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LV1200のかさ上げ

現在、御社のLV1200-sp(ジョイント穴付き)をフロントスピーカーの左右後ろに使用しています。
御社のパネルの使い方説明にある通り、さらに高い効果を期待して現有のLV1200-spの高さを30cmぐらい高くしたいと考えています。
LV300-spを購入できれば良いのですが、現在そこまでの資金が無く、LV1200のジョイント穴に木製の棒を差して30cmのかさ上げが出来ればLV1500に近い効果が期待できないかなと考えています。
このような方法を用いたときパネルの下に出来る30cmの空間がどの様な問題を起こすか、予想できますでしょうか?
悪影響の方が大きい(やらないほうがまし)ことも考えられると思いますが、LV1500との効果の違いが想像できるようでしたら、アドバイス頂きたいです。

LV300を購入するわけでもない、真に失礼な質問ですがよろしくお願いいたします。

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> LV1200のジョイント穴に木製の棒を差して30cmのかさ上げが出来ればLV1500に近い効果が期待できないかな・・
■LVパネルの効果は二つあり、<1>パネルの表面からの水平拡散反射音がVocalや楽器の音に三次元の佇まいを与え、<2>裏面と内部の吸音構造が余分なミッドバスを吸音してサウンドステージに透明度を与えます。

<1>の効果はミッドバスから上の帯域を対象とするので、パネルの下に足継ぎを入れてパネルの背丈を上げるとその効果は倍増します。

<2>の効果はミッドバスから下の帯域を制御する効果が大きいので、床に着地したLVパネルでないと効果が半減します。

ご質問の方法の場合、中高音域にはかなり大きいプラスの効果をもたらし、低音域には若干のマイナスの効果を生みますから、トータルするとプラス傾向と思って良いでしょう。

下記ページもご参照ください。
http://www.salogic.com/home-select.files/home-125.htm

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公開回答

1.CT用とSP用の同時使用を勧められているので、まずはこの2点の購入を検討しています。しかしながら、部屋が2階にてかなり重量があるようなので、30キロを一人で運ぶのは厳しいと感じています。そこで単品のLVを買って、部屋で自分で蝶番を付けたいと思いますが、簡単に組立可能でしょうか?蝶番を付ける位置など説明書はついてくるのでしょうか?

2.SPは背が高い程よさそうなので、1800を考えています。CTは写真を見る限り、あまり高い物を使用されている例は無いようです。CT用の高さについて注意があれば、ご教示下さい。ちなみに我が家のSP(B&W CM9)は台込みで1100ミリにて、視聴高さは900ミリくらいの位置です。

3.ルームチューニングについて詳しく教えてください。当方は北九州在住です。お借り出来るLVパネルはどんな種類でしょうか?診断に写真が必要ならば送りますが・・?購入予定は、1800sp×2枚、1200ct(穴付)×1枚です。

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> 蝶番を付ける位置など説明書はついてくるのでしょうか?

■蝶番の高さを合わせて組み上げるのはかなり難しいので、一旦仮組してから片方のパネルを外して梱包します。設置場所に並べてから付属のビスで組み立ててください。

説明書などは付属しませんので、設置方法などはHPをご参照ください。


> CT用の高さにについて注意があれば・・

■スコーカーとセンターパネルTopの中間くらいの高さにVocalが定位します。

従って背が高すぎると上を向いて音楽鑑賞するような音場になるため、センターは1200〜1300をお勧めしています。

リスニングチェアの座面がソファーのように低ければ1200、ダイニングチェアーのように高ければ1300が標準です。

注1)SPパネルと CTパネルの高さを違えた方が音場の立体感が明確に出ます。

注2)部屋の広さが24畳くらいあればCTパネルを1500〜1800にしてもかまいませんが、(注1)の理由でお勧め出来ません。


> SP(B&W CM9)は台込みで1100ミリ・・

■SPの高さに合わせてパネル(SP、CT)の高さを変える必要はありません。


> お借り出来るLVパネルはどんな種類でしょうか?

■デモ用のパネルは高さ600mmです。積み上げて1200や1800として使います。ジョイント穴無しなので、積み上げて平時の不安はありませんが大きな地震ではくずれます。ご注意下さい。

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公開回答

今までアクセサリーによる機器のチューニングを行ってきましたが、ルームチューニングのパネルを検索する内に、貴社のLVパネルが目にとまりました。

ふとオーディオ雑誌を見てみると、視聴用の部屋の写真には、結構LVパネルが使用されていることにも気づき始めています。

ネット上でもその効果に関する記事もたくさん見ましたので、私の心の中での信頼度はアップしています。

我が家のオーディオルームにおいては、適度に家具を配置し、家の建築の際にも、天井版には残響を減らすボードを貼っています。ある程度は満足していますが、如何せん規格が日本のプレハブなので、広さは12畳でも天井は240ミリしかありません。

最近SPを横配置にしたことで、横方向の広がりは得られましたが、縦方向に不満を感じています。

そこで質問です。LVパネルを設置することで、逆効果になるケースはあるのでしょうか?どんな部屋でも良くはならなくても悪くなるのは困ります。例えばデッな部屋は適度なライブに。ライブな部屋は適度なデッドになら良いでが、デッドがよりデッドでは困ります。

こんな時に効果は発揮しにくい。というケースがあれば教えて下さい。

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> LVパネルを設置することで、逆効果になるケースはあるのでしょうか?
■適切な配置が可能なスペースがあれば、逆効果の可能性は全くありません。
デモパネルがございますので、ご利用ください。
http://www.salogic.com/home.files/campaign/campaign01.htm


> デッな部屋は適度なライブに。ライブな部屋は適度なデッドになら良いでが、
■LV・SVパネル共に上記のように動作します。

> こんな時に効果は発揮しにくい。というケースがあれば教えて下さい。
■センターにオーディオラックがある、TVがあるなど、LVパネルによる音場コントロールを乱す反射物があると効果が半減します。しかしそれでも十分大きな効果が得られます。

お客様のレポートもご参照ください。
http://www.salogic.com/home-select.files/home-127.htm
http://www.salogic.com/home-select.files/home-126.htm

> 最近SPを横配置にしたことで、横方向の広がりは得られましたが、縦方向に不満を感じています。
■縦長配置にしてサイドパネル(高さ900mm)を置いて頂くと、奥行き方向の佇まいと横方向への広がりが同時に達成できます。

メールでいただいたお問い合わせへの公開回答です。

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(No subject)

■村田様
先日問合せました、低音不足の件助言いただき早速ブロックをSP背後コの字に重ねました、期待した以上に低音が出てきました、後面開放のオイロダインのゆったりした軽い低音はより生に近い感じになり、センターパネルを追加を考えてます。

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ギャラリーバッソ

>現在貴社のD.Cube2EXとLVパネル1200×2を使っております。
>スピーカー:LinnのAkurate242の低域がやや痩せていることから、ギャラリーバッソを検討しています。

■バッソには、ウーファー位置に浮き上がってしまいがちな低音楽器を床に着地させて音楽に安定感をもたらし、その上に積み上がるように中音楽器・高音楽器を定位させて音場を立体的に構成して全帯域の楽器の分解能を上げる、つまり低音楽器も良く聞こえる音場を作る効果があります。

ただし上記の効果は高音域(シンバルなど)を上方に引き上げる操作と合わせて実行しないと効率が悪いので、シンバルを引き上げる効果が顕著な1800または1500サイズのスピーカーパネルと組み合わせて使用してください。

1200サイズのスピーカーパネルは奥行き方向の立体感・楽器の佇まいを再現する効果がありますが、高さ方向の立体感は期待できません。


>これはSVUパネルの60cm1枚あるいは30cm2枚を床に置くのとはどのような違いがあるのでしょうか?随分と価格が違うので構造の違い、効果の違いについて教えて頂ければありがたく存じます。

■スピーカーパネルが1500または1800サイズであれば、バッソを追加していただくことで低音楽器が床に着地して音楽の安定感と低音楽器の存在感が増し、その上に中音楽器、更にその上に高音楽器や天井方向に漂う高音域の余韻が乗って安定感と奥行きと高さのある3次元のサウンドステージが再現されます。

バッソに代えてSVUパネルを置くと低音楽器を着地させる効果は似たようなものですが、高音域の余韻を引き寄せる効果も合わせ持っているため、上方に定位して欲しい高音楽器や高音域の余韻が床に引き寄せられて上下方向の立体感が狭くなります。つまり楽器の解像度が若干低下します。

メールでいただいたお問い合わせへの公開回答です。

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センターパネル

現在、
http://www.salogic.com/home.files/RoomBuild/RoomBuild2.htm
におけるAにSV1800spをD(E)にSV900を使用しています。
BにはSV1200ctを置くのがいいのでしょうが、どうしても視覚的に受け入れることが出来ません。
試しにSV900をBの位置に移動し、山型にしてセンターに置いたのと平面にして壁に付けたのを比べてみました。山型の方がわずかにいいと感じましたが、視覚的な好みを入れると平面でも十分と思いました。そこで1200の高さのパネル4枚を腰板のように壁に貼り付けることを考えています。
この場合、
http://www.salogic.com/home-select.files/home-25-sub.htm

フロント壁面全体を拡散性にしてしまうと左右(横)方向の解像度が低下することが分かっているので、新設のパネルはリブ構造ではあるものの、左右方向への反射音の性質は平面反射になる構造としました。
とあるように、
パネルを既存のSVパネルのような凹凸のあるものでなく、凹凸のないものがいいのでしょうか?

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> 既存のSVパネルのような凹凸のあるものでなく、凹凸のないものがいいのでしょうか?
■A(水平拡散反射)とB(水平拡散反射)の境目に30cm程度以上の平面があった方が左右方向の分解能が高くなります。
http://www.salogic.com/home.files/RoomBuild/RoomBuild2.htm

下記例では
http://www.salogic.com/home-select.files/home-25-sub.htm

ミッドバスの吸音特性のみを持たせた凸凹のない特注SVパネルを正面の壁に配置し、その手前にSPパネルとCTパネルを設置しました。

結果、リスニングポイントから見て、SPパネルとCTパネル(水平拡散・ミッドバス吸音)の境目に平面パネル(ミッドバス吸音)が30cm以上見えています。

フロント側全体をSVパネルにするのであれば、SPパネルとCTパネルの間に凸凹の無いSVパネルを挟み込むと良いでしょう。

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ご返事ありがとうございます。
> 下記例では
> http://www.salogic.com/home-select.files/home-25-sub.htm
>
> ミッドバスの吸音特性のみを持たせた凸凹のない特注SVパネルを正面の壁に配置し、その手前にSPパネルとCTパネルを設置しました。
>
> 結果、リスニングポイントから見て、SPパネルとCTパネル(水平拡散・ミッドバス吸音)の境目に平面パネル(ミッドバス吸音)が30cm以上見えています。
>
> フロント側全体をSVパネルにするのであれば、SPパネルとCTパネルの間に凸凹の無いSVパネルを挟み込むと良いでしょう。

CTパネルを置かずにその代わりのパネルを壁につけるということを考えているわけです。
たとえば、
http://www.salogic.com/Shimizu-cho-Hall/shimizu-cho-hall01.html
ではそのようにされていると思います。
フロント側全体をパネルにするのはコストがかかりますので、SPの間の中央部のみ、1200の高さのパネル4枚を腰板のように壁に貼り付けることを考えています。
パネルを既存のSVパネルのような凹凸のあるもの(http://www.salogic.com/Shimizu-cho-Hall/shimizu-cho-hall01.html
のように)でなく、
http://www.salogic.com/home-select.files/home-25-sub.htm
のような凹凸のないものがいいのでしょうか?

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凸凹はサウンドステージの奥行き方向の立体感を出すためのものです。abcさんの実験結果と同じ効果を出すためには、凸凹のある標準パネルを設置して下さい。

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冒頭から話が逸れてしまいますが、デモルームの躯体の製作は打ち合わせの利便性も考慮して地元のプレカット工場に頼もうと計画したのですが、オーディオルームのプレカットは無理難題が多く、日本最大の設備を誇る ポラテック(株)にお願いする事になりました。
http://www.polus-tec.jp/ikkantaisei/kakou.html

メールと図面による基本設計が完了したので、一昨日東京に出向き、プレカット設計の詳細の詰めを行いました。

そのついでに一泊してサムネール50番の惣野さんのリスニングルームをお尋ねしました。
http://www.salogic.com/home-select.files/home-50.htm

現在は上記写真のセンターにあるQRDが撤去され、同じ場所に日東紡音響のAGSが設置されています。
http://www.noe.co.jp/product/pdt1/pd1_12.html
http://www.noe.co.jp/product/pdt1/pd1_12_01.html

ところで、センターに置くLVやSVパネルは、V字置きで最大の調音効果が得られるように設計されており、V字の角度でボーカルの定位と低音楽器のヌケを調整をする仕組みのため、平面置きは推奨外としてあります。

abcさんのようにご自身の耳で確認していただき、必要十分な効果が得られていることを確認して設置して下さい。

SVパネルのV字置きがスペース的に無理で(ホームシアターなど)平面に置くのであれば、惣野さんのリスニングルームで聴かせて頂いたAGSがベストと思います。

スピーカーパネルGallery-SV、センターパネルAGS、の組み合わせが、デサイン・音の両面で、センターパネルが平面の場合の最強の組み合わせでしょう。

ところでデモルームでは、できれば壁そのものを調音パネルにしたいと考えています。

据え置き型のSVやLVは位置の移動で音場の微調整ができる利点があり、そこを捨てるリスクがありますが、新築するのであれば一体型にしたいですよね。

SVパネルは表と裏から同じ低音の音圧がかかったときにミッドバスの吸音帯域が設計値になる構造ですから、単純に壁に嵌め込むことは出来ず、新規に設計し直さなければなりません。

センター設置の平面パネルも必要になるので構想を練っているところです。

現時点では平面設置のセンターパネルはAGSをお勧めします。

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メールでご質問を頂きましたので、SV+AGSについて補足します。

> SV1800spを壁に押しつけるようにして設置しているが、ミッドバスの吸音特性に影響はないのですか?

■自立型のSV1800spであれば目立った影響は出ません。部屋の壁にビスなどで固定する場合は、パネル裏の上・下端に厚さ10mm以上の角材を夾み固定して下さい。

> 石膏ボードに壁紙の部屋で、ブーミーな低音のカブリが多くてSVパネルを多数(センターはSV1300ct x 3)設置しています。センターパネルをAGSに置き換えると、低音はどうなりますか?

■石膏ボードの部屋は大多数のケースでミッドバスの響きが多すぎるブーミーな音場になります。SVパネルが壁振動によるブーミーな輻射音を吸音してボンツキを隠しているはずなので、SVパネルを撤去しての置き換えはお勧め出来ません。

SV1300ctをリスナー後方の壁際に移動するなどして、ミッドバスの吸音量を減らさない工夫をした上で、AGSを置けば良いでしょう。

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私は自宅の壁の弱さによる定在波の解消を目的に、凸凹のない特注SVパネルを貼り付けたいと思っています。
> ■自立型のSV1800spであれば目立った影響は出ません。部屋の壁にビスなどで固定する場合は、パネル裏の上・下端に厚さ10mm以上の角材を夾み固定して下さい。
1.たとえば、
http://www.salogic.com/home-select.files/home-25-sub.htm

http://blogs.yahoo.co.jp/hanahanahanako/MYBLOG/yblog.html?m=lc&sv=%A5%B5%A1%BC%A5%ED%A5%B8%A5%C3%A5%AF&sk=0
の壁に貼り付けたパネルは、パネル裏の上・下端に厚さ10mm以上の角材を夾み固定してあるのでしょうか。
2.また凸凹のない特注SVパネルとは、通常の凸凹のあるSVパネルと比較して、凸凹が無く他の構造は同じものと考えればいいでしょうか?
3.パネル裏の上・下端に厚さ10mm以上の角材を夾み固定せず直接貼り付けた場合、どのような問題点があるのでしょうか?

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> 壁に貼り付けたパネルは、パネル裏の上・下端に厚さ10mm以上の角材を夾み固定してあるのでしょうか。

http://www.salogic.com/home-select.files/home-25-sub.htm
■写真にも写っていますが、2400mmの左右壁パネルは上・中・下の裏側に横桟を入れて3点止めになっています。桟木の厚さは20mmくらいと記憶しています。

http://blogs.yahoo.co.jp/hanahanahanako/MYBLOG/yblog.html?m=lc&sv=%A5%B5%A1%BC%A5%ED%A5%B8%A5%C3%A5%AF&sk=0
■ガラス戸の手前のパネルは上下の窓枠に固定してあり、アルミサッシが自由に移動できる隙間が空いています。写真によるとガラスまで25mmくらいでしょう。

■対向面のパネルは、壁をくり貫いて嵌め込んであるので、CD棚の奥行きに相当する空間があります。

> 2.また凸凹のない特注SVパネルとは、通常の凸凹のあるSVパネルと比較して、凸凹が無く他の構造は同じものと考えればいいでしょうか?
■同じ構造です、従って高音域の水平拡散反射無し、ミッドバスの吸音特性のみ有効です。

> 3.パネル裏の上・下端に厚さ10mm以上の角材を夾み固定せず直接貼り付けた場合、どのような問題点があるのでしょうか?
■ミッドバスの吸音帯域が設計値からズレてしまいます。既存壁の質により結果が異なるのですが、一般に125〜400Hzのブーミング帯域の低い方が吸音されずに残ってしまいます。

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(No subject)

今晩は。
とうとうSPの概要出ましたね。
私は躯体は無理なのでSPに期待しています。
これからの詳細が楽しみです。

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(No subject)

今晩は。
>デモルームの躯体の製作
いよいよ動き出しましたね。
どう言うモノが出来るのか楽しみにしています。
プレカット工法だと工期が短縮され、コストも抑えられるので基本プランに沿ってやる場合は希望者の方にも喜ばれそうですね。
デモルームの完成を首を長くして待っている方の為にも良いモノが完成することをお祈りしています。

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定在波対策

はじめまして。

定在波対策について教えて頂きたく、投稿させて頂きました。
大阪の逸品館さまからLVパネルを推薦頂き、御社のHPを拝見させて頂きました。
逸品館では、スピーカーを部屋の壁に対して5度以上の角度をつけて配置することによる定在波対策を紹介されています。我家では、6畳間の縦使いでこの配置を実践して自分では満足できる音になっています。
しかし、5度の傾きのあるスピーカー配置では、その中央にある42型薄型TVもリスニングポイントの3人掛けソファーも当然同じく傾くわけで、居間と兼用の我家のリスニングルームでは、家族からNGを出されています。そこで、左右対称のスピーカー配置でのルームチューニングとしてLVパネルの導入を考えている次第です。

御社のHPのすべてを理解できたわけでは到底ありませんが、LVパネルを使用したルームチューニングの「サーロジック推奨配置」のパネル使用枚数では、サイドパネルを左右各3度の傾きで配置することで定在波対策をとっているように理解いたしました。

ここで2つの質問があります。
1つ目は、スピーカーの背後のコーナーに設置するSPパネルは、壁に沿わせてほとんど直角に設置する方法とスピーカーに沿わせて少し「ハの字」に広げて設置する方法が紹介されていますが、この時スピーカーやLVパネルは壁と平行設置で良いのでしょうか?また、スピーカーとLVパネルとの距離は最低どれ位離さなければいけないのでしょうか? 6畳の縦使い、スピーカーはPMC/GB1(小型のトールボーイ型)、中央に42型TVではLVパネルを置く余裕はそれほど多くは取れないので心配です。

2つ目は、HPに紹介されている写真を拝見する限りサイドパネルが部屋の側壁に対して占める面積は大変小さな割合であるように思いますが、この枚数(LV600〜900を片側に1枚から2枚程度)で定在波対策としての効果は出るのでしょうか?

この辺りが理解できれば、LV1500sp×2セットとLV600×2枚を購入して、部屋のレイアウトを左右対称にするところから始めたいと思います。

もし、この質問をお読みいただいて、私がリスニングルームに良好な音場を造るためのLVパネルの多くの効能の内の1つの要素である、定在波対策としての効果について考え違いをしているようでしたら、申し訳有りませんが、その点についても教えて頂きたくお願いします。

お忙しい中、真に恐縮ですがアドバイスよろしくお願いいたします。

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ご返事遅くなり申し訳ございません。4月になれば多少余裕が出来ると思うのですが・・

> この時スピーカーやLVパネルは壁と平行設置で良いのでしょうか?
■平行の方がサウンドステージの奥行きや広がりが深くなる確率が高いので、聴感特性を取れば直角。ハの字の方が美しく見えるので、視覚をとればハの字です。パネルの有無の差と比べれば、どちらでもOKです。

また表面が凸凹しているので壁中をパネルにしてしまうような使い方を除いてフラッターエコーを心配する必要もありません。

> スピーカーとLVパネルとの距離は最低どれ位離さなければいけないのでしょうか?
■パネルの表面が中高音域の水平反射で、この反射音がボーカルや楽器の佇まいを再現します。従って隙間無しではサウンドステージが成り立ちません。20cm程度以上離してください。

パネルの内部の構造と背面のラーチ合板によるミッドバスの吸音特性は隙間ゼロでも成り立ちます。

> LV600〜900を片側に1枚から2枚程度)で定在波対策としての効果は出るのでしょうか?
■定在波について語られている殆どの情報が間違いで、定在波の理論値と実測データは一部一致、大半不一致です。
http://seppotl.web.fc2.com/zht02/teizai.html
http://seppotl.web.fc2.com/te0.html

理由は直接音と反射音の位相干渉のシミュレーションから得られるデータを定在波の影響の結果であると結論付けてしまっているからであり、且つ位相干渉のシミュレーションデータと実測データが一致することも模型実験で証明されています。

言い換えると、定在波が伝送特性に重大な影響を与えるのであれば、直接音と初期反射音による位相干渉のコンピュータシミュレーションから得られた伝送特性と、位相干渉と定在波の両方が混在する実測値の伝送特性が一致する筈はありません。

しかし一致しているのですから、定在波には伝送特性を左右する力は殆ど無い。と言うことが証明されたことになります。

3月後半からデモルームの建設を始めますが、設計の過程で位相干渉のシミュレーション(定在波も含む)にも十分な時間を割きました。シミュレーションの結果と小さい方(10畳)のデモルームでの実測データの比較をHPでご紹介する予定です。しばらくお待ちください。

ところで、類似の現象の中で定在波より遙かに大きな影響力を持っているものがフラッターエコーです。

フラッターエコーは平行壁をなくせば解消します。それにはLVパネルなどが有効ですがコストがかかります。

コストゼロで実行するのであれば、フラッターポイントを探し出して、その位置に小さな吸音体(Tシャツやタオルを画鋲で留める)を付ければ完了です。

フラッター対策で問題点の50%近くが解決されるはずです。

前置きが長くなってしまいましたが、サイドパネルが狙う効果は定在波対策ではありません。No.571の「サイドパネルに付いて」をご参照ください。

> この辺りが理解できれば、LV1500sp×2セットとLV600×2枚を購入して、部屋のレイアウトを左右対称にするところから始めたいと思います。
■フロントにspパネルとctパネルを置くことで正面からの聴感音圧が3dB程度アップし、ボーカルや楽器の存在感に力強さが加わって、部屋が原因の不具合の影響が相対的に小さくなります。

部屋を斜め使いにして解消できる程度の不具合であれば、フロントのパネルだけで改善出来てしまうし、遙かに大きな効果を期待して頂いてかまいません。

4月後半から無償ルームチューニングを正式に再開します。弊社製品のユーザー様向けのサービスですが、実施エリアが一致すれば新規のお客様のご希望にもお応えします。ご利用ください。

またフリーダイヤル(0120-400-173)もございます。定在波がらみの説明は言葉だけの紙面では不可能なので、電話もご利用ください。問題点は直ぐに解消できると思います。

そろそろ一眠りしないと明日の仕事に差し支えるので(何と5:30ですね)、書き殴りで申し訳ございません。後日読み返して修正します。

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murata さま

お忙しい中、ご対応頂き真にありがとうございます。

LV1500sp×2セットとLV600×2枚を購入して部屋のレイアウトを整えることに致します。

その上で、疑問が出来ましたら、また、質問させて頂く事に致します。

今後とも、よろしくお願いいたします。

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サイドパネルについて

初めて投稿させていただきます。
LV1500-SPを購入いたしまして大変良好な音響になり喜んでおります。
そこで、サイドパネルを追加しようと思うのですが、部屋の家具の関係で左右対象の配置に出来ません。スピーカーに向かって右側はLV600を設置しかなり前後に移動できる余裕があるのですが、左側は設置をしない、もしくはLV300を設置しても位置は固定になり、左右で高さが異なります。
サイドパネルは片側だけの設置でも効果が期待できますでしょうか?
お返事よろしくお願いいたします。

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リスニングルームは6畳の縦使いで、スピーカーの間隔は 1.6m位、リスニングポイントまでの距離は 1.8m位です。
よろしくお願いいたします。

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■LV1500spの設置で奥行きと高さのあるサウンドステージが再現され、Vocalや楽器の佇まいが躍動する立体的な音場になったかと思います。

でもルームチューンには更に奥の手があり、もう1ランク上のサウンドステージのナマっぽさと比べれば、演奏ステージを客席から眺めているような距離感が残っているはずです。

ご質問いただいたサイドパネルはその距離感を縮め、あたかもコンサートホールのスウィートスポットに座ったかのような臨場感を醸し出すためのもので、しかし、その設置場所がオーディオ雑誌や評論家の先生方が必ず吸音しなければならないと力説している左右壁面の一次反射のポイントとぶつかるため、幾つかの満たさなければならない条件があります。

1.音源が持っていた帯域バランス以上に左右からの反射音に含まれるミッドバスの量を増やしてはいけない、楽器間の分離が悪くなって音楽の解像度が落ちてしまう。

従って反射音を増やす目的で平面壁のまま強度を増す工事は逆効果。ミッドバスのエネルギーが音源のバランスを超え、音楽の透明度が低下してブーミー感が増加する。

2.中高音域の反射音は十分に拡散されていることを条件に増やすことでナマのステージの臨場感が再現されるが、耳より上空のエリアの反射音が増え過ぎると逆位相の圧迫感に類似する不快音が発生する。

従って拡散反射音は耳より下のエリアに誘導する必要があり、水平拡散型のパネルでないとその条件を満たすことができない。(反射音を垂直方向に拡散させてはいけない、LV・SVパネルは水平拡散)

3.リスナー位置より前のエリアの家具を含めた部屋の形が完全対象であれば、左右壁面の対象位置にサイドパネルを置けば良いが、非対称であれば、左右からの反射音の量がリスナー位置で同量になるようにサイドパネルを非対称に置く。

などです。

<3>が難しいと思うでしょうが、左右が揃うとサウンドステージの奥行きがグンと深くなるので、片側を固定してもう一方を前後にスライドすればバランスポイントを見つけることができます。

> スピーカーに向かって右側はLV600を設置しかなり前後に移動できる余裕があるのですが、左側は設置をしない、もしくはLV300を設置しても位置は固定になり、左右で高さが異なります。サイドパネルは片側だけの設置でも効果が期待できますでしょうか?

■これは実施例がたくさんあります。下記ページの写真が一例です。
http://www.salogic.com/home-select.files/home-20.htm
左に置かれたソファーが吸音材になり反射音の左右バランスが整わずサウンドステージの奥行きが出きらないケース。出窓にLV300を2枚置いて反射音のバランスを調整。片側だけの設置例です。この例のように反射音の偏りが明確な場合は片側設置もあり得ます。

hajimeさんのケースでは、左側の固定位置にLV300を置き、右側のLV600を前後にスライドして反射音のバランスを整える方法が良いと思います。反射音の効果はパネルをSP側にスライドすれば減少、リスナー側にスライドすれば増加します。両方300でも良いのでは?

> 左右で高さが異なります。サイドパネルは片側だけの設置でも効果が期待できますでしょうか?

■サイドパネルの効果を強く出すには、

1.パネルの背丈を高くする。(但し耳の高さを越えると圧迫感が出る・解像度が落ちる等の弊害が出ることがあるので900mmくらいが無難なサイズ。害が出なければ、900越えもOK)

2.リスナー側に近付ける。

という手法を使います。従って左右のパネルでTopの高さが異なる場合は、高い方をSP寄りに配置して効果を弱め、低い方をリスナー寄りに配置して効果を強め、バランスを取ります。

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murata さま

早々に丁寧な解説も加えたご返事を頂きまして、大変ありがとうございました。
拙宅でも、サイドパネルの導入効果が期待できそうなので購入させて頂きたいと考えています。
お忙しい中、真に恐縮ですがあと2件の質問をアドバイス願いたく存じます。

�@ 拙宅のオーディオルームは居間兼用でありまして、フロントスピーカーの中央奥(スピーカーのバッフル面より40cmほど奥)に42型のプラズマTVを置いています。AVアンプ・プレーヤー等はTVラック(ワイヤーラック)の中です。
この状態を保ったままで御社のctパネルを設置する場合はHPの参考事例から判断するとTVとSPの間にH=1.200のパネルを立てるということになると思います。この時、御社では2枚組みのctパネルをTV左右に1台ずつ設置されていますが、予算を削減するために1枚のパネルを自立キットで立てて使用しても効果に違いはありませんでしょうか?
また、設置例の写真を見る限りTV両脇のctパネルの前後の位置はスピーカーのバッフル面よりもかなり後ろ(リスナーから遠い位置)に設置し、尚且つ、TV画面よりパネル半分くらい手前に出す位置で設置されている事が多い様ですが、TV画面の横辺りがベストポジションになることが多いのでしょうか?素人考えではスピーカーバッフル面よりパネル半分程でもリスナー側へ引き寄せないと、スピーカーユニットからの音がspパネルに当たらないように思うのですが、簡単にご説明願えれば有り難いです。
�A LVパネルの色についてですが、オーディオ機器の色を黒で統一している事と、部屋を遮光カーテンで完全に遮光したときに違和感が無い様に、後で着色しやすそうな無垢仕上げのLVパネルを購入しました。LVパネルを黒く(ソリッドではなく木目による濃淡や色むらが有っても可)着色したいのですが、どの様な塗料を使えばパネルの反射音を損なうことなく日曜大工程度の作業で色を着けることが可能でしょうか?
私が考えているのは、通常のオイルステイン塗料(仕上げのクリアー塗装は木材の表面に膜を作るので塗らない。)または、習字に使う墨汁の刷毛塗りです。特に、墨汁は水性なのでパネル表面の特性を変えることなく着色出来そうなのですが、この辺りのノウハウを公開できるのであれば、アドバイス頂きたくお願いいたします。

長文になってしまいまして申し訳ありません。
急ぎませんので、お返事をお待ちいたしております。

御社のパネルは低価格でオーディオの音質(楽しみ)を驚くほど向上できることを体験しました。今まで、音質の向上といえば、10万円のアンプを20万円に買い換えるとか、イコライザーを買い足す等への投資しか知りませんでした。
現在は、LVパネルの位置調整の方が音質改善効果が高いので、休日の度に微調整したり、大胆に位置変更したりして楽しんでいます。
今後とも、良い製品を開発・提供して頂けますよう、心よりお願い申し上げます。

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> 予算を削減するために1枚のパネルを自立キットで立てて使用しても効果に違いはありませんでしょうか?
■ルームチューニングにより立体的なサウンドステージが構築され、SPの存在が消えたシステムのことを音離れが良いシステムと言いますが、ホーンシステムを除き、音が離れる方向は正面の壁とSPで囲まれた四角いエリアです。

 滅多にあることではありませんが、たまたま運が良く、何ら手立てを講じることなく得られる音離れの良い部屋も、LVやSVパネルを駆使して得られる音離れの良い部屋も、上記の四角い空間にサウンドステージが構築されることに変わりありません。

<センターパネル>
水平拡散パネルでサウンドステージを作る場合、

1.センターパネルが1セットであれば、パネルが作るVの頂点にVocalが定位します。従ってパネルの頂点がSPバッフルより後方になる位置にセットしないと、Vocalが手前に迫り出し過ぎとなってVocalを含めた楽器配置が不自然になります。

2.センターパネルが2セットであれば、二つのVに囲まれた空間の真ん中にVocalが定位します。上記に比べればVocalが後退する分パネルを手前に引き出すことができますので、前後させて自然体のサウンドステージが浮かぶ位置に設置すればOKです。でもバッフル位置くらいが限度でしょう。

 1枚のパネルを左右に自立させる方法は、パネルの凸凹面をセンター向きとし、リスナー方向に凸凹面が開く置き方にしたとき、上記2.の代用になります。TV画面より手前に引き出せば張り付きを減らすことができます。

 凸凹面をSP側に向ける方法は、SPパネルで左右の音圧が上がり、センターが希薄になる(ボーカルの表情が楽器に負ける)のを防ぐためのもので、効果の意味合いが本来のセンターパネルの使い方とは異なります。

<サイドパネル>
 SPとスピーカーパネル、センターパネルで形の良いサウンドステージを構築し、その上でステージ毎手前に引き出し、押し出しの良い音にするのがサイドパネルの役目です。


> TV画面よりパネル半分くらい手前に出す位置で設置されている事が多い様ですが、TV画面の横辺りがベストポジションになることが多いのでしょうか?
■SP間のセンターにボリュームのある反射物があると、SPパネルによりせっかく離れた音が再び反射物の表面(TV画面、アンプのフェース)に張り付き、佇まい(奥行き)のない平面的な音になります。つまりVocalに存在感が出ないのです。

 左右のパネルを手前に引き出すとVocalも空間に迫り出し、張り付きによる佇まい不足を防ぐことが出来ます。但し、この方法は、TV無し、ラック無しで得られる立体感と全く同じものが得られるわけではありません。


> スピーカーバッフル面よりパネル半分程でもリスナー側へ引き寄せないと、スピーカーユニットからの音がspパネルに当たらないように思うのですが、
■むしろ当たらない方がサウンドステージを作る効果が高くなります。実音を反射せず、響きのみ引き寄せるのが水平拡散パネルの役目です。

> どの様な塗料を使えばパネルの反射音を損なうことなく日曜大工程度の作業で色を着けることが可能でしょうか?
■皮膜が薄く且つ美しく仕上がるので、リボスのカルデットの黒が良いと思います。但しきれいに塗るにはかなりの訓練が必要で、いきなり塗ったのでは必ず失敗します。メーカーの取説には重ね塗りせよと書いてありますが、重ねると品のない艶が出ます、一回塗りで塗料の乗せ具合で斑を消すように仕上げてください。
http://www.salogic.com/home-select.files/home-97.htm

墨汁は非常にみすぼらしく木の表面が毛羽立つのでお勧め出来ません。

急いで書いたので解説が分かりずらい、或いは解説のポイントがずれているかもしれません。D.Cubeの製作、某研究所に納める立体音場用スピーカーシステムの製作、市民会館の多目的ホールの改装など、年度末で重なっており、全く時間が取れません。後で見直しをします。

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murata さま

お忙しい中、お時間を割いて頂き真に恐縮しております。
重ねて、質問させて頂きたくお願いいたします。

アドバイスに、
「音が離れる方向は正面の壁とSPで囲まれた四角いエリアです。」
「上記の四角い空間にサウンドステージが構築されることに変わりありません。」
との説明がありますが、やはり6畳間のサイズ以上のステージの幅を感じられるオーディオルームのセッティングは無理なのでしょうか?
拙宅では、LV1500-SPを設置してからは、川の流れる森の中の自然音を録音したCDを再生すると、川面は目前にせり出した様に現れ、鳥の声は天井よりも高い位置で鳴いている様に感じられる再生が出来るようになりました。
(奥行きと高さのあるサウンドステージが再現されたと言う事でしょうか?)

しかし、横方向の川の流れる音の幅は6畳間の壁を越えてくれません。
ソロやデュオのJAZZライブだと最高ですが、それ以上の人数のライブ録音を再生するとまるで、満員電車に乗って演奏している様に寿司詰めです。コンサートホールとは行かないまでも、6畳間でのオーディオルームとはいえ小さなライブハウスでのセッションが窮屈でなく聞ける位のステージの幅が欲しいです。
DVDでJAZZライブの映像を視聴すると視覚の効果で耳が騙されてくれるので、かなり聞き易くなりますが、やはりステレオで再現したいです。
特に、横方向に関してのステージを広げる方法があれば、教えて頂きたくお願いいたします。

また、
「1枚のパネルを左右に自立させる方法は、パネルの凸凹面をセンター向きとし、リスナー方向に凸凹面が開く置き方にしたとき、上記2.の代用になります。」
とありますが、
「パネルの凸凹面をセンター向きとし、リスナー方向に凸凹面が開く置き方」とは、
http://www.salogic.com/home-select.files/home-35.htm
http://www.salogic.com/home-select.files/home-47.htm
とは、開き方・パネルの裏表ともまったく逆の設置であり、
http://www.salogic.com/home-select.files/home-13.htm
この設置例にあるセンターパネル2セットの内、TVに接している左右2枚のパネルのみを単独で自立させた形と言う事で間違いないでしょうか?

この2件の内容を踏まえた上で、センター・サイドおよびバッソのパネル購入のサイズ・枚数の見当を付けたいと考えています。
急ぎませんので、お時間が出来た時で構いません。
アドバイスよろしくお願いいたします。

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> 横方向の川の流れる音の幅は6畳間の壁を越えてくれません。
> 特に、横方向に関してのステージを広げる方法があれば、
■「四角いエリア」と書いたのはサウンドステージをイメージして頂くための便宜上の表現であって、実際のサウンドステージは天井や正面の壁を取り払ってくれます。

hajimeさんの文章中にある「鳥の声は天井よりも高い位置で鳴いている様に感じられる再生が出来るようになりました」との表現通りです。

天井が取り払われる理由は、LV1500spのTopがスピーカーより高い位置にあるからで、1200サイズのspパネルの場合、天井は上がりません。

hajimeさんの文章に記載はありませんが、正面の壁も取り払われているはずです。但し家具類も含めて左右が対称(左右からの反射音の量が同じであれば視覚的に対象である必要はありませんが・・)でないと奥行きは深くなりません。

以上から、左右の壁が消えない理由は、スピーカーの真横からリスナー側のエリアにLVパネルが無いためだと解釈して頂けると思います。

左右壁面の一次反射付近にLVパネルを置くのであればリスナーの耳の高さを越えない高さのもの(LV900)を置いてください。左右の壁が取り払われ、左右からの反射音の量的バランスも整って、正面の壁も更に奧に下がってくれます。

SPの真横に置くパネルも同様の効果を発揮してくれます。LV1200パネル(spパネルより低いもの)を置いてください。広がりと奥行きが更に深くなります。左右の壁が軟弱でブーミー感が強い部屋の場合大きな効果が期待できます。

壁が丈夫であれば、LV900のみでOKです。

> TVに接している左右2枚のパネルのみを単独で自立させた形と言う事で間違いないでしょうか?
■視覚的なバランスを考えて下記の置き方のすることが多いのですが、
http://www.salogic.com/home-select.files/home-35.htm
http://www.salogic.com/home-select.files/home-47.htm

手前が開く置き方の方が理にかなっています。簡単に置き換えができるので両方試してください。

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murata さま

お忙しい中、丁寧なご説明を頂きありがとうございました。

早々に、LVパネルを追加購入させて頂きます。

ありがとうございました。

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二つの質問

こんにちは初めて投稿します。
現在12帖洋間で
LV1500-SP
LV1200-CT
LV1000-サイドパネル
GalleryBasso
の組み合わせでルームチューニングを行っています。
質問�@
LV1500-SPにLV300を継ぎ足して高さを1800にする効果はどのくらいあるでしょうか?
現在でもオーケストラを聴いても十分な高さや奥行きの表現は得られていますが、更なる向上は期待できるでしょうか?
質問�A
LVパネルは松の無塗装品ですが若干色を着けるためホームセンターで売られている柿渋による着色はパネルの性能を損なってしまいますか?

以上アドバイス頂けますと幸いです、よろしくお願いします。

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> LV1500-SPにLV300を継ぎ足して高さを1800にする効果はどのくらいあるでしょうか?

■1200サイズのスピーカーパネルを設置することでサウンドステージに奥行きができ、SPのバッフル面から音が離れて楽器やVocalの佇まいが明瞭になります。これがルームチューンの第一段階です。

No.576の「サイドパネルについて」のところに書いたルームチューン無しで運良く遭遇する音離れの良い部屋はほぼこのレベルです。


 次に1200を1500にすると天井方向の空間の響きが豊かになって音楽の躍動感が存分に伝わるサウンドステージになり、1200と比較するとサウンドステージの完成度が大幅に向上します。

 この差は非常に大きいので、1200と1500の比較であれば躊躇無く1500をお勧めします。

■1500と1800はどちらも奥行きと高さのあるサウンドステージを作る能力に優れますが、音楽の躍動感は明らかに1800が勝ります。しかし1800の音を聴かなければ1500で不満が出ることは無いと思います。

 無償ルームチューンなどで両者を比較して頂くと、居間など家族との共用のスペースに設置するケースでまれに1500が選ばれることがありますが、専用スペースに1500が選ばれるケースはほぼありません。

> 柿渋による着色はパネルの性能を損なってしまいますか?

■柿渋の例があり、サムネイルにあるはずと思って探したのですが見あたりません。カメラを忘れて無償ルームチューンに伺ったようです。全く問題ありません。

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murataさま、お忙しい折アドバイスありがとうございます

直ぐにではないですがLV1500-SPにLV300を継ぎ足して高さを1800にして、更なる向上を目指したいと考えています。
柿渋の件以前から気になっており自然な色合いを着けられれば良いと思っていました。早速チャレンジしてみます。

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(No subject)

こんばんわ、初めまして。
先日Sv1500を購入させて頂き、大変満足しております。実は私の家にはSPの間に大型TVがあるのですが、その高さが130センチ程なのです。そこでホームページを参考に、SPとTVの間にパネルを2枚置きたいと考えております。
そこで質問なのですが、この場合パネルの高さは
A:TVと同等、又はそれ以上
B:スピーカーの高さにあわせる
のどちらにすべきなんでしょう?この悩みで購入に踏み切れず、困っています。お暇があればお返事を貰えると嬉しいです。それでは、失礼します。

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パネルの背丈は次の二つの条件の組み合わせで決まります。

1.スピーカーパネルとセンターパネルの背丈を違える。(背丈を違えた方が、高さ方向の立体感が明確になり、楽器の佇まいも向上します。)

2.12畳程度以下の部屋の場合、センターパネルは120cm(座面が低い椅子)または130cm(座面が高い椅子)とする。

 広い部屋でSPとリスナーの距離が十分取れればセンターパネルを150〜180cmにしてもかまいません。この場合SPパネルは120cmです。



-----------------------------
●二つの条件を合わせると、
SPパネル:150〜180cm
CTパネル:120〜130cm
が標準的な組み合わせになります。

 スコーカーの高さと、センターパネルのTopの中間の高さにVocalの口元が定位します。

> A:TVと同等、又はそれ以上
> B:スピーカーの高さにあわせる

●CTパネルの最適背丈は<A・B>の条件とは無関係です。椅子の座面の高さに合わせて、120または130cmを選んでください。

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TVに定位が張り付く事を恐れてパネルを高くすることばかりを考えていました。SPを手前に引けば解決しそうな物ですが距離と見た目の影響で妥協しまして・・贅沢ですね。
とういうわけで村田様の仰る通り120センチあたりを購入させて頂きます!
CTパネルをSP〜TV間を遮るように各一枚づつ配置すればよろしいのですよね?その他の補足があれば、何卒ご教授願います。

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石井式ルームが

こんにちは栃木のNです。
石井式ルーム(私の設計?)で4年目ですが今ひとつ響き広がりが不満でした、今回村田様のH・Pとお話をお聞きし目からウロコ。早速LV1800を購入、以前からのQRDと組合わせてセッテングしました俄然サウンドステージが部屋の外まで広がった気がします。これで名演奏が毎晩楽しめそうです。お世話になりました。

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勉強になりました

どうも富山のAです。
先日はアドバイスと貴重な話をしていただいて有り難うございます。
真田の自然の素晴らしさには地方暮らしの自分でも感動しました。
既存の部屋でアドバイスをもとにルームチューンの勉強をしつつ、将来のオーディオルーム建設(何年後になるのか!?)の為に経験を積みたいと思います。
デモルームと部屋のキットの完成をとても楽しみにしています。

それではデモルームが完成いたしましたらまた馳せ参じたいと思います。

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天井の改装?

おはようございます。東京のNです。
お久しぶりです。

下の総合サムネイルの部屋ですが、
http://www.salogic.com/home-select.files/home-54.htm
この度母(建築士)が、天井の形状に違和感があるので、天井を通常通り(平面天井)に改装しようとしているのですが、音響的にはどうなのでしょうか?今のままの方が良いのでしょうか?
アドバイスいただければ幸いです。

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オーディオルームの完成度を左右する要素が6種類あります。
--------------------------
■悪玉パラメータ■
  1.定在波
  2.フラッターエコー
  3.壁振動
  4.反射率の断層
■善玉パラメータ■
  5.初期反射音
  6.残響音
--------------------------
 そして善玉の効果を発揮させるためには、悪玉を可能な限り排除する必要があります。

●悪玉にも序列があって、最悪が壁振動、ブーミングの原因です。壁振動があるかぎり、壁振動と無関係な対策をいくら施しても、音が変わるだけで改善の役にはたたず、焼け石に水のドブにカネを捨てるような効果しか得られません。

●壁振動を排除するとフラッターが頭角を現し(壁振動により覆い隠されていたものが聞こえるようになる)、音の透明度の低下、癇に障る刺激音、音場が狭くモノーラル的な定位、などがフラッターによるものであることが認識出来るようになります。

 以上二つが典型的な悪玉で、定在波と反射率の断層は上記二つに比べればおまけのようなもので、善玉パラメータと組み合わせてうまく使いこなせば再生音の障害にはなりません。

 使いこなしの説明は非常に困難で、部屋によりケースバイケースですから、個別のルームチューン事例から読み取ってください。

 最近の事例ではSPキャビネットとGallery-bassoの間に置くタオル〜バスタオル程度の吸音材が典型例で、
http://www.salogic.com/home-select.files/home-122.htm

 この幅の床から壁・天井のグルリの枠内は吸音材を置くことで音の解像度か上がる確率が高いエリアです。つまり反射率の断層は少量をうまく使いこなすと善玉的な働きもあります。増やし過ぎると不快な圧迫感の原因になるので注意が必要です。

●定在波はオーディオハウス・キットの設計にあたり徹底的にシミュレーションしてみましたが、シミュレーションに於ける音源位置、リスナー位置を移動すると結果がどんどん変わってしまいます。

 SPの種類や大きさが変われば設置ポイントも変わるし、リスナー位置だってピンポイントではないのですから、最適な定在波を得るための設計など不可能との結論に達しました。しかし下記は有効な共通項です。

 壁際にリスニングポイントを設定すると総じて伝送特性の凸凹が小さくなり、低音域が豊かになる(定在波による低音域はリスナーを包み込む包容力のある低音で、ブーミーとは無関係な音楽再生上では好ましい音)。

 従ってリスニングポイントを壁際に設定すれば、伝送特性がフラットで低音感豊かなリスニングルームになる。

1.横長配置(必然的にリスニングポイントは壁際になる)

2.縦長配置では、音の良いエリアが一点だけになる設計を避け、部屋中がリスニングエリアになる音場を作る。--> SV1800spを設置する。

 その上で、通常のリスニングポイントをオーディオ的な爽快感が得られる音にルームチューンで追い込み、後ろの壁際にもリスニングベンチを置く。
 その日の気分に合わせてリスニング位置を移動する。

●●さてご質問いただいた天井の形状ですが、質の悪さで定評のあるフラッターエコーの発生と密接な関連があります。

 現状は切妻天井で、部屋のセンターライン付近だけにフラッターエコーが発生します。
http://www.salogic.com/home-select.files/home-54-sub.htm

 フラットな天井では部屋中にフラッターエコーが発生する可能性があり、現状の音をキープするには床にJoserを置くなどの方法と、
http://www.salogic.com/home-select.files/home-50.htm

スカラホールを組み合わせての対応が必要になります。

 作り直すなら、傾斜天井または鋸刃形状をお勧めします。

 

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丁寧なご回答ありがとうございました。
音響的には今の天井を作り直さない方が良いということですね。
横長配置も検討してみます。

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「部屋のキット」

おはようございます。静岡のNです。ご無沙汰しています。
いよいよ発売近しですか。
常識を破る低価格と高品質が実現すれば多くのオーディオマニアにとって福音となることでしょうね。
ベースが決まればその後の発展性も全く違うものになるので音楽を楽しむ為にその前段階で悩んでいたことから解放されるのは本当に大きな意味があります。
又村田さんのデモルームの完成を待ち望んでいます。早く試聴出来る日が来ることを願っています。

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オーディオハウスのたわみ強度をギャランティーするためのアウターパネルと、室内の音質をギャランティーするためのインナーパネルの試作を開始しました。

4月末までにパネル構造を決定し、5月建物の詳細設計。6月建築開始。7月完成の予定です。

1820x910mmのインナーパネルは取り付け位置により要求性能が若干異なることが分かっています。1種類でそれらを網羅出来るのか?、2種類必要になるのか、3種類になってしまうのか、などをモデルハウスの建築で徹底検証し、オーディオハウスキットを今年の夏に完成させる予定です。

インナーパネルなどの室内部材は、新築住宅内に設けるオーディオルームの壁材や既存の建物の改装材としても使える構造とします。

建築現場には
●ライブカメラを設置してインターネット配信します。
●建築現場を公開します。東京(大泉インター)から2時間程度です。

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本当にいよいよになって来ましたね。
7月の建物完成まではあっと言う間ですね。
皆さん、多くの方がこの掲示板をご覧になっていると思いますので改めて紹介することもないと思いましたが、私のブログを見て下さっている方にも知って頂くと少しはお役に立てるかなと思いましたので勝手ながら4/9付けのブログの後半部分に入れて紹介させて頂きました。
ご了承下さい。

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「部屋のキット」

こんばんはー

AUDIO BASIC 2009年春号 vol.50に 「部屋のキット」 を発売予定と書かれていましたが詳細を教えていただけますでしょうか?

よろしくお願いします。

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 プラン第1号の<室内>形状は下記写真が原型です。
http://www.salogic.com/AudioRoomDesign/otoFrontPhoL.html

 建物の<外形>は長方形とし、フロントのブロックは壁裏に収納されます。
http://www.salogic.com/AudioRoomDesign/DoubleWall03.html

 上記にユーティリティールームを組み合わせた案で図面化が進行しており、第一案が来週まとまります。24畳〜12畳を用意しますが、第一案は24畳です。近日中に弊社サイトに情報開示します。

 キットはユーティリティールーム有り、無しの二案になります。無しの案は自作可能なキットにする(建築確認申請、土台、棟上げ、屋根はプロに頼んだ方が良いでしょう)予定ですが、二重壁案は構造が複雑になる嫌いがあり、一重壁案(otoさんのオーディオルーム)
http://www.salogic.com/AudioRoomDesign/AudioRoomDesign01.html
を加えた三案構成になるかもしれません。

 オーディオルームキットは四者(デザイナー、建築設計士、材木商、サーロジック)の合同企画で、各社が得意分野を担当するので常識を破る低価格と高品質が実現出来ると思います。ご期待ください。

 なお24畳のユーティリティールーム付きオーディオルーム/ホームシアターは、サーロジックのデモルームとして建築します。

●ライブカメラを設置します。
●建築現場を公開します。東京(大泉インター)から2時間程度です。
●6〜7月着工の予定です。

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村田様、こんにちは。

お忙しいところ、ご回答ありがとうございます。
得意分野の達人さんたちが集まって野心作の出来上がりですね!
この不況時に「常識を破る低価格と高品質」というのはとても魅力的な響きです。

建築現場の公開もぜひ、otoさんのHPのように経過をお願いします。
楽しみにしております!

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奥行のあるサウンドステージは何から作られるのか?

■個別メールで頂いたご質問ですが、固有名詞を省いて公開で回答いたします。

*********************************************************************

Q1:ステレオ誌や貴社hpで拝見するところ、尽きるところ、一次反射、残響音の長短、吸音より反射誘導あたりが音決めの本丸というのが貴社の商品理論と思われます。
躍動感、ジャズのライブ感は素人にも十分想像できますが、前後感、奥行きについては、今ひとつピンときません。

奥行きがあるということは会場(前後左右)が広く、反射に時間がかかる(環境である必要がある)のではないかと思われますが、spの直近背後のパネル配置では、音像へ傾き過ぎるのではないかと、想像しています。これはこれで好む方がたくさんいらっしゃると思いますが、私は
奥行きを、いや奥行きも必要と考えております。

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A1:■背後壁面からの短いディレーの反射音にはサウンドステージの奥行きを作る能力がないとお考えのようですが、その通りです。実音(楽器の音)の反射が近距離から多量に加わると、ハース効果により、むしろ音像がにじんでフォーカスがボケてしまう結果になります。

 CDに納められた音楽ソースには、コンサートホールやライブハウスの響き、或いはエンジニアが意図的に加えたディレー付き残響音など、初期反射音に相当する長いディレーとそれに続く残響音が含まれています。
 
 ここから先は仮定の話ですが、音楽ソースに含まれる楽器の実音とその残響音が電気的に分離出来たとして、その量を自在にミックスできるものとします。
 
1.無響室に左右二つのスピーカーを置き楽器の音(ドライソース)を再生する。続いて残響音を徐々に加えてオリジナルのバランスを作る。

 音がどのように変化するのかと言うと、ドライソースが最もクリアな音で、残響音が増えるにつれて楽器のフォーカスがボケてつまらない音楽に変化します。

実音と初期反射音・残響音の発音場所が同一だから起こる現象で、吸音処理で作られるオーディオルームの究極の姿です。
 
2.無響室に左右二つのスピーカーを置き楽器の音(ドライソース)を再生する。ここまでは同じ条件です。その後ろ1m のところに残響音専用のスピーカーを追加し、残響音を徐々に加えてオリジナルのバランスを作る。

 今度はドライソースが最もつまらない音楽で、残響音を増やすにつれてサウンドステージの奥行きが深くなって音楽に躍動感が生まれます。

 残響音を楽器の実音の背後に配置することで、音楽ソースに含まれる初期反射音のディレーが有効に機能して全く異なる音場が出現します。
 
 楽器の実音は引き寄せず、間接音のみを反射パネルの表面に引き寄せる水平拡散パネルがサウンドステージに奥行きや高さを再現するメカニズムです。

 残響音のみを引き寄せる構造の理論まで開示することは出来ませんので、商品を入手してご体験ください。

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Q2:他社や例えばステレオ誌の狭小部屋の改善等のノウハウでは、貴社とは反対に吸音主体で奥行き感を求めるところもあり、素人にはよくわかりません。
具体的には各部屋様々それぞれでしょうが、日本の洋室は石膏ボード下地にほとんどがクロス張りの四角い部屋が大半と思われます。

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A2:■吸音主体の部屋の究極の姿が無響室で、再生音は前項でご説明した通りです。奥行きを深める効果は期待できませんが、吸音主体の中に紛れている反射体がたまたまうまく機能して、かろうじて奥行きを作る可能性があるだけです。

 吸音処理主体のルームチューニングは10年単位の膨大な日時を要することを皆さん薄々分かっていると思います。反射処理によるルームチューンであれば、10年が1日とか一週間とかの単位に縮まる事実からも、ユーザーに取ってのルームチューンは反射処理が有利と断言できます。

 未完成のページですが(近日中に大幅なレイアウトの変更と加筆があります)下記もご参照ください。
http://www.salogic.com/AudioRoomDesign/AudioRoomDesign01.html

 石膏ボードは安価で遮音効率が良いので大量に使用されています。しかしオーディオルームの表面材として使ってはならない材料です。

 とにかく音楽がつまらない音で鳴ってくれます。石膏ボードが振動してミッドバスのブーミーな輻射音を大量に垂れ流します。しかもスピーカーの背後に必要な一次反射音も吸音してしまうのですから踏んだり蹴ったりの材料です。この手の部屋にはLV&SVパネルが必需品です。

 蛇足ながら水平拡散パネルによるルームチューンはオーディオ機器の販売店の商売には一見不利なように見えるでしょう、しかしオーディオマニアの機器購入意欲はいくら良い音楽が手に入っても衰えることはありません。

 楽しく音楽を聴いてもらって、その上で更に上位の機器を購入してもらうのが本来の姿であり、エントリークラスの機器だってハイエンド機器に負けない音楽再生が出来る事を示すことがオーディオ愛好家の底辺を増やすコツであろうと思います。

 部屋の特性が正しければ、センスの良いオーディオ店が推薦するエントリークラスはハイエンドと同等の音楽再生能力を発揮します。音質の好みや音の透明度や優越感を要求したときにハイエンド機器が必要になるのです。

*********************************************************************

Q3:貴社は測定器を用い、客観的、物理的なアプローチを採用されていますが、この奥行きもはっきりとデータで確認することができるのでしょうか。

*********************************************************************

A3:■部屋自身の数ミリsec のディレーは音楽ソースに含まれるコンサートホールなどのディレーを有効に機能させるための触媒に過ぎません、反射壁はスピーカーの後ろでありさえすれば何処でも良いのです。

 とは言え、LVパネルやSVパネルが楽器の実音をその表面に引き寄せる力はゼロではなく、ソースに含まれる初期反射音や残響音を引き寄せる力に比べれば遙かに小さい、と言うだけですから、スピーカーとパネルの距離を離すことができれば奥行きを作る効果が強調されてパネルの設置数を減らすことが出来ます。

 但し、スピーカーとパネルの距離を離すことができる部屋は広い部屋であり、広い部屋のミッドバスを吸音するには壁面積に比例した吸音面積が必要で、ミッドバスの吸音量の確保が優先されて、パネルの設置数を -- LVパネルの基本セッティング -- 以下に減らせる可能性は低いと言えます。
http://www.salogic.com/home.files/shop/shop4.htm

LV&SVパネルのミッドバスの吸音量はパネルの数に単純比例します。部屋の中であれば何処に置いても同じ吸音量です。

 水平拡散パネルが作り出すディレータイムの大小とサウンドステージの奥行きの深さの間に、特別な比例関係が無い事は上記説明の通りです。従ってディレータイムと奥行きの関係を表す数式も存在しません。

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簾について

こんにちは。
HPを楽しく参考にさせてもらっています。

現在SP〜リスニングポイント間に窓があり、アルミブラインドのためカーテン(綿)を掛けています。

ただ、素材が綿のため高域を吸いすぎている感があり、やめたいのですが代わるものが中々無いため今回質問させていただきました。

HPで言われている簾が良いように言っていますが、木製ブラインドはダメなのでしょうか?

木製ブラインドが良くないようなら、簾(竹製)ロールスクリーンを探してみたいと思います(インテリア的にマッチするのが困難ですが・・・)

当然、アルミブラインドはダメですよね?

以上宜しくお願いします。

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 選択のポイントは、堅い・重い・振動しない、の3点ですが、ご呈示頂いた3点はどれも一長一短で、しいて順番をつければ、竹○・木○・アルミxです。

 竹は皮の付いたなるべく太いもの。木は堅いもの。との条件がつきますが、堅い木のブラインドは無いと思いますので、竹が無難です。

 根本的に改善するのであれば、二重サッシ形状にして、内サッシを木の引き戸にします。開ければ1/2採光が取れます。

 マンションの部屋を改造したオーディオルームが2月中旬完成で、HPでご紹介する予定(オーナーの了解が得られれば)ですが、既存サッシの内側に木の引き戸が入ります。

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こんにちは。
有難うございました。
インテリアと音質をマッチするのは難しいですね。
HPを参考にしながら頑張りたいと思います。


>  選択のポイントは、堅い・重い・振動しない、の3点ですが、ご呈示頂いた3点はどれも一長一短で、しいて順番をつければ、竹○・木○・アルミxです。
>
>  竹は皮の付いたなるべく太いもの。木は堅いもの。との条件がつきますが、堅い木のブラインドは無いと思いますので、竹が無難です。
>
>  根本的に改善するのであれば、二重サッシ形状にして、内サッシを木の引き戸にします。開ければ1/2採光が取れます。
>
>  マンションの部屋を改造したオーディオルームが2月中旬完成で、HPでご紹介する予定(オーナーの了解が得られれば)ですが、既存サッシの内側に木の引き戸が入ります。

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(No subject)

毎度の事ながらいつも楽しくルームチューンの勉強させてもらっています。
少し気になる事があったので質問させていただきます。
ケースバイケースではあると思いますが、壁・床・天井に貼るバーチ合板やラーチ合板についてですが、Gallery-waveのようにスベスベした面を表面にした方が良いのか、Gallery Pyramid/Joserのように切断面の縞々模様の面を表面にした方が良いのか気になります。
それとotoさんが最近壁だけでなくLVパネルなどにもウレタン塗装をされていますが、オイルステン塗装よりもより高い高音の反射を狙っての事だと考えてよろしいでしょうか?

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■■ルームチューン■■
 再生音楽の表現力がライブステージと異なるのは何故か? この疑問をとことん突き詰める執念がルームチューンの入り口です。
 
 オーディオシステムでライブステージの佇まいを再現する最も簡単な方法は、音を四方八方に振りまく球面波SPの採用です。 
 
 楽器と同じように、リアにもフロントと同じ音が送り出されるため、背後に反射性の壁があれば生演奏の佇まいを再現することができます。しかしリスナーに向かって音が飛んでくる肉迫感が足りないため、真打ちにはなれない形式のSPです。
 
■■サウンドステージ■■
 海岸に打ち寄せる波が石垣の内側に回り込むように、音波にも障害物を迂回して球面波を作る性質があります。低音域だけですが、コンベンショナル型SPの音も球面波になって、後に固い壁があればサウンドステージを作ります。  
 
 高音域はSPキャビネットのサイズに比べて音の波長が短いため(10kHzで3.4cm)、音の迂回(回析現象)が起こりずらく、サウンドステージの生成に必要な量の高音域の反射音が得られなくてサウンドステージが生成されません。
 
■■LVパネル■■ 
 現代SPはキャビネットのコーナーを丸くしたり、スコーカーやツィーターにドームを採用するなどして背後に回り込む高音域を増やす工夫をしていますから、少ないとは言いながら旧型のSPに比べればより多くの高音域が背後に回り込んでいます。  
 
 SPの後に漏れてくる高音域を増幅して跳ね返す仕組みが作れたなら、音を前に押し出すコンベンショナル型SPのタイトな音に、球面波SPの得意技であるボーカルの佇まいが明確な、唄に込められた思いが涌き上がるような奥行きのあるサウンドステージを付加することが出来るのではないか・・・? との推測が成り立ちます。

 この推測を具体化したメカニズムが、中高音域を水平拡散する初代LVパネルのリブ構造で、拡散のみでは目的が達成できなかったため、残響音をパネル表面に引き寄せる特性(凸凹)、ミッドバスを吸音する特性(裏板・フェルト・ステンレス)・・・などを加えてリスニングルームの音場をコントロールする5つのパラメータの凡てを制御する製品群として、LV,SV,Gallery のシリーズが完成しました。
 
■■6つのルームパラメータ■■
 そしてotoさんのオーディオルームの新築から得たノウハウにより、以前から尻尾をつかんではいたものの、明確な証拠が得られずにパラメータに加えていなかった「反射率の断層」を悪玉パラメータに加えることができました。
 
 ルームパラメータが6つになって、オーディオルームで発生する怪奇現象の凡てが合理的に説明できるようになったので、もうこれ以上パラメータの追加は無かろうと思いますが、現時点で確定したルームパラメータは下記6種類です。

■悪玉パラメータ■
  1.定在波
  2.フラッターエコー
  3.壁振動
  4.反射率の断層

■善玉パラメータ■
  1.初期反射音
  2.残響音


■■反射率の断層■■
 さてご質問いただいた件は「反射率の断層」にかかわる内容です。
 
 商品化初期のLVパネルは鋸目の波状痕と節目の凸凹を残したままのリブを素材にしてパネルを作りました。リブパターンで中域〜8kHzを水平拡散し、波状痕や凸凹で高音域をランダム拡散させる仕組みです。
 
 その後の設置テストや無償ルームチューンの結果により、石膏ボードや壁紙仕上げの部屋に置く拡散パネルでは、波状痕や凸凹は不要のようだ・・。との結論になり、鉋仕上げの現在の姿の LV や StainVeiL パネルになりました。
 
 しかし高音域を全方位拡散させる仕組みが不要と言う訳ではありません(ルームチューニング徹底解明 / コンピュータ・シミュレーションが明らかにした拡散反射音の振る舞い参照)、
 
 http://www.salogic.com/Basic-RoomTuning/Basic-RoomTuning.htm
 
 高音域を吸音する特性の石膏ボードの面に隣り合わせて、高音域を拡散反射するパネルを置いてはいけない。境目から逆位相の音に類似する不快な雰囲気が発生してしまうことが分かったからです。

 不快な音の原因は反射音の周波数特性の急変(断層)によるものです。詳細は「実践・オーディオルームの設計施工」または「ルームチューニング徹底解明」に追記の予定です。
 
 この種の不快な音は気柱共鳴を利用した吸音トラップでも発生します。アナログやiir(デジタル)のグラフィックEQで伝送特性を補正しても発生します。

 不快な音の原因は、気柱共鳴では実音と共鳴音の無相関な位相のずれ。EQでは位相の周波数特性の急激な変化によるものです。

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●Gallery-waveのようにスベスベした面を表面にした方が良いのか、Gallery Pyramid/Joserのように切断面の縞々模様の面を表面にした方が良いのか気になります。
■バーチ合板の硬さがあれば高音域の反射体になるであろう、と思っていましたが、otoさんの測定結果によると高音域吸音のようです。壁面には更に堅い銘木系を使うか、縞々模様の面を表面にした方が良さそうです。

●壁だけでなくLVパネルなどにもウレタン塗装をされていますが、オイルステン塗装よりもより高い高音の反射を狙っての事だと考えてよろしいでしょうか?
■4〜8kHzの反射音を増やす目的です。2月中旬に残響時間の測定を行います。
■隣り合う材質では、反射および吸音の周波数特性の傾向を合わせる必要があります。パネルを固めるときは、壁も固めてください。

年末の雑事でご返事が遅くなりました。申し訳ございません。

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あけましておめでとうございます。
ご多忙の中、返事を下さり有難うございます。
自分の想像以上に丁寧かつ分かりやすくかつ多くの情報を返信していただいたので正直驚きました。
その中でも新しいパラメーター「反射率の断層」につきましては非常に興味深いです。
以前より1つの面において吸音と反射を隣り合わせにしてはいけないというのは勉強させていただいてましたが、それはフェルトやいわゆる吸音材などと松材やバーチ材の極端な吸音と反射の隣りあわせかと思っていましたが、それよりも高い帯域でも同じ事が言えるのですね。
自分はまずLVパネルをとりあえず充実させてから壁のチューニングに取り組もうと思っています。
まだまだ未熟者ですが、コツコツとやっていきたいと思います。

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(No subject)

昨日、リフォームの相談後、白石区の某氏宅に伺い、試聴させていただきました。音量を上げても全くうるさくならないこと、スピーカーが姿を消し楽器がホログラムのように浮かび上がることに感銘を受けました。

リフォームは大がかりになりそうです。懐具合が少し心配か・・・。今後何かとお世話になると思います。よろしくお願いします。

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2月中旬にotoさん宅の測定を行います。yokozekiさんの完成時期と重なると好都合ですね。

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(No subject)

いつもサーロジック製品の愛用とホームページにて勉強させてもらっています。
約13畳のオーディオルームにて音楽鑑賞しているのですが、サーロジックを知る前に建築しましたので天井を吸音テックスにしてしまいました。
何らかの対策で反射&フラッターレスにしたいのですが、なにかいい対策はないでしょうか?
HPでの木板を斜めに吊り下げるのもいいと思いますがいまいち見た目が気になります。
自分なりに考えたのは簾を天井一面に貼り付けるとか、お金はかかりますが、バーチ合板かラーチ合板を鋸歯状に貼り付けるかです。
なにか良い策があればご教授おねがいいたします。

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> 自分なりに考えたのは簾を天井一面に貼り付けるとか、お金はかかりますが、バーチ合板かラーチ合板を鋸歯状に貼り付けるかです。
■a:壁振動、b:フラッターエコー、c:定在波、が音を悪くする3要素です。

a:はブーミングの原因、
b:は解像度悪化の原因、
c:は体感低音欠如の原因になります。

<簾を天井一面に貼り付ける>
■高音域の反射音が増え、フラッターエコーはさほど増えず、質量も軽いので、実行の価値はあります。しかし若干良くなるものの大きな期待はできません。

<合板を鋸歯状に貼り付ける>
■高音域の反射音が増え、フラッターエコーが減るので理想的な改造です。但し木パネルの質量に耐える梁が必要で、大抵実行不可能です。実施するのなら、左右・前後の壁面のフラッターエコーも同時に処理すると大幅な改善が期待できます。6度程度(910mm:96mm)傾けてください。

> なにか良い策があれば・・・
■スピーカーとリスナーの間の天井・床・壁の反射音の質が再生音に最も大きな影響を与えます。このエリアの反射音を増やし、フラッターエコーを減らすのが音質向上のポイントです。

1.天井に6mmのベニア板(軽い)を貼る(ぶかぶかだとブーミングの原因になるので吸音テックスに接着し、コーススレッドで固定する。
2.対抗する床面を斜めにする(弊社製品であればGallery-wave、Gallery-pyramid-joserなどを置く)
http://www.salogic.com/Gallery-Joser/galry-joser.html
http://www.salogic.com/home.files/shop/shop6-photo1.html

3.左右壁面が平行であれば家具・本棚などを置く(弊社製品は上記と同じ)。

あたりがオーディオ専用ルームであれば実行可能か?と思いますが、コストがかかりすぎます。

> なにか良い策があれば・・・
■天井が吸音テックスであると高音域の残響音不足が再生音を悪くする原因です。残響音不足は初期反射音を増やすことでそこそこ代用できるので、SP周辺にLV、SVパネルを多めに置く。対向するリスナー背後の壁面にLVパネルを置く。などが最も実現性が高い方法であろうと思います。下記ページも参考にしてください。
http://www.salogic.com/home.files/shop/shop4.htm
http://www.salogic.com/AudioRoomDesign/AudioRoomDesign01.html

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すばやいご返事ありがとうございます。
とても参考になりました。
とりあえずLV、SVパネルの量をふやしてみたいと思います。

ちなみに、もし天井に簾なりベニヤなりその他合板なりを貼る時は、吸音テックスの上からそのまま内部の梁にむけてコースレッドなどで打つ付けるのでよろしいでしょうか?

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> 天井に簾なりベニヤなりその他合板なりを貼る時は、吸音テックスの上からそのまま内部の梁にむけてコースレッドなどで打つ付けるのでよろしいでしょうか?
■軽いものを表面材にするのであれば吸音テックスを振動のダンプ材と考え、良く密着させて(可能なら木工ボンド併用)コーススレッドで止めてください。床を斜めにするか、物を置いて凸凹を増やす必要があります。
http://www.salogic.com/home.files/shop/shop6-photo1.html

12mm以上のバーチやラーチ合板を使うのであれば、一旦天井を剥ぎ、

1. 下地に12.5mmの石膏ボード
2. 合板(木工ボンド併用)

または

1. 合板
2. 12.5mm石膏ボード(木工ボンド併用)
3. 合板(木工ボンド併用)

が良いでしょう。リスナー側が高くなるように6度以上傾けてください。No.541にも追記しました。

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重ね重ねありがとうございます。
非常に勉強になります。
少しずつではありますが心地よい音楽を追求していきたいと思います。

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(No subject)

自然満喫良い感じですね、羨ましいです。
先日ネットでこんなページを見つけました「http://homepage2.nifty.com/tnatori/audio/natural_sound.html」村田さまのご意見は??「http://homepage2.nifty.com/tnatori/NS/」今度時間を見つけて実践してみます。

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実験すれば直ぐに分かると思いますが、この理論は???です。サブスピーカーから出る音はLchとRchに含まれる同位相成分を除いた音で、しかも左右同じ音です。

具体例で言えば、

●センターボーカルは左右同位相なのでサブスピーカーには出ない。
●左端定位&右端定位の楽器は同位相成分が無いのでそのままサブスピーカーから出力される。

直列に接続された2本のSPから出る音は同じ音ですから、サブSPに送り込まれた左端または右端に定位するはずの楽器の音はセンターに定位します。VRを小さくすれば左右の楽器がどんどんセンターに引き寄せられモノーラルに近づくだけです。

つまりセパレーションを悪くする効果は絶大ですが、良くする効果は全くありません。


●マイナス面ばかり書きましたが、プラス面もあるかも? 楽曲に含まれる残響成分には同位相成分が殆どありません。従ってVRを小さくするにつれ、残響音が強調されてセンターに収束します。余韻がセンターに吸い込まれるように消え入る、出来の良いホールのような効果が期待できるかもしれません。

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(No subject)

村田さん、今晩は。伊豆のNです。
すっかり田舎暮らしが板に付いてきたようですね。
岩魚や山女が釣れるなんて羨ましい限りです。
さてデモルームにいよいよ着手ですか。どんな音が聴かれるのか楽しみです。思いっ切りアイデアを投入して仕上げて下さい。私は出不精なので中々行けないとは思いますがその内にと思っています。
それでは。

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サブ・ウーファのデモ用(?)ソフト

村田様、ご無沙汰しております。
サブ・ウーファD.CubeEX2、SW2000Dではお世話になりました。
最近、以下のSACDを入手しました。

http://www.hmv.co.jp/product/detail/2509330

バーバー、プーランク、サン=サーンスのオルガンをフィーチャーした曲集ですが、オルガンの最低音がすごいです。
低音フェチのかた御用達という感じのディスクで、サーロジックのサブ・ウーファをお使いの方にはお薦めです。

既にご存知かもしれませんが、ご参考まで。

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D.Cube愛好家として こうした紹介をされるのは大変
ありがたいですね。
これからもどしどし推薦して下さい。

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SW2000Dが超低音の能力で真価を発揮するクラシックの音源は限られていると思いますので、SW2000, D.Cubeをお持ちのお客様には朗報ですね。推薦有難うございます。

K&Kさんは石井伸一郎さん設計のオーディオルームのオーナーさんであろうと思います。部屋がしっかり作られているので、D.Cube2EXとSW2000Dの差が歴然と現れたのではないでしょうか。

ところで複数の事情が重なってDSP制御のサブウーファーの販売を休止いたしました。SW,D.Cube共に末永くご愛用ください。

最終製品のD.Cube2HXにいたっては初回ロットで6台生産したのですが、その後の資材の手当てがつかず、4台で販売を終了させていただきました。幻のサブウーファです。

実はD.Cubeの最初の設計はHXの仕様でした。このときも資材の入手が不可能となって試作も作れなかったいわくつきのモデルです。

長年の予想通リD.Cubeの形状でSW2000Dと肩を並べるクォリティーが達成できたモデルで、6台全部を販売するのが惜しくなってしまいデモルーム用に2台残してあります。デモルームが完成したらご体験ください。

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村田さまが心血を注がれて 当初の開発目標に最も近い完成品として誕生したHXが この我が手元にあるHX
であることに 今更の感動とその素晴らしい音色に
改めて魅入らされました。力量感のある迫りくる空気感と仕上がりの良さは未体験ゾーンに包まれます。しかも今回は幻のチャンスを得られましたこと 感慨無量とは 当にこの事ですね。
待ち遠しい事ですが モデルルームの竣工を今か今かと首を永くして待っております。

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murataさん、seisanさん、ありがとうございます。

murataさん、
>K&Kさんは石井伸一郎さん設計のオーディオルームのオーナーさんであろうと思います

はい、D.Cube2EXの設置、SW2000Dの仲介に際しては大変お世話になりました。
DSP制御のサブウーファーの販売を休止されるのですね。いろいろ事情があることと思いますが、非常に残念です。高級なハイエンドのスピーカーでも20Hzまでフラットなものは皆無に近いと思いますので、良質なサブ・ウーファの存在は貴重だと思います。確かにサブ・ウーファの顕著な恩恵を得られるクラシックのソフトは多くはないかもしれませんが、低音楽器のないソフトでも独特のホールの雰囲気感が得られるメリットがあり、一度体験すると手離せなくなります。
近い将来の再開をお祈りいたします。

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> 近い将来の再開をお祈りいたします。

■有難うございます。デモルーム用にSW2000Dのウルトラ上位バージョンを作るので、商品価値が認められるようなら再開発売の初代モデルになると思います。

SW2000Dの低域を更に2オクターブ広げたらどんな臨場感を再現するのだろう? ということを確認するためのモデルなので、商品価値は?ですが・・

2000D、D.Cubeの38Hz以下は15Hzまでフラットで、閉空間の低域上昇分を含めると5Hzくらいまで十分なレスポンスがあるようです。次のモデルは4Hzまでフラットが目標です。

殆どの部屋が強度不足になると予測できるので、ハイパワー2000D(15Hzまでフラット)のモードも必要でしょう。4Hz〜15Hz、15Hz〜、の2Wayが標準モードで、モードチェンジで15Hz〜、15Hz〜としても動くウーファー3〜4ユニットの構成です。

D.CubeのシリーズはHX以上のスペックは望めませんので、HXのType2を復活したいと考えています。



> 高級なハイエンドのスピーカーでも20Hzまでフラットなものは皆無に近いと思いますので、良質なサブ・ウーファの存在は貴重だと思います。

■ハイエンドスピーカーと言えども、最低音域の1オクターブはバスレフの共振音に頼っているものが大半でしょう。音圧は確保されますが、位相特性と音切れに問題ありと思います。D.Cubeの勝ちですね。

更に超低音は設置位置で聴こえ方が大きく変わる性質があり、最適配置がメーンSPと異なるのが普通です。【質の良いミドルクラス+D.Cube2で位相調整】の方がコストパフォーマンスが間違いなく高いですね。

その意味では20万円台のD.Cubeが欲しいところです。パソコンのUSBを使って制御することにでもして、大量販売すれば可能かな? と思いますが、大量が無理ですね。

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murataさん、

4Hzまでフラットとはすごいですね。
でも、そこまで伸ばすと最近の映画ソフトの過激な低音に耐えるのにかなり苦労するのでは?

2000Dはかなり大振幅にも耐えられる能力を備えていると思いますが、最近購入したDVD版ダイハード4でのマシンガン連射に入っている異常ともいうべき低音で底着きしました。
全編そこらじゅうでコーンがフラフラしています。入力レベルが黄色LEDが点くかどうかのレベルでもコーンの揺れがひどいですから、入力が飽和しているのではなく超低音成分の量の多さが原因だと思います。

このような低音を含むソフトは超低音を振幅で稼ぐ小型のサブ・ウーファには危険だと思われますが、設計上はどのように対応されますか?

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(No subject)

��関です。先日は貴重なお話どうもありがとうございました。D-Cubeの製作過程など、興味深く拝見しました。こちらにおいでいただく日を楽しみにお待ちしています。

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(No subject)

石井先生の推奨されています、リスニングルームを作ろうと思います。ジャージクロスの入手先とか細かな作り方を知りたいのですがどちらに聞いたらよいのでしょうか。教えて頂けませんでしょうか。

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■■ジャージークロスの入手先■■
 手芸材料のユザワヤで入手できます。吉祥寺の店舗には何度か行ったことがありますが、ジャージークロスには色や織り目の大きさなど沢山のバリエーションがあり、通販での注文は難しいでしょう。店舗が沢山ありますので、お住まいの近くにあれば良いのですが。
http://www.yuzawaya.co.jp/information/tenpoannnai.html

■作り方を知りたい■
 石井伸一郎さんに設計施工をお願いするのであれば下記からメールを送ってください。
http://www.ishii-audio-lab.com/
http://www.ishii-audio-lab.com/consult.html

 石井さんのアイデアだけ頂いて自作されるのであれば下記から情報を得るしかありませんが、内容が難しいのが難点です。
http://homepage2.nifty.com/hotei/

 要約するとポイントは二つで、定在波理論と残響時間理論から成り立っています。

【定在波理論】
 定在波の影響を受けにくい部屋の寸法比が上記ページに記載されています。部屋の寸法比を自由に決められる環境であれば、そのまま率直に参考にすれば良いでしょう。

 無理であれば無視するしかなく、その場合伝送特性の低音域にディップが出来る可能性が高まります。しかしオーディオルームの特性を支配する他のパラメータでリカバリーが可能ですから、深刻に考える必要はありません。

【残響時間理論】
 <完全反射壁>と<完全吸音壁>の組み合わせで残響時間の長さと周波数特性を決めることが出来る。というのが石井理論の根幹です。しかし完全反射壁を素人が木で作るなんて全く不可能な訳で、見よう見まねで容だけ真似ても残響時間は設計値の半分程度にしかなりません。つまり最適残響時間の半分程度です。

 では最適残響時間の二倍で設計すれば良いではないか、と設計基準を変更すると、吸音部分がゼロになってしまい、石井理論が成り立ちません。

 石井式の理論は施工時の石井マジックとの組み合わせで成り立つものと思います。石井さんに依頼することをお勧めします。

<残響時間の周波数特性>
 また石井式では残響時間の周波数特性の制御方法について触れていないのでは?と思います。見落としかもしれませんが・・。

 楽しくなければ音楽じゃないでしょ! という観点で見たとき、残響時間の周波数特性と初期反射音の振る舞いはオーディオルームやホームシアターにとって大変重要な構成要素です。石井式でもサーロジックパネルの効果は大きく現れます。下記は石井さんが設計施工した部屋への設置例です。
http://www.salogic.com/home-select.files/home-80-sub.htm
http://www.salogic.com/home-select.files/home-30.htm

 部屋が完成したら無償ルームチューンなどご利用ください。
http://www.salogic.com/home.files/campaign/campaign01.htm

■■自作オーディオルームは下記の方が簡単で安価で必ず成功します■■
 ポイントは頑丈な内壁を作り斜めにすること。小さな平面の集合体で平面を作ること。の二点だけです。
http://www.salogic.com/home-web.files/01-sat-sub1.htm
http://www.salogic.com/home-select.files/home-103-sub.htm

 詳細は下記を参照してください。
http://www.salogic.com/Basic-RoomTuning/Basic-RoomTuning.htm
http://www.salogic.com/home-select.files/home-105-sub.htm
http://www.salogic.com/home-select.files/home-105-sub2.htm

 ご返事を書く参考にとネットを検索していたら下記のページを見つけました。石井式のオーディオルームを自作するのであれば、完全反射壁に関する記述(木の選択)が参考になります。
http://blog.livedoor.jp/bremenfx1/archives/cat_50029364.html

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(No subject)

デジタルチャンデバぜひ商品化お願いします.
仕様ですが、3way対応で各chにモノラルアンプが使用可能なように
デジタル出力を6系統用意していただきたいと思います.スピーカーユニットごとにF特補正が可能なようにすべてのchにEQを用意していただきたいです.また、カットオフ周波数は各ch個別に設定出来るようにお願いします.(WF/TWのカットオフ周波数で違う周波数を選択出来るように)ソニー等が販売しているデジタル入力付きのアンプで自作スピーカーを楽しみたいです.

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デモルーム用に試作ができているのですが、とりあえずデモルーム用のコスト無視の物です。デモルームが完成して詳しく検証してOKとなれば製品にすることも考えています。30バンドまでのマルチウエイが可能ですからフル構成は出力60系統可能です。

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(No subject)

D-Cube2HXは どうなりましたか
朗報を待ってます。

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20日で無償ルームチューンが一段落しますので、写真・スペックなどHPに掲載します。お待たせして申し訳ございません。

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> 20日で無償ルームチューンが一段落しますので、写真・スペックなどHPに掲載します。お待たせして申し訳ございません。

現行モデルからのバージョンアップサービスは可能でしょうか?

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大変お待たせしました、D.Cube2HXのスペックを今日UPしました。写真も今週中にUPいたします。
http://www.salogic.com/home.files/dcube2hx-model/dcube2hx.htm

最大の難関であったキャビネットサイズも、パワーアンプの形状を変更してTXと同じサイズで決着しました。お陰で組み立てが益々難しくなってしまい、製品モジュールで組み立てが楽になるレイアウトを検討して製品が完成します。

> 現行モデルからのバージョンアップサービスは可能でしょうか?
■キャビネットサイズが同じなので不可能ではありませんが、SPの交換、パワーアンプの交換、DSP及びCodecの電源の交換と調整など必要です。旧モデルを売却して新規購入していただいても出費は同じ程度と思います。

大変お待たせしてしまいましたので、発売時に期間限定のタイムサービスを予定しています。売却価格によってはむしろお得ではないか? と思います。どうぞご利用ください。

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> ■キャビネットサイズが同じなので不可能ではありませんが、SPの交換、パワーアンプの交換、DSP及びCodecの電源の交換と調整など必要です。旧モデルを売却して新規購入していただいても出費は同じ程度と思います。
>

完全に新型相当にはなりませんがスピーカユニットだけの交換だと簡単に出来ると思いますが、問題ありますでしょうか?

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> 完全に新型相当にはなりませんがスピーカユニットだけの交換だと簡単に出来ると思いますが、問題ありますでしょうか?

■HXはネオジウムマグネットのウーファーを搭載します。数社のSPをテストしましたが、ネオジウム・ウーファーは磁気回路の奥行きが長いのが共通の特徴で、従来のパワーアンプモジュールではTXサイズのキャビネットには収まりきれません。

キャビネットの奥行きを増やすと使い勝手が悪くなるので、パワーアンプの設計を変更しました。更に背面に配置していたDSP&Codecモジュールを側面に移動した。という事情があります。

大変申し訳ありませんが、パワーアンプモジュールの交換が必須です。なおXタイプとケブラーコーン(黄色のコーン)のD.Cube2はキャビネットの内寸がTX、EXより狭く、新型パワーアンプでも入りません。

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2TX後継機

開発状況は如何でしょうか。
採用ユニットも定まり 当初の期待を超えたクォリアが得られたものと 首を長くして発表を待っています。

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まもなく写真を含めてHPに掲載いたします。商品名はD.Cube2HXです。

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サブウーファー

現在はEX一種類だけになってしまっているようですが、
他の種類(TX,X)については後継機種がでるのでしょうか?

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クォリアで表現される
http://www.weblio.jp/content/%E3%82%AF%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A2
感覚質を圧倒的に向上させようと後継機試作の真っ最中です。発売まで2ヶ月程度の予定です。

TXに更に付け加えなければならない機能は思いつきませんので、キャビネットサイズが変更になる可能性がありますが、操作系の変更はありません。

リモコンのご希望を頂くことがありますが、初期設定時に便利なだけで実働時には不要なので追加の予定はございません。

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ライブとデッド・吸音と拡散

すみません。
続けて質問させていただきます。
私、音響に関しては全くの素人で、例えば音響測定のグラフなどを見てもそれを理解することができません。
そのことを前提に質問させていただきますので、できるだけわかりやすく答えていただけるとありがたいです。

ルームチューニングにはいろいろなアイテムが使われますね。
どちらかといえば、定在波やフラッターエコーを止めるなど(それだけではないですが)、ライブな部屋をデッドな方向にもっていく製品が多いようです。
例えば、吸音材や吸音パネルを使うと、その空間はデッドな方向になりますよね。
また、音というのは何かにぶつかると反射する。
この程度の理屈は私にも分かるのですが、音響用語には、単なる「反射」だけでなく、「拡散」とか「散音」とか「乱反射」とかいう言葉もあり、私にはこれらの言葉の意味が明確に分かりません。
しかし、オーディオを趣味とするには、この言葉の意味がよく分かっていないと、関係者とコミュニケーションするのも難しいし、ルームチューニングをどう進めていいかも分かりません。
「拡散」「散音」「乱反射」これらの言葉の意味を分かりやすく説明していただけませんか。
また、これらの事象が起こったとき、その空間はライブな方向に向かうのか、デッドな方向に向かうのか。そういうことも併せて教えていただけるとありがたいです。
本当に稚拙な質問でお恥ずかしい限りですが、どうかよろしくお願いいたします。

J.S.O.BACH

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>「拡散」「散音」「乱反射」これらの言葉の意味を分かりやすく説明していただけませんか。

■このHP上では「拡散」を更に分類して「水平拡散」、「垂直拡散」、「偏向拡散」と使い分けていますが、一般には反射音が入射角と無関係な方向に飛び散る現象を表す言葉として、「拡散」「散音」「乱反射」を使っているのだと思います。つまり総て同じ意味と解釈してかまいません。反射面に音がぶつかったあと、バラバラな方向に飛び散る、あるいは飛び散った音、と言う意味です。

水平拡散はサウンドステージの形成に寄与するなど、オーディオルームにプラスの効果を生みますが、垂直拡散、全方向拡散(布系の拡散体などがその例で、弊社製品であれば拡散スカラホール)は取り付け位置などの制約があり、使い方をよく吟味しないと、さして効果が得られないか、かえって音を悪くします。

音を拡散させても、同じ部屋の中に吸音材があれば吸音されてしまうため、ライブにはなりません。拡散=ライブではありませんが、LVパネルなどの水平拡散パネルをSPの背後に置くと、水平方向に拡散された初期反射音が増えるので、聴感ではライブ感を感じます。しかし残響時間は大して増えません。

下記ページを繰り返し読んでいただくと見当がつくと思います。ご参照ください。
http://www.salogic.com/Basic-RoomTuning/Basic-RoomTuning.htm
http://www.salogic.com/home.files/RoomBuild/RoomBuild.htm

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スカラホールの取り付け位置

はじめまして。
J.S.O.BACHと申します。
よろしくお願いいたします。

スカラホールの取り付け位置について質問させていただきます。
「吸音スカラホールは左右スピーカーの手前あたりの天井に取り付ける。拡散スカラホールはリスニングポイントの左右の天井あたりに取り付ける。」
ということだそうですが、スピーカーを内振りにした場合、やはり、スピーカー(つまりはツイーター)の向いた方向の天井に取り付けるのが良いのでしょうか。
そうすると、スカラホールは結構サイズが大きいですから、内振りの角度が大きかったり、左右スピーカーの距離があまり広くない場合、左右のスカラホールがほとんどくっついた状態で取り付けなければならなくなってしまいます。
まして、拡散スカラホールになると、極端に言えば左右の2枚が重なった状態で取り付けるという、おかしな状況が起こってしまいますよね。
我が家は部屋の構造上、左右のスピーカーの距離が、ツイーターの位置ではかると130cmで、やや内振りにしています。
部屋の構造上、それ以上離すことができないのです。
そう考えると、スカラホールはスピーカーの振り方に関係なく単純にスピーカーの手前の天井に取り付けると解釈するのが、自然だと思うのですが、いかがでしょうか。
お返事ください。
よろしくお願いいたします。

J.S.O.BACH

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すみません。
自己レスです。
スカラホールの取り扱い説明書のページを見たら、一目で解決しました。
大変失礼いたしました。

J.S.O.BACH

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船底天井の部屋の低音の充実について

初めて投稿させていただきます。
現在,船底天井の部屋にオーディオセットを置いています。部屋の中央付近で聞いているのですが,部屋の隅と比べて低音が少ないので改善したいと考えていたところ,貴ホームページを見たところ,天井が悪いとの記載を見ましてなるほどと思っております。
 部屋を改造することはできませんので,設置物で改善できたらと思っています。
 スカラホールなど利用できそうな物があるのですがはっきりわからないので質問させてください。
 船底天井の部屋の低音の改善で,サーロジックの商品でお薦めの物はどれでしょうか。また,優先順位としてはどうなるでしょうか。よろしくお願いします。

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■無償ルームチューンの多数の測定データから、部屋の周辺に比べると真ん中のエリアでは低音の音圧が明らかに低い傾向が読み取れます。耳でも確かにそう感じます。そして船底天井/切妻天井ではその傾向が更に極端で、周辺は低音過多、中央の広いエリアで低音無し、と感じるほどの不具合を生じることがあります。

原因は定在波であろうと予測しています。このご返事を書くに当たって再度石井伸一郎さんの定在波理論を読み返してみました。無断リンク不可となっていますので、興味のある方は「石井伸一郎 松浦 正和」で検索してください。

石井さんの定在波理論を要約すると(間違っていたらご指摘ください)、壁際は低音の音圧が必ず高くなる。部屋の真ん中もそこそこ高くなるが、部屋寸法で決まる特定の周波数の音圧は壁際に匹敵するほど高くなる。

例えば6畳間の長辺を約3.4m(音速は340m)とすると、上記の特定の周波数は100Hzになります。100Hzの音圧が壁際に匹敵するほど高くなるわけです。200Hz(2波長)も同様です。

では50Hz(1/2波長)はどうなるのか、というと、部屋の真ん中で理論音圧はゼロになります。しかも100Hzのピークのエリアの4倍の面積にディップが生じると考えられます。

つまり人間の聴覚が問題にしている低音不足は1/2波長の基準振動モードで発生しているのです。

■物理現象として音圧がゼロなのだから、救いようがないのか?・・ そんなことはありません。東芝EMI本社の第三スタジオ(1981〜82年設計施工)を設計するに当たり、スタジオの1/10模型を作り物理特性を計りましたが、中音域のデータ以外殆んど設計の役には立ちませんでした。何故か?・・ と言うと、1/10模型では測定に使う周波数が10倍になります、

例えば50Hzのシミュレーションに500Hzを使います。木で作った模型がコンクリート相当になってしまいます。

例えば5kHzのシミュレーションには50kHzが必要です、木がグラスウール相当になってしまいます。

模型シミュレーションのデータは可能性を示すだけで実際のオーディオルームはシミュレーションのような恐ろしい特性にはなりません。また1/3octの半分以下の幅のピークディップは聴覚が平均化してしまい特性が示すほど深刻な影響はありません。

■ルームチューンのパラメータが5つあります。プラス、マイナスそれぞれに、影響力が大きい順に並べると下記のようになります。

<プラスのパラメータ>
1.初期反射音のエネルギーバランス(周波数特性)とその配置
2.残響時間

<マイナスのパラメータ>
1.天井・壁・床の振動
2.フラッターエコー
2.定在波

<初期反射音・振動>
木造であれば初期反射音の適材適所と振動の抑制だけで音の整理整頓と音楽の躍動感が得られます。ミッドバスのダブツキも減り体感低音が増えます。

RCであればミッドバスの吸音と初期反射音の適材適所が音の整理整頓と音楽の躍動感に直結します。ミッドバスが減ると体感低音が増えます。

<残響時間>
最適残響時間なるものが存在しますが、初期反射音の最適化で立体的なサウンドステージが確立できていることを前提に成立します。未確立のオーディオルームで最適残響時間を満たしてしまうと風呂場の音になってしまいます。

<フラッターエコー>
フラッターエコーが有っても初期反射音の強調でそこそこ悪さが回避でき、音楽の躍動感を得ることができます。しかしここで満足してはいけません、フラッターを消去すると音楽の透明度や余韻の美しさが格段に向上し、オーケストラのテンポがグンと遅く聴こえるようなって音楽の味わいが深まります。

<定在波>
定在波は理論ほど明確な弊害は出ませんし、低音の量が好ましいと思える場所にリスニングポイントを移すことができれば無害です。横長配置のメリットは無害のエリアが探し易い点にあります。
・・とは言え広いエリアで低音感が不足する場合には部屋の修正が必要です。

■船底・切妻天井の広いエリアで低音感が不足する原因
 下記の「切妻・船底天井には定在波も発生する」の項を参照してください。
http://www.salogic.com/Basic-RoomTuning/Basic-RoomTuning.htm

■リスニングポイントの低音を増やす方法
下記のページを参照してください。
http://www.salogic.com/home.files/RoomBuild/RoomBuild.htm

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(No subject)

松本のギターマンです。ご無沙汰しております。

富士通テンのサブウーファーが雑誌などで評価が高いようですが、?です。

タイムドメインを標榜するわりにはローパスフィルターはアナログのままだったり、とても位相の整合に配慮がなされているとは思えません。

また、評論家が誰一人そのことに言及しないのも?です。

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歪み率

密閉+MFBは30ヘルツなどの低域の歪み率が悪くなると聞きました
貴サブウーハーの特性はいかがでしょうか。
またYST方式は尾を引く低音ともあります。原理的には貴サブウーハーと比べてどうなのでしょうか?

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■弊社サブウーファは、

1.プリアンプからの入力を受けるデジタル・プリアンプ(SPの低域下降特性を逆補正)
2.不要帯域をカットするデジタル・チャンデバ(100db/oct)
3.SPを強力に駆動するデジタルパワーアンプ(1000W-rms)
4.SP(ウーファ)

の四つのブロックに分割することができますが、低音域に大きな歪を発生する要素は皆無です。

■MFBサブウーファの歪の原因が何であるのか知識がありませんが、バスレフのポートの共振を利用して低域の量感を稼ぐ方式のサブウーファの音は、歪率100%と言っても差し支えないと思います、何しろ入力音と無関係な周波数固定の共振音を鳴らし続けるのですから。

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定在波

はじめまして。大変興味深く拝見させて頂いております。
さて、ホームページを拝見し定在波の理屈なるほどと思い興味を持ち、パソコンフリーソフトを利用して周波数特性を計測してみたら計算どおりのピークディップが発生し、正直大変驚きました。
そこで、定在波撲滅のためにはどうしたら良いのだろうかとホームページを読み進めさせて頂きますと、二つの平行した壁面があるかぎり、原理的に発生してしまうとのことですので、平行面を無くせば良いのかな?と思うようになりました。
 実際に前後左右の壁と天井床面の3つの平行面がある訳です。残響音などのその他のパラメーターを無視し、「ギャラリーウエーブ」などの数度の傾斜を持たせたパネルを前後左右の壁面及び天井面に設置すれば、ほぼ定在波は無くなると考えても宜しいのでしょうか?(実際はサウンドステージを再現するために左右の壁、前後の壁、天井などはそれぞれ適切な処置をしなければならないのでしょうが、あくまで原理的に。)
あと、スピーカーの後ろにStainVeilパネルを展開させ、リスニングポイントからはスピーカーの後ろの壁がStainVeilで覆われて見えないような状態のとき、スピーカーの後ろとリスニングポイントの後ろの壁(所謂前後の壁)の間には平行面が無くなりますよね。この状態にすれば、前後方向の定在波はほぼ解消できると考えて宜しいのでしょうか?

低音は波長が長いため、少々の凸凹面を持ってきても、低音波から見ると平面に見えてしまうのではないか?という気がします。例えば地上から富士山を見えれば大きな山ですが、衛星写真から富士山を見ると平面写真にしか見えないように・・・。実際のところ、StainVeilやギャラリーウエーブなどの凡そ50センチ幅ぐらいの板を数度の傾斜角度を持って配置すれば大丈夫と考えて宜しいのでしょうか?

お忙しいところ恐れ入ります。ご教示願えれば幸いです。

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■ルームアコースティックは二つのカテゴリー(減らすもの、増やすもの)の五つのパラメータで制御できます。

●Sパラメータ(Structure):減らすべき要素
1.定在波
2.フラッターエコー
3.床・壁・天井の振動

●Rパラメータ(Early Reflection, Reverberation tim):適量に増やすべき要素
4.初期反射音
5.残響時間

この五つのパラメータの中で理論的な解明または測定による解析ができるものが<1.定在波>と<5.残響時間>です。

残る三つのパラメータは有効な測定方法が確立されておらず、ルームアコースティックを論じるときに話題にさえならない状況です。

ところが音場再生の視点でルームアコースティックを検証すると、その影響力の順位は、

3.床・壁・天井の振動
2.フラッターエコー
4.初期反射音
5.残響時間
1.定在波

の順となります。上位のパラメータの調整に不具合があると、下位のパラメータの調整は無意味(効果がマスクされて分からない)です。

<3.床・壁・天井の振動>が強いと、それ以下の順位のパラメータをいくらいじっても、そこそこの音にすらなりません。ブーミーな音(125〜250Hzの振動音)と低音が不足する音(壁振動が100Hz以下を吸音)は、どちらも壁振動が原因の大半です。

振動を止めると<2.フラッターエコー>による音の濁りが聞こえるようになります。また横方向のフラッターがあると次の順位のパラメータである<4.初期反射音>が作り出すサウンドステージの奥行きを帳消しにします。

振動とフラッターを消去すると、<4.初期反射音>の適所配置によるサウンドステージの創造が可能になります。適所配置は、下記ページの<Section3:サウンドステージ>以降を参照して下さい。
http://www.salogic.com/home-select.files/home-s-sub.htm

奥行きの深いサウンドステージができると、楽器の余韻が背後の空間に消え入るようになって、その響きを無意識に追い続ける聴覚の動きにより、楽曲のテンポがグンと落ちたように感じるはずです。この状態になればルームチューンは8割方完成です。

ここまでくるとやっと<5.残響時間>の出番です。最適残響時間に近づくほどに、初期反射音が作り出したサウンドステージの彫が深くなって、果てしなく音楽を聴き続けることができるほどに、楽器の表情やボーカリストの説得力が増加します。

最後に<1.定在波>により部屋の中に低音が溜まるエリアと少ないエリアができるはずです、最初に設定したリスニングポイントで低音が不足するのであれば定在波理論に則ってリスニングポイントを移動すれば解決するはずです、しかし現実には理論通りにはなりません。

なぜ理論と食い違うのかと言うと、木造の部屋では<3.床・壁・天井の振動>の影響力の方が定在波より遙かに大きいからです。

定在波により低音がブーミーと言われている殆んどのケース(壁裏の野縁の強度が足りない)が壁振動の対策で解決しますし、定在波により低音が不足すると言われているケース(壁板の強度が足りない)も壁振動対策と強化策で大方解決します。


> そこで、定在波撲滅のためにはどうしたら良いのだろうか・・・平行面を無くせば良いのかな?と思うようになりました。
■上にも書きましたが、定在波の影響と思われている低音のトラブルは大方壁振動であり、それにフラッターエコーも重乗しています。壁振動があると低音がブーミーになるケース、低音が出なくなるケース、の二つが発生します。

> 「ギャラリーウエーブ」などの数度の傾斜を持たせたパネルを前後左右の壁面及び天井面に設置すれば、ほぼ定在波は無くなると考えても宜しいのでしょうか?
■下記に測定データがあります、
http://www.salogic.com/home-select.files/home-25-sub.htm

壁を傾けても定在波によるものと思われる伝送特性のピーク、ディップにはあまり効果がありません。しかしGalleryにより確実に低い低音が増え、ミッドバスと思われるブーミーな低音は減ります。ブーミーなミッドバスが減るから、100Hz以下の低音が聞こえるようになると言っても良いと思います。壁を傾けるのは、フラッターエコー対策です。

定在波に有利な形状(寸法比)の部屋を作っても音楽が楽しく聴ける部屋になるわけではありません、単に伝送特性が良くなる可能性が高くなるだけです。定在波より上位の四つのパラメータを適切に調整する必要があります。

> 低音は波長が長いため、少々の凸凹面を持ってきても、低音波から見ると平面に見えてしまうのではないか?という気がします・・・StainVeilやギャラリーウエーブなどの凡そ50センチ幅ぐらいの板を数度の傾斜角度を持って配置すれば大丈夫と考えて宜しいのでしょうか?
■部屋の不具合の原因の大半は
3.床・壁・天井の振動
2.フラッターエコー
です、StainVeil&ギャラリーウエーブにより壁が丈夫になれば壁振動が減ります。傾斜が付けばフラッターエコーが消滅します。

同時にStainVeilにより<4.初期反射音>が増え、奥行き(SV1200〜1800)と高さ(SV1500〜1800(SV1200では高さは出ない))のあるサウンドステージが出来上がります。

参考ページ
http://www.salogic.com/home-select.files/home-80-sub1.htm

参考書籍
音楽の友社「Stereo10月号/2006年」レンジ獲得への「底上げ」を図るアクセサリー●田中伊佐資

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新築オーディオルームの壁紙につきまして

木造2階にオーディオルームを造ることを検討中です。防音等は特に考えていません。LVパネルを導入する予定ですが、壁紙等で気をつけるべき点はあるでしょうか?
ミネラル鉱石配合のマイナスイオン発生壁紙(サンゲツ)を検討中ですが、ご意見ありましたらご教授下さい。

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壁紙はビニール系、紙系ともに高音域の吸音材として働き、音楽の躍動感を減退させる働きがあります。唯一砂肌の「じゅらく」は高音域を拡散反射します。
http://www.salogic.com/home-select.files/home-jj.htm

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BH開口部の音

スワン型バックロード(BH)におけるSPD-P1の使いこなしについて数年前BH開口部の遅延時間の実測までしていただき、お世話になった者です。御多忙の村田社長が丁寧に回答下さった時の感動は今も忘れられません。ありがとうございました。

さて、BH開口部の音について疑問なのですが、BH開口部からの音は数ミリ秒遅れの逆位相と考えると、これは特定周波数のみ反射するような仮想壁からの反射音と同等とみなせるのでしょうか?

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主な成分は音道の長さの半分の距離の後壁面からの反射音と考えて差し支えありません。但しスワン型の音道はエクスポーネンシャル・ホーンのように空気とのインピーダンスマッチングを厳密にとったホーンではないので、低音感を感じさせる共鳴音も出力されていると思います。スワンの人気の秘密はむしろこの音にあるのではないでしょうか?部屋鳴りなどで低音域が吸音されてしまい(注1)、低音感が失われてしまった部屋に、低音感を回復させる効果があるのでは?

下記と関連がありそうです。
---------------------------
スピーカーのジャンル1.(ビンテージ)
箱鳴りを積極的に利用したシステム。例えばビンテージもののアルティック、タンノイなどに代表されるスピーカーシステムでは、試聴室タイプの残響特性でも、ミッドバスを多少抑え目にすると豊かな低音を感じ取ることができます。本件の残響特性はこちらに属しています。

スピーカーのジャンル2.(現代スピーカー)
箱鳴りを徹底排除し低音のスピード感を追求したシステム。現代スピーカーは殆んどこのジャンルに入ります。フレッチャーマンソンの等感度曲線からも分かる通り、ミッドバスと同じレベル、同じタイミングの低音域はミッドバスにマスクされてしまいます。例えば映画の効果音の超低音には、ドサ〜〜ンが故意に入れてあるではないですか。サ〜〜ンに相当する部屋の響きが加わって初めてスピード感のある豊かな低音と感じ取れるのです。現代スピーカーのオーディオルームでは、残響特性はリスニングルームの最適残響時間の形に仕上げる必要があります。
http://www.salogic.com/home-select.files/home-80-sub1.htm
---------------------------

注1:
柱・間柱・胴縁の建て方(http://www.nh-net.jp/construction/inner_3.html)によりバラつきがありますが、内壁が振動する部屋の低域特性は、「ミッドバス過多&低音不足」になる確率がかなり高いようです。

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驚くべき音響材

村田様

ジェネシスサウンドという所から、驚くべき製品が出されたことはご存知でしょうか。
小さな製品を部屋の中に置くだけで、空気を改質して、汚れた空気を自然の空気に変えるというものです。

これまでのオーディオ用製品にはない、わけのわからない製品ですが確かに効果があります。
いや、ありすぎると言ったほうが良いスゴイものです。
理屈やデータはほとんど公開されていないのですが、ホームページ(http://www.big-c.or.jp/~iizuka/genesis.html)からの情報と試聴した結果からは、以下の理屈のようです。
1.音調品が作る電界が電界内の空気に作用し、空気の粘度を下げる。
2.A粘度が下がるため、特に高域の減衰作用が減り(周波数が高いほど効果大)反射音が増える。
3.Bこれにより、高音の指向性の拡大と残響の増加が図られ、臨場感・清涼感の増加と歪感が減少する。

村田理論に基づき、ルームチューニングをしている自宅では響きが強くなりすぎることと、安いタイプの製品(CK−1)では、音場の方向が崩れてしまいますが(コンサートホールの前方席の感覚を狙ってチューニングしているが、全方向に反射音が増加すのでコンサートホールの中央席の感覚となる)、SHOPの試聴室では、すばらしい効果を体感しました。 (C−1,CK−1,TK−1)

どうも、音の方向性コントロールに課題があるようなので、村田さんのパネルとの組合せで極めて大きな効果を発揮するのではないかと思いメールしました。
旧村田推奨仕様(LV1200の3ヶ所設置)のユーザーで、響が不足していると感じているが「買い替えるのはチョット」という方や、これからルームチューンを始めようと思っているが、スペース上あまり多くのパネルは置けない方には最適なのではないでしょうか。
更に拡大して考えると、音の悪いコンサートホール(壁が平面で音の拡散が不足しているホール)の音を良くすることが出来るかもしれないと思いました。

試してみてもらえないでしょうか、そして活きた使い方が解明されましたら公開していただけないでしょうか。
難しいルームチューニングを村田理論から学び、実践している人は数多くいると思いますので(私もその一人です)、音楽を少しでもいい音で聴きたいと思っている人々への福音になると思います。

私の場合は、オーディオショップ(オーディオスクエア)の試聴会で、株式会社アブサートロンの伊藤さんという方から借用しましたが、製造元のジェネシスサウンド(HP:http://www.gesound.com/gsindex.shtml、E Mail:iizuka@big-c.or.jp でも借用できるのではないかと思います。

(株)AV Seartron(アブサートロン)
(〒187-0002)小金井市花小金井 6-26-29
TEL : 0424-67-0541FAX : 0424-67-0561

飯塚商事有限会社
北伸エンジニアリング有限会社
〒915-0031 福井県越前市余川町39番8号
TEL 0778-27-2615  FAX 0778-27-2635

音響チューニングに関心がある方に、できるだけ情報を伝えたいと思い、サーロジック掲示板に投稿いたします。

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音響測定用ソフトについて

いつも全国のオーディオファンヘ音楽の楽しさと希望を与えるご活躍を拝見させていただいています。

いろいろな再生環境を聴感ベースで改善された後、測定して検証していく記事など楽しく、また興味深いものがあります。

まだまだ解明されていないことが多いオーディオの世界を理屈の裏づけを持って改善していくことは、今後の発展のためにも重要なことだと思います。
(この世界には、良くわからないが音は良くなる的な製品が多すぎると思います。何か神がかり的な・・・)

そこで、私も自分で測定をしながらチューニングしていくことをやりたいと思っていますが、以前ホームページの中で、秋葉原の***店で安く購入できる記事があったと思い探しているのですが見つかりません。
教えてもらうことは出来ないでしょうか。

質問を整理して記入いたします。
?@秋葉原のどこで購入できますか。

?A価格はいくらぐらいですか。

?B測定を始めるために必要なものは、ソフトとマイク以外に必要なものはありますか。

?Cソフトは、「指示に従い操作していけば扱える」と書かれていたと記憶しておりますが、簡単に扱えるようなものでしょうか。

お忙しい所申し訳ありませんが、ご教授のほど宜しくお願いいたします。

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?@秋葉原のどこで購入できますか。
■秋月電子で購入可能でしたが、現在は?です。
同じものが今井商事のHPから無償でダウンロードできます。試用期間は一ヶ月です。

Spectra
http://www.imaico.jp/

?A価格はいくらぐらいですか。
■各HPをご参照下さい。

?B測定を始めるために必要なものは、ソフトとマイク以外に必要なものはありますか。
■精度の高い測定には外付けのサウンドカードが必要ですが、周波数特性と残響時間の測定程度であれば、CPU付属のもので十分です。


以下2種類は、お客様から頂いたレポートからの転載です、

■貴社ホームページで村田様が使用されていた音響測定ソフト試用版DSSF3(吉正電子)を用いて測定してみました。(下の図A、B)測定方法はピンクノイズ+1/24オクターブバンド測定です。
LchのデータはPC出力と入力とを直結したもので、PC測定システムの特性を示しています。
Rchは測定対象左右システム同時稼動時のレスポンスです。試用したマイクとプリアンプはETFやR+Dに使用したものと同じものですが、マイクの較正データは使用していません。
http://www.ymec.com/

■PCに音響計測用ソフトをインストールして測定。
使用ソフト:Acoustisoft ETF (http://www.etfacoustic.com/)
サウンドカード:Onkyo SE-150PCI
測定方法:主としてMLS法によるインパルス応答、一部の測定ではSweep Tone法も使用。
     テスト音響持続時間;1秒間(Sweep Tone法では2回Sweep)
このソフトの特長は、右チャンネルを計測用とし、左チャンネルをリファレンス用フィードバックとして周波数特性の較正に使用しており、サウンドカードが完全にフラット特性でない場合でも、両チャンネルが同じ特性ならサウンドカードの特性不全の影響が測定結果に反映しないことです。また、インパルス応答時間計測の演算時間のずれも同様に較正されるようになっています。
集音マイクおよびプリアンプ:Acoustisoftより入手のもの(メーカー較正済み)。

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「フロントはライブ」の効果を実感しました。

先日は長々と失礼いたしました。

次回ボーナスを目標にLVパネル購入を考えていますが、
御社のホームページを読むにつけ、それが待ちきれない思いです。

先日、ホームセンターで赤松アラ材 約40mm×16mmと40mm×40mmの
乱尺品で、割れや節があるものをまとめて安く売っていました。

そこで、御社ホームページの「拡散反射型」の図を思い出し、
600mm×450mm×18mm厚のパイン材板2枚と合わせて購入し、
赤松アラ材を600mmに切りそろえ、パイン材に、だいたい5mm間隔で
木工ボンドで貼り付けた乱反射板を作ってみました。

そして、スピーカーのリアバスレフの高さに乱反射板の
だいたい中央が来るように400mm高さ程度の角材の足を付け、
スピーカー後ろの壁に立てかけてみました。

これまでは、その場所はミスティックホワイトで吸音していた部分です。

でき上がった板の見てくれは全くほめられたものではありませんが、
音を出してみてびっくり、ひずみ感がなくクリアで且つ躍動感に溢れ、
実音と反響音が明瞭に分かれて実音がクリアに定位し反響音がきれいに
広がるようになりました。

ポップス等のボーカルも潤いのある音になり、電気的なディレイなどで
加工されたものでは、エフェクト量の変化まで明瞭にわかるようになり、
エンジニアがどんな風に音を変えたかったのかがわかるようになりました。

クラシックも、音がきれいになっただけでなく、左右の広がり・奥行き感も
素晴らしく、今までこんなのは聴いたことがありません。

こんなことでもフロントをライブにする・拡散反射させる効果を「体験」できました。

解説を読むのももちろん大切ですが、「実験して実感する」のも大切ですね。

こんないい加減な板でもこれだけの効果ですから、きちんと設計された
LVパネルの効果はどれほどのものか、今からますます楽しみになっています。

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(No subject)

いつも掲示板楽しく拝見しております。
私は2chシステムで、スピーカーの間に昔ながらの曲面ブラウン管式のテレビがあります。
画面の大きさは約40cm×50cmです。
現在は、テレビをスピーカーより後ろにおいて、ミスティックホワイトを木枠に貼った吸音材を
画面から前に約30cm前に出るようにテレビ両サイドに、テレビ側面に平行に置いて、テレビ画面の音の反射の影響を少なくしようとしていますが、
テレビの置き場所や、更に良い設置(LVパネル等使用して)についてアドバイスいただけますでしょうか。
スピーカーは小型2ウェイ、スピーカー間隔は170cm、後ろ壁からスピーカーまでの距離は、右が約70cm、左は約50cm、左右壁からのスピーカーまでの距離は約80cmです。部屋は縦長のリビングで、まだ御社のパネルを使った経験はないのですが、これを機に使ってみたいとも思っています。
お忙しいところ恐縮ですが、宜しくお願いいたします。

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部屋のレイアウトがつかめません。文面の寸法で概略の図面を書いてみましたが、合っていますか?
http://www.salogic.com/temp/bbs01.htm

SPキャビネットの大きさ、部屋の広さ、リスニングポイントの位置なども教えてください。

また、図面が合っているとしたら、何を目的にした斜め配置ですか?

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わかりにくい文章ですみませんでした。

ご丁寧に図まで書いていただき、ありがとうございます。

図で一点誤解がございます。
テレビ・スピーカーの配置は合っていますが、
自作吸音パネルが、図では「テレビ画面に平行」
になっていますが、「テレビ画面に直角(テレビ側面に平行)」
図ではパネルの向きがちょうど90度違っています。


<スピーカー後ろの壁>
--------------------------

SP |     |  SP

  パネル   パネル


という感じです。

描いていただいた図は下図のようになっていますが、
上の図が正しいです。

<スピーカー後ろの壁>
--------------------------

SP  _     _ SP

  パネル    パネル



傾けているのは、定在波の発生を回避するためです。
部屋は縦長のリビングダイニングで、約10畳くらいです。
スピーカーキャビネットは高さ約30cm幅約20cm奥行き約20cm
ウーファー径11cmの小型2ウェイです。

リスニングポイントはテレビを正面に見るようにして、
スピーカーから約1.5〜2.0mくらいです。

以上宜しくお願い申し上げます。

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追加質問で恐縮です。

とりあえず、現在は予算的にLV1200 2枚(4万円弱)が限度ですが、
1,2年のうちに予算を準備しLVパネル追加購入とサブウーファーの
購入を考えています。

そのため、とりあえず2本のスピーカーの間に、LVパネルを
2枚置くことを考えています。(テレビ両サイドに1枚ずつ)

ただ、バスレフから出る低音の反射のためか、
パイプオルガンやエレキベース等の低音が強いような曲では、
やや音が濁り、また低音がブーミーに感じることもあります。
これは、スピーカーと壁の距離を少し離すとか、スピーカーの内振り角を
調節すればブーミー感は減少させることができるのですが、
スピーカーの位置を今の位置からずらすと、中・高域に問題を生じ、
なかなか両立点を探すことができません。

現在、スピーカーの位置はだいたいの位置を低音の量感などで決めてから、
聴感でピアノ音などが澄んだ音になるように、
また、スピーカーの向き・角度が正確に2等辺三角形になるよう
内振り角度と位置をミリ単位で微調整しています。

まず、テレビ両サイドに1枚ずつ計2枚LV1200を置くとして、
スピーカー後ろ壁の、LV1200を購入するまでの間の
当面の対策といったものを教えていただければ幸甚です。

借家のため、壁に板を打ち付ける、といった対策は取れません。
壁の材質はよくわかりませんが、部屋は通常のフローリングの部屋です。

現在は、ミスティックホワイトや、手芸店で売っている
ポリエステル/ウール混合のフェルト(厚さ1mm、大きさ40cm×40cm)を
スピーカー後ろ壁に貼っているのですが、ミスティックホワイトを
後ろ壁に片側につき4枚(幅約1m×高さ約80cm、スピーカーと高さを
揃えて貼っています)貼ると効果は感じられますが、
フェルトを追加して貼ったり、壁にフェルトを貼った上にミスティックを
貼ったりしてみても、追加したフェルトの効果はあまり感じられません。

お忙しいところ恐縮ですが、ご指導お願い申し上げます。

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お忙しいところ、つい質問が長くなってしまい、
誠に申し訳ございませんでした。

低域ブーミー感の対策として、下記のような吸音箱を作り、スピーカー後ろに
置いたところ、素人の工作ながらかなり効果がありました。当面これを使い、
予算が準備出来次第、きちんと設計されたLVパネルを使ってみようと思います。

まずは、スピーカー間に置いてある、音質に悪影響を及ぼすと言われている
曲面ブラウン管の昔ながらのテレビの対策について教えていただければ幸甚です。

画面の大きさは約40cm×50cmくらいと結構大きく、確かに画面をミスティックホワイト
で覆ってみると音が良くなります。
  
現在は、テレビの両サイドに自作吸音パネルを立てかけて、
更にテレビ前後位置を微調整(0.5〜1mm単位で動かしていって音の良い場所を探す)
して対策をしていますが、LV600〜1200を使う等、更に良い方法を教えていただければ
と思っております。お忙しい中恐縮ですが、宜しくお願い申し上げます。

<自作した吸音箱について(ご参考まで)>
  厚さ18mmパイン材(450×600mm)の4辺に約50mm×50mm角材を4本エポキシ系接着剤で貼り付け、350mm長さの、4辺に貼り付けた角材と同じものを中央に1本補強用として貼り付け、更に裏面に10mm厚×450mm×600mmのベニヤ板を貼り付けた箱をつくり、約50cmの足を付けてパイン材面のだいたい中央にバスレフから出た低音が当たるように設置してみました。

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ミスティックホワイトに限らず部屋の中の物体の位置をずらせば、再生音はころころ変化すると思います。しかし一時の気休めで根本的な解決になる可能性はなかろうと思います。

ルームチューンの基本を列挙すると。

1.ブランドの確立された市販のSPであれば、SPから送り出される再生音の周波数特性は、フラットまたはメーカーのポリシーに従った周波数特性がギャランティーされている。

2.ギャランティーされているSPの再生音がブーミーであると感じられるとしたら、原因は部屋の残響成分のミッドバスが多すぎると考えるべき。

木造住宅であれば。ほぼ100%の確立で天井と壁面の強度不足によるミッドバスの輻射音が原因。振動を止めればブーミングは解消する。LVパネルのミッドバスの吸音特性も有効。

RCであればミッドバスの残響時間が長すぎるだけであることが多いので、LVパネルでミッドバスを吸音すればブーミングは解決する。

以上が部屋の不具合を直す方法。

以下は部屋の音を良くする方法。

1.フロントを拡散反射性にすることによりSPの指向特性を無指向性に近づける。

2.初期反射音がフロントからリアに向かうように反射壁を設ける。

3.超低音の残響時間を長くする。

4.高音域の残響時間を長くする。

以上です。

その他の注意事項。

1.フロントは拡散反射壁が基本、そこにTVのような平面反射壁を置くとその面に楽器の実音が定位してしまい、奥行き方向の立体感を損なう。SPのバッフル面より後ろに下げる以外の手立てはない。

2。木造ルームの場合吸音は不要、SP周辺に高音域の吸音体を置いてはいけない、解像度が上がったように感じられると思うが、音楽がつまらなくなっているはず。

詳細は下記ページを参照してください。

http://www.salogic.com/Basic-RoomTuning/Basic-RoomTuning.htm

http://www.salogic.com/frame/frame-panelseting01.htm

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お忙しいところ、誠にありがとうございました。

ここ数日、改めて御社HPで勉強させていただいており、
是非LVパネルを使いたいと考えるようになりました。
予算が準備出来次第、LV1200 標準の3セット、若しくは
LV1200を2セット+LV600PULSを1セットというところから始め、
状況に応じてパネルを増やす方向でチューンを進めようと思っております。

もう少々教えてください。

今、ご紹介いただいたページで勉強中ですが、実際パネルを置いた場合、
測定器無しで聴感で自分でも調整できるか?具体的にどのような調整をしていくのか、
パネル開き角度やパネルの置く場所等、調整はかなり難しいかどうか?
といったところが不安な点です。

1.「フロントを拡散反射性にすることによりSPの指向特性を無指向性に近づける。」
ための調整は、LV1200をスピーカーの後ろに置き、その開き角度や、
LVパネルとスピーカーの位置関係を調整することで達成させるのでしょうか。
その調整は聴感ではかなり難しいでしょうか。角度や、スピーカーとパネルの位置関係、
或いは壁とパネルの位置関係などの調整の精度はだいたい何センチ単位
(或いはミリ単位?)が必要でしょうか。

また、「無指向性に近づいたかどうか」はどのように判断すればよいでしょうか。

2.スピーカー中央に置くLVパネルと、スピーカーの位置関係の調整はかなり難しいでしょうか。
また、その調整は聴感だけでも可能でしょうか。

3.スピーカー中央にテレビを置く場合、標準3セットの1セットの蝶番を外して、
テレビの両サイドに立てかけるような形でも良いでしょうか。

また、「フロントは拡散反射壁が基本、そこにTVのような平面反射壁を置くと
その面に楽器の実音が定位してしまい、奥行き方向の立体感を損なう。
SPのバッフル面より後ろに下げる以外の手立てはない。」

とのことですが、これは、将来的にLV600PULS又はLV1200をテレビ両サイドに
2枚ずつ計4枚を置いたり、LV-300あたりをテレビの上に載せたとしても
テレビ画面の悪影響は取り除けないということでしょうか。

4.現時点では、モノラル盤で、左右のスピーカーを単独で鳴らすと
右スピーカーと左スピーカーで帯域バランスも音色もかなり異なります。
同じ場所にスピーカーを置いて聴き比べるとだいたい同じ音なので、
スピーカーの置き位置に起因する音質の違いだと思います。

LVパネルを置いて調整すれば、左右のスピーカーの音質を同じになるのでしょうか。
或いは、左右のスピーカーの音質の違いは気にしなくても良いのでしょうか。

5.大変初歩的な質問で恐縮ですが、「ミッドバス」というのは、
だいたいコンバスやエレキベースの1〜2弦(ドレミで言うとシ〜ミ)
あたりの音階と考えれば良いのでしょうか。

6.スカラホール・拡散スカラホールにも興味があるのですが、残念ながら
天井はピンが刺せない材質です(表面に砂?のようなものが塗ってあり、
硬くてピンが通りません)。例えば、天井付近にの左右壁に、洗濯物を吊るす
紐のようにタコ糸を2本平行に張り、スカラホールの取り付け用穴をそのタコ糸に
通して吊り下げる、といった方法でも良いのでしょうか。

7.現在リビングにステレオを置いてあり、床はフローリングです。
借家なので壁の材質は良くわかりませんが、ビニール壁紙が貼ってあり、
画鋲が簡単に刺さるような材質で、壁は木造では無いと思います。
このような材質をRCというのでしょうか。また、このような部屋でも
「SP周辺に高音域の吸音体を置いてはいけない」のでしょうか。


お忙しいところ恐縮ですが、ご教示いただければ幸甚です。

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先日は長々とご質問、お忙しい所大変失礼いたしました。御社HPのいろいろな部屋のチューニングレポートや、過去の掲示板にほとんど私のご質問の答えがあることに気づきました。近いうちにLVパネル等購入した折には、またお世話になるかと思いますので、宜しくお願い申し上げます。

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壁の傾斜について

リスニングルームというよりはピアノの演奏をするための音楽ホールに関する質問なのですが、高忠実度再生(?)という立場からはほぼ共通ではないかと考え投稿させていただきます。

恥ずかしながら、数日前まで定在波やフラッターエコーの影響のことは知らず、気合いだけで新居に吹き抜けの音楽ホール(4.34mx 4.23mx5.25m)を計画いたしました。残念ながら現段階では木工事の部分の変更しかできません。

防音に関してはヘーベルハウスですのでヘーベル板と通常の防音工事を2重に行っており、外部にはほとんど音が漏れない状態になっています。

まず、フラッターエコーの問題ですが、木工事の部分で壁面を1度程度傾ける工事を依頼して回避できないかと考えておりましたが、こちらのHPでは3度以上が必要とあります。1度の傾きでは意味がないのでしょうか?当然ですが壁は吹き抜け部分もあるので施工としてはかなり難しいようで、むしろ壁面を平行に保ったまま簾等を利用する方が得策でしょうか?ちなみに天井には吸音ボードを使用しており、床は寄木合板ですがグランドピアノと客席部分があるので、大きな問題にはならないと考えています。

それから、定在波の問題は正方形の部屋ですので深刻と考えておりますが、何か安価な対策はありますでしょうか?隣り合う2辺がが外壁と面しており、ヘーベル板が使われていますが、他の2辺はロックウールと石膏ボードを利用した防音壁が2重構造になっています。ひょっとしてこの2面の吸音効果が高いために定在波がだいぶ押さえられてくれないかと期待しておりますが、甘いでしょうか?

現在、新居にお金をつぎ込んでしまったため、予算がありません。安価にできる可能性があれば是非ご教授願います。また、将来的に予算に余裕が生じた場合に選択の可能性のある最善策についても商品の紹介も含めて教えていただければ幸いです。

勝手なお願いばかりで恐縮ですが、よろしくお願いいたします。

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> 吹き抜けの音楽ホール(4.34mx 4.23mx5.25m)を計画いたしました。
4.23mx 4.23mx5.25mの間違いでした。正方形の床に吹き抜けです。
それから、他の記事に
>石膏ボードは表面の紙が高音域を吸音します
とありますが、石膏ボードに非塩ビクロスをはれば高音域の吸音は解消されそうな気もしますが、やはり合板ボード等を利用すると大きな効果が得られるのでしょうか?
よろしくお願いいたします。

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一週間不在をしたためにメールが600通強溜まっています。暫くお待ち下さい。

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>1度の傾きでは意味がないのでしょうか?
■文献によりバラつきがありますが左右合わせて4〜6度の範囲に収まっています。2度のバラつきは用途による誤差またはフラッターレスの要求度による誤差と思えば良いでしょう。オーディオルームや音楽録音スタジオでは6度が安全値、会議などを目的にした公会堂室などであれば4度でOKです。

下記の部屋はクラシック再生を目的にしたオーディオルームで、天井裏を低音域の吸音層として利用するために天井を50%のスリット構造とし、左右の壁面を各3度傾けて施工しました。残響時間の周波数特性は低音域の上昇の少ない検聴ルーム傾向の特性です。
http://www.salogic.com/home-select.files/home-u.htm

フラッターエコーの発生はありませんが、低音域はフラッターエコーが出る直前の雰囲気があります。残響時間の低音域を上昇させて鑑賞ルーム的な仕上げにすればその雰囲気も消えると思われます。(壁の傾きの写真を載せた解説ページを作った記憶がありますので、近日中にリンクしておきます)

ピアノ演奏用の音楽ホールであれば、残響時間の低音域は上昇傾向で良いと思います。それでも4度は必要です。フラッターエコーが発生すると、弱音(例えば倍音成分の表情など)がマスクされ、緻密さに欠ける傾向の音になります。

> むしろ壁面を平行に保ったまま簾等を利用する方が得策でしょうか?
■簾にはフラッターを止める効果はほとんど期待できません、フラットに仕上げてしまった場合に仕方なく採用する策です。まず厚手のカーテンなどでフラッターを止めてください、その上に簾を下げると輝きを失ってしまった高音域がある程度回復します。

> 定在波の問題は正方形の部屋ですので深刻と考えておりますが、何か安価な対策はありますでしょうか?
■短辺(4.23m)の一次と二次の定在波が40Hzと80Hzですから、比較的被害の少ない周波数です。理論的には部屋の中心部付近に低音の希薄なエリアができ、壁際に低音が溜まる(80Hzはブーミングにはならないので低音過多の被害は軽微、むしろ音楽鑑賞向き)可能性がありますが、収容物の配置などの影響で定在波理論通りになるとは限りません。

低音過少エリアがピアニストのポイントになったときが最も被害が大きく、演奏に乗れないので、客席の被害も甚大です。配置の変更が可能であれば、低音中庸〜過多のエリアにPfを移動してください。

移動不可であれば低音弦の倍音の反射音を増やすことで解決する方法が有効です。オーディオルームであればリスナーの左右壁面にLV600を数枚置いて足元の低音感を増すことで定在波による低音の偏在が支障が無い程度に解消します。生演奏にも有効であろうと思います。
http://www.salogic.com/home-select.files/home-o-sub.htm

> 隣り合う2辺がが外壁と面しており、ヘーベル板が使われていますが、他の2辺はロックウールと石膏ボードを利用した防音壁が2重構造になっています。ひょっとしてこの2面の吸音効果が高いために定在波がだいぶ押さえられてくれないかと期待しておりますが、甘いでしょうか?
■残念ながらほとんど期待できないと思います。

> 現在、新居にお金をつぎ込んでしまったため、予算がありません。安価にできる可能性があれば是非ご教授願います。また、将来的に予算に余裕が生じた場合に選択の可能性のある最善策についても商品の紹介も含めて教えていただければ幸いです。

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お忙しいところ丁寧なお返事をいただきありがとうございます。
> >1度の傾きでは意味がないのでしょうか?
> ■文献によりバラつきがありますが左右合わせて4〜6度の範囲に収まっています。

そうですか。。ハウスメーカーとも相談したのですが、残念ながら今から1度以上傾けるのは施工上の問題でちょっと無理そうです。壁全体を傾けることはできず、防音壁のロックウール部分の厚さを変えて傾きを変えることになっています。実は片面だけを1度です。苦労した割に効果がないかもしれませんね。少しでも低減してくれればよいのですが。。。。
簾の使い方は全然勘違いをしておりました。フラッターエコー対策にはならないのですね。わかりました。
いろいろ参考になる情報をありがとうございました。壁の傾きは今一度確認してみますが、2階部分は何もない壁が向かい合っているのでフラッターエコーの問題が大きくなりそうです。Gallery-waveの様な製品を吹き抜け2階部分に設置するなどが次善策になるでしょうか?後はできてからの試行錯誤ですね。教えていただいたことを参考にやってみます。

大変参考になりました。また、質問させていただくかもしれませんが、よろしくお願いいたします。

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天井、壁の傾斜について

初めて投稿させていただきます。

現在、新居を計画中です。
リスニングルームは定在波、フラッターエコー等を対策する目的で天井全体と左右の壁全体に傾斜を設けようと考えています。
設計段階でしかできない事をあらかじめ実施しておき、その後LVパネルで理想の音響特性を作り上げていきたいと考えています。
自分にとっての理想の音響特性は、高域はみずみずしく響き、低域はしまりがあって、こもらない感じにしたいです。
前置きが長くなりましたが、天井や左右の壁に傾斜を設ける上で注意点、アドバイスなどをいただけるとありがたいです。
(部屋の寸法は横幅4m、長さ5m、高さ2.6mです)

1.天井の傾斜は、スピーカー側とリスナー側のどちらを高くした傾斜がよいですか。下記の掲示板では、天井全体に5度程度の傾斜をリスナー側が高くなるように施工するのが良いという回答がありましたが、傾斜の方向についてそれぞれどんな特徴になるのでしょうか。
2.天井の傾斜は5度もあれば十分ですか。もっと付ける事が可能であれば理想はありますでしょうか。
3.左右の壁の傾斜の向きはスピーカ側とリスナー側のどちらが狭まるように設けるのが理想的でしょうか。また、傾斜の角度はどの程度が理想的でしょうか。
あるHPではリスナー側を狭める方が音像が前方に広く展開すると書かれていた様に思います。
4.壁の傾斜は既設の壁の上に追加で板を貼ることによって行うようです。追加の板は石膏ボードと、13mm程の合板が選べるようです。合板の方が良いでしょうか。また、もっと厚い方が良いでしょうか。
5.既設の壁と追加の壁の間は例えばグラスウールの様な吸音材を挟むべきでしょうか。それとも空気層にすべきでしょうか。

リスニングルーム製作の経験がなく、これから研究しようと思っているので、初歩的な質問ばかりで申し訳ないのですが、アドバイスをいただけるとありがたいです。

よろしくお願い致します。

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1.天井の傾斜は、スピーカー側とリスナー側のどちらを高くした傾斜がよいですか。
■5度程度のかるい傾斜で、のこぎり型であれば傾斜による音質差は出ませんので、視覚的な好みで傾斜の方向を決めてください。

○のこぎり型の天井
垂直面が見えないリスナー側UPにすると、平面天井のように見えます。

○吊りパネル天井
SP側UPにするとパネルの継ぎ目から天井面が見えるので天井が高く感じられます。
http://www.salogic.com/home-select.files/home-13-sub2.htm

片流れであればリスナー側が高くなるように作ってください、音の密度感と開放感が両立します。


2.天井の傾斜は5度もあれば十分ですか。もっと付ける事が可能であれば理想はありますでしょうか。
■5度はフラッターエコーを避けるための最小値で、5度以下になると低域(100Hz)のフラッター感が聞こえるようになります。屋根勾配の3寸〜4寸
http://www.ads-network.co.jp/ziten/A05-yane/A05-01.htm
をそのまま使えば密度感と開放感を両立させることができます。

3.左右の壁の傾斜の向きは・・・
■リスナー側を広くしてください。片側3度が最小値です。
■SP両サイドの空間が広く且つデッド気味であると、左右からの初期反射音が不足する可能性が高く、この場合サウンドステージはSPの外側にはひろがらずモノーラル的な音像定位になります。ステージの広さは空間の広さとは無関係です。むしろ左右に大きな空間が無い方が拡散パネルのレイアウトが容易で、任意の大きさのサウンドステージを構築できます。

4.
■石膏ボードは表面の紙が高音域を吸音します、音楽の躍動感に必須の高音域の残響時間が、理想値の半分程度になります。
■下地の強度にもよりますが、13mmでは強度不足になると思います。
■表面硬度が高いほうが高音域の改善になります。合板をお勧めします。

5.
■必要な機能は板振動の制動で、高密度のグラスウールに圧力をかけて挟み込む必要があります。断熱に使うような軽量のグラスウールでは何の役にも立ちません。

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回答ありがとうございます。
大変参考になります。

施工時に天井と壁に傾斜を設けるか、普通に施工しておき、フラッターエコーが耳につくようであれば、Gallery walkやGallery wave等で対策するかは悩ましいです。施工時に傾斜を設けた場合、調整ができないので失敗が恐いですね。

>■5度程度のかるい傾斜で、のこぎり型であれば傾斜によ>る音質差は出ませんので、視覚的な好みで傾斜の方向を決>めてください。
傾斜の方法は片流れとのこぎり型等があると思いますが、どちらがお勧めでしょうか。

>■石膏ボードは表面の紙が高音域を吸音します、音楽の躍>動感に必須の高音域の残響時間が、理想値の半分程度にな>ります。
>■必要な機能は板振動の制動で、高密度のグラスウールに>圧力をかけて挟み込む必要があります。断熱に使うような>軽量のグラスウールでは何の役にも立ちません。
標準では壁在が石膏ボードにクロス張りになっていますので、傾斜させるかどうかは別にしても、硬い合板等を張るのが良さそうですね。ただし、施工方法が悪いと逆効果になりそうで不安はありますが。合板固定用の桟を斜めに走らせるなどはどうでしょうか。合板の固定される長さ違いが出来て特定の周波数帯だけで振動しない等のメリットがあるかなと思いました。

施工時に実施しておいた方が良いと思われる事は他にありますでしょうか。

よろしくお願いします。

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標準では壁在が石膏ボードにクロス張り・・・

標準では壁材が石膏ボードにクロス張り・・・

の間違いでした。

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既に五年前に自分なりに考えてオーディオルームを
つくった経験からお話します。

建築にあたり、建築基準法などの規制がありなかなか理想としているものは難しいです。
建築当初は石膏ボードのいやな響きをとるのにかなり
苦労しました。

構造がわからないのでなんともいえませんが、
部屋が落ち着くということがあり、音は年数がたつと
かなり変化します。
私の提案ですが、普通につくって後で色々対策された
方がいい結果が出るようです。

いかがでしょうか?

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>私の提案ですが、普通につくって後で色々対策された
>方がいい結果が出るようです。
壁の傾斜を最初から設けるのはやめる事にしました。

ただ、既設の石膏ボードの壁の上に厚めの合板(24mm程度)を貼って補強しようと思いますが、下地の石膏ボードの壁に合板をどのように施工すると良いでしょうか。実際に補強されている方もいらっしゃるようですが、適切な施工方法を知りたいです。
よろしくお願いします。

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>
> ただ、既設の石膏ボードの壁の上に厚めの合板(24mm程度)を貼って補強しようと思いますが、下地の石膏ボードの壁に合板をどのように施工すると良いでしょうか。実際に補強されている方もいらっしゃるようですが、適切な施工方法を知りたいです。

構造がどうなのかわかりませんが、壁の補強は凄い効果が
期待できると思いますよ。

参考になるかどうかわかりませんが、私が考えている
やり方をお伝えします。

私のオーディオルームは当初防音の事を気にして
石膏ボード2重張りにしました。
これが裏目に出て、広い部屋にもかかわらず
風呂場のような響きでした。
構造は2×4工法で455�_に柱が縦に入っています。
ここにコンパネをコーススレッドで打ち込みます。
固定に関してはとりあえず止めて、一旦緩めて
トルクドライバーでネジの締める値を統一します。

だんだん慣れてきたら、場所によってトルクを変えて
音を調整します。

これは別の内容で実験しました。
ドアを止めてある丁番のネジトルクを統一すると
かなり音が良くなります。

こんな実験から考え出したことです。

参考になれば幸いです。

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>構造がどうなのかわかりませんが、壁の補強は凄い効果が
>期待できると思いますよ。
情報ありがとうございます。
壁には24mmの針葉樹合板を張ろうと思っています。
ホームメーカの現地で仕上げをされる大工さんが実施してくれるはずですが、よく話し合って施工してもらおうと思っています。

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> 壁には24mmの針葉樹合板を張ろうと思っています。
> ホームメーカの現地で仕上げをされる大工さんが実施してくれるはずですが、よく話し合って施工してもらおうと思っています。

おお、これはリフォームで何回かやりましたが、
ベルトサンダーで削り、ワックスをかけると
非常に綺麗です。
当然構造用合板ですので、壁の強度も格段に
あがり、部屋の響きも強度が強くなったよさが
出ますね。
あとは響きですが、非常にいいです。
是非実現してください!!!

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■構造用合板を無造作に平面に打ち付けたら悲惨な結果になることが目に見えています。ゴウドさんの部屋(プラスター)でも音が落ち着くのに2〜3年かかったことで実証済みなように、壁にガタがきて壁の平行が狂うまでまともな音にはなりません。構造用合板はもっと時間がかかりますよ。

■音場を構成するパラメータは二つのカテゴリーと五つの要素に分類できます。

ベーシックパラメータ
�@:定在波
�A:フラッターエコー
�B:振動

アップグレードパラメータ
�C:初期反射音
�D:残響音

■ベーシックパラメータは極力減らさなければならない要素です。
�Bの振動がブーミングの発生要因です、しっかりした柱&間柱と構造用合板で回避できます。
�Aのフラッターエコーがあり、ブーミングが発生していなければ、リード楽器やリードボーカルがズームアップされるソロが引き立つ音場になります。

フラッターにより解像度が落ちて細かい音が整理されるため、好意的に解釈すればですが、楽曲の進行をザックリと掴むのに適したリラックスできるサウンド(ブーミングレスであれば)と言うこともできます。ゴウドさんの部屋がこのパターンです。

しかし大量のフラッターエコーがありながらの成功例は同じ広島にもう一例、東京の厚木にもう一例の3件を知るのみです。どちらも偶然の産物です。

故意にこのサウンドを作り、残響時間が長くなったような錯覚を与え、心地よいサウンドとすることは可能ですが、残響時間の周波数特性を操るノウハウが必須で、そのノウハウがあればフラッターレスで同じ残響時間が実現できる訳であり、新築や大改築のオーディオルームで採用すべき手法ではありません。ブーミングレス、フラッターレスの方が音の品格が格段に上がります。

フラッターの多い既設のオーディオルームをLVパネルでチューンするときに仕方なく使う手法です。

ゴウドさんのオーディオルームはフラッターが多いにもかかわらず非常に心地よいサウンドを聴かせてくれます。フラッター込みの数値とは言え、残響時間が0.5秒前後と、最適残響時間に近似していることによるものです。
http://www.salogic.com/home-select.files/home-10-sub.htm

オーディオルームの最適残響時間は6畳〜20畳で0.4秒〜0.6秒です、
http://www.club.sense.panasonic.co.jp/club/technics/consulting/listening4/listening4.html

設計の目標値として0.5秒程度を念頭に置けば良いのですが、木造のオーディオルームの残響時間は通常0.3秒前後に仕上がります、ゴウドさんのオーディオルームのように大量のフラッターがあっても壁面がプラスターボードであれば最適残響時間を越えることはありません。

■アップグレードパラメータは適量に増やさなければならない要素です。ソファーなど、多少の家具が入ると木造では必ず高音域の残響音を増やす方向のルームチューンが必要になります。また125〜250Hz(躯体設計にミスがあると125〜400Hz)の吸音率を上げなければならない確率も90%程度です。StainVeilパネルが両方の機能を備えています。

ソファーなど、多少の家具が入るとRCでは残響音の量はほぼ適量になることが多いのですが、初期反射音の方向制御がまずかったり、ブーミングが少しでもあると、適量(最適残響時間)=風呂場の響きになります。

コンサートホールと同じように、初期反射音がフロントからリアに向かうようにLVパネルやStainVeilパネルで制御すると、最適残響時間の表の値が最適値になります。

一方、初期反射音の方向制御の考が無い、均一化された拡散音場によりオーディオルームを設計するとしたら、上記の表に2/3を掛けたくらいに残響時間を短縮すると、二進も三進もいかないオーディオルームになる確立が下がるようです。

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無造作に施工するとそうなるでしょうね。
当然調整できるように考えています。
それでも最初は無理でしょうね。
どうしても最初はルームチューンが必要だと
思います。
今までいろいろなものを使ってきましたが、
サーロジックの製品はナチュラルでいいですね。

とにかく出来上がってからいろいろとやる必要が
あるでしょうね。

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SP頭上の天井

初めての投稿です。

リスニングルームの改装工事を考えています。
SP頭上の天井に傾斜をつける場合、どの程度の角度が妥当でしょうか?

コンサートホールなどでは結構深い角度をつけていますが、あまり深いと音像が縦に伸びてしまったり、圧迫感があるようにも思います。

とりあえず約30度ぐらいが適当ではと考えています。以下のページに概略図を置いてあります。

http://photos.yahoo.co.jp/bc/charly7j/vwp2?.tok=bcGn_RWBeaxlOZCh&.dir=/%a5%eb%a1%bc%a5%e0%a5%c1%a5%e5%a1%bc%a5%f3&.dnm=SP%c6%ac%be%e5%a4%ce%c8%bf%bc%cd%c8%c4.jpg&.src=ph

良いアドバイスがあれば、是非お願いいたします。
もちろん、壁にはLVパネルの設置を考えています。

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天井高2400mmの正面の壁面に、2000mm以上のLVパネルを置くと音場の解像度が急激に低下することからの類推ですが、SPの上方コーナー付近に積極的な反射物をつけることには疑問があります。

一般論ですが、フラッターエコーのない部屋を作り、正面の1800mm以下と、背後に拡散反射面を設けて反射音に方向性を持たせ、相対的に左右からの反射音が目立ちにくい構造にしたオーディオルームが最もコストパフォーマンスが高いようです。

その意味では軽い角度で良いから、天井全体に5°程度の傾斜をリスナー側が高くなるように施工するのが良かろうと思います、ノコギリ状の天井でもかまいません。

最近の経験データをまとめたものが音楽の友社の”Stereo11月号”にございます。

なお反射が有害なポイントで現在判明している部分は、正面壁面の2000mm以上、左右壁面のSP付近の1500mm以上、後壁面の左右400mm程度です。

反射板が振動するとミッドバスの輻射音が出るので、少なくとも既設の壁面より頑丈なもの、或いは面振動が起こりにくい分割構造のものを用いてください。

引用して返信編集・削除(未編集)

アドバイスありがとうございます。
早速、SP頭上の天井にとりあえずグラスウールを貼ってみました。
心持ボーカルが明瞭になったように思います。
まだ、後壁面の振動による輻射音が中域ににごりをもたらしているようです。
壁の補強と合わせてLVパネルの導入を検討します。

続けての質問で申し訳ありませんが、壁の補強でプラスターボードの上にパイン材を貼ろうと考えています。
壁面の材料としてお勧めの木材は何ですか?

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> SP頭上の天井にとりあえずグラスウールを貼ってみました。
> 心持ボーカルが明瞭になったように思います。
■激変したならともかく、心持であればグラスウールは無しが正解です。注意深く聴くと音楽の躍動感が減るなど欠点が出ているはずです。

> 壁面の材料としてお勧めの木材は何ですか?
■ローコストで音が弾むのが針葉樹のコンパネです。床用の構造材であれば24mmの3×6尺材で3,000円くらいでは?

■シナ合板は表面が柔らかいので×

■ラワン合板OK

■バーチ合板best、しかし高価
http://www.taguchi-craft.com/birch/
http://www.sakuma-mokuzai.com/eco_gou_bachi.htm

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ありがとうございます。
大変参考になりました。
確かにグラスウールを天井に貼った時の音は元気がないようです。
やはり、壁の補強を急ぐべきと実感しました。
改装計画を進めます。

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> > 壁面の材料としてお勧めの木材は何ですか?
> ■ローコストで音が弾むのが針葉樹のコンパネです。床用の構造材であれば24mmの3×6尺材で3,000円くらいでは?
>
> ■シナ合板は表面が柔らかいので×
>
> ■ラワン合板OK
>
> ■バーチ合板best、しかし高価
> http://www.taguchi-craft.com/birch/
> http://www.sakuma-mokuzai.com/eco_gou_bachi.htm

ランバーコアを芯材として、表面をバーチの4mm突き板仕上げとするのはどうでしょうか。

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> > SP頭上の天井にとりあえずグラスウールを貼ってみました。
> > 心持ボーカルが明瞭になったように思います。
> ■激変したならともかく、心持であればグラスウールは無しが正解です。注意深く聴くと音楽の躍動感が減るなど欠点が出ているはずです。
>
> > 壁面の材料としてお勧めの木材は何ですか?
> ■ローコストで音が弾むのが針葉樹のコンパネです。床用の構造材であれば24mmの3×6尺材で3,000円くらいでは?

村田さんご無沙汰しております。  Iです。
大変余計な事ですが既に知人で24mm針葉樹合板で高級和室の壁、天井全体を強化した人がいますが、効果は絶大でした。低域の分解能、再生帯域の伸びと高域の残響の伸びが確認出来ました。
部屋全体の強度を上げ後はLvパネルで調整してフラッターエコー・定在波・残響調整すれば良いのではと思います。

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> 壁の補強でプラスターボードの上にパイン材を貼ろうと考えています
■パイン材の無垢板OKですが、下地にコンパネを貼り、木工ボンドでパイン材を100%接着してください。接着が不十分だと、板の反りで1〜2年の間どんどん音場が変化します。傾向としては平面が減る方向で、音場はプラスの方向に変化します。

> ランバーコアを芯材として、表面をバーチの4mm突き板仕上げとするのはどうでしょうか
■良いアイデアです、芯材とバーチ材を目違いで貼ると良いですね。

> 部屋全体の強度を上げ後はLvパネルで調整してフラッターエコー・定在波・残響調整すれば良いのではと思います
■音場を構成するパラメータは二つのカテゴリーと五つの要素に分類できます。

ベーシックパラメータ
�@:定在波
�A:フラッターエコー
�B:振動

アップグレードパラメータ
�C:初期反射音
�D:残響音

ベーシックパラメータは極力減らさなければならない要素で、�Bの振動がブーミングに対応する要素、�Aのフラッターエコーが解像度に対応します。

アップグレードパラメータは適量に増やさなければならない要素で、ソファーなど、多少の家具が入ると木造では必ず増やす方向のルームチューンが必要になります。

RCでは残響音の量はほぼ適量になることが多いのですが、適量=風呂場の響きになることが多いようです。
http://www.club.sense.panasonic.co.jp/club/technics/consulting/listening4/listening4.html

コンサートホールと同じように、初期反射音がフロントからリアに向かうように制御されたとき、最適残響時間の値が有効になります。均一化された拡散音場では、上記のグラフを2/3くらいの時間に補正して読めばオーディオルームとして実用になります。しかしフロント壁面とリア壁面の初期反射音を増やし、残響音の125Hz〜250Hzを減らす処理をして最適残響時間に追い込む処理をした部屋との差は歴然です。

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デジタルプリアンプ

● FIR(直線位相)イコライザ
● デジタルプリアンプ
● FIR(直線位相)デジタルチャネルディバイダ

についてその後の進展はいかがでしょうか?やっぱりなかなか商品化は難しいでしょうか?

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DSPをTexisasInstrumentsuからAnalogDevicesに変更し、既に開発環境を揃えました、来月(11月)長野に引っ越しをしてからデモルーム用のプリアンプとして完成させるつもりですが、コストの制限無しで作る自家用機です。

精度を保証した直線位相のFIRのフィルターは、一般に使われている位相無視のIIRフィルター比で30倍程度の計算能力が要求されますので、いかにコストを抑えるかが製品化の課題です。

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低域のディップを解消できますか?

LVパネル等で深い低音のディップを解消させる事は可能でしょうか?現在各壁、天井は5度程度の傾斜で高域のフラッターエコーはないのですが、50Hzを中心に強烈なディップが発生しております。部屋の半分が吹き抜けなのですが、リスニング位置側の天井の低い方がこの現象が出ております。スピーカ直前で測定すればディップはないのですが、この通常高の天井の下に入るとディップが出てしまいます。LVパネル等でうまく解消できないものでしょうか?

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横レスすいません。
リスニング側の天井の低いほうですね。スピーカー側が
理想的な音が出ているとしても、ある意味ホーンのような
効果になって聴こえてきているのではないかと思います。
ホーンを考えると、音を前に出す以外に周波数レンジ
低いほうを確保するという意味もあるように思えます。
そうなると、パネルというよりはデッドニングかなぁ〜と
思ってしまいます。

またフラッターとも考えられますので、パネルをまっずくにして
天井に向くような斜めにしてリスナーの後ろに一枚たてかける
というのはどうでしょうか?
村田社長のご意見もお聞きしたいですね。

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> LVパネル等で深い低音のディップを解消させる事は可能でしょうか?
■沢山のオーディオルームのチューニングの結果から、定在波によるディップは、特殊な例(切妻天井、天井高が2m程度)を除いて、Gallery-bassoを床に置き、LV600を左右壁面に並べれば聴感上解消することが分かっていますのでお試し下さい。定在波の要因が二つ重ならないように(左右の真ん中&前後の真ん中)(左右の真ん中&上下の真ん中、切妻天井では床面が真ん中相当になります)リスニング・ポイントを選んでください。

> パネルというよりはデッドニングかなぁ〜
■フリースタンディングのSP配置がサウンドステージの奥行きを作り、楽器やボーカルの佇まいに立体感と存在感を与えることは既にご承知と思います。

無指向性SPであれば背後への放射音もフロントと同じように高音域を含んでいますから、長方形の部屋に無造作に置くだけでサウンドステージが出来上がります。

ホーンSPの場合、背後に漏れる高音域のエネルギーが小さく、フリースタンディングにしたとしても、高音域の不足したサウンドステージが作られてしまうことが大きな欠点ですから、高音域のあるサウンドステージを作るのが拡散パネルの役目になります。背後の距離も不要にすることができます。

つまり、高音域を拡散することがパネルの役目ですから、デッドニングとは本質的に異なるものです。

StainVeilパネルは質量を与えることで超低音域の増強を狙ったパネルで、デッドニングと共通点があります。デッドニングに欠点は無いと思いますので、即実行されるのが良いと思います。

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> ■沢山のオーディオルームのチューニングの結果から、定在波によるディップは、特殊な例(切妻天井、天井高が2m程度)を除いて、Gallery-bassoを床に置き、LV600を左右壁面に並べれば聴感上解消することが分かっていますのでお試し下さい。定在波の要因が二つ重ならないように(左右の真ん中&前後の真ん中)(左右の真ん中&上下の真ん中、切妻天井では床面が真ん中相当になります)リスニング・ポイントを選んでください。

回答ありがとうございます。うちの部屋の場合前半分が吹き抜けで天井高5m、後ろ半分が通常天井高です。その影響を解消する方法がないものか?と悩んでいる次第です。どうも通常天井高の下が中高域の残響が乏しく、低域にディップがある様です。

>
> > パネルというよりはデッドニングかなぁ〜
> ■フリースタンディングのSP配置がサウンドステージの奥行きを作り、楽器やボーカルの佇まいに立体感と存在感を与えることは既にご承知と思います。
>
> 無指向性SPであれば背後への放射音もフロントと同じように高音域を含んでいますから、長方形の部屋に無造作に置くだけでサウンドステージが出来上がります。
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> ホーンSPの場合、背後に漏れる高音域のエネルギーが小さく、フリースタンディングにしたとしても、高音域の不足したサウンドステージが作られてしまうことが大きな欠点ですから、高音域のあるサウンドステージを作るのが拡散パネルの役目になります。背後の距離も不要にすることができます。
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> つまり、高音域を拡散することがパネルの役目ですから、デッドニングとは本質的に異なるものです。
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> StainVeilパネルは質量を与えることで超低音域の増強を狙ったパネルで、デッドニングと共通点があります。デッドニングに欠点は無いと思いますので、即実行されるのが良いと思います。

スピーカは低域までホーンです。フリースタンディングで設置しておりますが上記ですとLVパネルを背面に置けば壁に近づけても大丈夫という事でしょうか?スピーカのLVパネルの距離は必要ありませんでしょうか?

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> スピーカは低域までホーンです。フリースタンディングで設置しておりますが上記ですとLVパネルを背面に置けば壁に近づけても大丈夫という事でしょうか?スピーカのLVパネルの距離は必要ありませんでしょうか?
■フリースタンディングについては下記をご参照下さい。
http://www.salogic.com/home-select.files/home-26-sub3.htm

通常の配置であれば、ピッタリ付けてしまうと有効拡散表面が減ってしまうので、多少隙間があったほうがパネルが有効に働きます。ミッドバスの吸音効果は距離と無関係です。従って隙間は必須ではありませんが、多少あったほうが良い、程度です。

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> ■フリースタンディングについては下記をご参照下さい。
> http://www.salogic.com/home-select.files/home-26-sub3.htm
>
> 通常の配置であれば、ピッタリ付けてしまうと有効拡散表面が減ってしまうので、多少隙間があったほうがパネルが有効に働きます。ミッドバスの吸音効果は距離と無関係です。従って隙間は必須ではありませんが、多少あったほうが良い、程度です。

色々とアドバイスありがとうございます。LVパネル3枚を入手しましたので実験してみます。1200のパネルでスピーカより10cm程度高いものですがもう少し背丈があった方が良かったかもしれません。右側のスピーカ背後が変形壁(柱で50cm角ほどコーナーに出ています)のため、右スピーカ後ろはかなり近づけた位置のパネルを置く事になります。そのため左スピーカ後ろも位置を合わせるために壁とスピーカの真ん中くらいにパネルが設置される事になりました。見かけ上ちょっと違和感がありますが、これで聞き込んでみようと思います。

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教えてください。

20年程、オンケンのホーンスピーカスピーカ500MTと5000Tを使ってきましたが最近片方が断線してしまいました。どなたかオンケンの連絡先をご存知でしたら教えてください。

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疑問点なのですが・・・

スーパーウーハーの件です。
たとえば安価なスーパーウーハーを2本使ってステレオにするのと
高級なものを1本使うのとではどちらがどうなのでしょうか?
いい悪いは別として効果が違うのではないかとも思っています。

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安価なサブウーファで神戸さんのシステム
http://www.salogic.com/home-select.files/home-10.htm
に違和感無く導入できるものは皆無と思いますので、D.Cube2とSW2000Dを例にしてお答えしますと・・、

キャビネットサイズよりもその波長がはるかに長い超低音のことですから、理論上どちらも無指向性の発音体と考えてよいと思います。しかし体感される肌(音)触りは大きく異なります。コンサートホールの会場入り口の扉を開いた瞬間に感じるライブな空間に於ける位相の異なる超低音の反射音が醸し出す一種の圧迫感の量が大きく違うのです。

40〜50Hz以下の超低音には位相の乱れが有った方が音楽に緊張感が生まれ、楽しく、且つ、ゆったり、リラックスして音楽鑑賞ができるようです。

ユニットの口径の違いもあり、地震と取り違える可能性がある建物を揺すってしまうような超低音(数Hz以下)のエネルギーがD.Cube2では小さいので同じにはなりませんが、D.Cube2TXを背中合わせに2台使うと体感音の緊張感はSW2000Dに近付きます。左右にステレオで配置しても同じ結果になります。

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高いほうを一台がいいということでしょうか?

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スピーカーは手のひらサイズの小型に変わり、アンプはギターアンプ…
トランスポートを追加しています。
グレードダウンですが、音は好みに近づきました。

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