MENU
62,176

ベルトの交換とその後のオールドタンノイ

ベルトの交換と、その後のヨークの音の変化

1台だけさん、お便りありがとうございます。良かったですね。替えのベルトが見つかり、ほっとしましたね。やはり古い製品を大切に使い続けるのは、苦労もありますが、楽しくもあります。私の大半が古い製品ばかりです。お互い頑張りましょう。

 1台だけさん、Prashlinさん、旧タンノイのレクタンギュラーヨークの音作りでは、アドバイスを頂き、お世話になりました。久しぶりに、モニターゴールドを聴き始めて、やっと2か月が過ぎました。

 最初は地味で質素な音だと思いましたが、今では、すっかり耳も慣れてきました。やはり、この時代の、抜けの良いさわやかな音は、とても良いですね。弦楽器の胴鳴りの心地よさも聴けます。どうやら、15インチのユニットとシンプルなバスレフの箱鳴りをうまく活用して、この音が出来ているようです。

 また、音場に関しても、同軸の良さもあり、とても安心して音楽が聴けます。オートグラフの3分の1の大きさで、このような素性の良い音を聴けるとは、予想以上の音ですね。

 これから、さらに良く鳴る可能性を感じています。まずは、お二人に御礼申し上げます。
モニターゴールドに関しては、まだまだ初心者ですので、これからも、どうぞ、アドバイスをよろしくお願い致します。

引用して返信編集・削除(未編集)

FUKUさん

 写真を拝見しました。平行法で落ち着かれたのですか。私の置き方がベストとの自信はなく我が家の状況をお知らせしただけですが、採用されるとアドバイスになってしまうんですね。嬉しいような責任重大のような。
 我が家もスピーカーの後ろに障子の入った窓があり同じような位置関係です。真ん中にテレビがあるのと窓を開けた時の風通しの関係で左右の壁の隅にギリギリまで寄せて置いており、スピーカー同士は4mほど離れています。間隔を変えたり壁から離したりして調整してみたいのですが設置スペースは板張りで強化していますが前は畳の和室ですのでそこからはみ出すと文句が出そうです。それでも中抜けすることもなく(と思っています)、スピーカー間隔がコンサートホール16列目あたりからステージを見たような視野に収まるのとネット検索するとバックロードホーンは壁や床に密着させて壁などをロードホーンの延長に使うというような書き込みもあるので、それを信じて悩まないようにしています。

 先日、駅で構内に置いているピアノを下校中の高校生や若い男女が入れ替わり弾いているのを見ました。演目は今時の曲ですが、楽器ができるのは羨ましいです。近くの椅子に座って聞いていても生のピアノは凄い音圧で椅子が振動していました。いつも生の楽器の音に接しているとオーディオでは満足できない体になるかもしれない。下手でも自身でピアノやバイオリンで好きな曲を弾いてみたい。でももうそんな時間はない。小学校の6年は無限に近いぐらい長かったですが、この歳になると人生は短いと感じます。

 

引用して返信編集・削除(編集済: 2024年06月21日 16:55)

No Audio, No Life

お久しぶりです。
東海地方沿岸部、午前中は久々のまとまった雨でした。
昨年、いろいろ機器を調整しその後はただただ聴くだけの毎日、ソフトも増えず投稿するトピックスも残念ながらありませんでした。

FUKUさんのレクタンギュラーヨーク導入にはびっくりしました。
長くバックロードホーンをお聞きになられ、バスレフタイプはどこか直感的な音に聴こえるのではないでしょうか。
私のようにバスレフのみでバックロードの経験がないものの空想上のことですが・・・。
いずれにしましてもヨークを調整され、お楽しみのご様子何よりですね。2台のタンノイ三昧、羨ましい限りです。

小生、先月誕生日でした。もうすぐ後期高齢者です。
以前からKANさんの学生時代のお話しをお聞きしKANさんと略同年代と想像しておりました。
誕生日には記念にといつも音楽ソフトを入手していましたが、今年はソフトが思い浮かばず悶々?としていたら、ふと増幅管をTUNG-SOL 6SN7GTBから東芝管に替えてみようと思い付き交換しました。なかなか入手先が見つからず漸くビンテージサウンドさんから購入。ビンテージ管は初めてで、数十年経過したものらしく古びた箱に入ったいかにも古そうなものが届くと思いきや、以前同ショップから購入した上記現行管TUNG-SOLと同様、経年劣化のない外箱と真空管が届きました。保管状態がいいのでしょうね。
一聴して「違う」と感じました。ボキャ貧なので表現しませんが、以降、好きなソフトを順番に聴く毎日です。
また2〜3ケ月後に一度TUNG-SOLに戻して自分なりにレビューしたいと思います。

影なびく星さんやKANさんが先日話題にされたB&Wのノンカラーレーション。
上位モデルではありませんが、当方20数年前からノーチラス805をアキュフェーズのCDプレーヤーとアンプで時々聴いています。
300Bシングルで聴くアーデンとは方向性は異なりますが、あるコーラスのソフトだけはこちらで再生した方が声の重なり合いが明瞭に聞こえ気に入っています。
「ノンカラーレーション」と言う表現は上手く言ったものですね。当方の小さなモデルでもその性格の一端が伺えます。
尚、エンクロージャーの形とレッドチェリー色が大好きで、日焼けも気にせずサランネットを外しアーデンと並べオーデイオの調度品としてもそのデザインを楽しんでいます。

KANさんの工夫された複雑なアース取りへのご投資は素晴らしいですね。小生、電気には滅法弱いうえ電源には殆ど投資してなくこの点でオーディオファンの足元にも及ばない気がします。物まねでブレーカーから直送ケーブルを別途引いても音の区別は皆目分からずでした。一方で機器の極性を合せた時は効果を実感出来ました。
電源ケーブルの交差や並走はできれば避けたいところですがスペースが必要でかなり難しい状況です。
とは言え、ラックの裏側の見えない部分程改善の余地を残しているということですね。KANさん、大変参考になります。

皆様、今後とも宜しくお願いいたします。ありがとうございました。

引用して返信編集・削除(編集済: 2024年06月19日 16:12)

van ardenさん
長分のこころのこもったお便りありがとうございます。また、きちんと整備された部屋の画像ありがとうございました。

6SN7の球ですが、不思議にも、タンノイと合います。実にタンノイをうまく鳴らしてくれる球です。300Bアンプの場合は、5種類ほど、試しましたが、他は音が甘くなるところを、東芝だけが押し出しのある音で、くっきりと鳴らしてくれています。お互いに好みが合いますね。

また、安定したオートグラフのところに、うかつにも、タンノイヨークを買いました。モニターゴールドが聴けてとても嬉しいのですが、どうも新たな悩みも増えました。そして、ヨークの音の美しさを知りましたが、それが悩ましいのです。van ardenさんのように2組をきちんと別装置で鳴らす勇気もありません。うまく鳴らせずに悩んでいます。また、2組とも大型ゆえに、どうも落ち着きません。贅沢な悩みですが、逆に悩みが増えてしまいました。

また、音的にも2組は、共に違う良さがあります。オートグラフは、低域の支えのある豊かな音であり、ヨークは、美しい高域を持っています。

しかし、滅多にないモニターゴールドの音を聴き、タンノイの音作りの良さを知ったことは、良き経験になりました。しばらくは、悩みながら楽しんでいきます。いずれ、どちらか1組にしなければならないと、思っています。ヨークで新しい音作りをするか、オートグラフに戻すか、むずかしい判断になりそうです。しばらくは、現状維持でいきます。これからもよろしくお願い致します。

引用して返信編集・削除(未編集)

SME3012もどきの制作

新年早々地震と航空機事故で大変なお正月になってしまいましたね。能登の皆さんの生活が早く落ち着くことを心より願っています。

以前にカートリッジを変えた事をお話しをしましたが、外しておいたベンツマイクロ ACE-Lを久しぶりに聞いてみました。音の出た瞬間にアレと思う程以前気になっていた高域の癖は感じなくなり、高域の分解能と低域の分離・弾む感じが出てなかなかでした。多分スーパーツイーターの変更と、これに合わせたSPの位置調整が功を奏したのだと思います。そんな訳で少し欲が出てこのカートリッジも使いたくなり、壊れたままだったSME3009impを利用してサブアームを作る事にしました。ついでにベンツマイクロの針圧が2g程なので、アームを延長をして3012様に少し慣性を増やす工夫もしてみました。アームの延長にはAmazonで探した薄い黄銅チューブを使い、配線はオヤイデで見つけた内部配線キット(モガミの最細の線)、アームの延長に伴う錘の増設には持っていた音の良いスパイク受けを工夫して接着(写真の黒い部分)しました。作っていて分かったのですが、SMEのステンレスアームは見た目には分かりませんが表面に硬い絶縁塗装してある様です。この点は注意しないとアースの取り付けに問題が生じます。アクリルで作る予定の台座がまだ出来ていないので試聴には少し時間が必要ですが、久しぶりにオーディオの工作を楽しんでいます。出来上がったらまた投稿させて頂きます。

引用して返信編集・削除(未編集)

KANさんお久しぶりです。
(出てきたついでに・・FUKUさん、van Ardenさんもお元気ですか?)
開業してまだ落ち着いていませんがこちらを覗いてみました。
SME3012もどき作成、さすがです。BenzMicroも活躍なのですね。
どのような音がするのか一度拝聴したいものです。
私の103改造も一時期BenzMicroのような姿になりました。
詳しくはまた後日ご報告いたしますが、静かに(?)音を再生してくれるようになり
家内からのクレームがほとんど無くなりました。
KANさんの今後の挑戦・報告を楽しみにしております。
(近況画像は削除しました)

引用して返信編集・削除(編集済: 2024年06月08日 11:11)

FUKUさん、温かいコメント有難う御座います。オーディオのベテランなどと言われると赤面してしまいます。

1970年代のオーディオ狂想曲に乗って自作のスピーカーから始めた趣味が50年続いている、それだけです。なんとか工夫して良い音楽を出来るだけ安価に良い音でと四苦八苦している内に50年が過ぎてしまいました。学生時代のシステムを思い起こすと、少し贅沢になってしまったかなと思う事もありますが、でもオーディオの趣味は素晴らしいです。夜中に自分のために一流の音楽家が目の前で演奏してくれるのですから。

よく調整された300Bで鳴らすオートグラフ。宗教曲は声楽は、そしてジャズはどんな風に音楽を奏でるのだろう。想像してるだけでワクワクします。ここに来られる皆さん、それぞれのシステムで工夫しながら御自分の音楽を鳴らされて楽しんで(苦しんでかな ^_^)いるのでしょうね。

アームは問題なさそうで、ACE-LとAT150saの比較を楽しんでいます。前者は学究肌、後者は大らかな夢想家? 今はアームが裸では危険なので、これに被せるハードケースを作っています。皆さんのオーディオライフの様子などお聞き出来たらと期待してます。

引用して返信編集・削除(未編集)

KANさん
2回に渡るアームに関する投稿ありがとうございます。

KANさんは、音作りの要であるタンノイとA級のアンプを良品でかため、基本の音作りをされて、他は自分で工夫できるオーディオの工作の楽しみをこつこつされて、色々な方向からタンノイの音作りされる姿は、さすがにオーディオのベテランだと思っております。また、アナログの良さは、CDにはない、音の自然さとなめらかさにあります。画像を見ますと、ロングアームへの改善がうまくいっていて、ダブルアームの出来もよく、美しさも十分で、ショートとロングのアームを楽しまれている姿が伝わってきました。また、いつか、相互訪問ができたら良いですね。

 オーディオの楽しみは、自分でできるところは自分で工夫して、それが音の向上につながる喜びは、他では得られない喜びがあります。わたしも、スピーカーのベース作り、CPトランスポートには、ブチルゴムのインシュレーターを使用しています。わずかですが、音が変わるのを体験すると、とても嬉しいものがあります。

私の方もKANさんの音作りの影響を受けて、音作りをしてみました。昨年末、300Bアンプの修理後、300Bの真空管アンプらしい、やさしい音で満足していました。しかし、最近、どうも音がこもって聴こえるのです。全体的に音がぼやけて聴こえるのです。ボーカルの口が大きくなっていました。

早速、今年初めての音作りを再開しました。まずプリ・メイン間のケーブルを、SAEC1803にし、カンノアンプの6SN7を東芝の球に交換しました。そしてスピーカーのセッティングでまとめていきました。すると、やっとあの抜けのよい爽やかな秋晴れのようなタンノイの響きが、鳴り出しました。楽器の音が生々しく響いています。ピアノやシンバルの音の余韻の美しさが引き立ちます。やはり、時には音作りが必要と思いました。やはり、オーディオは日々、細やかな音作りをしないと、満足する音は聴けないようです。

引用して返信編集・削除(未編集)

続けての投稿ご容赦下さい。

やっと音出しにこぎ着けました。台座は当初予定のアクリルでは大変そうなのでランバーコア材で作りました。特に問題なく音は出ています。ハムを拾うのが心配でしたが、常時聴く音量では背景もよく抜けハウリングマージンも28dbなのでSNも問題なさそうです。さて音質ですがSME3012もどき+ACE-LではBenzmicroの特徴とMCの特徴をよく拾っている様に感じます。後方の音場深さと音の締まりがよく各楽器や個々の歌い手の分離が高く感じられます。低域の締まりが良いせいかジャズと教会録音の宗教音楽が綺麗で驚いています。ソフトによっては少し神経質に感じるかもしれません。これと比較するとSME3009imp+AT150saは全てに大らかで、各楽器や音声もやや太めでオールマイティに聴きやすいのがよく分かりました。今日は音出し初日なのでやっと出来たことのバイアスもかかりそうです。もう少し聴き込んで判断すべきかも知れませんが取り敢えずは安心しています。

仙台ではインフルエンザの流行が酷くなっています。皆さんもどうぞお身体に気を付けて下さい。
FUKUさんやこのサイトに来られる皆さんにこの音を聴いていただけたらどう判断されるのだろうか?などと取り止めのない事を考えています。そう出来たらきっと楽しいでしょうね。

引用して返信編集・削除(未編集)

音出し開始しました

タンノイヨークの音出し開始

皆さま、お便りありがとうございます。やっとタンノイヨークの音出しを開始しました。

まずは、タンノイヨークの音が正常であるかどうかの確認が必要なので、音出しを開始しました。
あわてずにエージングをすべきだと考えて、小音量で1時間ほど鳴らし、スピーカーが、左右とも
低域も高域も正常であることを、確認しました。

次は、ボーカルをかけて、いよいよ平行法によるセッティングでの音作りを開始しました。
タンノイヨークの位置は、2組のタンノイを鳴らすためには、平行法だと考えて、そして、
まずは、低音の鳴り方が大切です。低域はオートグラフでは、とても苦労しましたが、
このヨークでは、バスレフ型のために、抜けが良くて嬉しくなりました。そして次は、
音像を中央に作るために、SPの左右の間隔を広げたり狭めたりして動かしていくと、
左右の間を93cmにしたところで、くっきりと音像が浮かび上がりました。すると
、やっとオールドタンノイらしい艶のある高域で、鳴り出しました。しかし、
まだしっくりとは鳴っていず、ばらばらのユニットだけの鳴り方です。

次は、タンノイヨークを、オーケストラをかけて、音量を上げてエージングしていき、
セッティングをしながら、ユニットから鳴っているだけの音から、脱却を考えて、音を追い込んでいきます。
すると、スケール感があり、やっと分厚い低音が出てきて、楽器の合奏の響が生まれてきました。
そして、ピラミッドのバランスの音が、できてきました。今までは、低音が詰まったバラバラな感じでしたが、
今回は、中高域が伸びやかであり、セッティングを繰り返しやるなかで、この音だという音を聴けるまで動かします。

今回は、この低音の重心を下げると、もやもやした音から、中高域に透明感が出来てきます。さらにセッティングを
追い込むことで、箱から音は離れて鳴り出しました。音が空中を漂いはじめます。すると、まるで、別物の
スピーカーのような鳴り方に変わってきて、とても、美しく品のある音を聴かせてくれました。
やっとオリジナルらしい音が聴けてきました。
やはりセッティングの重要性を学びました。

引用して返信編集・削除(未編集)

ホルンの音

お久しぶりです
今年の春は短く、すぐ初夏のような気候になりましたね
メンデルスゾーンの無言歌集に「五月のそよ風」があります、私のとても好きな曲です
そう言えば日本でも「風薫る五月」と言いますね、初夏の風は魅力があるのですね

 私もみなさまと同じで、音の調整をやっているのですが、年金生活では手許不如意で
あれこれ欲しいのですが思うようになりません
ここだけの話、私の年金は「三十俵二人扶持」です(笑)

 写真のCDは、横顔でおわかりのように、ゲオルク・ショルティ指揮ウィーンフィルによる、ワーグナーの楽劇です、全部で31 CDです、この全集を買ってわかった事は、私はワグネリアンではないという事でした、ではなぜ買ったかというと、五味康祐氏がステレオサウンドの試聴室でショルティ指揮、ウィーンフィルによるパルシファルを聴いたとき
SPが鳴り出すと、同氏は恍惚状態にあったそうです、SPはどうもコーネッタのようです
また、コーネッタはⅢLZを最も上手く鳴らす箱だとも書いているわけですね
 普通ⅢLZはレッドかゴールドをさすようですね、コーネッタの時代のユニットはHPDですから五味氏が聴いたのはHPDではないかと思います、私もパルシファルを聴きたくなりこのセットを買った次第です、五味氏の時代はレコードでしたが輸入盤で探すのも大変ですからCDにしました、
 デッカの黄金時代、レコーディングディレクターのジョン・カルショーが在籍していたころ、オーディオで楽しむ楽劇を、ということで企画されたようですが、さすがに音質は秀逸だとおもいます、肝心のパルシファルですが、うちのタンノイでは恍惚状態にはなりませんでした、もっとも、五味氏の好みの音はパルシファル冒頭のほかに、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番の第2楽章ですから、弦楽器によるむせるようなハーモニーがお好きだったようです
 そして、ラインの黄金を聴いたときですが、冒頭シンセサイザーのような低音のあと、
ホルンが鳴り出して複数のホルンになるわけですが、これは、ワーグナーのホルンだとおもったわけです、それほど印象に残る音色でした、周知のとおりウィーンフィルのホルンは
原則ウィンナホルンを使用しているそうです、やはりフレンチホルンとは音色が違うのでしょうか
 指揮者のクリスティアン・ティーレマンがウィーンフィルと来日して、サントリーホール
でブルックナーの7番を演奏したライヴ録音を聴くと、第1楽章の終わりに聞こえたのは
ラインの黄金のホルンとおなじ音色でした、ほかのCDやレコードでも聴いてみましたが
それらしく聞こえるものもあれば、そうでないものもありました、私の記憶ではウィーンフィルのティンパニーは山羊の皮が張ってあるそうです、ティーレマンが楽友協会大ホールでベートーヴェンの第7番を演奏したライヴ録音を聴くと、第4楽章で聞こえるティンパニーは、少し鈍く聞こえます、樹脂製品を張ったように、切れよくは聞こえません
こうした、楽器による音色の違いは、色づけの強いといわれるタンノイでも、判別できるこ
となのでしょうか
 オーディオ評論家の評価する、ノンカラーレーションのシステム、つまりB&WのSPを
アキュフェーズのアンプで鳴らすと、この音色の違いがはっきり識別できるのでしょうか
ホルンならそれらしい音で鳴っていれば良いというものでもないように、おもいました

 KANさんお久しぶりです、相変わらず調整されているようですね、スッキリした再生は
魅力がありますね、

 FUKUさんお久しぶりです、レクタンギュラーヨークを設置されたのですね、おめでと
うございます、これから色々とご苦労もあるとおもいますが、楽しみでもありますね
はやく、オールドタンノイが楽しめるようになるといいですね


引用して返信編集・削除(未編集)

影なびく星さん、お久しぶりです。

最近は音の調整が1とすると音楽を聴くのが9と言う所です。持っているソフトで、ワグナーはヴァリキューレの騎行などの入ったLP数枚とショルティーの指輪のCDなどですがなかなか聴く機会はありません。私もワグネリアンにはなれそうもありません。ノンカラレーションのシステムで聴くホルンの音、難しいお話しですね。友人に影なびく星さんの挙げられたスピーカーの最上機種にアキュフェーズを付けた人とエソテリックを付けた人がいますが、いずれを聴いても解像度や立体感の良さは分かるのですが、いつの間にか好みはRHRに戻ってしまいます。これは各自の音の好みの問題で有りながら、結構音楽を聴く姿勢に関係する様な気がしています。ただごく最近にB&W800の最新機種と最上級のエソテリックの組み合わせで、生のポリーニのピアノ演奏と彷彿とさせるような音楽を聴く機会がありました。

お話の中にコーネッタのことが出てきましたが、日本で言われているいわゆる「幻のコーネッタ」は、Stereo Sound誌の企画でlllLZを最高の音質で鳴らすことを目的に、1976年に三菱電機郡山製作所と井上卓也氏が共同で設計製作したフロントホーン+バスレフのボックスにlllLZを入れたものを指している様です。詳細はStere Sound誌の特集TANNOYに設計図と制作過程が載っております。亡くなった瀬川冬樹氏のお話では純正?「Tannoy Cornetta」は米国Tannoyのみで販売され、レクトアンギュラータイプとの事ですので、この形式のCornettaとは異なると思われます。以前フロントホーン+バスレフのボックスにTannoyの同軸ユニットを入れ、日本の会社からオートグラフMID (Tanno社のミニオートグラフとは全く別物)として販売されたものが有りました。形式や大きさはStereo Sound誌に掲載された設計図とかなり似たものです。少し聞いただけですが音は素晴らしいものでした。実は数日前に某再販店にかなり酷い作りの自作上記ボックスにlllLZの入ったものが”純正”Tannoy Cornettaとして高額で売られていたので、TANNOYを愛するものとしては看過できず、店員に上の様な説明をして表示を直すよう話した(すぐに直してくれました)ので帰宅してから改めて確認した次第です。影なびく星さんこの辺の経緯で私の記憶違いや間違いがあるかもしれません、別の情報など有りましたら是非教えてください。

FUKUさん、レクトアンギュラーご購入おめでとうございます。その後の様子また教えていただけましたら幸いです。

引用して返信編集・削除(編集済: 2024年05月09日 09:37)

影なびく星さん

お便りありがとうございます。

相変わらず、熱心に音楽に耳を傾けておられるのを拝見し、とても励みになります。
ところで、ワーグナーの楽劇は、確かに、レコーディングディレクターのジョン・カルショーの録音は、
素晴らしいと思います。各楽器の音が実に鮮明に録音されており、驚くばかりです。また、ホルンのお話は、
とても勉強になりました。

私もいくつか写真のようなワーグナーのCDボックスを購入してみました。影なびく星さん同様、
ワグネリアンではないと思います。あまり何回も聴くようには、なりませんでした。
しかし、1年に1回程度は聴きたくなります。

ところで、私の、スピーカーの件ですが、長年看板の国産オートグラフを聴いてきており、
一度は自分の部屋で、タンノイのオリジナルのモニターゴールドを聴いてみたくなり、
偶然にもレクタンギュラーヨークとの出会いがあり、何とか工夫して設置しております。
まだ、来たばかりですので、今のところ正常に鳴っているのを確認したばかりです。
これから、オールドタンノイの音を、聴いて楽しむつもりです。よかったら、
レッドをお持ちの影なびく星さんにアドバイスを頂けたらと思っております。

どうぞ、これからもよろしくお願いいたします。

引用して返信編集・削除(未編集)

レクタンギュラーヨークがくる

5月連休を前にして、私のオーディオルームに、大きな変化がありました。

私は、先日のオーディオの友人宅訪問で、数年ぶりに、レクタンギュラーヨークを友人宅で聴いて、
オールドタンノイの音が聴けたことが、とても気になっていました。すると、先日、久しぶりに見た
オークションで、手ごろな価格で出ているレクタンギュラーヨークがありました。そして、軽い気持
ちで、予算を決めて入札したら、何と落札が決まってしまいました。

その後、運送されて、あれよあれよという間に、オーディオルームに、到着しました。思いがけない
展開になり、私自身、かなり驚いています。今まで、まったく予想しない、新旧のタンノイに囲まれ、
嬉しいやら、困ったなという複雑な心境です。

前方にはオートグラフを置き、ヨークは、幸い場所を、左側のレコードの棚を整理して、左側にコン
パクトにセットし、お互いに音の干渉しないように配慮しました。

短時間に話がまとまり、あれよ、あれよという内に、部屋に並び驚いています。よく見ると、初期の
霜降りネットで、ユニットはモニター・ゴールドの15インチです。古いが、貫録のある雰囲気があります。

まずは、私の部屋に、レクタンギュラーヨークがやってきて、取り敢えず設置したことを、報告をさせて頂きます。

これから、また、レクタンギュラーヨークという、バスレフの箱のタンノイに関して、皆様から、設置の方法、
ケーブルの違いなど、色々と、経験上の音作りのアドバイスをいただけたら、うれしいです。まだ、戸惑っています。

引用して返信編集・削除(未編集)

Praslinさん、

レクタンギュラーGRFの設置の詳しいお話ありがとうございます。

交差法と平行法の違いは、とてもわかりやすく勉強になりました。また、確かに、兄がGRFで、弟がヨークといえますね。きっとPraslinさんのレクタンギュラーGRFの音は、非常にきれいで、柔らかい響きで、鳴っていると思われます。

私の場合は、まだ、タンノイヨークを設置して日が浅いです。まずは、最低1か月は、きちんと聴いて、音を育てていきたいと思っています。私のタンノイヨークの音は、前の持ち主が大切にされていて、あまり大きな傷や染みもなく良い状態を保っていたようです。ただし、最近は、あまり鳴らされていなかったようなので、今、ゆっくりとエージングを静かな音で鳴らして、タンノイヨークの音を楽しんでいる段階です。しかし、わずかな日時の試聴でも、オールドタンノイらしいセンスある音を持っている兆しは、聴かせてくれています。

まずは、教えて頂いた、平行法と交差法を、これからやっていくつもりです。
そして、音像がどう変化するかを、楽しみながら音作りをしていきます。
アドバイスありがとうございました。

引用して返信編集・削除(未編集)

FUKUさん

 レクタンギュラーヨークの導入おめでとうございます。並べ置かれると改めてオートグラフの巨大さがわかります。

 レクタンギュラーヨークはレクタンギュラーGRFと箱のタイプの違いから奥行きが違いますが、前から見たときのサイズが同じで、特に我が家のものはサランネット部がレクタンギュラーヨークの流用か思われる木枠付きなので、性格の違う兄弟のように感じています。なぜ同時期に同サイズでバスレフとバックロードホーンを作ったのか意図が知りたいですが、音作りや嗜好の方向性によるニーズに応えるためと考えるのが自然でしょう。そう考えると同じ置き方をしただけで箱による明らかな音の違いが実感できるように作られているのか、ユーザーの方向性の違いから同じ置き方をされるはずがないという前提で作られているのかという疑問が出てきます。そこで兄弟(?)のレクタンギュラーGRFの設置を参考にお知らせします。ただ前述の通り同じが良いのか逆が良いのかわかりません。
 と言っても今までお話ししていますので新しい話はないのですが、特徴的なのは平行法での設置です。大きさから交差法はなかなか難しかったのですが、試行しながら平行法で落ち着いています。交差法は正三角の頂点から外れると音が外れた方のスピーカーの方に極端に寄りますが、平行法はほぼ音像が(中央ではなく)正面にいるように感じます。改めて考えるとランカスター15”MGの時は交差法にしていました。平行法にしたこともありましたが何か物足りず、音像ががはっきり感じられる交差法に落ち着いたと思います。これがバスレフとバックロードホーンの違いかと言われたらわかりません。逆に経験豊かなFUKUさんの結果を参考にしたいです。

 先日、能楽の生演奏と同じ舞台のライブ配信画像を見る機会がありました。生では笛、太鼓、鼓の音が鼓膜を直撃するように鋭く痛かったですが、ライブ配信の音には生演奏との距離感までボリュームを上げてもその鋭さはありません。録音の問題か再生装置の問題かわかりません。生演奏の音こそ再現すべき音のなのでしょうが、今回の生演奏のような音は私の求める音ではありませんでした。しかし生を聞くとライブ配信の音が物足りないのも事実です。まだまだ修行は続くようです。

引用して返信編集・削除(未編集)

大地アースの効き目を検討

今日は花冷えで仙台は小雨で13℃、ストーブを焚いてダイアナ クラールのジャズを聴いています。

最近は仮想アースなるものが話題ですね。友人もこれを複数購入してSPの陰極に繋いだり、コントロールアンプに繋いだりと忙しい様です。原理不明とのことで私は手を出していませんが、これとは別にアンプのシャーシ電位はいつも気になっていました。私の使用しているプリとパワーアンプにはアース端子が備わっていますが、Luxmanの技術部門に問い合わせたところ、現在使用しているプリアンプもパワーアンプもケースが渦電流防止などの設計がされているためこれに大地アースは特に必要なく、XLR接続でない時に機器同士を接続するために使うとの事でした。今は全てXLR接続ですので、RHRのユニットシャーシから取ったアース(これは時に危険ですので自己責任です)だけパワーアンプのアース端子に繋いでいました。でもいつもプリとパワーアンプのシャーシ電位変化は気になっていました。そこで庭に周囲を炭の粉で囲んだ50cm四方の銅板アースを埋め、更に追加して長さ1mの太い銅製の打ち込みアース棒を併用し、きちっとした大地アースを作りました。これを長さ1.5m程度の太い銅線でパワーアンプのアース端子に接続してみました。アースのアンテナ作用を避けるため、アース線のアンプ側には念の為フェライトコアの高周波ノイズフィルターをかませました。ループアースを避けるためパワーアンプのみに接続です。接続はXLRですのでこれで SACD ・フォノアンプープリアンプ−パワーアンプ−アース が一本の直列連結で繋がった筈で、シャーシ電位は全ての機器でほぼ0(大地電位)に近くなったと思います。さて音の変化ですが大袈裟ではなく苦労が全て報われる様な変化でした。空間の表現の深さや静けさ、ボーカル、楽器の位置や音の分離、音の質量を伴った質感と繊細さが確実に上がった感じです。1週間聴いてみても変化は無くシステムの安定感も増した気がします。アースは時にノイズ源にもなるし、不用意に用いると、気が付かずにループアースになっていたりで曲者ですが今回は大正解でした。

この数週間の、労力は必要だが費用のかからないオーディオ調整でした。この作業で腰痛が増えましたが、音質の改善とのトレードと思って納得させています。閑話休題です。

引用して返信編集・削除(編集済: 2024年04月24日 15:03)

FUKUさん、暖かなコメントありがとうございます。
オーディオは苦労もありますが一生涯楽しめる素晴らしい趣味ですね。70数歳の高齢に鞭打って重い機器を動かしたりアースを作ったり、腰痛や腕の筋肉痛が起きても自分が納得して集めた機器が素晴らしい音楽を奏でてくれたらそれで全てチャラです。音楽を楽しみながら、少しずつ少しずつ自分の好きな音を求めてゆく愉悦と苦労?飽きることはありません。今のシステムの限界がどの辺にあるのか分かりませんが、これ迄の工夫への反応を見ると多分もっと高いところだと思います。

FUKUさんの御友人が持ってられるレクトアンギュラーヨークは、私が学生時代にあこがれた機種です。当時は学生の身でとても手が出ませんでした。この頃は(もう50年以上前ですが)、巷の電気店にも高級オーディオ機器があふれ、大学帰りに立ち寄ったオーディオ店や京都河原町の音楽喫茶でこの機種を良く聴かせてもらっていました。FUKUさんの言われる高域の輝きも良く覚えています。私のRHRはOld TANNOYとmodern TANNOYの端境期にあるユニットを使っていますが、あの輝くような高域とはまた一味違った音質です。Arden MK-IIの時に感じたTANNOYの高域調節とは少し違った工夫が必要なようです。

50年以上続けてきましたが、これからもこの趣味を大切に楽しんで行きたいと思っています。
季節の変わり目で体調など悪くされませんよう、FUKUさんはじめ皆さんのご投稿を楽しみにしています。

引用して返信編集・削除(未編集)

KANさんへ

KANさん、いつも音作りに関する、お便りありがとうございます。きちっとしたアース棒を作り、実りある音作りが一歩進みましたね。おめでとうございます。KANさんの文章を読み、まさに、良きオーディオの道を歩いておられると思います。中型のタンノイのスピーカーとラックスセパレートのアンプに信頼をもっておられ、日々音作りをされる姿を拝見し、私は、多くの大切なものを教えて頂きました。

KANさんの、自分に与えられたオーディオ機器で、まず、楽しもうと考えと行動は、とても良いと思います。確かに音作りは苦労するが、楽しもうと考えたら、スムーズにいくことが多いのです。スピーカーの選択も、とても上手です。タンノイのこれだと十分に音楽を聴けるだろうという直感で、RHRを買われております。このバックロードホーンの音がとても良く、豊かな響きもだせるのです。また、アンプもメーカーの安定したセパレートアンプで、実にバランスのとれた組み合わせですね。それでいて、細かい部分で、音作りされる姿は、とても良い方向に音が向かうと思われます。

私は、先日、友人の家を訪問しました。サブに置いてあるタンノイのオリジナルである、レクタンギュラーヨークで、モニターゴールド15インチの音を、数年ぶりに聴いてきました。

やはり、新しいタンノイはフラットな音ですが、オールドタンノイは、音色が違います。特に高域がとても輝きというか艶みたいなひびきがあり、独特の音色をもっていて、弦・ボーカルは、音量を上げなくとも、静かに聴けました。そして、驚くことにJAZZが、切れがあり、躍動的に鳴っていました。このタンノイの音も好きだと思いました。たまには、他のオーディオを聴くのも、良い勉強になると思いました。

どうぞ、これからもよろしくお願いします。

引用して返信編集・削除(未編集)

アンプ類を入れ替えました。

利根のオオタカさん、FUKUさん、みなさん、ご無沙汰しています。

 以前、利根のオオタカさんに古いアンプとの付き合い方について、私なりの意見を述べましたが、その後パワーのノイズが気になり修理に出しました。それまで故障するたびに妻から「古いアンプを使うのをやめて新しいのにしたら」と言われてきましたが、数年毎の2〜3万円の出費を考えると妻の意見もごもっとも。アイソレーショントランスを使えばもっとキツイ音になるはずで、そうならないのはプリかパワーの能力に問題があるのではとの話もあり、妻の賛成も得られそうなので、この機会に30年使ったプリとパワーを思い切ってトレードに出して機材を入れ替えることにしました。
 入れ替えたプリは、ALLEN&HEATH XONE:96のアナログミキサー、パワーは30000円余りのアナログアンプTHOMANN S-75 MK2です。ケーブル類も交換し、プレーヤー類とスピーカー以外全て変わりました。パワー〜スピーカーは1.2mmのAE線片側100m(50円/1m)で繋ぎ、これを切りながら音の焦点を探し52mで日本人歌手(福原美穂;LOVE〜winter song〜)の声が出た瞬間飛び上がるような音が出ました。気に入った音が出て思わずスピーカーに目が行くことはありましたが、飛び上がったのは初めてです。私方のRectangular GRFは最前列で聞くような音と表現したことがありましたが、私の好みにぴったりの音になりました。もう機材に疑問を感じて迷うことはないと思います。これからはCD等のソフトに力を向けたいと思います。
 利根のオオタカさんには古いアンプを修理を楽しみにしながら長く使っていることをお話ししましたが、舌の根も乾かぬうちに機材を入れ替えることになり恐縮です。しかしメインはあくまでTANNOYのスピーカーであり、納得いく音を引き出すためには真空管ビンテージアンプに固執することもないと思い決断しました。

 今年もあとわずかです。それでは皆さん良いお年を。

引用して返信編集・削除(編集済: 2023年12月29日 17:21)

FUKUさん、コメントありがとうございます。

 私は今回の機材入れ替えで、アーティストやエンジニアが聞かせたい音は、CD等に完成形として入っており、それをそのまま引き出すことが自分の音作りであると思いました。
 以前、市内の駅で「街角ピアノ」のような企画があったのか、構内を歩いているとピアノの音が聞こえました。それはすぐスピーカーから出る音ではない生演奏であることがわかる音です。良い音ではなくピアノのCDをこんな音で聞きたいわけではありませんが、元々こんな音で録音され、その雰囲気が再生できるなら、それはそれで良し。そのCDはまた聞きたくなると思います。最近、YouTubeで卒業式で卒業生が歌う「旅立ちに日に」にはまり、卒業式の雰囲気を楽しんでいます。
 逆にライブではなくオーディオでの再生のために作り込まれた音は景色が不自然で違和感を感じます。そんなCDは聞かなくなると思います。
 そんなのは音作りではなくポンと置きの垂れ流しだと言われそうですが、今のシステムはそれで良いと思わせます。

 


 では今後ともよろしくお願いします。

引用して返信編集・削除(編集済: 2024年03月26日 11:00)

Praslinさん、音作りに関するお便りありがとうございます。

新しいシステムで鳴らす、オールドタンノイが、非常にうまく鳴っている姿が目にうかびます。こだわりの「音の焦点」に関する説明を興味深く読むことができました。

鳴らすのがむずかしいタンノイのスピーカーを、新しい視点で、アンプの使い方、試聴時のソースの紹介、ありがたく思っております。独特のケーブルの使い方、音のまとめ方、私の知らないオーディオの世界を一気に公開くださり、感謝しております。

音作りは、人それぞれの世界があります。タンノイのスピーカーを、各自が経験と工夫により、その人しか鳴らせない音の世界を持っています。それは、これが一番というものではなく、いかに細やかな努力を積み重ねることで、実現できる音の世界です。
 
私の方は、今更ながら、オートグラフのもつ深い低域の鳴らす方のむずかしさに、今もてこずっています。厚みのある低域は心地良いのですが、こだわり過ぎると全体の音がこもりがちになり、引き締めるとタンノイの良さが減少してきます。その兼ね合いのむずかしさを感じています。

今後とも、よろしくお願いいたします。

引用して返信編集・削除(未編集)

FUKUさん

 新しいシステムによる報告をします。長文になりますがご勘弁ください。

 まず、この書き込みを読まれた方がプリとパワーを同じにしたら同じ結果になると誤解されるといけないので、正確に私方のオーディオ環境について説明しておきます。

 スピーカーはTANNOY Rectangular GRF 15”モニターレッド、インシュレーターは例の一合桝インシュレーターです。
 電源はリフォームの機会に100Vのまま壁コンセントをパナソニックの非メッキ壁コンセントWN1512Kに変えてアース工事をしました。さらにアイソレーショントランス「ギターリスト電源600W」をつけました。
 プレーヤーは、デジタルにあってはハードディスクに取り込んだAIFFをMac mini(OS10.14.6)で再生、音楽ソフトはiTunesです。PCの電源コードは非メッキメガネ電源ケーブルでギターリスト電源100Vから取っています。PCからミキサーのUSBにunibrain USBケーブル20cmで入力しています。以下この音をデジタルと称します。
 アナログプレーヤーはDENON DP-47FでカートリッジはDL-103、昇圧トランスはDENON AU-305で、付属のカートリッジリード線、ケーブルのまま昇圧トランスおよびミキサーのphonoに入力です。
 ミキサー~パワー間はBELDEN 88770:XLRメス銀-XLRオス銀ですが、録音時に使われたMOGANIのケーブルを使って日本人の地声に近い歌声で聞かなければ「音の焦点」はわからないとのことで、MOGANIでつないで調整し、普段使いは何でも聞けるようクセがないと言われるBELDENにしています。
 ミキサー、パワーともWATTGATE社シールド電源ケーブルでギターリスト電源115Vから電源を取っています。
 パワー~スピーカー間はAE線1.2mm長さおよそ51mです。この長さ付近で「音の焦点」が合うようです。前の真空管アンプ時代はBELDEN 88760でしたが、アイソレーショントランスを使うと音がキツくなりすぎ、それを緩めるにはAE線しかないとの情報からスピーカーケーブルも交換しました。
 以上のように、「音の焦点」を提唱するショップが勧める機材で環境を固めています。ちなみに私方のアイソレーショントランスやケーブル類は新品で揃えても10万円でCDが数枚買えるくらいのお釣りがあると思います。

 音のついてのレポートです。テストはミキサーのゲイン調整して音量を同じくらいにして、PCの「ファインダーを終了」して聞きました。ミキサーはXフェーダーで簡単に切り替えができるので比較に便利です。ミキサーの各ボリュームはいじっていません(よくわからないので)。以下の曲は同じ録音のCDとレコードで試しました。

  松田聖子:レコード(MASTER SOUND盤)とベスト盤CDから 「白いパラソル」「天国のキッス」
  聖子さんの曲は同じ音源のレコードとCDがあるので比較が容易です。真空管アンプと石のアンプに変えても変化がわからない鈍い私でも、明らかな違いがわかりました。
  レコードに比べるとデジタルの方がレンジが広くなり低音から高音までピークが鋭く、しかも背景はクリアです。これを硬いとか、解像度が高いとか輪郭がはっきりしているというのでしょうか。
  機材を変えると前の音をすぐ忘れるのですが、レコードは最初聞いたときに違和感がなかったので聞き慣れた今までの音ということでしょうか。デジタルに比べるとナローレンジで音のピークが丸く柔らかい感じです。ミキサーのトーンコントロールで中高音をあげてデジタル風にすると、音の背景にカセットテープのヒスノイズのようなものが出てクリアな感じが失せます。
  
  福山雅治:デジタルとFM「聴き逃し番組」録音から  「桜坂」
  吉田よしみ(現天童よしみ)デジタルとレコードから  「大ちゃん数え歌(いなかっぺ大将)」
でも同様です。
  Youtubeの「白いパラソル」は、レコードをトーンコントロールでデジタル風にしたような音に聞こえました。
  音像が現れると言われますが、島谷ひとみ『亜麻色の髪の乙女ウクレレバージョン」ではデジタルの音は像というより、息遣いまで目の前で現実に歌っているように聞こえます。
  
  日本の歌はデジタルが圧倒しています。じっくり聴き込むまでもなく、妻に聞かせてフェーダーで音を切り替えた瞬間にデジタルを選ぶくらい明らかな違いがあります。パッと明るくなりクリアになる感じです。

  ルービンシュタイン レコードとデジタルから 「ピアノ協奏曲第1番ホ短調作品11」   
  レコードに比べデジタルの方が高音低音共にレンジが広がりクリアに感じますが、ポップスほどの差はありませんのでレコード特有のパチッという音をレコードの雰囲気として楽しむかデジタルのクリアな音で聞くかの選択だと思いました。

  ジュゼッペ・ディ・ステファノ レコードとデジタルから 「CATARI CATARI」「Torna a Surriento」
傾向としてルービンシュタイン同様です。声はポップスほどトーンが下がりませんが、やはり明らかな差があります。日本のポップスほどの差を感じないのは、オペラ歌手が声を楽器のように使うからでしょうか。

  このシステムではレコードにしろデジタルにしろ記録された音がそのまま出ている感じです。ユーチューバーの方が、このミキサーの音を機材を調整する前に基準として知っておいて良い「揺るぎない音」と表現されていましたが、デジタルについてはその通りだと思います。私としては、調整するたびに音が変わると好みの音になっても将来「待てよ?」と思う可能性を否定できませんが、記録された音がそのまま出ていると感じられればその余地がないと思えます。
  
  聴き比べた結果、ソフトを全てデジタルに入れ変えたいというところです。レコードはアナログの雰囲気や若い頃の思い出を味あうためにかけてみたいので処分は考えていませんが、音楽ソフトの新規購入はCD主体でいきたいと思います。

引用して返信編集・削除(編集済: 2024年03月20日 21:04)

Praslin様 

 アンプの交換の報告ありがとうございます。
オールドタンノイは、真空管アンプだと思っている人も多いとおもいますが、
私自身は、トランジスタアンプでも、その工夫しだいで、楽しめると思っています。

 プロのミキサーアンプに、シンプルながら素直な音のメインアンプを加えたことで、
正にスタジオで聴ける生々しい音で鳴っていると想像しています。
オーディオ評論家が、すべて正しいわけではなく、音は各自が工夫して作りものだからです。

 タンノイでも、新鮮な音を再生できると信じています。それが、
この組み合わせの妙だと思います。様々な音のタンノイがあってもよい。
そして、ケーブルを長く使い、音にゆったりとした響きを持たせたことも、
なかなかの高度の使い方だと言えます。

 もしも、今のアンプが壊れたら、ぜひ候補にしたいと思っています。
見かけでなく、音作りは、耳でするもの、素直であり、鮮明でありながら、
十分に音楽のこころをみたせば、これも素晴らしい組み合わせだと思います。
また、今後聴きこまれ、色々なソースのようすを、よかったらお知らせください。
私の、この組み合わせに、多いに関心があります。

それでは、良いお年をお迎えください。

引用して返信編集・削除(未編集)

RHRの手入れワックス

仙台はいっときの春が過ぎて、また雪と寒い日が続いています。皆さんいかがお過ごしですか。

今日は少しでも皆さんのお役に立つ情報を届けたいと思い投稿しました。少し投稿が続いてしまいましたがご容赦下さい。
TANNOY愛好家の悩みの1つに木製ボックスに使うワックスが有ると思います。私もArdenを使用していた時からこれが悩みで、少し高価でしたが中古のTANNOY純正ワックスを探して購入していました。しかし、これは時間と共に成分が分離して固まったりニオイがきつかったりと結構使用に苦労しました。しかもこれを使っていたのに突板が浮いてしまい苦労しました。さて本題です。購入に必要なので少し製品の実名などを入れますが、私は決して企業の回し者ではありませんので、その点はご了承ください。今使用しているのはAmazonで探した「未晒し蜜蝋ワックスのCタイプ」と言うものです。三重県のご夫婦の小さな有限会社で作ったアレルゲンを含まない自然素材のワックスの様です。私はリビングの床にも使うので1リットル缶を買ってしまいましたが、良く伸び無臭で床とRHRに使っても使用量はほんの少しで済みました。多分この半量でも多過ぎで、年に一回塗れば良いとのことで一生使っても使いきれ無い量でした。撥水性が有りしっとりとした艶が出るのでとても気に入っています。同じ会社からその後の手入れ用の液体ワックスも出ており、一度塗った後はこれを水で薄めて月に一回程度拭いています。もしこの事で苦労されている方がいらしたら試しても良いかも知れません。

ダブルアームにしてからアナログの調整を楽しんでいますが、MCとVM型では針圧のかけかたと音質の変化に結構違いがある様で、色々試行錯誤しています。MCは昔から少し針圧を高めに(特に冬は)とのことでしたが、VM (MMの変形です)はこれをすると音場が狭くなったり、低域の弾みが減ったり単純では無い様で、至適針圧を決めるのに四苦八苦しています。でもアナログは楽しいですね。

引用して返信編集・削除(編集済: 2024年02月25日 21:59)

FUKUさん、この情報がお役に立てれば嬉しいです。

返信が遅れてすみませんでした。仕事と観光を兼ねてしばらく神戸に行っておりました。
私のシステムも季節が変わると微妙に音質、特に高域が変化します。アンプが石なので球の様にいじれません。その都度RHRのアッテネータやスーパーツイーターのアッテネータをいじったりです。でもこれも楽しい作業です。TANNOYの同軸ユニットは立体感や楽器、音声の位置が厳密に出る分、調整が大切になると感じます。それにしても一点のユニットから出る音でどうして上下まで表現するのか不思議です。

もうすぐ暖かな春ですね。皆様のご投稿を楽しみにしております。

引用して返信編集・削除(未編集)

KANさんへ

 いつも有益なオーディオに関する情報を、ありがとうございます。
タンノイの箱のワックスは、ずっと気になっていました。タンノイ社のワックスは、強い臭いを気にしながら長年に渡り使ってきました。

 早速、注文をしたいと思っています。私の場合は、スピーカー、スピーカーベース、オーディオラックが、木製ですので、気軽に使ってみるつもりです。ありがとうございました。

 KANさんオーディオに関して、細やかな部分を大切に積み重ねる努力は、きっと音作りの中でプラスの効果があると思っています。お金では買えない、オーディオの工夫の大切さを学びました。物を大事にされるKANさんの優しさを感じています。

もう少し早く返事しようと思っていましたが、用事が重なり、遅くなりました。
申し訳ありませんでした。

私の方は、300Bアンプの修理後、じっくり聴くとどうも、以前とわずかに音が違って聴こえます。音が硬いのです。やはり、音のバランスをとり直すことが、必要と思いました。

私は、贅沢にも、すっと空間を感じるような、爽やかさと繊細さを兼ねている音で、タンノイらしいやさしい音で、抜けのある広がりをもつ響きを求めてきました。例えば、グレゴリオ聖歌が、教会で聴いているような臨場感のある雰囲気を大切に考えています。

最近、色々なソフトを聴き直してみました。すると、やはり、オートグラフは、オーケストラやオペラを聴かせるための深い低域を持っています。バスレフのスピーカーより低域が出るようです。しかし、この低域は、注意しないと中高域を濁らせてしまい、定位や音場が曖昧になってしまうのです。深い低域が長所であり、欠点でもあるのです。そこで、低域を程よく引き締める方向が大切と考えました。

低域の調整は、オートグラフと壁との距離で決まります。あくまでも低域だけに意識を集中し、前方に動かしていき、低域がしまってきたら1段階は終了です。次は、オートグラフを45度から向きを変えて、中高域を作っていきます。ここが一番難しいところです。ここでは、中央に爽やかな音像が定位するまで、根気強く向きを動かしていきます。すると、音像が鮮明になる場所が、必ずあります。その場所を見つけるまで、セッティングを繰り返します。

最後の仕上げは、プリとメインアンプの間のケーブルです。ここまでは、SAEC1803を使います。手持ちのケーブルを、全部聴き比べ、SAEC1803からオーディオテクネに変更しました。すると、全体的には、響きが豊かになりました。そこで、ツィーターの位置を、数ミリ前にもってきて高域をプラスしました。やっと、音像が、立体的になり、全体的には、響きはやさしく、オーケストラの立体感が豊かになりました。まだ、上手く鳴らす人には、及びませんが、やっといつものオートグラフらしい音に戻りつつあります。

音作りはやはり、難しいが、面白いものだとし、タンノイで、良い音を聴くならば必要なことだと思います。

これからも、よろしくお願いします。

引用して返信編集・削除(未編集)

泉さんレス有難うございます。お役に立てたら幸いです。
床とRHRに一年以上使用しての感想なので大丈夫と思い投稿致しました。投稿後にこの製品を見てみたら100mlや300mlの物も数千円で販売されていました。とても良心的だと思います。

アナログは大変ですが、音質も含めてとても魅力的ですね。これに時間が割かれてかどうか、今年はスキーには行かずじまいでした。配分できる気力が無くなってしまった様です。

引用して返信編集・削除(未編集)

KANさん、そのワックスを売っている店を、忘れないように、お気に入りに入れました(^^♪
こういう情報は助かります。

アナログは、楽しいですが難しいですね。まだ、そういうモノをいじる気力があるのに感心します。
私は、今は、聴く専門です。

引用して返信編集・削除(未編集)

1台だけさん

1台だけさん、投稿ありがとうございます。

1台だけさんの、長いオーディオ経験に支えられた、モノラルとステレオの感想ありがとうございます。アナログを、オートグラフ1台で、蓄音機のような音の広がりを味わっておられるオーディオ感は、なかなか通の聴き方だと思います。モノラルでもステレオでも、やはりグッときて聴き入るものがお好きだと伺い、それを判別する耳をお持ちだとわかってきました。

やはり、アナログの名盤の演奏は、自然でありながら音楽の芯を聴かせてくれるようです。
全く同感です。私も時間をかけて集めてきたLPの中にも、いくつかは、これはグッとくるものがあります。アナログの再生に夢中になった頃が、なつかしく思いだされました。

 また、装置の写真を拝見し、マランツのプリアンプ、メインアンプ、トーレンスのプレイヤーや、デュアルのプレイヤーなどをお持ちとは、良いオーディオ機器で、オーディオの世界を楽しんでいらっしゃるのを見てうれしく思います。さすがに、オーディオの先輩だと思います。

 どうぞ、これからも、よろしくお願いします。

引用して返信編集・削除(未編集)

1台だけさん
お便り、ありがとうございます。

私の若いころは、オーディオの全盛期でしたのを覚えています。オートグラフのオリジナルが1本で42万円程度でした。ガラード401も5万円ぐらいでした。タンノイもマランツもマッキントッシュも普通の値段でした。なつかしい思い出です。

しかし、これも縁だと思っています。年を経てくると、細かいことが気にならなくなり、今手持ちのオーディオでやっていこうと思っています。それは、装置がすべてではないと教えて頂いた先輩方の言葉で、贅沢をせず、地道にオーディオをやる方が面白い。次々に買い替えても決して良い音にはならない。自分のスピーカー、アンプをとことん使いなさいと、教えていただきました。

私は、オーディオで音楽を聴きたいと願い、ここまでやってきました。今となっては、古い機器だけです。何故か、聴いて落ち着くのです。むずかしいことはせずに、あんがい楽しめることで、普段使いをやっています。

引用して返信編集・削除(未編集)

FUKUさん
私の方がちょっと年下で後輩でしょう。
オーディオに熱心だったのはったのは20台の後半から30代の前半(1980年台)だったように思います。
今はヴィンテージ物として高価で手が出ない海外の物件(今はあってもいじりまくってひどいものがほとんどになりました)も、
ただの中古物件で、買える値段(びっくりするぐらい廉いものも多かったです)だったのが懐かしいです。
当時買えた物は素材が良かったのが魅力でした。
いろいろ手放してしまったなと思うものも多いですが、買い戻すことは今となっては不可能です。今は残ってるありあわせの物で、買っても廉いもので何とか音楽を楽しんで(惰性で聴いているだけかもしれませんが)いるこの頃です。

引用して返信編集・削除(未編集)
合計333件 (投稿115, 返信218)

ロケットBBS

Page Top