最低限のマナーや注意点、改めて痛感いたしました。これからは気をつけて投稿させていただきます。
ありがとうございました。
そして誤字なども含め恥ずかしい作品を投稿してしまい、管理者様へ、すみませんでした。

編集・削除(編集済: 2025年06月25日 10:56)

水無川様へ  評のお礼です  喜太郎

今回も読んでいただき、真方にありがとうございました。そしてご指摘の『連分け』、自分でも失敗したと反省しております。以前にもご指導いただいたのに、上手く出来なかった事は反省しかありません。申し訳け、ありません。もう一度よく考察して創作していきたいと思います。ご指導、これからもよろしくお願い致します。ありがとうございました。

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