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KANさんへ

KANさん、貴重な、米国TANNOYのオートグラフの訪問のお話ありがとうございます。とても勉強になります。米国オリジナルを、せっかく購入されたので、今後、時間をかけてこつこつ音作りすることで、きっと素晴らしい米国オートグラフの世界の音が聴けるようになると思います。

アンプは良さそうなので、スピーカーケーブル、スピーカーベース、インシュレーター、セッティングで、こつこつ追い込んでいけば、きっと素晴らしい米国オートグラフの音が聴けるようになると思います。

余計なことですが、高域の不足は、私の経験では、プリとメインの間のケーブルを、SAEC1803(オークションで安価に買えます)にされたら、正しいオートグラフの音で鳴ります。アンプはそのままで、問題は解決すると思います。そして、音を追い込んでいけば、正しいオートグラフの音が聴けると思います。

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FUKUさん、有用なご教授有難うございます。
私はオートグラフの様な大きなSPは調整したことが無く、彼には管球アンプにおける長いSPコードとダンピングファクター低下の関係や、長いコードを丸めることで起こる音への悪影響程度しか話しませんでした。しかし、SPの床への直置き、電源コードと弱電流コードの接触、SP間隔の狭さ等々問題は多々あるようです。良く経験するのですが高額な機器を販売者の言うがままに次々に購入しそれでいい音になる、音が悪いときは機器が悪いという考えをする方にはどう言ったらいいのか。ただこれは趣味の問題なので、高額機器を次々と入れ替えたり多くの機種を並べて満足するのもありなのかもしれません。彼にはFUKUさんの苦労された経験談と、示唆していただけたことだけを話させて頂きます。

彼の音を聴いて一つだけ参考となることがありました。今の私のシステムの欠点として、音の分解能を少し重視しすぎて潤いがやや欠けている点に気づきました。以前パワーアンプの下にドライカーボンのインシュレーターを入れた時に気になっていましたが、そのまま放置していたいたためと思い、自分で以前作成した黒檀のインシュレーターに入れ替えてみました。今のところは正解のようです。面白いことにスーパーツイーターを入れていた時のふわっとした広がりが出てきました。このままでもう少し様子を見てゆきます。

FUKUさん、ご丁寧なご教授有難うございました。

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サティとスーパーツイーター

先の投稿を間違った所に入れてしまいました。再投稿します。ご迷惑かな?
FUKUさんと一台だけさんのお話にサティのことが出てきましたが、つい先日友人に頼まれてジャックルーシェがジャズにアレンジしたサティのCDを渡したばかりです。独特の音楽ですよね。メロディーのみが淡々と続いたり感情を入れない描写に驚いたり、友人はバッハに通じる物を感じると言うのですが私には分かりませんでした。生涯権威におもねず貧民街に住み貧しい人を愛した方のようですね。ラベルはとても尊敬していたと書かれていました。

FUKUさんのシステムでは、スーパーツイーターがとても大切な位置にあるようですね。高域のキツさのお話が有りましたが、私のST-200もArden MKIIの時にキツく感じる高域を改善するため使っていました。RHRにも何も考えずそのまま使って来ましたが、少し前にST-200の片方が修理不可となり今は外した状態で調節中です。幸い広域はきつくはならない様です。音像と音の密度感が増して奥行き感は増した感じです。でも高域のフワッとした感じや横方向の広がりは減ったかも知れません。この辺は微妙で今も調節中です。

以前お話しした米国TANNOYのオートグラフにmarantz 7+9で調節中の友人から先程お誘いの電話が来ました。調整が一段落したのかもしれません。午後に行って聴いてきます。機会が有れば印象など投稿させて下さい。

仙台にも白鳥がやって来ました。今年は早い様です。写真を入れておきます。皆さん寒さに注意しお身体を大切にしてください。

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FUKUさん、ご丁寧な返信有難うございます。カンノのK597調整時のお話とても印象的でした。ご謙遜されていましたがとても綺麗なツイーターですね。私の方は少なくともジャズは良い様で、ヒラリー・ハーンのバイオリンソロも何とか大丈夫でした。これから宗教音楽など聴きながら今後の方向をユックリ考えて行きます。

昨日お話しました米国TANNOYのオートグラフ(ユニットはゴールド)を聴いて来ました。アンプはMarantz-7とMatantz-8 (B無しのオリジナル)で、音質は英国製オートグラフと似た音でした。ただ中高域のキレがもう1つで、本人もこの事を気にしてチェロのアンプ購入など考えている様です。米国TANNOYのオートグラフは英国製GRFをかなり大型化したレクトアンギュラータイプで、バックロードのみフロントフォーンが有りません。こんへんを考えた低中域調整の工夫が必要とかんじました。加えてSPコードにベルデンのいわゆる海蛇が使用されていましたが、片側4mをグルグル巻きにしてSPの後ろに放り込んであり、これがかなり低域のダンピングや高域の汚れに悪さをしていると思う旨話して来ました。彼のセットアップではSPコードは片側1.5mでも余る程なので早速必要最小限にするとの事でした。守備の程は不明です。

北海道や南信州はもう雪ですね。皆さん寒さに気を付けて、また皆さんのご投稿を楽しませて頂きます。

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KANさん、お気づかいに感謝しております。また、今年の白鳥の写真ありがとうございます。とても秋の雰囲気が出ていますね。また、KANさんは、いつものことながら、オーディオ的な音を探求するところと音楽を心から楽しむ部分のバランスが非常に素晴らしく、うまくオーディオライフのバランスのとれた稀有な方だと思っています。

Satieの感想やツイーターのお話しは、非常に興味深いです。Satieの曲にはとても変わった題名のものが有りますが、音楽は実に軽快で心地よく、お洒落だと思っています。次にツイーターの件ですが、先日ST200の一台が遂に修理不能となってしまい残念でしたね。RHRは、単体でも十分に音楽的だと判断されて、RHRのユニット(3839R)では外しても幸いそうはならない様で良かったですね。

私の使用のツィーターK-597は、お恥ずかしいながら、原器は、WE(ウエスタンエレクトリュク)の名器WE597のレプリカでカンノ製作所のものです。平均能率が30%以上あります。現在のスピーカーの能率が、1%~3%ですから、かなりの能率の良さです。能率でいえば、118DBあります。また、再生周波数は3000Hz~35kHzありますから、低い周波数から楽器の倍音まで出るツイッターですが、使い方は非常にシビアな調整をしなくてはなりません。普通つないだだけでは、高域がきつくなります。私の調整では、5人以上の先輩に聴かせてもらい、教えをこいました。かなりの時間をかけ、調整し、ようやくオートグラフとうまく繋がり、弦の響きや合奏の倍音が、響くようになりほっとしました。低域は、オートグラフで柔らかくどっしりと鳴り、高域はカンノツィーターで、うまく高域のハーモニーが心地よく鳴らしてくれるところまできました。ツィーターの使用の先輩のことばに、うまく使えば、中高域となめらかに溶け込んで、ツィーターの存在を意識させない音になりますよ。という言葉を大切にしています。

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今日の1枚

今日の1枚・NO.2は、高橋アキのピアノソロでサティのアルバムです。
随分古いアルバムですが、私はサティの洒落た曲が大好きです。2曲目の3つのジムノベティと3曲目の6つのグノシェンヌがお気に入りです。さらりとした曲ながら、繰り返し聞けば心惹かれる部分があります。休みの日の午後、紅茶を飲みながら聴けば、まるで、木漏れ日の中で聴いているような気持ちにさせてくれます。

今、オーディオルームのシンプル化を考えています。もっとすっきりとしたいと考え、オートグラフの上のツィーターK-597を、外して聴いてみました。3日ほど聴いています。どうもいけません。弦の響きが耳につきます。しかたなく、ツィーターをつけて聴いたらあの空気の漂うような響きが戻ってきました。やはり、このツイーターは、ただものではない、楽器の大切な倍音をうまく鳴らしてくれていたんだと、今更ながら、このツイーターは、もう外せない大切なものだと、教えられました。

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1台だけさん、返信ありがとうございます。
現代音楽ですが、どこか知的で心地よい響きが好きです。
高橋アキの最初に買ったLPが、季節外れのヴァレンタインです。
若いころの思い出のアルバムの1枚です。
これからも、よろしくお願いいたします。

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高橋アキのSatieがまた出たのかと勘違いしてTOWER RECORDSをのぞいたら廃盤になってました。でも曲目を見ると自分が持ってるAngel Best 100、East Windのと同じもののようでした。自分はこのSatie、Satie: Oeuvres pour Piano Vol 1 / Jean-Joel Barbier(4枚組セットのものは?ですが)がほっこりしていて好きです。プーランクのひいたLPもちょっとすごくて好きですが。

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タンノイでさりげなく音楽を聴きたい

さりげない音で音楽が聴きたい

 タンノイが手元に来てから、35年ほどになります。ずっと音作りをやってきて、最近、私の音楽を聴く姿勢が変わってきたように思っています。

 年齢を重ねて、少し心に余裕が持てた状態で、聴けるようになってきました。若いころは音と対峙して、音を聴く感じでしたが、今は、音と対決する姿勢が薄れてきて、体を預けた形で、リラックスして聴く音楽を聴けるように変化してきました。

 素のタンノイは、時々、音量を絞りたくなるようなキツイ音を鳴らす傾向にあります。しかし、タンノイは、箱をうまく鳴らしてやると、低域が豊かに響き、その中高域のキツさが、高域で艶っぽい音で、鳴るようになるようです。

 その傾向が出てきた時、タンノイの大きな鳴らしこみの山を乗り越えたと思えるようになり、どうやら鳴らしこみがうまくいったといえる状態であると思います。

 私の好きなタンノイの音は、包容力に満ち溢れたプレゼンスのある心地よい音です。それを、自分の部屋で聴ける幸せを味わっているところです。

今日の1枚・*3 CD  ブラヴォー 13カウンターテナー
 早速、今日の1枚の、13人のカウンターテナーを聴いてみました。ダウランド、パーセル、シャンパンティエなど、中世の曲を歌っています。とても伸びやかな声で、爽やかで響きの良いアルバムです。
今日の1枚は、名盤や名演奏ばかりでなく、私が、長年聴きこんだ、私の好きなアルバムを紹介しています。気楽に読んでみてください。

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日本エコー遺産旧武徳殿とオーディオルーム

少し前にBS3だったか京都の日本エコー遺産で剣道場として使用されている旧武徳殿が最後に紹介されていた。以前横浜の番組も見ていて他にも番組があったらしく動画として東京の銭湯も5分ほど聴けるが、建造物とエコーとの因果関係には言及していない。
その点旧武徳殿は天井・壁と床についてそれぞれ詳しい音響効果の原因が説明されていた。
天井・壁については特定位置から発せられた音は90°の角に当たると返ってくるとの説明。旧武徳殿の天井は格子状に横木が組まれている(最終行URL参照)。一方床が厚く、床の下に空間があると足による床踏みの音が増幅されるという。太鼓のようなものか。
他に東寺と琵琶湖からの運河に点在するトンネルの音響が採りあげられていた。
タンノイスピーカーの潜在力がいくら大きいといってもオーディオルームが不適切ではつまらない音しか出せないので参考にすべくこれまでの経緯と経験を振り返ってみた。

部屋をよく見返すと、私のオーディオルームと武徳殿に共通性があることに気づいた。トレーニングルームを兼ねたオーディオルームを設計士に所望していて、床は頑丈に床下にはかなりの空間を設けたという。設計士は高校同級生で京大卒の優秀な方だが、音響効果については知識に乏しく会議室のように壁全面に有孔板を設置した結果低音の高音に比した吸音率の低さが低音過多の音の原因と二人で結論づけて前則面半分の壁を昔の小中学校体育館仕様の凸凹面にする(仕様名はコペンハーゲン)などの対策をしていた。床振動も影響あることは分かっていたが絨毯など直接的な消音ではなく、インシュレータや真空管アンプへの変更その他で対処していた。
もう一つの共通性としてオーディオルームの天井には、写真のように蛍光灯を包む幅広の木の枠が走っている。そのため、天井からの音響は非常に大きくその迫力に魅力があり、あまり対策は考えていなかった。かつて友人とベートーヴェン131番のブタベスト弦楽四重奏楽団演奏を雨の中LPレコードで聴いた時、友人は目をつむると4人組の姿が見える、それほど臨場感があると評した。私も同じ事を考えていた。銭湯でいい音が聴けるのと同じ現象だろうと意見一致したが因果関係はわからなかった。

NHKの短い録画では銭湯での音の性質原因は語られなかったので別途調べると細かい水蒸気に消音効果があるのだという。また湿度・温度の上昇は音速を早めるという。  小編成の弦楽四重奏には横組みから生じた反射はライブすぎ、湿気の多い天候でかえって臨場感が出たと了解した。これらの知識と過去の経験を踏まえ、さまざまな試行錯誤で弱まっている天井からの反射音の部分的復活を試みることとした。特に二世代アンプマッキントッシュ275の音は106番ハンマークラヴィアの再生が叩きつけるほど強烈で、ある知人は1943年演奏の第5交響曲より壮絶で驚いたという。当然録音時の音とは相当異なるものだろう。
天井からの反射とアフリカ黒檀でピアノが出せるはずのない音が出ていた。
アンプがユニゾン・リサーチに変わってもその傾向は少し残った。反射音が激減したのはプリアンプとパワーアンプの真空管に載せる素材をアフリカ黒檀からスプルースに変更してからである。新規に試みたスプルースの美しく伸びる音の魅力が迫力のある音の魅力を上回ったため恒久的な変更となるはずだった。
しかし、音の大小の変化が少なく曲によってはスプルースで物足りない曲や演奏がそれなりに存在する。大編成の曲やボーカルにその傾向が強い。

そこでまず、プリアンプの上にアフリカ黒檀、パワーアンプの真空管にスプルースを載せて試聴したところ、不協和音-両者が張り合って喧嘩をしている状態-そのもので音楽的ではない。アフリカ黒檀での音作りとスプルースの増幅は相性、バランスが非常に悪いと感じた。
最終的に試聴ソースの「シルクロード」で試行錯誤した結果プリアンプにスプルース、パワーアンプには、スプルース・アフリカ黒檀同数(アンプ毎に二個ずつ)載せるとバッティングすることなくバランスの取れた音となった。
恐らく曲種によって好バランスの配置は異なってくるだろう。
真空管上では、スプルース・カンカン石・アフリカ黒檀の三重奏が行われているわけで全曲種での主力というか,基調を担うものはスプルースでスパイスのような役割をアフリカ黒檀が担っているようだ。現在カンカン石は木材の燃焼を防ぐ目的だけだが、将来燃焼の可能性のないプリアンプの真空管に載せる試みもしようと思う。

現状でのタンノイスピーカーの音がデッドな環境のため弱すぎる、音楽的でないような場合、天井に横木を組んでみたらどうでしょうか。
旧武徳殿の画像は下記のとおりで戦前の地方農家の天井と同じ構造と思います。器用な人は日曜大工でも改造可能かもしれません。

https://www.the-kansai-guide.com/ja/directory/item/11986/

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バランス、長所を伸ばす,短所を長所に変える,現状で出来ることを考える

FUKU様のホームページを拝見して共通して試している事が結構あることが分かりました。製品で共通性があるものでは300BとC-22です。
一昨年ウエスタンエレクトリックで再生産された300Bは昔の製品は分かりませんが2000年前後に再生産されたものより相当いいと思われます。2本なら高価とも言えません。ユニゾンリサーチからパワーアンプを導入した際、販売店が東京から300B搭載のユニゾンリサーチ製プリアンプも持って試聴できた。その組み合わせは絶妙でどうしても手に入れたいと思い、約10年後に購入。念のためマックトーンのより高価なプリアンプも同時試聴してみたが、10倍以下の値段のC-22のほうが良い音が出ていた。C-22も相当なものだと思う。
スピーカと床の振動は私も悩まされたところで、石英球や砂を大量に入れるなどさまざまなことをやって、大理石を敷くことを思いついたが、オーディオ店の方にシオジ材を薦められそれまでに他の調整が進んでいることもあってこもりと暴れはなくなった。それから大体機器の下にはシオジ板を敷いている。

私は時間的に聴く事が不可能になったフルトヴェングラーとブタベストが好きだったことと、金銭的な問題から若い頃コンサートで生演奏を聴くことはあまりなかった。大阪中之島でベルリンフィル、アバトのベートーヴェン第九交響曲を聴いてから、おとなしい演奏で音響効果は効いていないが切れ目なく音が伸びていると感じて、機関銃のような非連続の連続音に聞こえるCD,トランジスタアンプより、LP、真空管アンプが良い。また多極管より3極管、シングル、無帰還が良いと情報を得て音が伸びる(盛衰が穏やかな)方向を目指した。
アフリカ黒檀を真空管から外す前までは蛍光灯を収める横柱の大きな音響に続き、天井の漆喰と合板製反響板が醸し出す硝煙のような二次音響は絶妙で違和感や、嫌み、ハッタリを感じさせなかった。
しかし、不意にヴァイオリンのスプルースを思いついて聴いてみるとその魅力に取り憑かれた。CDで聴いてさえ、舞踏の神化といわれる第7交響曲にまったく切れ目がなく美しい。 しかし、2年ぶりに黒檀の迫力も捨てがたくパワーアンプに写真のように配置した。黒檀は盛衰時間が短いが組み合わせると美しさと迫力が両立する曲目が結構あることが分かった。

他よりも素晴らしいベートーヴェンを聴くために結構なお金と多大な労力を費やしたオーディオシステムについての教訓はFUKUさんとさほど変わらないであろう。 一つ一つのメロディーは盛衰か緩やかで長く続いているように感じられるにも関わらず、曲が終了するまで嫌みな不協和音などがないため時間の経過が短く感じられる、ホールの演奏に近い音を目指すのが正道。
そこに近づくためには機器・部屋・アクセサリーを含めた全構成の協調・バランスを考えることが重要。また、ピンチをチャンスといった相手があるゲーム感覚より、短所と長所は紙一重、何かを付け加え削除することで短所が長所に変わらないかという柔軟な思考で試行を続けること、またいくら現状に不満があっても焦らす゛現状で出来ることをしていけば、道は開けると信じている。

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協和様
 いつもながら、タンノイの音作りに関して、日頃の努力を長文に渡り書いていただき、ありがとうございます。また、どうすればタンノイがうまく鳴るだろうかと、どうすれば、タンノイがうまく鳴る部屋作りができるのか、アンテナを張り、日々精進されることに、とても感心して読ましていただきました。

 文章を読んで、あるオーディオの先輩の教えを思い出しました。
タンノイオートグラフの箱については、英国オリジナルは薄い材料で作られている。ユートピアの箱がっちりと作られている。TEACの箱はその中間である。英国オリジナルは、箱の振動で絶妙なひびきを作り出します。国産の箱はどれも、箱の出来はオリジナルよりも数倍よくできている。しかし、オーディオというものはそんなものではない。それぞれに長所と短所をもっている。自己所有の良さを引き出してまとめていくのが、オーディオの醍醐味である。と教えてもらいました。おかげで、タンノイはオリジナルでなければならないという呪縛からのがれ、国産のオートグラフでも十分に音楽を鳴らせると勇気を教えてもらいました。

 タンノイは、音の存在感と訴える力があります。国産箱でも、うまく使えば、非常に高い能力を発揮します。オートグラフのエンクロージャーは、箱が鳴るように設計されています。オートグラフの振動がうまく抜けていけば、箱が鳴るように設計されています。

 私がやってきた、振動をうまく抜く工夫は、まずオートグラフ専用の木製の大型のスピーカーベースを作りました。重さは、約50kgあり、オートグラフの振動をうまく受け止めてくれます。これで音が箱にこもらず、抜けてくれる基礎ができました。次に、3点支持でカーボンの薄い板のインシュレーターを置き、そして、最後は、オートグラフのセッティングは、左右のコーナーに45度に置き、それをわずかに向きを外向きに振ることを、じっくり試し、中央に音像が定位し、深い奥行きのある響きを得るためのベストの位置を日々見つけるために、動かしました。そしてやっと抜けの良い音の入り口にたどり着きました。

 ホーンとは、スピーカーユニットから放射された音を囲いこんで、指向性をコントロールし、エネルギーを集中させることで、音に強力な浸透性を与える仕掛けである。広い空間で、大声を出しても音は届きにくい。しかし、メガホンを使えば、遠くまで明瞭に届きます。ホーンも鳴らすのは、難しい。使い方を誤ると、ホーン臭い音で鳴るのです。音がこもってボーボーと鳴るのです。金属系のホーンの音は、キンキン、カンカンと鳴るのです。オートグラフのバックロードホーンは、ストレートだと7mになる。それを複雑な動作により低域をかせいでいる。

 今日は、久しぶりにベートーヴェンの交響曲第7番をオートグラフで聴きました。最近、どうもオーディオにも熱がはいらず、集中力にかけた日々を送っていました。しかし、この曲を聴くことで、大きな勇気と希望をもらいました。音がどんどん私の心に入り込み、この部屋、このオートグラフは大切にしなければならないと思いました。

 協和様とは、異なるアプローチながら、少しでもタンノイがうまく鳴るのを目指して、日々、調整しています。これからも、よろしくお願いいたします。

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ご返信

共和様

 返信を頂きまして嬉しく思います。ありがとうございます。

 絵画の嗜好も含めご自身の向かっている方向をお示し頂けて共和様の人となりを感じられました。ベートーヴェンがお好きと、いえ失礼致しました、好と言う軽い言葉は相応しくないほどベートーヴェンに対する強い意志がおありと拝読させて頂きました。共和様の内なる心で厳選に厳選を重ね最後に残った楽曲の数々に一種の凄味を感じました。

 作品110が弾けるなどとは口が裂けても言えません。私はただ楽譜に書いてある音の鍵盤を押さえているだけです。それも指定されたテンポよりじっくりと。
ただ押さえるだけに意味があるのかと問われるかもしれません。私達は再現芸術の音楽を誰かの演奏で味わい楽しみますのでレコードなりCDなりパソコンで聴ければ十二分に幸せだと感じますので(それもタンノイと言う分不相応な素敵なスピーカーで)改めて楽譜を開き音を出すという私のやっている事は意味が無いでしょう。
だけれども、聴くだけではなく楽譜を開きそこに何があるのかを眺めてみるのも楽しいものです。研究だのアナリーゼなどという大そうなお話ではありません。なるほどと思う事が楽譜を眺めると結構あるのでそれも音楽を聴く楽しみに数えてさせて頂いております。

ベートーヴェンのソナタの内もっとも聞いているのが難攻不落の作品106(Hammer Klavier)と共和様の文章を拝読させて頂き、正直どのようなご返事をさせて頂いたら良いのか思案しました。私がこのソナタを聴いたのは十代前半の中学生の時にバックハウスのLPモノラル盤だったと記憶しております。(家にはシュナーベルのSP盤がありましたが、スクラッチノイズのせいもあるでしょうか、聴いた覚えがありません。(今、思うと電気を使わない蓄音機なら相応しい音で聴けたに違いないと思います。)
初めて聞いて私は途方に暮れました。何だか良く、いえ「全く」分からないと正直その時は打ちのめされました。返事が遅くなりましたのもその若い時のにがい経験がふと思い出されたからでしょうか。また、ベートーヴェンのソナタの内、作品106を最も愛聴しているとおっしゃる方に初めて出会ったからでもあります。冒頭に書かせて頂いたように強い意志がおありと感じられましたので、なまじっかなご返事は大変失礼に当たるのではないかと考えてしまいました。

 作品106は前回お送りさせて頂いた文章のように演奏不可能と割り切ってピアノの譜面台上でソナタ全集2巻の作品106のページをめくった事はありませんが、スピーカーの前では何度か読譜しながら聴いて来ました。
 簡単な例で申しますと第三楽章の77小節目はその一小節のみ両手ともにト音記号になり左手の方が右手より高音部を弾く様に書かれています。要するに左右の腕を交差させて弾く様に指示が出ている訳ですが、譜面を見ず演奏を聴いただけではなかなかピンとこないと思います。
 こんなどうでも良いことでも、読譜し弾いて得られる楽しみは音楽と触れ合う喜びをさらに昂らせてくれると感じております。ですから、無駄な抵抗とは知りながらピアノに向かう滑稽とも言える事を飽きずにしているのだと思います。

 ポリーニの演奏を特にお聴きと伺いました。ポリーニは随分と若い時期に作品106など後期のソナタを録音していますが、発売された頃は、老成し巨匠となってから最後のソナタ群に向かうのがスジではとないか考えてしまいました。
 それから随分と経って、自身が暗譜や読譜力が衰えていると感じるようになった頃に改めて作品106の楽譜をじっくりと眺めて気が付いたのです。
音符の球数が大変に多いのです。しかも長時間の演奏時間!さらに右手も左手もこれでもかというほど和音、和音、和音の重層構造(コード進行が複雑に絡まって・・・)になっており4楽章にはご丁寧に3声のフーガまで弾けとなっています。
 要するにとても暗譜なんて出来ない!体力も指の数も脳の記憶容量も足りない!
いえいえ、私のごとき素人と天下の大ピアニストを同じ次元で語る気は毛頭ありませんのでお怒りにならないで頂きたいのですが、ある程度歳取ると見えてくるものもあると言うお話ですのでお許しください。
「若い時でないとこれは覚えきれない!最後まで弾き切れない!正確な運指を履行するのは困難を極める!」バックハウスやケンプやグルダ、スコダ、デムス、他ならぬポリーニも超一流のピアニスト達にはそんなことはあり得ないでしょうが、それでもこれだけの作品です。若い時だからこそ弾ける何かがあり、それは老成してからでは遅いのかもしれません。ポリーニが若い時に録音に踏み切ったのには若い時だからこそ感じた何かがあったからだと思うようになりました。老成を待つだけが表現者の姿勢ではないのだと思います。

知り合いのピアニストが言っていました。「まだ学生だった時に師事した先生に週替わりで次々に新たな曲を課題に出されました。大変でしたが今では先生に感謝しています。お陰様で若い時に仕込んだ楽曲は指が覚えていて新しいレパートリーを構成するのに苦労がありません。若い時に沁みついた楽曲は年取っても忘れないのですね。反対に最近覚えた曲は毎日弾いていないと直ぐに弾けなくなってしまいます。」
全く同感です。こちらも私ごときが比べるのもおこがましいですが、私も最近ショパンのワルツを一曲弾こうと10回以上さらっても覚えられません!(鶏並みにおバカだから?いや鶏に失礼ですよね)つまり、歳を取るとはそう言う事だとつくづく実感しました。
比べるのは失笑を頂くだけですが、大ピアニスト達も我々一般人と同じ悲哀を味わっているのではないでしょうか。若く活き活きとしている時だからこそ複雑難解な後期のソナタを世に問いかけることが出来る!ポリーニのすごさは色々とありますが若くしてそういう選択肢を選び実行したことにもあると思います。

共和様これを機会にいろいろとお教え頂ければ幸いでございます。今後ともよろしくお願い申し上げます。
 
FUKU様にはこの場を借りましたこと御礼申し上げます。また、タンノイの話しではない長文を長々と書いてしまい申し訳ありません。
天満敦子氏のバッハ:無伴奏ヴァイオリンソナタ、パルティータの2004年録音のCDは出て来ましたが、ご紹介頂いたCDは行方不明です。その内出て来ると思いますが、せっかくご紹介頂いたのに聞けなくて申し訳ありません。

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近況

豪雨被害に遭われた皆様にはお見舞い申しあげます。
東海地方沿岸部、台風一過、朝晩は涼しさを感じるようになりました。

FUKUさん、KANさん、
天満敦子さんのCDを入手しました。
好きな曲:シャコンヌとジュピターが入っている方に。
KANさんご購入のCDです。
バイオリンとパイプオルガン、いいですねぇ。
大聖堂で聴いているような音の広がり。
もう1枚も近いうちに購入します。
ご紹介、有難うございました。

涼しくなり、ラインアップ変更。
夏バージョンの石のパワーアンプとノーチラス805から、
300Bとアーデンのラインアップを略一月ぶりにスイッチ・オン。
聴き慣れたラインアップでも新鮮さを感じました。
オーディオ聴感の不思議なところですね。

歌劇のCDを入手しました。
映画「ファーザー」の随所に流れる凛としたソプラノに魅了。
エンドクレジットで「ノルマ/マリア・カラス」と流れました。
当方、あまり馴染みのないジャンル故にソフト購入時は日本語対訳が絶対必要と。
ベルリーニの歌曲「ノルマ」全曲 3枚組CDが見つかりました。
美しい旋律です。
楽器にはない、人間の声のみが持つ美しさに癒されます。

「ファーザー」
主演はアンソニー・ホプキンス。
アンソニーの名前で出演し、徐々に進行する認知症の世界を演じます。
明日は我が身。
なかなか見応えのある作品でした。
ご覧になられた方も多いと存じます。

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van Ardenさん
お便りありがとうございます。内容を見てみますと、オーディオを実に楽しそうに生活をしておられることに、1つの充実したオーディオライフだと思っています。1年を通して聴くオーディオは、豊かで感性があります。
 また、季節の変化を、うまく活用して音楽を楽しんでおられることは、van Ardenさんの感性の豊かさを生かした良きオーディオライフだと思っております。オーディオは機器の買い替えの感想や、独特の方法で音作りされている人が多い中で、生活とオーディオのバランスが素晴らしい方だと思っています。
 私は、タンノイオートグラフに惚れこみ、とにかく自分の力で、できる範囲で、こつこつオーディオを楽しんできました。一定の音楽鑑賞に値するレベルの音が構築できたら、その後は音楽を深く味わうことの大切さを忘れないようにしたいと、使える機器はとことん使い切るまで、使い倒すと決めています。
 今後ともよろしくお願いいたします。

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枯れ木も

FUKU様

立秋を過ぎましたが、蒸し暑い日が続きます。如何お過ごしでしょうか。
時折襲う文字通りバケツをひっくり返したような雷雨には恐怖さえ感じます。明け方4時頃の雷雨では10分ほど停電する始末です。これからもより気象の状態は厳しくなっていくと思うと不安になります。どうか穏やかな日々であります様にと祈らずにはおれません。

最近何十年かぶりでベートーヴェンのピアノソナタ第31番変イ長調作品110に親しんでおります。とりわけ第3楽章のフーガですが、若いころ先生に言われた様にもっとバッハのフーガを勉強しておけば良かったと後悔せずにはおれないほど難しく感じ、挫折感を味わっている始末です。
聞き手でいた方が表現者でいるより遥かに幸福で実り多いと自身に対して文句を言うのは恥ずかしいものかもしれません。もう少し頑張ってみますが、ベートーヴェンの最後の3つのソナタは演奏技術と表現力の最も高い接点を求められる難解な作品であることは疑うべくもないとため息をつくばかりです。趣味の範疇の話しですのでたかが知れていますが。
学生時代の友人が卒業演奏で31番のソナタを見事に弾きこなしたのを聞いて以来31番には近づかないようにしておりました。人生も残り少なくなった今になって遅きに失しますが、最後のあがきか未練と言うのでしょうか、楽譜を開くだけは開く今日この頃という訳でございます。若い時の目標はベートーヴェンのソナタ全曲を一度はさらっておくでしたが、とんでもない、5分の一がやっとの有様です。正直に恥をさらしております。もちろん最初から告別やハンマークラヴィーアは勘定に入れておりません。演奏不可能です。

今、オープンリールデッキでテープを再生しながらセルジュ・チェリビダッケの1970年代からの演奏を聞いております。当時FM放送でチェリビダッケの演奏がオンエアされておりましたので一生懸命テープデッキを回したのが懐かしいです。これらの演奏は今では正規盤としてCD化され購入出来るのは何よりだと思います。
個人の感想ですから気にしないで頂きたいのですが、オープンリール38cm2トラックで録音した音はエネルギー感と臨場感に大変優れていてタンノイで聴くのにふさわしい音源だと感じています。FMの音は良くないのではと言うご意見もおありでしょうが、特別に調整していないと思われる放送音源は大変リアリティーを持って聞こえます。コンサートホールの雰囲気がそのまま聞こえるような気がして満足しております。個人的な意見です。

1977年の初来日からチェリビダッケが来日するたびに実際の演奏会場でしか味わえない音楽との出会いを求めて演奏会に通いました。当時、友人など熱心なファンの方々は海外にまで遠征してチェリビダッケを聞きに行っておられましたが、こちらは毎回渡欧する機会はあるもののチェリビダッケの演奏会に出会う事はありませんでした。取りつかれたようにミュンヘンのガスタイクなどに遠征する方々を見ていると少しばかり怖く感じたのが正直な気持ちです。臆病者の言う事ですから聞き流してください。
欧州では指揮者はオペラハウスで鍛えられなければ駄目だと言います。管弦楽曲畑で活躍し学んできた小澤征爾も随分オペラを勉強した成果としてウィーン国立歌劇場の音楽監督を拝命したのでしょうし、優れた指揮者は皆オペラを振っています。ホルスト・シュタイン、マルチェロ・ヴィオッティ、カルロス・クライバー、リカルド・ムーティ、クリスティアン・ティーレマン、ペーター・シュナイダー、ドナルド・ラニクルズ、ブルーノ・カッパネッラ、ステファン・ゾルテス、ズビン・メータなどオペラハウスの天井桟敷で聞いて感銘を受けた指揮者達を数え上げればすぐに指が足りなくなります。
ところでチェリビダッケは記憶に間違いなければ「オペラは音楽ではない。」と言っていたはずですが、オペラの序曲は彼のレパートリーでしたし、最近知りましたがオペラを振った音源も残されているそうです。チェリビダッケの様に偉大な指揮者は皆オペラを振れるのは当然と言うところだと思います。
多分、欧州で言うところのオペラハウスで鍛えられなければ駄目だと言う見解は的外れではないと感じます。素晴らしい交響曲の演奏をする指揮者は皆、オペラハウスでも素晴らしい指揮者でした。ささやかな経験から物を申しておりますのでお許しください。

素敵な再現力を持ったスピーカーが音楽人生をより豊かにしてくれるのはとても幸せです。
タンノイとの出会いはとても幸運なことだったと感謝して音楽を聴いております。
天満敦子の演奏をご紹介頂きました。同一の物を持っているはず(整理が悪くて直ぐに出て来ません)ですので探し出して改めて聴いてみようと思います。

枯れ木も山の賑わいと申します。本掲示板がより豊かになります様にと願ってやみませんので枯れ木の一本ではございますが、投稿させて頂きました。長く続いております本掲示板ですのでどのような内容の投稿をさせて頂くのが良いのか判断出来ませんでしたので今回は少しばかり個人的な事を書きました。本掲示板は基本的にはタンノイとオーディオに関する投稿を主体とする場所でオーディオに関連しない内容はふさわしくないならご注意を賜れれば幸いでございます。
これからも楽しくいろいろな事を教えて頂ければ嬉しく思います。

長々と失礼いたしました。ありがとうございました。

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自動筆記様 私がタンノイを聴く曲は「シルクロード」とモーツアルト「ハープとフルート協奏曲」の二曲以外はベートーヴェン「フィデリオ」、「ミサソレムニス」、「ピアノ協奏曲5番」他交響曲3,5,7,9それに後期ピアノソナタと弦楽四重奏曲、合計で20曲ほどです。ピアノソナタは101,106,109,110,111だけで106を一番聴いています。110番が弾けるとはうらやましい限りで私は縦笛、ハーモニカすらまともに扱えません。 106の次に好きなのは111。ベートーヴェンで印象に残る出出しは交響曲5番と弦楽四重奏で「そうあるべきか」、「そうあるべきだ」と音符に書かれた135番。 111についてはルーヴィンシュタインが自由を表現したものだと語っていたことを記憶している。 会画はゴッホ、シャガールなどギリシヤ・ルネサンス風でないものも好きだが音楽だけはロマン派は好きになれない。シャガールはサーカスの絵を好んで描いていてロシア革命の行く末を語ったか『放蕩して破産した富豪と理想を失った革命はサーカスに似ている』と語っていた。私は「感心」は悪い意味でも使える言葉と思っている。人はあまりのあくどさ、悲喜劇にサーカス的な関心・悪寒その他の感情を催すのではないか。 それに対してある対象に帰依することを感激と呼びたい。 感激は個別的で心情・信念・信仰と親縁性がある。 私がベートーヴェンに抱く感情は感動だ。個別的な崇拝者に対する帰依ではなく、普遍的な理想のヴェクトルを含む人の生き方に関し「そうあるべきか」、「そうあるべきだ」と胸に刻むように語りかける曲はベートーヴェンしかないと思っている。 貧乏だったのでポリーニのベートーヴェン公演を聴く機会はなく、わずかに10年ほど前ツィンメルマンの109,110,111を兵庫県のホールで聴いただけだが、腰痛で公演が延期されたためか、一曲で2,3箇所エラーしていた。

アナログではケンプ、バックハウス、CDでは数人のピアニストの演奏を聴いているが、ポリーニの演奏を越えるものには、出会っていない。

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自動筆記様の音楽と共に歩んでおられる人生を描いた文章に触れて、とても感謝しております。人生は神から与えられたものです。音楽を表現できる幸せは、他では得られない大きなものがあると思っています。

ピアノを通して、人が生きていることを実感する時間。ベートーヴェンのピアノソナタ第31番の響きは、芸術の世界への大切な道を作っておられると感じています。その人の持つ繊細な部分に宿っている大切なもので、創られねばならない大切なもののような気がします。この文章を読み、私は、リヒテルの演奏を聴いています。これは、やはりベートーヴェンという天才の作ったものだと、曲の偉大さや美しさに聞き惚れました。

オープンデッキの音は、音楽再生に必要な、分厚い音場を再現してくれます。欧州では指揮者はオペラハウスで鍛えられなければ駄目だという話やセルジュ・チェリビダッケの逸話は大変興味深い話でした。また、タンノイに関する素敵な再現力を持ったスピーカーが音楽人生をより豊かにしてくれるのはとても幸せの感想には大いに同感いたします。
私も日々タンノイとの出会いはとても幸運なことだったと感謝して音楽を聴いております。

今回の自動筆記様のお便りは、音楽の神髄をついたもので、多くのからの共感を得うる内容だと判断しております。音楽論、オーディオ感など、ぜひ、これからもお寄せください。

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夏場のオーディオシステム

これまで名前のタイトルを見て反射的に入力していましたが規約によりハンドルネームに変えました。さて、9/13朝、知人から家族二人がコロナにかかったのでシンフォニーのチケット二枚もらってくれますかと電話。当日夕からでしたが、ショパンコンクールで入賞したピアニストということで丁度夏場のタンノイはピアノソナタの音がオルガンのように太くなりくどくなる原因を探る目的で行くことにしました。夏場は湿度が高いのでオーディオの音が悪くなるとは常識的によく言われていることですが、ホールでの実演はどうなのか聞いて調整の足しにしようと思ったのです。行ってみて角野氏という若手とポーランド女性指揮の楽団とわかり、10年ぶりくらいのホールに反射板等の釣り手は残るが反射物がぶら下がっていないことを確認。速いテンポのピアノ曲の音は大きく聞こえオルガンのように太い音にはなっていない。冷房が良く効いて湿度は低いと感じたが、以前ムーディーの「新世界」とピアニスト辻井さんの「皇帝」を聴いた時は小さく音響効果の少なさを感じたが楽団の「新世界」の音響効果も大きかった。後ウィーン放送楽団の「エロイカ」が該ホールで聴いたすべてで指揮者・演奏者・楽団さらに曲目の違いは感じた。 しかし、湿度の高さだけで夏場のオーディオの音が悪いとはいえないと感じた。そこでタンノイを中心にインターネットの諸ウェブサイトを調べると銀ケーブルを使うとよい、昔はチャラチャラした音になっていたが最近のものは特殊加工をするので伝道の良さがそのまま表現されているとのユーザーや販売店の複数の感想や宣伝を見た。私はオーディオ論評にはオカルト的なものや科学的論理的に証明されないが確かに音が良くなる不思議な処理もあるが円安と金属高だから採用すると高いものになる、慎重に検討すべきとさらに検索すると、銅と銀の伝導率の差は数字的には僅少に近いこと、それより温度差による伝導率の違いが大きいことが確認できた。超電導は絶対零度に近づいて起こる現象だったことを思い出す。 そういえば、タンノイで聴く冬場のベートーヴェン106番は象牙のような白が目に浮かび天衣無縫な打楽器の音。夏はオレンジ色が浮かびオルガンや弦楽器を思わす伸びすぎる音だった。

音楽の実演は物の接触により生まれた音。しかし、オーディオでは電気信号の伝送の意味が大きい。 最近は電力需要の逼迫で電圧も下がり気味という。温度が高いことによる伝導率の悪化を考えなければならないと感じた。 加えてタンノイは木製、私のように真空管にヴァイオリンの材料であるスブロースを載せるなど多種多様な物・アクセサリーを楽器のように利用するオーディオでは電気信号伝導上のトレッキングエラーが木製品の高温による膨張などに相乗されピアノの音を悪くすると推測した。
そこで、スプロースを下ろし、パワーアンプの真空管に載せるものをカンカン石だけにすると幾らか改善された。エアコンと除湿器による改善と合わせると聴けない音ではない。 何事も改善は仮説・試行錯誤の連続で自分から限界を見切ってしまうことはありません。物理的なアクセサリー使用や配置と電気的な改善は偏りすぎなく車の両輪あるいはバランスの問題と考え、いろんな組み合わせを試すと必ず程度の差はあれ改善するものです。

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LPレコードのスタビライザーとして(ただしピアノ曲、ピアノ協奏曲に限る)、「ヘラクレス」名で販売されたカーボン製で神殿風の柱を躯体にし、柱内部が人工石英のものは大編成の曲ではCD風の平板な音に聞こえるがピアノ曲では瞬発性に優れ立体的に聞こえる。そのことを思いだし、真空管の上にスプルースに換えて人工石英を載せることを思いつく。載せることが可能な者として20年近くお蔵入りしていた亀形のものしか見当たらなかった。座りが悪く少しの振動で滑り落ちてしまう。ポリーニ演ずるベートーヴェンの106,109,110,111のCDを聴くと、高音は減衰が早いためか玉を転がすという表現以外思い浮かばない美音だが低音が高音と分離してピアノとオルガン協奏曲のようで非常にゆったりした(演奏時間が変わるのではなく感覚的なものだが)演奏となる。調整に使っているシルクロードをCDで聴くと、知人や評論家の「葬式・死の世界」、「死期を迎えた犬はベートーヴェン・モーツアルトを聴いても吠えるが、シルクロードを聴くと吠えずに安らかに死んだ」という言葉を思い出すスローな演奏。50年近く前のNHK再放送もそんな遅い音だ。
しかし、躍動感・立体感に欠けるので私の好みではない。そんなわけで、湿度の高い夏に真空管の上に人工石英を載せる試みは失敗と思った。
シンフォニーホールの批評なども再度調べ、サントリーや大阪中島の相似形で2千人も収用できるそうだ。ホールが満杯となることはあまりなく、二階・三階の客席が空くと直接音で山びこのように調和を乱す音が聞こえ違和感を覚えることがあるらしい。

ヘラクレスのようなカーボンと人工石英を組み合わせたハイブリッドの真空管への置物で聴いてみたいが、上部が楕円又は円形に近い真空管への置物の作成はかなりむつかしそうだ。それに、低音が尾を引くのは湿度よりやはり電力需要の影響が一番の影響のようだ。300Bをパワーアンプに使用したものに比べユニゾンリサーチのパワーアンプは各400w。200V電源をCSE800と1000の水晶再発振で使っているが800を繋いだ845真空管は時々カタカタと震え悲鳴をあげている。時々中古CSE1000が出回るが、100ヘルツ等50,60ヘルツ以外の出力が出来ないようなので購入を控えている。

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協和様

 いつものことながら、タンノイの音作りの改善の努力には、頭が下がります。
タンノイを聴きこんでこそできることだと思います。
音作りは、ケーブル、インシュレーター、スピーカーの位置、球の交換など、考えられることを、
こつこつやることで、少しずつ、その人の理想の音の近づいていくようです。お便りありがとうございました。

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台風は大丈夫ですか?

FUKUさん、台風が大変そうですね。

仙台方面にも向かって来そうですが、九州は経験の無い大荒れになりそうです。どうかお気をつけて、被害の出ないことを心より祈っております。私は9月になってやっと夏季休暇が取れ、奥州から岩手の龍泉洞旅行を計画していたのですが、台風の進路にあたるので旅館、ホテルを全てキャンセル、楽しみにしていたのに残念ですが仕方なさそうです。家で大人しく音楽を楽しむ事にします。

今回の台風は日本列島を縦断しそうです。皆さんにも被害のないことを祈っております。

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KANさんへ

今度の台風は、とても大きく、夜寝ていても、雨や風が音が怖くて眠れないぐらいの台風でした。
九州各地は大変でした。しかし、大宰府は、進路が少しずれていたので、大きな被害もなく、
ほっとしています。今頃は、KANさん東北の方に向かっていくるのでご注意ください。
お便りありがとうございました。

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