モノラルの音楽再生
1台だけさん、いつも投稿ありがとうございます。
私は、何の疑問も持たずに、長年、ステレオで音楽を聴いてきて、モノラルで音楽を聴くという発想はありませんでした。しかし、1台だけさんのオーディオに対する熱い姿勢を知り、モノラルがゆえに、音楽をじっくりと聴ける環境をお持ちだと感心しております。
それは、昔、オーディオ誌で、ステレオの時代になっても、加藤ホーンという、モノラルの大型ホーンスピーカー2m×2mを自作され、3wayで音楽を楽しんでおられる有名な方がおられました。それは、モノラルの方が、演奏の良し悪しもわかりやすいといわれていたのを思い出しました。また、ホーンスピーカーは、重低音を大きな音量で聴くためのものではなく、繊細な楽器の音色を聴くための、ホーンスピーカーだと書かれていたのを思い出しました。
オーディオの世界は、まだわからない事が多くあり、良い音を求めて、試行錯誤する中で、自分の感性に合う音を、各自が作り上げる喜びは、それぞれにあると思っています。モノラルの方は、道がまっすぐであり、ステレオは、回り道をしながら歩いているような気がします。しかし、私の場合は、ステレオで行くしか道はないと覚悟しております。
これからも、よろしくお願いいたします。
No.109FUKU2023年2月23日 14:27
一つしかないので仕方なしのモノラルです。ペアにしたいと思ったこともありましたが、設置場所に困るので現状で幸いです。ステレオ機器の片方だけのモノラルで聴くと必ず物足りなく聞こえます。しかしもともと一つだと不思議と納得します、スピーカーの方を向いて真剣に聴いていないせいかもしれませんが。
No.1101台だけ2023年2月24日 09:59
1台だけさん、共和さん、メッセージをありがとうございました。
お二人は、それぞれ自分の目指す音に向かって、こつこつタンノイの音作りされており、
とても勉強になります。
私は、やはりタンノイをうまく鳴らすことは、あんがい難しいと思っています。
だから、ずっと長く使って育てていくと考えていく方が、望ましいようです。
多くのタンノイのユーザー宅を訪問しましたが、やはり、うまく鳴っている人は、長年使っている人でした。
そして、全体のバランスのとり方がうまいと思いました。音に伸びやかさがあり、音に艶がありました。
また、オリジナルのタンノイは、響きが実に心地よいものでした。
しかし、不思議なことに、うまく鳴らなくてもタンノイの音が好きだ。という方が大半でした。
また、箱が国産でも、素晴らしい音で鳴っている人は、沢山おられました。
部屋なのか、アンプなのか、プレイヤーなのか、絶妙な響きがしていました。
私も、タンノイファンと同様に、タンノイの音が好きです。
自分の感性と自分の選んだアンプやプレイヤーで、こつこつやっていきます。
どうぞ、これからもよろしくお願いします。
No.106FUKU2023年2月20日 09:44
部屋の音を作るのはまず「為人」の要素が第一と思ってます。その部屋ではそこの主の好む機材が使われ、またその好みのものが配置されているはずです。そういった物たちが、主の好きな鳴り方を覚えていって部屋の響きを形成していくものと思います。好きな音楽で辛抱強く部屋も調教するのが大事と考えます。
以前JBLだけ使っていた頃、いつか使ってやろうとTannoy Redを段ボール箱に入れてスピーカーの傍らに置いておりました。そのRedは使わないまま他所に嫁に行きましたが(GRFに入りました)そこでの第一声はあのJBLそのものでした。「物は部屋の響きを記憶する」をまざまざと体験しました。それ以来、来歴の(持ち主の)問題ありそうなものには欲しいものでも手を出さないようになりました。
大きな声で言えないしょうもない話です、聞き流してください。
No.1081台だけ2023年2月22日 15:56
私は音楽を聴く道具として、モノラルオートグラフ以外にJim Lansing、IIILZとAltec DIG IIの混成ステレオ(IIILZも1本しかない持ってないので)、B&O Beoplay A2とA1、Beolit17を使っていますが、音色の違いは正直分りません。ジャズ、クラシックを主に聴きますがどれも同じような音です。
ものぐさな質で、見た目と音に違和感がなければそれでOK、ストップです、すごい音でなくてもそれ以上いじりません。
以前神戸に居りました。SS誌の広告で有名な店やそこのお客のタンノイも(その他も)聴いたことがありますが、分かったのはタンノイの音というものはなくて、あるのは「タンノイを選んだ人それぞれの音」だと思います。「犬は飼い主に似る」と似たようなものでしょう。
「オーケストラの練習中、そこにフルトヴェングラーが入ってきただけで音が変わった」云々を書いたものを読んだことがありますが、オーディオの世界にもそういうことはあると思います。
世間一般の評判と異なるしょうもないことを書いてすみません。
追伸、モノラルのシステムは面と向かって聴いてもつまらないので背中側(スピーカーに対して80度から280度の間)を向けてます、音像を気にしなくて済みます。落ち着きのない質で音楽だけをじっと聴いていることがなかなかできません、ながらのことが多いです。
No.1071台だけ2023年2月20日 14:22
写真は、ホームセンターで購入した銅箔(巻物状で長さは数メートル)を使い、既存のケーブルに巻き付けたもの。金銭の支出は少ないが、労力は相当かかる。作業を急ぐと指を何度か切る。
この手法はケーブルと音質の仕組みを書いた雑誌から思いついたもの。コストパフォーマンスは相当のもの。
中高の同級生で東京在住、建築士をしていて真空管アンプ製作が出来る人にスピーカ等の納品が終わり半年ほど経過した頃見てもらったが「処置無し」の表情だった。銅箔を巻き付けたのは購入後2年以内だったと思う。
15年ほど経過し、ユニゾンリサーチのパワーアンプに入れ替えてしばらく、「かなり良くなったと思うので聴いてくれないか」と誘うと数人友達を連れてきた。 感想は「最初聴いて共和のオーディオシステムがそんなに良くなるはずがないと思ったが違った。ケーブルを巻いたのを見て相当試行錯誤していると感じた」ということであった。
No.96共和2023年2月1日 11:29
気がついていただいてありがとうございます。 私は日本で一般的な元気な音楽、勇気づけられる音楽という主旨よりむしろ、ベートーヴェンの言動に共鳴している部分が多い。成人前だったかロマン・ローランが「ウェリントンの勝利」を評して「ベートーヴェンほどの人格がこれ程堕ちることが出来るのか」と記載していたのを見て私のベートーヴェンへの傾倒は到底ロマン・ロランには及ばないと思った。明らかにウェリントンの勝利はナポレオンを揶揄する目的で作曲していてロランもそれを知らないはずはないのだが、神の次に敬愛する人物にそこまでしないで欲しかったのか。 私は一神教的で、祭祀を呪術より嫌い(呪術は錬金術という中間項を通じて近代科学と繋がる)カラヤンを非難したフルトヴェングラーと同じくカラヤンの演奏は演歌調でべートーヴンを卑しめるものと考えている。 最近では106番を演奏したピアニスト、レヴットはオウム真理教のしよしよしよ彰晃ではないアストラ世界を模した音楽、小山田の意味を解体するような前近代のペートーヴェンと対極的な同類と考えている。
No.105共和2023年2月19日 17:27
ASTRID 様
何回もお手数をおかけしました。自分では、共和様のつもりが、失礼なことに協和様とは、
共和様に対してお恥ずかしい限りです。重ねてお礼申し上げます。
また、タンノイをお使いとは、うれしく思っております。
このホームページも内容も古いものばかりですが、タンノイの仲間作りで、書いております。
何か、良きアドバイスや良いソフトがあれば、ご紹介下さい。
お互いに、タンノイファンとして、これからもよろしくお願いいたします。
No.102FUKU2023年2月14日 16:09
FUKU 様
いえいえ、敬称の「様」とか「さん」の問題ではなく、普通だったら「共和 様」への返信となるべきなのに「協和 様」となっているのが不思議だなあと思った次第です。名前を間違えられたとしたら「共和」さんも残念に思っているのでは、という余計なおせっかいでした。
いずれにしても、こちらの文章表現が悪かったようで、申し訳ありません。
当方もTANNOYで音楽を聴いていますので、時々のぞかせてもらっています。
No.101ASTRID2023年2月14日 15:55
様のつけ方に関する助言ありがとうございます。どうも、私の方が一方的に様をつけていたようです。
これから気を付けていきます。ご指摘に感謝いたします。
No.99FUKU2023年2月14日 10:05
時々、のぞかせてもらっています。
投稿者「共和さん」への返信なのに、FUKUさんからの返信宛名が「協和様」となっているのはなぜなのでしょうか。
お二人の間で了解済みのことでしたら、第三者がとやかく言うことではないのですが……。
No.98ASTRID2023年2月10日 15:28
オーディオに感謝
今年は、私がオーディオを始めてから50年になります。50年といえば、就職、結婚、子育て、定年を生きてきました。半世紀に渡り、オーディオを楽しんできて、よかったと思います。
オートグラフを鳴らしてきて40年になるようです。この節目に、バッハのマタイ受難曲を聴こうと思い、カール・リヒター指揮のマタイ受難曲のレコード4枚組をレコードプレイヤーのターンテーブルの上にのせました。
そして、カール・リヒターのマタイ受難曲をレコードで聴き、まさに人生の声というべきバッハの旋律を聴き、バッハの持つ神聖な心や、タンノイオートグラフの持つ偉大さを心から感じました。生きる喜びを、教えてくれました。
70歳を超えても、健康であり、好きなバッハやベートーヴェン、モーツアルトの音楽を、こころから楽しめる趣味をもてたことに感謝しています。
また、オートグラフという深く包み込まれるような低域を味わえることの喜びをかみしめています。すぐれた繊細さとふんわりした低域を響かせてくれるのは、大変ありがたいことです。とことんやってきたオーディオ人生に感謝し、ありがたいと思っています。
そして、この掲示板で多くのやさしいオーディオの友人にも恵まれ、感謝に堪えません。
これからも、よろしくお願いいたします。
No.103FUKU2023年2月15日 13:09
FUKUさん、皆さん、
貴重な意見、体験、ご教示、感謝します。
私のような最小限の手間暇で音を良くしよう、良い音楽を聴こう(主にクラシック、ジャズです)と思っているなまけ者にも大変勉強になります。
おかげさまで以前のCDプレーヤーとオートグラフの直結から、アンプを導入し、それなりに納得して聴ける程度になりました。
球のアンプでないとタンノイは駄目かと思ってましたが、以前述べたように手軽な石のプリ、パワーアンプを使用、
低音は制動が適度に効いています(2A3PPでの痛快な低音も面白かったですが)。
皆様の更なる発展を祈ります、またいろいろ教えてください。
No.1041台だけ2023年2月17日 22:30
協和様
部屋の写真ありがとうございます。タンノイの音作りにこだわっている様子が、よくわかります。ホーンタイプなので、音が軽々と出ているのがわかります。低域のしまった立派なオーディオルームと装置ですね。
色々な音作りの工夫で、中高域の美しさを引き出したい。きっとスピーカーの中央に音像ができ、上下や左右に広がるがある音を求めておられることが想像できる写真ですね。
よい勉強をさせていただきました。そこまでタンノイを追い込んでいっても、それに答えてくれる力をもつのがタンノイのオールホーンのスピーカーだと思います。
ありがとうございました。
No.95FUKU2023年1月31日 09:01
協和様は、いつも熱い気持ちで、タンノイの音作りをされており、大変な頑張り屋だと思っております。
人知れず、音が少しでも良くなる方法があれば、時間とお金をかけて、とことんやるところは、感服しております。さすが、オーディオマニアだと思っております。
ご存じのように、音は部屋とスピーカーが作るものです。その中でも、部屋の問題は、大半の方が、どこかを改築したいと思いつつも、費用の関係で、なかなかできないのが実情です。
また、音作りでは、部屋の構造問題が大きく影響しており、それらを1つ1つ解決されて、自分の理想のタンノイの音を追求されているのが、よく伝わってきます。ただ、リスニングルーム全体の画像やスピーカーの位置、アンプ等の装置の把握ができず、お話の糸口がつかめません。よかったら、写真で紹介いただけたらうれしいです。音作りの視点は人それぞれにあります。少しでも良い音で聴きたいと思うところは、オーディオマニア全員一致していると思います。これからも、音作りを楽しんでいきましょう。
また、ご質問のオートグラフの前面蓋は、ウエストミンスター同様に、簡単にとりはずせるようになっておりますが、私の場合は、常に付けた状態で聴いております。
同じタンノイ仲間として、これからも、よろしくお願いいたします。
No.92FUKU2023年1月28日 16:00
FUKU様 1台だけ様。
オーデイォルームの中心部から前面と天井の下部を撮したものです。後部は油圧式など運動機器を置いています。前面中段の人工水晶玉を吊した洋服立てと同類が左右に少しだけ見えています。前面の昔の体育館に良く見られた凹凸の板はコペンハーゲンという名称で、全面有孔板だった上に貼りつけたものです。亀形ドーム状の天井付近にベニヤ板を重ねてR状にした反射板があるのですが、撮すのはむつかしかったようです。左のスピーカーの奥に横木が二本ありこれには大型の人工水晶玉が数個置かれています。 横長のラックを静電気防止板で隠した奥はバッテリー電源やCSE社の水晶再発振正弦波電源が複数置かれています。
ラックの最上段にはユニゾンリサーチのプリアンプ。別の縦長ラックの上はSMEの中空LPプレイヤー、床下にユニゾンリサーチのパワーアンプが主要な機器となります。
配置等を修正したので、山本工藝社のアフリカ黒檀をスプルースに換えてプリとパワーに載せてみました。パワーだと低音過多、プリだけが私には心地よく感じられた。 ストラバリウスの音が良いのは、板に塗ったニスにあると言う説があり、ヴァイオリン素材業者にプリ用の二つにニスを塗ってもらって試しています。 私には音の伸びが悪いと感じられ、ネットで調べると物理的に音の立ち上がりが早くなる盛衰が早いとなっています。
山本工藝社のアフリカ黒檀もニスか何かを塗っているようです。 スブルースの響きは長く続くが、アフリカ黒檀は低音過多で盛衰が早いようだ。 太鼓の連打、特にベートーヴェン第5声交響曲第4楽章中盤の太鼓の16 ?連打は音離れが早く迫力が凄い。音の強弱、スピード感は出るので躍動感は凄いが、フルトヴェングラー・ベルリンフィルの1943,44年に掛けての3,5,7交響曲及びピアノソナタを除いてはやや緩い音ではあるが、スプルースのほうに軍配を挙げたい。
1943年の第5交響曲を絶賛する丸山眞男は「自分ハッタリを好む人間かもしれない」と語っているが、謙遜と思う。 私の推測では録音技術が未熟だった戦中の録音は低音が短く早い録音しか出来なかったのではないかというもの。
主要機器を複数購入することは私には無理なので、補助的機器・アクセサリーの引き出しを増やし、各レコード毎の最適な組み合わせを発見することが良いと考えている。
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No.94共和2023年1月30日 11:31
音作りについて、私は熱心ではなく、スピーカーは置いたなり、適当につないで違和感なく聞ければそれでよし(上には上があるのは承知してますが)でした。
今までたかがプリ・パワー間のケーブルと思ってましたがSL-1803を機にいろいろ考えさせられることになりました。
私の勝手な印象ですが、SL-1803は初めから非常に健康的で音が若干大きく元気に聞こえます。0.7m、1.5m, さらにMkII 0.7mまで買いましたが、0.7mに比して1.5mは栄養過多でさらに痒いところに手が届かない感じでした。2.5mになればさらにその傾向が増すと推測(2.5mのものが存在するか否か知りませんが)します。0.7mでもその傾向は気になる程度にあり、もっと短くすれば良くなるんじゃないかと思いながら、いじるのはよーしませんでした。手持ちのノイマン、Van Den Hulなど、替えてみましたが、栄養は適度ながらちょっと音色に一寸引っかかるところがあり、試しに使った35年ほど前に買えたThorensのケーブル(当時は鳴らんと思って以来邪険にしてほったらかしにしていたものです)が予想外にしっくり違和感のない音になり、今使ってます。
とりあえず私的な勝手な報告まで。ちなみに私の好みとしては鳴りすぎよりも適度に抑制のある音です。
No.931台だけ2023年1月30日 00:58
本題の前に三点
私のシステムはプリアンプとパワーアンプを繋ぐケーブルが現状2.5㍍必要(プリがラックの上にありパワーアンプを床上に置いているため)でFUKU様などが推奨するサエクSL-1803は製造中止のせいもあり、長い製品は入札にあげられることもないようです。プリとパワーを繋ぐラインケーブルは周辺に比べて安いものでグレードを上げられないか調べても長さがネックになっています。サエクの最新ラインケーブルは半導体を使用しているとのことで私は電気的なフィードバックには拒否反応が起きるのでどうしたものか、半導体で率直な再生が可能なのか気になるところです。
ツィッターについてウエストミンスタ専用のものを発売直後に購入しましたが、音源が二箇所から出る音に違和感があり、短期間に半値で返品しました。
三点目はオートグラフの全面蓋 ?はウェストミンスタ同様開けることが出来るのでしょうか。お尋ねします。
本題です。
以前、京都 武徳殿の音響番組について紹介しました。この番組により、自宅のオーディオルームの蛍光管収用溝が上からの大きな響きをもたらしていることがわかったことも紹介しました。結局タンノイ導入後28年のオーディオ調整の大部分は、この上からの響きを少なくすることでした。当初はどんなにロックが響く部屋よりも低音過多だった。たとえベートーヴェンであっても哺乳動物のうなり声、悲鳴。人間なら怒声、赤ちゃんの泣き声に似た音が出ていたと言えます。しかし、昨年頃から特徴が薄れ美しいが、響きに乏しい音になったと感じることも曲によっては出て来ました。カーテンや絨毯は一切使わないにしても私がやったことすべてが、天井からの響きを軽減することにつながっていた。極めつきが写真の洋服立て(三箇所に配置。横棒にミカン袋に収納した人口水晶玉それぞれに20個前後を載せる)と床との間の人口石英それぞれに4個が問題でした。。
この設置により、天上からの響きが激減したのは鮮明に記憶していたので三箇所の内、二箇所の置き台を外してみた。すると、天井からの響きが少し蘇った。この響きは鍾乳洞でトライアングルやカスタネットを叩いていつかはこんなオーディオルームになれば良いと夢見た音に近づいていると感じた。これまで設計士の有孔板の吸音率が低音過多の主たる原因と信じていた(拙宅を訪れたメーカーや販売店党も誰1人天井のせいで低音過多になっていることに気づかなかった)。 極めて短所の多いオーディオルームを設計してくれた、改善に多大な労力と金銭が必要になったと恨みにも似た感情を抱いたこともあったが今となっては独自のオーディオルームに進化する起源は設計士の手柄だったと思う。
インシュレータとして人口石英を使用している人もいると思いますが、高音は良いとして低音の制御がむつかしい。レコード溝をカートリッジが引っ掻く音を拾うとか、小さな低音が大きく膨らむことがある。
これまで、ピアノ曲はスピーカ前面の蓋を外すが、他の曲では強烈な低音が軽減されるとして閉じていた。
蓋をはずして、ピアノ曲以外の曲を聴くと玉を転がすような細部まで聴ける音ではないが、ごく自然な音になった。今回、ヨガマットなど蛍光管溝の下にあるものを出来るだけ取り除き床下に置いていた大きな人口石英球を後ろに置くなど部屋の配置をスッキリさせた。
結果は音の波が乱れる場面が大幅に減少し、スッキリと癖のない音で音場が良いとの表現で語られる音と思う。
部屋が3倍以上広くなった感覚だ。ただし、指向性(ベクトル)は低下する。
中庸の音という表現ではなく、20年以上前までかなり高額な真空管で聴いたイヤホンに近い音。
まだまだ改良の余地があるようだ。
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No.91共和2023年1月26日 14:29
先日、KANさんに紹介頂いたロストロホーヴィチの演奏のバッハの無伴奏チェロ組曲は素晴らしいですね。タンノイがチェロの音色を心地よく響かせバッハの世界を堪能できます。私の愛聴盤はフルニエです。
今日の1枚・*4 CDピエール・フルニエ バッハ無伴奏チェロ組曲です。バッハの無伴奏チェロ組曲について、私は、バッハの無伴奏チェロ組曲を聴くたびに、思い出す情景があります。ある詩人の書いた文章を思い出すのです。
スイスの山の保養地で、エンガディーンの風光を愛していたヘッセは、年をとってからもたびたび訪れたらしい。ある年の夏、同じホテルにチェロの名手ピエール・フルニエが泊まっていた。お互いに、名を知り、お互いの芸術の仕事についても知り合っている二人は、顔を合わせれば挨拶を交わす仲であった。そして、フルニエが避暑地を終わって帰る日に、ヘッセに、彼のためにバッハを弾いて聴かせようと申し出た。
ヘッセは、体と気分の調子が良くなかった。しかし、彼は無理をして、約束の時間に音楽家の部屋を訪れ椅子に腰を下ろしたが、どうにもおも苦しい気分であった。ところが大家フルニエが向こうの椅子に腰かけてチェロを構え、弦の調子を合わせると、自分や周囲の不平不調和の空気に代わって、たちまちヨハン・セバスティアン・バッハの清らかで激しい空気が部屋中に張り詰めた。彼は、重い気分の谷間から遥かに高い透明な山頂の世界に引きあがられたような気持ちになった。つまり、日常の世界を脱して密度の高い非凡な世界に向かって踏み出すことを、彼は、バッハの無伴奏チェロ組曲を2つ聴きながらその部屋にいた。
この情景を思いながら、無伴奏組曲をタンノイで聴けば、あくまでも端正で深く浸透して、聴くものの心を捉えずにはいないフルニエの演奏とヘッセの感じた、音楽家への感謝の気持ちを思いだします。 長年、タンノイで音楽を聴く生活をしていて、その音楽から思い出す情景の紹介でした
No.90FUKU2023年1月20日 12:09
前回SL-1803(0.7m)の第一印象を書きましたが、その後すっかりシステムに溶け込んでしまってSL-1803感そのものはわからなくなりました。
良いものがあると余分に欲しくなる悪い癖があり、0.7mのと1.5mのを新たに入手したので試してみました。
スピーカーはJim Lansing(ステレオ)を使ったので、本来この場で語るべきことではないかもしれませんがご容赦ください。
まず1.5mですが、ちょっと鼻につく優等生感、ちょっとねちっこいHiFi感、が気になりました。
0.7mでは短いせいかそういう鬱陶しさがなくなり、適度なHiFi感が心地良いです。毒気は抜かれましたが。
以上、何か参考になれば幸いです。
No.871台だけ2023年1月17日 12:23
到頭MkII(0.7m)まで買いました。線が太いだけあって音が更にヴァージョンアップします(これはタンノイ一本での比較)。
今までのところで私の感想として、SL-1803は健全、安心安全なモダンHiFiという感じです。
只、欲を言えばちょっと枯れた感じ(この世とあの世の境目、「幽玄」)が欲しいです。
自分の気が向いた音楽を聞かせれ続ければそういう音も覚えてくれるかもしれません。
No.891台だけ2023年1月20日 09:00
1台だけさん、SAEC1803の長さの比較、ありがとうございます。
1m、0.7m、1.2mと微妙に、音が異なることがわかりました。
ところで、オートグラフがうまく鳴り出せば、ホーンの下の、何もないところから音が聴こえます。
スピーカー全体で鳴るように変化してきます。
よかったら確認してみてください。
No.88FUKU2023年1月19日 20:04
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