本題の前に三点
私のシステムはプリアンプとパワーアンプを繋ぐケーブルが現状2.5㍍必要(プリがラックの上にありパワーアンプを床上に置いているため)でFUKU様などが推奨するサエクSL-1803は製造中止のせいもあり、長い製品は入札にあげられることもないようです。プリとパワーを繋ぐラインケーブルは周辺に比べて安いものでグレードを上げられないか調べても長さがネックになっています。サエクの最新ラインケーブルは半導体を使用しているとのことで私は電気的なフィードバックには拒否反応が起きるのでどうしたものか、半導体で率直な再生が可能なのか気になるところです。
ツィッターについてウエストミンスタ専用のものを発売直後に購入しましたが、音源が二箇所から出る音に違和感があり、短期間に半値で返品しました。
三点目はオートグラフの全面蓋 ?はウェストミンスタ同様開けることが出来るのでしょうか。お尋ねします。
本題です。
以前、京都 武徳殿の音響番組について紹介しました。この番組により、自宅のオーディオルームの蛍光管収用溝が上からの大きな響きをもたらしていることがわかったことも紹介しました。結局タンノイ導入後28年のオーディオ調整の大部分は、この上からの響きを少なくすることでした。当初はどんなにロックが響く部屋よりも低音過多だった。たとえベートーヴェンであっても哺乳動物のうなり声、悲鳴。人間なら怒声、赤ちゃんの泣き声に似た音が出ていたと言えます。しかし、昨年頃から特徴が薄れ美しいが、響きに乏しい音になったと感じることも曲によっては出て来ました。カーテンや絨毯は一切使わないにしても私がやったことすべてが、天井からの響きを軽減することにつながっていた。極めつきが写真の洋服立て(三箇所に配置。横棒にミカン袋に収納した人口水晶玉それぞれに20個前後を載せる)と床との間の人口石英それぞれに4個が問題でした。。
この設置により、天上からの響きが激減したのは鮮明に記憶していたので三箇所の内、二箇所の置き台を外してみた。すると、天井からの響きが少し蘇った。この響きは鍾乳洞でトライアングルやカスタネットを叩いていつかはこんなオーディオルームになれば良いと夢見た音に近づいていると感じた。これまで設計士の有孔板の吸音率が低音過多の主たる原因と信じていた(拙宅を訪れたメーカーや販売店党も誰1人天井のせいで低音過多になっていることに気づかなかった)。 極めて短所の多いオーディオルームを設計してくれた、改善に多大な労力と金銭が必要になったと恨みにも似た感情を抱いたこともあったが今となっては独自のオーディオルームに進化する起源は設計士の手柄だったと思う。
インシュレータとして人口石英を使用している人もいると思いますが、高音は良いとして低音の制御がむつかしい。レコード溝をカートリッジが引っ掻く音を拾うとか、小さな低音が大きく膨らむことがある。
これまで、ピアノ曲はスピーカ前面の蓋を外すが、他の曲では強烈な低音が軽減されるとして閉じていた。
蓋をはずして、ピアノ曲以外の曲を聴くと玉を転がすような細部まで聴ける音ではないが、ごく自然な音になった。今回、ヨガマットなど蛍光管溝の下にあるものを出来るだけ取り除き床下に置いていた大きな人口石英球を後ろに置くなど部屋の配置をスッキリさせた。
結果は音の波が乱れる場面が大幅に減少し、スッキリと癖のない音で音場が良いとの表現で語られる音と思う。
部屋が3倍以上広くなった感覚だ。ただし、指向性(ベクトル)は低下する。
中庸の音という表現ではなく、20年以上前までかなり高額な真空管で聴いたイヤホンに近い音。
まだまだ改良の余地があるようだ。
先日、KANさんに紹介頂いたロストロホーヴィチの演奏のバッハの無伴奏チェロ組曲は素晴らしいですね。タンノイがチェロの音色を心地よく響かせバッハの世界を堪能できます。私の愛聴盤はフルニエです。
今日の1枚・*4 CDピエール・フルニエ バッハ無伴奏チェロ組曲です。バッハの無伴奏チェロ組曲について、私は、バッハの無伴奏チェロ組曲を聴くたびに、思い出す情景があります。ある詩人の書いた文章を思い出すのです。
スイスの山の保養地で、エンガディーンの風光を愛していたヘッセは、年をとってからもたびたび訪れたらしい。ある年の夏、同じホテルにチェロの名手ピエール・フルニエが泊まっていた。お互いに、名を知り、お互いの芸術の仕事についても知り合っている二人は、顔を合わせれば挨拶を交わす仲であった。そして、フルニエが避暑地を終わって帰る日に、ヘッセに、彼のためにバッハを弾いて聴かせようと申し出た。
ヘッセは、体と気分の調子が良くなかった。しかし、彼は無理をして、約束の時間に音楽家の部屋を訪れ椅子に腰を下ろしたが、どうにもおも苦しい気分であった。ところが大家フルニエが向こうの椅子に腰かけてチェロを構え、弦の調子を合わせると、自分や周囲の不平不調和の空気に代わって、たちまちヨハン・セバスティアン・バッハの清らかで激しい空気が部屋中に張り詰めた。彼は、重い気分の谷間から遥かに高い透明な山頂の世界に引きあがられたような気持ちになった。つまり、日常の世界を脱して密度の高い非凡な世界に向かって踏み出すことを、彼は、バッハの無伴奏チェロ組曲を2つ聴きながらその部屋にいた。
この情景を思いながら、無伴奏組曲をタンノイで聴けば、あくまでも端正で深く浸透して、聴くものの心を捉えずにはいないフルニエの演奏とヘッセの感じた、音楽家への感謝の気持ちを思いだします。 長年、タンノイで音楽を聴く生活をしていて、その音楽から思い出す情景の紹介でした
前回SL-1803(0.7m)の第一印象を書きましたが、その後すっかりシステムに溶け込んでしまってSL-1803感そのものはわからなくなりました。
良いものがあると余分に欲しくなる悪い癖があり、0.7mのと1.5mのを新たに入手したので試してみました。
スピーカーはJim Lansing(ステレオ)を使ったので、本来この場で語るべきことではないかもしれませんがご容赦ください。
まず1.5mですが、ちょっと鼻につく優等生感、ちょっとねちっこいHiFi感、が気になりました。
0.7mでは短いせいかそういう鬱陶しさがなくなり、適度なHiFi感が心地良いです。毒気は抜かれましたが。
以上、何か参考になれば幸いです。
到頭MkII(0.7m)まで買いました。線が太いだけあって音が更にヴァージョンアップします(これはタンノイ一本での比較)。
今までのところで私の感想として、SL-1803は健全、安心安全なモダンHiFiという感じです。
只、欲を言えばちょっと枯れた感じ(この世とあの世の境目、「幽玄」)が欲しいです。
自分の気が向いた音楽を聞かせれ続ければそういう音も覚えてくれるかもしれません。
1台だけさん、SAEC1803の長さの比較、ありがとうございます。
1m、0.7m、1.2mと微妙に、音が異なることがわかりました。
ところで、オートグラフがうまく鳴り出せば、ホーンの下の、何もないところから音が聴こえます。
スピーカー全体で鳴るように変化してきます。
よかったら確認してみてください。
皆様、今年も宜しくお願い致します。
寒い毎日です。冷え切ったオーディオ部屋と機器類を暖めてからの音楽鑑賞です。
私のスーパーツイーター
以前の掲示板でご紹介したことがありました。
数年前です、一聴して合わなかった。高域がかぶり聴けたものではなかった。
暫くはOut of Service。
名前は「Primo Piatto メイプルブロック ウッドホーン型スーパーツイーター」
ユニットは2.7センチ/ネオジウムマグネットとボイスコイル、吸音フィルターを挟む仕様のハンドメイド。とのうたい文句。
93db。オリジナルのコンデンサーは4.7μFと1.5μFの2段切り替え。
何とかしようと製作者とも相談し、Trial & Errorでコンデンサー容量を下げ、今は0.47 と0.22μFへ。蚊の鳴くような振動音にまで減衰し、
かなり聴けるレベルになりましたが、それでも昨年まではまだまだOn Offを繰り返し、悩みの連続。
そこへFUKUさんやKANさんの調整方法が登場。
当方もトライせずにはいられなくなりました。mm単位とまでは行かないまでも、1センチ単位で大雑把にいいところを見つけ、そこで微調整を。
次は高さも調整。20mmの天然ゴム板の上に置き、次に40mm、60mmと変えてみました。高さは40mmがベスト。いろいろ試しているうちに何とか皆様が表現されているような効果(例えば高域が漂うような音場)の極入り口までたどりついた感があります。
当方、長くアーデンを聴き続け、タンノイの同軸ユニットの特長である定位感と自然な音場に慣れ切っているためか、ツイーター設置は二つ目の音源を新たに加えることになり、たとえ蚊の鳴くような振動音でも、あると無しでは、改善にしろ改悪にしろ歴然とした違いがあるものだと実感しました。
SAEC SL-1803
FUKUさんがプリとパワー間のケーブルについて、かねてからお勧めのSAEC SL-1803。
当方、それなりの思いがあってオルトフォンジャパンのケーブルを中心に揃え、以降はそのままの状態で略20年が経過。
FUKUさんのご紹介に大変興味が湧き、本ケーブルを入手。久しぶりにいろいろなRCAケーブルの解説を検索してみました。
SL-1803と略同等なジャンルと言われるオルトフォンの6・7‐AC50や、(価格だけで上位・下位と言うのは好きではありませんが)これの上位に当たるReference series 6NXと7NXも当時から使用して来ました。
今回はこれらオルトフォンジャパンの6N、7Nとの比較になりました。
SL-1803をプリとパワ-間に繋ぎ一聴した第一印象は「1台だけ」さんが言われる通り、「節度を保った当たり前の音」と言う印象。
しかし時間をかけていろいろなソフトを聴いているうちに印象が変わり、
7NX系は「華」があり「パッと視界が開けた」ような音質で好みでありましたが、
一方でSL-1803は「自然過ぎて直ぐには気づかない」程に「隅々まで万遍なく見渡せるような」音場を醸し出す印象です。言い換えれば、音に「何も足さない・引かない」「それでいてワイドレンジ」と言う感じでしょうか。
従って、旧い機材にも新旧混在のラインアップにも幅広く対応できるケーブルですね。
私見ですが、純度や新しさが全てではないと言う典型的な例だと思います。
FUKUさん、ありがとうございました。プリとパワーアンプ間のケーブルはSL-1803に固定です。
当方語彙不足で上手く表現できませんので、上述の音の表現の中には一部評論家さんのお言葉を引用させて頂いております。
追伸、久々のケーブル更新でオークション相場をみていましたら、Reference series 7NXなどの取引き価格は当時の購入価格に近くびっくりしました。
金属メーカーが6Nや7Nを生産中止したやに聞いていますがその影響でしょうか?
以上、乱文で且つ大変長くなってしまいましたこと、お赦しください。
van Ardenさん、いつもながら熱心な音作りのお便りありがとうございます。
この寒い時期のオーディオや音楽鑑賞は、暖房器具が必需品です。
スーパーツイーターという難しい音作りに再チャレンジ、大変でしたね。ツィターの調整ができるようになれば、自分の耳で音を聴き、分析して、高度な音作りができる耳の訓練になります。コンデンサーの値、高さ、場所と調整していくのは、大変骨がおれます。しかし、やり遂げると新鮮なタンノイの音の世界が待っています。頑張って下さい。なお、高域過多で音がにごる場合は、タンノイの裏のネットワークの高域のつまみをひと目盛り下げて使うことも効果があります。また、私は、コンデンサーは、SOLEN社のコンデンサー1.2μFを使い、低域をカットして、アッテネーターをいれてー14dBにして聴いております。参考までに書いておきます。
また、SAEC SL-1803につきましては、的確な表現で紹介していただきありがとうございます。このケーブルの個性と、タンノイの響きが、うまくプラスの方向になれば、ひとつのリファレンスケーブルになると思います。
Ardenというスピーカーに愛着をもち、長年聴き続けておられるArdenさんは、音楽好きで、オーディオ好きの、素晴らしい方ですね。本年もよろしくお願いいたします。
おめでとう御座います。FUKUさん、今年も宜しくお願いします。
年末にはスーパーツイーターに関して誤解を招ねかねない投稿をしてしまい申し訳ありませんでした。言いたかったのはスーパーツイーターで音域を広げた時、中域重視の音を好む人にとって音像の彫りが浅く感じられる事もあり、逆に広い音場やきめ細かな分解能を望む人にとってはとても良い結果を産むこともあるという事でした。ただスーパーツイーターは、理由は分かりませんが低域の音質にも影響するのでFUKUさんが繰り返し述べられているお話は、この両立を目指してのご苦労だと想像しています。私もゆっくりですがなんとか両立のできる調整を目指しています。FUKUさんまた御指導宜しくお願い致します。前回の投稿で書いたスーパーツイーターの位置による逆位相問題に関して、ネットでPT-R4の仕様書を探したら逆位相接続も試して良い方を選ぶようとの注意書きが有りました。
van Ardenさん、また調節でのご苦労話しや結果のお話をぜひ聞かせて下さい。皆さん、今年も宜しくお願いします。写真は学生時代に購入した大好きなLPです。
KANさん、投稿ありがとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
いつも、KANさんの心ある投稿には、勉強になることが多く、感謝しております。私が行き届かないときは、助けていただきありがとうございます。また、ツイッターの件では、KANさんの投稿がきっかけになり、色々な方の経験談がきけてとても勉強になりました。
また、オーディオのむずかしさは、各自の好みが違うことです。掲示板の内容は、皆さんこのことを心得ておいでであり、参考意見として読んでいただいていると思っております。
先日、少しだけタンノイらしいやさしい音を聴いてみようと、低域を少しだけ緩めてみました。すると、たしかにやさしい響きにはなりましたが、長時間聴くと、どうも中高域が甘く聴こえてしまいました。しまりのある低域か穏やかな低域か、その兼ね合いを、ゆっくりと探していこうと思っています。今のところ、1つは締まりのある低域のセッティング、2つ目は、やや緩めた低域のセッティングの2つの位置をテープでわかるようにして2つのセッティングで楽しんでいます。
今年も、どうぞ、よろしくお願いいたします。
新春万福 新しい年が、皆様にとって良き年になるように願っております。
作年は、掲示板の移行があり、年にもめげず、なんとか無事に新しい掲示板を設置できました。また掲示板に多くの方にお出で頂き、感謝申し上げます。皆様の投稿に、時には励まされ、時には音作りのアイデアを頂戴し、少しずつ、私の装置の音も成長してきています。また、少しだけですが、ホームページのリニューアルもできました。
その長き時間を共有して来たオートグラフは、今でも少しずつ良い音を響かせようと成長をしていることに驚いています。自分の成長に合わせてタンノイに愛情を持って、長き時間を共有していくことこそ、オーディオの醍醐味でもあるようです。
1年かけてタンノイのセッティングをやってきました。今までは、分解能のある音でしたが、穏やかで自然な音を目指し、新しい感覚で音作りをしてきて、やっと自分なりの音作りに到達しました。このセッティングは、コーナー型のオートグラフを45度に置き、バランスをとり、さらに、爽やかさと伸びやかさを、やっとプラスすることに成功しました。素直な気持ちで、オートグラフの音作りをやってきて、最初はバラバラな音でしたが、それを、こつこつ1年ほどかけて、やっと望む、タンノイらしさを残しつつ、JAZZも聴けるように、なりました。
今年も、オーディオの趣味を楽しみつつ、さらなる音の向上を目指します。それがオーディオの生きがいであり楽しみでもあります。細かな部分にはこだわらず、感動を与えてくれるような音作りをめざします。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
FUKU様 皆様
あけましておめでとうございます。今年もよろしく御願い申し上げます。
今年はセッティング中心に、やっていきたいと思っております。
また御報告、御質問致しますので、御教授の程よろしくお願いいたします。
FUKUさん、皆さん、明けましておめでとうございます。
私には難しいお話しが多くてロムしているだけですが、どうぞ今年もよろしくお願いします。
明けましておめでとうございます。
FUKU様、皆様、今年もよろしくお願い申し上げます。
争いの無い、疫病の無い、住みやすく穏やかに暮らせる
新しい年になります様に心より願い、皆様方のご多幸をお祈り申し上げます。
東海地方沿岸部も周囲の山々が雪化粧し冬景色です。
今年も好きな音楽を自分好みの「良い音」を求め楽しむことが出来ました。
ひとえに本掲示板での皆様の貴重な体験談やご教示があってこそと存じます。
7月末にFUKUさんが掲示板を引き続き立ち上げられましたことに心から感謝申し上げます。
今年はプリアンプの導入、スピーカー・インシュレーターの試行錯誤、スーパーツイーターの調整、SAEC SL-1800の使用などがトピックスです。
次回、大した内容ではございませんがその中から幾つかをご紹介させて頂きます。
寒い季節です。体調にはくれぐれもお互い留意しましょう。
では、皆様良いお年をお迎えください。
有難うございました。 ファン・アーデン
FUKU様
また御報告させて頂きます。
アンプをSQ38FDから、SQ38FD2に変更致しました。FDをかなり高く買い取って頂きましたので、少ない出費で済みました。
またRCAケーブルをTARALAB Prism55/1.0m 電源タップをCHIKUMA 75CPS-22AG-CL に変更しました。これも全て中古です。
FDからFD2に変更したところ、音の分離が明らかによくなりました。FDの方が音が太く感じますので人によって好みがわかれる
かもしれませんが、よくなったことは間違いありません。そしてRCAケーブルと電源タップの変更により、FUKU様が仰るところの
「音作りのポイント」の1と5がほぼ達成できたのではないかと、私としては思っております。1については、FDの前のアンプから
かなり苦しみました。1が改善されなければ、5はまず無理です。現在音楽に没頭しております。具体的にどう改善されたか申し上げます。
ピアノです。膨らみがなくなり、明らかに鮮明となりました。現在音量を変更前より下げ、かつMini Autographに近づいて聴いております。
変更前は4m以上離れていました。今クラシックでは3~3.5m ジャズでは2.5~3mといったところです。
ところでFUKU様は、Autographからどの位の位置でお聴きなのでしょうか。オーディオルームは16畳とのことですが、私もほぼ同じです。
ただし私の場合ちゃんとした16畳ではなく、8畳洋室2部屋を戸をはずしてつなげただけです。しかもMini Autographの右側に6畳和室があります。
戸をはずしてありますので、左右の条件が明らかに違います。しかも家が非常に古いため、床にはかなりの問題があります。そのためMini Autograph
の下にAirbowのWOODBASEを敷いております。さらに床に毛足の長いカーペットを全面敷きました。またMini Autographの直前に1m程の厚いムートン
を置きました。これはかなり効果がありました。なお音楽を聴く時は雨戸をすべて閉め、厚いカーテンもすべて閉めます。これは防音のためでも
あるのですが、これの方が音は明らかに良いです。あらためて痛感したのですが、音は部屋で決まると思いました。以上御報告です。
先日「天満敦子 祈り」を購入致しました。非常にいいですね。パイプオルガンとヴァイオリンという組合せを、初めて聴きました。私は中学生まで
山の多い地方におりました。その時の風景が思い出されてきました。望郷の思いを強く感じます。これからもFUKU様御推奨の作品を聴かせて頂きます。
ありがとうございました。
FUKU様
返信ありがとうございます。
おっしゃる通り、ミニオートグラフを購入してから私なりにやりました。ただしRCAケーブルと電源タップは、ミニオートグラフを買ったお店のアドバイザーの方から推奨されたものです。この方はFUKU様と同じです。私が今の音の状態を簡単に説明するだけで、あたかもその音を聴いたごとく状況を把握できるのです。
視聴位置の御助言ありがとうございます。
実は私は機材ばかり替えて、最も肝心なセッティングについてはあまり詰めていません。セッティングの基本は、音場が前方中央にできるようにすることでしょうか。ツイーターのない時のFUKU様のオートグラフは、壁にかなり接近しており内振りの角度も45度ぐらいに見えました。そこで本日そのようにセッティングしました。左右の壁からの距離はもう少しあります。ボーカルはだいたい中央にきました。昨日はかなり左寄りでした。また昨日までよりかなり内振りにしたせいでしょうか、高音が柔らかくなりました。今までの内振りは、耳に直接音がくる角度だったのかもしれません。これはオーケストラを聴いてわかりました。ただしまだ音場が、中央にできているとは思えません。もっと詰めたいと思います。この件ついてまた御質問致します。よろしくお願いいたします。
FUKU様の「音作りのポイント」で、今後ずっと勉強させて頂きます。1と5については、申し上げてとおりかなり改善されました。2についてですが、FDで聴いていた時は「押し出し感」がやや足らない印象を持ちました。ジャズにはこの「押し出し感」が重要だと私は思っております。このジャズの「押し出し感」だけは、私が28年間使用したRogersのPM510の方がありました。ただし、音のスケールはまるで違います。FD2にケーブルと電源タップを変更してからは、それがかなり改善されました。「押し出し感」だけではなく、本当にジャズを心地よく楽しめるようになりました。
また御報告させて頂きます。ありがとうございました。
利根のオオタカ様、タンノイの音作りの報告ありがとうございます。同じタンノイ使いとして、うれしく思います。現在のミニオートグラフの音を基準にされ、さらなる向上のために、SQ38FD2、RCAケーブルと電源タップを導入されるとは、かなり頑張れましたね。
その結果、音は、聴きやすい音から、タンノイらしさを残しつつ、中高域の伸びと低域の質の向上があったことは、今年の大きな進歩でしたね。私もうれしくなりました。正月の楽しみが増えましたね。
それと、部屋の件ですが、私の部屋は16畳ではなく12畳です。部屋は普通の作りです。そして、視聴位置ですが、オートグラフが大型フロアスピーカーなので、前方から4mから5mの位置で聴いております。それは、オートグラフの特徴であるホールを思わせる音場を作ることを大切にしているからです。その位置でも、クラシックでもジャズも聴いております。
それから、以前にミニオートグラフをセッティングしたことがあります。まず45度の中央に置き、それをわずかに前方の内側を手前に、前方の外側を壁がわにふり、音場が前方の中央にできるようにしました。すると左右の音消えて、中央にボーカルが鳴るようになりました。すると視聴位置の問題も改善されました。
また、天満敦子 祈りを購入された、喜んでいただけてうれしく思います。このアルバムは、タンノイとの相性が良いように感じています。
これからも頑張ってください。
先般スーパートゥイーターの話題が出てきて、心が動いてきました。
以前Brook10C3(2A3PP)というアンプを使っていましたが、なにぶん70歳のアンプで
一寸ハムが出るようになり、使用に不安が出てきたので、面白い音でしたがリタイア(修理も難儀そう)させました。
今はTecnics SU-C01+SE-C01(+SAEC1803)という石のアンプを使ってます(ほかの手持ちの旧い
アンプを試しましたがこれが一番ましだったので)。
ダンピングがよく効いて、またインピーダンスがあってないのか、フラットでは
低音足らず(ボンつき一切なし)高音過多で、トーンコントロールでいっぱい補正してます。
モノラルオートグラフでかけるのは20KHz以上は入ってないCDだけです。
いじってはいけないという心と、音が良くなるのならやってみたいという気持ちで
葛藤してます。(スーパートゥイーター何を買って良いのかわからないのとアンプ、スピーカー
とも細いケーブルしか使えない仕様なのも踏ん切りが言い訳ですが)
どなたかアドバイスいただければ幸いです。
KANさん
おかげさまでふっきれました。
TANNOYとJBLの音色の違いの判らない、且つものぐさな私としてはいじらない方がよさそうです。
すごい音にしたいと思うすけべ根性が首をもたげたようです。現状優しい音です。
ありがとうございました、よいお歳を。
1台だけさんへ
私が返信するのが適切か迷いましたが、これまでの経験してきたことから感じている、あくまでも私見を書かせて頂きます。スーパーツイーターの追加は、必ずしも良い結果を生むわけではないと思っています。私はTANNOY RHR/Nを使用していますが、アッテネーターnormal位置でも16~18kHzが試聴位置で-7db程度に収まっています。ここに20kHz以上、90dbのリボンツイーター(PT-R4)を付けているわけですが、音質を考えた時これの有る無しでどちらが良い音質かと迷うことが多々あります。単体では統一感があり、中~高域の音色には深みがあると感じます(表現が分かり難く申し訳ありません)。PT-R4を付けた時は明らかに音場が縦横に広がり、柔らかで高域の抜けが自然となります。でも音の深みでは少し落ちていると感じることもあります。この辺は個人の好みで選ぶしかないと思います。もう一つスーパーツイーター追加の問題点は、波長のとても短い超高域を扱いますので、位置の調整を間違うと簡単に逆相になってしまうことだと思います。現実に、PT-R4は20(18?)kHz~50kHz以上までをほぼ平坦に出していますが、その位置を少し動かすだけで結構効果が変わります。これは逆相の位置になった時には、RHR 本体の高域(16~20kHz)とPT-R4の出す高域が逆相で打ち消しあう可能性があるためと想像しています(JBLのある機種ではこれを利用してツイーターとスコーカーのクロストーク部をわざと低下させ歪み感を減らしてるようです)。今回のPT-R4導入では、本体から切り離す・付けるを30mmの間で5mm毎に位置を変えながら1週間程度試して現在に至っていますが、音場の広さでは明らかな改善ですが、正直今もある無しのどちらが良い音質・彫りの深さか迷うことがあります。それから選ぶスーパーツイーターの形式によっても音質は変わるようです。ドーム型のST-200をつかった時の音質とリボン型のPT-R4の音質では、極端に言えば前者はやや粗め、後者は滑らかと感じますが、音の深みなどを考えると選択に迷います。ついでですがTANNOY ファンの皆さんには申し訳ないのですが、ST-200 は内部の大切なユニットを耐久性の無い接着剤で付けており、私の場合これら全て剥がれ落ち何度も問題を起こして自己修理しました。影なびく星さんも以前のご投稿で同様に故障が多いとの御指摘をされていました。この点は中古購入を考えられるときには特に注意が必要と思っています。最後に、私はST-200 をArden MKIIに付けていましたが、この時のArdenの高域は試聴位置で概ね14~16kHz以上で急激に下がっており、ST-200 (発表はないのですが帯域のピークは16~8kKz?)を付けた時の効果は高域の抜け、音質ともにとても良い印象でした。この辺を考えると本体のスピーカーの周波数帯域がどのようなものかによってもスーパーツイーターの効果は変わるのだと思っています。
以上、取り留めのないお話になってしまいましたが、私がスーパーツイーターに関して感じているところです。ご参考になれば幸いです。
皆さん、良い年末・年始を過ごされますよう祈っております。
泉さんへ
リボンツィーターの件でのお便りありがとうございます。
タンノイのカンタベリー15をお持ちとは、とても羨ましいです。家庭でクラシック音楽を聴くには、ちょうど良い大きさであり、タンノイの本格的な良質な音が想像できます。またデザインも素晴らしいですね。
さらに、KANさんと同様に、スーパーツィーターPTR9をつけておられ、それがうまく鳴っていると伺い、うれしい限りです。結果は良く、空中に音が漂うような感じが更に出てきているなら成功だと思います。
カンタベリー15の上にPTR9を乗せて、最も見た感じの良い所に置くのは、とてもよくわかります。タンノイの箱は、見た目が美しいので、その点には、皆さんこだわりがあるはずです。
さらに、音を磨くには、私の経験上、まず、いつでも元に直せるように、スピーカーとツィーターの位置をメモしておきます。時間がとれましたら、やって見てください、お金はいっさいかかりません。
1. まずツィーターを切り、本体だけで、低域の調整をします。後ろの壁から40cm離して、基本の平行に置く。そして、低域だけを聴き、左右のスピーカーの前後、さらに左右の間隔の位置を動かす。すると真ん中に音像が定位する位置が見つかります。ポイントは、中高域は無視して低域だけを聴きます。もごもごのこもった低域でなく、しまりのあるすっきりした低域になります。あら削りの音でかまいません。最初は、大きく動かし、5cmでもかまいません。うまく鳴ってきたら1cmで調整します。
2. 次は、ボーカルをかけて、口の大きさと高さが、うまく鳴るように、左右のスピーカーをわずかに、内側に振ります。すると、人が立って歌っているようなリアルな音の位置が見つかります。ここでは、多少の中高域のにごりがあってもかまいません。
3. そこで、初めて、ツィーターのスイッチをつけて、ボーカルや弦の響きが、スピーカー全体から鳴る位置を探します。するとユニットだけから聞こえていた音が、奥行きや上下感のホールトーンをうまく再生してきます。最初は1cmで、位置がおおまかみつかればmmで調整します。
4. ただし、部屋の置きものの影響で、左右同じ位置ではなく、わずかに前後や向きが異なってもかまいません。その方が音がリアルになり音離れがよく、雄大な音場が作れます。よかったら、正月休みでもチャレンジしてみてください。
5. うまく、行くには、こつこつ、メモをとり、どの位置が、うまく鳴るかを探るセッティングの技と耳を育てることです。これを繰り返すことで、だんだんと違いのわかる耳になってきます。時間はかかります。
6. よけいなことですが、今後もよろしくお願いします。タンノイは、手をかければかえるほど、どんどん自然でありながらホーツトーンを伴った優雅な音色を聴かせるところまで、伸びしろがあるスピーカーのようです。
お互いにタンノイを鳴らす仲間として、これからもよろしくお願いいたします。また、何かわからないところがあったら、ご連絡下さい。