思えばカバトンも作り手に愛されてる感あるキャラだった。
だが貧乏人の小細工は札束で殴る。これが東堂流。
近年のプリキュアのネタ回としてはカオスみが足りない…じゃなくて、ネタ回とはいえヒーローではなく子供をエンジョイしているソラからは、半ば内定が決まっているからこそできるギャップイヤー的なモラトリアムを感じますね。
そういう所が現状小さく纏まってるんでしょうが、「空き時間ただ遊んでました」ではギャップイヤーの意味が無いので、今回の様な日々が終盤で活きてくる事を期待したいです。
それはそれとしてソラもましろも可愛すぎて生きるのが辛い。
>俺も○○だったけど克服できたからお前らも克服できる理論
何だかんだ熱血展開好きだから嫌いじゃない論調…なんだけど、見境無くこれやり出すとまほよめの刈り上げ君(リアン)になるし、使う相手の選抜が難しいのがもどかしいなって。
>オトナプリキュア
たった一年でも先輩は先輩だった。
同じリーマンでもこの違い!
同じ家事手伝いでもこの落差!
これが…先輩プリキュアの貫禄…!!
>舞ってどんな子だったっけ?
自分も殆ど憶えてないなぁ…ネタ半分で「咲大好きっ子」だとは認識してたし、今回もそんな感じの演出が見られたけどw
…元彼も大変だったと思うよ。忙しくて偶にしか逢えないのに、逢っても親友の惚気話を延々と聞かされてたんじゃ、そら愛想もつきますがな。(実際は舞が恋愛に身が入らない、上の空だったであろう事が原因だろうけど。)
>現実はみんなテキトーです。決断なんてしていない。
最近、能動態でも受動態でもない「中動態」なる概念を知りました。
何か哲学史ではかなり昔からあった概念らしく、能動態との対立概念だったんだそうな。
具体的な例えは以下のリンクで。講演会のテキストなので、調べた解説文の中では恐らく一番分かり易いかと。
http://igs-kankan.com/article/2019/10/001185/
>なにも考えずぼんやり生きてたら何の手応えも、
>何の成果も、何の肯定感もない人生になりましたというのでは面白くもなんとも無い
僕なんかは最早現実よりフィクションの世界に詳しいレベルで軸足持っていかれてる所がありますが…(苦笑)
それはそれとして、肉体は未だ三次元世界にあって肉体があればこそフィクションも楽しめるとあれば、三次元世界の生活を蔑ろにするのも何か違うな~ぐらいは思ったりしますね。
>テーマ的にちょっと風呂敷を広げ過ぎじゃないかと心配になりますね
SDGsだの何だのは具体的に解決するというよりは、「未来終わってるけど仕方ないよね」って諦観の方を取り上げそうな気がしてますね。
かと言って、こういう問題に対して「気持ちの持ち様」が答えで許されるのは子供までじゃないのか?という気もしますので、そこをどう落とすのかは気になってますね…
>オカルトに正論(ミステリの解答)ぶつけても倒せない
そういえば、「うしおととら」の藤田先生も短編集でミステリ描いてた事を思い出しました。(↓)
https://amzn.asia/d/eHPcdcZ
あとがきで作者本人が反省していた様に、パワー系の実行犯に口封じで殺されそうになった時の探偵役の対応がトンデモなんですが…まぁ、あの作者らしいな、とw
被害者も「普通に攫って普通に殺せよ」ってツッコめてしまうトリックも中々…(苦笑)
>魔法使いの嫁
幼馴染色々。
刈り上げ君に対してフード君もフィロメラも凹んでいたけれど、フード君の話聞かないのは刈り上げ君の「甘え」だし、フィロメラが刈り上げ君にキレてたのも「甘え」だと思う。
そういった、甘えたり甘えられたりする相手が身近に居る事は、必ずしも悪い事じゃないと思うし、そんなに凹まなくて良いと思うんだけどなぁ…
そのままの関係で良いかどうかは別だけどさ。
>勇気爆発バーンブレイバーン
そう悲観した企画でもないと思いますよ。多分、これって要は「機動戦艦ナデシコ」のタイトルを「ゲキガンガー3」にしたって事だと思いますし。
かつて憧れた「勇気」や「正義」。それらが現実に否定されて行く中で、それでもそれを信じ、証明しようとする話になるのではないでしょうか?
ナデシコの方は、信じつつも現実に打ちのめされたまま終わっちゃってるので、こっちとの差別化もできそうですし。
これ下手するとイメージアップを狙ったマッチポンプ疑惑を持たれそうな案件ですけれど、そんなことにならないのは、プリキュアのメンバーが地元民らに対してこれまで培った信用によるものなんでしょうねぇ(笑)。
>給料は比例しない模様
だから有能な同僚ほど「ここに居ても将来は無い」と言い放って転職しちゃうんですよねぇ(体験談)。勿論有能で無い私は黙って見送るのみなのですがw。
>当時の日本もそれなりの戦力を持っていて~(以下略)
仰る通り日本国に「付け入る隙が少なかった」というのは確かだと思いますが、私は当時の特異な国際情勢が齎した要因の方が大きかったのでは無いかと考えています(↓)。
◆◆◆
日本が明治維新によって統一国家をつくりあげたころ、ヨーロッパにおいても、ドイツとイタリアがいずれも1871(明治4)年に統一を完成した。いわば、この時期は民族統一を実現するために残されていた唯一の時期だったといえる。幕末の対日政策を主導したイギリスは、世界の工場としての地位を確立して、むしろ貿易の自由を強く求めていた。インドのセポイの乱(1857年)や中国の太平天国の乱(1851~64年)のような植民地支配に反抗する手ごわい民族運動に直面して、柔軟な対日政策をとり、貿易の自由が保証される限り、日本の国内紛争には中立の立場をとって介入を避けた。またアロー号事件をとらえて第2次アヘン戦争(1856~60年)を引き起こしたように、その主力を中国に向けていた。
極東でイギリスともっとも対立していたロシアは、1861(文久1)年に対馬を占領したが、イギリスが軍艦を派遣して退去させた。英・仏とのクリミア戦争(1854~56年)の敗北で、ロシアは進出の気勢をそがれ、国内問題に忙殺されていた。幕府と結んで多くの権益を獲得していたフランスは、ルイ=ナポレオンの対外政策がことごとく失敗し、とくに普仏戦争(1870~71年)で敗北して、日本から後退した。日本を開国させたアメリカは、南北戦争(1861~65年)によって国内問題に忙殺され、対日関係を消極化していった。このように、明治維新が達成されたころの日本をめぐる国際的環境は、一種の勢力の空白期でもあったのである。
(安藤達朗著・山岸良二監修『いっきに学び直す日本史―近代・現代【実用編】』p.88より)
◆◆◆
倒幕運動の高揚から戊辰戦争を経て、やがて明治維新に至るまで (1860~70年あたり)の、日本国が事実上の「内戦状態」にあった凡そ10年間に、本邦に対する欧米列強の直接的な政治的・軍事的介入が無かった理由もこれで説明がつくみたいに思いますね。要するに「歴史のタイミング的に偶々運が良かっただけ」ということなんでしょうw。
>『ちいさな国で』
いやぁ、実に面白い(と言ってはいけないのかもですが)本でした。処女作とは思えないほど文章が上手いですねぇ~(特に風景描写が)。
「いつの間にか変容していく日常を子どもの視点から描いた」という点ではコレ(↓)を:
https://www.amazon.co.jp/%E3%81%82%E3%81%AE%E3%81%93%E3%82%8D%E3%81%AF%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%92%E3%81%8C%E3%81%84%E3%81%9F-%E5%B2%A9%E6%B3%A2%E5%B0%91%E5%B9%B4%E6%96%87%E5%BA%AB-520-%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%92%E3%82%BF%E3%83%BC/dp/4001145200
「書物には苛烈極まる現実から僅かでも“心の距離を取る”チカラが備わっている」という点ではコレ(↓)を:
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%83%E3%83%84%E3%81%AE%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E4%BF%82-%E9%9B%86%E8%8B%B1%E7%A4%BE%E6%96%87%E8%8A%B8%E5%8D%98%E8%A1%8C%E6%9C%AC-%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%8B%E3%82%AA%E3%83%BB%EF%BC%A7%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%AB%E3%83%99-ebook/dp/B07897122Z
それぞれ想い出しました(2冊とも定番のナチス関連で恐縮です。いずれもだいぶ前に読んだ本で、過去にこの板でプレゼンしたようにも覚えていますが…まぁ大目に見てくださいw)。
本書から御大は(一応は終息したと見える)コロナ騒動を想起されたようですが、私は現在進行形ともいえる「戦争に関する世論」を連想しました。「ロシアのウクライナ侵攻」の関連報道が既に「日常の一部」と化したように、パレスチナ・イスラエル戦争が新聞のベタ記事扱いになるのもそう遠くなさそうですし。
かのタモリ氏は2022年末に、2023年を評して「新しい戦前になるんじゃないか」と発言されたそうですが、個人的には世界はとっくに「第三次世界大戦前夜」を迎えているように思えてならないですね。そういえば1937年7月にかの盧溝橋事件を切欠に始まった「日中戦争」も、当初は日本側・中国側ともに、対英米貿易を継続したいとの思惑から宣戦布告を行っていなかったため「支那“事変”」と呼ばれていましたっけ(宣戦布告を行ったのは太平洋戦争勃発以降)。少なくとも開戦当時の日本人の意識は「北京・上海などの在留邦人保護のためにやむを得ず武力を用いているまでで、戦争などでは毛頭無い。」だったのではないかと推察しますね、やがて「茹でガエル」になるとも知らずに。
>オトナプリキュア
プリキュア5の他のメンツに先駆けて、咲舞がクローズアップされるとは意外でした。舞の「二十歳を過ぎてのプリキュアカツドウ」に加わる動機が、ざっくり言うと“自分探し”というのも面白い。リアル幼女には理解不能の概念ゆえに、本編では全く登場しない言葉ですからねぇ~。
咲舞の前のめりの姿勢を受けて、未変身組(りん・こまち・うらら)は内心「やれやれ、これで私達は側面支援のみで、どうやら変身しなくて済みそう」とか思ってそうですねw。
>今回の敵はランダムエンカウント制なのでこちらから能動的に動かないといけない
ああそうか、何か本編と展開が違うなと思っていたら、敵のメイン目標がプリキュアじゃないからか。これは対応に中々手間が掛かりますね。そりゃあ索敵に時間を取られて今回みたいに変身しない回も出て来るか…まぁブンビーさんが代わりに変身ノルマを果たしたと思えば(笑)。
>このアニメ、どこまで射程に入れてるんだろうな
SDGsに高齢化に伴う住宅問題、果ては個々のメンツの心の葛藤まで取り上げるのか…テーマ的にちょっと風呂敷を広げ過ぎじゃないかと心配になりますね(ところで何クールやるんだろ?)。
やっぱ肩書って大事やね。
俺も○○だったけど克服できたからお前らも克服できる理論使うツバサ。ましろは自分が無理しても人に無理させないのにこの差よ。
>青田狩り
こいつ見込みありそうだからちょっと鍛えてやるか→この仕事振ってみるか→上司「この案件任せられる人いない?」→「彼なら適任ですよ」
サラリーマンあるある。なお給料は比例しない模様(最終的に出世する可能性は高いけど)
お婆ちゃんの態度見てると、ましろはいい子ではあるけど面白みがないんだろうなとは思うw
>日米“和親”条約
当時の日本もそれなりの戦力を持っていて(地政学的な価値は別として)侵略するには容易ではないし、江戸幕府という統治機構も存在しているし、宗教勧誘も失敗しているし、学問・教養レベルも高いから付け入る隙が少なかったんだろうね。
>仙台藩と徳川家の関係
へ~(地元の歴史に全く興味ない奴の反応)
>フリーレン
魔族絡みの設定はポワポワだね。ゾルトラークを軸にした魔法観は話が進むに連れて洗練されていくけど。
良くも悪くもメインストーリークリア後のサブクエ&DLC消化してる空気感。
>勇気爆発バーンブレイバーン
https://bangbravern.com/
企画が詰んでる感。
ミスマッチを狙っているんだとしても滑ってるし、1話でこいつら全員死んで(あるいは劇中劇で)少年がスーパーロボットに乗り込む展開やられてもシラケた感じになるしで、面白くなる予感が全くしない。Cygamesが絡んでるってことはゲーム化する予定でもあるのか。
人間不信というか人見知りというか引き篭もりというか…
そんな事を竜族の皆さんを見ていて思いました。
ヨヨとツバサの関係は「言われてみれば、どっちもインテリ系だな~」程度にしか思ってませんでしたが、思えばミラーパッドの譲渡が今回の伏線になっていたのかも知れませんね。
先行く人に引っ張って貰ったり背中を押して貰ったり…具体的な進路が決まってくると、終盤戦だな~って気がしてきます。
>伝説の竜族が永遠の光を守る
実際の所は分かりませんが、恐らく「長期的に恩を売っておけば、将来何かの役に立つだろ」って魂胆だったんじゃないかって気がしますね。
迫害されても腐らずに社会貢献してた竜族のご先祖偉い。
それにしてもスカイランドの設定が意外と凝ってる気がしますね。主人公の出身地だからなのか…居たとしてもやる事が無いと思ってましたが、やろうと思えば結構がっつりスカイランド編をやれる準備があったのかも知れない。
>オトナプリキュア
そういえば、かつて彼女達が戦っていたのは、何か爛れた大人達でしたね…
時が流れて、そんな大人達と一緒に働く様になって、彼女達自身もグレーゾーンに立っている…何だか感慨深いですねぇ…
ふむ…オトナプリキュア一作目に5(GoGo)が抜擢されたのは、単に人気やタイミングの問題だけではないのかも知れないですね。
>フリーレン
ドラえもん観てたらコロコロのCMにフリーレンが出てベイブレードやってた。
…何を言ってるか分からねぇと思うがおれも以下略
出版社繋がりなんだろうけれど、どうしてこうなったw
恐らく見た目ほど緻密な世界観してないんだろうけれど、今回は少し矛盾が目立ったと思います。
エルフの生殖本能は低下しているのに、胸の大きさを気にしてたりとか。
超強い攻撃魔法は研究対策されたのに、超戦争してる魔族の生態については全然研究されてなかったりとか。
まぁ、後者については魔族側からの情報操作とかがあったのかも知れませんが…
>ブルバスター
ちょろっと話に出て来た「海水を真水に変える研究」の戦犯感。
原石を発掘して職場経験を積ませて、挙句配属先まで決めちゃうのか…この婆さん何でもアリだなw(苦笑)。
>『江戸の瓦版』
ネット記事を書籍化したということもあって、サクサク読めて楽しめました。瓦版の売り子が顔を隠していたというのを聞いて初めは意外に思いましたが、改めて考えてみれば、封建社会に“報道の自由”などある筈が無いのは当たり前でしたねw。
私が一番興味を惹かれたのは、黒船来航絡みの二つのエピソードでした(前者は瓦版と直接関係はありませんが)。
◆◆◆
ところで、アメリカの議会がペリー艦隊に課した仕事は、「通商」「薪水・燃料の補給」「避難民の保護」を日本に認めさせることだった。この三つの内容を織り込んだ条約によって、日本と国交を結ぶことができれば、ペリーは任務を完了したことになる。
しかしながら、アメリカが最も期待していた「通商」に関して、ペリーは日本側に認めさせることができなかった。それは日本側交渉役のトップが、あまりにも手強かったからである。その役人の名は、林復斎(はやし・ふくさい 1801~59)。彼の当時の肩書は「大学頭(だいがくのかみ)」で、今で言うならば「東京大学の総長」に相当する人物だった。
ペリーは通商の意義について懇々と説いたが、復斎は、巧みな弁論術と圧倒的な知性で、その裏にある真意を暴いてみせた。…… これに対し、一介の海軍軍人であるペリーは反論することができなかった。そのため、不本意ながら「通商」の要求を取り下げたのである。
圧倒的な軍事力の差があったにもかかわらず、幕臣たちは臆することもなく堂々とアメリカ側と渡り合った。そして、一切戦火を交えず、平和的に事態を収拾したのである。アジアの周辺国が次々と、欧米列強の植民地、あるいは半植民地とされていく中で、この結果を導いた日本側交渉役の質の力量は賞賛に値する。(p.81~82)
◆◆◆
成程、だからこの時(1854年)に日米間で締結された条約名は、あくまで「日米“和親”条約」であって「通商」の2文字が入っていない訳か。ただ残念ながらこの折角の「ビギナーズラック」も、4年後の1858年にかの大老井伊直弼が欧米列強と相次いで結んだ不平等条約―安政の五カ国条約―でおジャンにしてしまうことになるのですがw。
もう一つは、黒船来航時に米国からなされた贈り物(蒸気機関車のミニチュアやモールス電信機など)の返礼として、相撲取りらにパフォーマンスを行わせた件ですね(↓)。
◆◆◆
ところで、伊豆の下田に招集された力士たちに課された仕事は、巨躯を披露することに加えて、怪力を見せつけることだった。そこで彼らは、まず日本側からの贈り物である二百ほどの米俵を、アメリカ側の小船に次々と運び始めた。米俵は一つ60kg程度である。これを、力士たちは一人で複数個持って動いたのである。…… 次ページ図25の瓦版には、身体の大きな力士たちが、軽々と米俵を持ち上げてアメリカの小船にどんどん運び込み、それをアメリカの兵たちが驚いている様が見事に描かれている。日本側のやり方は理知的ではなかったかも知れないが、決して間違っていたとも言えないだろう。(p.85~86)
◆◆◆
当時の江戸幕府のトップらが雁首揃えて知恵を絞った結果産まれた、アメリカに対する精一杯の「示威行為」だったんでしょうね。
>『下級武士の田舎暮らし日記』
こちらも興味深い本でしたね。内容の大半は実務的なやり取りが淡々と記録されているだけなんですけれど、幕末に掛けて徐々に貨幣経済へと巻き込まれていく江戸時代中期の世相の一端が垣間見えて面白かったです。「猪の食害を防ぐための鉄砲使用許可申請」に何度も言及されているのが何ともリアルですね。その再三に亘る申し立てに対して当初は十把一絡げに許可・不許可を決めていた当局の対応が、現場の突き上げを受けて渋々ながら地域ごとに少しずつ異なった取り決めをするようになっていく様子は、まさに日本的「お役所仕事」感がありましたw。
あとはそうですね。著者の矢嶋喜太夫が誠心誠意仕えた第5代仙台藩主・伊達吉村が、8代将軍徳川吉宗と「昵懇だった(p.136)」というエピソードは、これが後の戊辰戦争での「奥羽越列藩同盟」発足に当たって、仙台藩が旗振り役の一人となることに繋がっていくのか…などと思ったりしました。
>オトナプリキュア
今回は見事初トライで変身出来ましたね(笑)。しかし「タイムフラワー」なる名称といいシャドウの目的といいまだまだ謎だらけで、先読みさせませんねぇ~。
>地雷だらけの同窓会
のぞみ&りん&うらら&こまち&かれん「(私のことはいいから…)」
くるみ「私は上手くやってる。上司がクソなだけ」
むしゃくしゃしながら変身しそうw
ゾンビホラーとくれば、次は「こまちちゃん」やな(にっこり)
>江戸の瓦版
ついでに『下級武士の田舎暮らし日記』も読みましたが、なかなか面白かったですよ。
江戸時代中期、仙台藩の下級武士が書いた40年分の日記を現代語訳・解説したものです。全文翻訳ではないし、物語でもないので散文的な内容ですが、ちょいちょい興味を引くものがありましたね。
一例を上げるなら、武士の給料は家禄だったので仕事内容を問わず(無職でも)「家」に与えられていたそうです。格が高い家ほど家禄も高く、地位の高い仕事が与えられた。これだけ聞くと封建社会って感じですが、全部自分の持ち出しになるので後年武士たちが困窮してくると病気を理由に仕事を辞退することが増えたらしくてw(要するに仮病を使った) 病気を理由にするなら診断書持って来いってお触れが出たそうです。
>オーバーテイク!(今季アニメ)
F1の下の下の下にあるF4を舞台にしたレースドラマ。
このランクだと資金が潤沢なチームもあれば趣味の延長でやっているチームもあって部活感がある。実際主人公が属しているのも金欠弱小チーム。お金の話(チームを維持するのに1000万は下らない)もあって業界ものとしては及第点か。
視聴者に説明するために主人公が無知すぎて今までお前は何をやってきたんだ?感がよくある。
ソラやあげはの時みたいに、エルの帽子を取ってあげたり、擦り傷の手当てをしてあげたりして「成長したなぁ…」ってしみじみする話にならないの、ましろらしいなって思いますね。
劇的なイベントが無い人生を送っているからこそ、「自分は成長している」、「自分は前に進めるのだ」という確信を得る為には、じっくり時間を掛けて自分自身と向き合い続ける必要があるのかも知れません…
>ソラの影が薄い
ソラ(空)は空気でできてるからねぇw(違)
この時期主人公の影が薄くなる構成は、ここ数年ずっと続いている事を鑑みるに、失敗したのではなく初めからそういう構成で作品作りをしているのかも知れませんね。
プリンセスのはるかと比べるなら、当時の構成でははるか以外のプリキュアの影が薄くなりがちだった様にも思えます。その辺のバランスを取るモーメントが働いているのかも知れません。
もう一つは魔法つかい以降の脱ストイック路線が影響しているのでは、と。
「子供は放っておいても成長するし、それ以上の成長をさせる必要はない」というスタンスは、一見ストイック路線なひろがるスカイでも踏襲されている様に思います。
ひろがるスカイでは「成長する為に頑張る」というより、「既に頑張っている私が成長する為に必要なもの」を獲得して行く物語の様に見えますね。
>オトナプリキュア
不穏って感想が一番強い(苦笑)。
タイムフラワーの微妙に不気味なデザイン。アクションシーンの怖さ。敵の一見正論に見える台詞…「正しい方向」みたいなものが感じられないんですよねぇ…大人の世界観ってそういうものだろって言われるとその通りなんだけど…
後、シャドウの能力がパンデミックみがあるのも怖い。大人の世界観の場合、こういう事態が起きると…
学校閉鎖→のぞみのライフが0に。
在宅ワーク→りんとくるみのライフが0に。
公演中止→うららのライフが0に。
医療崩壊→かれんのライフが0に。
…地獄絵図やん…(滝汗)
>ドキッ!地雷だらけの同窓会!
自分も大してお酒にハマらなかったから、こういう口が重くなる状況での口の滑りを良くする為にお酒を飲むもんだと勝手に思ってましたが…どうやら今回は違う様で…
今後、皆どうやってゲロっていくんでしょうねぇ?
個人回が続いているから、という訳でも無いんですよねぇ。2週前の野球部の助っ人を頼まれた回も左程印象に残ってないし…ソラの「ヒーローになりたい」という目標が抽象的過ぎるからかなぁ?でも『ゴープリ』のはるかの「プリンセスになるのが夢」もソラに負けず劣らず抽象的ですが、しっかりキャラ立ちしていたという印象が強く残っていますし…。個人的には『ゴープリ』でカナタ王子関連のエピソードを終盤まで引っ張ったように、本作もシャララ隊長救済にもう少し尺を取った方が良かったかもなぁ、なんて思っています。
>オトナプリキュア
あんなに仲の良かった5人プラス妖精1人が、お互いの近況を巡って腹の探り合いをしているかのような描写は、久し振りの再会ゆえにリアルっちゃあリアルなんだけど、正直見てて辛いものがありましたね(苦笑)。街の平和も守りながら、6人がそれぞれの目の前の現実を肯定していく物語になるのかな? あと戦闘シーンの作画は思っていたより美麗だったので安心しました。
>『江戸の瓦版』
面白そうな本ですね。今週はちょっと仕事が忙しかったので、次の休みに読むことにしますわw。
>自〇を報道すると連鎖する傾向がある
それを聞いて私は「ウェルテル効果」なる“後追い〇殺”を多数産んだ文豪ゲーテの『若きヴェルテルの悩み』を想い出しました。『ソフィーの世界』p.445によるとデンマークとノルウェーでは長らく発禁図書とされていたらしいです。以下のWikiの記事を見ると日本の「心中物」の話題も登場していましたね(↓)。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%86%E3%83%AB%E5%8A%B9%E6%9E%9C
これを書くことで作者である当のゲーテ自身は失恋自〇を思いとどまった…というのが、何とも皮肉ですね(笑)。
>本川氏の専門分野は棘皮動物
>海外にいた頃に知った教授の本とかを下敷きにして書いたよう
「研究者として“その道のプロ”であること」と「門外漢向けの分かり易い入門書を書けること」とは別種の才能なんだなぁということを改めて実感しますね。両方を見事に両立させた人物も勿論いらっしゃいますが…マイケル・ファラデー『ロウソクの科学』とか、ジョージ・ガモフ『不思議の国のトムキンス』とか、この読書の秋に手を出してみようかなぁw。
プリズムのクリアファイルだけ売り切れ。バタフライはスカイの倍売れ残り。みんな正直やね。
>自分の為にガチ泣きしてくれる大人
>過去の自分を救済する様なエピソード
ああ、確かに。次回予告でいまさら過去を深掘りするの?と思ったけど、その辺総括するのかもしれませんね。
ましろって素で「あなたのために私は全力を尽くします」ってできる子なんだよね。それも前振りなくやるから、いつの間にそんなに距離縮めてるの!?って見る方が驚く。あげははフランクだけど、その一線を超えてこない印象がありましたね。
>お酒
個人的に飲まないから、楽しみとしても憂さ晴らしとしても飲む人の気持ちがわからんw 健太の店、プリキュア組しか客いなくて資金繰りに困りそう。
>ゾウの時間 ネズミの時間
大きいほどエネルギー効率が良いのは知ってたけど、ゾウは意外と骨折している(大型動物は骨格の安全許容度を犠牲にして内蔵周りにリソースを割くため)、昆虫は酸素を取り入れるための気管を体表面から体内に伸ばしていて脱皮するたびに結構危険なことしてるとか、そんな雑学がまた増えた。
>本川氏の専門分野は棘皮動物
一章割いて解説してましたね。興味ないから読み飛ばしたけどw 執筆した本のタイトルを見ると海関係が多いので納得です。海外にいた頃に知った教授の本とかを下敷きにして書いたようですね。動物学を専攻していたそうなので基礎レベルの知識で書いているのかもしれませんが。
「子供に真面目に謝ってくれる大人」レベルのレアカードだよね。
こういう思い出が、エピファニーでも通過儀礼でも何でも良いからその子の力になってくれる事を祈らずにはいられない…
後、保育士とかって腰の負担が半端ない仕事なんだから、腰に変な負担が掛かりそうな生活態度は改めた方が良いと思うよ、あげはさん。
>夢原先生とあげは先生
>細かくはともかく大局は似たような状況
無力感や信頼関係を表すのに、物理的な距離ができるっていうのは便利なのでしょうね。文字通り手が届かない所に行っちゃうから。
のぞみの方は無力感、あげはの方は信頼感が強く出ていた様に思います。
離れ離れになる相手が真に自分を思ってくれているのか?「ましろんは寂しくないの!?」と泣いていたあげはにとって、何気に一貫した命題だったと思います。
前回のソラに続き、過去の自分を救済する様なエピソードですね。
>オトナプリキュア
流石は東堂いづみ…「お前に俺の気持ちは分からない」以上の禁止カード「お前が身代わりになってくれるのか?」を躊躇い無く切ってきやがった…!
一年掛けてる暇無いからね。仕方ないね。
個人的に印象に残ったのは「お酒」の描写ですね。充電エナジーでもありコミュニケーションツールでもあり自暴自棄のお供でもある。多様な顔を見せてくれているなって。
>ブルバスター
新人パイロット君の、「無知なお上りさん」なんだけど彼なりの蓄積がしっかりとあるって感じられる描写好き。
それはそれとして、絶対怒らせちゃダメなタイプのお姉さんは怒らせる。半ばノルマみたいなもんだし、ねぇ…
>キモさの方向性が独特
陰キャ男子の世界観というか、発想力の豊富さが試されますね。
取り敢えず「経験済み~」の方の陰キャ男子は、性欲に振れ過ぎてて発想が貧困だと思います。その程度のキモさでは、小村くんのレベルには到底及ばない。
女性作家の作品で「叡智は彼女の義務」なんて言われた日には、全人類の男を道連れにして切腹したくなります…(←こういうとこがキモいんだろうなぁ…w)
>ゾウの時間ネズミの時間
前にゼミ関連での集まりに参加した時に、「人間の脳を巨大化させたら賢くなるか?」みたいな話があって、思い出した研究ですね。(多分)
その時に著者の本川達雄氏の研究論文をあたってみましたが、それらしいものは見当たらず。一般人向けの雑学レベルの話なのかと思いました。
考えてみれば、時間の感じ方を客観的に測る方法なんて思い付きませんでしたし、ガチな研究としては発表し辛い所はあるのでしょうね。
因みに本川氏の専門分野は棘皮動物なのだそう。ゾウもネズミもいない海が舞台だったので驚きました。琉球大学にも居たみたいですし。