今月号のステレオの特集でD-CUBEが登場していましたね。スピーカーユニットが白っぽいものに見えましたが新製品なのでしょうか?モデルチェンジをひかえているという事でしょうか?
同じユニットの色違いです。D.Cube2では黒を採用しています。
今月号のステレオの特集でD-CUBEが登場していましたね。スピーカーユニットが白っぽいものに見えましたが新製品なのでしょうか?モデルチェンジをひかえているという事でしょうか?
同じユニットの色違いです。D.Cube2では黒を採用しています。
N邸のお宅に昨日伺いました。
5月上旬に伺って以来の訪問でした。
第一に感じたのが高音がすっきりしたことでした。
以前は高音にきつさが少し感じられたのですが、まろやかになり、非常の聴きやすくなりました。
第二に低音の強調感がなくなり、より、中音を楽しめるようになりました。低音はしっかり低い周波数からも出ているのですが、控えめになりました。
私も部屋のチューニングに勤しみ、少しは近づいたかなと思って訪ねたのですが、一層、距離を感じてしまいました。
Gallery-bassoを1セット加えただけとの事でしたが、とても信じられない変化でした。
板1枚でそんなに大きく変化するとは驚きでした。
訪問の目的は、自システムの調整がひと段落し、その確認と次の課題出しでしたが、根本的な大きな差を感じてしまいました。
最後は、秋に静岡東部のオーディオ仲間との泊りがけの宴会を企画することで盛り上がりました。
N邸は音楽が楽しげに鳴ってくれるので、オーディオ嗜好〜音楽嗜好のあらゆるタイプの方を安心してご紹介できます、先日もオーストラリアから里帰りしたご夫妻をN邸にご紹介しました。
http://www.salogic.com/home-select.files/home-8.htm
SPD-P1 type�Uですが、SW ベロダインHGS15BGJに
使用可能でしょうか?
使用可能な場合、ベロダイン内蔵のアンプ使用可能でしょうか?
> SPD-P1 type�Uですが、SW ベロダインHGS15BGJに
> 使用可能でしょうか?
■HSG15BGJのローパスフィルターがパスできればSPD-P1の取扱説明書の標準的な使い方で使用できます。パスできない場合はフィルターの周波数を最大にして使い、フィルターの遅延時間を加味してP1の距離設定をずらす必要があります。
> 使用可能な場合、ベロダイン内蔵のアンプ使用可能でしょうか?
■ベロダインのアンプの定格を調べたところ Class D, 1250Watts RMS, 3000 watts peak でした
http://www.velodyne.com/velodyne/products/manuals/HGS_1518.pdf
D.Cube2TX のアンプは定格では1000Wと表記していますが、真の定格は 1250W RMS, 2500W peak / 4Ω です。ベロダインと殆ど同等であり、何の問題もなく使用可能です。
初歩的な質問ですみません。
SPD−P1はステレオなんでしょうか?
それからウーハーの能率が100dB/w近くあるのですが
残留ノイズとかは実用上問題ないくらい低いですか?
また、サブウーハー用としてではなく、マルチアンプシステムの
ウーハーの低音増強用として使用するのは問題ないですか?
> SPD−P1はステレオなんでしょうか?
■入力とパラ出力はL,R,付いていますが、DSPでL,R,を加算してサブウーファはモノ出力です。
> ウーハーの能率が100dB/w近くあるのですが残留ノイズとかは実用上問題ないくらい低いですか?
■一般にアンプの残留ノイズの成分は高音域です。100dBの能率のウーファーであっても、高音域の能率は相当に低いと思われますので、全く問題なしです。
> マルチアンプシステムのウーハーの低音増強用として使用するのは問題ないですか?
■密閉型キャビネットにウーファを入れると、F0以下の周波数特性は概略-12dB/octになります。この特性を逆補正するプロセッサーですから、この条件に当てはめていただければ使用可能です。
http://www.salogic.com/home.files/p1kit/p1kit.htm
具体例で言えば、小型の密閉箱でSPD-P1のパスバンドを60Hz以下でお使いいただくのであれば特段の配慮は不要です。
但しSPD-P1でドライブされるSPユニットは、超低音の振幅が非常に大きくなるので振幅によるキシミ音が出ないものを選んでください。
御社ホームページ、いつも楽しく拝見させていただいております。
現在、普通の縦長リビングで、スピーカーにミニマを使用、
壁からスピーカーまでの距離は40〜60cmに設置し、スピーカーの
後ろの壁にミスティックホワイトを片側4枚程度貼って低音処理をし、
特に低音のボンつきなどは無くなっています。
しかし、バイオリンの低音とか、チェロの高音のあたりに「濁り」
「音の密度感の低下」を感じます。
このあたりの音というのは、何kHzくらいの音なのでしょうか。
また、どのような対処が適切でしょうか。
たぶん、ルームアコースティック的な問題だと思います。スカラホールか、LVパネルなどで解決できないかと思っています。
教えていただければ幸いです。
> バイオリンの低音とか、チェロの高音のあたりに「濁り」
> 「音の密度感の低下」を感じます。
> このあたりの音というのは、何kHzくらいの音なのでしょうか。
■下記ページに楽器の音域表があります。http://www.tanapi.co.jp/shopping/ongakuyohhin/tuner/tun-korg-03.htm
ご質問の楽器のルートの帯域は400Hz付近ですが、楽器の表情はむしろ倍音により認識されるので、不具合を感じさせている帯域は中高音域であろうと思います。
> また、どのような対処が適切でしょうか。
■一般に日本家屋(洋間も含む)の残響時間特性は、125〜250Hzの残響時間が比較的長く、それ以上の帯域は短か過ぎる傾向があります。従ってルームチューン用の吸音体は125〜250Hzだけを吸音し、それ以上の帯域は吸音しないもの(むしろ反射してくれるもの)が望まれます。下記はLVパネルの低域特性です。
http://www.salogic.com/home.files/lv1200-freq/LV1200-low-data.htm
布系の吸音体で125〜250Hzを吸音すれば、中音域が吸音され過ぎてしまうのは自明の事です。竹などの硬い素材のスダレで覆うと高音域(スパーツィーターの領域)が回復するのでお試しください。
> たぶん、ルームアコースティック的な問題だと思います。スカラホールか、LVパネルなどで解決できないかと思っています。
■拡散スカラホールはスーパーツィターの領域、LVパネルは中高音域を拡散反射します。中音域の密度の低下は、LVまたはStainVeilパネルで必ず解消いたします。ミスティックホワイトもLVパネルの後ろに置けば、低域特性だけが生かされると思います。
以前にDcube2とStainVeilパネルを納入していただいた埼玉の者です。ダイヤトーンのスピーカーを使っていましたが、このほど知人からノーチラス801を譲り受けました。
質問1:随分スピーカーの大きさが違うのですが、パネルの大きさを変更した方がいいでしょうか。現在まで使っていたパネルはスピーカー背後が1200mm、センターに200mmの足付きの600mmの高さのものです。801の場合、スピーカー背後の高さはツイーターより少し上、センターのパネルの高さは、スコーカーより下です。聴感上、センターのボーカルがやや引っ込み気味かな?と思っています。600mmのパネルに継ぎ足す形を取るとすれば、どのサイズのものが望ましいでしょうか。
質問2:ダイヤトーンは密閉、801はバスレフで、また、ウーファー径も随分違うので、低音の量感も再生限界も随分違います。再調整が必要だと思いますが、この場合、どのような点に気を付ければいいのでしょうか。
質問3:Dcubeを持ってきていただいたあの官舎から出て、新居を構える予定です。10畳程度の書斎兼リスニングルームを確保しようと思っていますが、アドバイスをいただくことができますか?着工は12月以降なので、時間的な余裕はありますし、設計もこれからですので、村田さんの考えられる理想の形にできればと考えています(といっても金銭的な制約はあるのですが)。できましたら、ご考慮頂ければ幸いです。
■質問1■:随分スピーカーの大きさが違うのですが、パネルの大きさを変更した方がいいでしょうか。
●801の実施例では、その大きさに合わせてパネルを3連〜4連にするケースが大半です。またスレッドN0.422に拡散パネルの三つの効果についての記載がありますのでご参照ください。
具体的な変更案ですが、Stainveil-1500spまたは-1800spを2セット追加し、お手持ちの-1200spのうち1セットをバラして3連とする。残りの-1200spはセンターパネルに組み替える。-600ctもバラして左右壁面(低音の補強)または3連の左右手前に置く。実施例は下記のようになります。
http://www.salogic.com/home-select.files/home-20.htm
追加のパネルを2枚だけにして、1500(1800)+1200+1200にする方法もありますが、801では背後の幅が不足するのでお勧めはしていません。センターのパネルはボーカルの高さに影響を与えるので、聴感でお好みの高さにすればOKです。しかし801の場合、センターパネルは床から立ち上げて低音の改善も兼ねるべきだと思います。
■質問2■:再調整が必要だと思いますが、この場合、どのような点に気を付ければいいのでしょうか。
●経験的には、801はルームチューンが必須のSPであると思います。SPパネル:1800、センターパネル:1200〜1300で好結果が得られています。
■質問3■:10畳程度の書斎兼リスニングルームを確保しようと思っていますが、アドバイスをいただくことができますか?
●無償ルームチューンで沢山のお客様にご協力をいただき、条件の異なる多くの部屋の共通項を抽出することができました。同時に個別の部屋に合わせたチューン材を開発したことで、オーディオルームとホームシアターの施工に必要なノウハウと商品が揃いました。
http://www.salogic.com/Basic-RoomTuning/Basic-RoomTuning.htm
家具を買うような手軽さでオーディオルームやシアターの設計と建材を購入していただこうと考えていますので、展示家具に相当する設計の基本パターンと施工の実施例の測定データなどをHPでまもなく公開いたします。
基本パターンのマイナーチェンジで設計していただくことで、建材の費用のみでオーディオルームが完成いたします。完成後の測定や調整は、遠方でも実費で対応させていただく予定です。
ご返事大変遅くなりました、出張続きで溜まってしまうメールの処理でBBSが後手になっています。あと一件ですね・・
初めまして、LVパネルですが、畳の部屋12畳でサラウンドしてますが、サラウンドするために、後ろ側には黒のカーテンを窓と、入り口を隠すため使用してて、サラウンドのスピーカーがデッドになり、広がりを出すためにLVパネルを検討してます、9対1チャンネルで聞いてますが、もう少し音の広がりが欲しく思い、リア4チャンネル分のLVパネルを考えてますが、カーテンは、どうしてもはずせません、和室ゆえ、引き戸で、窓も響くためカーテンで、光を遮断してます、LVパネルをリアだけ使用して、音の広がりはだせないものでしょうか?フロントは、StainVeil 室内音場調整パネルを、いずれ買うつもりですが、今はリアチャンネルが気になります、それと、いずれフロントに入れた場合、後ろと前の音のつながりは、よくなるのでしょうか?失礼な質問かと思いますが、お教え願えたらと思い書き込みます。
LVパネルには三つの働きがあります。
1.SPの指向特性を改善し楽器の実在感を明瞭にする。
------------------------------------------
■SPの指向特性が改善されると楽器の実在感を表現する能力がアップします、同時にSPの背後に奥行きのあるサウンドステージも形成されます。SPキャビネットの高さ+100〜200mmの背丈のLVパネル(LV1200程度)で実現できます。
2.初期反射音に方向感を与え、ライブであっても解像度が落ちない音場を作る。
--------------------------------------------------------------
■オーディオルームの残響時間の最適値は0.4(6畳)〜0.5秒(12畳)程度ですが、4つの壁面を同じ構造で仕上げてこの値を実現すると、風呂場の響きをやや抑制したようなボワン〜とした響きとなり、解像度の低い楽器の実在感にかけるオーディオルームになります。
LVパネルは反射音や残響音に前後の方向感を与えるもので、ライブであっても解像度を落とさない音場を作ります。SPキャビネットの高さ+100〜200mmの背丈のLVパネル(LV1200程度)で実現できます。
3.部屋の響きを豊かにすると同時に、ライブでありながらS/Nの良い音場を作る。
---------------------------------------------------------------
■ルームチューンの手法を間違えると解像度とライブ感はトレードオフの関係になります。二つを両立させるには、録音された楽曲に含まれる「楽器の音」と、その「楽器の間接音」を分離して耳に届ける必要があります。高音域を拡散反射するLVパネルをSP上方まで延長し、床の反射とLVパネルの反射で実音の定位をSP位置に保ちつつ、残響音の高音域を天井方向に回り込ませると、解像度を落とさずに残響時間を最適値に近づけることができます。LV1800〜1500がその用途に使われます。
> LVパネルをリアだけ使用して、音の広がりはだせないものでしょうか?
■ピュアオーディオでも、フロントに加え、リアにパネルを置くケースがあります。置き方に明確なルールはなく、無造作に沢山並べるだけでフロントのサウンドステージが手前に引き出されて奥行き方向の厚みが増す効果があります。一例だけですが、フロントのパネル無しで、リアの壁面全体をLVパネルで覆ったを例がありますが、明らかにライブ感と解像度がアップしました。
従ってご質問のケースのように、リアのLVパネルだけを先行して導入されたときの効果は、リアSPの音質の改善とライブ感のアップになります、SPの背後に1〜2枚のLV1200パネル(SPキャビ+100〜200mm)を置いていただくのが最もコストパフォーマンスが高い方法と思います。
> いずれフロントに入れた場合、後ろと前の音のつながりは、よくなるのでしょうか?
■無償チューンのパネルデモでは、フロントの拡散パネルの効果を高めるためにリアにLVパネルを置くことが多々あります。コストを考慮して納品時には省略されることが多いのですが、省略してほしくない程の効果があります。
ご返事大変遅くなりました、出張続きで溜まってしまうメールの処理でBBSが後手になっています。まだ二件残っていますね・・
SPD-SW1600Aは現在、SPD-SW2000Dにモデルチェンジされているようですが、どのような点が変更されたのでしょうか。SW1600Aはアナログ、SW2000Dはデジタルアンプだということですが、SWの駆動における、アナログアンプとデジタルアンプの差はどういった点にあるのでしょうか。
また御社のSW使用時にレコードを再生する場合の注意点を教えてください。
SWシリーズのサブウーファは下記七つのブロックから構成されています。
=================================================
1.入力ゲイン・コントロール・ボリューム付きアナログラインアンプ
2.A/Dコンバータ
3.DSPによるデジタル・フィルタ
4.D/Aコンバータ
5.出力ゲイン・コントロール・ボリューム付きアナログラインアンプ
6.パワーアンプ × 2
7.12i-SP × 2
=================================================
各ブロックごとの相違点
1.回路定数の変更がありますが、基本回路は同じ。
2.変更なし
3.どちらもTIのチップですが、1600Aは固定小数点のDSP、2000Dは最新の浮動小数点DSP。
4.変更なし
5.回路定数の変更がありますが、基本回路は同じ。
6.1600Aはアナログ800W/4Ω × 2、2000Dはデジタル1000W/4Ω × 2
7.同じ12iサイズですが、製造メーカーが異なる。
=================================================
> SWの駆動における、アナログアンプとデジタルアンプの差はどういった点にあるのでしょうか。
> レコードを再生する場合の注意点を教えてください。
■実用上の最大のメリットがアナログレコード再生時の安定性です。例えばLPがゆがんでいる場合、0.55Hzまたは1.1Hzのサイン波が再生音に混入します。レコードの溝の振幅に比べれば遙かに大きな振幅ですから、パワーアンプが常時フルパワーで動く事態も起こり得ます。1600Wのヒーターに相当する発熱を実用的なサイズの放熱フィンで冷却することは不可能ですから、1600AではLPの状態が悪いと使用不可となります。一方デジタルアンプでは発熱が僅かなため、何ら問題を生じません。
ご返事ありがとうございます。1600AではLPの状態が悪いと使用不可となります、との事ですが、この場合具体的にはどうなってしまうのでしょうか。またSW1600Aのアンプをデジタルアンプに乗せかえることは可能でしょうか。
出張続きでご返事が遅くなりました。
> 具体的にはどうなってしまうのでしょうか。
■発熱で壊れる可能性があります。
■サランネットを外して周期的な揺れが大きくないことを確認して使っていただけば問題を生じることは無いと思います。振幅の許容値は、放熱フィンに手を触れ続けられる程度であれば十分許容範囲内です。
■LPのソリは外周が一番大きいので、針を落とした時に一度だけ確認してください。
> SW1600Aのアンプをデジタルアンプに乗せかえることは可能でしょうか。
■限定発売ですが、下記アンプが使えます。SW2000Dと全く同じにするのであれば、アップグレードをお受けいたします。
http://www.salogic.com/home.files/p1kit/spd-p1.htm
ご返事ありがとうございます。
> ■限定発売ですが、下記アンプが使えます。SW2000Dと全く同じにするのであれば、アップグレードをお受けいたします。
全く同じと言うのは、アンプ以外(回路定数、12i-SP )もでしょうか。
アップグレードの費用はおいくらでしょうか。
> 全く同じと言うのは、アンプ以外(回路定数、12i-SP )もでしょうか。
> アップグレードの費用はおいくらでしょうか。
SPの取り付け穴を明けなおせば可能ですが、全交換は多額の費用がかかりますのでお勧めはできません。
■全交換の費用はシアター入力の追加が不要であれば、2000Dと1600Aの定価の差額の420,000円+消費税です。
■シアター入力の増設が必要であれば600,000円+消費税です。
■パワーアンプのみの交換であれば250,000円+消費税です。
戸塚@静岡県在住 と申します。
昨日、No.8のお宅にお伺いしてシステムを拝見させていただくことができましたのでご報告します。
場所は伊豆半島の根っこ。私の家からは車で20分と非常に近距離です。(オーディオを楽しんでいる人と出会う機会がないと嘆いていた矢先、こんな近くに本格的に趣味にしている方がいらっしゃるとは…)
約束の時間より早く到着してしまったので、車を出て、徒歩であたりを散策。自然いっぱいに恵まれた環境です。すると、ウグイスの声が聞こえてきました。自然のエコーのすばらしさにしばらく唖然。左手前と右奥2方向とで連呼がはじまり、自然のステレオがかもし出す木々による反射と奥行のある音に感激してしまいました。
しばらく家の前をうろついていましたので、ご本人が気づかれて、わざわざ迎えに来てくださいました。
部屋は20畳弱、高さは5mだそうです。 天井は傾斜していますし、横の壁も平行面が少ない理想的な空間です(うらやましい)。 でもオーディオ用に特別な材料を使って建てられた家ではないそうです。電源対策も完璧。
お使いのスピーカーは、数百万円する高級スピーカ−でも、大型スピーカ−でもないのですが、部屋の広さに負けない・バランスの取れた・ストレスのない音が出てきます。6畳間で箱庭オーディオをしている私には、音量の大きさ・音場の広さがうらやましい限りです。
SALOGICサブウーハーにより、体(内臓)で感じる低域や、全体に広がる低音も気持ちよく出てきます。 持参したエリッククラプトンのアンプラグドCDの3曲目を聞かせていただくと、足踏みで床が振動して発生する低音が、膨れることなく、しかも遅れて振動しているのがちゃんと再現されています。
なにより、高音から低音までスピードがそろっていることが気持ちよい!
強調された帯域もなく、フラット。
歯切れの良い音で、ロック、ポップス、ジャズなんでもこいという感じです。
(上記にクラッシックがないのは、今回実際に聞いていないからです。想定での発言はさけようとしたからであり、決してクラッシックが合わないというわけではありせんので誤解のなきようお願いします。)
高級オーディオも体験され(家のあちこちに名機が眠っていました)、自作もとことん体験され(これもいっぱい休眠状態)、マンションでのオーディオも体験されてきたオーディオの先輩の、現在の到着点を聞かせていただいたことは、非常に参考になりました。
物欲に走って散財しないようとのご助言は耳に痛かったです。しかし、それ以外にもいろいろお話いただきましたこと、あらためてお礼申し上げます。
今後、近隣のオーディオ仲間及びSALOGIC仲間の輪に参加させていただけたら幸いと思っております。 長文失礼しました。
N邸のお宅に本日伺いました。
3月上旬に伺って以来の訪問でした。
第一に感じたのが中音の響きが美しくなった事でした。
第二にセンターの定位がより明確になり、センターの前後の奥行きが感じられました。
音楽の趣味が似ているので、好みの音楽を色々聴かせて頂き、楽しいひと時でした。
訪問の主な目的は、自システムの調整がひと段落し、その確認と次の課題出しでした。
N邸のシステムをリファレンスとさせて頂き、好きなところを一つずつ取り入れています。
大きな差を感じながらも一部取り入れられた部分もあり、次への手がかりも得られた訪問でした。
最後は、近在のオーディオ仲間との泊りがけの宴会を企画することで盛り上がりました。
是非、実現したいと思います。
はじめまして。
BLUEと申します。
御社のStainVeilシリーズを導入しようと考えて
いるのですが、色について教えて下さい。
以下のスピーカーパネルの色はそれぞれ何色で
しょうか?
お手数とは思いますが、宜しくお願い致します。
http://www.salogic.com/home-select.files/home-4.htm
http://www.salogic.com/home-select.files/home-15.htm
http://www.salogic.com/home-select.files/home-21.htm
http://www.salogic.com/home-select.files/home-22.htm
http://www.salogic.com/home-select.files/home-c.htm
http://www.salogic.com/home-select.files/home-e.htm
http://www.salogic.com/home-select.files/home-f.htm
http://www.salogic.com/home-select.files/home-k.htm
http://www.salogic.com/home-select.files/home-x.htm
http://www.salogic.com/home-select.files/home-y.htm
> http://www.salogic.com/home-select.files/home-4.htm
■ライトオークですが、お客様のご希望により塗り重ねで色を濃くしてあります。
> http://www.salogic.com/home-select.files/home-15.htm
■お客様による塗装です。
> http://www.salogic.com/home-select.files/home-21.htm
■ライトオークだと思いますが、同じ時期に販売店に納品したどの梱包なのかが不明で、?です。
> http://www.salogic.com/home-select.files/home-22.htm
■メープルです。実物はもう少し黄色が強いかな、と思います。
> http://www.salogic.com/home-select.files/home-c.htm
■透明塗料を塗った白木の地肌色です。地肌色なのでロット毎に差がありますが、センターの上部が実物に近い色です。最近入荷する材木の平均的な色はもう少し白木かな・・
m,n,1,2 あたりが実物に近い色です。
> http://www.salogic.com/home-select.files/home-e.htm
■販売終了になったFWパネルで、StainVeilには同じ色がありません。
> http://www.salogic.com/home-select.files/home-f.htm
■StainVeilのクリア塗装で白木の地肌色です。発色は白熱球の照明によるものです。
> http://www.salogic.com/home-select.files/home-k.htm
■廃業してしまった以前の外注先によるライトオークの塗装です。現行のStainVeilの色とは異なります。
> http://www.salogic.com/home-select.files/home-x.htm
■お客様による塗装です。
> http://www.salogic.com/home-select.files/home-y.htm
■StainVeilのクリア塗装で白木の地肌色です。発色は白熱球の照明によるものです。
申し訳ございません、操作ミスでBLUEさんのご質問の原文に回答を書き込んでしまいました(SALogic murata)。
-------------------------------------------------
お世話になります。
BLUEです。
詳しくお答え頂きましてありがとうございます。
> http://www.salogic.com/home-select.files/home-15.htm
が好みでなのですが、お客様による塗装ということ
なので自分で塗装しようかと考えております。
そこで質問があるのですが宜しいでしょうか?
Q1.StainVeilシリーズで無塗装品はありますか?
Q2.Q1である場合、販売価格は安くなりますか?
Q3.LVシリーズとStainVeilシリーズでの音の違いは
どんな感じでしょうか?
あまり違いがないのであれば、コストパフォーマン
スの高いLVシリーズにしたいと考えます。
Q4.自分で塗装する場合、パネル表面の木と木の隙間
を完全に着色するのは困難かと思いますが、どうで
しょうか?
お手数とは思いますが、宜しくお願い致します。
-------------------------------------------------
Q1.StainVeilシリーズで無塗装品はありますか?
■ 申し訳ございません全品種塗装有りとなっています。
Q2.Q1である場合、販売価格は安くなりますか?
■ 特注品として個別に対応させていただきます。メールでお問い合わせください。
mur@salogic.com
Q3.LVシリーズとStainVeilシリーズでの音の違いは・・
○ 高音域
LVの方がリブ振動が大きいので、厳密に言えば差があると思いますが、1200mmのパネル3セットくらいであれば差は分からないと思います。
○ 中音域
例えばラワン材&MDFのような均質な材料で縦リブを作ると、材質固有の音色が中音域に付加されます。パネルの材料を100%松材としている理由は、材質が不均一でリブ一本一本の音色がバラバラであってカラーレーションが少ないからです。そのカラーレーションを更に減らす目的でStainVeilでは縦リブを固定する横リブの数を約2倍にして長さも2種類にし、音色を分散しています。
○ 低音域
低音域のチューンにはブーミングの解消と超低音の増強の二つの機能が必要です。
1.壁振動があるとミッドバスの響きが強くなります。この帯域の残響時間が80Hz以下の帯域の残響時間より長くなると聴覚がブーミングと感じるので、125〜150Hz前後のミッドバスを吸収する必要があります。LVとStainVeilで、この機能には大きな差はありません。
2.80Hz以下のパネル共振をやや押さえ気味にして超低音の響きを徐々に増やことが必要です。また部屋の壁強度が低い場合には質量のあるパネルで囲んで超低音のロスを減らさなければなりません。StainVeilでは、この機能を強化するために3mm厚のステンレスリブ2本をパネル両サイド(内側)に取り付けてあります。自立しているパネルを拳で叩くだけで振動モードが全く違うことが分かります。LVは超低音で振動しますが、StainVeilは殆ど振動がありません。
Q4.自分で塗装する場合、パネル表面の木と木の隙間
を完全に着色するのは困難かと思いますが、どうで
しょうか?
■ StainVeilの塗装はガン吹き塗装ですが、ガンで吹き付けても隙間の奥は塗料が薄くなります。ハケ塗りは更に難しいと思いますが、SP周りは照度が低いので気になることは無いと思います。
■塗料の皮が出来てしまうラッカー系の塗料は音が変わります。オイル系の塗料が良いのですが、オスモが塗り易いようです。下記はオスモによる塗装です。
http://www.salogic.com/home-select.files/home-x.htm
日本オスモ(株)のHPです。
http://www.nihon-osmo.co.jp/color/color01.html
現在、プリメインアンプ+CDプレーヤーというシンプルな構成の2chシステムを使用しています。
スピーカー位置調整などである程度満足の行くセッティングとなっていますが、シンフォニーでは、やはり音場空間の狭さを感じます。
そこで御社デジキューブに興味がありますが、アンプにプリアウトやサブウーファー端子が無いので現有システムでは使用できません。このような場合、どのような接続方法があるでしょうか。
また、御社のチューニングパネルに興味がありますが、
残念ながらリスニングルームがリビング兼用なので
ちょっと設置が難しいです。
ふと思いついたのですが、例えばスピーカー(小型リアバスレフタイプです)の後ろの壁などを考えていますが、
スカラホールを壁に掛けて、ある程度の低音吸音・フラッターエコーの抑制と適切な高音反響を得られる可能性はあるでしょうか。
また、リスニングポイントの後の壁などに掛けて、
チューニングパネルを後に置いたような「背後からの
反響音」を得ることは可能でしょうか。
ご教示ただければ幸いです。
> デジキューブに興味がありますが、アンプにプリアウトやサブウーファー端子が無いので現有システムでは使用できません。このような場合、どのような接続方法があるでしょうか。
■どれも一長一短ですが、3種類の接続方法があります。
1.パワーアンプのスピーカー端子の"Hot","Cold"をD.Cubeのバランス入力の"Hot","Cold"接続。但し信号レベルを合わせるためのオプションのパッドが必要。
2.プリの音量ボリュームの直後から音声信号を引き出し(L,R,Gnd)、オプションのバッファで受けてその出力をD.Cubeに送る。
3.プリに録音出力(音量VRが効かない)があればその出力をD.Cubeに送り、プリのVRとD.Cubeの入力VRの両方を使う。
4.CDプレーヤーのアナログ出力をパラコードを使ってプリとD.Cubeに送る。VRコントロールは3.と同じ方法。
> また、御社のチューニングパネルに興味がありますが、
> 残念ながらリスニングルームがリビング兼用なので
> ちょっと設置が難しいです。
■LVパネルを使えば音場の奥行きが簡単に出ます、1200mm程度の背丈でも邪魔になりますか?
> スカラホールを壁に掛けて、ある程度の低音吸音・フラッターエコーの抑制と適切な高音反響を得られる可能性はあるでしょうか。
■制御が必要な低音域は概ね100〜150Hzです、大きなキャパシティーが使えればグラスウール(厚さ2m)も吸音体として機能しますが、小さなキャパでの制御であれば板振動で音を熱に変えるしか手はありません。スカラホールを壁に掛けても低音は吸音できません。フラッターエコーは止まります。拡散スカラホールなら高音域を反射しますが、リスニングエリアを含む後方の天井が設置の定位置です。
> また、リスニングポイントの後の壁などに掛けて、
> チューニングパネルを後に置いたような「背後からの
> 反響音」を得ることは可能でしょうか。
■拡散スカラホールなら背後からの反射音が増えますが、フロントの反射音を増やすことが先決です。
N邸のお宅に本日伺いました。
SPクラフトで有名なIさんもこられていました。
すばらしい音でした。部屋全体に響く音で、音量をあげてもうるさくない音でした。
横に広がった音で、別の意味でワイドレンジ、広角な音でした。真横にも楽器があるようでした。高中音がきれいな音でした。
意外な事に、スパーウーハーに触ってもまったく振動がなく、耳を近づけても音はしていません。それなのに、全体の音を厚くしていました。不思議。無いと有るとでは大きく違っていました。
音楽の趣味が同じで、女性のボーカルを好まれており、最新のライブCDを聴かせて頂きました。音圧が凄く、音に包まれる、興奮が伝わる、厚い、熱い音でした。
目標とする音を得たことが嬉しいことでした。
Iさんのお宅にも、帰りに30分ほど寄らせていただきました。音響パネルでチューニングされた部屋で、8cmのフルレンジで低音豊かの音を聴いて驚きました。8cmの音は立ち上がりが非常に早く、打楽器系のすばらしい響きと解像度と定位にも驚きました。
非常にライブな音で、小規模なコンサートホールの音でした。
自宅の音は全然響かない音であることを痛感しました。
クラフトでまだまだ楽しめることがあることがわかり、嬉しく思いました。
自システムの4way化を検討していましたが、あのスパーウーハー無しには限界があるのではないかと考えるようになってしまいました。
> N邸のお宅に本日伺いました。
http://www.salogic.com/home-select.files/home-8.htm
■所在地は静岡県の熱海の近くです。Nさんのご都合を伺ったうえでご紹介が可能です <SALogic/ムラタ>。
> SPクラフトで有名なI さんもこられていました。
http://www.salogic.com/home-select.files/home-13.htm
■所在地は静岡県の三島市です。音楽の友社”Stereo”95'1月号,3月号でルームチューンの結果をご報告したオーディオルームです。ご紹介できるかもしれません <SALogic/ムラタ>
> すばらしい音でした。部屋全体に響く音で、音量をあげてもうるさくない音でした。
> 横に広がった音で、別の意味でワイドレンジ、広角な音でした。真横にも楽器があるようでした。高中音がきれいな音でした。
> 意外な事に、スパーウーハーに触ってもまったく振動がなく、耳を近づけても音はしていません。それなのに、全体の音を厚くしていました。不思議。無いと有るとでは大きく違っていました。
> 音楽の趣味が同じで、女性のボーカルを好まれており、最新のライブCDを聴かせて頂きました。音圧が凄く、音に包まれる、興奮が伝わる、厚い、熱い音でした。
> 目標とする音を得たことが嬉しいことでした。
>
> I さんのお宅にも、帰りに30分ほど寄らせていただきました。音響パネルでチューニングされた部屋で、8cmのフルレンジで低音豊かの音を聴いて驚きました。8cmの音は立ち上がりが非常に早く、打楽器系のすばらしい響きと解像度と定位にも驚きました。
> 非常にライブな音で、小規模なコンサートホールの音でした。
> 自宅の音は全然響かない音であることを痛感しました。
> クラフトでまだまだ楽しめることがあることがわかり、嬉しく思いました。
>
> 自システムの4way化を検討していましたが、あのスパーウーハー無しには限界があるのではないかと考えるようになってしまいました。
■D.Cubeの10Hz〜20Hzの超低音をDSPのデジタルフィルターなしで再現するとしたら、口径1mのSPユニットと巨大なキャビネットと急峻なローパス・フィルターでトライすることになるでしょう、大口径のSPユニットは発音が遅れるので、D.Cubeと同じ手法の位相整合技術が必要となり、結局DSPが登場します。ならばD.Cubeを採用して頂いた方が簡単と言うことになりかねません。
■早く完成させねばと気ばかりが焦るのですが、下記FIR方式の直線位相のデジタルチャンデバが安価に完成すれば、スピーカークラフトはネットワークの位相調整から開放されます。質の良いユニットを組み合わせればスピーカーシステムが完成するので、ハイエンドSPの音がアマチュアのクラフトで可能になります。超低音の周波数レンジもプログラム次第になるのですから!
http://www.salogic.com/fir/fir.htm
だいぶ前に書き込みさせていただいたオグラです。SW2000DとDuoBassoの相違点で、最後に続くと書かれていて、続いていないのでスペックの質問させていただきます。DuoBassoのアンプの性能を出来れば詳しく説明お願いします。
それとDuoBassoの発売はいつごろなのですか?
> DuoBassoのアンプの性能
■パワーアンプは1200W×2で既に完成しています。
> DuoBassoの発売はいつごろなのですか?
■4年くらい前にそのスペックが公開されたTIのTMS320C64XXを使ってDuoBassoのプロセッサー部分を作ることにしたのですが、やっと昨年入手が容易になった64Xのスペックが、DuoBassoなどハイエンドオーディオのプログラムの場合、TIのワークショップで聞いていた速度の8分の1でしか使えないことが分かり、DuoBasso、デジタル・プリ・チャンデバなど、すべての開発がストップしています。
15年前から使い続けたTIに見切りを付け他社DSPに変更することを決めて開発環境を整えているところです。ハード・ソフトともに一から出直しで発売日など予測がついておりません。
DuoBassoとデジタルチャンデバは連動しています、進捗の具合は下記で確認してください。
http://www.salogic.com/fir/fir.htm
事例解説を掲載していただき、ありがとうございました。
パネル、D.Cubeの結果報告と言うことで駄文を書き連ね、随分お手間をかけてしまいました。
改めて読み返しますと、導入ドタバタ記録といった趣で、とても気恥ずかしい思いがしておりますが、興味を持たれた方のお役に立つことが少しでもあればありがたいと思っております。
村田社長には何から何までお世話になり、本当にありがとうございました。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。
いつも惜しげもなく研究の成果をホームページに提供していただき、大変ありがとうございます。自分のオーディオルームの音作りの参考にしています。
ところでご計画中のfirイコライザー、firデジタルチャンネルディバィダー機能付きのfirデジタルプリアンプのその後の展開は如何なものでしょうか?。
当方、内蔵ネットワークを使用せずに接続ができる機能を持つ、メーカー製のホーンスピーカーであるjbl.s5800を使っています。
是非、デジタルプリアンプが完成した際はマルチアンプにて駆動してみたいです。
fir処理による位相の狂いの少なさ、アナログアンプよりも残留ノイズに対して有利そうなところが、ホーンスピーカーの潜在能力を引き出してくれそうです。期待しています。
日本全国駆け回られてのお仕事大変だと思います、ご健康、事故などにお気をつけられてくださいませ。
1個のDSPでFIRのデジタル・プリ〜デジタル・チャンデバを構成しようと考えたのですが、現状のDSPの演算速度では計算が間に合わず、計画が中断しています。
複数のDSPを使うことにすれば解決ですがコストがUPします・・、低音域のFsを下げる方法であればコストアップは避けられます・・。どちらにするか迷っています。
正月にじっくり考えて見ます。
> 複数のDSPを使うことにすれば解決ですがコストがUPします・・、低音域のFsを下げる方法であればコストアップは避けられます・・。どちらにするか迷っています。
製品化は数量を見込めないと難しいですよね。
試験的に既成のケースを流用して特注で一品物ででも
モニター販売とか、世に出てほしいですよね。
首を長くして待っています。
初めて投稿させていただきます。御社ホームページ大変興味深く拝見いたしました。
さて、私はメヌエットロイヤルという小型2ウェイSPを使っているのですが、リアにバスレフがあり、壁に近づけるとどうしても低域がかぶりこんで上手く設置できません。
現在左右の壁から50〜70cm後ろの壁から60〜80cm離し、クリプトンミスティックホワイトを壁に貼ってようやくバランスしているのですが、普通のリビングですので、せめて後ろの壁から20〜30cmくらいまで近づけて設置したいところです。
御社のチューニングパネルを使えば、このようにリアに
バスレフがあるスピーカーを壁に近づけても、上手く設置できるようになるでしょうか。もしできそうなら、チューニングパネルの購入も考えています。
また、御社のサブウーファーにより、アナログレコードのような再生がCDでも出来るという記事、とても興味深く拝見し、いずれは導入を考えたいと思っています。
今後とも、役立つ記事、お待ちしています。
> リアにバスレフがあり、壁に近づけるとどうしても低域がかぶりこんで上手く設置できません。
■原因1.キャビネットの後ろ側に回り込んだ低音が後ろの壁で跳ね返えるので、SPを壁面に近付けると低音域のエネルギーが上昇してしまいます。
http://www.salogic.com/Basic-RoomTuning1/RC-Wall-FrontTuning.htm
SP背後の壁面には高音域の反射音を増やす工夫が必要ですし、低音域の上昇を軽減する策も忘れてはいけません。
100Hz以下の低音エネルギーを吸音するにはLV & StainVeilパネルのように板振動を利用するか、
http://www.salogic.com/home-select.files/sbwf030609.htm
相当分厚いグラスウールの層が必要です。またLV & StainVeilパネルは高音域も拡散反射します。
■原因2.低音がブーミーになる原因の多くは壁振動です。拳で壁面を叩いてドカドカ響いたり、SPが低音を出しているときに手の平に壁の振動が感じられるようであれば、壁振動による低音上昇が発生していると考えてよいでしょう。
スピーカーの低音が壁に伝わらないようにすれば壁振動は止まります、LV & StainVeilパネルのように重量のあるものでSP周辺に遮音壁を設けるのが常套手段ですが、大改装が可能であれば、壁面を支える背後の柱を太いものに交換して密に配置し、コンパネなどを重ね貼りすれば完璧です。
> 20〜40cmくらいまでスピーカーを後ろの壁に近づけたいのですが、
■スピーカー背後の壁面を拡散反射構造にすれば 0cm でもOKです。LV & StainVeilパネルの表面は拡散構造で、上記条件をクリアします。
とてもわかりやすい解説、誠にありがとうございました。
> ■スピーカー背後の壁面を拡散反射構造にすれば 0cm でもOKです。LV & StainVeilパネルを用いれば拡散壁になり、上記が達成できます。
これまでずっと「バスレフが後ろにあるSPは壁から離さなければならない」と頭から信じていてちょっと後悔していただけにとても嬉しいご返信です。
ただ、1枚20kgのボードは少々重過ぎるので、ちょっと設置が不安です。LV600を2枚縦に積んで、高さ1200mmくらいにすることは出来るでしょうか。
ルームチューンのデモに使うパネルがLV600を蝶番で連結した構造です。これを二つ重ねたサイズがスピーカーチューニングの標準サイズです。LV600は一枚の重さが5〜6kgです。従って蝶番連結のものを2段重ねにすると総重量は20k強になります。下記が縦積みタイプです。
http://www.salogic.com/home.files/panel/LV-plus2.htm
いつこられますか?
我が家もクリニックお願いできませんでしょうか?
もう終わったのかなぁ〜。
ルームチューニングの遠方への出張の合間に関東圏のご希望も加わって気持ちの余裕が無く、ついついご返事が遅れてしまいました。オーディオベーシックの原稿も終わりやっと余裕ができました。
ゴウドさんお久しぶりです。6〜7月の広島遠征では同じ方面でルームチューンのご希望がありそうな方にもメールを差し上げたのですが、ASCのメンバーにはニュースが伝わっていると思い、ご連絡を控えてしまいました。
広島までの時間と経費を考えると複数の方のご希望をまとめるか、商品の納品・設置調整のついでの機会を利用するしかなく、現状予定は入っておりません。
例えばゴウドさんの手配でチューニングの希望者をまとめていただければ実現の可能性が生まれます。サウンドデンさんに同じ仕切りをしていただいても良いですね。
この際ですからご希望を募ってしまいましょう。兵庫、岡山、広島、山口、島根、鳥取方面でルームチューンの希望者を募集いたします。下記からご希望をお寄せください。
http://www.salogic.com/home.files/shop/campaign01.htm
ゴウドです、こんばんは。
村田社長この前は失礼いたしました。
やはり天災には勝てず、予定した日も
急な用事が入りました。
今度こちらに来られるときがありましたら、
宜しくお願いいたします。
10月22〜25で次の関西方面行きの日程調整を始めました。ご都合の良い日がありますか?
村田社長、先日はありがとうございます。
大変勉強になりました。ルームチューン完成後の音は
まさに自分が描いていた理想形に近いものでした。
また、非常に癖があると思っていた部屋・再生音の特性もフラットに近いもの(ルームチューン施工後)で
ビックリしました。そのままにして欲しいという
欲求もありましたが、グッと我慢…
ただ、自分ではできそうもないので、購入の際には
セッティングもお願いできればと思っています。
とにかく感動でした。
ページをアップいただき、ありがとうございます。
測定していただけると、欠点がわかりますね。
自分が予想していた箇所と違っており、対策がやりやすいことがわかり一安心です。
とにかく早く理想の音になるよう頑張らねばなりません。これからも宜しくお願いいたします。
最近、FIRフィルターが人気ですが、FIRのチャンネルディバイダーならどんな入力波形でも再現可能なのでしょうか?
小耳に挟んだ情報では、アナログフィルターの場合(特殊な回路除く)、どんなに頑張っても入力=LPH+HPF=出力とならないそうです。
6dB/OCTの組み合わせでも入力が正弦波ならF特・位相がフラットになるが、インパルス応答(方形波等)だと周波数による時間ずれが生じて波形再現が出来ないそうです。音楽は単一正弦波ではなく複数のインパルス応答の集まりですよね。
入力ーLHF=HPFとなる差動回路をつくると想像を絶する特性のHPFとなるそうです。
さて、ディジタルによって実現された位相フラットの夢は現実にはどうなのでしょうか?私の頭ではどうも理解できない。
ルームチューニングの地方への出張の合間に関東圏のチューニングも加わって、ついついご返事が遅れてしまいました。
さてフィルターの種類と波形再現性についてですが、シミュレーションのグラフ、測定データの画面など、画像を使わないと説明が不可能な部分が多いので、HPの本文中にページを設けます。暫くお待ち下さい。
ところでSPを除くオーディオシステムは、生産コストさえ下がれば全てデジタル化できる状況です。そのときのSACDの動向がどうなるのか非常に興味があります。アナログオーディオで如何に大金を注ぎ込もうとも解決し得なかったチャンネルディバイダーの位相ずれを解消できるFIRフィルターの演算が、DVD(CD)のフォーマットにしか適用できないからです。勿論SACD(DSD-format)からDVD(PCM-format)のフォーマットに変換すれば解決ですが・・。
> ところでSPを除くオーディオシステムは、生産コストさえ下がれば全てデジタル化できる状況です。そのときのSACDの動向がどうなるのか非常に興味があります。アナログオーディオで如何に大金を注ぎ込もうとも解決し得なかったチャンネルディバイダーの位相ずれを解消できるFIRフィルターの演算が、DVD(CD)のフォーマットにしか適用できないからです。勿論SACD(DSD-format)からDVD(PCM-format)のフォーマットに変換すれば解決ですが・・。
そうなんですよね。SACDのデジタル出力はi-LINKで取り出せますが、フォーマット変換が必要ですね。しかし一部の高級SACDプレーヤでもPCM変換して出力している機種もあり、ここはフォーマット変換のデメリットよりもオールFIR処理のメリットに期待して、是非DSD受けの出来る製品の開発を望みます。
本格的なFIRのデジタルプリ、EQ、チャネルディバイダを作ろうとするときSACDがネックになります。改めて調べて見ましたが、やはりi-Linkからしか取り出せないですね。そしてこのi-Linkがオーディオ各社各様でP社とY社に互換性がある程度で、プロトコルが不統一です。当分この状況は変わりそうもありません。
不統一なプロトコルを調べるくらいなら、ユニバーサルプレーヤーを改造し、DSD to PCMの変換回路をプレーヤーに組み込んでしまい、全てをリニアPCMデジタル出力として取り出してしまうことの方が現実的です。DSDを Fs(44.1k),2Fs,4Fs のリニアPCMで出力させる構成にすれば良いでしょう。DSPの速度が足りれば 8Fsでも良いですね。8Fs-24bitのD/Aが無いかな?
デジタルプリの入力段にはメモリーバッファが付きますから、新たなクロックでD/A変換することにすればトランスポートに起因するジッターは'0'にできます。つまり低価格なユニバーサルプレーヤーを改造すれば事足ります。
生産完了品ですが、LuxmanのDU-10はDSDをPCMに変換したデジタル音声出力が付いているようです。HPで確認しただけなので詳細は?ですが・・
青森の佐藤です。先日は我が家にお越しいただきありがとうございました。
今回、部屋の周波数特性チェックが出来なかったことは本当に残念でした。次回を楽しみにしています。
お疲れ様でした。
ルームチューニングの遠方への出張の合間に関東圏のご希望も加わって気持ちの余裕が無く、ついついご返事が遅れてしまいました。オーディオベーシックの原稿も終わりやっと余裕ができました。
9月3(金)盛岡の納品のついでに5日までの予定で東北方面に参ります。新しい測定器の使い方にも慣れてきましたので、SW2000Dのデモと合わせて4日に伺おうと計画しています。
ついでにルームチューニングとサブウーファのデモのご希望を募集いたします。
福島、宮城、岩手、青森、秋田、山形方面のご希望を募集いたします。
http://www.salogic.com/home.files/shop/campaign01.htm
HPで見ました。いよいよ
●FIR(直線位相)イコライザー
●FIRデジタルプリアンプ
●FIRデジタルチャネルディバイダー100〜1000dB/oct
の量産設計に入るのですね。まずは基本機能からとの事。
チャンデバは2WAY基本で追加オプションなら合理的かも
SACDのデジタル入力(i-LINK)もほしいですね。DA/AD変換したくないです。
アナログ入力もオプションでもいいかも。
皆さんのご意見を頂き、設計方針を決定しようとタイトル部分だけ書き込んだのですが、チューニングキャンペーンのスタートと重なって作業が中断しています。システムの構成のご希望は、何に使うことがメインかで個人差があると思いますが、ご意見をどしどしアップしてください。
DSP部分はプログラム次第で何にでも化けるので、製作途中での変更も可能で、見切り発車も可能ですが、A/D、D/Aなどのアナログを含む部分の構成をきちっと決めなくてはなりません。
水晶、ルビジュームなど、クロック・デバイスは複数交換可能、またはテストで最適なものを決定しようと思っています。
ピュアオーディオでのi-Linkのメリットはトランスポートのジッターを無視(トランスポートにジッタがあってもかまわない)できる点でしょうか?、i-Linkについてあまり知識がないので詳しくご存知の方、教えてください。
トランスポートのジッターを無視できるように、ジッター・ゼロ・メモリー(ブロック図参照)を付けることにしています。音楽信号を一旦メモリーに溜め(音出しを1〜2秒読み出しより遅らせる)、そのメモリーから例えばルビジュームの精度でD/A変換します。
そこで問題になるのが、プリント基板内の僅かなジッター(外部からクロックをもらうより遥かに高精度ですが)で、2ch仕様のD/Aコンバータを一枚の基盤にし、それをスタックして4〜8(2way〜4way)の構成にしたとき、初めから8ch仕様の1枚のボードにするよりシッターが悪化することなど気にかかるところです。
とり止めもない文章になってしまいましたが、明日から一週間チューニングキャンペーンで不在いたします、帰ってから修正、追加などをします。
なお、メールで頂いているこの企画に対するご希望も複数ありますので、整理して掲載いたします。
> 水晶、ルビジュームなど、クロック・デバイスは複数交換可能、またはテストで最適なものを決定しようと思っています。
これはうれしい案ですね。
>
> ピュアオーディオでのi-Linkのメリットはトランスポートのジッターを無視(トランスポートにジッタがあってもかまわない)できる点でしょうか?、i-Linkについてあまり知識がないので詳しくご存知の方、教えてください。
と言うより、デジタル処理のプリアンプを使うのにデジタル信号をわざわざ一旦D/A変換して使いたくないという事です。SACDの場合、現状でデジタル信号で出せるのはi-LINKしかないので、是非と言ったところです。
ムラタ様、はじめまして。DSPの商品化に大変期待しています。
さて、個人的な要望としてはDSPからのデジタルアウトインターフェースとして音楽制作の現場で採用されているデジタルマルチチャンネルインターフェースを使用できるようにしていただけるとDACの選択肢を増やせてよろしいかと思います。
代表的なものとしてはADAT(48khz/8ch,96kHz/4ch)が挙げられますが、他にもいくつか各メーカーから提案されているようですので、できたらモジュール化によって将来の変更に対応できるとより長期間にわたって使用できていいのではないでしょうか。
使用権料の問題等もあるかと思いますが、よろしくご検討いただけると幸いです。
なかなか面白そうな話題なので、つい投稿してしまいました。恥ずかしい話新フォーマットのデジタル出力ができるものはないものと思っていました。i−Linkがそれだったのですね!!それは楽しみですね。是非新しい情報をお願いいたします。
SPD−SW2000Dと開発中のDuoBassoとでは、いったい何が違うのですか?詳しく教えてください。
たとえばスペックとか・・。
ルームチューニングのために今から青森まで出かけて8日に戻る予定です。暫くお待ち下さい。
景気が悪過ぎて"DuoBasso"など新製品の発売を躊躇していますが、そろそろいいかな?・・・ と思い始めています。
■SW2000D vs DuoBasso■
一体型のサブウーファは、SW1600 --> SW1600A --> SW2000Dと進化しました。音質改善のためのモデルチェンジですが、パワーアンプの性能アップが主な目的でした。
オーディオ各社からデジタルパワーアンプの新製品が多数発表されていますが、サブウーファ用に限れば、デジタル・パワーアンプの性能は必要十分なれベルに到達しました。SW1600 --> SW2000D へのアップグレードを実施する予定です。
一方SWシリーズサブウーファのDSP部分の性能はあまり進化していません。1990年頃から使い続けたゼネコンの研究所向けのシステム(コンサートホール設計支援。超低音の騒音公害シミュレーション。1Hzまで制御可能なFIRフィルター)のダウンサイジングであり、10Hzまで制御できれば良いサブウーファには最初から必要十分な性能が確保できていたからです。
ところが最近になってDSPの演算能力が急激にアップし、SW2000DのDSP比で32倍の演算能力のチップが入手可能になりました。このチップを使いデジタル信号処理部分の性能を大幅にアップさせるサブウーファがDuoBassoです。
■スペックの比較■
<DSP>
SW2000 :TI,TMS320C67x,Clock74MHz
DuoBasso :TI,TMS320C64x,Clock600MHz
http://www.tij.co.jp/jsc/docs/dsps/product/c6000/index.htm
<FS>
SW2000D :12kHz
DuoBasso :96kHz
・120Hz以下だけを再生するサブウーファですから、Fs=12kHzで不足はありません。しかし信号処理にかかる時間を可能な限り短くしようとすると、Codec(A/D+D/A)に内蔵されているFIRフィルターの群遅延も短いに越したことはありません。Codecのフィルターは固定長のため、Fsをアップすると比例してディレーが短くなり、12kHz -> 96kHzでは1/8になります。
<スピーカーユニット>
SW2000D :30cmコーン×2、定格入力200W×2、瞬間最大入力600W×2
DuoBasso :30cmコーン×2、定格入力600w×2、瞬間最大入力1200W×2
<パワーアンプ>
1200W×2
■機能の比較■
<ピュアオーディオ入出力>
SW2000D :ステレオ入力 -> Lch&Rch加算 -> モノーラル出力
DuoBasso :ステレオ入力 -> L&R2系統で信号処理 -> ステレオ出力
● FIR(直線位相)イコライザー
● FIRデジタルプリアンプ
● FIRデジタルチャネルディバイダー
100〜1000dB/oct
の発売の目処はいかがなものでしょうか?
私も首を長くして待ってます。
もしかして、TIのクロックの高い石の出荷待ちでしょうか?
サーロジックの村田です。新製品が遅れていて申し訳ございません。理由は二つあり、一つはお察しの通りDSPの能力不足です。これはDSPの数で解決できるものなので、FIRのチャンデバは試作(P1-KitのDSPで作った)を終了しています。
http://www.salogic.com/photo/ChDev1.htm
DSPを使った製品は操作系を変更するだけで中身は同じですから、イコライザー、デジタルプり、チャンデバ共に完成していると言えなくはありません。また操作パネルに沢山のツマミやスイッチが必要になるので、パソコンの画面を操作パネルにせざるを得なくなりますが、1台に全てを入れることも可能です。ただ現行品のDSP1個では計算速度に余裕がなく、複数個にするとコストが下がらず、96kHz/24bitのFIR機器の製品化を躊躇しています。
二つ目は、あまりの景気の悪さです。もう少し景気が良ければ多少のコストアップは許容範囲でしょうから、むしろこちらの要因が大きいですね。
弊社のDSPシステムはゼネコンや放送関連の研究所に1000万円超で納品していたものをダウンサイジングしたもので、DSPの性能UPによりプロ向けの数百万円のものであれば何時でも出荷可能です。しかしきっとお客様のご希望価格が30万円代程度であろうと予測していますので、50台程度の数が見込めないと製品化が難しいのです。製品として発表してしまうと売れないうちに陳腐化してしまうに違いないと危惧しています。
最近ルームチューニングのためにお客様宅に伺う機会が多いのですが、せっかくの高価なオーディオ機器がその能力を発揮できずにいるケースを良く拝見します。昨今のように景気が悪い時期は、小額の費用で済む音質の改善法をお勧めするのがベストだと思い、ルームチューニングアイテムの開発に時間を割いているのもFIR機器の開発が遅れている要因です。
オーディオ機器を買い換えたり、ケーブルを交換すると音の解像度や音質が変化します。適切なルームチューニングを実施すると、それに加え、楽器個々の立体的な存在感が変化し、コンサートホールの広さが再現できるようになります。しかも費用は機器買い換えの1/10位のものです。
FIRのデジタル信号処理はアナログやIIRのデジタル信号処理では不可能であった直線位相を実現することができます。例えばIIRのチャネル・デバイダーはSPユニット毎にディレータイムを設定することでクロスポイントの位相を合わせることができます、しかしその周辺の周波数では位相が全く合わないのです。従って遮断しきれていないSPからの音漏れが位相干渉を起こし、音像の立体感を損ないます。位相的要素も含めて実音に微妙にからみつく残響音の表情がコンサートホールの個性になるのですが、その個性も希薄になり、ホールの緊張感や空気感が乏しい音になってしまうのです。
今の時期にルームチューニングの必要性を理解していただき、実施していただくことができれば、景気が回復し、社会不安が解消したときに、FIR機器の素晴らしさを実感して頂けると思います。
入り難いけれどもDSPの入手は不可能ではありません、外観にこだわらないカスタム・メイドでよろしければご提供は可能です。一品生産なので市販のケースを利用して作らざるを得ず、P1Kitのような外観になります。コストはご希望内容にもよりますが、DSP1個で済む範囲の機能であれば30万円台が可能と思います。
いろいろ聞きたい、聞いてもらいたいところですが、とりあえず二つ。
1:ソフト(操作環境)はどうしてるのでしょうか
ファームではなく、PC上のソフトの話です。出来れば、TactのRCSのようにイコライジング・チャンネルディバイダ-が同時に操作できるような統合されたものが嬉しいところです。あと、接続はUSB(出来れば2.0)でUSBオーディオにも対応してもらえるとなお嬉しいところです。
2:一つのDSP(600M?)で出来ることってどれくらいなのでしょうか。FIRフィルタのタップ数をどれくらいに取るか、にもよると思うのですが、個人的には1Hz単位、300dB/octでも十分に思えます。サンプリングレイト次第で変わりそうですが、目安だけでも。
週に2回の出張チューニングのために時間が取れませんので、簡単なことから順不同でお答えし、残りは後日追加します。
> 一つのDSP(600M?)で出来ることってどれくらいなのでしょうか。
■ まず日本TIのC64xのスペックが下記です。
http://www.tij.co.jp/jsc/docs/dsps/product/c6000/index.htm
600MHzのC64xで16ビットのMMACが2,400,000,000回/secです。64xのプログラムを書いた実績は無いので、考え違いがあるかもしれませんが、Hiend Audioに必須の32bit-MACCでは 1,200,000,000回/secと思います。つまり一秒間に12億回の積和演算が実行できます。
FS=96kHzの1クロック以内に実行できる積和演算は(概算なので 96k-->100kとして計算)、1,200,000,000/100,000=12,000回です。つまりモノーラルで 12,000TAP、ステレオで 6,000TAPのFIRフィルターが実現できます。
チャネル・デバイダーを実現するためのタップ数は、そのクロスポイントの周波数に逆比例するので、クロス周波数が低いほど沢山のタップを必要とします。概算ですが一番低いクロスポイントが 300Hz以上であれば、3Wayステレオが可能と思います。
> 個人的には1Hz単位、300dB/octでも十分に思えます。
■ 1Hz単位の任意特性のFIRフィルタ、または 1Hz毎にポイントのあるFIRのGEQを想定されているのだと思いますが、FS=96kHz、ステレオ仕様での計算結果は下記のようになります。
<任意特性のFIRフィルター>
必要タップ数:131,072TAP
C64x-600MHzの能力:6,000TAP
C64xの必要数:131,072/6,000=22個
<FIR-グラフィックイコライザ>
必要タップ数:917,504TAP
C64x-600MHzの能力:6,000TAP
C64xの必要数:917,504/6,000=153個
タップ数は下記システムによる検証データを元に計算し直したものです。
http://www.salogic.com/home.files/solution/omni-mix.htm
> 週に2回の出張チューニングのために時間が取れませんので、簡単なことから順不同でお答えし、残りは後日追加します。
>
> > 一つのDSP(600M?)で出来ることってどれくらいなのでしょうか。
> ■ まず日本TIのC64xのスペックが下記です。
> http://www.tij.co.jp/jsc/docs/dsps/product/c6000/index.htm
>
> 600MHzのC64xで16ビットのMMACが2,400,000,000回/secです。64xのプログラムを書いた実績は無いので、考え違いがあるかもしれませんが、Hiend Audioに必須の32bit-MACCでは 1,200,000,000回/secと思います。つまり一秒間に12億回の積和演算が実行できます。
>
> FS=96kHzの1クロック以内に実行できる積和演算は(概算なので 96k-->100kとして計算)、1,200,000,000/100,000=12,000回です。つまりモノーラルで 12,000TAP、ステレオで 6,000TAPのFIRフィルターが実現できます。
>
> チャネル・デバイダーを実現するためのタップ数は、そのクロスポイントの周波数に逆比例するので、クロス周波数が低いほど沢山のタップを必要とします。概算ですが一番低いクロスポイントが 300Hz以上であれば、3Wayステレオが可能と思います。
>
> > 個人的には1Hz単位、300dB/octでも十分に思えます。
> ■ 1Hz単位の任意特性のFIRフィルタ、または 1Hz毎にポイントのあるFIRのGEQを想定されているのだと思いますが、FS=96kHz、ステレオ仕様での計算結果は下記のようになります。
>
> <任意特性のFIRフィルター>
> 必要タップ数:131,072TAP
> C64x-600MHzの能力:6,000TAP
> C64xの必要数:131,072/6,000=22個
>
> <FIR-グラフィックイコライザ>
> 必要タップ数:917,504TAP
> C64x-600MHzの能力:6,000TAP
> C64xの必要数:917,504/6,000=153個
>
> タップ数は下記システムによる検証データを元に計算し直したものです。
> http://www.salogic.com/home.files/solution/omni-mix.htm
FPGAのXilinx Virtex-II Proを使ってみてはいかがでしょう?300MHz、8ビット演算で1 Trillion MACs/sを記録するそうです。仮に32ビット演算させると、
2500億回の積和演算が実行できます。
つまり1個のチップでステレオ1250,000TAPのFIRフィルターが実現できます。そうすると任意特性のFIRフィルターとFIR-グラフィックイコライザが1つのチップで実現することになります。
FPGAのXilinx Virtex-II ProをHPで調べてみましたが、中程度の能力のもので、
@180,000円程度(XC2VP70,2003年第2四半期における25,000個購入時の単価)です。チップ単価と開発費の制約で民生機に使うのは無理と思います。
オーディオ用で1Hz毎に上げ下げができるGEQが必要とすれば、定在波による部屋のF特のあばれの修正でしょうか?、1〜20kHzで20,000ポイント、1〜40kHzなら40,000ポイントのGEQになります。
http://www.club.sense.panasonic.co.jp/club/technics/consulting/listening7/listening7_1.html
にあるように、定在波の節の部分は位相干渉により音が無いエリアです。従って直線位相のEQでどれだけUPしてもF特の修正はできません。100dBUPすれば、打ち消し音も100dBUPし結果0のままです。市販のGEQでF特が修正できるように見えるのは、アナログあるいはIIRで位相がでたらめだからで、ディップのポイントの隣の山による位相干渉でF特が平らになったように見えるだけです。
1980〜90年代に施工された録音スタジオには必ずGEQが備えられていました、しかしレコーディングエンジニアに受け入れられず、使われた例はありません。綺麗な位相干渉が出る狭い空間ではGEQが有効に働かないのと同時に、音源の位相がでたらめになり、楽器、特にエコーの奥行きが欠落し、バランスが取れなくなるからです。
反射音の影響を消すために一番大事な直接音(SPの音)をいじってはいけないと考えるのが妥当です。部屋の音は部屋のチューニングで直した方が良い結果を生みますし、ずっと安上がりです。
PAではGEQが多用されますがハウリングの防止がメインであり、音質調整ではありません。但し広い空間で無数の干渉音により干渉自体が白色化されているのでF特調整も可能と思います。
FIRフィルターが絶大な能力を発揮するのは直線位相のチャネルデバイダーと直線位相のGEQ(音源の音質調整)です。そしてこの用途に使うFIRフィルターの係数ファイル(周波数特性を決定するもの)設計のポイントは、低音域をいかに短いタップでコントロールするかであり、オーディオ各社の企業秘密でもあります。従って長大タップのFIRフィルターの応用製品をサーロジックの民生品として商品化する予定はいまのところありません。予算無制限の業務用の特機であれば製作可能です。下記がその一例です。
http://www.salogic.com/home.files/solution/omni-mix.htm
http://www.noe.co.jp/news/03/03meca2.html
長大タップのFIRフィルターはFIRフィルターの欠点が聴覚の許容範囲を超えてしまうため音がよくありません。どのあたりが限界かについてはっきりした文献はないと思いますが、短いに越したことはありません。サーロジックがサブウーファを徹底的に追求したのは、FIRフィルターによる超低音の制御法が確立できれば、他の帯域は自ずと答えが得られるからです。
チャンデバは是非欲しいですね。
現在はJBL S−9500ですが、将来的には
ウエストレイクを導入しようとしています。
そうなると、どうしても欲しいのです。
気長に待つしかないですね〜。
管理者様、皆様、初めて書き込みいたします。よろしくお願いします。念願のオーディオルームが完成し、いざ音だしをしたところ、ブーミングが酷く床にカーペットを引いたり、機器のラックや、ソファーを置いてなんとなく部屋?らしくなってきたころからブーミングがとれてきました。しかし、フラッターエコーは収まらない為、こちらに記載されていた方法で(手を叩く)その方向の壁に�@厚めの布を吊り下げ、天井には、やはり�A布で波を打たせるようビヨで止めてみました。そこまでしなくても�@でその効果がありました。暫くこの状態で聴いていますが、なんとなく物足りません。リスニングポイントで聴いていると低域が余り伝わらず、むしろその後ろのソファー(壁面)で聴いているほうが低域が伝わります。リスニングポイントで聴いていると私の耳も悪いのでしょうが、臨場感がないのです。SPは、4344下に石ボードを引きSPと石の間に金属のインシュレーター(3点支持)をかませています。SPの向きもポジション向いています。高さは、床から15センチ程です。
出来上がったばかりは部屋は、かなりライブかななんて思っていましたが今は、なんとなくもの足りない感じをしています。最初はグライコを入れてブーミングな周波数を押さえていました。現在は使っていません。いまだチャンデバが固定できない状態です。
部屋の特性はそれぞれに違うし、好みの音も人により違うと思うのですが、ずっと聴いていたい感じにもっとしたいと考えています。取り留めの無い悩みでお答えにくいかと存じます。ご助言いただけたら幸いです。
部屋の外寸 5.460×3.640高さ2.8M(12畳)仕様・床材10×10×10cm(木レンガ)下地モルタル・壁材3cm厚の杉板下地5cm厚スタイロフォーム・天井 吸音パネル。
サーロジックの村田です。幾つか質問させてください。
1.躯体はRCですか?、木造ですか?
2.木レンガの下のモルタルは飛び跳ねるとゆさゆさ揺れるのですか、それとも地面の上のRCのように固定されているのですか?
3.壁面の杉板を叩いたときの音と、壁強度を教えてください。スタイロフォームの更に後ろの材質は何ですか?
4.天井の吸音パネルを叩いたときの音と、強度を教えてください。下地はスタイロフォームですか?
多分下記のページに該当するものがあると思います、見当を付けておいてください。
http://www.salogic.com/Basic-RoomTuning/Basic-RoomTuning.htm
http://www.salogic.com/Basic-RoomTuning1/RC-Wall-FrontTuning.htm
http://www.salogic.com/home.files/solution/scalar-instructions.htm
http://www.salogic.com/home.files/room-tuning/room-tun.htm
> サーロジックの村田です。幾つか質問させてください。
>村田様、お世話になります。
> 1.躯体はRCですか?、木造ですか?
> 在来の木造、平屋切妻屋根です。
> 2.木レンガの下のモルタルは飛び跳ねるとゆさゆさ揺れるのですか、それとも地面の上のRCのように固定されているのですか?
>10cm厚のコンクリートの上に木レンガ個々にボンドを付けて張り合わせています。ぐらつきはありません。
> 3.壁面の杉板を叩いたときの音と、壁強度を教えてください。スタイロフォームの更に後ろの材質は何ですか?
> ドンドンという比較的硬い音です。スタイロフォームの後ろはコンパネ(ベニヤ板ではない)外壁はモルタルの上に吹きつけ塗装してあります。
> 4.天井の吸音パネルを叩いたときの音と、強度を教えてください。下地はスタイロフォームですか?
> 叩いた音はまだ試みておりません。天井はフラットでコンパネにスタイロフォーム、吸音パネルで挟んだ状態です。
> 多分下記のページに該当するものがあると思います、見当を付けておいてください。
>
> http://www.salogic.com/Basic-RoomTuning/Basic-RoomTuning.htm
>
> http://www.salogic.com/Basic-RoomTuning1/RC-Wall-FrontTuning.htm
>
> http://www.salogic.com/home.files/solution/scalar-instructions.htm
>
> http://www.salogic.com/home.files/room-tuning/room-tun.htm
上記のHpを拝見いたしましたところ最初のHP参考になります。それと(定在波3)ですか、3.4番目のHPも大変参考になりました。部屋の横使いは一番手っ取り早い方法かもしれません。実のところ縦使いが格好良いかななんて思っていてなかなか横使いにいけないです。自分ながら困った素人でお恥ずかしい限りです。
追、吸音・拡散材料の代用でホームセンターなんかで手にはいりますか?また、作れますか?今考えているのは、近くの画材店に売っているタペストリーをフラッターエコーの発生場所に掛け部屋の見栄えをなんて考えております。
村田様、初めての投稿者に対し、お答え頂きまして感謝申し上げます。今後共よろしくご指導ください。
スタイロフォームをネットで調べて見ましたが、音的には発砲スチロールをを硬くしたようなものかな?、と思っています。発砲スチロールを叩いた時のようなカサついた鳴りがあれば対策が必要ですが、とりあえず鳴らないと仮定しておきます。
> ぐらつきはありません。
> ドンドンという比較的硬い音。
> 天井はコンパネにスタイロフォーム、吸音パネルで挟んだ状態。
床や壁は硬い音のようですから壁振動のブーミングは無いものとして、まずフラッターエコー退治を徹底的に行い、次に部屋の響きを好みに合わせます。
フラッター退治のポイントは初期反射音や残響音の高音域を減らさずに響きだけを処理することです。高音域の吸音体を極力使わない、やむおえず使う場合は拡散スカラホールやLVパネルのような高音域の反射体と併用する、布系だけで処理すると、確実に音楽がつまらなくなります。
> なんとなく物足りません。リスニングポイントで聴いていると低域が余り伝わらず、むしろその後ろのソファー(壁面)で聴いているほうが低域が伝わります。・・・ 臨場感がないのです・・・。
リスニングポイントに低音が無いのは、定在波によるものでしょう。
http://www.club.sense.panasonic.co.jp/club/technics/consulting/listening7/listening7_1.html
http://www.club.sense.panasonic.co.jp/club/technics/consulting/listening7/listening7_2.html
http://www.club.sense.panasonic.co.jp/club/technics/consulting/listening7/listening7_3.html
改善の手法は下記3種類です。
1.部屋寸法の整数分の1の場所からリスニングポイントを外す。
2.StainVeilパネルなど、重量のあるパネルで部屋の形状を変え、リスニングポイントに定在波の山を重ねる。
3.リスニングポイントの直ぐ後ろにLV,StainVeilパネルなどを屏風のように置き、定在波の山をリスニングポイントに作る(50Hz以下の超低音が上昇傾向のとき、音楽をずっと聴いていたい音になる)。
”なんとなく物足りない、音楽がつまらない”のはフラッターエコーによるもの、あるいは吸音と反射のバランスが悪い時の症状です。文面から推測すると高音域吸音過多、低音域吸音不足です。となるとお勧めできる調音体は、高音域拡散反射と低音域吸音が同時に実現できるものがよく、LVパネル、StainVeilパネル、QRDなどです。
http://www.salogic.com/home.files/StainVeil-Room01.htm
http://www.dynamicaudio.com/new-audio/sh/5f/lineup_qrd01.html
LVパネル、StainVeilパネルは、センターパネルの角度を微調整することで、ステージ上の楽器定位と奥行きを好みに合わせることができます。
> ずっと聴いていたい感じにもっとしたいと考えています。
現場を拝見していないし、写真も無いので具体的なご提案が出来なくて申し訳ございません。
http://www.salogic.com/Basic-RoomTuning/Basic-RoomTuning.htm
に書いてあることを一つ一つ確実に実施していただくと実現できることです。時間と試行錯誤で解決できます。
予算が許せば弊社のキャンペーンをご利用下さい。木造の遮音率程度(遮音率が高いと低音の吸音方法を現場で考えなければならない)であれば数時間で調音可能と思います。
http://www.salogic.com/home.files/shop/campaign01.htm
http://www.salogic.com/home.files/panel/LV-plus.htm
使用者からの情報が少ないようですので、私なりに当初より改善できた使いこなしを書いてみます。ここでは他に書かれていることは割愛します。
1. 裏面の放熱版を大地アースに落とす。本体からのノイズは少なくないようです。銅テープで取り付けネジにアース線を接続します。この時アース線は他の配線や金属製の電源タップなどから可能な限り離します。出来ればアース線(棒)も別にした方が良いです。これに留意しないと効果は有りません。例えればここは下水管です。なお付属のACコードもノイズの観点から変更します。私はAETのGAIAを使用しています。
2. 本体脚にスパイクを追加。発生する振動はかなりの物ですからスパイクは必要です。費用を掛けたくなかったので暫定的に余っているBDRのコーンを使いました。これを使うと位置の調整が困難になりますので、MDFのボードを下に敷きます。
警告:この作業は危険を伴い、また本体脚を破損する可能性が有ります。
3. 位置をミリ単位でメインSPと合わせる。これが一番重要で効果のある事です。音を聞きながら少しずつ動かして調整します。先にメインSPの左右も逸品館のレーザセッターで合わせておきます。試しに調整後1ミリずらして見るとセンターに小さく定位した音像が大きく広がる事が解ります。メインSPの調整もそうですが、正確に合わせた音とだいたい合わせた音は全く違います。だいたい位置を合わせたものと合わせていないものはたいして違いは有りません。(距離設定を10センチ変えても気が付かないかも)
4. LFE入力は使わない。設計意図とは異なる使い方で異論も有るでしょうが、私はAVアンプ設定で、LFEをメインSPミックスにし左右信号から抽出したLFE音でCubeから出すようにしています。こうすると臨場感がかなり良くなります。ただし私の場合メインSPが昔の軽い38センチのウーハなので、小径のウーハ程LFE音重畳の悪影響が無いので一般に勧められる方法では有りません。他のサブウーハを使っていた頃からこうしています。
5. 使用しないLFE入力はショートする。これをやってみると外部ノイズの影響が確認出来ます。ここは取り説にあるように高音カットしていません。またLFEレベル調整VR、ルームチューニングVRも最小にします。入力をショートしていても効果が有るようです。機会が有るたびに書いていますが、未使用の入力ラインは原始的ですが配線をつながず出来ればショートするべきです。費用が掛からず音が良くなります。(悪くならないだけです)特にフォノ入力がある場合は必ずショートプラグを差してください。
以上は私が行って改善できた事です。どう良くなったかはあえて書きません。
最後にこの掲示板を盛り上げるために、この文章を読んだ方は短くてもかまいませんのでコメントをお願いします。私がこの文章を書くのに1時間掛かりました。何の見返りも期待はしていませんが、何の反応も無いのは悲しいことです。
私はD,cubeを使い初めて半年程になります。逸品館の掲示板からこちらに来てみました。 ACコードは付属品をそのまま使っていますがこれから試してみようと思います。アースとは観点が凄いですね。自分も試したいですが大地アースといいますとアース線は実際にはどこに落とせば良いでしょう? 野外まで引いていられるのでしょうか。
スパイクは私も当初考えましたが既製の脚が大きくこれより大きく、合うスパイクが無いのと強固そうなので不要かと思いました。ただ直接床にはおかずに厚めで重量のあるボードを敷いています。無いときと比較はしていませんが。敷かないよりはいいはずです。
位置の調整ですがこれが一番の要ですね。私はレーザーセッターはメインのフロントには使いましたが、d,cubeにはどうしたら活かせるか解りません。スペースの都合、フロントSPの中央よりかなり右寄りにしています。聴感上はだいたい合ってるようには鳴っています。ミリ単位で聴きながらやって行くしかありませんね。 以上ですがT.Nさんの使いこなしはとても参考になりました。
> アースとは観点が凄いですね。自分も試したいですが大地アースといいますとアース線は実際にはどこに落とせば良いでしょう? 野外まで引いていられるのでしょうか。
屋外に90cmのアース棒を3本と短いアース棒1本(長さを失念しました。何れも松下の製品をオヤイデ電気で購入)を個別配線で2階の部屋から屋外に引いています。外壁を太い線が這うことになるので人には勧められません。エアコンの配管に沿わせて目立たなくしてました。
最近はオーディオ機器にもDSPやスイッチング電源が使われるようになりました。私は産業用スイッチング電源やインバータの設計をしていますので、ノイズの測定や対策を多少知っています。経験からこういった機器では入出力の配線と放熱器からノイズが出るのですが、耳で製品を作って行く場合音が悪くなるのでノイズ対策しないケースが多いようです。私は過去にイギリスのガレージメーカーのD/Aコンバータを使っていた時期が有りました。高サンプリングでアナログフィルターを追放した製品ですが、ノイズが多いのでTVの画面に縞が入り他の機器の音も劣化させていました。オーディオ機器ではノイズ規格は無いようですが、大きなメーカでは電波暗室でノイズ測定し対策しているようです。(内部写真を見る限りは)お金を掛けて音を悪くしていることになりますが、例えば音が悪くなると言ってヒューズを取る事は出来ません。しかし音が悪い製品は誰も買わないのも事実です。
発生するノイズの大小を問わず、他の機器に影響は与える筈ですから使用者側のノイズ対策もやってみる価値は有ります。ただ効果は使用環境で異なります。
> スパイクは私も当初考えましたが既製の脚が大きくこれより大きく、合うスパイクが無いのと強固そうなので不要かと思いました。
音を出している時キャビネットに触れるとと解りますがかなりの振動です。スパイクを使うと音が非常に明確になります。ところでD.Cude2には着脱出来るネットが付いています。当初使用周波数帯域が低いのとデザインの観点からネットを付けていましたが、スパイクを追加するとネットの有り無しの違いがかなり大きくなります。一般のSPでネットを付けて使用している人はあまりいないと思いますが、Cudeの場合ネットを付けているケースは多いかもしれません。スパイクのおかげでネットがあるとはっきりと音が劣化するのが解ります。まさに空気抵抗になっているようです。
> 位置の調整ですがこれが一番の要ですね。私はレーザーセッターはメインのフロントには使いましたが、d,cubeにはどうしたら活かせるか解りません。スペースの都合、フロントSPの中央よりかなり右寄りにしています。聴感上はだいたい合ってるようには鳴っています。ミリ単位で聴きながらやって行くしかありませんね。
私も元々狭い部屋に不釣り合いな大きなSPが有った所へD.cude2とバイアンプにするためのラックを追加したため置く場所の選択は出来ませんでした。従って置けた場所での調整しかしていませんが、低周波でほぼ無指向性なのと音源が1個なのでメインSPと合わせるだけで良いのでは無いでしょうか。これがこの製品のコンセプトの筈です。−>村田さん違いますか。
> 以上ですがT.Nさんの使いこなしはとても参考になりました。
お役に立てて投稿した甲斐が有りました。新たな使用者の投稿を待ってます。
はじめまして。お忙しいところ恐れ入ります。
密閉ローブーストタイプのサブウーファーを製作しようと思っておりますが、10〜12インチのユニットで何かお勧めのものはありますでしょうか。
おそらくカーオーディオ用のサブウーファーユニットの中に使えるものがあるのではと思いますが、コーンに派手なロゴがついているものや、フレームに華美な装飾の施されているものが多くそういったものは性能が良くても使う気になりません。インフィニティやMAXのものがデザイン的に地味(?)で好みなのですが。
ローブーストに耐えるスピーカーユニットを探すのは非常に困難です。ユニットのパラメータで使えそうなものを選んで購入しても、使えるものに遭遇する確立はかなり低いと思います。
<パラメータで探す方法>
http://www.salogic.com/home.files/p1kit/p1kit.htm
フォステクスのユニットを例に上げていますが、ユニットは入手していません。未確認です。
弊社"SW1600"で採用したユニットはパイオニアのカーオーディオ用ですが、モデルチェンジされ、最近の製品はローブーストの用途には向きません。弊社周辺のカー用品店で見る限り、現行品に使えるものは見当たりません。
D.Cube2に採用したユニットは"mercury speakers"のオーダーメイド品ですが、原型となった市販品を使われるのが無難と思います。
VX250DK、VX300DK、VH250DK、VH300DKなどがお勧めです。
http://www.mercuryspeakers.com/starframe.htm
ローブーストする場合、板材の種類にかかわらずキャビネットの板厚は24mmでは不足です。30mm以上にするとタイトな低音が得られます。
早速のご返事ありがとうございます。
大変参考になりました。
先日は貴重な情報をいただきありがとうございました。
個人的なケースでの質問で恐縮です。部屋のエアボリュームとサブウーファーの関係
についてお伺いしたいのですが、よろしくお願いいたします。
私の場合、自宅の作業場(ギター製作工房です)をリスニングスペースとしており、広
さが約50畳、天井高約3メートルで、普通の6畳間の約10倍のエアボリュームがあり
ます。
床は全面コンクリート、天井はそのまま2階倉庫の床になっており12ミリ合板2枚重
ねで比較的強度はあります。
壁面はいわゆるプレハブ(工事現場にあるようなもの)と同じで2.5mmの極薄合板でグ
ラスウールをサンドイッチしたパネル、外壁は金属サイディングです。作業場なので
内装はなしですが、壁掛け金具など打つ必要のある場所はところどころコンパネで補
強してあります。
内壁の合板ですが、たたいてみても尾をひくような鳴り方はしません。うすすぎるた
めグラスウールの程度のものでも充分ダンプされているのでしょうか。
吸音材の類のものはほとんどありませんが、木工機械や作業台など入っておりますの
でフラッターエコーはありません。
音はかなり外へ抜けますが、低音不足を感じるほどではありません。
幸い、周囲は駐車場、倉庫、空き地、近所には自動車修理屋、板金屋といった場所柄
で、日中なら結構な音量がだせます。
メインスピーカーまでの距離は5メートル、スピーカーの間隔は約3.2メートル、床
は作業スペースのためスピーカーは置けませんので床から約2メートルの高さになる
よう天吊り(といっても普通の家の床に設置するよりは頑丈にしています)です。
普段は仕事をしながら立った姿勢で聞きますので、音像の位置が高すぎるという感じ
はしません。
ここにサブウーファーを設置したいのですが、先述のとおり天井付近への設置になり
ますので、それなりの工夫が必要と思います。
具体的には、御社製品SPD−W1600のようにユニットを2台背中合わせにし、
反動をキャンセルするタイプがよさそうです。
重量も含め、なるべくコンパクトなものにしたいと思っておりますが、既製品では手
ごろなものが見当たりませんので、いきおい、自作となります。
そこで質問ですが、仮に10インチのユニット2台で密閉型エンクロージャーを構成
し、ローブーストをかけてドライブするとして、この広さのスペースで超低域(25
Hzくらいが目標)まで充分なレスポンスで再生することは可能でしょうか。
もちろん再生音量にもよると思いますが、ピアノが原寸大に感じられる程度の音量を
目指しています。
私が気になっているのは、振動板の面積に対して、部屋のエアボリュームが大きすぎ
ないかということなのですが、いかがでしょう。
ちなみに、実験のために持ち込んだヤマハの中型機(200Wくらいか?)はユニッ
トが頭打ちになり必要な音圧レベルはまったく得られません。レスポンスも30Hz
が何とかでるくらいのものです(カタログには20Hzから再生とうたっておりま
す)。
クロスオーバーには、テクニクスのデジタル・プログラマブル・プロセッサーなるも
のを使い、45Hz、−24dB/octでとりあえずはクロスするようです。余裕
ができれば御社のプロセッサーを使ってみたいものです。
御社の製品を購入するわけでもなく、まことに身勝手なる質問で恐縮ですが、超低域
再生は別物、フォステクスのユニットなどで何度か実験しておりますがことごとく失
敗しており、近くにノウハウのある知り合いもおりませんので悩んでいた折、御社の
HPを発見した次第です。
重ねて申し上げますが、私の都合による一方的な質問ですので、お答えをいただけな
くとも一向に構いません。
それでは、失礼致します。
-----------------------------------
ご了解を頂き、メールで頂いたものから転載です ムラタ
ご返事遅くなりました。回答が難しそうですね・・・。
少しづつ書き足していきます。
> 10インチのユニット2台で密閉型エンクロージャーを構成し、ローブーストをかけてドライブするとして、この広さのスペースで超低域(25Hzくらいが目標)まで充分なレスポンスで再生することは可能でしょうか。
■サブウーファから目的の25Hzの低音が再生されているとしても、部屋の状況によって、時には ”聞こえたり”、時には ”聞こえなかったり”と言える帯域です。
■では、どのような条件のとき ”耳に聞こえる官能の超低音”になるのか。どのような条件のとき ”ミッドバスの膨らんだ、だらしない低音感”になってしまうのか。概略ご理解頂いてから本題に入らせて頂くことにします。
■■サブウーファ・サイドの条件■■
目的の周波数までレスポンスがあること。
当たり前のことですが、D.Cube2やSW1600Aの設置では次の接続で比較テストを行うことにしています。
1.CDのD/A出力 --> D.Cube2(SW1600A)の入力。
2.CDのD/A出力 --> PriAMP --> D.Cube2(SW1600A)の入力。
・この比較試聴で低音感に変化が出なければOKです。
D.Cube2の設置調整に伺い、ヌケの良い超低音が出ない、部屋の作りの何処かに問題があるはずだ、と3回調整に伺い、プリアンプのF特が原因であったことがあります。取り説のスペックは 5Hz〜300kHz/±1dBでした。
■■部屋サイドの条件■■
続く。もう暫くお待ち下さい。
お久しぶりです。またお世話になります。
ようやくサブウーファーが完成しました。早速調整にいそしんでおります。
まだ詳細な感想を述べられる段階ではないのですが、おおむね期待通りの効果が得られそうです。
ただ気になることもあり、アドバイスいただけたら幸いです。
特定の曲の特定の部分で、ウーファーが異音(高調波歪?)を発してしまうのです。
たとえば、久石譲のSuper Orchestra Night 2001の10曲目の最後のほうで効果音的にピストルの発砲音のような音が入っているのですが、この部分でバコッという異音が発生します。同時に他の楽器がなっているわけでもなく、あとから重ねられた音という感じもしないのです。
同じCDの中で頻繁になっている大太鼓などは50W以上のパワー(アナログテスターで実測、AC10Vレンジで振り切れる)がはいってもウーファーはびくともしないのですが、問題のピストル音は実測で2、3W程度、ウーファーの振動板自体もそれほど大きく振れるわけではないのです。
ただかなりハイスピードなパルス音ですので振動板がボイスコイルのスピードに一瞬ついていけてないのかなという感じもします。
他にも2、3似たような現象を確認しています。
何か有効な解決策はないものでしょうか。
お忙しいところ恐縮ですがよろしくお願いいたします。
前の投稿の補足です。
久石譲のディスクで大太鼓が50W超の音量のとき、問題のピストル音はテスター実測でピーク10〜20W程度です。そこで、この部分でユニットの異音が気にならなくなるまでサブウーファーのレベルを落としていくと、大体2〜3Wくらいになります。もちろんこの音量では全くの音量不足で、メインとバランスしません。
生音を録音するとき、VUメータとピークメータをパラレルに接続しパルス的な音を観測すると、その指示値は大幅なズレを生じます。例えばドラムスで12dBくらいの指示誤差が出ます。
マイクロフォンの出力電圧に換算すると4倍、パワーアンプの出力パワーに換算すると16倍です。
大太鼓、ピストルともにパルス音を発する音源ですが、大太鼓の集音は一般にOffマイクが有効なため、余韻のレベルと頭のピークのレベルにそれほど大きな差は付かないと思います。
一方ピストルは集音の方法にもよりますが、Onマイクの場合、パルスばかりでVUメータを振らせるようなレベルの高い持続音は集音されません。ドラムスの指示値くらいの差があるでしょう。
またテスターのレスポンスはVUメータよりかなり遅いと思われますので、上記の誤差の可能性を十分に考慮する必要があります。
次にこのピークが何処でノイズに変わっているかですが、可能性は下記3種類の中にあると思います。
1.ウーファーユニットがパルス速度に反応できない。
■この可能性はまず無いと思います。なぜなら、DSPを通過するときに超低音以外の音を遮断しているからです。但しDSPの演算オーバー、A/Dコンバータの入力オーバーがあれば高域ノイズ混入の可能性ありです。3の項を参照してください。
2.パワーアンプのパワー不足。
■数百Wのアンプであれば、文面ほどの小音量しか出せないはずはないと思います。しいて可能性をさがすと、周波数特性が低域まで十分に伸びていないアンプで超低音だけを出そうとすると、パワーアンプの入力段で波形がクリップする可能性があります。アンプを交換すれば確認できます。
3.SPD-P1のレベル設定。
■アナログ入力回路でのレベルオーバー
バーブラウンのOPA627のようなオーディオ専用に開発された高価なOPアンプでは対策が施されているのですが、一般のOPアンプがオーバースウィングになると+の最大レベルを超えた入力はマイナス側に折り返されて出力されます。−側も同様の動作をします。従って入力レベルが限度を超えるとバコッという音が出る可能性があります。
8時くらいの入力ボリューム位置で、レベルメータに赤の表示が出るような場合、入力ボリュームの前段のアナログ回路で異音を発する可能性があります。対策はプリアンプの出力電圧を下げる(メインSPをドライブするパワーアンプのGainを上げる)か、SPD-P1の初段のGainを下げる(内部のソケットを差し替えると-6dBの設定ができます)。
■A/Dコンバータの入力レベルオーバー
入力ボリュームが9時以上であれば、8時方向に下げ、SPD-P1の出力ボリュームを上げてください。
■DSPの演算オーバーフロー
上記と同じ対応です。
お験し下さい。
お世話様です。ご返事ありがとうございます。
早速いろいろとやってみました。
まずパワーアンプの変更ですが、手持ちの中で一番パワーのあるアンプ(マランツPA-02、定格300W/ch.4Ω)に変えてみましたが、改善ならず。
つぎに、
�@ SPD-P1の入力ゲインノーマル、インジケーターは時たま赤が点灯する程度、アウトプットを12時位置に設定(つまり今までの設定)。VUメーターがないのでとりあえずテスターにてピストル音のピークで4Vをさす音量(単純計算で4Ωのユニットなので4W、実際は数十Wかも)にパワーアンプのアッテネーターを設定。
�A SPD-P1の入力ゲインを−6dBにし(バランスインの正相入力)インジケーターが時たま黄色が点灯する程度まで下げ、アウトプットを12時位置に設定し、パワーアンプのアッテネーターで音量を調節。同じくテスターが4Vをさすようセット。
�@、�Aを比較するもほとんど同じでやはり異音はします。
ただしこの音量ではバコッよりおとなしめでボッッという感じです。
ちなみにうちのプリアンプは超低音のレスポンスが悪い(真空管式でしかも出力トランスあり)ので、SPD-P1はCDプレーヤー直結(固定出力)です。
もしやボックスの設計ミスか?
もうちょっといろいろためしてみます。
それでは。
レベルメータの表示やテスターの表示を無視して次の設定を試してください。
1.SPD-P1の入力VRをGainゼロにする。(反時計方向に回しきる)
2.SPD-P1の出力VRをGain最大にする。(時計方向に回しきる。S/Nの悪化は無視する)
3.音楽信号を入れ入力VRを徐々に上げてメインSPとサブウーファのバランスを整える。
これで歪みはなくなったと思います。
次はS/Nの改善です。
4.出力VRを少し下げ、入力VRを少し上げ、歪みが気になるソースを試聴する。
5.4を繰り返し歪み始める入力VRの位置に印を付ける。
6.入力VRを印より6dB位下げ(聴感で1/2)、出力VRを上げてメインSPとサブウーファのバランスを合わせる。
以上です。
<注釈1>
テスターの周波数特性はきっと1kHz程度でしょう、ピストルの衝撃音には反応しません。テスターに表示されているのはピストルの余韻(殆ど無い)のレベルで、衝撃の大きさではありません。
<注釈2>
ピストルの発射音のパルス幅は非常に狭く、SPD-P1のレベルオーバーも一瞬の時間です。LEDに表示されても目で認識できない可能性があります。
何度もすみません。ありがとうございます。
オシロスコープとオシレーターを持っておりますので、件のディスクをかけてSPD-P1の出力を観測しました。その結果、
1.大太鼓の連打のレベルに対し、ピストル音のピークレベルが12〜15dBも高い。どちらの音も中心周波数は30Hz前後である。ただし、ピストル音は10Hz以下の超低周波が数dBではあるが、同時に発生している。
14dBとしても電力比25倍なので実際パワーアンプやウーファーがクリップしている可能性が高い。
2.ピストル音に限って言えば、SPD-P1の入力インジケーターの黄色がつきはじめる辺りから正弦波の頭がつぶれ始める。
さらに入力レベルを上げ、赤がつくかつかないか(普通はこのくらいにあわせるのでしょうが)までいくと、正弦波を真ん中から斜めにすっぱり切り落としたような波形になる。
この傾向は出力レベルの大小には影響されない。
初めの段階でサブウーファーの音量をかなり絞っても異音が発生してしまった原因はこれだと思われます。
現在のところ、この現象が発生するのは確認済みのが2曲だけですので、ほとんどの場合は通常のセッティングで支障はありません。
それでは。
お忙しいところお手数とらせてしまい申し訳ございませんでした。
最初からオシロで調べればよかったのですが、なぜか思いつきませんでした。
おかげさまでほぼ問題解決です。ありがとうございました。
今後の製品開発の参考にお尋ねします。
CDの再生でD/Aコンバータから出力されるアナログの最大出力電圧(±2.5V程度が標準)は、VUメータとピークメータの指示がほぼ同じ値になるパイプオルガンの超低音の最大値と、今回のサンプルであるピストルの音の最大値で同じ値です。
しかし音の持続時間が短く積分エネルギーの小さいピストルの音は、ピークレベルが同じでも聴感ではかなり小さく感じる音源です。従ってSPD-P1やD.Cube2などの導入時の初期設定に使うとレベル設定を誤る音源です。
バランス調整用としてお勧めしているCD
http://www.salogic.com/home.files/p1kit/p1kit-instructions.htm
やオルガンなどの持続音を使っていただき、可能性のある音楽鑑賞最大レベルの6dBUP(聴感で2倍)位でSPD-P1を設定し、レベル設定をいじらずに(SPD-P1のレベルメータの振りが小さくても無視)使って頂ければ、今回のようなトラブルに見まわれることは無いであろうと想定しております。
そのような機会がございましたら、その結果をぜひ投稿してください。入力VRのつまみの位置、出力VRのつまみの位置もお知らせ下さい。
SPD-P1、D.Cube2ともに入力のゲインが足りないと言うご意見はありませんので、入力のゲインを6〜12dB位下げても良いのではないか?と確認をしているところです。
SPの感度がマチマチですから仕方ないとも言えるのですが、プリアンプの出力電圧に統一規格がないので経験に頼らざるを得ない部分です。アナログプリアンプの不定な出力電圧をA/Dコンバータの入力にすることに本来無理がある訳で、慎重なレベル設定をお願いするしかありません。
しかし耳の分解能が極端に低い超低音の領域専用であること、A/Dコンバータが24bitであることの2点により、導入時の障壁が超えられればその後は快適にお使い頂けるようです。山本耕司さんのHPに試行錯誤の跡がありますのでご参照下さい。下記も参考にして頂けます。
http://www10.plala.or.jp/audio_interior/dcube.htm
お世話様です。
今回のトラブルはおっしゃるとおり、SPD-P1の入力レベルをLEDインジケーターのみに頼って設定したことに起因します。
私のシステムの場合SPD-P1はCDプレーヤー直結ですので、再生音量やソフトの録音状態にあわせてその都度SPD-P1の出力レベルを調整する必要があります。
加えてSPD-P1からサブウーファー用パワーアンプ(サブウーファーに近接設置)までの配線が15mにもなりますので、できるだけ出力レベルを上げて送り出したいということもあり(そのため入力レベルもなるべく下げたくなかった)、出力ボリュームで3時位置を中心に調整できるよう、パワーアンプのレベルを調節してあります。
実は久石譲のディスクよりもさらにピークの大きな低音の入っているソフトがあります。
MARTIN TAYLOR(イギリスの超絶テクのギタリスト)のNITELIFE (SRCS2528) 7曲目です。
20Hz前後のバスドラのピークですが、おそらくCDの16ビットをフルに使い切っているのではないかと思えるほどのダイナミクスです。
(バリエーション豊かで比較的分かりやすい超低音がふんだんに入っているディスクで私が調整用にもっとも頻繁に使用するものです。)
今回オシロをつないだついでにこのピークをSPD-P1に入力、出力の波形をチェックしながら歪まないギリギリの位置を探りました。おそらくこれを越えるピークの入ったCDはまず無いと思われますので。
SPD-P1の入力ボリュームをゼロからちょっとあげるともう設定目標レベルになってしまい、あまりにクリティカルなので、100kΩBカーブの入力調整ボリュームをとりあえず25kΩAカーブのボリュームの3番端子に75kΩの抵抗を接続したものに交換、ローレベルの調整をしやすくしました。
その結果、固定抵抗も含めたボリュームの実測全抵抗値97.1kΩに対し1番端子2番端子間の抵抗値は約1KΩでした。
これはBカーブボリュームの開度にしてわずか3度です。
基板上のソケットを差し替えXLR-INからの入力にすると1〜2端子間の抵抗値約4KΩの位置まで上げられます。
つまり、私のようにSPD-P1をCDプレーヤー直結(可変出力なし)で使用し、なおかつほとんどすべてのCDで歪みを生じないような入力レベルに設定しようとする場合、SPD-P1の入力ゲインはもっと低くてもいいかなと思います。
ただし、ほとんどのCDは通常の設定で問題なく再生できています。
あまりゲインをしぼるとやはりS/Nや音質劣化が心配(ラインケーブルが長いので特に)ですので私も普通は通常の設定(ピークで赤がわずかに点灯)で使用、支障があるときのみ入力ゲインをしぼるようにしています。
あと、メールでも教えていただいたとおり、パワーアンプは少なくとも600W/ch以上のものが必要なようです。
アンプの制動力が充分で出力に余裕がないと、ウーファーユニット、アンプともに高調波歪が発生しやすいようです。
それでは。
StainVeil、LV、FW、FWstain、Gallery
の位置付けが良くわかりません。どの様に性能や外観に差があるのでしょうか?
チューニングパネルの改良を重ねる過程で、その種類が増えてしまい煩雑になりましたので、ラインナップを整理いたしました。
HPの記載修正が完了しておりませんが、今月(03.04.01)より次のラインナップ(3種類)になります。
■■LVパネル■■
弊社サブウーファの補助パネルとして開発したもので、サブウーファご購入のお客様にご希望により無償で差し上げていたものの改良型です。弊社サブウーファのユーザー様専用の採算度外視の製品です。直販を除き商品として成立しない価格の製品ですが、強いご希望があって一般販売も実施しています。一般販売は何れ"StainVeil"に一本化させていただく予定です。
■■StainVeilパネル■■
LVの改良型がFWでその改良型がFWstainです(内容は別項参照)。FWとFWstainをカラーバリエーションのあるFWstainに統一し、左右壁面の一次反射を制御するパネル(5月新発売)を加えて、StainVeilパネルと改名いたしました。
また一般オーディオ店での販売をメインにするために標準価格を設定いたしました。FWまたはFWstainパネルの導入をご検討頂いていたお客様のために、ネット売価は暫くのあいだFWstainに据え置きです。
■■Galleryパネル■■
ルームチューニングの結果までギャランティーする商品です。標準品は"StainVeil"と同じ構造で、ステンレスリブの質量を更に増やしました。必要に応じて異型のパネルも加えてチューニングを実施いたします。チューニングで音場の改善が見られない場合は、費用は全額お返しいたします。
以下N0.262からの転載です。原文も合わせてご参照下さい。
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■高音域の特性は総てのパネルで同一です。
■中音域は木の共振による音色付加の部分に差があります。FWでは、LV比で約2倍の数の長さの異なる横リブを設け、縦リブを固定しています。LVと同じ音色のものと、ピッチが1オクターブ高いものとが混ざっています。従って設置枚数が多い場合、FWが明らかに有利になります。
■低音域の特性はステンレスリブ有りとステンレスリブ無しで分類します、LVとFWはステンレス無しですから、ほぼ同じ特性です。
FWstainには厚さ3mm、Galleryには厚さ5mmのステンレスリブを左右に設けてあり、低域板振動の節を明確にし、低音エネルギーの熱変換効果を高めたものです。
なおGalleryパネルは、設置調整・ルームチューニング費用を含む製品で、1日で日帰り可能なエリアであれば、日本全国、設置調整に伺います。事前にオーディオルームの状況をお尋ねし、必要枚数の決定と、横リブの配置を調整いたします。交通費は実費清算です。
昨日は長時間にわたり、本当にありがとうございました。調子に乗って延々と試聴させていただき、ご迷惑でなかったかと後から心配になってしまいました。
しかし、おかげさまでじっくりと音を聞き、お話を伺う事ができ、大変貴重な経験をさせていただきました。何より、サブウーファー単体では全く音が聞こえないにもかかわらず、音のたたずまいがまるで変わってしまう様は、実に不思議な体験でした。
自宅に帰り、自分のシステムでそちらで聴かせていただいたブラームスのヴァイオリンソナタを聴いて、あまりのスケール感の違いに愕然としました。
D.Cubeなしでも、私のスピーカーと聴かせていただいたスピーカーとでは相当スケール感は違うのですが、D.Cubeを鳴らしたときの、ピアノのボディの震え、ホールに広がっていく空気の波、といったものの「体感」は、D.Cubeのような、本当の意味でのサブウーファーなしではできないものだと納得させられました。
オーディオに興味を持ってからの年月だけは長い(中学生の頃から)ので、15ヘルツまでフラット、しかもメインスピーカーの音とかぶることのない100db/octのクロス(と言うより、上ではクロスしていない)、位相の同期(考えてみれば、下手をすれば、逆位相で音を打ち消し合うことさえあり得るのに、なぜこれまでサブウーファーの位相の同期をとらないで平気でいたのか?)のできるサブウーファーがあの価格、というのはとんでもないコストパフォーマンス(というより、金を積んでもこれまではできなかったことでさえあると思いますが)だと思いました。
ただし、音のしないスピーカー?を購入するというのは、妻を説得するのがなかなか困難な仕事なので、もし、よろしければ、機会のあるときで結構ですので、私の自宅でダイヤトーンのスピーカーと一緒に聞かせていただくことができれば、心強いのですが。
D.Cube、LVパネルなどを自宅で聴いてみたい、と思っている方が私以外にもいらっしゃると思います。皆さんの参考になるかもしれないと思い掲示板に投稿させていただきました。
本当にありがとうございました。
遠方からお越し頂き有り難うございました、立川のデモルームはベストポジションにセパレートタイプのサブウーファのSPD-W4(SPD-W1600からパワーアンプを除いたもの)
http://www.salogic.com/home.files/shop/shop.htm
が常設になっており、D.Cube2がベストポジションから外れてしまうので、ご不満もあったかと思います。
今月16日にお茶の水でD.Cube2の試聴会がございます、よろしければご足労下さい。こちらはベストポジションのセッティングです。
今回はD.Cube2のステレオ配置と3D配置の音場の変化、時間があればパネルもお聴き頂こうと思っています。
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お問い合わせのご自宅での試聴の件ですが、大まか下記のように考えています。
■D.Cube2(SW2000、SW1600)はLP盤の反り(周波数にすると約0.5Hz)まで再生してしまう(コーンが大きく動いてしまう)超低音用のサブウーファです。
例えば殆ど耳に聞こえない15Hzの超低音がD.Cubeから再生されたとき、そのエネルギーに耐えられない部屋では、通常150Hz付近の周波数帯で壁が共鳴し、聞こえない15Hzに、聞こえる150Hzの壁面からの輻射音が重乗します。
D.Cubeのボリュームを上げる毎に、ミッドバスの輻射音も上がり、D.Cubeはミッドバスを出すサブウーファのように振舞ってしまいます。
人の聴覚は、音の大きさと、その音の持続時間を掛け算した積分値で音のエネルギーを感じるため、すぐに止まってしまうベースやキックドラムの実音より、制動が効かず、だらだら続く壁面からのミッドバスに聴覚を奪われてしまうのです。
ポップスの録音で見られる傾向ですが、楽曲の楽器アレンジが悪く、フレーズの似た沢山の楽器が重なるとき、グラフィック・イコライザーで150Hz付近をまとめて抜いてしまう(下げる)エンジニアもいます。
音楽の表情や躍動感を一番スポイルしてしまうのが150Hz付近の盛り上がりであると同時に、150Hzが足りないと、個々の楽器がギスギスし、安物の楽器に聞こえる(Jポップにありがちな音)音楽再生で最も取り扱いの難しい帯域です。
正面の壁面がSPに最も近いため、この部分の強度が低いと150Hz付近のミッドバスが盛り上がる上記の傾向が強く出ます。サブウーファの音だけに影響すると考えるのは間違いで、メインSPの音も十分悪くしています。下記のページも参照してください。
http://www.salogic.com/home.files/room-tuning/room-tun.htm
■前置きが長くなって申し訳ありません。
上記の理由で、お使い頂く環境を電話などで確認させていただき、LV・FWパネルの要・不要を含め、貸し出しのご相談をさせていただくことにしています。 ・・・・と言うのが建前ですが、実際はD.Cube2の生産が間に合っておらず、デモ機の数をそろえる余裕が無いため1〜2週間単位のような対応ができず、通常は私が車で持参して1日でお聴き頂いています。
東京近郊に限らせていただいていることと、それなりに経費がかかりますので、お気に召して頂ける音が出た場合には、近い将来で結構ですが、導入をご検討頂けることが条件となっています。
交通費などのご負担が頂けるのであれば、車で1日で日帰りできる範囲であれば、時間の許す範囲で多少の遠方でも上記と同様のご相談をさせていただきます。
また更に遠方のお客様のために、各地のAV販売店と販売契約を結ぶ用意をしています、近い将来販売店で試聴が可能になると思います。ある程度の販売店が決まった段階で弊社のネット販売は終了の予定です。
ご了解を頂き、メールで頂いたものから転載です。 ムラタ。
人間の最低域可聴周波数はある程度の音圧(フレマン曲線のローエンドを私の推測想像で0ヘルツまで伸ばしてみました)があれば0ヘルツ付近からだと思います。新幹線がトンネルに入ったとき乗客の耳が圧迫されますがあれが0ヘルツ付近の音だと思います。スピーカーユニットに乾電池(DC)をつないだ状態に例えられます。もちろん現実のスピーカーではあの圧力は無理です。東京ドームの天井(剛性は無視)に80センチウ―ファ―を数百個マウントして直流を流せばおそらくドーム内の観客は新幹線トンネル体験ができるでしょう。
荒唐無稽な誇大妄想を例えに揚げて憶測を述べたのは〔耳に聞こえない超低音〕〔体で感じる超低音〕という言葉がある意味で誤りだという事を申したかったからです。以下。(1)外界の生の超低音が〔耳に聞こえない位音圧レベルが小さかった(フレマン曲線参照)〕、〔音圧が大きくて耳を塞いでも(鼓膜振動ゼロと仮定します)体で感じてしまった〕・(2)スピーカーの低域F特が左下がりなので20ヘルツの正弦派が全く再生できず耳に届かないのを、コーンが盛大に振れてるのを確認した上で低周波だから聞こえないのだと錯覚している。
最低域F特フラットのスピーカー(コンクリートホ―ン、80センチウーファー天井マウント、SPDーSW1600等)で16ヘルツ正弦波を小音量で鳴らした時、体でも感じてしまうのは直接波空気振動ではなくて家鳴驚動が体に伝わってます。部屋が振動しない程度の音量まで下げても体で感じる音に聞こえますが錯覚です。16ヘルツ付近の音は耳だけで感じていてもあたかも体で感じるかの様に聞こえます。たぶん天井から体を紐で中吊りにして耳を塞げば解ると思います。(勿論大音量では空気振動を直接体でも感じとれます)
最低域F特フラットのスピーカーである程度の音量で32フィート大オルガンのCDを鳴らしても超低域正弦波の様なペダル音(超大オルガンはマニュアル(手鍵盤)でも32.7ヘルツ以下16.351ヘルツにいたる最低域平均律13音を鳴らせられます)が出て来ないのは超低音だから聞こえないのではなく・・(一)演奏者が32フィートストップ(音栓)を引いていない(二)マイクの最低域F特が落ちている(三)ミキシングでローカットしている(四)マイク頭上で左右チャンネルの超低音が逆相になった、等の録音のせいです。
(五)例えオルガンCDが16ヘルツまでフラットに記録されていても超低音がどのような音なのか体験認識不足の場合は音が出ていても解らないのかも知れません。めまぐるしい幾千ものパイプが織りなす中高域の大音響の洪水や16フィートストップの重低音の迫力にマスキングされてしまうのでしょか。正弦波だけを聴くのとは違います。暖かく柔らかいそよ風のようなしかし力強く魂ごと体を揺さぶるあの32フィートストップの超低音は上記の音響洪水に土台としてミックスされ確実に再演されているはずです。
・・つまり超低音とはある程度の音圧があれば耳だけでも聞こえる音なのです。周波数が高い中高音でも極端に音圧が上がれば体でも感じる事が出来ますが超低音は耳だけで感じる小音圧(とは言ってももフレマン曲線で見るとかなりの音圧ですが)と体に響く大音圧との差が極端に狭い音(ダイナミックナロー)だと言えるでしょう。・・オーディオ界で流布されている〔耳で聞こえない超低音〕とやらのおかげでサブハーモニックスとしての役割のみが強調されています。しかし何世紀も前からオルガンの超低音はファンダメンタル、楽音の一部として機能し音符にも記されています。
勿論世の99%位の音楽ソースは違います。残念ながらソースに超低音が記録されてる事すら稀です。その場合においてもサブハーモニックスもしくは聴き手に何らかの心地良い効果をもたらすホールの揺らぎ等の暗騒音として極低い音圧レベルで記録されているだけです。16ヘルツまでファンダメンタルとして中高音と同レベルの音量で出せるアコ−スティック楽器はオルガンという特殊な楽器だけです。つまりこの帯域の基音がなくてもほとんどのジャンルは音楽として不足なく成り立つ訳です。オルガン録音ですら倍音でごまかしてきました。20ヘルツまでフラットなスピーカーが造られなかった要因でもあります。
あらゆるオーディオコンポ−ネントの中でスピーカーだけが低域F特左下がりです。例え電気的補正で20ヘルツまでフラットにしても今度はパワーが入らず高能率は望めません。完璧に再生するのは物理的に大変困難です。困難を解消した暁には天井に見上げるような超巨大コンクリートホーンが2本そびえ立つという具合になりかねません。先述の通り殆んどの音楽ソースには楽音としてのローエンドは刻まれてませんから多くユーザーやメーカーはこのような常軌を逸した困難が伴う超低音再生を放棄しました。記録音圧レベルが低いゆえにサブハーモニックスやホールの揺らぎの再生はなおさら大変です。
更に生の暗騒音やサブハーモニックスにはオルガンの16ヘルツのローエンドよりも低い超低音が発生している場合があります。だいたい3ヘルツから15ヘルツ付近の音です。AD再生ではレコード盤とプレーヤーの構造上、ソースに含まれていなくてもウ−ファ−のコーン紙をユラユラと揺すりますが CDにはしっかりと刻まれているものがたまにあります。何枚かのソースでウーファ−のスローな揺れを確認しました。実は生のファンダメンタルで!そのような超低音を発生させる超巨大オルガンも海外には希少に存在します。64フィート管(8ヘルツ)、128フィート管!(4ヘルツ)を備えています。
勿論このような超巨大オルガンは存在自体が稀な為、録音は殆んどありません。私自身200枚以上の大オルガンのCDを買い込み(1991年当時)、ブックレットで使用オルガンのストップ表を確認しましたが64フィートストップを持つものはたったのは3枚、128フィートストップはゼロでした。64フィートオルガンCDを3枚ぶっ続けで大音量再生しながらウーファ−のコーン紙を食いいるように片時も目をはなさず見ていましたが16ヘルツ以下の大きな振れはありませんでした。16ヘルツ以下ファンダメンタル記録を見る事はできませんでした。以来私は16ヘルツ以下は例外なくサブハーモニックス、暗騒音とみなす事にしました。
・・話が脱線しすぎました。(もっとも話の核があるかどうかが疑わしいですが・・)。・・つまりファンダメンタルとしての16ヘルツまでの超低音が含まれた音楽ソースを殆んど体験することなしに〔聞こえない超低音(と認識しておられる)〕のサブハーモニックス的役割ばかり説く方々が多いのはいかがなものかという事です。おそらくその様な方々はサブウーファ−の役割を超高域ハーモネータ−の役割と同列にみなしています。何やら得体の知れない主観的な音質的効果ばかりを吟っております。(もっとも耳や機器のレベルが高い彼等に対して私は畏敬の念を払ってはおりますが)
世の殆んどのスピーカーシステムは音質以前に超低域の絶対的な量が不足しています。今まで匆体をつけて偉そうな事ばかり述べてきましたが私の貧相なシステムとて例外ではありません。(NEC A10X、CD10、DIATONE DS1000C、YAMAHA YST−SW1000)。貴社のSPD−1600を購入すべく奮闘中。世の評論家やハイエンドオーディオユーザーの方々はなかなかこのサブウーファ−の効果を具体的に示して下さりません。至高なレベルでの微細な音質向上を官能的なレトリックで芸術的な境地にまで昇華させます。そして客観的なF特データすら示さずに終了します。
具体的に何ヘルツまでフラットに出せるようになったのかをまず第一にアピールすべきです。勿論音楽再生に何ら必要のない測定マイク、オシレータ−、スペアナ等の機材をお持ちの方は少ないでしょうからサインウェーブ信号のテストCD再生による聴感F特で結構です。周波数を高低させると残響特性やスタンディングウェーブ等ルームアコースティックの影響で例えフラットなスピーカーですら音圧は大きく変化します。スピーカー自体のF特客観データにはなり得ないかも知れません。しかし余計な音楽性がからむ余地は一切なく情念に満ちた試聴観に毒されない故、信憑性があります。
・・貴社の立派な資料が各種届いていました(18時帰宅)。ありがとうございました。正弦波入力によるF特図がなかった事が残念ですがやはりアンプの特性上危険なのが理由ですか。しかし10ヘルツまでフラットであると信じます(凄い)。音質的には私のシステムと部屋(6畳)に追加すると完全なオーバークオリティになってしまいます。しかしいかに粗悪な部屋やシステムへの、言わば無謀な追加であろうと私の超低域リファレンスCDが大オルガンである以上明らかに貴社の製品が必要となります。聴感上16ヘルツのローエンドまで十分な音圧かつフラットに出す製品が他にないからです。
話は変わります。自慢めいて恐縮ですが私は絶対音感を有しております。瞬時に判別できるのは主に基音周波数の強い持続単音(最低1秒間程)に限りますがピアノはむろん生活騒音に至る全ての音をハ長調の階名と大まかな周波数で捉える事ができます。たとえ低周波の純音サイン波(25ヘルツ以下はピッチ判別が大変難しいので音の震える感じや悩の試聴体験メモリーで見当をつけます)であっても同様にです。オシレーターの周波数連続可変ダイヤルの数字を見なくても任意の周波数を選べます。ですから測定機がなくてもスピーカーの低域限界周波数が大体聞き取れます。
これまで私がやたらファンダメンタルにこだわってきたのは以上のような聴覚で音を捉えている場合が多いからです。ですからサブウーファ−を追加した際の物理的なローエンドのフラット領域データは私にとって必要条件なのです。地方在住の私が貴社のサブウーファ−を実際に試聴させていただく機会は皆無に近くそれ故、評論家やユーザーの方々には以上私が何度も述べたようなデータ−、すなわち必要条件をまず始めに示していただきたかったのです。彼等は私が求めうる世界を遥かに超越した高次元のエフェクト的効果、十分条件のみを事細かく観念的に記しています。
きっと彼等はリスニングポイントでの可聴帯域のフラット再生などは(超低域を除いて)とうに実現しており極限の音質追求に挑んでいるのでしょう。(羨ましい限りですし、そこまで至った情熱に敬意を表します)。ですからサブウーファ−を加えた際にメインスピーカーで再生不可能な周波数が歴然としていても、「今出たオルガンペダル音は20.601ヘルツのホ音ですね。オクターブ系高次倍音が含まれてますからピッチ判別できました」、「16ヘルツ付近は3デシベル程音圧が低下していますね」・・等といった音楽性不在の低い次元での発言は控えておられるのに違いありません。
・・気宇壮大なゼロヘルツの妄想で始まった私の雑文は、いつのまにか竜頭蛇尾、ひがみっぽくて非難めいた単なる卑小な愚痴へと尻すぼんできました。これ以上は読むに耐えないでしょうし、F特図を送って下さるそうですので(重ね重ねお手数かけます事恐縮に存じます。)他者への皮肉めいた攻撃は止めにします。・・先程音楽性不在という言葉を申しました。私の駄文を読まれて既にお気付きだろうと思いますが、度々記してきた試聴観には音楽性のかけらもなく否定してます。しかし実の所私は音の良し悪しに全く関係なく音楽を愛しております。
私はオーディオ再生においてそう何時も何時もオシレータ−の無機的で不気味な怪音やオルガンペダル音を鳴らして部屋を揺すったり、自衛隊の爆音を轟かしたり、クラシックの超優秀録音をかけて音場の広大性、ピンポイント定位、楽器の音色のリアルさを追求したり、ワンポイントとマルチマイク録音の違いにこだわったり、今出ている音が何ヘルツなのかを判別する・・・等といったオーディオライク的な音楽との付き合いをして装置のあら探しばかりしている訳では決してありません。むしろ何の不満もなく39800円で買った CDラジカセで音楽を聞いている事の方が多い位です。
CDラジカセ(VictorRC−X1 93年購入。ラジカセとは思えぬ程低音が凄いです。重低音スイッチオンにすると60ヘルツまでフラット、さすがに50ヘルツ正弦波ではやや音圧が落ちますがある程度の音量が出せますし、ボリュームを上げると何と30ヘルツが高調波歪の倍音に混ざって微かに音になって本体から20センチ以内の空気を震わせます。とはいえ低音が出るから購入した訳ではなく普段はオーディオ的な試聴は行いません)ではコンポと同様に特にクラシックを良く聞きます。バッハ、ベートーベン、マーラ−、ワーグナ−、ショパン。私が彼等の音楽に浸りきる時、オーディオ的な事は一切問題になりません。
バッハのオルゲルビュッヒライン全45曲に漂う無常な静寂感は劣悪な再生音を超越して魂に響き、無宗教の私にですら敬虔な気分に浸らしえます。ベートーベンの第9。子供の時分から幾千と聞いてまいりました。60分強に及ぶ大曲をもはや私は音楽再生装置がなくても頭の中でいささかな澱みもなく始めから終りまで再現できます。マーラ−の交響曲第6番3楽章の崇高なアンダンテ・モデラート。オーディオ的な着目点が一切ない緩徐楽章が宇宙的拡がりで展開し輪廻すらイメージさせる、まさに時空を越えたようなスケールで極静かに私を圧倒します。
ワーグナーのニ−ベルングの指輪。生の観客ですら4日間に分けて視聴する15時間にも及ぶオペラ超大曲を、4部ぶっ続けで聴き終えた事十数回。荒唐無稽なストーリー、冗長な展開、やたら仰々しいオーケストレーションに一人文句を呟きながらも結局最後まで引きずられてしうのは次々と繰り返し忘れた頃に顔をだす多種多用のライトモチーフの使用に絶妙さを感じるからです。「あっ懐かしい、あの動機が出た」という具合いに。そしてあの感動的なジークフリートの葬送行進曲。一気にブリュンヒルデの自己犠牲へ。・・曲が閉じた後も高揚感が残りつつ、栄耀栄華の儚さを実感させてくれます。
ある日テレビから流れでた壮絶なピアノ曲の旋律が耳に入り稲妻に撃たれたように痺れました。その曲がショパンの革命エチュードでした。以来ショパンの虜に。悲憤慷慨を鍵盤に叩きつけた情熱的な「革命」等のエチュードを中心に様々な曲を幾度も聴いたものです。遂には聴くだけでは飽き足らなくなり22才の時独学で趣味としてのピアノを始めた位でした。趣味とはいえ毎日10時間は練習しました。その結果ズブの素人の私がたった1年で「革命」を曲の半分ほどまで弾けるように。気違いじみた猛練習に打ちこませたあの凄まじい情熱はショパンが与えてくれました。
・・ズレた話が長びき過ぎました。オーディオ界の俗言「低音は本物の基音を聴かなくても倍音が出ていれば基音を聴いたように錯覚する。だから必要以上に超低音にこだわるのは誤りでありむしろその上の帯域の質こそが重要である」等の流れでサブウーファーを論じている方々への反論として私は「きちんと基音で低音のメロディやハーモニーを正確に聞き取りましょう」を強調しました。あえて音楽性を省いて事務的になりすぎた為に「あなたは音しか聴いていないのか」等の誤解を受けるのは本意ではなく、故に個人的音楽観の一部を長々と列挙した次第です。
自分が大好きな音楽の演奏が超優秀録音なら(特に超低音が含まれていれば)良いのですが残念ながらほとんどが名演奏名録音に非ずです。ですから音は音、音楽は音楽と比較的別物として割りきりオーディオと付き合ってます。私は音楽観賞も音観賞(?)も両方好きです。別に二つが融合しなくてもいいとすら思う事があります。・・実はこの10年程オーディオ(音)から遠ざかりアンプのスイッチを入れるのは年に2、3回位という有り様でした。長いオーディオ冬眠から目を醒ましてくれたのは古本で見た貴社の広告の1文《世界中で1台、10Hzの超低音》でした。
・・私がかつて超低音再生に狂い渇望した訳と、その後なぜ長期オーディオ冬眠に至ったのかを述べたいと思います。・・中学生の頃隣家のステレオから響いてくるズンズンという低音は自分の大型ラジカセでは到底出せぬ代物でいつも羨んでました。低音に飢えていた私は数年後ミニコンポを購入。ミニとは言えスピーカーは27センチウーファ−搭載の大型、更にアンプの重低音スイッチオンで50ヘルツ付近が20デシベルもブーストされるので凄まじい低音感が味わえました。゜当時ロックを聴いていた私には高額の単品コンポより凄い低音に聴こえました。・・まだ本物の超低音を知らなかった頃でした。
丁度その頃創刊されたCD付きオーディオ季刊誌の低音特集に興味をもち購入して付属のCDを聴くと収録されていた40ヘルツ以下の正弦波が全く音にならない事に大変驚きました。しかし音量を絞ってバスレフのポートに耳を突っ込むと多少の風切り音に混じり今まで聴いた事の無い低くて重たい連続音が発生していました。特に20ヘルツの正弦波はフルルルル・・とまるで風のようでありながらとてつもなく重く体で感じるような圧迫感がありました。これがステレオでの超低音初体験でした。以来この音をポートの中だけでなく部屋中に充満させる事が夢となりました。
初代モデル ”SPD-P4(DSPプロセッサ)、SPD-W4(パッシブサブウーファ)”による周波数特性の測定。
http://www.salogic.com/spkmeasure.htm
初代モデル(SPD-P4、SPD-W4)によるお客様レポート(周波数特性)
http://www.salogic.com/report/takahisa.files/takahisa.htm
初代モデルのプロセッサー(SPD-P4)の周波数特性と、その後のアップグレードによる周波数特性(低いクロスレンジの周波数特性を改善)。12dB/octの右下りの直線が補正の理論値。
http://www.salogic.com/home.files/p1kit/p1kit-freq.htm
グループ・ディレーに関する測定データ
http://www.salogic.com/home.files/exclusive/exclusive-data.htm
・・・(F特図等の素晴らしい資料ありがとうございました。私の疑問全てが解決しました。完璧なサブウーファ−です。何故オーディオ雑誌では試聴担当記者がこのようなデータ−を記さず、25ヘルツ以下のレスポンスが殆んどない他社の製品と明確に区別しないのかが不思議です。ネットの世界は濃い方々が多いですね)・・・ミニコンポから脱却してオーディオコンポを組んでから1年程たった1990年のある日、遂に真打ちが登場しました。16ヘルツ再生を吟ったヤマハYST−SW1000の発売です。即購入してオシレーター(KENWOOD-AG203)を繋いで16ヘルツを鳴らした時、思わず耳を疑いました。
・・・殆んど無音でした。しかし、いわゆるラウドネス効果による低周波の聴感度低下ではありません。音量が低すぎるのかとボリュームを上げるとユニットがバタツキ始め底着き音や風切り音等の異音が1秒間に16回発生するだけでした。正弦波が方形波に変形してしまいます。カタログ上ではマイナス10デシベルポイントが16ヘルツですが実際の聴感では音圧低下が3分の1とはとても思えません。空振り95パーセント、残り5パーセントが微かに空気を捉えて音になっているような感じでした。・・物凄い圧迫感と家鳴振動によるそこら中のガタつきを想像していましたが裏切られました。
つまり16ヘルツの聴感音圧レベルは フラット再生限界周波数(27ヘルツ)の20分の1程に減少します。異音が発生しない程度すれすれの音量にアンプのボリュームを下げオシレーターダイヤルを回し周波数を上げました。17ヘルツ、・・変化なし。18ヘルツ、空振りが減り音圧レベルは10分の1程に。ガラス戸が静かにガタガタ揺れ始めました。19ヘルツ、音圧レベルは5分の1に。20ヘルツで3分の1に。ようやく独特のユサユサした圧迫感が。歪みだらけの純音ですが、ボリュームを上げると玄関の戸が揺れます。しかしまだまともにパワーが入るとは言えません。ユニットの異音が発生するので大音量再生は全く無理です。
21ヘルツ、相変わらず空振り多くパワー入らず。22ヘルツ、ようやく空振りが減少し空気を確実に捉え始めました。音圧レベルが2分の1、つまり27ヘルツの半分位の音量が出ています。聴感とカタログ上の測定スペックが一致しました。この音に近い32フィートストップのヘ音は私のオルガンCDではよく出てきます。23ヘルツ、大音量はまだ無理です。24ヘルツ、マトモな音になりました。聴感マイナス3デシベルポイントです。パワーを入れると部屋中が強くガタつきますが20ヘルツのユサユサ感は無く1本の音にまとまります。25、26ヘルツ、一段と音圧が上がりほぼフラット、27ヘルツで完全フラット、28ヘルツがポートのF0です。
・・以上がSW1000単体の聴感F特でした。私はメインスピーカーと組み合わせた時に最低20ヘルツまではまともな音量で再生したいのでSW1000のボリューム位置は22ヘルツが中高域と同じ音量で聴こえるレベルにしています。故に28ヘルツ付近がF特の壮大な山になるのは仕方ありません。またカタログ上ではカットオフ周波数の30ヘルツ以上はオクターブ24デシベルで減少しますが実際は50ヘルツ付近まで殆んど音圧が減衰しません。ですから40、50ヘルツ付近を大ピークにしない為に定在波の疎の位置をリスニングポイントに選び、更にメインスピーカーの低域と逆相になるのを利用して相殺する必要があります。
劣悪なローパスフィルタ−はともかく、25ヘルツ以下にパワーが入らず歪みが多すぎ、何より16ヘルツまで音圧がフラットでないのが最大の不満です。正弦波すらまともな再生が不可能故、倍音にマスキングされてしまいがちなオルガンの最低音16ヘルツなどは、私の持つCDのように例えフラットに録音されていてもまず聴きとれません。ユニットが盛大にばたつき異音を発するので刻まれているのを知る事ができますが。セリーヌデュオンのように20ヘルツ以下がフラットにではなく、だら下がりに伸びている場合はなおさら再生不可能です。ユニット異音がしないので刻まれている事すらわかりません。
・・・YSTーSW1000は到底満足できる代物ではなかったのです。しかし私にはまだ希望がありました。所詮は15万円の小型サブウーファーです。ヤマハはこの程度の製品発売をもってYST方式の集大成とするはずがなく近々当然、超弩級の上位機種に投入すると思っていました。200リットル位のエンクロージャーに38センチ級のウーファーを複数搭載すれば16ヘルツフラット再生は可能なはずだからです。購入してから1週間後には早くもSW−1000に見切りをつけて、ヤマハの超弩級製品の発売を信じて待つ事にしました。それまでは我慢して使っていこうと決めました。(1990 年冬頃)
超弩級サブウーファ−を待つ間に超低音CD収集に明け暮れました。毎月1回往復2万円の交通費をかけて秋葉原の石丸電気に通い(1990年〜1991年)オルガン、電子音楽等で超低音が含まれてそうなCD(ジャケットを見ただけでピンときます)を数百枚買いあさりました。超低音が入ったCDがいかに少ないかが解りました。厳選して購入したはずの200枚のオルガンCDですら50ヘルツ以下音圧急降下の劣悪録音が半分以上もあり、32ヘルツまでフラットが50枚、16ヘルツまでだら下がり(マイナス10デシベル位)に刻まれていたのが25枚、16ヘルツフラット録音はわずか 15枚でした。
・・現在の私のオーディオ用リファレンスCDは全てがこの時期のものです。正確にはこの時期に大量に購入して取捨選択した少量の生き残りです。1993年以降ソフトは殆んど購入してませんし手元に残った精鋭の超低音優秀録音といえど音楽的に感心できないものはオルガンCDも含め全て手放してしまいました。オーディオ狂熱が復活した今、大変後悔しています。廃盤だらけだからです。もはや現行CDを大量に買いあさる資金力は貯金中故全くなく手持ちのオルガン超低音CDでSPD‐1600Aを向かえ待つしかありません。 一体どんなCDなのかを5枚程選んで述べます。
(1)(MENDELSSOHN ORGAN WORKS ARGO 414 420−2) 演奏者ピーターハーフォード、アーゴレーベルの1986年発売の外盤です。彼が演奏するこのレーベルのメジャーなオルガン曲集は日本ではロンドン盤として数枚発売されましたが、何れも超低音は32ヘルツ止まりでした。しかし外盤オンリーのマイナー曲集では一様に16ヘルツまでフラットに刻まれています。その中でもこのアルバムは最高の1枚です。楽譜上最低音16ヘルツは出てきませんが2度上のニ音18.354ヘルツが頻繁に表れその音圧レベルは30ヘルツ付近を遥かに上回ります。私のシステムでもこのCDの18ヘルツでガラス戸を揺する事が出来ます。
(2)(ROMANTIC ORGAN MUSIC 2 LONDON F32L-20253) 演奏者ピーター・ハーフォード、アーゴレーベル元盤(421 296-2)の1988年発売の国内盤です。彼が演奏する国内盤オルガン曲集で唯一16ヘルツまで刻まれているアルバムです。32フィートストップのニ音18.354ヘルツからト音24.499ヘルツまでの音圧レベルは先に紹介した(1)のアルバムより低いのですが最低音ハ音16.351ヘルツが凄まじいレベルで刻まれています。これは録音技師がオーディオファイル向けに意図的に最低音を持ち上げているからです。私のシステムでは全く音にならず、ウーファーのバタツキが激しすぎてとても音量を上げられません。
(3)(SONATAS OF JULIUS REUBKE ORGAN AND PIANO DORIAN DOR-90106)演奏者ジャン・ギュ−、ドリアンレーベル、1989年発売の外盤です。故長岡鉄男氏の紹介で当時有名になったディスクです。音圧ハイレベルで16ヘルツまでフラットに伸びています。先述の2ディスクと違って演奏者がやたら32フィートストップを多用しており始終部屋が揺れっぱなしです。ヘ音21.827ヘルツからイ音27.5ヘルツまでの音程がめまぐるしく上行下行する様はさながら気圧変化を彷彿させます。ハ音16.351ヘルツ、ニ音18.354ヘルツ、ホ音20.601ヘルツも頻繁に出てきますが音圧高レベルの倍音にマスキングされがちです。
(4)(POMP&PIPES! REFERENCE RECORDINGS RR-58CD)1994年、巨大オルガンと木管金管打楽器の競演奏。故長岡鉄男氏の紹介ディスクです。16ヘルツまでフラットに凄まじい音圧レベルで刻まれています。特に32フィートストップの変ホ音19.445ヘルツ、ホ音20.601ヘルツ、ヘ音21.827ヘルツの音圧レベルの高さは前代未聞です。異次元の空気圧を感じます。風のように拡がるのではなく頭上から強烈に圧迫される感じです。音圧が全く減少しないのでウーファーのバタツキがすぐに発生します。しかしボリュームを絞っていても物凄い圧迫感を伴って音程が変化する様がハッキリと聴き取れます。
(5)(ENCORES A LA FRANCAISE・POULENC:ORGAN CONCERTO TELARC・CD-80104) 1982年、LP2枚組をまとめたディスクです。プーランクの協奏曲が16ヘルツまでフラットに刻まれています。演奏者が32フィートストップを乱用してるので25分に及ぶ『超低音狂騒曲』と化しています。冒頭いきなり24.5ヘルツのト音が部屋を揺すりその後はホ音20.601ヘルツからイ音27.5ヘルツの範囲で音程が圧力差でめまいを起こしそうな位上行下行したり持続低音を奏でたりします。終盤にはト音24.5ヘルツが1分45秒も持続するオルゲルプンクトがありそのまま幕を閉じます。まさに低周波公害のような曲です。
・・以上のようなCDが完璧に再生できないのを我慢しながら1994年辺りまでヤマハの超弩級サブウーファーの発売をひたすら待ちました。しかしどういう訳かより小型の廉価版のモデルを乱造するばかりでした。他メーカーには146万円もするダ゛イヤトーンの80センチウーファーシステムがありました。しかし出力音圧レベルこそ100デシベルを誇りますがそれも40ヘルツまでで、30ヘルツでマイナス5デシベル、20ヘルツでマイナス10デシベル、15ヘルツでマイナス20デシベル、10ヘルツではマイナス30デシベルまで音圧が減衰します。パワーアンプとデバイダ−と40ヘルツ以下の電気的補正が必要になるので途方もない金と手間がかかりすぎます。
私はヤマハがSW1000の上位機種を開発しない事を4年間待ち続けた末に確信しました。音質はともかく(主な悪評は立ち上がりが鈍い事でした)レンジ的に27ヘルツまでフラットに再生できて一応20ヘルツが聴こえるSW-1000は究極とされており世の99.9%のソースをごく普通の音量で再生する場合レンジ的には何ら問題がありませんでした。残り0.1%の20ヘルツ以下までフラットな音圧レベルで刻まれている特殊CDを再生する際には破綻をきたしますがそんな希少なソースの為にSW1000より凄いサブウーファーを求める人など殆んどいませんでした。需要のないものをヤマハが造るはずがなかったのです。
・・・1994年当時のオーディオ界の技術ではヤマハのYST方式以外のメーカー既存のスピーカーで最低域まで十分な音圧でフラットに再生する為には先述した80センチウーファーシステム等の超大型のサブウーファーを追加して電気的補正を加えるか、超大型の全帯域スピーカーシステム(電気的補正無しで20Hz〜20KHzフラットのレイオーディオRM-7V、電気的補正で15Hz〜45KHzプラスマイナス2デシベルのインフィニティIRSベータ、部屋の壁に埋め込むと電気的補正なしで20Hz〜20KHzプラスマイナス1デシベルの1978年に日立ローディが開発したHS-10000)等の非現実的とも言える巨大で高額のスピーカーを購入する以外に方法がありませんでした。
極一部のスーパーアマチュア達はこの物理の壁が阻む超低音再生に敢然と怯む事なくチャレンジし、上記のような超大型のメーカー既存のスピーカーシステムすら凌駕する超超大型のスピーカーを住居ぐるみで自作してきました。昔かの有名な故高城重躬氏が世界で始めて低音用の超巨大コンクリートホーンを天井に設計したのがその最たるものでその後多くの追随者を生みました。コンクリートホーンで20ヘルツ正弦波を超大音量で聞いた人の話を私が実際に伺った事がありましたが、曰く「テーブルの上に置かれたカップに注がれたコーヒーが激しく波を立てていた」との事でした。
・・超低音狂である私はそのようなチャレンジ精神を一応持ち合わせてましたが物理の壁より大きく立ちはだかるのは当然金銭的問題でした。・・1994夏、私の夢はこの先もSW-1000を使い続けるという妥協で終わりました。しかしこの4年間無為に不満足(16Hzフラットで無い事)のままで甘んじてた訳ではなく必死に抵抗しました。SW-1000のポートの直前で仰向けに寝転んでオルガンCDを聴いていました。この試聴方法だと16ヘルツ処かオシレーターの10ヘルツまでハッキリと聞き取れます。勿論どんなに音量を絞っても大部分はただの風ですが確実に音圧も発生しており顔面を震わせました。
ポートから吹き出す猛烈な風を音と勘違いしているのではない事は強調しておきます。・・以前何度も述べたように人間はある程度の音圧があれば20ヘルツ以下0ヘルツ付近に至るまでの超低音を体ではなく耳だけでも感じ取る事ができます。ユサユサした間隔が段々広くなるにつれて圧迫感も増してくるので体だけで感じていように錯覚しているだけです。これは後述する外界の生音で私が数多く体験してきました。・・不自然な格好で音楽を聴く事に嫌気がさしオーディオから離れて再生を断念し、以後10年間私の興味の主対象は外界の生の超低音体験へと転換したのです。
生体験を述べる前に、「耳で聞こえない、体で感じる超低音」という誤った俗説に再び反論します。等感度ラウドネス曲線を見ると人間の耳で20ヘルツを感じうる最小の音圧は大体75デシベル位です。しかし70デシベル以下の小音圧を低周波公害に悩まされてる多くの方々はキャッチします。これは私の部屋でオシレーターの20ヘルツを感じうる最小の音量まで下げて再生した時と同じようなものです。このような小音量でも低周波に敏感になってる人はユサユサと重苦しい圧迫感を感じますが体で感じているのではありません。耳を塞ぐと何も感じなくなるからです。
「耳では感じないが体では感じる」事はありえません。大音圧になって始めて鼓膜を介する事が無くても体で感じる事が出来るのです。低周波音実験ボックス(冷蔵庫程の箱の天版に80センチ級のウーファーを外側から箱内部に向けてマウントしたもの。試聴者は箱の中に入りドアをしめて密閉状態のまま低周波音を聞かされる)で耳の聞こえない聾者達に体で感じうる最小音圧を聞かせたデータによると、30Hzで110デシベル、20Hzで120デシベル、16Hz、8Hzで130デシベルでした。同じ箱の中での健常者による耳で聴きうる最小音圧のデーターよりほぼ全スポットで約40デシベルも高い数値でした。
超低周波音と言えどこの様な大音圧でない限り体だけで感じる事は出来ないという証明になっています。程々の音圧でも超低周波音は人間の体より遥かに共振しやすい周囲のものを震わせます。その様を目で見たりその共振が体に響く事も音圧を直に体で感じているように錯覚してしまう要因になっています。そして25ヘルツ付近以下の音はある種の訓練や体験をつまない限り普通の人間の知覚では音なのか振動なのかを明確に区別できません。だから小音圧の20ヘルツ正弦波を耳だけで感じていても、あたかも体だけで感じ取る本物の20ヘルツの振動と錯覚します。
おざきです。ひさしぶりに投稿します。
初歩的な質問で申し訳ありませんが、P1Kitのブロック図はD.Cube2のブロック図と同じなのでしょうか。LFE入力のみではDSPがかからないのはP1Kitでも一緒なのでしょうか。
おざき様、お久しぶりです。
> P1Kitのブロック図はD.Cube2のブロック図と同じなのでしょうか.
P1kitの構成はD.Cubeのブロック図から"Theater LFE入力〜Active Filter"部分を取り除いた構成です。P1kitの予備入力はメイン入力と同じA/Dに入り、DSPで信号処理されます。
D.Cube2の"Teater LFE"に相当する入力はありませんのでご注意ください。
早速のご回答ありがとうございました。
もしそうだったら今までは何だったんだ!?となるところでした。よかったです。(^^);
ところで今はAVアンプのLFE出力をP1Kitに接続していますが、この場合、P1Kitのローパスフィルターでカットした周波数から120HzまでのLFEが欠落すると思われますので、パワーアンプ導入と同時にAudioL&R接続に接続変えしてみたいと思います。
お元気ですか?
お忙しそうですね〜。
お暇になったらでいいのですが、
石膏ボードの周波数ごとの吸音特性って
ご存知内でしょうか?
ご存知でしたら、教えて下さい。
すいません、何とかこちらで調査しました。
ご迷惑をおかけしました。
ご返事書けなくて申し分けございません、来週あたりに私なりの考えを書き込みます。
一般の建築音響の書物に書かれている石膏ボードの音響特性は、リスニングルームでは適用できません。
メーカーから取り寄せました。
チヨダウーテからです!!
村田社長こんにちは。
この間ルームチューンを進めていった末、
当初設定した大量の吸音材は、この3年間で
ほとんど撤去しました。
部屋が落ち着いたせいですが、ここで問題が
発生しました。
声を出すと、声以外の低い周波数が遅れてついてきます。
これは“出ている音ではない”ということになります。
突き詰めていくと、どうも石膏ボードが独特の共振を
しているようです。これを取り去るのに
なくなくゴムハンマーで壁を叩きまくり、
部屋に共振する場所を探し出し、レゾナンスチップを
貼りまくりました。
だいぶ癖が取れてきたのですが、根本的な解決になって
いないように思えます。
2×4の構造ですので455mmピッチに縦に構造材が
入っています。石膏ボードを外して木の良質なものに
張り替えればいいのでしょうが、遮音の問題と
金融公庫の防火規定の関係で
やり変えは難しそうです。
この状態で、表面にはる素材などをアドバイスいただけ
たら幸いなのですが・・・
購入させていただいたLVパネル 調子がいいです。
その後なにかいいものがあるみたいですね〜。
ここで紹介していただけると幸いなのですが・・・
安達といいます。
私のところの壁は全くオーディオ的に配慮した作りにはなっていないので、果せるかな盛大に鳴る壁があります。大体オーケストラの大太鼓あたりの音域なんですが、叩くとまるで打楽器さながらに鳴るのです。
まだ引っ越したばかりで壁の対策にまで頭も手も回らないのですが、材質は多分石膏ボード。
これは今後の対策テーマになりそうです。
データを示して石膏ボードの特性を記載するつもりだったのですが、安達さんから分かりやすいレポートを頂きましたので、その補足でお茶を濁すことにしました、とにかくオーディオルームに石膏ボードを使ってはいけないのですから。
既に使われている場合、手軽な改善方法はLVパネルなどで覆いをする方法しか思いつきません。特にスピーカー周りです。
さてその特性ですが、石膏ボードを単体で壁貼りしたときの特性は、その吸音特性データの周波数特性に似かよった100〜200Hzを中心にした輻射音が放射されると思って下さい。分割振動なので打ち消し効果もあり、リスニングポイントにマイクロフォンを置いて測定しても、その結果には殆ど反映されません、しかしその面積が大きいため耳には多大な影響を及ぼします。スピーカーの再生音が確実にブーミーになります。
一般に振動や、共振で音のエネルギを熱に変える吸音体の振動音が直接耳に届いてはいけません。必ず中高音の反射体を同じ方向に置き、ミッドバスの輻射音と合成したときに、そのエネルギバランス(周波数特性)がフラットになるように調整するのがチューニングのセオリーであり、失敗の無い方法です。
<補足>
壁からの反射が中高音乱反射のとき、音楽が明るく楽しくなります。ガラスやボードなど平面反射のとき、ミッドバスがブーミーに広がる暗い音になりがちです。石膏ボードの上にコンパネを重ね張りすると、中高音に多少の改善が見られますが、本質は改善されません。かと言ってカーテンなどの吸音材も音楽から楽しさを奪ってしまいます。
石膏ボードの上にコンパネを重ね張りすると、中高音に多少の改善が見られますが、本質は改善されません。
村田社長、こんばんは。↑の理屈を少しご説明いただけま
すでしょうか??
個々のオーディオルームは固有の音質を持っていますが、その原因は下記の組み合わさり方の違いによるものです。低い周波数から並べると、
1.壁、床、天井の振動
2.フラッターエコー
3.表面反射の周波数特性と反射の方向
この3つが部屋の音質のキャラクターを作る基本要素で、低音域については更に下記の要素が加わります。
4.部屋の寸法比で決まる基準振動モードのどの位置にリスニングポイントを持ってくるか。
http://homepage2.nifty.com/hotei/room/chpt02/chpt02.htm
の「10畳の節面」、「セッティング」参照。
5.スピーカーからの直接音と、壁・床からの反射音の位相干渉。
--続く--
根本的な壁の振動モードと言われると
確かに表面上対策をしても、難しいかもしれませんね。
住宅の仕事をしている関係で、防火上の石膏ボードは
外せませんので、悩むところです。
表面の材料は、どの位の厚みがあれば、カバーできるで
しょうか?もしかして、難しい??
すいません、勉強不足で・・・
ついつい、表面の材料が大半を占めるような気がして
しまいまして・・・
部屋の振動には二つの種類があります。前記5つの要素の中の「1.壁、床、天井の振動」は下地の桟の間隔と壁材の種類と厚さで決まる振動です。
桟の間隔を狭くすると振動しにくくなると同時に、振動周波数が高くなります。
壁材を重くすると振動しにくくなると同時に、振動周波数が低くなります。
桟の間隔は一般に90cmまたは45cm間隔で入れますが、オーディオルームであれば30cm間隔が最低条件です。しかも間隔をランダムにして振動周波数を分散させます。あまりバラバラにするとタッカー(釘)を打つ位置が分からなくなるので、25cm、30cm、35cmが良いと思います。
25の倍数は
25,50,75,100,125,150,175,200,225,250,275・・・
30の倍数は
30,60,90,120,150,180,210,240,270・・・
35の倍数は
35,70,105,140,175,210,245,280・・・
で同じ数字があまり出ません、また施工時の誤差を含めて考えればほぼバラバラになります。コンパネのサイズは91cmですから、26,30,35になるでしょう。
板の厚さは表面に針葉樹(松)のコンパネ、その下にプラスター(石膏)ボード、更に下に広葉樹(ラワン)のコンパネが最低条件で、できればプラスターと針葉樹コンパネを更に各一枚加えた5層構造が理想です。
床はしっかり根太を入れ、壁以上に頑丈に作って下さい。根太の間隔の考え方も壁と同じですが、スピーカーの設置位置付近の床にはもう一工夫の奥の手があります。
スピーカーの手前(リスナー側)で床を一旦切断し、スピーカーを置く位置付近の床を独立させるのです。左右と後ろの壁にも直接振動が伝わらないように隙間を空けます。隙間にゴムやウレタンを充填します。
床や壁が振動するとスピーカーのように音を出すと考えて下さい。ボイスコイルの逆起電力で制動が効くスピーカーとは全く違うダンピングの悪いブーミーな雰囲気を垂れ流します。
壁・床・天井の表面積の合計と、ウーファーの振動板の2倍(2台)の面積を比べると、小型のオーディオルームでも500倍以上の面積差があります。壁振動が極僅かであってもスピーカーの面積に換算すると500倍の振幅になるのだ、と考えると、部屋を振動させてはいけないことがご理解頂けると思います。いくら丈夫に作っても振動がゼロにはならないので、その周波数も分散させる必要があります。下地の間隔を分散させなければならない理由です。
以前D-CUBEが出る前の時点で、使用中のソナスファベール ムジカにSA-LOGICのSWを接続する方法を教えていただいた者です。ムジカにはプリアウトがないので、SA-LOGICのSWを接続するには、ヴォリュームはアンプに連動しないがREC OUTからと、教えていただきました。知人のD-CUBEを自宅に運び、試聴ができそうなのですが、D-CUBEでもその通りでよろしいでしょうか。また端子はRCAですが、ケーブルは一般の、RCAでいいのでしょうか。
D.Cube2の入力パネルとブロック図を下記に示します。(PDFが重いので表示に時間がかかります)
http://www.salogic.com/home.files/catalogue-DCube/f1.PDF
オーディオ用のRCA入力は "1" のL,Rです。
http://www.salogic.com/home.files/catalogue-DCube/g2.PDF
ここに普通のRCAピンケーブルで接続してください。
D.Cube2はメインスピーカーとの位相が合わないとその本領は発揮できません。下記のページを熟読のうえ、慎重にセッティングして下さい。
バランス調整用のCD
http://www.salogic.com/home.files/catalogue-DCube/e1.PDF
本格セッティングの前に
http://www.salogic.com/home.files/catalogue-DCube/m1.PDF
タイムアライメント
http://www.salogic.com/home.files/catalogue-DCube/h1.PDF
LV1200パネル
http://www.salogic.com/home.files/catalogue-DCube/n1.PDF
なおCDプレーヤーのアナログ出力が空いていれば、この出力をD.Cube2に入力しても同じ結果になります。理論上はこちらの方が信号パスが短く音質的に有利です。ただ超低音ですから、差が判別できるかどうかは?です。
早速のご返事ありがとうございました。大変参考になりました。
ついでに他社サブウーファでは不可能なD.Cubeのセッティングをご披露します。
低音、特に超低音が充実するとオーディオシステムのグレードが各段ににアップすることは既にご存知と思います。比較的小型のスピーカーが使われることが多いシアターのオーディオシステムを、ピュアオーディオのレベルにアップグレードする方法です。
AVプロセッサーの音声出力から、「フロントL」、「フロントR」、「LFE」の3つの出力をD.Cubeに入力します。フロントの周波数特性が超低音の領域まで拡張され、しかも位相整合ができ、同じに映画のLFEにも使ってしまう一石二鳥の方法です。
http://www.salogic.com/home.files/dcub.files/dcub03.htm
その節はBBSにてスーパースワンの特性など調べていただき有難うございました。
いろいろ試していくうちに低音部の音楽に及ぼす影響の大きさが浮き彫りとなり是非とも御社のスーパーウーハ−を使用してみたい衝動に駆られております。(ただこの不況下の中、なかなか購入に踏み切れないのが現状です)
そこでD−CUBE2についてお伺いいたします。
1.近日中の申し込みで年内納品は可能でしょうか?
2.先にP−�T KITを購入したのですが
D−CUBE2 購入時の下取りは可能でしょうか?
もし可能なら概ね御いくら位でD−CUBE2の購入 可能となるのでしょうか?
以上についてお教え下さいますようお願い致します。
追伸
スワンSPの低域レンジを伸張する方法が見つかりました。これによりP−�TKITのカットオフ周波数を41Hz以下でなんとか使用することが可能になりました。
以下その方法を記します。我が家での結果ですので、どなたがやられてもその通りゆくとは限りませんが、何らかのご参考程度にはなるかもしれないと思い書き込みさせていただきました。間違いや更なる使いこなしがあればご教授願います。
方法)1.バックロードホーン後面開口部を重量物で(exレンガなど)塞ぎ、数センチほどの開口部のみを設けます。=低域レンジとスピード感が伸びます。
2 後面開口部の左右を同じようにレンガなど(レコード盤など軽量のものでは質の良い低音は得られませんでした)で塞ぎバッフル効果をもたせます。その面積により低域レンジの伸びと量感が変化するのでメインシステムの低音とのつながりを見てバランスを合わせます。
以上。
D.Cube2の量産機の出荷の用意に追われ、ご返事遅くなりました。D.Cube2は出荷が遅れていますが、現在いただいている数量の納品が完了すると、その次の生産から在庫販売の余裕ができる予定です。
> 1.近日中の申し込みで年内納品は可能でしょうか?
■ 組み立てに使う部材(DSP,codec,SP,キャビネットなど)には多少の余裕がございますが、組み立てに必要な時間がそろそろ限界に達します。なるべく早めにご予約ください。
> 2.先にP−�T KITを購入したのですが
D−CUBE2 購入時の下取りは可能でしょうか?
■ P1-kit発売当時、D.Cube2は発売されていなかったため、アップグレード対称製品のリストには記載されておりませんが、上位機種には変わりないのでアップグレード対象製品に準じる扱いとさせていただきます。
下取り価格は、P1kit-Type1 = 78,000円、P1kit-Type2 = 81,000円とさせていただき、この金額を標準価格から引いた金額でD.Cube2をご用意させていただきます。
ところでまだアクティブになっておりませんが、HPに「委託品販売コーナーを新設します」の項があります。弊社の生産能力の限界からD.Cube2などの主力製品も販売店様の要求を満たす供給ができずにいるため、ネット販売が主となってしまっています。従いまして弊社製品を買い替えの下取りに出すのが難しい状況と思います。
そこで一般オーディオマーケットでの下取りが可能になるまでの期間限定(弊社製品を扱ってくださる販売店が増えたら終了)ですが、弊社新製品へのアップグレードのお客様を対象に、旧製品売却の掲示板ページ(製品のご紹介だけで、売買交渉は当事者間)とさせていただこうと考えています。
ご希望があれば、製品のチェックと1〜2年程度の製品保証をさせていただく所存ですが、運営のルールは皆さんのご意見で決めようと思います。投稿お待ちします。
FIRのデジタル・チャンデバの進捗はいかがですか?
フラグシップモデルのサブウーファ”Duo Basso”とリンクする計画で概略の構想を作りましたが、D.Cube2の量産モデルの立ち上げに時間を取られてHPへのUPが遅れています。
ところで妥協のない96KHzFIRのスペックで設計すると、Duo BassoのDSPでは全く歯が立たず、テキサスの最高速のDSPであるC64Xの600MHzコア
http://www.tij.co.jp/jsc/docs/dsps/product/c6000/c64xcore/index.htm
でもスピードが足りません。勿論複数個使って並列処理して間に合わせるのですが、532ピンのDSPを複数個使うのはぞっとしますね。
1.1GHzのコアで1秒間に11億回のフロート演算が実行できるとすれば1個で済みそうですが、サンプル出荷時期も不明です。
> フラグシップモデルのサブウーファ”Duo Basso”とリン>クする計画で概略の構想を作りましたが、D.Cube2の量産>モデルの立ち上げに時間を取られてHPへのUPが遅れていま>す。
値段帯はどれくらいを考えておられるのでしょうか?
Duo Bassoとのリンク、ということは、ほかのDSPユニットをはるかに上回るのでしょうか?
価格帯は非常に悩むところです。C64xクラスのDSPを使うと
http://www.tij.co.jp/jsc/docs/dsps/product/c6000/c64xcore/index.htm
基本的なドライバーソフトまで(デバイダー、プリアンプなどのアプリケーションプログラムを含まない)の開発費で1000万円位が常識的な値です。それにアプリケーションの開発費が必要で、筐体まで豪華のすると海外製のフラグシップモデルのような価格帯になります。
安く作る方法はただ一つで、他の製品と総てを共用することです。幸いなことに充分吟味して設計すればDSP部分の共用は可能です。そこでDuo Bassoと共用と考えているのです。しかしチャネルデバイダーが必要とするスペックはDuo Bassoの遥か上位なのです。
Duo basso用に開発したDSPボードをグレードに合わせて複数枚使用して構築するのが妥当な選択と思います。
機能を分割して必要最小限の構成(音は最大限の構成)のとき50万円以下にしたいと考えています。
DSPドライブのサブウーファのカテゴリーに、開発の参考にできる他社製品が無いため、新たな疑問点が生じるとその解決に数ヶ月を要し、P1kit、D.Cube2ともにアナウンスから製品出荷までに予想を遥かに超える時間がかかりご迷惑をおかけしました。FIRのチャネルデバイダー、プリアンプも同じような状況です。発売時期はDuo Bassoの次となります。
販売を完了していますが、150個のDSPを使い1000dB/octの遮断傾斜を実現したDSPFIRチャネルデバイダーが下記で、次期デバイダーの基本原型です。
http://www.salogic.com/home.files/solution/salo-proto.htm
これにサブウーファ用のフィルター(これが一番DSPパワーを必要とする)が追加になります。
デバイダーも含まれますが、デジタルプリアンプの原型が下記のブロック図です。
http://www.salogic.com/home.files/solution/salo.pdf
http://www.salogic.com/home.files/solution/omni-mix.htm
SPD-P1でタイムアライメントを使用すると1周期遅らせてメインの周期に合わせるとのことですが、
タイムアライメント0にすると
1周期目は時間差無く出力されるのでしょうか?
やはり2周期目からでしょうか?
SPD方式の位相整合の手法はHPの解説をご参照下さい。下記二つのページがございます。
http://www.salogic.com/home.files/solution/solution.htm
http://www.salogic.com/home.files/exclusive/exclusive-data.htm
これらを要約したものがこのスレッドの4つ下の
”LFEの低音遅延(D.Cube2)”です。
「DSP・FIRフィルターでスピーカーの周波数特性を補正すると、フィルターのタップ長の1/2の長さの信号処理時間がかかる」ですね!分かりました。
「仮にスピーカーユニットの発音ディレーの等しいサブウーファーをメイン・リスナー間の距離にそろえて置き、アライメント=0で駆動した場合も、2周期目からメインと同期する(クロス周波数での話)」と解釈しました。よろしいでしょうか。
正しい解釈です。SPD-P1でサブウーファーユニットをドライブする場合、必ず下記動画シミュレーションが成り立つように、サブウーファの配置とプロセッサーの距離のつまみ(D1,D2)を整合させることが必要です。
"ディレーで位相を合わせる(動画シミュレーション)の項参照”
http://www.salogic.com/home.files/exclusive/exclusive-data.htm#move-simulation
この設定が曖昧であると、低音が二つ聞こえたり、超低音が全く聞こえなかったりします。
ところでSPD-P1(P1kit)はプロセッサーだけの商品で、スピーカーユニットが付属しておりません。従って厳密にはユニットの速度差による誤差を生じます。しかし一般的なスピーカーユニットの発音ディレーは100〜150μsec程度で、速度誤差は50μsec(0.00005sec)程度に納まります。
距離に換算すると、340m(音速)×0.00005=17mmで誤差範囲とみています。D1,D2は取り扱い説明書の理論値で合わせていただき、±数cm程度の範囲でサブウーファの配置を前後させてベストポイントを探してください。
ついでですから、SPD-P1使用上の注意点を列挙しておきます。
1.スピーカーユニットの振動板の1箇所を指で押したとき、振動板全体が等しく後退するものを選択して下さい。押したところが変形して凹むユニットでは、DSPで補正された超低音の振幅でミッドバスに歪み音が発生し、メインスピーカーの帯域で低音が二つに聞こえます。
紙の振動板はまず不合格で、ケブラー(D.Cube2)、カーボン、PPコーン(SW1600)などが最適です。
2.リスニングルームの壁が超低音で振動すると振動の倍音の輻射音が大量に発生します。サブウーファで超低音を出しているにも拘わらず、ミッドバスばかりが目立つブーミーな低音になります。壁面を強化する必要があります。
壁面の強度不足はかなり深刻な問題で、ウーファー比で面積が数百倍ありますから、触って振動を感じるようであればメインスピーカーの音もブーミーに変化しています。
普通の居間を利用したリスニングルームは大方不合格で、壁面を強化または100mm以下の幅木の集合体で壁を構成すると、電源ケーブル交換などの繊細な変化とは次元の違う、ドラスチックな音質改善効果が現れます。まずメインスピーカーの音質が大幅に向上し、その結果サブウーファとの繋がりが各段に改善されます。
地を這う超低音、コンサートホールのイリュージョンはオーディオシステムのグレードアップだけでは得られません、リスニングルームのチューニング次第です。
HP本文のD.Cube2のカタログ集にも参考にしていただける記載がございます。
http://www.salogic.com/home.files/catalogue-DCube/catalogue.htm
D.Cubeのモニターをご希望下さったお客様へのD.Cubeの発送が、昨日でやっと完了しました、年度末の企業への納品で年末から作業を始め、やっと終わって外に出たら桜が咲いていた、と言う経験は何度もありますが、今回のように延々続いた開発は、一番初期のDSPシステムを製作した1991年以来です。若さが違うので今回は疲れました。
http://www.salogic.com/home.files/solution/omni-mix.htm
昨年のP1kitから丸1年で、しかも外注先への発注が終わり入荷を待っていたら先方が廃業や、予定していたスピーカーユニットが生産打切りで代替がないなど、外的要因が多かったのが今回の特徴です。日本の経済状況の深刻さを実感いたしました。
D.Cubeモニターのご希望をお受けし、製品の仕様について若干のご意見を伺った結果、大幅な仕様の変更をしてしまったため、とんでもなく長い時間お待たせしてしまいました。
シアターに完璧に対応させるための変更だったのですが、ピュアオーディオにしか使わない予定であったお客様には大変なご迷惑であったのだろうと思います。モニターの結果を製品に反映させるためのモニターであり、モニター仕様が製品と異なっても仕方がない、とのアドバイスもいただきましたが、より良い解決方法が出荷前に分かってしまったのですから、私の性格としてその方法は採用致しかねました。改めて納品が遅れました事をお詫び申し上げます。
さて次はFIRのデジタルプロセッサー(チャンデバ、EQ・・・)です。来週からスタートです。
>さて次はFIRのデジタルプロセッサー(チャンデバ、>EQ・・・)です。来週からスタートです。
えっ!!やった!!無茶苦茶期待してます。
是非ともユーザー第一号になりたいです!!
がんばって下さい。
(これでやっとうちのGS-1が蘇るかも!)
安くなるかなぁ〜。
もしかしてかなり高価??
でもワクワクしますね!!
村田社長、先日はD.Cube2を納品いただきありがとうございました。あの神技のような調整の早さには驚くしかなかったです。
D.Cube2を追加した感想は、まず音が自然になることです(クラシック等の場合)。ホールトーンも豊かになり、教会録音での「音の壁」も再現されるようになりました。
まだあまり触っていないのでとりあえずの感想ですが、私はAVもやっており、LFEのことで質問があります。メインSPの低域拡張はフェーズドメインによりD.Cube2の設置場所はそんなに問われないですが、フェーズドメインを使っていないLFEの場合、低音の遅延はどのくらいあるのでしょうか? またLFEにおいては普通のサブウーハ同様かなりリスナー寄りにおいて位相を合わせる必要があるのでしょうか?
ご多忙のところ失礼しますが、宜しくお願い致します。
### ホールトーン ###
DSPによる直線位相のFIRフィルター(周波数に拘わらずディレータイムが一定)でスピーカーの周波数特性を補正すると、フィルターのタップ長の1/2の長さの信号処理時間がかかり、その分サブウーファーの音が遅れます。
"ディレーで位相を合わせる(動画シミュレーション)の項参照”
http://www.salogic.com/home.files/exclusive/exclusive-data.htm#move-simulation
のように、フィルターの遅れに更にディレーを加え、その遅れがクロス周波数の1波長の整数倍に一致するように設定すると、聴感では位相が合ったように聞えます。この方法はホーンスピーカーの位相整合に従来から使われている手法の応用です。
http://www.salogic.com/home.files/solution/multi.htm
そして同時に更に二つのメリットを生みます。
■1.人の聴覚は僅かに時間のずれた同音量の二つの音(クロスポイントではメイン&サブ同音量)を聴くと、先に聞こえた音の印象をより強く認識します。従ってサブウーファーを追加してもメインスピーカーの音色が変わりません。
■2.フランスやドイツの残響時間が10秒もあるような大教会の礼拝堂では、足元から胸まで幾十にも重なった揺らぎのような超低音の湖に浸かり、中高音が空から降ってくるような神秘的な音を体験することができます。そしてその音がクラシックのコンサートホールの音作りの原点である事が自ずと理解できるのです。つまり超低音の領域に位相のうねりがあると、コンサートホールのイリュージョンが再現されるであろう事が想像できるのです。
フェーズ・ドメイン方式はクロスポイントの位相だけを合わせる方式ですが、クロスより上の領域は100dB/octの急峻なフィルターにより音が重ならないため、位相干渉は起こりません。クロスより下の領域はメインウーファーの低域の切れが甘いとき位相干渉が発生します、しかしこの位相干渉による超低音の揺らぎは、コンサートホールのイリュージョンをオーディオルームに再現するプラスの効果を発揮するのです。
<●注1>D.Cubeが組みあがると、テスト用の安物のスピーカーを接続して恐る恐る火入れをします。アンプのパワーが大きいのでトラブルがあると1〜2秒でボイスコイルから白煙が出るからです。
LFE入力にCDを接続し首尾良く音が出始めると、ピッチの定まらない、飛び跳ねながら声を出しているような音が必ず出ます。
LFEでは中高音もスピーカーから再生され、安物のスピーカーでは再生できない(音にならない)超低音で音全体が揺すられているため、車の運転中に救急車とすれ違ったときに感じるドップラー効果の塊のような音になります。つまり音のピッチが明確に判断できる50Hz(程度でしょう)以上の音は、サブウーファーから出してはいけないのです。
サブウーファー単体で音楽を聴いたとき、楽曲のタイトルが判別できるようではサブウーファーとして失格です。メインスピーカーの音がピッチの干渉でドロドロします。
### LFEの位相 ###
■AVのLFEから出力される効果音は、MA処理で画像に合わせて後から嵌め込まれた超低音のエフェクトで、映画のセリフや音楽と位相の依存関係はありません。1フレーム(1/30秒)以内のズレであれば判別できない筈である。と考えた結果がアナログ処理によるリアルタイムLFE回路です。
画像とのタイミングですから数msec(1/100秒以下)のずれは許容範囲と考えて良いと思います。アナログ処理はこれほどの遅れを生じないので、特段の測定はしていません、次の測定の機会に、念のため測定をしてHPに掲載しようと思います。
D.Cubeではありませんが、HPに測定例があります。大方のサブウーファーのバスレフポートの共鳴音を無視したときの発音ディレーはこの程度です。
”DW7をパワードサブウーファとして使うときのグループディレー参照”
http://www.salogic.com/home.files/exclusive/exclusive-data.htm#dw7
スピーカーユニットの発音ディレーは口径の大小を問わず、ほぼ 15/100000秒程度です。
”ALTEC 515B のグループディレー参照”
http://www.salogic.com/home.files/exclusive/exclusive-data.htm#altec515b
■メインスピーカーとサブウーファーの距離の差が3.4mあると時間ずれが1/100秒です。12畳程度の部屋でサブウーファーをLFEだけに使うのであれば配置の考慮も不要です。
ピュアオーディオの位相整合を中心に考えてD.Cubeを配置してかまいません。
<●注1> D.CubeのLFE入力には位相制御回路が無いので、AVのフロントの音をLFEとミックスしてD.CubeのLFEにいれると、位相マッチングが不可能になります。
AVシステムでオーディオを兼ねる場合は、フロントの音はD.CubeのAudio入力に入れてください、AVプロセッサーのフロントRCA出力には予備のRCAがないので、別途パラケーブルが必要になります。
http://www.salogic.com/home.files/dcub.files/dcub03.htm
<●注2> AV用に作られたサブウーファーは、LFEの効果音がセリフや音楽と位相の依存関係がないことを前提に設計されています。音楽用に使おうと考えるのが邪道であると思います。
にも拘わらずオーディオ雑誌が音楽用に使ってその音質を評価し、あたかもサブウーファーが有効であるかのような論評をしたところに大きな誤解が生じ、サブウーファー不用論を生んだものです。
早速のご回答ありがとうございます。
LFEにおいて心配だったのが、1)LFEとフロント・センターSPで位相整合を取る必要がある成分があるのか、2)D.Cube2の入力の初動感度がどのくらいか、という2点が少し心配だったのです。現在AVアンプが使用できないので自分の耳で判断する事も出来ず、今回質問させていただきました。
ご回答の通りであれば、特に心配はいらないということですね。ありがとうございました。
本日ついにD.Cube2が到着しました。
一か月前に引越した為、まだ自宅のステレオが全然まともに設置されていないのですが、新しいものを入手した時は早く試したいものです。
という訳で本来の音を評価できる状態では全然無いけれど、とにかくD.Cube2鳴らしてみました。
ちょっと触って聴いてみた印象ですが、これは何だかとんでも無く凄いというか、こういうのは初めてです。
何しろ今部屋の中には引越しの段ボール箱やら未設置のステレオ機材がそこらに置きっぱなしで、SPから出た音は滅茶苦茶に反射したり回り込むんだりするせいか、音域によって定位がバラバラ、妙な逆相感もあるのも当然と思っているのですが、(無論早く片付けるつもりです・・・)D.Cube2に付いている「D2」というつまみをちょいと動かしたら、ボーカルやらシンバルやらあらゆる音域がまるで周囲の障害物のいくつかを除去したかのように、しゃきっと見通せる感じになるのですよ。
D2のつまみの位置を更に一つズラすと途端に全体に音がシュンとしぼんでしまってダメになってしまうのも不思議。
低い音が出るというのは当然思っていた通りなのですが、こういう音域を問わず部屋の空間を支配するような感じがあるとは思っていなかったので興奮しています。
ま、こんな状態で鳴らしてどうこう言っていても仕方ありませんので、とにかく部屋を片付けて調整していくとどうなるのか試していくつもりです。
周波数特性が音色を支配し、位相が楽器の存在感とその表情を支配するのですが、耳で明確に僅かな位相ずれが判別でき、且つ調整できるかたはあまり多くはないようです。安達さんのような方に使っていただけることを、大変うれしく思います。
■D1,D2は最初は取り説の数値に設定していただき、その後耳が慣れてから多少補正して下さい。10cm以下の補正はD.Cubeを移動して調整してください。
■D.Cube2の設置位置が壁から離れると、直接音と反射音で位相干渉を起こし、せっかくフラットに調整してある周波数特性にうねりを生じます、一般に壁に近いほうがナチュラルな低音になりますが、壁鳴りに注意です。
今更ですが、LVパネル、FWパネル、FWステンレスパネル、
Galleryの性能差、使用方法の差を教えて下さい。
現在左右の壁の一次反射を揃えたいと思い物色中です。
どの製品が適しておりますでしょうか?
く、黒ですか!!
渋いですね〜。
オーディオ雑誌の記事によると左右の一次反射のポイントの処理が最優先で重要のように書かれていますが、理屈が付け易いから繰り返し取り上げられるだけで、さして重要な課題では無いと思います。
チューニングの実施例にも類似の記載がありますが、
http://www.salogic.com/home.files/av-room/av-room1.htm
LV〜Galleryパネルをスピーカーの背後などの周辺に置き、フロントのエネルギー感を高めると左右の一次反射のポイントからの反射音は殆ど気にならなくなります。と言うより、左右の反射音が気になるのは部屋の残響時間が短過ぎる証拠です。
強いて処理するのであれば虚像ができなければ良いと考えて下さい。部屋がデッド気味であれば、1箇所だけライブな処理をすると逆位相感に似た違和感が出るので、吸音で処理します。ライブ気味なら拡散で処理します。
LV〜Galleryパネルの特性は、高音域は入射音の拡散、中音域は縦方向への音象拡大(縦方向へ拡大は音象の定位が向上する)と木の音色の付加。低音域は吸音です。
■高音域の特性は総てのパネルで同一です。
■中音域は木の共振による音色付加の部分に差があります。FWでは、LV比で約2倍の数の長さの異なる横リブを設け、縦リブを固定しています。LVと同じ音色のものと、ピッチが1オクターブ高いものとが混ざっています。従って設置枚数が多い場合、FWが明らかに有利になります。
■低音域の特性はステンレスリブ有りとステンレスリブ無しで分類します、LVとFWはステンレス無しですから、ほぼ同じ特性です。
FWstainには厚さ3mm、Galleryには厚さ5mmのステンレスリブを左右に設けてあり、低域板振動の節を明確にし、低音エネルギーの熱変換効果を高めたものです。
● FIR(直線位相)イコライザー
● FIRデジタルプリアンプ
● FIRデジタルチャネルディバイダー
100〜1000dB/oct
その後発売の見込みはいかがでしょうか?
首を長くして待ってます。
期待してますよ・・・
アンプは出来ましたよね!!
期待してます。
出来れば一つの機械で、上の三つを出来るようにして欲しいのですが。というかなぜ分けてるのかがわかりません。
FIRデジタルプリ、で全部出来てもいいのでは?
TactのRCSみたいに一台で全部出来るものを期待してます。
ちょっとずつでもいいからネタ出ししてください(^^)
なかなか手が付けられませんが、画像が必要なのでHP本文で扱います。まずDSPで可能な機能の一覧。次にコストとの兼ね合いで、どこまで製品に盛り込むのかなど、決めたいと思います。
例えば、適応型フィルターを利用して、オートルームチューニング、その結果の周波数特性を測定する機能、なども組み込めるのですが、測定結果の表示器など、コストアップになります。パソコンを制御系に使うことも出来ますが、きっと使えない方が増えるでしょうし・・・
村田社長、お久しぶりです。
やはり、オーディオマニアとしては、
シンプルで性能がいいものがいいですね。
そして、低価格なものが・・・
要望としては、シンプルな回路で
100デジベル以上の減衰率とタイムアライメントが
あれば充分です。
あ、第一通商の奴はコンバーター外付けですが、
あんな感じからスタートがいいですね〜。
第一通商のより、よりシンプルに。
タイムアライメント付きのチャンデバ。
性能は、1000デジベル減衰っていうのも
いいですね〜。手持ちのコンピューターに
接続してコントロールできるもの。
とにかく、コントロール系・チャンデバなども
外部にして欲しいです。
> 例えば、適応型フィルターを利用して、オートルームチューニング、その結果の周波数特性を測定する機能、なども組み込めるのですが、測定結果の表示器など、コストアップになります。パソコンを制御系に使うことも出来ますが、きっと使えない方が増えるでしょうし・・・
わ〜、tactの製品が発売するのかどうかも怪しくなってきた(それ以前に値段が・・・)ので、PAか、CarAudioに逃げようかと思ってましたが、こちらのほうが遥かに期待できそうですね。
表示&細かい設定はPC必須でもいいんじゃないかと思うのですが・・・て言うか、まだ決まってないのですか?
2002年がもうすぐ終わってしまいます・・・
> なかなか手が付けられませんが、画像が必要なのでHP本文で扱います。まずDSPで可能な機能の一覧。次にコストとの兼ね合いで、どこまで製品に盛り込むのかなど、決めたいと思います。
やっとご返事頂けるお時間を取っていただいた様子で
安心しました。デジタルならではという事を考えると
チャンデバ、パラメトリックイコライザー、タイム
アライメントは必須かな。SACDやDVD-A入力にも是非
対応頂きたいですね。コントロールはパソコンで充分。
今時使え無い人は殆どいないのでは?(少なくても
このHP見てるくらいだから)
FIRはこれは必須ですね。
受注生産でも良いと思いますよ。
D.Cube2を注文してから、はや4か月以上経過しましたが、いよいよ出荷開始のメールを村田さんから先週頂戴しました。
私の分も近いうちに出荷されるものと楽しみにしています。
大変お待たせして申し訳ございません。最終のご案内から終日遅れていますが、本日ブラックモデルの納品が完了します。
お近くの方だけで申し訳ないのですが、納品が大変遅れましたので、始めての設置ではお悩みになることが多いバランス調整を、ご希望により、ご訪問して実施させて頂いています。
超低音で壁が動く場合、壁からの輻射音でミッドバスが膨らむことが多く、超低音のレベルを上げられない現象が起こります。この場合、壁振動を止める処置が必要になります。。
D.Cubeの使い方について、山本耕司さんのHPが参考になりますので、ご案内致します。「僕のオーディオ生活パート3」の 2002.07.09 以後によく登場します。
http://www.246.ne.jp/~studio-k/tcn-catv/myaudio3.html
先日、石井式リスリングルーム研究のホームページでSPを横置きにする(天井が低い場合)ことで低在波の影響を受けにくくなりその結果逆相感が取れる、パネルを用いて縦方向にSPをセッティングをしましたが以前と同じく逆相感が出ます、パネルを用いて、斜めにセットすることで別の部屋を作り出せると書いてあったのですが、詳しく教えて下さいSPを壁から対して斜めに取ると良い結果が出る事は以前述べましたがあくまでも縦方向にSPを置きパネルで調整しても余りかわらないいのですが、縦方向にSPをセットすると音場型のSPになり其れわそれで良いのですが(SPを後ろ壁から距離が取れるから)逆相感が出てきて良くありません、パネルを色々と置き場を工夫しているのですが此処だと言う処が見つかりません一長一短があり妥協範囲が低すぎます、逆相感は妥協できません。縦方向だとSPからの距離が取れるために見た目には良いのですが音は良くありません、残響時間がバラバラでフラットにならないから上手くパネルで同波数特性をフラットに近ずけば良いのですが、簡単にはいきません。何か方法があれば教えて下さい。
以前に電話でお問い合わせを頂いたときにJBL4344の直近では逆相感が少ないと伺っておりますので、部屋の構造が逆位相の音を生成していると思って間違いありません。
可能性のあるものは、
1.定在波
2.壁面の振動
3.ピアノの響板の振動
のうちの一つまたは複合されたものと思います。
原因を探るには一つ一つ順番に振動を止め、その変化の具合から原因を探し当てます。
実は今日Yさんのお宅に伺い、12畳(だと思う)のホームシアターのチューニングをしてきました。「音の解像度が低い」とのことでしたが、残響時間の周波数特性のロー上がり(100〜200Hz付近)ハイ落ち(8kHz以上)がその原因でした。喋り声を聴くだけで、8kHz付近の高音域が不足と分かる部屋でした、しかし高音を吸いそうな材料はスチュワートのスクリーンとスクリーンを覆うカーテン、それに床の一部にカーペット、大きなソファー程度で、積極的に吸音材を入れてはいません。
この程度で高音域の爽やかな響の音域が不足するのですから注意が必要です。スクリーンのカーテンを開けると高音域が少し増えますが、中高音域がうるさくなります。
原因は前後の壁のフラッターエコで、カーテンがあると止まります、スクリーンでは透過してしまいます。
低音域は150Hz付近を中心に盛り上がっており、ベースのフレーズは良く分かりますが、逆位相成分が多い低音です。
okudaさんのケースと同じように、スピーカーに近付くと直接音の相対レベルが上がるためやや解消します。スピーカー自身の音は左右の特性が良く合っており、定位のしっかりした音で、スピーカーの直接音には逆位相成分はありません。
--- 原因 ---
音を悪くしている原因を捜すと、フラッターエコー(中音域が汚くなり、音がギスギスする)と壁振動(手の平で壁に触るとスピーカーの低音で共鳴している)でした。
--- フラッターエコー対策 ---
フラッターの強いところが3箇所で、前後の約1/4(1箇所)、左右の約1/3(2箇所)でした。材料の関係で一部布、一部LV1500パネルで壁を斜めにしてフラッターの大半を処理したところ、中音域の汚さが取れ、8kHz付近が増えたにもかかわらず、喧しさが減りました。
調整の方法は
http://www.salogic.com/panel.htm
を参照してください。
フラッター対策で設置したLVパネルにより、不足していた8kHz付近の残響音が増え、喋り声の高音域も自然な音になりました。楽器の表情が豊かになり、低音も多少タイトになりました。
--- 壁振動対策 ---
全面プラスターボードの壁です。スピーカーから音を出し、壁面に手の平を当てて調べた振動の状態から、横方向45cm間隔、縦方向90cm間隔(らしい)で下地の桟が入っていました。
344m/0.45×2=382Hz
344m/0.9×2=191Hz
で共鳴します。
■P.S. 連続した板状の壁面ですから、反射音に適用する上記の計算は成り立たないですね。壁一面の大きな振動板に45cmと90cmの1:2の間隔の補強が入り、全体振動による低音と補強により特定の周波数域に分割振動が加わったものと解釈した方が正しいですね。その振動周波数が150Hz付近を中心にしたミッドバス域の低音です。---サーロジック・村田、訂正---
更に悪いことに、45cmと90cmの桟が下地のコンクリートから浮かせてあり。壁全体が太鼓状態で、更に低い周波数で共鳴していました。
低音域過多は明らかに壁振動です、しかし壁に耳を近付けても低音が出ているように聞こえるわけではありません、耳で聞く限りでは低音はスピーカーだけから出ているように聞こえます。しかし壁全体が仮想ウーファーですから、部屋全体ではスピーカーの音圧を上回る低音を出しています。
げんこつで壁を叩いて、コツンと鳴る壁ならOKですが、ドワ〜ン、ドスンなどの音の時は再生音への影響が大きいと思わなくてはなりません。
壁振動は分割振動ですから位相はめちゃくちゃで、スピーカーからの直接音の後に続く低音の余韻は、逆位相成分を大量に含んでいます。経験の積み重ねで直接音と振動音を分離して聴く事ができるようになりますが、逆位相成分も含めてスピーカーの音と思い込んでしまうケースもあるのでご注意ください。
この逆位相感は、okutakaさんのケースと同じものだと思います。
地下室で外壁はRC(コンクリート)壁ですから、プラスターボード(石膏ボード)の壁を撤去するだけで壁鳴りは解決しますし、わざわざ内壁を作る必要もない位(RCのままで残響時間の調整が可能)ですが、美しく内装された部屋の壁の撤去は、一般に不可能なことです。
次善の策は更に内壁を作ることで、LVパネルが最も安価な手段であると思います。
http://www.salogic.com/home.files/room-tuning/room-tun.htm
を参照してください。
Yさんの好みも伺いながらLVパネルで調整した結果、4セット〜6セットのLV1500〜LV1200が必要と判断しました、4セットでかなり改善されるため、後日4セットを納品させていただくことにしました。使い慣れた時点で必要性があれば2セット追加する予定です。Yさんの了解が得られれば、HP本文で、写真入で経過をご報告しようと思っています。
オーディオ専用ルームの場合、パネル高は1200〜1300位がベストのことが多いのですが、シアターのフロントスピーカーの後ろに置くときには、LV1500がマッチするケースが多いであろうことが、今回のチューニングで判明しました。
プロジェクターがバーコの天井取り付け型で、床から50cmくらいの位置以上にスクリーンが設置されているため、LV1200では台詞の定位がスクリーン下部に下りてしまいます。パネルの背を高くすると、センタースピーカーが下にあっても、台詞の定位が上がります。
> パネルを用いて、斜めにセットすることで別の部屋を作り出せると書いてあったのですが、詳しく教えて下さい
■ 石井式リスニングルームの設計シミュレーションは、部屋の構造が6面の立方体のときの定材波を解析したものです。6面の平行壁で構成されているから部屋の各辺の整数分の1のところに低音がない部分が生じることを実験で証明したものです。
LVパネルは一枚で10kg以上の重量があります、LVパネルで斜めに囲った空間の定在波のモードは、下地の平行壁のモードとは別のものになります、たくさん設置すれば別の部屋を作ったのと同じ効果になりますし、LVパネルの後ろの壁振動は十分小さくなります。
http://www.salogic.com/home.files/t/t-mas.htm
のお客様レポートをご参照下さい。
ただしLVパネルは1部屋の想定設置枚数を3セットと仮定して設計しており、6セット以上設置する場合はリブの形状を変更しなければなりません。
Yさん(東京都内)のケースのように、弊社近郊であればパネルの設置をご検討下さっているお客様宅にデモパネルを持参し、必要枚数を決定するサービスを実施させて頂いていますが、遠方のお客様もお問い合わせ頂ければ、同様のサービスをご利用頂けるようにいたします。ご購入後でも同様です。
変形リブのパネルはオーディオルームの現状を拝見しないと決まりません。
かなり長くなりましたので、一旦アップいたします。ご質問頂ければ更に追加いたします。
テストケースとして、遠方のお客様にもルームチューニング・サービスをご利用頂けるようにいたしました。
このBBSにお悩みを投稿していただき、FW&LVパネルで制御できる範囲であることを確認させていただいた上で、ご希望により調整に伺わせていただきます。
弊社の都合で申し訳ないのですが、当面2ヶ月に1件程度が時間的な限度で、日帰りです。空港から2時間以内が限界と思います。費用は交通費とパネル等の送料です。2ヶ月程度前に予約すると片道約10,000円のエアーチケットが入手できます。
先日から縦方向にSPを設置すると逆相感が出ます、色々と試した結果左右の壁が太鼓状に鳴っている様です私の部屋も90cmおきに桟が下地より浮かしてあり約20cmの空間にわグラスウールが抽入してあります、この壁面が源因とおもわれます天井も同じ構造です、現在は横長にSPをセッティングしています、不思議と壁の影響を受けにくいのか逆相感は出ません、又パネルを色んな位置に置いても、音色は多少変わりましたが嫌な音はしませんでした。先日私のオーディオ仲間の家に遊びに行き、彼曰く新しいSPの試聴に来ないかということでBW802を聞いたのですが、現在のSPが此れほど解像同にすぐれているのには驚きました、私のイメージでは中音域が薄くBGM的な音かなと思ったのですが
> Yさんの好みも伺いながらLVパネルで調整した結果、4セット〜6セットのLV1500〜LV1200が必要と判断しました、4セットでかなり改善されるため、後日4セットを納品させていただくことにしました。使い慣れた時点で必要性があれば2セット追加する予定です。Yさんの了解が得られれば、HP本文で、写真入で経過をご報告しようと思っています。
■ Yさんから、「他の方の参考になるのであれば、お使いください」とのメールを頂きました。ありがとうございます。
ゴウドです。
広島に遠征していただくのは難しいでしょうか?
ちょっとルームチューンで悩んでいます。
> ゴウドです。
> 広島に遠征していただくのは難しいでしょうか?
> ちょっとルームチューンで悩んでいます。
サーロジックの村田です。ルームチューニングに伺う地域に特段の制限はございません。広島OKです。
どのような悩みごとですか?
ルームチューンは、理屈では追い込みが難しいのでは
ないかと考え始めました。
なぜかというと、部屋というものは“変化”するという
ことが最近わかったからです。
以前最高だと思われたルームチューン(山本さんの
アドバイスで完成したのですが・・・)
が部屋の音響の変化で、変ってしまったからです。
地震の後もそうでした。大幅に変化してしまいました。
感覚が養われていない私としては、
どこかにきっかけがないかと、ルームチューンの本を
片っ端から読み込みましたが、これといった解決策は
みつかりません。
感覚、又はデータが、データの計り方が欲しいのです。
非常に難しいのですが、なにかきっかけがあれば
うれしいのですが・・・
村田社長のテクニックが見られれば幸いです。
ご検討いただければ幸いです。
過去の私のレコーディングの体験を申し上げると、余りに神経質過ぎるイコライザー(EQ)による音決めは、LPやCDができあがってその部分を聴くと、たいていEQ不足です。
ルームチューンも同じで、過度に繊細なチューニングは、そのチューニングのときの周りの条件が少しでも変わると無意味なものになってしまいます。決定の最終段階の二者択一のときに、少しオーバー気味の方を採用すると、他の条件が変化しても、そのときのチューンが有効に働きます。
熱心なオーディオファンが陥りがちなルームチューンの失敗は、部屋をデッドにし過ぎてしまうことです(低音域だけはライブなままになっていることが多い)。一般にある程度の家具やソファーと壁紙で、残響時間は既にHi落ち、Lo上がりになります。
チューンの手順は
1.LVパネルのような乱反射性のパネルで、不足している高音の残響音を増やす。(結果、中高音域の残響時間に余裕ができて吸音材が入れられるようになる)
2.吸音材でフラッターに代表される有害な響きを吸収する。
コンサートホールがライブな空間であることでお分かりの通り、普段の生活の場よりライブな空間に包まれたとき、人はリラックスして音楽を楽しむことができるのです。ルームチューンのポイントは、オーディオルームを家庭の中で最もライブでそしてクリアな空間にすることです。
大阪にお住まいの方で、新築中の地下室のオーディオルームの壁を、平行壁を作らないように起伏を付けてコンクリート打ちっぱなしで仕上げた方と明日打ち合わせをするのですが、多少の内装で素晴らしいオーディオルームになると思います。
広島には知り合いが沢山いますので、仕事のついでに伺えると良いのですが、近日中の予定は入っておりません。ご希望があれば伺います。詳細はメールで決めましょう。
デットにしてコントロールすることは
以外にも簡単です。
理屈にしたがって、フラッターが生じないように
デットにするだけです。
ライブ∩デッドでコントロールが可能です。
しかし、今悩んでいるのは、部屋が落ち着くにつれ、
どんどん部屋が落ち着き、ちょうどいい状態で
調整しても、デッドになってしまうということです。
もしかすると、1からやり直したほうが
いいのかもしれませんね。
測定器と実際の感覚がマッチしたら最高ですね!!
ルームチューニング=カーテンという時代が長かったため、”オーディオルームはデッドにするものだ”、という風潮強く残っています。プロの録音スタジオでも1982年までは”スタジオ=デッド”でした。
スタジオがライブになり始めてから20年が経つのに、いまだにデッド信仰があるのは、オーディオ雑誌の弊害でしょうか?
別のスレッドで、コンクリ打ちっぱなしの20畳のオーディオルームについて触れましたが、完成に近付いたころ、私も出向いて調整をすることになっています。最初に吸音材ありきを否定して作るオーディオルームが一番良い音楽を奏でてくれます。
自然な残響の、エネルギーバランスを崩さないように耳で確認しながら時間を詰める(短くする)作業ですから、測定機は不用です。
ゴウドさんの場合、最初に天井の吸音材ありきでしたから、完璧なチューニングを指向すると、デッドになってしまうのは仕方ないことです。
一度吸音材を全部外した状態とし、不具合(振動、フラッター)を少量の吸音材や反射材で退治すれば、ほぼその状態がその部屋の基本的素性です。
この状態で会話の声の”サ行(さ、し、す、せ、そ)”が少し目立ち過ぎると思うくらいに反射材を配置して耳を慣らし(数日聴き込む)をし、その後好みの音色になるように吸音、反射のバランスをとると、きっと成功します。
なれると耳慣らしの期間無しでもバランス調整ができるようになりますし、他人の耳の好みを加味したバランスも取れるようになります。
耳で決めたフラットと測定機のフラットが一致するためには、それを成立させるための条件を整える必要があります。上手く文章化できるかどうか、考えて見ます。 --- 続く--- 。
現在の状況は、スピーカー周辺が超デッド。
部屋の中央部はちょうどいい響きなのですが、
フラッターがひどい。リスニングポイントは、
これも響きはちょうどいいが、フラッターが・・・
8月は、スピーカーを調整に出しますので、
音を出さずにルームチューンを調整してゆきます。
しかし、やっぱりデータが欲しいなぁ〜。
周波数特性を計る簡易的な測定器が売っていますが、
あれで調整できるんでしょうか?
スペシャルオファー?のFWstain1300(試作品) を2セット購入し、使い始めましたので簡単にレポートさせていただきます。
現在の環境は、
壁際にリアプロTV他AV系の機器を配置し
そこから70cm程度前に出してスピーカーを置く
変則的なセッティングとなっています。
以前は、スピーカーの間にTVを置いた状態で
あれこれやったのですが、なかなか満足の行く状況にならず、結局、完全に前に出してしまうやり方にしています。
だいぶよくなったとは思っているのですが、いかんせん、まちまちの機械が後方に並んでいるのは精神的によくないので今回の導入となりました。
スピーカーの間隔が1.5m程度なので、並べ方にもよりますが2セット設置すれば間隔は70cm程度になります。
それでも、テレビを見る場合は画面が見えるようパネルの位置を変える必要があります。
そんなわけで、標準は3セットということですが、3つ並べるほど幅が広くないし、動かすのも大変ということで
とりあえず2セットからのスタートとしました。
両スピーカー後方にとりあえずセットして視聴をしました。
第一印象として、月並みですが楽器の音がきれいになりました。
いままで聞いた音には、何かいろいろな夾雑物がまとわりついていたのだということを思い知らされたといったらいいのでしょうか。
楽器って本来こういう鳴り方するよねという方向に改善されています。
弦をこする、はじくといった音が立ち上がる瞬間のあり様がストレートに伝わってくるようになったような気がします。
また、低音の迫力が格段に向上しました。
ピアノの左手が刻むリズムではこれまで気がつかなかったニュアンスが浮かび上がってきます。
ライブ録音のアンプを通したベースは特に重量感が増したようです。
これは、今までの設置に比べ、壁が近くなったのと同じことによるとは思いますが、想定していた以上の変化でした。
小型スピーカーということで、低音を多少犠牲にしても
壁から離して音場重視といわれる方法をいろいろ試してきたのですが、音場感が損なわれること無く、低音のエネルギーが増大してくれました。
ソースによっては、低音がききすぎのものも在るので、もう少しコントロールの余地はありそうです。
音場という点では、特に縦方向への広がりに効きました。
全体として、変化の質感が、電源周りの変更、ケーブルの変更、ラックの変更などとは全く異なる類のものでありました。
(もちろん、どちらがどうということではありません)
ご心配いただいた中抜けの現象は今のところ感じておりません。定位はよりクリアになっています。
今後、ベストの位置を探してあれこれするうちにまた問題が生じることもあると思いますので、その際は改めて相談させていただきます。
それから、2枚の間の対策として
>センターに20mm程度の■棒か●棒を置くとバランスが
>とれます。お験し下さい。
というアドバイスをいただいておりますが、
具体的にどういうことをするのかがよく分かりません。
�@太さ20mm×長さ1300mmの棒を何本か
センターの壁に立てかけて置く。
�A長さ20mm程度の棒を何本かセンターの床に置く
ということかなと想像しておりますがどうでしょうか。
今のままである程度詰めたら、次のステップとして試してみたいので、教えていただけないでしょうか。
よろしくお願いいたします。
例えば、スピーカーのバッフル面と平行なセンターに、TVのブラウン管があると、演奏のステージが前に押し出され、掴み所のない平面的な演奏になることが多いようです。TVを後退させる、タペストリーなどを被せる、などで改善されます。
レコーディングの最終段階のリミックスでは、楽器の佇まいを感じながら整えるバランスと、音圧だけが頼りのバランスとでは、おのずから完成度に差がでます。
楽器それぞれの佇まいが見えればこそ、それぞれの楽器に、その佇まいを際立たせるベストのエコー処理ができるのであり、見方を変えれば、佇まいが見えるモニタースピーカーによって、スタジオの適度な響きもいっしょに集音された楽器の音であれは、人工的なエコー処理無しのままリミックスが可能となります。佇まいの再現は、録音側&再生側ともに最重要課題と言えます。
ステレオスピーカーによる佇まいの再現は、「位相特性・指向特性」の最適化が支配する領域で、従来のオーディオが血道を上げて追求した周波数特性や歪み率特性の改善では決し解決し得ないファジーな部分なのです。
最も簡単に見かけ上(聴感上)の指向特性を改善するには、ボーカルが定位する左右のスピーカーのセンター位置に、スピーカーの背丈程度の釣り竿の太さくらいの●棒または■棒を一本垂直に立てることです。
細い棒による高音域の反射音が中心に生成されることにより、スピーカー自身の内側向きの指向特性が改善されたように聴覚が錯覚します。大方のケースでボーカルの定位が改善されます。その棒を前から後方向に移動すると、反射音の時間を遅らせたことに相当し、楽器とボーカルの前後関係もある程度調整することができます。
私がレコーディングエンジニアをしていたとき、殆どすべてのスタジオにニアフィールド・モニターとして設置されていたYamaha-10Mの、音の改善(位相特性が気に入らなかった)に使っていた手法です。
複数のロッドで構成された釣り竿をバラし「細いもの〜太いもの」へと交換することで、反射音の中心周波数が変更でき、音色もコントロールできます。
jacoさんのケースでは、スピーカーの間隔が狭いため、中ヌケ現象が出ていないようですが、一度お試しください。TVの画面がSPKより低ければ、TVの上方だけに反射棒を置くだけでも効果が確認できると思います。
FW&LVパネルでは、この縦棒による音場調整効果(幅の違う縦棒による複数の中心周波数の反射音、高さの違いによる側面からの反射音)と、背面のパネルの振動による低音エネルギーの熱変換効果を利用しています。内部にぎっしり詰め込んだ粗毛フェルトが板振動によるミッドバスの再放射を阻止し、ライブ感を損なわないまま残響時間を平坦化して最適な音場を作り出します。
背面の松パネルの比重をコントロールすることで低音域の共鳴周波数を制御できるので、別項でご紹介した全面RCのオーディオルームの残響時間のコントロールには、普通のFWパネルと、背面の松パネルにステンレスリブを多数配置したnewFWstainパネルを使用します。データが集まり次第newFWstainパネルも製品化致します。
別のスレッドで扱いますが、センター用の逆蝶番型のLV1300から蝶番を取り除き、センターに多少の隙間を持たせて配置すると、部屋の壁構造にもよりますが、ボーカルの佇まいに、より奥行き感が出る可能性があることが最近の試聴テストで判明しています。
壁とかの鳴きを止めるためにLVパネルで対応しています、床が結構鳴きます土間で無い為に多くの桟で床を支えていますが土間から床まで約40cm程あり結構響いています、音楽を聴いている最中にかがとで床を蹴ると逆相の音に聞こえます、SPの前にムートンなどひくと高音域が薄くなり篭った音になり圧迫感がでます、後ろ横側の壁の鳴きはLVパネルで止められますが、床に関してはどの様に対処すればいいのでしようか、SPは直接床には置いてはいませんブロックで浮かせてありますオーディオラックの位置が少しずれると音が篭る様なのですが此れも床の上手く桟に掛かって居るか居ないかで音が変わっているとおもいますが桟と桟の間にラック等があれば振動し易く音に関係して音を濁していると思われます、床の振動対策を何か教えて下さい。
> SPの前にムートンなどひくと高音域が薄くなり篭った音になり圧迫感がでます.
■ 位相ずれに敏感な方は、日常的でない周波数特性の音に遭遇しただけで、耳を圧迫されるような逆位相感を感じるようです。例えば1620kHz(だったと思う)のAM放送に入る高速道路の渋滞情報。
反射音や残響音の特定の周波数帯域にディップがあったり、大きな反射面と大きな吸音面の接面(正面が板壁で、左右がカーテンのとき、正面左右のコーナー)でも聴覚が圧迫されます。
しかし部屋の残響時間の周波数特性がほぼフラットで必要十分な長さであれば、ムートン一枚程度では逆位相感は出ないはずで、適切な位置に(�@フラッターポイント、�Aセンターにサブウーファーがあり、キャビネット位置に音像ができてしまう)配置するのであればマイナスの効果よりプラスの効果の方が勝ると思います。
ムートン一枚で高音域が薄くなったと感じるのであれば、部屋トータルの残響音の周波数バランスが、LV1200パネル3セットの補正ではでは不充分なのだと思います。
フラッターエコーが発生しないように注意しながら、部屋の中にある吸音材を減らすか、LV1500のような背の高い、低音吸収、高音拡散のパネルを追加したら良いと思います。
> 床の振動対策を何か教えて下さい
■ 根本的な対策は床下に突っ張り柱を入れることです。対症療法なら二つあります。
�@ 床に24〜30mmのランバーコアまたは、30mmのMDFを敷き詰め、邪魔にならないところに石や金属の重石を置き、床振動を減らす。MDFは30mm以上になると音が締まります。
�A 中高音の一次反射音をリスナーに返すLVやFWパネルを追加し、残響エネルギーの中高音域の密度を高くし、相対的に床鳴りや壁鳴りの影響を感じにくくする。
�@、�Aを併用してもかまいません。
アンプの電源を入れた直後は特にもやもやした低音で逆相ぽく感じます、電源を入れて6時間程経つとなぜか逆相感が薄れます、耳が慣れた気のせいなのでしょうか、又spの振りはどんな関係なのでしょか、振る角度で逆相感が強く感じる時もあります、何故か日によって違う様に思うのですが。
> アンプの電源を入れた直後は特にもやもやした低音で逆相ぽく感じます。
■ 普段生活している部屋に比べオーディオルームがデッドであると、例えアンプの電源が以前からONになっていたとしても、音楽の聴き始めは逆位相感を伴うものです。特に均質な吸音材で特定の周波数が抜けてしまうような場合、逆位相感が顕著になります。
吸音するには色々な材用をミックスして使うのが正しい方法です。カーテンを均一に敷き詰めるのはぜひ止めてください。フラッターエコーの処理のためにカーテンが吊られるのは致し方ないのですが、高音域をランダムに反射するものを追加して、部屋の中の残響エネルギーの音域バランスを整えてください。逆位相を感じる時間が短くなると思います。
音をピックアップする人間の耳は、空気振動を電気信号に変換する機械であり、感性の領域の音楽信号として感知するのは脳の役目なのです。脳が予測していないエネルギーバランスは感覚量に直すと違和感=位相歪みと同じ認識になるのだと思われます
> 耳が慣れた気のせいなのでしょうか
■ 私がレコーディングエンジニアを職業にしていたときのことですが、仕事の終了時間が不規則なため、車でスタジオに通っていました。レコーディング前の車の運転をしているとき、ある程度の音量(アマチュアの感覚では相当の音量)で音楽を聴きながらスタジオに入いると、いきなりモニタースピーカーの音を聴いたとき、楽器の音は分離して聴こえます、しかし耳(脳)慣らしをせずにスタジオに入ると、暫くの間仕事になりません。耳を慣らすのではなく、脳を慣らすと言ったら良いでしょうか。
> 振る角度で逆相感が強く感じる時もあります、何故か日によって違う様に思うのですが
■ ルームチューニング、機器、ケーブルのバランスが良すぎるとき、言い方を換えると、一般にルームチューニングの可能性が大きいのですが、音を悪くする原因の元を断たずに、他の物による打消し効果で音作りをしたとき、その日の気分によりバランスや逆位相感が変動します。
okutakaさんの事例では、壁や床がかなり鳴るようですから、中高音のランダム反射を更に増やして低・中・高音域のエネルギーバランスを整えると感覚的な音が安定すると思われます。以下他のスレッドからの転載です。
「 超低音領域の振動ですから既設の場合振動を制御する手立てはありません。中〜高音域の反射音を増やすことで等価的に低音域の解像度と定位を改善する方法が効果を顕わします。
中高音を反射させる目的で面の大きな反射物を置くとミッドバスがだぶつくので、面が独立した小さな反射物の集合体が最適です。
凸凹があっても凸凹が連続した平面に配置された場合、波長の長い低音には平面として動作してしまうため、LVやFWパネルのような不連続な溝が必要です。
パネル自身が振動してミッドバスの輻射音を再放射するものも避けなくてはなりません。」
パネルをSPの後ろ側に3セット設置ある程度角度を持たして、パネルと後ろ側の壁の距離は殆ど無いspとパネルも着接している状態でSPからリスニング、ポイント迄約1,9mSPの幅中芯より1,9m部屋の横置きこの場合でもSPの角度で酷く逆相感が出ますspの角度を調整して逆相感のない位置ですと高音域が強く感じ低域などの躍動感が薄れます、まだ逆相感が少し残る位置が躍動感はあるのですが聞くソフトが限られます、縦方向にspを設置すると逆相感の出ない位置はピンポイントでミリ単位少しでもspの角度がずれるとダメみたいです、仮想パネルを使い(自家製)試してはいるのですが、縦の位置にspを設置する方が逆相感が強く横側が弱い様です。
先週、オーディオルーム一つとオーディオがメインのホームシアター一つの計二つのリスニングルームを拝見してまいりました。二つとも専用ルームとして設計されたもので、壁面はプラスターボードとコンパネのサンドイッチ構造(12mmプラスター2枚と12mmのコンパネ一枚と思われる)で、指の関節で叩くとコツコツと音のする個人宅のリスニングルームとしては最上級の作りの部屋です。
オーディオベーシックVol-23のSound Peopleでお世話になった小菅さんと二人でお尋ねして(SW1600AとLV1200の搬入を手伝っていただいた)、夜分にそのサウンドを堪能させていただき、その興奮が収まる間もなく早朝から山に行き(北アルプスの3000m級の展覧山・燕山に登る計画であったが、梅雨空の具合を考慮して上高地の散策に変更)時差ぼけのような状態で一昨日の
SP JBL S9500 + TS208
PW FM711
PRE ML No,32L
CDT P0s
DAC ワディア 27iX
の音を思い出しながらこの文章を書いています、が、また長い文章になりそうなので、もう一眠りしてから続きを書くことにします。きっとokutakaさんの参考になる部分があると思います。
最上級の作りの部屋ですが、それでも肘で突くと低い周波数でドスンという音がします。
エレクトリック・ベースの4弦の開放のE1の音は約41Hzです。壁や床が丈夫に作られており、壁が共鳴して振動する周波数が41Hzより低いとき、(ベースの配置はセンターが多いため)ベースはセンターに定位します。
一般にプロの録音スタジオも含め、しっかりした作りのリスニングルームでも、ベースのフレーズがこのE1に近付くと、ベースの音像が拡がることが多いようです。そしてそのポイント(周波数)もはっきり分かることが多いようです。
プラスターボード一枚に壁紙のような普通の部屋の内装では、振動を始める周波数が150Hzより上で、男性ボーカルの音域でも壁が振動します。音が出れば常に壁が振動する状況ですから、ベースが拡がるポイントは明確になりません。
壁振動は分割振動で、スピーカーのように逆起電力による制動もありません。秩序ない逆位相成分を多く含む低音が部屋中に拡がり、音楽から緊張感が失われます。オーディオ的な表現ではブーミーな音になります。
スピーカーやアンプが悪いものと勘違いしてしまう方が多い、注意が必要な音場です。
昨日東京オペラシティホール
http://www.operacity.jp/concert/
http://www.awda.jp/09_opera_city.htm
http://www.operacity.jp/guide/ch.html
の付属施設、東京オペラシティリサイタルホール
http://www.operacity.jp/guide/rh.html
で山本晶子さんのパーカッションリサイタル
http://members.jcom.home.ne.jp/akko-perc/info.html
を聴いてきました。国立音大の学生の方々を含む沢山のお客様で満席のコンサートでした。
オーディオルームが話題のページに唐突のようですが、オーディオルームの内装の参考になる作りであったので、取り上げることにしました。
■ ここで一旦、部屋の壁面と再生音の関係を整理しておきましょう。
・ プラスターボード一枚に壁紙のような普通の居間の内装では、男性ボーカルの低音域のような、ミッドバスでも壁が振動します。桟の入り方で変わりますが150〜200Hzの最も共振してほしくない周波数で共振します。その輻射音のためにピンぼけの写真のような奥行き感の乏しい中高音になりがちで、低音域は逆位相感を伴います。---> インシュレーターで床振動を止めると音ヌケが良くなるように、それより高い音域で振動している壁を止めると、音の透明感と躍動感が出てきます。
既設壁の振動を止める具体的な方法は、
�@.壁板を増し張りして、コンパネ2枚プラスター1枚の3層以上とする。(あまり実行したくないですね)
�A.本の詰まった扉の無い本棚を沢山入れる。(実行可能でローコストで、且つ効果的な方法です)
�B.LVまたはFWパネルをスピーカー周りに置く。(コストはかかりますが、効果は実証済みです)
・ プラスターボードとコンパネの3層サンドイッチ構造(12mmプラスター2枚と12mmのコンパネ一枚)で、指の関節で叩くとコツコツと音のする壁面でも、エレクトリック・ベースの4弦の開放の音(41Hz)に近付くと、ベースの音像が拡がる。---> 計36mmの壁でも重量と強度が不足することの証明です。もう少し下がって欲しい40〜50Hz付近で共振します。桟の間隔を狭めるか、板の貼り合わせ枚数を4〜5枚にすれば下がります。
新築や大改装であれば、下地の間柱の間隔は狭くそして太く且つ180cmの約数の間隔を避け、パネルの重ね枚数を1〜2枚増やし、重量を増すと共振周波数を下げることができます。
既設壁の振動を止める具体的な方法は、
超低音領域の振動ですから既設の場合振動を制御する手立てはありません。中〜高音域の反射音を増やすことで等価的に低音域の解像度と定位を改善する方法が効果を顕わします。中高音を反射させる目的で面の大きな反射物を置くとミッドバスがだぶつくので、面が独立した小さな反射物の集合体が最適です。凸凹があっても凸凹が連続面の場合、波長の長い低音には平面として動作してしまうため、LVやFWパネルのような不連続な溝が必要です。パネル自身が振動してミッドバスの輻射音を再放射するものも避けなくてはなりません。LVまたはFWパネルをお使い頂くのが最もローコストな方法だと思います。
■ 東京オペラシティリサイタルホール
もう1度リサイタルホールの写真を良く見てください。
http://www.operacity.jp/guide/rh.html
グレーの柱はコンクリートでその間の壁面は高さ90幅150cm位の無垢板の(合板ではないように見える、または木ではない可能性もある)パネルが横向きに、横に2枚、縦に4枚で構成されています。パネルのサイズは一般に90cm×180cmですが、わざわざ90×150cmに切断して使っています。横と縦の寸法比が1:2だと同じ周波数またはその倍音で共鳴するため、それを避けるためと思われます。
オーディオルームの壁材も材料が無駄になりますが同様の配慮が必要です。パネルを固定する桟の幅を変えて同じような効果を狙えば材料は無駄にはなりません。また職人は面倒でいやがりますが、切り落とした端材もミックスして貼り込めば共振周波数が分散します。
もう一つすごい裏技が隠されていました。
http://www.salogic.com/home.files/exclusive/exclusive-data.htm
の後半の<超低音のイリュージョン>より
残響時間の周波数特性が管理されているコンサートホールでも、超低音域の残響時間は一般に長くなっています。というより、長くなっているコンサートホールが聴覚と視覚と体感のバランスが良く、揺ったりと音楽が楽しめるコンサートホールなのです。
残響音の周波数レンジが広い石作りのコンサートホールの方が、木質のコンサートホールより音楽のイリュージョンに浸れる要素が多いようだ、と感じておられる方も多いと思います。
残響音の超低音の成分が音のイリュージョンを醸し出す作用をするのです。
ヨーロッパにある中世の教会の大礼拝堂で感じる、幾十にも重なった超低音の揺らぎのような佇まいに触れたとき、それよりも小さなコンサートホールやライブハウスでも同じ現象が起こっていることが認識できるようになります。
ピュアオーディオのピュア過ぎる低音に疑問を感じるようになるのです。
自然環境で500Hz以下の逆位相成分を体験することは極めて少ない
http://www.salogic.com/home.files/solution/ear.htm
ので、ミッドバスの逆位相成分は聴覚に決定的な不快感を与えます。しかし大空間の超低音だけは例外で、幾十にも重なった超低音の位相干渉がコンサートホールやライブハウスの臨場感や緊張感を醸し出しているのです。
コンサートホールのロビーから扉を開けてコンサート会場に入ったときのドキドキするような感覚は、超低音の重なりと干渉が作り出すイリュージョンなのです。
<以上HP本文の「SX-DW7 vs SPD-P1ドライブSX-DW7」より抜粋>
286席の東京オペラシティーリサイタルホールは286席の小ホールですが、設計手法で上記イリュージョンを作り出そうとし、そこそこ成功しているのです。
ホールの壁面を肘で突いてみると、低音の可聴限界周波数付近で振動するように作られていることが分かります。
山本晶子さんのリサイタルは自由席であったため、最初ホールのほぼ中央の席、次に最前列のほぼ真中の席、最後に最後列で立ち見、と3箇所で音を聴きました。
超低音域で壁が鳴るため、最前列では、ドラムスなどの大きな音のパルス性の直接音の後に、少し間を置いて楽器音には無かった超低音の残響音のようなカブリ音が後方左右と後ろから戻ってきます。
中央の席では、普通の残響音と超低音のカブリ音があまり遅れずに直接音を包み込み、一体として楽器の音のように聴こえます。
最後列の立ち見が一番良かったのですが、直接音とカブリの超低音が上手くミックスして、ベースドラムなどは大変鳴りの深い重低音の出る楽器に聴こえました。
最後にアンコールがあり、ガットギターとボーカルの演奏があり、後ろの立ち見で聴きましたが、アタックの弱い楽器やボーカルは最前列付近がスイートスポットのように思いました、壁面がつるつるの平面ですから、反射音が単調で躍動感の乏しい音でした。
大空間で感じる低音のイリュージョンの雰囲気を併せ持った小ホールでした。
■ 超低音の壁振動をリスニング・ルームに応用する ---続く---
もう1度、壁面の作りと低音の出方を整理しておきます。詳細は上のページを読み直してください。
<< プラスターボード1枚に壁紙、或いはベニアの化粧合板 >>
150〜200Hzの音で共鳴します。この帯域は音楽の音域の中で一番大切な部分で、レベルが少し(3dB)高いだけで楽曲全体がブーミーになり、少し低い(-6dB)だけで楽曲の滑らかさ、ゆったり感が無くなります。
この症状の部屋をオーディオシステムだけでチューニングするには、スコーカーのレベルをオーバー目に持ち上げて下さい、Jポップのようなバランスになりがちですが、それなりにまとまります。
ミッドバスの壁振動を止めるには壁板を増し張りするか、低音エネルギーを阻止できる重量の有る遮蔽物が必要で、本の詰まった本棚、或いはFW&LVパネルしか材料が思い当たりません。質量の小さい音響板をいくら取り付けても効果は期待できません。
<< プラスターとベニアの3層貼り >>
オーディオ専用ルームとして設計を依頼すると、ほぼこの壁構造になるようです。下地の作りで大幅に共振周波数が変化するので、パネルを支えるしっかりした柱を入れればその共振点を40Hz以下にすることもできます。
この部屋にSW1600のようなサブウーファーを導入するには前のページに書いた処理が必要です。カット&ペーストしておきます。
「 超低音領域の振動ですから既設の場合振動を制御する手立てはありません。中〜高音域の反射音を増やすことで等価的に低音域の解像度と定位を改善する方法が効果を顕わします。中高音を反射させる目的で面の大きな反射物を置くとミッドバスがだぶつくので、面が独立した小さな反射物の集合体が最適です。凸凹があっても凸凹が連続面の場合、波長の長い低音には平面として動作してしまうため、LVやFWパネルのような不連続な溝が必要です。パネル自身が振動してミッドバスの輻射音を再放射するものも避けなくてはなりません。」
前ページでご紹介した、20畳の部屋に
SP JBL S9500 + TS208
PW FM711
をセットしたホームシアター兼オーディオルームで、シアターのスクリーンが下りてくるため、仮設でLV1200をフロントに配置したのですが、中〜高音域の反射音が増えることで、等価的に低音域の解像度と定位が改善されることを確認することができました。
フロント壁面の振動で低音が増強されます、その低音の放射に相当する中高音の反射をLV1200で作り出したことで、エネルギーバランスが平らに近付き、もともとの部屋のクォリティーの高さとあいまって、過去に聴いたことのあるJBL-S9500とは一線を隔す再生音でした。
<< 超低音の壁振動をリスニング・ルームに応用する >>
東京オペラシティリサイタルホールの壁振動は20Hz付近と思われます。教会の大礼拝堂の、低音が漂っているかのような揺らぎまでは到達していませんが、その片鱗は見えていました。
リスニングルームに応用するには、プラスターボードとコンパネを5枚合わせにして壁面を作り、そのパネルを支える柱の間隔を、3枚合わせとは逆に広げると、超低音の振動が得られると思います。
最近ホームシアター・ルームの調整に伺う機会がよくあります。、シアターとオーディオが共存する部屋に、共通の欠点があることを確認しました。オーディオ再生のときに必ずと言って良いほど、センター定位が希薄になることです。
スクリーンでスピーカーの間隔が広くなることも要因の一つですが、スクリーンが中高音の吸音材として働いてしまい、中ヌケになる可能性が高いのです。
スクリーンの後ろに中高音の反射材を置くことがその解決策で、FWパネル挿入できれば良いのですが一般に隙間が足りません、例えばスクリーンの後ろのセンターに太めの金属の鎖を天井から下げるだけでセンターの定位がしっかりします。これで中ヌケが解消します。更に左右に2〜4本下げてバランスをとると、正面全体が改善されます。
この方法は先日調整に伺ったシアターのオーナーが、LVパネルの効果にヒントを得て考案したもので、かなりの効果が期待できます。お験し下さい。
SX-DW7の周波数特性にP1kitをあわせせていただいたSasakiです。main speekerは三菱DS-3000を使用しています。このspeeker systemはbaffleの同一面上にunit 4個(dome tweeter, dome mid-high, cone mid-low, cone woofer) 取り付けているため音源がbaffle面からばらばらの位置にありました。Ring状のadapterでcone型speeker unitの位置を前方に出しました。これで随分と音の解像度、定位が改善されました。現在は元のdome型tweeterをRaven ribbon tweeter R1に換えています。R1の高音限界は35kHzですがnet workからの雑音で10kHz以上は出ていないと感じ、ALMのhigh pass filter HP-105にpioneerのPT-R9を追加しています。さてsubwooferですが、最初Audio Pro B1.35を追加しました。設置はB1.35の上にDS-300を積み重ねです。甘美な音が加わりましたが低音は増強されない感じがしたので、Pioneer S-W8(30cm coneが下向きに、passive raditorが前面に付く)に変更しました。音と無関係にdrone coneがゆさゆさと動くのが私の性格に合いませんでした。Victorよりservo付きSX-DW7が発売されたので飛びつきました。SX-DW7の上にmain speekerを載せ設置しました。なんと今までの低音(多分40Hz以下)は気の抜けたbeerの様な、腹がへった時に人の声の様な低音になりました。SX-DW7を前方に引き出すと良い音がするのですが、使い勝手がわるいのでSX-DW7の上にDS-3000を重ねて聞いていました。 そこでSALogicにP1kitの特性あわせをお願いしました。P1kit経由SX-DW7の音は全く別のspeekerに生まれ変わりDS-3000以外の音はしません。しかしです、pianoの低音(C, 16.35Hz)まできちっと聞こえ、Live物は録音現場に居る雰囲気で聞こえます。嬉しくなり、DS-3000のgrille幅に合わせたSX-DW7のgrilleを自作し同一のjergey netを貼りました。LinnのKomri風のspeeker system に仕上がりました。X-DW7にはP1kitは必須のitemと思います。どうも有り難うございました。
Sasaki様、SALogicの村田です。「SX-DW7+P1kit」の音がお気に召して大変うれしく思います。
SX−DW7を2ヶ月近く借用し、測定と試聴を何度か繰り返して決定した専用データですが、測定結果から予想される発音のタイミングと、耳で感じるタイミングが一致せずに、かなりてこずった組み合わせです。
http://www.salogic.com/home.files/exclusive/exclusive-data.htm
SX−DW7のオリジナルの周波数特性が非常に良かったため、超低音域の周波数特性の改善は極僅かで、その改善効果は、ヨーロッパの大礼拝堂やヨーロッパのコンサートホールの音場を体験している方の耳でないと気が付かないのではないか、オーディオルームの特性が良くないと気が付かないのではないか、と思うほどでした。
しかしこの変化に気付いてしまうと、無くてはならにものになるはずです。サブウーファーをOffにすると楽器の表情の1/3くらいが消滅したかのようだと、メールを下さったかたもありました。BBSへの投稿を、期待と不安をもってお待ちしておりました。
先日ピアノの響板を布で煽たり、側面側の壁の振動を無くす為パネル等を用いたりしましたが効果はありませんでした、そんな折り在る雑誌の記事に部屋を横長に使う方法が記されていました以前ALTEC-A5を使用していた折一度試したことが有ったのですがあまり良い結果は得られ無かったのですが,今回はパネルを使い試した処凄く良い結果が得られました、逆相感など全く無く其れよりまして奥行感が表現され音楽が横一列にならず円く立体的に奏でる、正しくナマそのものです、SPから僅か2m弱のリスニングポジションで実に不思議です全くSPの存在は消えていますパネルの中心から円く音が広がりを見せています、因みに直ぐ後ろは壁なのですが凸凹の石のパネルをブラ下げていますSP側もFW1200のパネルの上に凸凹の石のパネルをブラ下げています、不思議なもので音が落ち着くのですFW1200のパネルだけだと高音域がキラ美やか過ぎますが凸凹の石のパネルを前と後ろにブラ下げると音に心地良い艶が出てきますまるで広いコンサ-トホ-ルで聞ける倍音の艶のある空気感です、石のパネルだけだとこの音はでませんFW1200との愛称が私の部屋では良かったのでしょう。横長にセッティングが定在波対策に効果的でした、縦長にSPを設置していると逆相感に悩まされていましたが天井が縦長に対して0.7倍以下の場合横長にSPを設置するのが定説である事がプラスタ-ボ-ドの壁の場合特に重要で有る事が分かりました、横長にSPを設置する事で左右の壁の距離が違うため定位が狂いやすいのですがFW1200をSPのうしろにセットする事により左右の壁の距離感材質等あまり気を使わ無くてすむ。何かアドバイスがあればお願いします。
■ 何はともあれ一安心ですね。スピーカーを長手方向に置くと成功率が高いことは、石井式リスニングルーム研究
http://www.salogic.com/home.files/solution/isisiki.htm
に詳細に述べられています。技術系の方でないと読みこなせない難しい部分もありますが、結論は簡単明瞭で、結論だけ借用すれば成功すると思います。
■ LVパネルはパネル1セットの重量が25kgあります。パネルを斜めに設置することで、音響的に別の形状の部屋を、部屋の中に作ることもできます。長方形の部屋でも、石井理論に当てはまらない音響特性が実現できますから、短辺側にスピーカーを置いてもかまいません。左右の壁からスピーカーの後ろに、囲い込むような設置が良い結果を生むようです。
逸品館が推薦しているチューニングテクニックも参考になると思います。
http://www.soundweb-asia.com/ab_f006.htm
http://www.soundweb-asia.com/DM2001_WINTER/PDF/02.pdf
以上、部屋の不具合に悩まされている方には必見のホームページです。
■ LV&FWパネルをご利用頂く上で、下記の注意点があります。
小規模なリスニングルームでLVパネルをお使い頂く場合、設置枚数の上限は5セットです(フロント3セット、リア2セット)。それ以上の枚数を使う場合はリブ(表面の桟木)の幅を広いものに変える必要があります。
同じ形式のパネルを沢山並べると、同じ周波数帯域が強調されるからで、okutakaさんの場合はリスニングポイントがスピーカーに近い(パネルにも近い)ためパネルの個性が強く出たものです。きっと8kHz付近の無声音の帯域と思います。
■ 実は今日、同じようなお問い合わせを電話でいただきました。6セットの旧LV1200パネルを設置しているとのことでしたので、リブの幅を広げるために、リブを一部外して(初期のころのLVパネルはリブが木ネジだけで止まっている)、隣のリブに接するように取り付け直すと拡散帯域が広がるとお伝えしました(リブの幅が広くなり拡散帯域の周波数が低くなる)。
okutakaさんのケースでは、LV1200のリブ幅より広い幅(と思う)の凸凹の石のパネルを取り付けたことで、パネルが強調している周波数より低い音域が拡散され、残響時間のバランスがフラットに近付いたものと思われます。
「残響時間の周波数特性をフラットに近付ければ、残響時間の長・短に関わらずそれなりに音楽が楽しめる」というポイントさえ忘れないようにすれば、部屋のチューニングは必ず成功します。
"DuoBasso"に搭載予定のスピーカーユニットのチェックを行いました。18inch(46cm)の口径で、サブウーファー専用に設計されたユニットです。
Diameter : 18inch(46cm)
Sensitivity : 98dB/1watt,1m
Power Handling : 700Watt continual
Peak to Peak Excursion : 2inch(50mm)
700Wの連続入力に耐え、最大振幅50mmの46cmユニットです。凄いスペックです。
密閉箱に入れ、SW1600Aの制御データーをSPD−P4(プロセッサ)にセットし、周波数特性と時間特性を補正して試聴しました。
???低音(10〜20Hz)が全然出ない???・・・
スピーカーのスペックからは想像できないつまらない音でした。サブウーファー用のスピーカーユニットの選択で最も重視すべきポイントが「音楽が踊ってくれるかどうか&音楽が楽しくなるかどうか」ですから、完全に失格です。
ローパスの周波数やタイムアライメントを適度に(測定せずに)操作したのですが、改善の様子はありません。がっかりです。
暫く時間を置き、気を取り直し、W1600Aと比較しながら調整をすることにしました、すると偶然と言って良いでしょう、今度は予想を上回る雄大な低音が出たのです(まだ超は付きません)。20〜30Hzの帯域はSW1600Aを越えたように思いました。大口径ウーファーで何度か経験していますが、音がとても素直で軽やかなのです。最初のチエックで感じた軽薄な押し付けがましい(聞こえ過ぎる)印象とは正反対な音になりました。メインスピーカーと完全に一体化し、サブウーファーの存在が消えたと言って過言ではありません。
口径が大きくなると、DSPによる強制駆動の加速度に耐えきれずにミッドバス帯域に分割振動を起こすユニットが多いのですが、このユニットは合格です。分割振動を起こさない大口径ユニットは、IM歪みの少ない(小口径比で)聴こえない超低音を出してくれます。
■ 1回目と2回目の音の差は、プロセッサー(SPD-P4)のタイムアライメント設定を変えたために生じたもので、一回目がプロセッサーの表示に従った正規のタイムアライメント、2回目が -1.9mの設定です。
今回使用した18inch のユニットは、SW1600に使っている12inch のユニットに比べ、音速に換算して1.9m分、時間に換算すると5.5msec分発音が遅れていることを表しています。(1.9m/344m=0.0055sec=5.5msec)
■ P1kitでは、メインとサブのスピーカーユニットの発音タイミングが同じであると仮定してタイムアライメントのオフセットを決めてあります。このケースのようにメインのウーファー(ALTEC505B(15inch))とサブウーファー(18inch)のように大きな口径差(振動板の質量差)があると補正が必要になることがあります。
しかし1.9mの差が出たのは始めてで、±30cm程度の誤差しか想定しなかったため初回はNGの判定をしてしまいました。ピュアオーディオ用のウーファーをサブウーファーに使用すれば距離の誤差はほぼ無視できます。しかしミッドバスの分割振動が問題になります。
最近、スーパーウーハーの重要性をひしひしと感じております。このスーパーウーハー、期待大ですね。
今回開発したものの製品ラインアップの中でどのような
位置にあるのでしょうか?
> 今回開発したものの製品ラインアップの中でどのような
> 位置にあるのでしょうか?
DuoBassoはスーパーウーファーシリーズの最上位フラグシップモデルです。位相調整をより高度化、より精密化、より自動化するための新しいアイデアによるアルゴリズムを搭載します。
D-Cube2のフラグシップモデルがほぼ仕上がり、HPにUPしましたが、実はDuoBassoのボックスのテストを兼ねています。私自身が惚れ込むことができるスーパーウーファーボックスでDuoBassoをお届したいと考え、やっと探し当てた職人さんによる丹精込めてた作りの最高級のでき映えのものです(困ったことに、箱の内側に部品を取りつけて傷を付けたくないと思ってしまいました)。
D-CubeのDSPでは演算能力が足りないため、DuoBassoでは新しいDSPボードを設計することになります。マン・マシンインターフェースが強化されるので、プログラムの変更と操作パネルだけ作ればデジタルプリアンプ、デジタルチャネルデバイダーが構成できるものです。
> D-CubeのDSPでは演算能力が足りないため、DuoBassoでは新しいDSPボードを設計することになります。マン・マシンインターフェースが強化されるので、プログラムの変更と操作パネルだけ作ればデジタルプリアンプ、デジタルチャネルデバイダーが構成できるものです。
おお、待ってました、その言葉。
このスーパーウーハーとこのDSPにより
低音の増強と、チャンデハが可能と理解しました。
これは、楽しみですね。
また、詳細教えて下さいね。
本日パネルが届き早速セットしました.横3m縦5,5m高さ2mから3m の部屋の低い方にパネル及びspを設置、後ろ側の壁はパネル上のレンガが壁一面張リですが叩くと壁が振動します(壁厚が薄い為)側面はプラスタ−ボ-ド3枚張りにクロスです、床は頑固に作てありますリスニングポジションの後ろ側に約300kgのグランドピアノが置いてある為にフロウリング材は科合板2枚張り。JBL4344mk�Uをレビンソンのアンプで鳴らしていますが低域の膨らみ過ぎわ幾分ましにわなりましたがソフトによってわ逆相感が出ます特にコンガやバスドラのアタック音に頻繁に現れますベ−スとかサックス等はで難くピアノでもアタック音の時に出ますが生の楽器からわ一切逆相感は在りません[ミニコンポラジカセでも駄目で]音量にも関係するのでしようかJBLで大音量で鳴らすと幾分かましな気がしますが。アドバイスをお願します。
以前に電話でお問い合わせを頂いたときにJBL4344の直近では逆相感が少ないと伺っておりますので、部屋の構造が逆位相の音を生成していると思って間違いありません。
可能性のあるものは、
1.定在波
2.壁面の振動
3.ピアノの響板の振動
のうちの一つまたは複合されたものと思います。
原因を探るには一つ一つ順番に振動を止め、その変化の具合から原因を探し当てます。
> ソフトによってわ逆相感が出ます特にコンガやバスドラのアタック音に頻繁に現れます
■ コンガとバスドラは、打楽器類の中でも特にアタックのレベルが高い楽器です。ピークメーターで監視すると20dB位のピークがあります。
人の聴覚は、幅の狭い(時間の短い)鋭いピークは総エネルギー量が少ないため、音圧を低めに認識します、そのためデッドな余韻の無いスタジオで収録された楽曲では、コンガやバスドラのピークが大きくなりがちです。
ライブハウスなど、ライブな空間で収録されたものは、ピークに相当する余韻が付くので総エネルギー量が増え、ピークが低くなります。
デッドな雰囲気で収録された楽曲で、逆位相感が強いのではないですか?
では確認の方法です。
まずピアノの響板の響を止めて、逆位相成分が減るか否か確認してください。下側から毛布などを当てると簡単です。そして結果をお知らせ下さい。